JPH07111782A - 高周波高電圧電源の制御装置 - Google Patents

高周波高電圧電源の制御装置

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JPH07111782A
JPH07111782A JP5274813A JP27481393A JPH07111782A JP H07111782 A JPH07111782 A JP H07111782A JP 5274813 A JP5274813 A JP 5274813A JP 27481393 A JP27481393 A JP 27481393A JP H07111782 A JPH07111782 A JP H07111782A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波インバータのスイッチング損失をなく
すとともに、出力電力調整も広範囲に連続して精密に行
えるようにする。 【構成】 高周波高電圧電源の共振回路の共振電流を電
流検出手段で検出し、PLL回路15で共振電流と位相
が一致する周波数でロックして同期のとれたパルスを得
る。このパルスに対して、パルス密度変調回路16で設
定長さのゼロ電圧出力期間を形成することで、高周波イ
ンバータのスイッチング半導体素子のためのゲート信号
のパターンを変えて出力電力調整をする。ゼロ電圧出力
期間にもPLL回路が同じ周波数を継続してロックし続
けるように、ゼロ電圧出力期間になる前の入力電圧を、
サンプルホールド回路28等の電圧記憶手段で記憶して
おく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コロナ放電処理装置等
に使用される高周波高電圧電源において、負荷に供給さ
れる電力を制御する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平1−218356号
公報に記載されているように、商用交流電源からの電力
を整流回路で整流し、その直流電力をインバータにより
スイッチングして高圧トランスで昇圧する高周波高電圧
電源において、直流電源と高圧トランスとの間にスイッ
チング半導体素子を接続し、そのスイッチング励振周波
数を変化させることによって高圧トランスからの高周波
出力電力を調整する方法を先に提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高周波高電
圧電源からの高圧を放電電極に印加してコロナ放電によ
りプラスチックフィルム等を表面処理する場合、高周波
高電圧電源のインバータから見て、高圧トランスと放電
電極と高圧配線部は直列共振回路を形成し、共振負荷と
なる。そのため、一般的な半導体素子では、共振電流と
の間で常に同期をとったそのゼロ付近でのスイッチング
動作を行わないと、スイッチング損失のため、発熱や素
子の破壊などを招くが、上記公開公報は単にスイッチン
グ励振周波数を変化させるという概括的な方法を開示し
ているだけで、このような問題点つき具体的に考慮され
ていない。また、出力電力調整についても具体性に欠
け、広範囲にわたる連続的な調整を具体的に実現できな
い。
【0004】そこで、本発明の目的は、共振電流との間
で同期をとったそのゼロ付近でのスイッチング動作を確
実に行えるようにすることでスイッチング損失をなくす
ことができるとともに、その同期動作が不連続となら
ず、しかも出力電力調整も広範囲に連続して簡単に行
え、従ってコロナ放電処理を行う場合、弱い処理から強
い処理まで広範囲にかつ精密に調整することが可能な、
高周波高電圧電源の制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明による制御装置は次のような手段で構成
する。 高周波高電圧電源の高周波インバータと高圧トラン
スとの間、つまり共振回路を流れる共振電流を検出する
電流検出手段。 位相比較器及び電圧制御発振器を含み、電流検出手
段の検出電流と位相が対応しかつ電圧制御発振器の入力
電圧に応じた周波数の信号を出力するPLL(Phas
e Locked Loop)回路。 このPLL回路の出力信号を入力してこれを間引
く、つまりHIGHとLOWの比率を変えるパルス密度
変調(Pulse Density Modulati
on)を行うことにより、この出力信号と同期しかつ設
定した長さのゼロ電圧出力期間のあるパルスを出力する
パルス密度変調回路(以下、PDM回路と記す。)。 このPDM回路からのパルスを入力して高周波イン
バータのスイッチング半導体素子にゲート信号を出力す
るゲート信号発生回路。 ゼロ電圧出力期間になる前の電圧制御発振器の入力
電圧を記憶し、その記憶した電圧をゼロ電圧出力期間で
も電圧制御発振器へ入力させる電圧記憶手段。
【0006】高周波インバータのスイッチング半導体素
子としては、高速スイッチング素子である絶縁ゲート型
バイポーラトランジスタ(Insulated Gat
eBipolar Transistor。以下、IG
BTと記す。)が好ましい。電圧記憶手段はサンプルホ
ールド回路で構成することができる。
【0007】
【作用】共振回路の共振電流を電流検出手段で検出し、
PLL回路で共振電流と位相が一致する周波数でロック
して同期のとれたパルスを得る。このパルスをパルス変
調回路により間引いて、設定した長さのゼロ電圧出力期
間があるパルスとすることで、スイッチング半導体素子
のためのゲート信号のパターンを変えて出力電力調整を
する。ゼロ電圧出力期間を形成すると、その期間では電
流検出手段が電流を検出できなくなるが、この期間にな
る前の電圧制御発振器の入力電圧を電圧記憶手段で記憶
しておき、その記憶した電圧で電圧制御発振器の発振を
継続させるさせることで、この電圧制御発振器は同じ周
波数の信号を継続して発振することになる。従って、P
LL回路の動作は不連続にはならず、しかもゼロ電圧出
力期間でも共振回路と正確に同期のとれた安定した動作
を継続する。PDM回路は、PDM指令値を連続的に変
化させることにより、パルス密度を連続的に変化させる
ことができるので、出力電力を連続的に任意に調整でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。高周波高電圧電源は、図1に示すように例え
ば3相200Vの商用交流電源1からの交流電圧を整流
するダイオードブリッジ整流回路2と、直流リアクトル
3及びコンデンサ4からなる平滑回路5と、整流された
直流を高周波に変換する高周波インバータ6と、その高
周波電圧を昇圧する高圧トランス7とで構成され、放電
電極8に高周波高電圧を印加する。高周波インバータ6
から見て、高圧トランス7から放電電極8までの間は、
高圧トランス7の漏れインダクタンス及び漂遊容量と、
放電電極8の容量及び配線抵抗とによるRCL直列共振
回路を構成しており、外付けのリアクトル及びコンデン
サは不要となっている。
【0009】高周波インバータ6は、本例ではtwo−
in−oneタイプの絶縁ゲート型バイポーラトランジ
スタモジュールを2個使用し、4個のIGBT9a・9
b・9c・9dと2個の結合コンデンサ10とによるフ
ルブリッジ構成となっている。各IGBTには、ターン
オン時におけるスイッチング損失を防止するための還流
ダイオード11と、ターンオフ時におけるコレクタ・エ
ミッタ間電圧の上昇を抑制すると同時に、コレクタ電流
をバイパスさせてスイッチング損失を低減するためのス
ナバコンデンサ12が並列接続されている。この例で
は、図3の(1)及び(2)に示すように、高周波イン
バータ6の出力電圧V0 に対して出力電流I0 が位相角
βだけ常に遅れ位相になるように、後述の如く制御す
る。
【0010】このような高周波高電圧電源において、本
発明による制御装置は、高周波インバータ6と高圧トラ
ンス7との間に流れる共振電流を電流検出器13で検出
し、その電流を制御回路14に入力してこの制御回路1
4から共振電流と同期するゲート信号を出力し、このゲ
ート信号によってIGBT9a・9b・9c・9dをオ
ン・オフ制御するとともに、そのゲート信号となるパル
スの密度を任意に変調することにより、高周波高電圧電
源の電力制御を行うもので、図2に制御回路14の構成
例を示す。
【0011】制御回路14は大別してPLL回路15と
PDM回路16とからなっている。本実施例におけるP
LL回路15は、位相比較器18と低域フィルタ19と
電圧制御発振器20とコンパレータ21とによる基本的
な閉ループ回路構成に、更に位相比較器18の入力側に
ゼロクロスコンパレータ17を設け、また低域フィルタ
19と電圧制御発振器20との間に電圧記憶手段である
サンプルホールド回路28を設けたものとなっている。
ゼロクロスコンパレータ17は、電流検出器13で検出
された共振電流を図3の(3)に示すように矩形波に変
換するためのもので、その出力は、位相比較器18にお
いてコンパレータ21からの図3の(4)に示す出力と
立ち上がり位相を比較される。この位相比較器18の出
力は、低域フィルタ19を介することにより同図の(4
−1)のような矩形波となってサンプルホールド回路2
8へ入力される。
【0012】サンプルホールド回路28は、公知のよう
にバッファアンプ、ホールド用コンデンサ、スイッチ及
びその駆動回路から構成され、そのスイッチが(4−
2)に示すようにオンになるたびに低域フィルタ19の
出力電圧をサンプルしてその電圧をホールドする。電圧
制御発振器20は、サンプルホールド回路28からの出
力電圧を入力して、その電圧に応じた周波数の信号を発
生する。本例での電圧制御発振器20は、図3の(5)
に示すような入力電圧に応じた周波数の三角波信号を出
力する。この三角波信号は、図示しない操作部からの位
相角指令信号とコンパレータ21で比較され、このコン
パレータ21から図3の(4)に示すように位相角指令
信号による位相角βだけズレたパルスが出力され、この
パルスは、上記のように位相比較器18においてゼロク
ロスコンパレータ17からの(3)に示す出力と位相比
較される。従って、PLL回路15は、コンパレータ1
7の出力とコンパレータ21の出力の位相が一致しかつ
電圧制御発振器20の入力電圧に応じた周波数でロック
する。
【0013】PDM回路16は、コンパレータ22と論
理積回路23とラッチ回路24とコンパレータ25と積
分器26とデッドタイム回路27とで構成されている。
コンパレータ22は、上記電圧制御発振器20からの三
角波信号を図3の(6)・(7)に示すように2系統の
反転したパルスに変換する。この場合、そのパルスは、
PLL回路15における上記のような動作からコンパレ
ータ21の出力、すなわち共振電流I0 よりβだけ進み
位相となる。
【0014】コンパレータ22からの一方のパルスは、
図3の(8)に示すようにラッチ回路24に基準信号
(クロックパルス)として入力される。このラッチ回路
24からの図3の(9)に示す出力は、上記サンプルホ
ールド回路28へスイッチ制御信号として入力され、こ
の(9)の出力がHIGHになるたびにサンプルホール
ド回路28のスイッチがオンとなって低域フィルタ19
の出力電圧をサンプルしてホールドし、(9)の出力が
LOWになっているときもこの電圧をホールドし続け
る。また、この(9)の出力は、積分器26に図3の
(10)に示すように入力されて積分され、図3の(1
1)に示すような波形となる。その積分出力は、操作部
からのPDM指令信号とコンパレータ25で比較され、
このコンパレータ25から図3の(12)に示すように
HIGHとLOWの比率を変えたパルスが出力される。
この変調(パルス密度変調)されたパルスを再びラッチ
回路24に入力することで、PDMループが形成され
る。そして、このループ出力をコンパレータ22の2系
統の出力パルス(基準信号)と論理積回路23で論理積
をとることで、共振電流との同期をとりながらゼロ電圧
出力期間を作り出す。この場合、論理積回路23からの
A・B2系統の出力は、図3の(13)・(14)に示
すようにAがHIGHの後、Bが連続してHIGHとな
ってそれがPDM指令で設定した時間間隔で繰り返され
る。すなわち、コンパレータ22の2系統の出力パルス
のHIGH部分を、ラッチ回路24の出力がLOWの期
間分だけ間引きするもので、その間引き数はPDM指令
により任意に調整できる。図3はパルスを6個につき5
個ずつ間引いた場合、図4は3個につき1個ずつ間引い
た場合を示す。
【0015】論理積回路23からのA・B2系統の出力
は、IGBT9a・9b・9c・9dをオン・オフさせ
るゲート信号発生回路でもあるデッドタイム回路27に
入力され、このデッドタイム回路27から図3の(1
5)・(16)・(17)・(18)に示すように一定
のデッドタイムdだけ遅延した4系統のゲート信号とし
て出力される。そして、同図の(15)の出力は図1中
のIGBT9aに、(16)の出力はIGBT9bに、
(17)の出力はIGBT9cに、(18)の出力はI
GBT9dにそれぞれゲート信号として入力される。す
なわち、IGBT9aのためのゲートパルスJ同じパル
スをIGBT9dに、IGBT9cのためのゲートパル
スと同じパルスをIGBT9bにそれぞれゲートパルス
として入力し、IGBT9a・9dがオンの後、必ずI
GBT9c・9bがオンになるようにする。ゼロ電圧出
力期間では、全部のIGBT9a・9b・9c・9dが
必ずオフになるようにする。
【0016】このようにゼロ電圧出力期間になる前に、
上記のようにPLL回路15においてサンプルホールド
回路28により入力電圧をホールドしておくことによ
り、電圧制御発振器28は同じ周波数の信号を継続して
発生する。従って、PLL回路15は動作が不連続とな
らず、しかもゼロ電圧出力期間でも共振回路と正確に同
期がとれた安定した動作を継続できる。また、PDM回
路18は、PDM指令値を連続的に変化させることがで
きるため、パルス密度も連続に変化し、ゼロ電圧出力期
間を任意に調整できる。放電電力は電圧の2乗に比例す
るため、PDMが0の状態、すなわちゼロ電圧出力期間
のない高周波高電圧電源では、任意の低レベルの微妙な
電力の調整は不可能であるが、本制御装置を備えた高周
波高電圧電源によると、放電電力を100%から1%弱
まで連続的に任意に調整できる。
【0017】上記のような構成に基づいて試作装置を製
作し、試験を行った。使用したIGBTモジュールの最
大定格は、コレクタ・エミッタ間電圧500V、コレク
タ電流50Aで、それによる高周波インバータ6の定常
周波数は30KHz、電力5KWである。また、デッド
タイム回路27におけるデッドタイムdは1.5μse
c、高圧トランス7の巻数比は30:600である。図
5及び図6に実験結果を示す。
【0018】図5は、図1における高周波インバータ6
の直流入力が、電圧200V、電流9.6A、電力19
20Wで、図2のPDM回路16によるパルス比が8/
9、つまりパルス8個につき1個を間引いたときの、高
圧トランス7の二次側の電圧波形と電流波形を示す。ま
た、図6は、周波インバータ6の直流入力が、電圧20
0V、電流4.5A、電力900Wで、PDM回路16
によるパルス比が2/3、つまりパルス2個につき1個
を間引いたときの、高圧トランス7の二次側の電圧波形
と電流波形を示す。
【0019】図1に示した実施例では、高周波インバー
タ6を4個のIGBTによるフルブリッジ構成とした
が、図7に示すように2個のIGBT9a・9bによる
ハーフブリッジ構成とし、コンデンサ28を介して高圧
トランス7と接続してもよい。高周波インバータ6をI
GBTで構成すると、高速動作の確実なインバータとす
ることができるが、FETで構成してもよく、また要求
される周波数がそれほど高周波でない場合には、その他
の一般的なスイッチング半導体素子であっても構わな
い。
【0020】また、上記実施例では、PLL回路15に
おいて、ゼロ電圧出力期間になる前の入力電圧を記憶す
る電圧記憶手段として、アナログ的な記憶をするサンプ
ルホールド回路を使用したが、コンピユータの制御によ
りデジタル的に記憶するメモリを使用することも可能で
ある。更に、PDM回路16も、上記のようなアナログ
回路構成に代えてデジタル回路構成にすることもでき
る。この場合は、PLL回路15からの信号をカウンタ
でデジタルデータに変換した後、予め種々のパルスパタ
ーンを記憶させてあるメモリから任意のパターンのパル
スを、カウンタからのデータに従い読み出す。そして、
その読み出したパルスを、PLL回路からのパルスと同
期させて高周波インバータのためのゲート信号を得る。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、共振
回路の共振電流を電流検出器で検出し、PLL回路で共
振電流と位相が一致する周波数でロックして同期をと
り、その同期をとったパルスで高周波インバータのスイ
ッチング半導体素子をオン・オフ制御するため、スイッ
チング損失を低減できる。また、PLL回路のパルスに
対して設定長さのゼロ電圧出力期間を形成することで、
スイッチング半導体素子のためのゲート信号のパターン
を変えて出力電力調整をするが、この期間になる前の入
力電圧を電圧記憶手段で記憶しておき、その記憶した電
圧で電圧制御発振器を継続して発振させるので、この電
圧制御発振器は同じ周波数の信号を継続して発振する。
従って、PLL回路の動作は不連続にはならず、しかも
ゼロ電圧出力期間でも共振回路と正確に同期のとれた安
定した動作を継続させることができる。
【0022】また、PDM回路は、PDM指令値を連続
的に変化させることにより、パルス密度を連続的に細か
く変化させることができるので、出力電力を、最大出力
時の100%から1%以下まで広範囲に連続的に任意に
調整できる。従って、コロナ放電処理を行う場合、弱い
処理から強い処理まで広範囲にかつ精密に調整すること
が可能となる。
【0023】請求項2によれば、高周波インバータを高
速動作の確実なインバータにできるため、安定した高周
波出力が取り出せる。また、請求項3によれば、PLL
回路において、その電圧制御発振器の入力電圧を記憶す
る電圧記憶手段を、既製のサンプルホールド回路により
簡単かつ安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高周波高電圧電源の一例の電気回路図である。
【図2】同高周波高電圧電源を制御する本発明による制
御装置の一例のブロック図である。
【図3】同制御装置の動作タイミングチャートである。
【図4】図3の場合とはパルス間引き条件を変えたとき
の動作タイミングチャートである。
【図5】同制御装置の試作装置による実験結果で、高圧
トランスの二次側の電圧と電流の波形図である。
【図6】図5の場合とは条件を変えたときの、高圧トラ
ンスの二次側の電圧と電流の波形図である。
【図7】高周波インバータをIGBT2個によるハーフ
ブリッジ構成とした高周波高電圧電源の電気回路図であ
る。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 平滑回路 6 高周波インバータ 7 高圧トランス 8 放電電極 9a・9b・9c・9d 絶縁ゲート型バイポーラト
ランジスタ 13 電流検出器 14 制御回路 15 PLL回路 16 パルス密度変調回路(PDM回路) 27 デッドタイム回路(ゲート信号発生回路) 28 サンプルホールド回路(電圧記憶手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用交流電源からの交流電圧を整流回路で
    直流に整流し、スイッチング半導体素子をブリッジ接続
    した高周波インバータで高周波に変換した後、高圧トラ
    ンスで昇圧し、高圧トランスから負荷までの間が高周波
    インバータに対して共振回路を形成する高周波高電圧電
    源において、前記高周波インバータと前記高圧トランス
    との間を流れる電流を検出する電流検出手段と、位相比
    較器及び電圧制御発振器を含み、前記電流検出手段の検
    出電流と位相が対応しかつ電圧制御発振器の入力電圧に
    応じた周波数の信号を出力するPLL回路と、このPL
    L回路の出力信号を入力してこれを間引くことにより、
    これと同期しかつ設定した長さのゼロ電圧出力期間のあ
    るパルスを出力するパルス密度変調回路と、このパルス
    密度変調回路からのパルスを入力して前記高周波インバ
    ータのスイッチング半導体素子にゲート信号を出力する
    ゲート信号発生回路と、前記ゼロ電圧出力期間になる前
    の前記電圧制御発振器の入力電圧を記憶し、その記憶し
    た電圧をゼロ電圧出力期間でも電圧制御発振器へ入力さ
    せる電圧記憶手段とを備えたことを特徴とする高周波高
    電圧電源の制御装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチング半導体素子が絶縁ゲート
    型バイポーラトランジスタである請求項1に記載の高周
    波高電圧電源の制御装置。
  3. 【請求項3】前記電圧記憶手段がサンプルホールド回路
    である請求項1に記載の高周波高電圧電源の制御装置。
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