JPH07111701A - 電気車制御装置及び電気車制御方法 - Google Patents

電気車制御装置及び電気車制御方法

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JPH07111701A
JPH07111701A JP5251309A JP25130993A JPH07111701A JP H07111701 A JPH07111701 A JP H07111701A JP 5251309 A JP5251309 A JP 5251309A JP 25130993 A JP25130993 A JP 25130993A JP H07111701 A JPH07111701 A JP H07111701A
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brake
power
electric vehicle
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JP5251309A
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Ikuya Aoyama
育也 青山
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Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Inverter Devices (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 指令装置9は、電気車の運転指令をインバ−
タ制御装置11のみに入力する。インバ−タ制御装置11は
指令装置9からの力行指令Pおよびブレーキ指令Bに応
じてインバータ5の出力周波数と出力電圧を制御する。
また、ブレーキ指令B時にはブレーキ接触器投入指令B
Kを出力して発電ブレーキ接触器7aをオンさせ、発電
ブレーキ抵抗器7bをコンバータ4の出力とインバータ
5の入力間に接続する。更にインバ−タ制御装置7で
は、ブレーキ接触器7aのオン、オフ状態を示すブレー
キ接触器状態信号BKNAを入力とし、力行指令P、ブ
レーキ指令Bとの論理によりコンバ−タ制御装置10へコ
ンバータ力行指令CP、コンバータブレーキ指令CBを
出力し、この信号に基づいてコンバータ4を制御する。 【効果】 発電ブレーキ抵抗器の消費エネルギが過大と
なることを確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気車駆動用の電動機
を制御する電気車制御装置及び電気車制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】単相交流電化区間を走行する電気車(以
下交流電気車と言う)は、いったん受電した交流電力を
トランスにて降圧し、この降圧した交流電力をサイリス
タやダイオードなどで構成されるコンバータ装置(以
下、コンバータで示す)で直流電力に変換し、この直流
電力を駆動用直流電動機に供給することで走行してい
る。
【0003】一方、近年、可変電圧・可変周波数インバ
ータ装置(以下、インバータと言う)により制御される
誘導電動機駆動の交流電気車が運転されるようになって
きている。この場合の交流電気車は、いったん受電した
交流電力をトランスにて降圧し、この降圧した交流電力
をサイリスタやダイオードなどで構成されるコンバーで
直流電力に変換し、この直流電力をインバ−タで3相交
流電力に変換して誘導電動機に供給することで走行して
いる。
【0004】図4は誘導電動機駆動の交流電気車の制御
装置の構成図である。図示しない交流架線からパンタグ
ラフ1を介して集電された交流電力は、電流の入切を行
う遮断器2を通して、変圧器3により降圧された後、コ
ンバータ4にて直流電力に変換される。この直流電力は
インバータ5により可変電圧・可変周波数の3相交流電
力に変換されて誘導電動機6へ供給され、電気車はこの
誘導電動機6の発生トルクにより力行、ブレーキ運転さ
れる。また、コンバータ4の出力とインバータ5の入力
間には、ブレーキ接触器7aと発電ブレーキ抵抗器7b
により構成される発電ブレーキ回路8が接続されてい
る。
【0005】指令装置9は、例えば電気車の乗務員が操
作する主幹制御器やモニタ装置などであり、電気車の運
転指令をそれぞれコンバ−タ制御装置10、インバ−タ制
御装置11へ出力するものである。指令装置9が力行指令
Pを出力すると、コンバ−タ制御装置10ではコンバータ
4の出力電圧VD を所定の直流電圧VA まで上昇させ、
その後は力行指令Pがオフするまでコンバータ4の出力
電圧VD を直流電圧VA 一定に保つように制御する。そ
してインバ−タ制御装置11ではインバータ5の出力周波
数と出力電圧を制御する。電気車のブレ−キ運転時に
は、誘導電動機6を発電機として動作させ、誘導電動機
6から発生した発電エネルギをインバ−タ5を介して発
電ブレ−キ抵抗器で消費させることで、制動力を得てい
る。そこでブレーキ指令Bを指令装置9が出力した場合
には、インバ−タ制御装置11からブレーキ接触器投入指
令BKを出力してブレーキ接触器7aをオンし、発電ブ
レーキ抵抗器7bをコンバータ4の出力とインバータ5
の入力間に接続する。コンバ−タ制御装置10では、コン
バータ4の出力電圧VD を所定の直流電圧VA まで上昇
させて、インバータ5が発電ブレーキモードで運転を開
始できる電圧を確立させ、所定時間Tが経過した後、所
定の直流電圧VB まで下降させ、その後はブレーキ指令
Bがオフするまで直流電圧VB 一定に保つように制御す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術では、指令装置から出力される一つの運転指令
をコンバ−タ制御装置とインバ−タ制御装置にてそれぞ
れが認識して、両者が例えば力行、もしくはブレーキ制
御を行うようにしていた。従って指令装置からブレーキ
指令Bを出力した時に、インバ−タ制御装置ではブレー
キ指令Bを正しく認識したが、コンバ−タ制御装置では
誤って力行指令Pとして認識し、両者で運転指令の不一
致が発生した場合、コンバータを常に出力電圧VD を直
流電圧VA一定となるように制御するため、発電ブレー
キ抵抗器の消費エネルギが過大となってしまっていた。
また、コンバ−タ制御装置、インバ−タ制御装置が共に
力行指令Pを正しく認識した時でも、ブレーキ接触器の
接点が溶着して発電ブレーキ抵抗器が常に回路に接続さ
れた場合、やはり常に直流電圧VA が発電ブレーキ抵抗
器に印加されるため、消費エネルギが過大となってい
た。これらを考慮して、発電ブレーキ抵抗器の焼損など
の拡大事故を未然に防止するために、発電ブレーキ抵抗
器として、熱的容量に相当余裕のある抵抗器を選定する
必要があり、抵抗器の小型・軽量化が図れなかった。ま
た電気車へ艤装する際も他の機器への発熱の影響を抑え
るために考慮が必要となり、艤装スペ−スの低減を図る
ことができなかった。
【0007】そこで本発明の目的は、指令装置からの運
転指令に対して、インバータとコンバータ間の協調を確
実にとり、発電ブレーキ抵抗器の小型・軽量化、艤装ス
ペースの低減などを図る電気車制御装置及び電気車制御
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、交流電力を直流電力に変換す
るコンバータ装置と、このコンバータ装置で変換された
直流電力を、電気車の駆動用電動機に供給する3相交流
電力に交換するインバータ装置と、コンバータ装置とイ
ンバータ装置との間に接続される接触器と抵抗器とから
なる直列回路と、電気車の力行指令とブレーキ指令を出
力する指令装置と、この指令装置から出力される指令を
判別して、インバータ装置を制御すると共に、接触器の
状態を監視して、接触器の状態と判別した指令に基づい
てコンバータ装置運転指令を出力する第1の制御装置
と、このコンバータ装置運転指令を入力して、コンバー
タ装置を制御する第2の制御装置とを備えてなる。
【0009】又請求項2記載の発明は、指令装置から出
力される電気車の力行指令とブレーキ指令に応じて、交
流電力を直流電力に変換するコンバータ装置と、このコ
ンバータ装置で変換された直流電力を、電気車の駆動用
電動機に供給する3相交流電力に変換するインバータ装
置とを制御する際に、指令装置から電気車の力行指令が
出力された時には、インバータ装置を力行運転すると共
に、接触器が開放していることを確認してコンバータ装
置を力行運転し、指令装置から電気車のブレーキ指令が
出力された時には、インバータ装置をブレーキ運転する
と共に、接触器を投入して接触器が閉成していることを
確認してコンバータ装置をブレーキ運転する電気車制御
方法である。
【0010】
【作用】上述した構成により請求項1記載の発明では、
指令装置から出力する電気車の力行指令、ブレーキ指令
を第1の制御装置のみに入力し、この力行指令、もしく
はブレーキ指令と接触器の状態に基づいて第1の制御装
置は第2の制御装置へコンバータ装置運転指令として力
行制御指令、もしくはブレーキ制御指令を出力する。第
2の制御装置はこの指令に基づき、コンバータ装置を制
御する。
【0011】又請求項2記載の発明では、インバータ装
置、コンバータ装置共に同一の運転指令を入力して、そ
の運転指令が力行指令の時はインバ−タ装置を力行運転
して、更に接触器が開放していることを確認してからコ
ンバータ装置を力行運転し、運転指令がブレーキ指令の
時はインバ−タ装置をブレ−キ運転して、更に接触器を
投入して閉成したことを確認してからコンバータ装置を
ブレーキ運転する。従って万一接触器の接点が溶着して
抵抗器が常にコンバータ装置とインバータ装置との間に
接続されてしまった場合にも、指令装置が出力する運転
指令に対して、インバータ装置、コンバータ装置共に同
一の運転指令を確実に入力すると共に、接触器の状態に
より制御を行なうため、抵抗器の消費エネルギが過大に
なることを防止できる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照し詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す図で、図1(a)は
電気車制御装置の構成図、図1(b)はインバ−タ制御
装置の機能ブロック図である。図示しない架線からパン
タグラフ1及び遮断器2を介して集電された交流電力
は、変圧器3により降圧された後、コンバータ4にて直
流電力に変換される。この直流電力はインバータ5によ
り可変電圧・可変周波数の3相交流電力に変換されて誘
導電動機6へ供給される。電気車はこの誘導電動機6の
発生トルクにより力行、ブレーキ運転される。またコン
バータ4の出力とインバータ5の入力間に、ブレーキ接
触器7aと発電ブレーキ抵抗器7bにより構成される発
電ブレーキ回路8が接続されている。
【0013】指令装置9は例えば電気車の乗務員が操作
する主幹制御器やモニタ装置などであり、電気車の運転
指令(力行指令P又はブレーキ指令B)をインバ−タ制
御装置11に対して出力するものである。インバ−タ制御
装置11はこの指令装置9からの運転指令をうけてインバ
ータ5を制御し、インバ−タ5の出力周波数と出力電圧
を可変する。このインバ−タ制御装置11は、指令装置9
から出力される力行指令P又はブレーキ指令Bを運転指
令判断部12でうけてどちらの指令が出力されたか判断す
る。運転指令判断部12は、指令装置9から出力される運
転指令が力行指令Pであると判断した場合、コンバータ
運転指令発生部14にて後述するようにコンバータ力行指
令CPをコンバータ制御装置10に出力する。又運転指令
判断部12は、指令装置9から出力された運転指令がブレ
ーキ指令Bであると判断した場合、発電ブレーキ接触器
制御部13は発電ブレーキ接触器投入指令BKを出力し、
発電ブレーキ接触器7aをオンする。すると、発電ブレ
ーキ抵抗器7bがコンバータ4の出力とインバータ5の
入力間に接続される。更にコンバータ運転指令発生部14
は後述するようにコンバータブレーキ指令CBをコンバ
ータ指令装置10に出力する。
【0014】次にコンバータ運転指令発生部14の動作を
詳しく説明する。コンバータ運転指令発生部14は運転指
令判断部12で判断した力行指令P又はブレーキ指令Bを
入力する他に、発電ブレーキ接触器状態信号BKNAを
入力する。電気車の力行運転時には発電ブレ−キ接触器
7aはオフ状態であるが、電気車のブレ−キ運転時に
は、発電ブレ−キ接触器7aはオン状態である。コンバ
−タ運転指令発生部14は、発電ブレ−キ接触器7aがオ
フ状態である時は「0」、オン状態であれば「1」を発
電ブレーキ接触器状態信号BKNAとして入力する。具
体的に説明していくと、指令装置9から力行指令Pがイ
ンバ−タ制御装置11へ出力されると、運転指令判断部12
で力行指令Pが入力されたと判断し、この力行指令Pの
入力情報(以下力行指令Pと言う)がコンバータ運転指
令発生部14へ入力される。又発電ブレ−キ接触器7aは
オフ状態であるので、発電ブレーキ接触器状態信号BK
NAとして「0」がコンバータ運転指令発生部14へ入力
される。発電ブレーキ接触器状態信号BKNAはNOT
回路14aで「1」に反転され、力行指令装置PとNOT
回路14aの出力がAND回路14bに入力される。そして
AND回路14bからコンバータ力行指令CPが出力され
ることになる。つまり力行指令Pが運転指令判断部12で
判断され、発電ブレーキ接触器7aがオフ状態であると
いう条件が揃ったことではじめてコンバ−タ制御装置10
へコンバータ力行指令CPが出力される。
【0015】又指令装置9からインバ−タ制御装置11へ
ブレーキ指令Bが出力されると、運転指令判断部12でブ
レーキ指令Bが入力されたと判断し、このブレーキ指令
Bの入力情報(以下ブレーキ指令Bと言う)が発電ブレ
ーキ接触器制御部13、コンバータ運転指令発生部14へ入
力される。発電ブレーキ接触器制御部13はブレーキ指令
Bをうけて発電ブレーキ接触器投入指令BKを出力し、
発電ブレーキ接触器7aをオンする。従って発電ブレー
キ接触器状態信号BKNAとして「1」がコンバータ運
転指令発生部14へ入力される。運転指令判断部12からの
ブレーキ指令Bと発電ブレーキ接触器状態信号BKNA
(「1」)がAND回路14cに入力され、コンバータブ
レーキ指令CBがコンバ−タ制御装置10へ出力される。
つまりブレーキ指令Bが運転指令判断部12で判断され、
発電ブレーキ接触器7aがオン状態であるという条件が
揃ったことではじめてコンバ−タ制御装置10へコンバー
タブレーキ指令CBが出力される。このようにインバ−
タ制御装置11の運転指令認識により、コンバ−タ制御装
置10へも同一の指令が確実に入力されることになる。
【0016】次に上記したようにコンバ−タ制御装置10
がコンバータ力行指令CP又はコンバータブレーキ指令
CBを入力した時のコンバータ4の出力電圧制御につい
て説明する。図2(a)、図2(b)は、コンバ−タ制
御装置10がコンバータ力行指令CPおよびコンバータブ
レーキ指令CBに応じて設定するコンバータ4の出力電
圧VD の制御パターンの一例である。コンバータ力行指
令CPがインバ−タ制御装置11から出力されると、力行
電圧パターン作成部15では、力行中の所定の直流電圧V
A 、例えば1500Vまでコンバータ4の出力電圧を上昇さ
せ、その後はコンバータ力行指令CPがオフするまで一
定の直流電圧VA を保つような力行電圧パターンVDP
が作成される。そして、コンバータ4の出力電圧VD
力行電圧パターンVDPに一致するようにコンバータ4
が制御される。また、コンバータブレーキ指令CBがイ
ンバ−タ制御装置11から出力されると、発電ブレーキ電
圧パターン作成部16では、いったん所定の直流電圧VA
までコンバータ4の出力電圧を上昇させ、時間Tが経過
した後、発電ブレーキ中の所定の直流電圧VB 、例えば
300Vまでコンバータ4の出力電圧を下降させ、その後
はコンバータブレーキ指令CBがオフするまで一定の直
流電圧VB を保つような発電ブレーキ電圧パターンVD
Bが作成される。そしてコンバータ4の出力電圧が発電
ブレーキ電圧パターンVDBに一致するようにコンバー
タ4が制御される。時間Tの間に、インバータ5は指令
装置9からのブレーキ指令Bにより発電ブレーキモード
で運転を開始するため、コンバータ4の出力電圧パター
ンVDBがVB まで下降しても、実際のコンバータ出力
電圧値VD はコンバータ5の直流側電圧、すなわち誘導
電動機6から発生する発電エネルギと発電ブレーキ抵抗
器8の抵抗値で決まる電圧に維持されることになる。
【0017】図3は、電気車がブレーキ指令にて減速す
る際の、速度Sと直流電圧VD の関係を示したグラフで
ある。電気車の運動エネルギは速度が低下するにつれて
減少するため、直流電圧VD も速度Sとともに低下す
る。通常、直流電圧VD が 400V程度まで低下するまで
インバータ5は発電モードで運転可能であるため、コン
バータ4の出力電圧パターンVDBをVB まで下げてお
くことにより、発電ブレーキ抵抗器8での消費エネルギ
を必要最低限に抑えることができる。すなわちコンバー
タ4の出力電圧パターンVDBをインバータ5の直流側
電圧より低く設定することで、コンバータ側からの電力
の流入をほとんど無くすことができるため、発電ブレー
キ抵抗器8の熱的容量を減らすことができ、抵抗器の小
型・軽量化が図れる。
【0018】発電ブレーキ接触器7aの接点が溶着して
電気車の力行運転中に発電ブレーキ接触器7aが常にコ
ンバータ4の出力端に接続されてしまうようになった場
合は、指令装置9からインバ−タ制御装置11へ出力され
る力行指令Pに対して運転指令判断部12で力行指令Pを
判断するが、コンバータ運転指令発生部14において発電
ブレーキ接触器状態信号BKNAとして「1」が入力さ
れるので、AND回路14bからはコンバータ力行指令C
Pが、AND回路14cからはコンバータブレーキ指令C
Bが共にコンバ−タ制御装置10に対して出力されること
はない。従ってコンバ−タ制御装置10からはコンバータ
4に対して運転指令が出力されず、コンバータ4の運転
が停止する。するとコンバータの出力電圧VD が低下す
るためインバータ5の運転も停止される。従って発電ブ
レーキ接触器7aが万一溶着してしまった場合にはコン
バータ4、インバータ5の運転がされず発電ブレ−キ接
触器7aの消費エネルギが過大となることはない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンバータやインバータなど複数の制御部により構成され
た発電ブレーキを使用する電気車制御装置において、イ
ンバ−タ制御装置とコンバ−タ制御装置への電気車運転
指令を確実に一致させることができる。又発電ブレーキ
接触器の状態を常に監視することで発電ブレーキ抵抗器
の消費エネルギが過大になることを防止でき、かつ抵抗
器の小型・軽量化、艤装スペースの低減などが図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(a)は電気車
制御装置の構成図、(b)はインバ−タ制御装置の機能
ブロック図である。
【図2】コンバ−タ制御装置の制御機能を示す図で、
(a)はコンバータ力行指令に対するコンバータ出力電
圧制御図、(b)はコンバータブレーキ指令に対するコ
ンバータ出力電圧制御図である。
【図3】コンバータ出力電圧と電気車速度との関係を示
す図である。
【図4】従来の電気車制御装置の構成図である。
【符号の説明】
4…コンバータ 5…インバータ 6…誘導電動機 7a…発電ブレーキ接触器 7b…発電ブレーキ抵抗器 9…指令装置 10…コンバ−タ制御装置 11…インバ−タ制御装置 12…運転指令判断部 13…発電ブレーキ接触器制御部 14…コンバータ運転指令発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換するコンバー
    タ装置と、 このコンバータ装置で変換された直流電力を、電気車の
    駆動用電動機に供給する3相交流電力に交換するインバ
    ータ装置と、 前記コンバータ装置と前記インバータ装置との間に接続
    される接触器と抵抗器とからなる直列回路と、 前記電気車の力行指令とブレーキ指令を出力する指令装
    置と、 この指令装置から出力される指令を判別して、前記イン
    バータ装置を制御すると共に、前記接触器の状態を監視
    して、前記接触器の状態と前記判別した指令に基づいて
    コンバータ装置運転指令を出力する第1の制御装置と、 このコンバータ装置運転指令を入力して、前記コンバー
    タ装置を制御する第2の制御装置とを有する電気車制御
    装置。
  2. 【請求項2】 指令装置から出力される電気車の力行指
    令とブレーキ指令に応じて、交流電力を直流電力に変換
    するコンバータ装置と、このコンバータ装置で変換され
    た直流電力を、電気車の駆動用電動機に供給する3相交
    流電力に変換するインバータ装置とを制御する際に、 前記指令装置から前記電気車の力行指令が出力された時
    には、前記インバータ装置を力行運転すると共に、前記
    接触器が開放していることを確認して前記コンバータ装
    置を力行運転し、 前記指令装置から前記電気車のブレーキ指令が出力され
    た時には、前記インバータ装置をブレーキ運転すると共
    に、前記接触器を投入し前記接触器が閉成していること
    を確認して前記コンバータ装置をブレーキ運転する電気
    車制御方法。
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