JPH07112519A - 不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シート - Google Patents
不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シートInfo
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- JPH07112519A JPH07112519A JP28598493A JP28598493A JPH07112519A JP H07112519 A JPH07112519 A JP H07112519A JP 28598493 A JP28598493 A JP 28598493A JP 28598493 A JP28598493 A JP 28598493A JP H07112519 A JPH07112519 A JP H07112519A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 表面に凹凸柄を有する熱可塑性ポリエステル
系樹脂フィルム層１が接着剤層２を介して基材層３に貼
合わされてなる。 【効果】 凹凸柄の保持性、表現性に優れている。
系樹脂フィルム層１が接着剤層２を介して基材層３に貼
合わされてなる。 【効果】 凹凸柄の保持性、表現性に優れている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の内外装、家具
の仕上げ、その他の物品の表面装飾に用いられる不飽和
ポリエステル化粧合板用の賦型シートに関する。
の仕上げ、その他の物品の表面装飾に用いられる不飽和
ポリエステル化粧合板用の賦型シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】今日、建造物の内外装、家具の仕上げ、
その他の物品の表面装飾に用いられる化粧合板には、メ
ラミン化粧合板、ダップ（ＤＡＰ：ジアリルフタレー
ト）化粧合板、不飽和ポリエステル化粧合板等がある。
特に、従来の不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シー
トとしてはポリビニルアルコール（ＰＶＡ）フィルムを
用いたもの、そして不飽和ポリエステル化粧合板の表面
に凹凸柄を付与するための賦型シートの例としては、例
えば基材ポリ塩化ビニル樹脂（ＰＶＣ）フィルムに接着
剤を介してＰＶＡフィルムを貼合わせた多層構成のシー
トをエンボス機によりエンボス加工したものなどがあ
る。
その他の物品の表面装飾に用いられる化粧合板には、メ
ラミン化粧合板、ダップ（ＤＡＰ：ジアリルフタレー
ト）化粧合板、不飽和ポリエステル化粧合板等がある。
特に、従来の不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シー
トとしてはポリビニルアルコール（ＰＶＡ）フィルムを
用いたもの、そして不飽和ポリエステル化粧合板の表面
に凹凸柄を付与するための賦型シートの例としては、例
えば基材ポリ塩化ビニル樹脂（ＰＶＣ）フィルムに接着
剤を介してＰＶＡフィルムを貼合わせた多層構成のシー
トをエンボス機によりエンボス加工したものなどがあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の不
飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シートは、いずれも
凹凸柄の平凡さ、凹凸柄の保持性や表現性に問題があっ
た。本発明は従来の不飽和ポリエステル化粧合板の賦型
シートを改良して、このような問題点を取り除くことを
目的とする。
飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シートは、いずれも
凹凸柄の平凡さ、凹凸柄の保持性や表現性に問題があっ
た。本発明は従来の不飽和ポリエステル化粧合板の賦型
シートを改良して、このような問題点を取り除くことを
目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１の発明は、表面に凹
凸柄を有する熱可塑性ポリエステル系樹脂フィルム層を
配した多層構造からなることを特徴とする不飽和ポリエ
ステル化粧合板用賦型シートを内容とする。
凸柄を有する熱可塑性ポリエステル系樹脂フィルム層を
配した多層構造からなることを特徴とする不飽和ポリエ
ステル化粧合板用賦型シートを内容とする。
【０００５】第２の発明は、表面に凹凸柄を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂フィルム層がポリブチレンテレ
フタレート樹脂（ＰＢＴ）であることを特徴とするもの
である。
塑性ポリエステル系樹脂フィルム層がポリブチレンテレ
フタレート樹脂（ＰＢＴ）であることを特徴とするもの
である。
【０００６】第３の発明は、表面に凹凸柄を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂フィルム層が接着剤層を介して
２軸延伸ポリエステルフィルム層と貼合されてなること
を特徴とするものである。
塑性ポリエステル系樹脂フィルム層が接着剤層を介して
２軸延伸ポリエステルフィルム層と貼合されてなること
を特徴とするものである。
【０００７】第４の発明は、上記第３の発明において、
２軸延伸ポリエステルフィルム層が更に接着剤層を介し
てＰＶＣフィルム層と貼合されてなることを特徴とする
ものである。
２軸延伸ポリエステルフィルム層が更に接着剤層を介し
てＰＶＣフィルム層と貼合されてなることを特徴とする
ものである。
【０００８】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図１は、本発明の実施態様を示すもので、同図におい
て、本発明の賦型シートは、表面に凹凸柄を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂フィルム層１が接着剤層２を介
して基材層３に貼合わされている。図２は、本発明の他
の実施態様を示すもので、上記図１の賦型シートの基材
層３が更に接着剤層４を介して他の基材層５に貼合わさ
れている。
図１は、本発明の実施態様を示すもので、同図におい
て、本発明の賦型シートは、表面に凹凸柄を有する熱可
塑性ポリエステル系樹脂フィルム層１が接着剤層２を介
して基材層３に貼合わされている。図２は、本発明の他
の実施態様を示すもので、上記図１の賦型シートの基材
層３が更に接着剤層４を介して他の基材層５に貼合わさ
れている。
【０００９】熱可塑性ポリエステル系樹脂層１として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートやこれらのモノマーの酸成分及び／又はグリコ
ール成分の種類を変えたもの、又はこれらの共重合体、
混合物等が挙げられるが、特に耐薬品性と不飽和ポリエ
ステル樹脂との剥離性に優れるポリブチレンテレフタレ
ートを用いることが望ましい。該樹脂層１の厚さは２５
〜３０μｍ程度が好適である。
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートやこれらのモノマーの酸成分及び／又はグリコ
ール成分の種類を変えたもの、又はこれらの共重合体、
混合物等が挙げられるが、特に耐薬品性と不飽和ポリエ
ステル樹脂との剥離性に優れるポリブチレンテレフタレ
ートを用いることが望ましい。該樹脂層１の厚さは２５
〜３０μｍ程度が好適である。
【００１０】基材層３としては、強靱性、寸法安定性に
優れた２軸延伸ポリエステルフィルムを用いることが望
ましい。基材層３は熱可塑性ポリエステル系樹脂層１を
補強し、寸法安定性を高め、型崩れのない模様を賦型す
るのに有効である。基材層３の厚さは２５〜３８μｍ程
度が好適である。
優れた２軸延伸ポリエステルフィルムを用いることが望
ましい。基材層３は熱可塑性ポリエステル系樹脂層１を
補強し、寸法安定性を高め、型崩れのない模様を賦型す
るのに有効である。基材層３の厚さは２５〜３８μｍ程
度が好適である。
【００１１】接着剤層２又は４としては、フェノール系
樹脂、フラン系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹
脂などの主剤に、必要に応じて、イソシアネート系、ア
ミン系などの架橋剤を添加するが、この中でも主剤とし
てポリエステル系樹脂を用い、架橋剤としてイソシアネ
ート系を用いることが望ましい。接着剤層２又は４の厚
さは１．５〜２．０μｍ程度が好適である。
樹脂、フラン系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹
脂などの主剤に、必要に応じて、イソシアネート系、ア
ミン系などの架橋剤を添加するが、この中でも主剤とし
てポリエステル系樹脂を用い、架橋剤としてイソシアネ
ート系を用いることが望ましい。接着剤層２又は４の厚
さは１．５〜２．０μｍ程度が好適である。
【００１２】基材層５としては、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコー
ルフィルム、ポリオレフィン系樹脂フィルム、ポリエス
テル系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルムなどが挙
げられるが、上記の多層構造を補強するためにはポリ塩
化ビニルフィルムが好ましい。基材層５の厚さは２５０
〜３００μｍ程度が好適である。この基材層５により、
凹凸柄の表現性、保持性が更に向上する。
ム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコー
ルフィルム、ポリオレフィン系樹脂フィルム、ポリエス
テル系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルムなどが挙
げられるが、上記の多層構造を補強するためにはポリ塩
化ビニルフィルムが好ましい。基材層５の厚さは２５０
〜３００μｍ程度が好適である。この基材層５により、
凹凸柄の表現性、保持性が更に向上する。
【００１３】不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型フィ
ルムは、不飽和ポリエステル化粧合板の製造工程上で不
飽和ポリエステル樹脂が均一にコーティングされている
ことを見極めるために透明性が重視されるので、熱可塑
性ポリエステル系樹脂層１は勿論、基材層３及び基材層
５も無色透明であることが望ましい。
ルムは、不飽和ポリエステル化粧合板の製造工程上で不
飽和ポリエステル樹脂が均一にコーティングされている
ことを見極めるために透明性が重視されるので、熱可塑
性ポリエステル系樹脂層１は勿論、基材層３及び基材層
５も無色透明であることが望ましい。
【００１４】次に、本発明に賦型シートの製造方法を述
べる。熱可塑性ポリエステル系樹脂フィルムの表面に凹
凸柄を付与する方法には特に制限なく、エンボシングに
よる方法、特公平２−３８３９８号に記載されている印
刷シートによる方法等が好適に使用できる。後者の方法
による場合は、光沢差と方向性に富んだ、光沢度による
ミクロ且つデリケートな立体感、遠近感のある凹凸柄を
付与することができる。以下、この印刷シートによる方
法を用いた製造方法について述べるとまず接着剤層２を
介した基材層３と所定のパターンを印刷した印刷シート
との間に熱可塑性ポリエステル系樹脂層１を押出す。冷
却後、該印刷シートを剥離紙分離することにより、該熱
可塑性ポリエステル系樹脂層１の表面に印刷シートのパ
ターン（凹凸柄）が転写された賦型シートが得られる。
べる。熱可塑性ポリエステル系樹脂フィルムの表面に凹
凸柄を付与する方法には特に制限なく、エンボシングに
よる方法、特公平２−３８３９８号に記載されている印
刷シートによる方法等が好適に使用できる。後者の方法
による場合は、光沢差と方向性に富んだ、光沢度による
ミクロ且つデリケートな立体感、遠近感のある凹凸柄を
付与することができる。以下、この印刷シートによる方
法を用いた製造方法について述べるとまず接着剤層２を
介した基材層３と所定のパターンを印刷した印刷シート
との間に熱可塑性ポリエステル系樹脂層１を押出す。冷
却後、該印刷シートを剥離紙分離することにより、該熱
可塑性ポリエステル系樹脂層１の表面に印刷シートのパ
ターン（凹凸柄）が転写された賦型シートが得られる。
【００１５】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものでは
ない。 実施例１ 上質紙１２７．９ｇ／ｍ2 （坪量）上にポリプロピレン
（三井石油化学工業株式会社製 ＬＡ２２１）３０μｍ
で形成され所定のパターンを印刷した印刷シートへ、Ｔ
ダイ押出ラミネート機から押出したポリブチレンテレフ
タレート樹脂（ポリプラスチックス社製 デュラネック
ス６００ＦＰ）が接するように配置して、基材としてあ
らかじめアンカーコート（ＡＣ）処理（東洋モートン社
製 ＡＤ３３５Ａ）をした２軸延伸ポリエステルフィル
ム３８μｍ（ユニチカ株式会社製Ｓ３８）と該印刷シー
トとの間にポリブチレンテレフタレート樹脂を厚さ３０
μｍになるように押し出してプレスロールで圧着し、冷
却ロールによって冷却後、該ラミネート（印刷シート／
ポリブチレンテレフタレート／ＡＣ／基材）を巻取機に
より一体として巻き取った。該ラミネートのポリブチレ
ンテレフタレート面から印刷シートを剥がすと、目的と
する印刷シートのパターン（凹凸柄）が正確にポリブチ
レンテレフタレート樹脂表面に転写された本発明の賦型
シート（凹凸柄を有するポリブチレンテレフタレート／
ＡＣ／基材）が得られた。
説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものでは
ない。 実施例１ 上質紙１２７．９ｇ／ｍ2 （坪量）上にポリプロピレン
（三井石油化学工業株式会社製 ＬＡ２２１）３０μｍ
で形成され所定のパターンを印刷した印刷シートへ、Ｔ
ダイ押出ラミネート機から押出したポリブチレンテレフ
タレート樹脂（ポリプラスチックス社製 デュラネック
ス６００ＦＰ）が接するように配置して、基材としてあ
らかじめアンカーコート（ＡＣ）処理（東洋モートン社
製 ＡＤ３３５Ａ）をした２軸延伸ポリエステルフィル
ム３８μｍ（ユニチカ株式会社製Ｓ３８）と該印刷シー
トとの間にポリブチレンテレフタレート樹脂を厚さ３０
μｍになるように押し出してプレスロールで圧着し、冷
却ロールによって冷却後、該ラミネート（印刷シート／
ポリブチレンテレフタレート／ＡＣ／基材）を巻取機に
より一体として巻き取った。該ラミネートのポリブチレ
ンテレフタレート面から印刷シートを剥がすと、目的と
する印刷シートのパターン（凹凸柄）が正確にポリブチ
レンテレフタレート樹脂表面に転写された本発明の賦型
シート（凹凸柄を有するポリブチレンテレフタレート／
ＡＣ／基材）が得られた。
【００１６】上記賦型シートを用い、化粧紙／ベニヤ板
上に液状不飽和ポリエステル樹脂及びスチレンに１重量
％の重合触媒を加え、これを厚さ１２０μｍになるよう
に滴下し、ロールでプレスしてひきのばし、数分間放置
し硬化させた。硬化後に該賦型シートを剥離したとこ
ろ、光沢差と方向性に富んだ光沢度によるミクロ且つデ
リケートな立体感、遠近感のある凹凸柄を付与された不
飽和ポリエステル化粧合板が得られた。
上に液状不飽和ポリエステル樹脂及びスチレンに１重量
％の重合触媒を加え、これを厚さ１２０μｍになるよう
に滴下し、ロールでプレスしてひきのばし、数分間放置
し硬化させた。硬化後に該賦型シートを剥離したとこ
ろ、光沢差と方向性に富んだ光沢度によるミクロ且つデ
リケートな立体感、遠近感のある凹凸柄を付与された不
飽和ポリエステル化粧合板が得られた。
【００１７】更に、賦型シートの持久性を見るために一
枚の賦型シートを３０回繰り返し使用し、１回目の加工
品と３０回目の加工品の凹凸柄の転写状態を比較した
が、凹凸柄の保持性、表現性とも、どちらも同等の仕上
がりであった。
枚の賦型シートを３０回繰り返し使用し、１回目の加工
品と３０回目の加工品の凹凸柄の転写状態を比較した
が、凹凸柄の保持性、表現性とも、どちらも同等の仕上
がりであった。
【００１８】比較例１ 凹凸柄を形成する樹脂を熱可塑性ポリエステル系樹脂か
らポリ４−メチルペンテン−１（ＴＰＸ、三井石油化学
工業株式会社製 ＤＸ８２０、ＭＩ＝１８０ｇ／１０
分、密度＝０．８３３ｇ／ｃｍ3 ）に変えた他は実施例
１と同様にして賦型シートを得、且つ賦型加工を行っ
た。この賦型シートは凹凸柄の保持性、表現性に乏し
く、また加工性も悪かった。
らポリ４−メチルペンテン−１（ＴＰＸ、三井石油化学
工業株式会社製 ＤＸ８２０、ＭＩ＝１８０ｇ／１０
分、密度＝０．８３３ｇ／ｃｍ3 ）に変えた他は実施例
１と同様にして賦型シートを得、且つ賦型加工を行っ
た。この賦型シートは凹凸柄の保持性、表現性に乏し
く、また加工性も悪かった。
【００１９】比較例２ 凹凸柄を形成する樹脂を熱可塑性ポリエステル系樹脂か
らポリプロピレン（三井石油化学工業株式会社製 ＬＡ
２２１、ＭＩ＝２６ｇ／１０分、密度＝０．９１ｇ／ｃ
ｍ3 ）に変えた他は実施例１と同様にして賦型シートを
得、且つ賦型加工を行った。この賦型シートは凹凸柄の
保持性、表現性に乏しく、また加工性も悪かった。
らポリプロピレン（三井石油化学工業株式会社製 ＬＡ
２２１、ＭＩ＝２６ｇ／１０分、密度＝０．９１ｇ／ｃ
ｍ3 ）に変えた他は実施例１と同様にして賦型シートを
得、且つ賦型加工を行った。この賦型シートは凹凸柄の
保持性、表現性に乏しく、また加工性も悪かった。
【００２０】比較例３ 凹凸柄を形成する樹脂を熱可塑性樹脂ポリエステル系樹
脂からポリエチレン（三井石油化学工業株式会社製 Ｍ
−１６Ｐ、ＭＩ＝３．７ｇ／１０分、密度＝０．９２３
ｇ／ｃｍ3 ）に変えた他は実施例１と同様にして賦型シ
ートを得、且つ賦型加工を行った。この賦型シートは凹
凸柄の保持性、表現性に乏しく、また加工性も悪かっ
た。
脂からポリエチレン（三井石油化学工業株式会社製 Ｍ
−１６Ｐ、ＭＩ＝３．７ｇ／１０分、密度＝０．９２３
ｇ／ｃｍ3 ）に変えた他は実施例１と同様にして賦型シ
ートを得、且つ賦型加工を行った。この賦型シートは凹
凸柄の保持性、表現性に乏しく、また加工性も悪かっ
た。
【００２１】比較例４ 基材ＰＶＣフィルムに接着剤を介してＰＶＡフィルムと
貼合わせをし、その多層構成のシートをエンボス機によ
りエンボスされた市販の賦型シートを用い、不飽和ポリ
エステル化粧合板の加工を行なった。同時に賦型シート
の持久性を見るために、一枚の賦型シートを３０回繰り
返し使用し、１回目の加工品と３０回目の加工品の凹凸
柄の転写状態を比較したが、３０回目の加工品は１回目
の加工品と比較して、凹凸柄の保持性、表現性とも低下
していた。また、本比較例で得られた３０回目の加工品
と実施例１で得られた３０回目の加工品とを比較したと
ころ、本比較例のものは凹凸柄の保持性、表現性とも乏
しい仕上りであった。
貼合わせをし、その多層構成のシートをエンボス機によ
りエンボスされた市販の賦型シートを用い、不飽和ポリ
エステル化粧合板の加工を行なった。同時に賦型シート
の持久性を見るために、一枚の賦型シートを３０回繰り
返し使用し、１回目の加工品と３０回目の加工品の凹凸
柄の転写状態を比較したが、３０回目の加工品は１回目
の加工品と比較して、凹凸柄の保持性、表現性とも低下
していた。また、本比較例で得られた３０回目の加工品
と実施例１で得られた３０回目の加工品とを比較したと
ころ、本比較例のものは凹凸柄の保持性、表現性とも乏
しい仕上りであった。
【００２２】
【発明の効果】叙上のとおり、本発明の賦型シートは、
凹凸柄の保持性及び表現性に優れている。
凹凸柄の保持性及び表現性に優れている。
【図１】本発明の実施態様を示す概略断面図である。
【図２】本発明の他の実施態様を示す概略断面図であ
る。
る。
１ 凹凸柄を有する熱可塑性樹脂ポリエステル系樹脂層 ２ 接着剤層 ３ 基材層 ４ 接着剤層 ５ 基材層
Claims (4)
- 【請求項１】 表面に凹凸柄を有する熱可塑性ポリエス
テル系樹脂フィルム層を配した多層構造からなることを
特徴とする不飽和ポリエステル化粧合板用賦型シート。 - 【請求項２】 表面に凹凸柄を有する熱可塑性ポリエス
テル系樹脂フィルム層がポリブチレンテレフタレート樹
脂からなる請求項１記載の賦型シート。 - 【請求項３】 表面に凹凸柄を有する熱可塑性ポリエス
テル系樹脂フィルム層が接着剤層を介して２軸延伸ポリ
エステルフィルム層と貼合されてなる請求項１又は２記
載の賦型シート。 - 【請求項４】 請求項３記載の賦型シートの２軸延伸ポ
リエステルフィルム層が更に接着剤層を介して塩化ビニ
ル樹脂フィルムと貼合されてなる賦型シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28598493A JPH07112519A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28598493A JPH07112519A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112519A true JPH07112519A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17698516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28598493A Withdrawn JPH07112519A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 不飽和ポリエステル化粧合板用の賦型シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112519A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000031167A1 (fr) * | 1998-11-25 | 2000-06-02 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Film de resine destine a couvrir une plaque de metal decorative et plaque de metal dotee dudit film |
| JP2004052270A (ja) * | 2002-07-17 | 2004-02-19 | Toyo Kohan Co Ltd | 目地デザイン樹脂フィルム、目地デザイン樹脂フィルムを被覆してなる目地デザイン樹脂フィルム被覆金属板、およびそれらの製造方法 |
| JP2007098674A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 賦型シート |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP28598493A patent/JPH07112519A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000031167A1 (fr) * | 1998-11-25 | 2000-06-02 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Film de resine destine a couvrir une plaque de metal decorative et plaque de metal dotee dudit film |
| JP2004052270A (ja) * | 2002-07-17 | 2004-02-19 | Toyo Kohan Co Ltd | 目地デザイン樹脂フィルム、目地デザイン樹脂フィルムを被覆してなる目地デザイン樹脂フィルム被覆金属板、およびそれらの製造方法 |
| JP2007098674A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 賦型シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |