JPH0711174Y2 - 極板ヘッドバーの絶縁カバー - Google Patents

極板ヘッドバーの絶縁カバー

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Publication number
JPH0711174Y2
JPH0711174Y2 JP12506789U JP12506789U JPH0711174Y2 JP H0711174 Y2 JPH0711174 Y2 JP H0711174Y2 JP 12506789 U JP12506789 U JP 12506789U JP 12506789 U JP12506789 U JP 12506789U JP H0711174 Y2 JPH0711174 Y2 JP H0711174Y2
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JP
Japan
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insulating cover
head bar
electrode plate
tip
bar
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Application number
JP12506789U
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JPH0367066U (ja
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勉 荒城
武夫 木村
達雄 三戸
英彦 小暮
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電解精錬において電解槽に配列された極板の
ヘッドバー先端に装置され、極板相互及び電槽間との短
絡を防止する絶縁カバーに関する。
〔従来技術とその課題〕
電解製錬においては、電解槽に陰極板と陽極板とを交互
に配設し、陰極板の表面に金属を電着させて回収する。
この場合、陰極板と陽極板とに通電する方法として通常
は電解槽の両側にブスバーを延設し、陰極板と陽極板の
ヘッドバー(クロスバー)を該ブスバーに接触させて電
気的に接続している。この場合、交互に配設される陰極
板と陽極板との電気的な短絡を生じないように、同一の
ブスバーに接触するヘッドバーは交互に絶縁される必要
がある。そこで従来は、極板のヘッドバーの下側に交互
に絶縁性のカバーを敷いたり、或いはブスバーの上面に
櫛の歯状の切り欠きを設けた絶縁カバーを設置し、該切
り欠きの部分と覆いの部分とに各極板のヘッドバーが交
互に載設されるように極板を配置している。ところが、
このような方法では、極板相互の設置間隔が狭くなる
と、正確な位置合わせが難しく僅かに極板の位置がズレ
ても直ちに短絡を生じるなど電気的な短絡の危険が増大
する。
〔課題を解決手段:考案の構成〕 本考案は、ブスバーに絶縁カバーを設置する従来の方法
に代えて、極板のヘッドバー先端に絶縁カバーを装着さ
せることにより従来の課題を解決した。
本考案によれば、極板のヘッドバー先端部に装着され、
電解槽上端のブスバーに接触する上記先端部の少なくと
も下面と両側面を覆う絶縁性の絶縁カバーが提供され
る。
第1図〜第5図に本考案に係る絶縁カバーの具体例を示
す。第1図に示すように、極板(陰極板および陽極板)
10のヘッドバー先端11は電解槽20の槽壁上端に配設した
ブスバー21に載設される。該ヘッドバー先端部11のブス
バー21に接触する部分に本考案に係る絶縁カバー30が装
着される。該カバー30は電気的に絶縁性の材質からな
る。具体的には塩化ビニル樹脂等が好適に用いられる。
また該絶縁カバー30は第2図(a),(b)に示すよう
にヘッドバー先端部11の少なくとも下面および両側面を
覆うように断面が箱型またはコ字型をなす。該絶縁カバ
ー30の長さはとくに限定されないが、上記ブスバー21の
幅より大きいことが好ましい。また該絶縁カバー30はヘ
ッドバー先端部11から外れることのないよう装着されな
ければならない。このためヘッドバー先端部11に絶縁カ
バー30を確実に装着する種々の装着手段を絶縁カバー30
に設けても良い。第3図(a)〜(d)及び第4図にヘ
ッドバー長手方向へのズレを防止する装着手段を設けた
絶縁カバーの具体例を示す。その一例として、絶縁カバ
ー30の内法面31に入口側に開くテーパが設けられる〔第
3図(a)〕。他の例としては、絶縁カバー30の上面に
締め付け用の捻子32を設けても良く〔第3図(b)〕、
或いは該捻子32に代えて絶縁カバー30の内法面に突起35
を形成しても良い〔第3図(c)〕。またヘッドバーに
常に保持させるため装着手段として絶縁カバー30の両側
部の上端部に内側に突き出す突起33を形成しても良い。
〔第3図(d)〕。この他に、第2図(b)に示すよう
に弾性の材料を用い、上面が開口したコ字型の断面形状
とし、上側が僅かに内向きに傾斜する形状とし、絶縁カ
バー30の弾性力によってヘッドバー先端部11に嵌着する
ようにしても良い。あるいは第4図に示すように、絶縁
カバー30を上側が開口したコ字型断面とし、開口部分の
中央に連結部34を設け、一方、ヘッドバー先端部11の上
面に上記連結部34が嵌着する切り欠き12を設けるように
しても良い。
〔考案の効果〕
本考案の絶縁カバーは、従来のようなブスバー表面に絶
縁カバーを載せるものとは異なり、極板のヘッドバー先
端部分に装着されるものであるため、極板を確実に絶縁
することができる。従って、極板相互の設置間隔を狭く
しても電気的な短絡を生じることが無い。また、本考案
の絶縁カバーは構造が極めて簡略であるため製造が容易
であり、且つその装着や取り外しも容易である。簡略な
構造でありながら、実用上大きな利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案に係る絶縁カバーの実施例であ
り、第1図はヘッドバー先端部に絶縁カバーを装着させ
た概略斜視図、第2図(a)(b)は絶縁カバーの外観
図、第3図(a)〜(d)は絶縁カバーの断面図、第4
図は絶縁カバーとヘッドバー先端部の概略外観図であ
る。 図面中、10……極板、11……ヘッドバー先端部、12……
切り欠き部、20……電解槽、21……ブスバー、30……絶
縁カバー、31……テーパ、32……捻子、33……突起、34
……連結部、35……突起。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】極板のヘッドバー先端部に装置され、電解
    槽上端のブスバーに接触する上記先端部の少なくとも下
    面と両側面を覆う絶縁性の絶縁カバー。
  2. 【請求項2】極板ヘッドバー先端部への係合手段が設け
    られている第1請求項の絶縁カバー。
JP12506789U 1989-10-27 1989-10-27 極板ヘッドバーの絶縁カバー Expired - Lifetime JPH0711174Y2 (ja)

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JP12506789U JPH0711174Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 極板ヘッドバーの絶縁カバー

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JPH0367066U JPH0367066U (ja) 1991-06-28
JPH0711174Y2 true JPH0711174Y2 (ja) 1995-03-15

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ID=31672953

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JP2006081495A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nakayama Egg:Kk 家禽個体管理システム

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JPH0367066U (ja) 1991-06-28

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