JPH07110902A - ディジタル信号記録再生装置 - Google Patents

ディジタル信号記録再生装置

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JPH07110902A
JPH07110902A JP5254083A JP25408393A JPH07110902A JP H07110902 A JPH07110902 A JP H07110902A JP 5254083 A JP5254083 A JP 5254083A JP 25408393 A JP25408393 A JP 25408393A JP H07110902 A JPH07110902 A JP H07110902A
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宰司 國平
Hiroshi Okamoto
博 岡本
Toshio Inaji
稲治  利夫
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるビットレートのディジタル信号を記録
する場合にも、回転シリンダの回転数を変更することな
く、複数のビットレートに対応することができるディジ
タル信号記録再生装置を提供する。 【構成】 磁気テープ1を回転シリンダ2に巻回して回
転シリンダに搭載された磁気ヘッド5によりヘリカルト
ラックにディジタル情報を記録再生するディジタル信号
記録再生装置において、複数のビットレートの入力信号
を、ビットレート変換器12にて所定の記録ビットレー
トのディジタル情報に変換し、入力信号のビットレート
に応じて磁気ヘッド5のm回(m≧1の整数)のスキャ
ンに1回の割合でディジタル情報を記録する。この際に
は記録時のシステム情報も磁気テープ2に記録してお
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号あるいは音
声信号などのディジタル情報を磁気テープに記録するデ
ィジタルVTR、PCMテープレコーダ等のディジタル
信号記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル信号記録再生装置は圧
縮、伸張技術およびエラー訂正技術の進歩により、ディ
ジタル信号をそのまま磁気テープに記録せずに圧縮して
記録することが行なわれている。例えば「画像情報記録
技術の将来」(テレビジョン学会誌Vol.46,No.10,pp122
2〜1229)の「表1,表2 ディジタルVTRの各社試
作例」に発表されているように、ビデオ信号をディジタ
ル化し、DCTやDPCM,ADRCなどの圧縮法を用
いて、ディジタル化されたビデオ信号を圧縮して磁気テ
ープに記録している。
【0003】一例として、符号化され情報量が115M
b/sの映像信号を圧縮法により25Mb/sの記録デ
ータレートに変換して、圧縮記録することが可能となっ
ており、通常、磁気ヘッドがスキャンする毎に磁気テー
プ上に記録トラックを構成する方式が採用されている。
【0004】その結果、入力信号のビットレートが異な
る場合には、テープ上の記録密度を一定にするため、回
転シリンダの回転数および磁気テープの走行速度を入力
信号のビットレートに応じて変化させねばならず、例え
ば入力信号のビットレートが1/2になれば回転シリン
ダの回転数および磁気テープの走行速度をそれぞれ1/
2にしなければならなかった(例えば、特開昭63−1
55877号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなディジタル信号記録再生装置では、入力信号の異な
るビットレートのディジタル信号を記録するのに、回転
シリンダの回転数および磁気テープの走行速度を変化さ
せるために、ビットレートの変更に応じて磁気ヘッドと
磁気テープの接触状態(ヘッドタッチ)を常に最良の状
態にするのが困難であり、磁気ヘッドと磁気テープの接
触状態が悪くなるという問題を有していた。また、上記
のような構成では入力信号のビットレートに応じて、磁
気ヘッドの入出力信号を増幅するヘッドアンプの周波数
特性(フィルタ定数、イコライザ定数)を切り換える必
要があり、ヘッドアンプの回路構成が複雑になるという
問題を有していた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、異なるビット
レートのディジタル信号を記録する場合にも、回転シリ
ンダの回転数を変更することなく複数のビットレートに
対応することができるディジタル信号記録再生装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のディジタル信号記録再生装置は、磁気テー
プを回転シリンダに巻回して前記回転シリンダに搭載さ
れた磁気ヘッドによりヘリカルトラックにディジタル情
報を記録再生するディジタル信号記録再生装置におい
て、複数のビットレートの入力信号を所定の記録ビット
レートのディジタル情報に変換し、前記入力信号のビッ
トレートに応じて前記磁気ヘッドのm回(m≧1の整
数)のスキャンに1回の割合でディジタル情報を記録す
るとともに記録時のシステム情報も記録するという特徴
を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、回転シリンダ
の回転数を変更することなく複数のビットレートの入力
信号に対応できるので、磁気ヘッドと磁気テープの接触
状態(ヘッドタッチ)を良好にすることができる。ま
た、複数のビットレートの入力信号は一定の記録ビット
レートに一旦変換されるので、記録再生されるビットレ
ートは一定もしくは略一定であるため、入力信号のビッ
トレートに応じてヘッドアンプの周波数特性(フィルタ
定数、イコライザ定数)を切り換える必要がない。すな
わち、ヘッドアンプの回路構成を変更することなく、複
数のビットレートに対応できる。その結果、簡単な構成
で、異なるビットレートの入力信号を記録することがで
きる。また、記録時のシステム情報を同時に記録してい
るので、再生時にその情報をもとにシステムを制御する
ことができ、容易に記録時のシステム状態にすることが
可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明のディジタル信号記録再生装置
の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例におけるディジタ
ル信号記録再生装置の構成を示すブロック図である。図
1において、1は磁気テープであり、回転シリンダ2に
巻回されている。回転シリンダ2は、シリンダモータ3
と制御回路4により一定速度で回転するよう制御され
る。5a、5bは磁気ヘッド対であり、ここでは異なる
アジマス角R、Lを有した磁気ヘッド対が2組(R1、
L1)、(R2、L2)、回転シリンダ2に180度対
向させて搭載されている。ここで、磁気ヘッドR1、L
1、R2、L2の相対高さは記録パターン上で同じ高さ
になるように設定されているものとする。6はキャプス
タンであり、ピンチローラ7とともに磁気テープ1を挟
持し、キャプスタンモータ8と制御回路4により磁気テ
ープ1を所定の速度で走行させる。
【0011】10はA/D変換器で、入力されたアナロ
グ信号をディジタル信号に変換する。11はエンコーダ
で、入力されたディジタル信号を順次記憶させるメモリ
(図示せず)と、ディジタル信号を圧縮符号化しさらに
誤り訂正符号を生成、付加する圧縮符号化回路(図示せ
ず)とにより構成され、入力されたディジタル信号を圧
縮符号化データに変換する。12はビットレート変換器
であり、エンコーダ11より出力されたディジタルデー
タのビットレートを、メモリを用いて、書き込みクロッ
クと読み出しクロックの周波数を変化させることにより
所定の記録ビットレートに変換する。13は変調器であ
り、所定のフォーマットのディジタル信号に変換する。
14は記録ヘッドアンプであり、増幅された信号をヘッ
ド切り換え回路15に入力する。ヘッド切り換え回路1
5は、制御回路4の指令に応じて磁気ヘッド対5a、5
bの合計4つの磁気ヘッドのうち、いずれの磁気ヘッド
に記録信号を供給するかを選択する。
【0012】以下、図1、図2、図3、図4を用いてそ
の動作を説明する。図2、図3、図4は、本発明のディ
ジタル信号記録再生装置において、入力信号が記録ビッ
トレートに変換されて記録されるときの動作を示す記録
タイミング図である。
【0013】図2、図3、図4において、aは入力信号
であり、bはビットレート変換器12により前記入力信
号のビットレートを変換した信号である。a、bのブロ
ックは、磁気ヘッド5の1回のスキャンにより記録され
るデータ量を表わしている。HSWは磁気ヘッド対5
a、5bに対応したヘッド切り換え信号で、回転シリン
ダ2の回転位相に相当する。磁気ヘッド記録信号W_R
1、W_L1、W_R2、W_L2はそれぞれの磁気ヘ
ッドが記録するタイミングを表わしており、制御回路4
により作成されてヘッド切り換え回路15に送られ、い
ずれの磁気ヘッドを用いて記録するのかを選択する。例
えば、磁気ヘッド記録信号が“H”の区間においてそれ
ぞれの磁気ヘッドを用いて記録が行なわれる。
【0014】図2では、入力信号のビットレート(36
Mbps)と記録ビットレート(36Mbps)が同じ
であり、ビットレート変換手段12でのビットレートの
変換は行なわれずに、そのまま磁気ヘッド5で磁気テー
プ1に記録される例を示したものである。
【0015】入力信号aのブロックA1は、ビットレー
ト変換手段12を経由して記録信号bのB1となる。記
録信号bのブロックB1はHSW信号が“L”の区間で
記録される。HSW信号が“L”の区間では磁気ヘッド
記録信号のW_L2信号が“H”になっているので、磁
気ヘッド対5bが磁気ヘッド切り換え回路15により選
択され、磁気ヘッドL2を用いて記録信号bのブロック
B1を記録する。
【0016】同様に、入力信号aのブロックA2は記録
信号bのB2となり、HSW信号が“H”であるので磁
気ヘッド記録信号W_R1が“H”になり、磁気ヘッド
対5aの磁気ヘッドR1を用いて記録される。入力信号
aのブロックA3、A4、・・・についても同様に記録
されていく。このように、トラック毎にアジマス角を変
えて記録することができるので、ガードバンドのない高
密度記録が可能となる。
【0017】磁気テープ1の走行速度は、制御回路4に
より記録トラックが連続するようにキャプスタンモータ
8の回転速度が制御される。
【0018】なお、図2においては、入力信号aと記録
信号bのビットレートが同じであったので、ビットレー
ト変換手段12でのビットレート変換を行なわずに記録
している。また、磁気ヘッド5のスキャン毎に記録を行
なっている。
【0019】図5は磁気テープ1に記録されたトラック
パターンであり、記録時のシステム情報もディジタル情
報と同時に記録される。図5(a)はシステム情報がI
Dエリアの近くに記録される場合、図5(b)はトラッ
キング情報の近くに記録される場合、図5(c)は記録
トラックのほぼ中心に記録される場合である。
【0020】IDエリアには通常はサーチ時に必要なデ
ータなどが格納されており、重要なエリアであるので、
その近くに記録することにより記録時のシステム情報も
同様に再生することができ、その情報をもとに再生時の
モードを決定することができる。
【0021】また、トラッキング情報が記録されている
エリアも再生時には重要なエリアであり、その近くにシ
ステム情報を記録すれば、トラッキング情報が再生でき
ればシステム情報もほぼ再生することが可能となり、そ
の情報をもとに再生時のモードを決定することができ
る。
【0022】また、システム情報を記録トラックの中心
に記録しておけば、テープエッジ部に比べ傷、トラック
曲がりの影響を受けにくいので比較的正確にシステム情
報を再生することができる。
【0023】記録時のシステム情報としては、磁気ヘッ
ド5のスキャン情報、すなわち磁気ヘッドが何回のスキ
ャンに1回記録を行なったかという情報を記録しておく
ことにより、再生時のテープ走行速度および何回のスキ
ャンで1トラックを再生すればよいかということがわか
り、記録時と同じ状態にすることが可能となる。
【0024】また、記録時のシステム情報としてテープ
走行速度情報を記録しておくことにより、磁気ヘッドの
スキャン毎に記録するときのテープ走行速度と比較する
ことにより磁気ヘッドが何回のスキャンに1回記録を行
なったかということがわかるので、記録時と同じ状態に
することが可能となる。例えば、システム情報に記録さ
れているテープ走行速度情報がスキャン毎に記録するテ
ープ速度に対して1/4であれば、記録時のモードとし
て、4回のスキャンに1回記録していたことになる。こ
のようにして、記録時の状態を再現することが可能であ
る。
【0025】図3では、入力信号のビットレート(9M
bps)と記録ビットレート(36Mbps)が異なる
ので、ビットレート変換手段12で入力信号のビットレ
ートを記録ビットレートへの変換を行なう(9Mbps
→36Mbps)。入力信号を1/4に時間圧縮した
後、磁気ヘッド5の4回のスキャンに1回の割合で磁気
テープ1に記録すればよいことになる。したがって、磁
気テープ1の走行速度は入力信号のビットレートが低く
なった分だけ遅くなり、図2の走行速度の1/4になる
ように制御回路4により制御される。
【0026】入力信号aのブロックA1は、ビットレー
ト変換手段12を経由して記録信号bのB1となる。す
なわち、時間圧縮が行なわれたことになる。記録信号b
のブロックB1はHSW信号が“H”の区間で記録され
る。HSW信号が“H”の区間では磁気ヘッド記録信号
のW_R1信号が“H”になっているので、磁気ヘッド
対5aが磁気ヘッド切り換え回路15により選択され、
磁気ヘッドR1を用いて記録信号bのブロックB1を記
録する。
【0027】同様に、入力信号aのブロックA2は記録
信号bのB2となり、HSW信号が“H”であるので磁
気ヘッド記録信号W_L1が“H”になり、磁気ヘッド
対5aの磁気ヘッドL1を用いて記録される。このよう
に、トラック毎にアジマス角を変えて記録することがで
きるので、ガードバンドのない高密度記録が可能とな
る。
【0028】記録信号bのブロックB1とB2の記録は
間欠的に行なわれる。ここでは、回転シリンダ2が2回
転、すなわち磁気ヘッド5が4回スキャンする間に1回
記録されることになる。
【0029】入力信号aのブロックA3、A4,A5に
ついても同様に間欠的に記録されていく。
【0030】同様に図4では、入力信号のビットレート
(4Mbps)と記録ビットレート(36Mbps)が
異なるので、ビットレート変換手段12で入力信号のビ
ットレートを記録ビットレートへの変換を行なう(4M
bps→36Mbps)。入力信号を1/9に時間圧縮
したので、磁気ヘッド5の9回のスキャンに1回の割合
で磁気テープ1に記録すればよいことになる。したがっ
て、磁気テープ1の走行速度は入力信号のビットレート
が低くなった分だけ遅くなり、図2の走行速度の1/9
になるように制御回路4により制御される。
【0031】入力信号aのブロックA1は、ビットレー
ト変換手段12を経由して記録信号bのB1となる。す
なわち、時間圧縮が行なわれたことになる。記録信号b
のブロックB1はHSW信号が“L”の区間で記録され
る。HSW信号が“L”の区間では磁気ヘッド記録信号
のW_L2信号が“H”になっているので、磁気ヘッド
対5bが磁気ヘッド切り換え回路15により選択され、
磁気ヘッドL2を用いて記録信号bのブロックB1を記
録する。
【0032】同様に、入力信号aのブロックA2は記録
信号bのB2となり、HSW信号が“H”であるので磁
気ヘッド記録信号W_R1が“H”になり、磁気ヘッド
対5aの磁気ヘッドR1を用いて記録される。このよう
に、トラック毎にアジマス角を変えて記録することがで
きるので、ガードバンドのない高密度記録が可能とな
る。
【0033】記録信号bのブロックB1とB2の記録は
間欠的に行なわれる。ここでは、回転シリンダ2が4回
転半、すなわち磁気ヘッド5が9回スキャンする間に1
回記録されることになる。入力信号aのブロックA3、
A4についても同様に間欠的に記録されていく。
【0034】このように、入力信号のビットレートが記
録信号のビットレートより小さい場合でも、ビットレー
ト変換手段12により入力信号のビットレートを記録信
号のビットレートに合わせ、磁気ヘッド5の複数のスキ
ャンに1回記録することにより、記録ビットレートを一
定にして入力信号のビットレートに合わせた記録を行な
うことができる。
【0035】また、入力信号のビットレートと記録信号
のビットレートの比が整数でない場合には、記録トラッ
クの信号を記録する長さを変化させることにより対応さ
せることができる。
【0036】次に、このように記録された信号を再生す
る再生時の動作について説明する。図6は本発明の一実
施例におけるディジタル信号記録再生装置の再生時の構
成を示すブロック図である。なお、図1と同一の機能を
有するものについては同一の符号を付して重複した説明
は省略する。
【0037】図6において、回転シリンダ2に搭載され
た磁気ヘッド対5a、5bの再生出力を、ヘッド切り換
え回路15により使用すべき磁気ヘッドを選択し、再生
信号を再生ヘッドアンプ16に入力する。再生ヘッドア
ンプ16で増幅された信号は、復調器17で復調され、
ビットレート変換器18により、記録ビットレートか
ら、入力されたディジタル信号のビットレートに変換す
る。そして、デコーダ19にディジタル信号を供給す
る。デコーダ19は、入力されたディジタル信号をメモ
リにて順次記憶させ、ディジタル信号を伸張し、さらに
誤り訂正を行なう。20はD/A変換器で、入力された
ディジタル信号をアナログ信号に変換し、出力端子21
から出力される。
【0038】図7は本発明のディジタル信号記録再生装
置において、ディジタル信号が再生されるときの動作を
示す再生タイミングと、磁気テープ上に形成されたトラ
ックを磁気ヘッドがトレースするパターンの図である。
【0039】図7において、T_Pは記録されたトラッ
クを示している。HSWは磁気ヘッド対5a、5bに対
応したヘッド切り換え信号で、回転シリンダ2の回転位
相に相当する。R_R1、R_L1、R_R2、R_L
2はそれぞれの磁気ヘッドが再生するタイミングを表わ
しており、“H”の区間においてそれぞれの磁気ヘッド
を用いて再生が行なわれる。cは記録ビットレートでの
再生された信号ブロックであり、dはもとのディジタル
信号のビットレートに変換後の信号ブロックである。
【0040】図7は、9Mbpsの入力信号を36Mb
psの記録ビットレートで記録したときの再生であり、
時刻t1 においてR_R1信号が“H”であるので、磁
気ヘッド対5aの磁気ヘッドR1を用いて再生する。時
刻t2 ではR_R2信号が“H”であるので、磁気ヘッ
ド対5bの磁気ヘッドR2を用いて再生する。同様に、
時刻t3 〜t6 までは、磁気ヘッド対5aの磁気ヘッド
L1と磁気ヘッド対5bの磁気ヘッドL2を用いて再生
する。時刻t7 〜t10 までは、磁気ヘッド対5aの磁
気ヘッドR1と磁気ヘッド対5bの磁気ヘッドR2を用
いて再生する。ここで、同じ記録トラックを複数回(4
回)スキャンして再生するが、複数回のスキャンのうち
記録されたディジタル情報が再生信号として正常に再生
できるスキャンの再生信号を用いればよい。ここでは、
最初のRアジマストラックは時刻t1 でのR1ヘッドに
より再生される。次のLアジマストラックは時刻t5 の
L1ヘッドにより再生される。
【0041】再生モードが記録時のモードと異なってい
るときには、記録トラックのシステム情報を再生するこ
とにより、記録時の情報を得て、再生時のモードを記録
時と同じにすることができる。記録時と再生時のモード
が異なっているときには、再生時のモードをテープ速度
の最も遅いモードにすることにより、ひとつの記録トラ
ックを磁気ヘッド5がスキャンする回数を増やすことが
でき、記録したシステム情報を得やすくすることができ
る。
【0042】また、再生モードがわからないときには、
磁気ヘッド5の出力の切り換えは、それぞれの磁気ヘッ
ドの再生出力を比較することにより、再生信号レベルの
大きい磁気ヘッドに切り換えればよい。そして、磁気ヘ
ッドの切り換えタイミングと、磁気テープの走行速度に
より、記録時のモードを推定することも可能である。例
えば、図7においてテープ走行速度が2倍になっていれ
ば、磁気ヘッド切り換えのタイミングは2倍の早さにな
り、1トラック当たり4回の切り換えタイミングから2
回の切り換えタイミングになる。このようにすることに
より、記録モードの情報を得ることも可能であるが、安
定してシステム情報を得るためには、記録されているシ
ステム情報を再生して得るほうがよい。
【0043】なお、図7では9Mbpsの入力信号につ
いて説明したが、4Mbpsについても同様に再生する
ことが可能であり、その他の場合でも同様に実現でき
る。
【0044】図7において、同じ記録トラックを複数回
(4回)スキャンして再生を行なうことになるので、ト
ラッキングが正確に行なわれなくても4回のスキャンの
うちのどれかのスキャンでトラック情報を得ることがで
きる。また、複数回のスキャンで得られた情報をつなぎ
合わせることにより、1つのトラック情報を構成するこ
ともできる。したがって、厳密なトラッキングが必要で
なくなり、テープ速度の制御を簡単にすることも可能で
ある。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明のディジタル信号
記録再生装置は、複数のビットレートの入力信号を所定
の記録ビットレートのディジタル情報に変換し、入力信
号のビットレートに応じて磁気ヘッドのm回(m≧1の
整数)のスキャンに1回の割合でディジタル情報を記録
するとともに記録時のシステム情報も記録しておくこと
により、再生時に記録時と同じシステム状態にすること
ができ、複数のビットレートの入力信号に応じた正常な
再生を行なうことができる。さらに、複数のビットレー
トの入力信号が一定の記録ビットレートに一旦変換され
るので、記録再生されるビットレートは一定となり、入
力信号のビットレートに応じてヘッドアンプの周波数特
性(フィルタ定数、イコライザ定数)を切り換える必要
がなく、ヘッドアンプの回路構成を変更することなく、
複数のビットレートに対応できる。その結果、簡単な構
成で、異なるビットレートの入力信号を記録することが
できる。
【0046】また、再生時には同じ記録トラックを複数
回スキャンして再生を行なうことにより、複数回のスキ
ャンで得られた情報をつなぎ合わせて1つのトラック情
報を構成することもできる。したがって、厳密なトラッ
キングをすることなく記録トラックの情報をすべて得る
ことができる。
【0047】また、隣接する記録トラックのアジマス角
が異なるように磁気ヘッドを選択するヘッド切り換え回
路を備えているので、アジマス記録により高密度な記録
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル信号記録再生装置における
一実施例の記録時の構成を示すブロック図
【図2】本実施例における記録時の動作説明のためのタ
イミング図
【図3】本実施例における記録時の動作説明のためのタ
イミング図
【図4】本実施例における記録時の動作説明のためのタ
イミング図
【図5】本実施例におけるシステム情報記録説明のため
のトラックパターン図
【図6】本発明のディジタル信号記録再生装置における
一実施例の再生時の構成を示すブロック図
【図7】本実施例における再生時の動作説明のためのタ
イミング図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 回転シリンダ 4 制御回路 5a,5b 磁気ヘッド 6 キャプスタン 9 ディジタル情報入力端子 11 エンコーダ 12,18 ビットレート変換器 15 ヘッド切り換え回路 19 デコーダ 21 ディジタル情報出力端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを回転シリンダに巻回して前記
    回転シリンダに搭載された磁気ヘッドによりヘリカルト
    ラックにディジタル情報を記録再生するディジタル信号
    記録再生装置において、複数のビットレートの入力信号
    を所定の記録ビットレートのディジタル情報に変換し、
    前記入力信号のビットレートに応じて前記磁気ヘッドの
    m回(m≧1の整数)のスキャンに1回の割合でディジ
    タル情報を記録するとともに記録時のシステム情報も記
    録しておくことを特徴とするディジタル信号記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】記録ビットレートは複数のビットレートの
    入力信号のうち最も高いビットレートに設定することを
    特徴とする請求項1記載のディジタル信号記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】入力信号のビットレートと記録ビットレー
    トの比が1/mより小さいことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のディジタル信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】入力信号のビットレートに応じて磁気テー
    プの走行速度を変更することを特徴とする請求項1記載
    のディジタル信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】記録時のシステム情報には磁気ヘッドのス
    キャン情報または磁気テープの走行速度情報が少なくと
    も含まれていることを特徴とする請求項1または請求項
    4記載のディジタル信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】記録時のシステム情報はIDエリアの近く
    に記録されることを特徴とする請求項5記載のディジタ
    ル信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】記録時のシステム情報はトラッキング情報
    エリアの近くに記録されることを特徴とする請求項5記
    載のディジタル信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】記録時のシステム情報はヘリカルトラック
    の中心付近に記録されることを特徴とする請求項5記載
    のディジタル信号記録再生装置。
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