JPH07112920A - 毛髪用化粧料 - Google Patents

毛髪用化粧料

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JPH07112920A
JPH07112920A JP28061093A JP28061093A JPH07112920A JP H07112920 A JPH07112920 A JP H07112920A JP 28061093 A JP28061093 A JP 28061093A JP 28061093 A JP28061093 A JP 28061093A JP H07112920 A JPH07112920 A JP H07112920A
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hair
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Hiroko Nagamatsu
裕子 永松
Akio Maekawa
明男 前川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 毛髪を自然に仕上げ、紫外線による損傷から
保護し、且つその効果が持続する毛髪化粧料を提供す
る。 【構成】 ビニルピロリドンとジアルキルアミノメタク
リレートの共重合体と酸化防止剤を配合をし、毛髪に自
然な仕上がりと紫外線から毛髪を保護する効果に優れた
毛髪用化粧料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪用化粧料、さらに詳
しくは、毛髪を自然に仕上げ、かつ紫外線による毛髪損
傷を防止する効果が持続する毛髪用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紫外線による毛髪の損傷を防
止するために酸化防止剤が用いられていたが、毛髪に酸
化防止剤が残りにくく、その効果が持続しなかった。こ
の問題点を解決すべく、特開平1−211515号公報
では高分子量シリコンと酸化防止剤の組合せが開示され
ており、その持続性が確認されているが、高分子量シリ
コン自体の残留性が強く、洗髪時に容易に落としにくか
ったり、シリコン特有の油ぎった感触が強く、毛髪を自
然に仕上げることができないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来からの酸化防止剤
を配合し、紫外線から毛髪を保護する組成物では毛髪の
紫外線からの保護効果の持続性と毛髪の仕上がり感をと
もに満足させるものはなく、その開発が望まれており、
本発明では持続的に毛髪を紫外線から保護すると共に優
れた仕上がり感を有する毛髪用化粧料を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上のよ
うな問題点を解決すべく鋭意検討し、ビニルピロリドン
とジアルキルアミノアルキルメタクリレートとの共重合
体と酸化防止剤を組合せることで、毛髪を自然に仕上
げ、かつ持続的に紫外線による毛髪の損傷を防止するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】本発明に用いるビニルピロリドンとジアル
キルアミノアルキルメタクリレートとの共重合体は、常
法に従って、ビニルピロリドンとジアルキルアミノアル
キルメタクリレートを共重合することにより製造するこ
とができ、その重合形はランダム共重合、ブロック共重
合などいずれであってもよい。ジアルキルアミノアルキ
ルメタクリレートとしては、その2つのアルキル部の炭
素数1〜4、好ましくは炭素数1〜2のものが挙げられ
る。例えば、ジメチルアミノメチルメタクリレート、ジ
メエチルアミノプロピルメタクリレート、又はジメチル
アミノエチルメタクリレートを用いることできる。ま
た、該共重合体はその分子量が5万以上、好ましくは1
0万以上であることが望ましく、該分子量が5万未満で
は強いセット力が得られず、使用に適さない。該共重合
体は、化粧料全量にもとづいて0.01〜20重量%、
好ましくは0.1〜10重量%で配合する。配合量が
0.01重量%に満たないと、紫外線による毛髪損傷を
防止する効果が持続性せず、20重量%を越えてると毛
髪の仕上がり感が不自然となり好ましくない。
【0006】本発明に用いられる酸化防止剤は、亜硫酸
水素ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナ
トリウム、チオ硫酸ナトリウムのような還元性の無機酸
の塩、α、β、γ、又はδ−トコフェロール等のトコフ
ェロール類、フラボン、ケルセチン、ルチン、ゴシベチ
ン、ケルシトリン等のフラボン誘導体、没食子酸、フェ
ルラ酸、オリザノール等の没食子酸誘導体、ブチルヒド
ロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、アス
コルビン酸、パラメトキシフェノール等であり、好まし
くはジブチルヒドロキシトルエン、亜硫酸水素ナトリウ
ム、無水亜硫酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソー
ル、トコフェロール類であり、更に好ましくはジブチル
ヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ト
コフェロール類である。
【0007】これら酸化防止剤は1種あるいは2種以上
を用いてもよく、化粧料全量に対して0.0001〜
5.0重量%、好ましくは0.01〜1.0重量%配合
できる。酸化防止剤の配合量が0.0001重量%に満
たないと、紫外線による毛髪損傷を防止する効果の持続
性が認められず、5.0重量%を越えて配合してもそれ
以上の効果の持続性の向上が認められなかった。
【0008】本発明の毛髪用化粧品は常法により、所望
の成分と混合、攪拌することにより製造し、乳液、ヘア
ムース、ヘアジェル、ヘアスプレー、シャンプー、ヘア
トリートメントなどの形態とすることができる。他の配
合成分は特に限定するものではなく、アルコール類、中
和剤、pH調整剤、香料等を適宜配合できる。
【0009】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。以下の実施例および比較例にお
いて、[%]はいずれも重量%を意味する。また、言う
までもなく本発明はこれら実施例に限られるものではな
い。表1の実施例および比較例を調製して、以下に示す
方法で毛髪の自然性および紫外線による毛髪の損傷防止
効果を評価した。評価方法を示す。
【0010】(1)毛髪の自然な仕上がり感 専門パネル10名により約3gの試料を毛髪に塗布し、
次の基準で塗布乾燥後のごわつき感、すべり感を評価し
た。 評価基準 ◎:10名全員が、ごわつきがなく、すべり
ありと認めた。 ○:10名中8名が、ごわつきがなく、すべりありと認
めた。 △:10名中4〜7名が、ごわつきがなく、すべりあり
と認めた。 ×:10名中3名以下が、ごわつきがなく、すべりあり
と認めた。
【0011】(2)紫外線からの毛髪損傷防止効果の持
続性 長さ約10cmの毛髪を実施例(および比較例)に5分
間浸漬した後、40℃、1時間乾燥、次いで紫外線(λ
=300μm、E=500cal/cm2)を照射し
た。照射開始1時間後と8時間後に処理した毛髪の2本
を夫々の中点付近で交差し、引張試験機を用いて毛髪両
端に一定荷重(100g)をかけ、毛髪を屈曲させた。
そして電子顕微鏡を用い、その毛髪屈曲部付近の表面状
態を観察し、次に示す基準で評価した。 評価基準 ◎:1時間後、8時間後とも全く損傷を認め
ない。 ○:1時間後に比べて8時間後に僅かに損傷を認める。 △:1時間後に比べて8時間後にやや強い損傷を認め
る。 ×:1時間後に比べて8時間後に強い損傷を認める。
【0012】(3)総合評価 以下の基準により、総合評価した。 評価基準 ◎:上記評価で共に◎ ○:上記評価で共に○以上 △:上記評価でいずれかが△ ×:上記評価でいずれか、あるいは共に×
【0013】
【表1】
【0014】表1に結果を示す。表1から明らかなごと
く、本発明品では毛髪を自然に仕上げ、かつ持続的に紫
外線による毛髪の損傷防止効果が得られるのに対して、
比較例では毛髪を自然に仕上げ、かつ紫外線による毛髪
の損傷防止効果に満足するものは得られなかった。
【0015】 実施例5 ヘアジェル 成分 (%) カルボキシビニルポリマー 0.8 水 適量 トリエタノールアミン 0.8 香料 0.1 ビニルピロリドンとジメチルアミノ 5.0 プロピルメタクリレートとの共重合体 グリセリン 3.0 エデト酸二ナトリウム 0.1 亜硫酸水素ナトリウム 0.05 エタノール 25.0 合計 100.0
【0016】 実施例6 ヘアスプレイ 成分 (%) 水 6.0 エタノール 適量 香料 0.06 ビニルピロリドンとジメチルアミノ 1.2 プロピルメタクリレートとの共重合体 オクチルアクリルアミドとアクリル酸と 1.8 メタクリル酸ブチルアミノエチルとの共重合体 オレイルアルコール 0.3 没食子酸プロピル 0.1 液化石油ガス 40.0 合計 100.0
【0017】 実施例7 ヘアムース 成分 (%) 水 適量 エタノール 10.0 香料 0.1 ビニルピロリドンとジメチルアミノ 4.0 プロピルメタクリレートとの共重合体 N−メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウム 2.0 メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ステアリル共重合体 POE(10)ラウリルアルコール 0.5 1,3−ブチレングリコール 1.0 メチルフェニルポリシロキサン 1.0 ジブチルヒドロキシトルエン 0.15 ジメチルエーテル 3.0 液化石油ガス 4.0 合計 100.0
【0018】 実施例8 シャンプー 成分 (%) ビニルピロリドンとジメチルアミノ 8.0 プロピルメタクリレートとの共重合体 POE(3)ラウリル硫酸トリエタノールアミン 6.0 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0 メチルポリシロキサン 5.0 ブチルヒドロキシアニソール 0.1 水 適量 香料 0.1 合計 100.0
【0019】 実施例9 ヘアトリートメント 成分 (%) 水 適量 香料 0.15 ビニルピロリドンとジメチルアミノ 5.0 プロピルメタクリレートとの共重合体 塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム 1.5 モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0 オレイルアルコール 3.0 没食子酸プロピル 0.05 合計 100.0
【0020】 実施例10 ヘアトニック 成分 (%) ビニルピロリドンとジメチルアミノ 5.0 プロピルメタクリレートとの共重合体 モノラウリン酸POE(8)ソルビット 0.1 グリセリン 5.0 エデト酸二ナトリウム 0.01 α−トコフェロール 0.1 l−メントール 0.5 水 適量 エタノール 30.0 香料 0.1 合計 100.0
【0021】 実施例11 ヘアブロー 成分 (%) ビニルピロリドンとジメチルアミノ 3.0 プロピルメタクリレートとの共重合体 モノステアリン酸POE(15)グリセリン 0.3 1,3−ブチレングリコール 0.3 ミツロウ 0.3 ミリスチン酸イソトリデシル 0.3 カチオン化セルロース 0.3 アスコルビン酸 0.1 水 適量 エタノール 15.0 香料 0.1 合計 100.0 これら実施例は、何れも毛髪に自然な仕上がり感を付与
し、且つ毛髪を紫外線から長時間保護する効果に優れて
いることが認められた。
【0022】
【発明の効果】本願発明によれば、ビニルピロリドンと
ジアルキルアミノアルキルメタクリレートの共重合体と
酸化防止剤を配合すると紫外線による毛髪損傷を長時間
持続的に保護し、かつ毛髪に自然な仕上がり感を付与す
る従来にはなかった優れた毛髪化粧料が提供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルピロリドンとジアルキルアミノア
    ルキルメタクリレートの共重合体と酸化防止剤の1種又
    は2種以上を含有することを特徴とする毛髪用化粧料
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018150265A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 株式会社ミルボン 洗浄用組成物及び洗浄用製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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