JPH07110960B2 - 消臭洗浄剤組成物 - Google Patents
消臭洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH07110960B2 JPH07110960B2 JP1433587A JP1433587A JPH07110960B2 JP H07110960 B2 JPH07110960 B2 JP H07110960B2 JP 1433587 A JP1433587 A JP 1433587A JP 1433587 A JP1433587 A JP 1433587A JP H07110960 B2 JPH07110960 B2 JP H07110960B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water solubility
- ratio
- cleaning composition
- range
- composition
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水洗トイレ等における槽外載置式の消臭洗
浄剤組成物の改良に関し、その溶水性を簡単に調整可能
とすることによって、特に洗浄力を任意に設定し得るよ
うにしたことを技術的特徴としたものである。
浄剤組成物の改良に関し、その溶水性を簡単に調整可能
とすることによって、特に洗浄力を任意に設定し得るよ
うにしたことを技術的特徴としたものである。
この種の消臭洗浄剤組成物は、これを適当な外装袋に充
填した上、別途外容器に収納して貯水タンク等の手洗い
用水受蓋に載置することにより、通常は芳香を揮散させ
る一方、注水時にその一定量が溶解して洗浄作用を奏す
るようにしたものであるが、従来、その組成構造はステ
アリン酸等の脂肪酸とポリオキシエチレンジステアレー
ト等の非イオン系界面活性剤とからなる主剤に対し、香
料及び色素を適当な比率で配合したものが一般的であっ
た。
填した上、別途外容器に収納して貯水タンク等の手洗い
用水受蓋に載置することにより、通常は芳香を揮散させ
る一方、注水時にその一定量が溶解して洗浄作用を奏す
るようにしたものであるが、従来、その組成構造はステ
アリン酸等の脂肪酸とポリオキシエチレンジステアレー
ト等の非イオン系界面活性剤とからなる主剤に対し、香
料及び色素を適当な比率で配合したものが一般的であっ
た。
然し、それら従来の組成物では、便器の使用温度や頻
度、或いは形状などに応じて、その固形化範囲、即ち溶
水性を調整する場合に、逐一、上記主剤の成分比率を変
化させなければならなかったから、溶水性と洗浄力との
関係に基づいた厳密な比率を計算上、求めるのに多大の
手間を要し、いきおい正確さを欠いて洗浄力にばらつき
が生じるという問題点が見られたものであった。
度、或いは形状などに応じて、その固形化範囲、即ち溶
水性を調整する場合に、逐一、上記主剤の成分比率を変
化させなければならなかったから、溶水性と洗浄力との
関係に基づいた厳密な比率を計算上、求めるのに多大の
手間を要し、いきおい正確さを欠いて洗浄力にばらつき
が生じるという問題点が見られたものであった。
そこで本発明は、ポリエチレングリコール（以下、単に
PEGという）30〜50％（重量比。以下、同じ）とステア
リン酸ソーダ５〜15％とからなる主剤に、陽イオン系界
面活性剤５〜20％と非イオン系界面活性剤２〜５％を加
え、これに適当量の香料と色素を添加したうえ、適宜固
形化せしめたことによって上述した問題点を一挙に解決
したものである。
PEGという）30〜50％（重量比。以下、同じ）とステア
リン酸ソーダ５〜15％とからなる主剤に、陽イオン系界
面活性剤５〜20％と非イオン系界面活性剤２〜５％を加
え、これに適当量の香料と色素を添加したうえ、適宜固
形化せしめたことによって上述した問題点を一挙に解決
したものである。
本発明の組成物は、上記陽イオン系活性材と非イオン系
活性剤の配合量を加減することによって、主剤の成分比
率を変化させることなく、溶水性に応じた洗浄力が得ら
れるという格別の作用を奏するものである。
活性剤の配合量を加減することによって、主剤の成分比
率を変化させることなく、溶水性に応じた洗浄力が得ら
れるという格別の作用を奏するものである。
以下、その構成を１、２の実施例に基づいて更に具体的
に述べることゝする。
に述べることゝする。
（その１） 先ずPEG（20,000＃）40％とステアリン酸ソーダ10％を
混合して主剤とし、これに後述する陽イオン系界面活性
剤18％及び非イオン系界面活性剤２％を加え、更に20％
のレモン香料と10％の色素（黄色１号）を添加したう
え、所定の型枠に注入して冷却、固形化することによ
り、比較的溶水性の低い消臭洗浄剤組成物を得たもので
ある。
混合して主剤とし、これに後述する陽イオン系界面活性
剤18％及び非イオン系界面活性剤２％を加え、更に20％
のレモン香料と10％の色素（黄色１号）を添加したう
え、所定の型枠に注入して冷却、固形化することによ
り、比較的溶水性の低い消臭洗浄剤組成物を得たもので
ある。
尚、上記陽イオン系界面活性剤としては、例えばアルキ
ル第４アンモニウム塩、アルキルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
クロライド、アルキルピリジニウム塩などのうち、単独
または二種以上を併用するものである。
ル第４アンモニウム塩、アルキルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
クロライド、アルキルピリジニウム塩などのうち、単独
または二種以上を併用するものである。
又、非イオン系界面活性剤としては、例えばポリオキシ
エチレン脂肪酸エステルのようなポリオキシエチレンエ
ステル型の他、脂肪族アルコールポリオキシエチレンエ
ーテルやアルキルフェノールポリオキシエチレンエーテ
ル、或いは多価アルコール脂肪酸エステル等のポリオキ
シエチレンエーテル型などのうち、一種又は二種以上を
使用するものである。
エチレン脂肪酸エステルのようなポリオキシエチレンエ
ステル型の他、脂肪族アルコールポリオキシエチレンエ
ーテルやアルキルフェノールポリオキシエチレンエーテ
ル、或いは多価アルコール脂肪酸エステル等のポリオキ
シエチレンエーテル型などのうち、一種又は二種以上を
使用するものである。
（その２） 上記PEG（20,000＃）40％とステアリン酸ソーダ10％か
らなる主剤に対し、上記陽イオン系界面活性剤６％と非
イオン系界面活性剤４％を加え、更にアルデヒド系香料
34％と色素（青色１号）６％を添加、混合したうえ、型
枠内で冷却固化することにより、前記実施例に比較して
溶水性の高い芳香消臭組成物を得たものである。
らなる主剤に対し、上記陽イオン系界面活性剤６％と非
イオン系界面活性剤４％を加え、更にアルデヒド系香料
34％と色素（青色１号）６％を添加、混合したうえ、型
枠内で冷却固化することにより、前記実施例に比較して
溶水性の高い芳香消臭組成物を得たものである。
而して上記両実施例から明らかなように、本発明の組成
物は一旦、主剤の比率を決めておくだけで、溶水性を高
める場合には、非イオン系活性剤に対する陽イオン系活
性剤の配合比率を増大させ、また逆に溶水性を低下させ
る場合には、その配合比率を小さくすればよく、何れも
上記両活性剤の配分のみによって極めて簡単にその溶水
性即ち洗浄力を任意に設定し得るものである。
物は一旦、主剤の比率を決めておくだけで、溶水性を高
める場合には、非イオン系活性剤に対する陽イオン系活
性剤の配合比率を増大させ、また逆に溶水性を低下させ
る場合には、その配合比率を小さくすればよく、何れも
上記両活性剤の配分のみによって極めて簡単にその溶水
性即ち洗浄力を任意に設定し得るものである。
この他、上記両実施例においては、比較のためにPEG並
びにステアリン酸ソーダの配合量を中間値にとったが、
上述したように本件発明における上記PEGの配合比率は3
0〜50％、又ステアリン酸ソーダは５〜15％の範囲で含
有されるのが好ましく、これらの比率が上記範囲を下回
る場合には洗浄力や耐熱性が低下し、これを上回る場合
には不溶物が生じ易くなるという不都合が見られるもの
である。
びにステアリン酸ソーダの配合量を中間値にとったが、
上述したように本件発明における上記PEGの配合比率は3
0〜50％、又ステアリン酸ソーダは５〜15％の範囲で含
有されるのが好ましく、これらの比率が上記範囲を下回
る場合には洗浄力や耐熱性が低下し、これを上回る場合
には不溶物が生じ易くなるという不都合が見られるもの
である。
他方、上記陽イオン系、非イオン系活性剤の組成比率
は、前者が５〜20％、又後者が２〜５％の範囲で配合さ
せるのが好ましく、これらの比率が上記各範囲を下回る
場合には、適当な溶水性が得られず、又これを上回る場
合には、主剤の分量が減少して洗浄力を低下するもので
ある。
は、前者が５〜20％、又後者が２〜５％の範囲で配合さ
せるのが好ましく、これらの比率が上記各範囲を下回る
場合には、適当な溶水性が得られず、又これを上回る場
合には、主剤の分量が減少して洗浄力を低下するもので
ある。
更に、香料については５〜40％含有されるのが望まし
く、その比率が上記範囲を下回ると充分な消臭効果が得
られず、又上回ると香りが強過ぎるものである。
く、その比率が上記範囲を下回ると充分な消臭効果が得
られず、又上回ると香りが強過ぎるものである。
更に又、色素については５〜15％の範囲が適当であっ
て、この範囲を下回ると実用性に乏しいし、また上回る
と却って清涼感が失われるものである。
て、この範囲を下回ると実用性に乏しいし、また上回る
と却って清涼感が失われるものである。
以上述べた通り、本発明の消臭洗浄剤組成物は予めPEG
とステアリン酸ソーダの成分範囲を定めて主剤とし、そ
の範囲内で陽イオン系と非イオン系界面活性剤の配合比
率を適宜、変化させることにより、所望の固形化範囲、
即ち溶水性が設定できるから、便器の使用温度や頻度、
或いはその形状など目的に応じた消臭、洗浄力を備えた
組成物が簡単に得られるという顕著な利点を有するもの
である。
とステアリン酸ソーダの成分範囲を定めて主剤とし、そ
の範囲内で陽イオン系と非イオン系界面活性剤の配合比
率を適宜、変化させることにより、所望の固形化範囲、
即ち溶水性が設定できるから、便器の使用温度や頻度、
或いはその形状など目的に応じた消臭、洗浄力を備えた
組成物が簡単に得られるという顕著な利点を有するもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 3/50
Claims (1)
- 【請求項１】ポリエチレングリコール30〜50％とステア
リン酸ソーダ５〜15％とからなる主剤に対し、陽イオン
系界面活性剤５〜20％及び非イオン系界面活性剤２〜５
％を加え、これに香料５〜40％と色素５〜15％を添加し
たうえ、適宜固形化せしめたことを特徴とする消臭洗浄
剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1433587A JPH07110960B2 (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 消臭洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1433587A JPH07110960B2 (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 消臭洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63182400A JPS63182400A (ja) | 1988-07-27 |
| JPH07110960B2 true JPH07110960B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=11858195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1433587A Expired - Lifetime JPH07110960B2 (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 消臭洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110960B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5759974A (en) * | 1994-11-07 | 1998-06-02 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Block-form cleaners for flush toilets |
| DE4439677A1 (de) * | 1994-11-07 | 1996-05-09 | Henkel Kgaa | Reinigungsmittelstück für Spültoiletten |
| DE19937987A1 (de) * | 1999-08-11 | 2001-02-15 | Drom Fragrances Internat Kg | Zubereitung, insbesondere für WC-Erfrischer |
| JP5076591B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-11-21 | 日油株式会社 | 尿石付着防止剤 |
-
1987
- 1987-01-23 JP JP1433587A patent/JPH07110960B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63182400A (ja) | 1988-07-27 |
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