JPH07111820B2 - 磁気デイスクカセツト - Google Patents

磁気デイスクカセツト

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JPH07111820B2
JPH07111820B2 JP60210556A JP21055685A JPH07111820B2 JP H07111820 B2 JPH07111820 B2 JP H07111820B2 JP 60210556 A JP60210556 A JP 60210556A JP 21055685 A JP21055685 A JP 21055685A JP H07111820 B2 JPH07111820 B2 JP H07111820B2
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magnetic disk
pack
case
cassette
recording
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明磁気ディスクカセットを以下の項目に従って説明
する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.背景技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.実施例 F-1.第1の実施例[第1図乃至第5図] a.ディスクパック a-1.パックケース a-2.磁気ディスク[第1図、第3図乃至第5図] b.カセットケース c.記録及び再生 F-2.第2の実施例[第6図、第7図] F-3.第3の実施例[第8図、第9図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な磁気ディスクカセットに関する。詳しく
は、情報の書込みが所謂磁気記録方式によって行なわれ
る磁気ディスクを所定のケースに収納して成る磁気ディ
スクカセットに関するものであり、上記磁気ディスクを
収納するカセットケースを改良することによって、所謂
キャッシュカードやクレジットカードを取り扱う感覚と
同じような感覚で取り扱うことができると共に、特に、
携帯用の記録媒体として多くの利点を有する新規な磁気
ディスクカセットを提供しようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明は平面形状が所謂キャッシュカードと略等しい形
状に形成されかつ磁気の影響を受けることが少ない素材
により形成された扁平な外郭ケース体と、該外郭ケース
体内に出し入れ自在に形成されたパックケースと、磁性
層から成る記録面が形成されかつ中央部に駆動軸係合用
の係合孔が形成されると共に上記パックケース内に回転
可能に収納された磁気ディスクとから成り、携帯時等不
使用時にはパックケースが外郭ケース体内に収納されて
おり、使用時に磁気ディスクドライブ装置内に装着され
ると磁気ディスクドライブ装置側に設けられた機構によ
って磁気ディスクを収納しているパックケースのみが外
郭ケース体から取り出されて磁気ディスクが回転するこ
とにより、カードを取り扱う感覚と同じような感覚で取
り扱うことができると共に、特に、携帯用の記録媒体と
してその記録容量、利用範囲、読取装置側のコスト等に
ついて多くの利点が得られ、また、使用時(記録、再生
時)には磁気ディスクドライブ装置によって磁気ディス
クが外郭ケース体から取り出されるので、ローディング
の負荷が軽減されることによってローディングの際の消
費電力が少なくて済むとともにローディングについての
制御がし易くなるようにしたものである。
(C.背景技術) 情報処理システムにおける情報の記録媒体には各種のも
のがあり、これらが各別に有する特性に応じて様々な用
途に使用されている。
ところで、情報処理システムの開発及び普及に伴い、取
扱いが簡便な主として携帯用の記録媒体として適した記
録媒体が求められて来ている。
このような要求に応ずる記録媒体として、近時、所謂IC
カードと称される記録媒体が一部で使用され始めてい
る。このICカードは、その形状が所謂キャッシュカード
やクレジットカード等の形状と略同じ形状を有する基材
にICを一体的に組み込んだものであり、上記ICに所定の
情報を記録し、また、ICカードを所定の読取装置にかけ
ることによってICに記録された情報が読み取られるよう
になっている。
ところで、記録媒体にはその用途等に応じて様々な条件
が求められるわけであるが、特に携帯用の記録媒体に求
められる基本的な条件として、例えば、次のようなもの
を挙げることができる。
即ち、より小型、薄形で、かつ、軽量であること、より
低コストであること、取扱いは簡単であること、記録容
量が大きいこと、記録内容の書換えができ、しかも、記
録あるいは消去を行なう場合以外多少粗雑な扱いが為さ
れてもその記録内容が容易に消去されないこと、記録内
容を読み取る読取装置としてより低コストであり、か
つ、その操作がより簡単なものを使用することができる
こと、等を挙げることができる。
(D.発明が解決しようとする問題点) ところが、前記したICカードはこれ自体のコストが高
く、取扱いもかなり慎重に為される必要があり、しか
も、記録容量が他の記録方式による記録媒体と比べて低
い、等多くの欠点があるので、携帯用の記録媒体として
は用途が限られて来る、といった問題がある。
そこで、ICカードが有する欠点、特に、その記録容量の
点に鑑み、所謂光カードやROMカードが提案されてい
る。これらの記録媒体は記録密度が高いので記録容量を
可及的に大きくすることは可能であるが、反面、情報の
書換えが極めて困難であり、読取り装置も複雑であり、
かつ、動作時に大きな電力を消費するものが必要とな
り、また、取扱いにかなり注意を要する、等の問題があ
るため、これらの記録媒体も携帯用のものとしては適さ
ない場合が多い。しかも、記録容量を大きくすると信頼
性が低下するため、結局、その記録容量もそれ程大きく
することができない。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明磁気ディスクカセットは、上記した問題点を解決
するために、平面形状が所謂キャッシュカードと略等し
い形状に形成されかつ磁気の影響を受けることが少ない
素材により形成された扁平な外郭ケース体と、該外郭ケ
ース体内に出し入れ自在に形成されたパックケースと、
磁性層から成る記録面が形成されかつ中央部に駆動軸係
合用の係合孔が形成されると共に上記パックケース内に
回転可能に収納された磁気ディスクとから成り、携帯時
等不使用時にはパックケースが外郭ケース体内に収納さ
れており、使用時に磁気ディスクドライブ装置内に装着
されると磁気ディスクドライブ装置側に設けられた機構
によって磁気ディスクを収納しているパックケースのみ
が外郭ケース体から取り出されて磁気ディスクが回転す
るようにしたものである。
従って、本発明によれば、記録媒体をキャッシュカード
等を取り扱う感覚と同じような感覚で取り扱うことがで
きると共に、記録容量を充分とることができ、かつ、記
録された内容の書換えを自由に行うことができ、また、
読取装置も従来の磁気ディスクを使用しての記録再生を
行なうものを略そのまま使用することができる。また、
使用時(記録、再生時)には磁気ディスクドライブ装置
によって磁気ディスクが外郭ケース体から取り出される
ので、ローディングの負荷が軽減されることによってロ
ーディングの際の消費電力が少なくて済むとともにロー
ディングについての制御もし易くなる。
(F.実施例) 以下に、本発明磁気ディスクカセットの詳細を添附図面
に示した各実施例に従って説明する。
(F-1.第1の実施例)[第1図乃至第5図] 第1図乃至第5図は本発明磁気ディスクカセットの第1
の実施例1を示すものである。
(a.ディスクパック) 2は後述する磁気ディスクと該ディスクが直接収納され
るパックケースとから成るディスクパックである。
(a-1.パックケース) 3は後述する磁気ディスクが収納されるパックケースで
あり、該パックケース3は合成樹脂により形成された2
つのハーフ4、4′が一体的に結合されて成る。即ち、
ハーフ4、4′は略正方形の板状に形成されたハーフ基
板4a、4′aと該ハーフ基板4a、4′aの外周縁に沿っ
て形成された突条4b、4′bとから成り、該突条4bと
4′bとが互いに突き合わされた状態で溶着又は接着さ
れ、それによって、薄い箱形を成すパックケース3が形
成される。
5、5′はハーフ4、4′のハーフ基板4a、4′aの略
中央部に形成された円形のセンターホールであり、該セ
ンターホール5、5′には後述する磁気ディスクのセン
ターコアが位置される。
6、6′(第2図、第4図参照)はハーフ基板4、4′
の後側縁、即ち、第1図における上側(第1図における
上方へ向かう方向へ向かう方向を後側とし、下方へ向か
う方向を前側とする。また、同図における左方へ向かう
方向を左側とし、右方へ向かう方向を右側とする。以下
の説明において向きを示すときはこの方向によるものと
する。)の側縁と前記センターホール5、5′との間の
部分のうち左側縁寄りの部分を除く部分に形成された浅
い凹部であり、該凹部6、6′の略左側半分を占める部
分にヘッドウィンドゥ7、7′が形成されている。
8は上記ヘッドウィンドゥ7、7′を開閉するためのシ
ャッターである。該シャッター8は薄い金属板を略コ字
形に折り曲げることにより形成されており、そのコ字形
の上片8aが前記凹部6、6′のうち上側のもの6に位置
され下片8bが下側の凹部6′に位置されることにより左
右方向へ摺動自在なる状態で設けられており、第1図及
び第2図に示すように凹部6、6′の左端縁に当接する
位置(以下、「閉塞位置」と言う。)と第4図に示すよ
うに凹部6、6′の右端縁に当接する位置(以下、「開
放位置」と言う。)との間を移動されるようになってい
る。
尚、図示を省略してあるが、シャッター8のコ字形の上
片8aの後縁寄りの位置には係合突起が形成されており、
シャッター8はその係合突起がハーフ4に形成された図
示しない溝に摺動自在に係合されることによってパック
ケース3に摺動自在に保持されるようになっている。ま
た、シャッター8のコ字形の中間部のうちの左端部にも
係合突起が形成されると共に、パックケース3の凹部
6、6′の左端縁と略対応する位置にはストッパーが設
けられており、シャッター8はその係合突起が該ストッ
パーに係合されることによって閉塞位置に来ている状態
が保持されるようになっている。
9、9′はハーフ基板4a、4′aの左側縁寄りでかつ後
側縁寄りの位置に形成された第1の位置決め孔であり、
また、10、10′はハーフ基板4a、4′aの右側縁寄りの
部分の略中間部に形成された第2の位置決め孔である。
11はパックケース3の前側縁と右側縁とが交わる隅角部
に形成されたカウンター取付孔であり、該カウンター取
付孔11に略円板状のカウンター12が回転可能に設けられ
ている。12aはカウンター12の軸心部に形成された略鍵
穴状の係合孔である。
尚、パックケース3の前後方向の長さは所謂キャッシュ
カードの幅方向における長さより稍短い程度の長さにさ
れている。
(a-2.磁気ディスク)[第1図、第3図乃至第5図] 13は上記したパックケース3の内部に回転自在に収納さ
れた磁気ディスクである。
14は合成樹脂により略円形のシート状に形成されたディ
スクであり、該ディスク14はその直径が略2インチ程度
にされると共に、その中央部に略円板状のセンターコア
15が取着されており、該センターコア15に係合孔15aが
形成されている。また、ディスク14の一方の面(又は両
面)に磁性層16(第3図参照)が形成されており、この
磁性層16が磁気ディスク13の記録面になっている。
そして、磁気ディスク13はセンターコア15の上下両面が
前記パックケース3に形成されたセンターホール5、
5′にそれぞれ位置された状態でパックケース3の内部
に回転自在に収納される。
尚、磁気ディスク13のディスク14の一部はパックケース
3に形成されたヘッドウィンドゥ7、7′の間に位置さ
れており、従って、シャッター8が開放位置へ移動され
ることによって、ディスク14のうちヘッドウィンドゥ
7、7′と対応する部分が外部に臨まされることにな
る。
(b.カセットケース) 17は前記したディスクパック2が出し入れ自在に収納さ
れるカセットケースである。
該カセットケース17は磁気シールド作用の高い素材によ
り形成されると共に、その平面形状が所謂キャッシュカ
ードと略等しい形状を有し、かつ、前記ディスクパック
2のパックケース3の厚みより稍厚い厚さを有し、外観
において略長方形の板状を成すように形成されている。
そして、カセットケース17の長手方向、即ち、左右方向
における左端縁寄りの略3分の2の部分に前記ディスク
パック2の大きさと略同じ大きさの空間を有するディス
ク収納部18が形成されており、該パック収納部18はカセ
ットケース17の左端面に開口19されている。
20は上記パック収納部18の底面のうち開口部19から稍奥
へ寄った部分であり、かつ、パック収納部18の後端に寄
った部分に形成された弾性片であり、該弾性片20は上記
部分に上方から見て略横倒U字状の切溝21を形成するこ
とによって形成され、その先端部上面に略半球状の突部
22が形成されている。
また、23はパック収納部18の上面のうち上記突部22と対
向する部分から開口部19の開口縁に達するように形成さ
れた切欠部である。
そして、前記ディスクパック2はカセットケース17のパ
ック収納部18に収納されると共に、第2図に実線で示す
ように、そのパックケース3の一方のハーフ4′に形成
された第1の位置決め孔9′にカセットケース17に形成
された弾性片20の突部22が係合されることにより、パッ
ク収納部18に収納された状態が保持される。
即ち、ディスクパック2をパック収納部18に挿入して行
くと、パックケース3の底面の右端縁が弾性片20に形成
された突部22に衝合されるが、該突部22は略半球状に形
成されているので、パックケース3は突部22を略下方へ
向けて押圧しながら挿入されることになる。そして、デ
ィスクパック2がパック収納部18の奥に当接する位置ま
で挿入されると、第1の位置決め孔9′が突部22に対向
する位置に来るので、弾性片20はそれまで下方へ押圧さ
れることによって蓄えられた弾発力によって元の状態に
戻されることになる。これによって突部22が第1の位置
決め孔9′に係合されるので、ディスクパック2のパッ
ク収納部18に収納された状態が保持されることになる。
尚、図示を省略してあるが、カセットケース17の上面に
は記録再生装置へ装着するときの挿入方向と向きを示す
表示が設けられており、その表示に従った向き以外でも
って挿入されようとしたときは記録再生装置の所定の位
置まで挿入されないようになっている。
(c.記録及び再生) 上記したように構成された磁気ディスクカセット1を使
用しての記録及び再生は、例えば、次のようにして行な
われる。
尚、24は記録再生装置のシャーシ部25に固定されたスピ
ンドルモータであり、該スピンドルモータ24の図示しな
い回転軸にスピンドル26が固定されている、26aはスピ
ンドル26にその上面から突出するように設けられた係合
軸である。
そこで、磁気ディスクカセット1が記録再生装置の所定
のカセット装着部に装着されると、記録再生装置側に設
けられたパック引出しピン27(第2図参照)が、カセッ
トケース17に形成された切欠部23の右端部を通してパッ
クケース3に形成された第1の位置決め孔9、9′にそ
の下端が下側の位置決め孔9′に位置されるまで挿通さ
れる。これによって、突部22が第2図に2点鎖線で示す
ように、下方へ押圧されるので、該突部22の第1の位置
決め孔9′に対する係合が解除されることになる。
そして、パック引出ピン27が上記した状態から左側へ向
けて移動され、これによってディスクパック2がカセッ
トケース17から引出される。
更に、ディスクパック2は、図示しないパック移動手段
によって、第5図に2点鎖線で示すように、その磁気デ
ィスク13のセンターコア15に形成された係合孔15aにス
ピンドル26の係合軸26aが係合される位置へと移動され
る。
尚、ディスクパック2が上記した位置まで移動されて来
ると、シャーシ部25から立設された図示しない2つの位
置決めピンがパックケース3に形成された第1の位置決
め孔9、9′及び第2の位置決め孔10、10′に各別に挿
入され、これによってパックケース3のシャーシ部25に
対する位置決めが為されると共に、シャッター8が、図
示しないシャッター開放手段によって、開放位置へと移
動される。
そして、磁気ディスク13のうちヘッドウィンドゥ7、
7′と対応する部分、即ち、外部に臨まされた部分には
その下面には図示しないパッドが接触されると共に、そ
の上面、即ち、記録面16に図示しない記録再生用の磁気
ヘッドが接触される。
しかして、スピンドルモータ24が駆動されると、スピン
ドル26が回転されるので、その係合軸26aに係合された
磁気ディスク13が回転されることになる。従って、磁気
ヘッドが磁気ディスク13の記録面16に対して相対的に円
状の移動軌跡を描くように移動されるので、記録面16に
円状のトラックを形成しながら記録が為され、あるいは
円状のトラックを走査することによって再生が為される
ことになる。
尚、磁気ディスク13に対する所定の記録再生が終了する
と、ディスクパック2は、そのシャッター8が閉塞位置
へと移動されると共に、図示しないパック移動手段によ
ってカセットケース17のパック収納部18に戻されるよう
になっている。
また、ディスクカセット2が記録再生装置の所定の位置
に装着されると、パックケース3に設けられたカウンタ
ー12の係合孔12aにカウンター駆動軸が係合され、1ト
ラック分の記録が為されるとカウンター12が1目盛分所
定の方向へ回転されるようになっており、そのカウンタ
ー12の位置によって当該磁気ディスクの記録済みのトラ
ック数が検出されるようになっている。
しかして、このような磁気ディスクカセット1によれ
ば、磁気シールド作用の高い素材により形成されたカセ
ットケース17には磁気ディスク13を外部に臨ます為の窓
等が形成されていないので、携帯中に手指等がうっかり
磁気ディスク13に触れてしまうことや磁気ディスク13の
磁気が消えてしまうようなことが無く、気楽に扱うこと
ができる。
(F-2.第2の実施例)[第6図、第7図] 第6図及び第7図は本発明磁気ディスクカセットの第2
の実施例1Aを示すものである。
尚、この実施例に示すものが前記第1の実施例に示した
ものと相違するところはディスクパック2を収納するカ
セットケースのみである。従って、相違する部分につい
てのみ説明し、相違しない部分については第1の実施例
において使用した符号と同じ符号を付することにより説
明を省略する。また、このような符号の使い方と説明の
省略との関係は前記した第1の実施例に示したものと後
述する各実施例に示すものとの間において相違しない部
分、及び後述する各実施例に示すものの間において相違
しない部分についても同様とする。
28はディスクパック2が出し入れ自在に収納されるカセ
ットケースであり、該カセットケース28はその外観にお
いて、前記第1の実施例におけるカセットケース17と略
同じ程度の大きさを有する長方形の板状を成すように形
成されると共に、カセットケース28のうちの右端縁寄り
の略3分の1程度を占める部分28aは中実に形成され、
その他の略3分の2程度を占める部分にはこの部分をカ
セットケース28の厚み方向に2分する大きさを有する2
つの開閉蓋29、29′により中空に形成されている。
即ち、開閉蓋29、29′は、その平面形状がディスクパッ
ク2の平面形状より稍大きい形状を有する蓋基板29a、2
9′aと該蓋基板29a、29′aの互いに対向する面の右側
縁を除く3つの側縁に沿って形成された突条29b、29′
bとにより、略浅い盆状を成すように形成されると共
に、その突条29b、29′bの右端部の前部と後部が、ヒ
ンジピン30、30′により、前記中実に形成された部分28
aの左端部に回動自在に支持されている。そして、第6
図に示すように、この開閉蓋29、29′がその突条29bと2
9′bとが互いに突き合わされるように位置される。即
ち、開閉蓋29、29′が互いに閉じられることによって、
これら開閉蓋29、29′と中実に形成された部分28aの左
端面とによって扁平な空間、即ち、ディスクパック2の
外形と略等しい大きさのカセット収納空間31が形成され
る。
しかして、ディスクパック2は上記カセット収納空間31
に所定の向きで収納される。
尚、開閉蓋29、29′が閉じた状態はその突条29b、29′
bに設けられた図示しないストッパー部が互いに係合す
ることによって保持されるようになっている。
そこで、磁気ディスクカセット1Aが記録再生装置に挿入
されると、開閉蓋29、29′は、記録再生装置側に設けら
れた蓋開き手段によってストッパーの係合が解除され、
かつ、第7図に示すように互いに反対側へ向けて開かれ
る。そして、これと共に、記録再生部側に設けられたパ
ック引出アーム32(第7図参照)がディスクパック2の
下方に延びて来ると共に、該パック引出アーム32の先端
部から突設されたピン32aがパックケース3に形成され
た前記第1の位置決め孔9、9′に挿入され、その状態
からパック引出アーム32が左側へ移動されることによっ
て、ディスクパック2がカセットケース28から取出され
て行くことになる。
この第2の実施例に係る磁気ディスクカセット1Aにあっ
ても、携帯中に手指等がうっかり磁気ディスク13に触れ
てしまうようなことが無く、気楽に扱うことができる。
(F-3.第3の実施例)[第8図、第9図] 第8図及び第9図は本発明磁気ディスクカセットの第3
の実施例1Bを示すものである。
この第3の実施例に示すものが前記第1の実施例に示し
たものと相違するところはカセットケースのみである。
33は前記ディスクパック2が出し入れ自在に収納される
カセットケースであり、該カセットケース33は、その外
観において、前記第1の実施例におけるカセットケース
17と略同じ程度の大きさを有する長方形の板状を成すよ
うに形成されている。
34はカセットケース33の基部であり、該基部34は、カセ
ットケース33の全体のうちの右端縁寄りの略3分の1程
度の部分を占める厚肉部34aと該厚肉部34aと一体に形成
され、かつ、カセットケース33の左端縁寄りの略3分の
2程度の部分のうちの上面部を占める薄肉部34bとから
成り、該薄肉部34bの左端部は下方へ向けて略直角に屈
曲されている。
35はカセットケース33の開閉蓋であり、該開閉蓋35は、
その平面形状の大きさが上記基部34の薄肉部34bの平面
形状の大きさと略同じ程度にされた蓋基板35aと該蓋基
板35aの上面の前後両端縁に沿って形成された突条35b、
35bとから成り、該突条35b、35bの右端部がヒンジピン3
6を介して基部34の厚肉部34aの左端部に回動自在に支持
されている。
しかして、開閉蓋35が、第8図に示すように、その突条
35b、35bが基部34の薄肉部34bの下面に当接するように
位置される、即ち、閉じられることによって、該開閉蓋
35及び薄肉部34bの各内面と厚肉部34aの左端面とにより
扁平な空間を成すパック収納部37が画成されることにな
り、ディスクパック2はこのパック収納部37に所定の向
きで収納されることになる。
尚、開閉蓋35が閉じられた状態はその蓋基板35aと薄肉
部34bの左端部とに設けられた図示しないストッパー部
が係合されることによって保持されるようになってい
る。
そこで、磁気ディスクカセット1Bが記録再生装置に挿入
されると、開閉蓋35は、記録再生装置側に設けられた図
示しない蓋開き手段によってストッパーの係合が解除さ
れ、かつ、第9図に示すように下方へ向けて開かれるこ
とになる。そして、これと共に、記録再生部側に設けら
れたパック引出しアーム38(第9図参照)がディスクパ
ック2の上方に延びて来ると共に、該パック引出しアー
ム38の先端部から下方へ向けて突設されたピン38aがパ
ックケース3に形成された第1の位置決め孔9、9′に
挿入され、その状態からパック引出しアーム38が略左側
へ向けて移動されることによって、ディスクパック2が
カセットケース33から取出されて行くことになる。
この第3の実施例に係る磁気ディスクカセット1Bにあっ
ても、携帯中に手指等がうっかり磁気ディスク13に触れ
てしまうようなことが無く、気楽に扱うことができる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明磁気
ディスクカセットは、平面形状が所謂キャッキュカード
と略等しい形状に形成されかつ磁気の影響を受けること
が少ない素材により形成された扁平な外郭ケース体と、
該外郭ケース体内に出し入れ自在に形成されたパックケ
ースと、磁性層から成る記録面が形成されかつ中央部に
駆動軸係合用の係合孔が形成されると共に上記パックケ
ース内に回転可能に収納された磁気ディスクとから成
り、携帯時等不使用時にはパックケースが外郭ケース体
内に収納されており、使用時に磁気ディスクドライブ装
置内に装着されると磁気ディスクドライブ装置側に設け
られた機構によって磁気ディスクを収納しているパック
ケースのみが外郭ケース体から取り出されて磁気ディス
クが回転するようにしたことを特徴とする。
従って、本発明によれば、記録媒体としての磁気ディス
クカセットをキャッシュカードを取り扱う感覚と略同じ
ような感覚で取り扱うことができるので、特に、これを
携帯用の記録媒体として使用した場合、その携帯は極め
て簡単であり、しかも、非使用時には磁気ディスクは磁
気の影響を受けることが少ないケース体に収納されてい
るので携帯時に磁気ディスクに対して余り注意を払う必
要もない。即ち、携帯中に手指等がうっかり磁気ディス
クに触れてしまうことや磁気ディスクの磁気が消えてし
まうことなどについての心配が不要になる。しかも、使
用時(記録、再生時)には磁気ディスクドライブ装置に
よって磁気ディスクが外郭ケース体から取り出されるの
でローディングの負荷が軽減され、よってローディング
の際の消費電力が少なくて済むとともにローディングに
ついての制御がし易くなる。
そして、磁気ディスクは光方式による記録媒体と較べて
その記録容量はそれ程小さくなることもないので、豊富
な情報を記録することができ、しかも、その記録内容を
自由に書換えることができる。
その上、磁気ディスクに情報を記録しあるいは記録され
た内容を読み取る装置としても磁気ディスクを使用して
の記録再生を行なう従来の磁気ディスクドライブ等を略
そのまま使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明磁気ディスクカセットの第1
の実施例を示すものであり、第1図は一部を切欠いて示
す平面図、第2図は第1図のII-II線に沿う拡大断面
図、第3図は第1図のIII-III線に沿う拡大断面図、第
4図はディスクパックをケースから取出した状態で示す
斜視図、第5図は記録再生装置に装着される状態を示す
概略正面図、第6図及び第7図は本発明磁気ディスクカ
セットの第2の実施例を示すものであり、第6図は非使
用状態における正面図、第7図は使用状態における正面
図、第8図及び第9図は本発明磁気ディスクカセットの
第3の実施例を示すものであり、第8図は非使用状態に
おける正面図、第9図は使用状態における正面図であ
る。 符号の説明 1……磁気ディスクカセット、3……パックケース、13
……磁気ディスク、15a……係合孔、16……記録面、17
……外郭ケース体、26……駆動軸、1A……磁気ディスク
カセット、28……外郭ケース体、1B……磁気ディスクカ
セット、33……外郭ケース体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面形状が所謂キャッシュカードと略等し
    い形状に形成されかつ磁気の影響を受けることが少ない
    素材により形成された扁平な外郭ケース体と、該外郭ケ
    ース体内に出し入れ自在に形成されたパックケースと、
    磁性層から成る記録面が形成されかつ中央部に駆動軸係
    合用の係合孔が形成されると共に上記パックケース内に
    回転可能に収納された磁気ディスクとから成り、 携帯時等不使用時にはパックケースが外郭ケース体内に
    収納されており、 使用時に磁気ディスクドライブ装置内に装着されると磁
    気ディスクドライブ装置側に設けられた機構によって磁
    気ディスクを収納しているパックケースのみが外郭ケー
    ス体から取り出されて磁気ディスクが回転するようにし
    た ことを特徴とする磁気ディスクカセット
JP60210556A 1985-09-24 1985-09-24 磁気デイスクカセツト Expired - Fee Related JPH07111820B2 (ja)

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JPS6079581A (ja) * 1983-10-05 1985-05-07 Dainippon Printing Co Ltd 回転式記録媒体シ−トを内包するカ−ド

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