JPH07112912A - 水性化粧料 - Google Patents
水性化粧料Info
- Publication number
- JPH07112912A JPH07112912A JP5280625A JP28062593A JPH07112912A JP H07112912 A JPH07112912 A JP H07112912A JP 5280625 A JP5280625 A JP 5280625A JP 28062593 A JP28062593 A JP 28062593A JP H07112912 A JPH07112912 A JP H07112912A
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- JP
- Japan
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- lecithin
- water
- present
- unhydrogenated
- stickiness
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 未水添レシチン０．５〜１０重量％と、該レ
シチンに対して１／１０〜２倍量（重量比）の低粘度シ
リコーンを配合することを特徴とする水性化粧料。 【効果】 本発明の水性化粧料は、未水添レシチンの配
合によって優れた保湿効果があり、しかも耐水性、ソフ
トな使用感触が発揮され、かつべたつきが有効に抑えら
れた非常に使用感の優れたものである。
シチンに対して１／１０〜２倍量（重量比）の低粘度シ
リコーンを配合することを特徴とする水性化粧料。 【効果】 本発明の水性化粧料は、未水添レシチンの配
合によって優れた保湿効果があり、しかも耐水性、ソフ
トな使用感触が発揮され、かつべたつきが有効に抑えら
れた非常に使用感の優れたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた保湿効果、耐水
性を有すると共に、べたつきがなく使用感触の良好な水
性化粧料に関する。
性を有すると共に、べたつきがなく使用感触の良好な水
性化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】皮膚の水分を適度に保つことは重要なこ
とであり、保湿剤に関する研究は盛んに行われている。
例えば、多価アルコールやムコ多糖、コラーゲン、レシ
チン等がある。これらの中で、レシチンは生体由来の脂
質であり、生体適合性に優れ、保湿効果も良好なことか
ら、化粧料によく用いられている。中でも未水添のレシ
チンは水添のものに比べ保湿能力、耐水性が優れている
ことと、ソフトな使用感触が得られる点で好ましいもの
である。
とであり、保湿剤に関する研究は盛んに行われている。
例えば、多価アルコールやムコ多糖、コラーゲン、レシ
チン等がある。これらの中で、レシチンは生体由来の脂
質であり、生体適合性に優れ、保湿効果も良好なことか
ら、化粧料によく用いられている。中でも未水添のレシ
チンは水添のものに比べ保湿能力、耐水性が優れている
ことと、ソフトな使用感触が得られる点で好ましいもの
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、未水添
レシチンは、生体適合性、保湿効果が優れている反面、
べたつきという使用感触の点で満足がいかず、その為お
のずと配合量に限界が有り、得られる効果も充分なもの
ではなかった。
レシチンは、生体適合性、保湿効果が優れている反面、
べたつきという使用感触の点で満足がいかず、その為お
のずと配合量に限界が有り、得られる効果も充分なもの
ではなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記未水
添レシチンの特徴を損なうことなくべたつきを軽減し、
これを化粧料に配合利用すべく鋭意検討を行った結果、
低粘度シリコーンの添加が有効であることを見いだし
た。
添レシチンの特徴を損なうことなくべたつきを軽減し、
これを化粧料に配合利用すべく鋭意検討を行った結果、
低粘度シリコーンの添加が有効であることを見いだし
た。
【０００５】すなわち、本発明は、未水添レシチン０．
５〜１０重量％と、該レシチンに対して１／１０〜２倍
量（重量比）の低粘度シリコーンを配合することを特徴
とする水性化粧料である。
５〜１０重量％と、該レシチンに対して１／１０〜２倍
量（重量比）の低粘度シリコーンを配合することを特徴
とする水性化粧料である。
【０００６】本発明において必須に用いられる未水添レ
シチンとは、卵黄、大豆、トウモロコシ等の動植物、大
腸菌等の微生物から抽出される天然のリン脂質及び合成
のリン脂質で水素添加処理をほどこされていないもの、
あるいは水素添加処理を行なっても部分的であるものを
いい、ヨウ素価２０以上のものが使用可能であるが、特
にヨウ素価５０以上のものが好ましい。すなわち、本発
明においては、良好な保湿効果、耐水性、ソフトな使用
感触をも目的としており、水素添加処理を行ったものは
適当でない。市販品としては例えば味の素レシチン（味
の素製）等が挙げられる。
シチンとは、卵黄、大豆、トウモロコシ等の動植物、大
腸菌等の微生物から抽出される天然のリン脂質及び合成
のリン脂質で水素添加処理をほどこされていないもの、
あるいは水素添加処理を行なっても部分的であるものを
いい、ヨウ素価２０以上のものが使用可能であるが、特
にヨウ素価５０以上のものが好ましい。すなわち、本発
明においては、良好な保湿効果、耐水性、ソフトな使用
感触をも目的としており、水素添加処理を行ったものは
適当でない。市販品としては例えば味の素レシチン（味
の素製）等が挙げられる。
【０００７】本発明における未水添レシチンの配合量は
０．５〜１０重量％（以下単に％という）である。０．
５％未満では保湿効果が充分に得られず、また１０％を
越えると下記低粘度シリコーンを併用してもべたつきを
抑えることが難しくなる。
０．５〜１０重量％（以下単に％という）である。０．
５％未満では保湿効果が充分に得られず、また１０％を
越えると下記低粘度シリコーンを併用してもべたつきを
抑えることが難しくなる。
【０００８】一方、本発明において用いられる低粘度シ
リコーンは、粘度が１００ｃｓ以下のものであり、具体
的には、低重合の鎖状ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、環状のオクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等
が例示され、必要に応じてこれらの１種又は２種以上を
適宜選択して用いられる。本発明における低粘度シリコ
ーンの配合量は上記未水添レシチンに対し重量比で１／
１０〜２倍量である。１／１０倍量以下の場合は充分な
べたつき防止効果が得られず、また２倍量を越えてもそ
れ以上の効果の増大はみられず、上記範囲で充分であ
る。
リコーンは、粘度が１００ｃｓ以下のものであり、具体
的には、低重合の鎖状ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、環状のオクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等
が例示され、必要に応じてこれらの１種又は２種以上を
適宜選択して用いられる。本発明における低粘度シリコ
ーンの配合量は上記未水添レシチンに対し重量比で１／
１０〜２倍量である。１／１０倍量以下の場合は充分な
べたつき防止効果が得られず、また２倍量を越えてもそ
れ以上の効果の増大はみられず、上記範囲で充分であ
る。
【０００９】本発明の水性化粧料には、上記必須成分の
他、本発明の効果を損なわない範囲で多価アルコール、
油剤、低級アルコール、界面活性剤、紫外線吸収剤、防
腐剤、酸化防止剤、粉体、色素、香料、美容成分、水溶
性高分子等、通常化粧料において用いられる成分を任意
に配合することができる。
他、本発明の効果を損なわない範囲で多価アルコール、
油剤、低級アルコール、界面活性剤、紫外線吸収剤、防
腐剤、酸化防止剤、粉体、色素、香料、美容成分、水溶
性高分子等、通常化粧料において用いられる成分を任意
に配合することができる。
【００１０】本発明の水性化粧料としては、化粧水、乳
液、クリーム、水性ゲル等、液状〜クリーム状の外相に
水を含有するものが挙げられ、こうした水性化粧料にお
いて本発明の効果が特に発揮されるものである。
液、クリーム、水性ゲル等、液状〜クリーム状の外相に
水を含有するものが挙げられ、こうした水性化粧料にお
いて本発明の効果が特に発揮されるものである。
【００１１】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【００１２】実施例１〜２、比較例１〜２ 水性ゲル 表１に示す組成の水性ゲルを下記製法により調製し、専
門パネル２０名により耐水性（耐汗性）、ソフトな使用
感の有無、及びべたつきについて評価を行った。結果を
表１に示す。
門パネル２０名により耐水性（耐汗性）、ソフトな使用
感の有無、及びべたつきについて評価を行った。結果を
表１に示す。
【００１３】
【表１】
【００１４】（製法）成分(1)〜(5)、(8)〜(9)を６０℃
に加熱し、ホモジナイザーにて攪拌し、(6)、(7)を添加
して水性ゲルを得た。
に加熱し、ホモジナイザーにて攪拌し、(6)、(7)を添加
して水性ゲルを得た。
【００１５】（評価基準） 耐水性（耐汗性）及びソフトな使用感： ある ３点 どちらともいえない ２点 ない １点 べたつき： べたつかない ３点 どちらともいえない ２点 べたつく １点 （判定基準） ２．５以上 ◎ ２．１以上２．５未満 ○ ２．０未満 ×
【００１６】表１の結果から明らかな如く、実施例１〜
２の本発明水性ゲルは、耐水性に優れ、ソフトな使用感
触を有していると共に、未水添レシチンによるべたつき
が低粘度シリコーンによって抑制され、使用感の優れた
ものであった。これに対して水素添加処理を行ったレシ
チンを用いた比較例２では、耐水性、使用感触の点にお
いて満足できるものではなかった。
２の本発明水性ゲルは、耐水性に優れ、ソフトな使用感
触を有していると共に、未水添レシチンによるべたつき
が低粘度シリコーンによって抑制され、使用感の優れた
ものであった。これに対して水素添加処理を行ったレシ
チンを用いた比較例２では、耐水性、使用感触の点にお
いて満足できるものではなかった。
【００１７】実施例３〜４、比較例３ 白濁化粧水 表２に示す組成の白濁化粧水を下記製法により調製し、
実施例１と同様にしてべたつきについて評価を行った。
結果を表２に示す。
実施例１と同様にしてべたつきについて評価を行った。
結果を表２に示す。
【００１８】
【表２】
【００１９】（製法）成分(1)〜(6)を６０℃に加熱し、
ホモジナイザーにて攪拌し、白濁化粧水を得た。
ホモジナイザーにて攪拌し、白濁化粧水を得た。
【００２０】実施例５、比較例４ 乳液 表３に示す組成の乳液を下記製法により調製し、実施例
１と同様にしてべたつきについて評価を行った。結果を
表３に示す。
１と同様にしてべたつきについて評価を行った。結果を
表３に示す。
【００２１】
【表３】
【００２２】（製法）実施例１に準じて製造する。
【００２３】表２及び表３の結果から明らかな如く、実
施例３〜５の本発明水性化粧料は、未水添レシチンを配
合しているにもかかわらずべたつきが有意に抑えられ、
保湿効果を有すると共に良好な使用感を有するものであ
った。
施例３〜５の本発明水性化粧料は、未水添レシチンを配
合しているにもかかわらずべたつきが有意に抑えられ、
保湿効果を有すると共に良好な使用感を有するものであ
った。
【００２４】
【発明の効果】本発明の水性化粧料は、未水添レシチン
の配合によって優れた保湿効果があり、しかも耐水性、
ソフトな使用感触が発揮され、かつべたつきが有効に抑
えられた非常に使用感の優れたものである。
の配合によって優れた保湿効果があり、しかも耐水性、
ソフトな使用感触が発揮され、かつべたつきが有効に抑
えられた非常に使用感の優れたものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 未水添レシチン０．５〜１０重量％と、
該レシチンに対して１／１０〜２倍量（重量比）の低粘
度シリコーンを配合することを特徴とする水性化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280625A JPH07112912A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 水性化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280625A JPH07112912A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 水性化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112912A true JPH07112912A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17627664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5280625A Pending JPH07112912A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 水性化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112912A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0219310A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-23 | Kobayashi Kose Co Ltd | 液状化粧料 |
| JPH0347110A (ja) * | 1989-04-17 | 1991-02-28 | Kobayashi Kose Co Ltd | 化粧料 |
| JPH0446110A (ja) * | 1990-06-08 | 1992-02-17 | Kose Corp | 水中油型乳化化粧料 |
| JPH08511013A (ja) * | 1993-06-09 | 1996-11-19 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 乳化したペトロラタムを含有する皮膚保護組成物 |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP5280625A patent/JPH07112912A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0219310A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-23 | Kobayashi Kose Co Ltd | 液状化粧料 |
| JPH0347110A (ja) * | 1989-04-17 | 1991-02-28 | Kobayashi Kose Co Ltd | 化粧料 |
| JPH0446110A (ja) * | 1990-06-08 | 1992-02-17 | Kose Corp | 水中油型乳化化粧料 |
| JPH08511013A (ja) * | 1993-06-09 | 1996-11-19 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 乳化したペトロラタムを含有する皮膚保護組成物 |
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