JPH07110798A - 並列処理システム - Google Patents

並列処理システム

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JPH07110798A
JPH07110798A JP18268394A JP18268394A JPH07110798A JP H07110798 A JPH07110798 A JP H07110798A JP 18268394 A JP18268394 A JP 18268394A JP 18268394 A JP18268394 A JP 18268394A JP H07110798 A JPH07110798 A JP H07110798A
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JP
Japan
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data
network
control information
stage
input
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JP18268394A
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Inventor
Minoru Oda
稔 小田
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NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】並列処理システムにおいてメモリアクセスをす
る際、アクセスしたデータを返送するためのネットワー
ク制御情報をネットワーク内で生成することにより、ネ
ットワーク間のインタフェースを簡略化する。 【構成】リクエストを転送する各ネットワーク内に、入
力ポート番号を識別するためのフリップフロップを備え
て、その入力ポート番号をリクエスト内に埋め込んで転
送し、データ返送の際にこの情報をネットワーク切換え
制御情報として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の演算処理装置を
有する並列処理システムに関し、特に各演算処理装置が
ネットワークによって記憶装置と接続される並列処理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術として、例えば、特公表4
−506127号公報には、目的アドレスに従って、入
力を出力にスイッチするクロスバスイッチを使用した並
列処理システムが記載されている。このような従来の並
列処理システムでは、パケットのルーティング制御の
際、全ての行先アドレスを予め生成している。
【0003】本発明が適用される並列処理システムは図
1に示すように、複数の演算処理装置1100〜140
0と複数の記憶装置4100〜4400とがネットワー
ク2100〜2400および3100〜3400または
5100〜5400および6100〜6400によって
接続されて構成される。ここで、各演算処理装置はそれ
ぞれ複数のベクトル演算処理装置を有しているものとす
る。また、各記憶装置はそれぞれ複数のメモリモジュー
ルを有しているものとする。
【0004】演算処理装置内のベクトル演算処理装置か
ら発行されたメモリアクセス要求は、第1段ネットワー
クおよび第2段ネットワークによって、指定された記憶
装置内のメモリモジュールに転送される。そして、当該
アクセスがメモリ読出しであれば、読出しデータは第3
段ネットワークおよび第4段ネットワークによってデー
タ要求元のベクトル演算処理装置に転送される。
【0005】図8を参照すると、従来技術では、演算処
理装置1100〜1400から第1段ネットワークへ送
られるパケット1901のフォーマットは、メモリ読出
し等のメモリアクセス要求である旨を示すフィールド
と、各段のネットワークで使用される制御情報とを含ん
でいる。すなわち、従来技術におけるパケット1901
は、ネットワーク用の制御情報として、第1段ネットワ
ーク2100〜2400、第2段ネットワーク3100
〜3400、第3段ネットワーク5100〜5400お
よび第4段ネットワーク6100〜6400のそれぞれ
に対する制御情報を含んでいる。なお、書込みデータフ
ィールドやメモリモジュール内アドレス等の他のフィー
ルドについては表示の便宜上省略している。
【0006】また、第1段ネットワーク2100〜24
00から第2段ネットワーク3100〜3400へ送ら
れるパケット2901のフォーマットは、ネットワーク
用の制御情報として、第1段ネットワーク2100〜2
400用制御情報を含まないことを除いてパケット19
01のフォーマットと同様のフィールドを有する。
【0007】また、第2段ネットワーク3100〜34
00から記憶装置4100〜4400へ送られるパケッ
ト3900のフォーマットは、ネットワーク用の制御情
報として、パケット2901からさらに第2段ネットワ
ーク3100〜3400を除いたフォーマットを有して
いる。
【0008】メモリアクセス要求を受け取った記憶装置
4100〜4400は、当該アクセスがメモリ書込みで
あれば書込みデータフィールド内のデータをメモリモジ
ュール内の所定のアドレスに書き込む。また、当該アク
セスがメモリ読出しであれば読み出されたデータを応答
データとして演算処理装置に対して返送する。この読出
しデータの返送のための第3段ネットワーク5100〜
5400へのパケット4900は、ネットワーク用の制
御情報として、第3段ネットワーク5100〜5400
および第4段ネットワーク6100〜6400のそれぞ
れに対する制御情報を含んでいる。また、第3段ネット
ワーク5100〜5400から第4段ネットワーク61
00〜6400へ送られるパケット5900はネットワ
ーク用の制御情報として、第4段ネットワーク6100
〜6400に対する制御情報を含んでいる。
【0009】そして第4段ネットワークにより、メモリ
読出し要求を発行したベクトル演算処理装置に応答デー
タが返送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の並
列処理装置では、ベクトル演算処理装置すなわちリクエ
スト出力側において、記憶装置すなわちデータ返送側か
らの、応答データ戻り時のネットワーク制御情報をすべ
て生成していた。そして、従来の並列処理装置では、ネ
ットワーク制御情報をパケットに付加して送出していた
ため、ネットワーク間のインタフェースが広がり、ま
た、制御情報を保持するフリップフロップが増大してし
まい、ネットワークの制御が複雑になるという問題があ
った。
【0011】本発明の目的は、上述した問題点を解決
し、ネットワーク間のインタフェースを簡単化すること
にある。
【0012】本発明の他の目的は、リクエスト出力側で
の余分なネットワーク制御情報の生成を不要として、リ
クエスト出力側の負担を軽減することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るため本発明の並列処理システムは、複数のメモリモジ
ュールを有する記憶装置と、この記憶装置に読み出し要
求を発行する複数の演算処理装置と、これら複数の演算
処理装置からの読み出し要求を並行して前記記憶装置の
任意の前記メモリモジュールに出力する第1のデータ切
換え装置と、前記記憶装置から読み出されたデータを並
行して任意の前記演算処理装置に出力する第2のデータ
切換え装置とを含み、前記第1のデータ切換え装置は前
記第2のデータ切換え装置における出力経路を前記読み
出し要求に付加する。
【0014】また、本発明の並列処理システムにおける
データ切り換え回路は、複数の入力ポートと、複数の出
力ポートを備え、複数の入力データを並行して任意の前
記出力ポートに出力するデータ切換え回路であって、前
記入力ポートのそれぞれのポート識別子を前記データに
付加する。
【0015】また、本発明の並列処理システムにおける
データ切り換え回路は、複数の入力ポートと、複数の出
力ポートを備え、複数の入力データを並行して任意の前
記出力ポートに出力するデータ切換え回路であって、前
記入力ポートのそれぞれのポート識別子を保持するポー
ト識別子保持手段を含み、このポート識別子保持手段が
保持するポート識別子を前記データに付加する。
【0016】また、本発明の並列処理システムにおける
データ切り換え回路は、複数の入力ポートと、複数の出
力ポートを備え、複数の入力データを並行して任意の前
記出力ポートに出力するデータ切換え回路であって、前
記入力ポートのそれぞれのポート識別子を生成する調停
手段を含み、この調停手段が生成するポート識別子を前
記データに付加する。
【0017】また、本発明の並列処理システムは、複数
のメモリモジュールを有する記憶装置と、この記憶装置
に読み出し要求を発行する複数の演算処理装置と、これ
ら複数の演算処理装置からの読み出し要求を並行して前
記記憶装置の任意の前記メモリモジュールに出力する第
1のデータ切換え装置と、前記記憶装置から読み出され
たデータを並行して任意の前記演算処理装置に出力する
第2のデータ切換え装置とを含み、前記第1のデータ切
換え装置はさらに複数のデータ切換え回路を含み、この
データ切換え回路は、複数の入力ポートと、複数の出力
ポートを備え、複数の入力データを並行して任意の前記
出力ポートに出力するデータ切換え回路であって、各入
力ポートの識別子を前記データに付加する。
【0018】また、本発明の並列処理システムは、複数
のメモリモジュールを有する記憶装置と、この記憶装置
に読み出し要求を発行する複数の演算処理装置と、これ
ら複数の演算処理装置からの読み出し要求を前記記憶装
置に転送する複数の第1のデータ切換え回路と、前記記
憶装置から読み出されたデータを前記複数のプロセッサ
に転送する、複数の入力ポートと複数の出力ポートを備
えて複数の入力データを並行して任意の出力ポートに出
力する複数の第2のデータ切換え回路とを含み、前記第
1のデータ切換え回路は、複数の入力ポートと、複数の
出力ポートを備え、複数の入力データを並行して任意の
前記出力ポートに出力するデータ切換え回路であって、
前記入力ポートのそれぞれのポート識別子を前記データ
に付加する。
【0019】
【実施例】次に本発明の並列処理装置の一実施例につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1を参照すると、本発明の第一の実施例
において、演算処理装置1100〜1400は演算処理
やメモリアクセスを行う部分で、ここではそれぞれ4個
のベクトル演算処理装置を有している。ベクトル演算処
理装置1110〜1440は、プログラムの内容に従っ
て処理を行う。記憶装置4100〜4400は、メモリ
モジュール4110〜4440の内それぞれ4個ずつを
有する。この記憶装置内のメモリモジュールは演算処理
装置からネットワークを介して読み書きされる。
【0021】第1段ネットワーク2100〜2400お
よび第2段ネットワーク3100〜3400は、演算処
理装置からの命令が行先とする記憶装置へアクセスを行
うための転送制御を行う。一方、第3段ネットワーク5
100〜5400および第4段ネットワーク6100〜
6400は、メモリアクセスがデータ読出しであった場
合に、読出しデータを要求元の演算処理装置へ返送する
ための転送制御を行う。
【0022】なお、図1では4つの演算処理装置のそれ
ぞれが4つのベクトル演算処理装置を備えるとしている
が、これらは任意の構成をとることが可能である。この
ときは、各ネットワークの構成も変わるが、基本的な考
え方は変わらない。
【0023】図2を参照すると、本発明の一実施例で
は、演算処理装置1100〜1400から第1段ネット
ワークへ送られるパケット1900のフォーマットは、
メモリ読出し等のメモリアクセス要求である旨を示すフ
ィールドと、各段のネットワークで使用される制御情報
とを含んでいる。すなわち、本発明の一実施例における
パケット1900は、ネットワーク用の制御情報とし
て、第1段ネットワーク2100〜2400および第2
段ネットワーク3100〜3400のそれぞれに対する
制御情報を含んでいる。なお、書込みデータフィールド
やメモリモジュール内アドレス等の他のフィールドにつ
いては表示の便宜上省略している。
【0024】また、第1段ネットワーク2100〜24
00から第2段ネットワーク3100〜3400へ送ら
れるパケット2901のフォーマットは、ネットワーク
用の制御情報として、第2段ネットワーク3100〜3
400および第4段ネットワーク6100〜6400の
それぞれに対する制御情報を含んでいる。ここで、第4
段ネットワーク6100〜6400に対する制御情報
は、パケット1900には含まれてなく、第1段ネット
ワークにおいて付与されたものである。
【0025】また、第2段ネットワーク3100〜34
00から記憶装置4100〜4400へ送られるパケッ
ト3900のフォーマットは、ネットワーク用の制御情
報として、第3段ネットワーク5100〜5400およ
び第4段ネットワーク6100〜6400のそれぞれに
対する制御情報を含んでいる。ここで、第3段ネットワ
ーク5100〜5400に対する制御情報は、パケット
2900には含まれてなく、第2段ネットワークにおい
て付与されたものである。
【0026】メモリアクセス要求を受け取った記憶装置
4100〜4400は、当該アクセスがメモリ書込みで
あれば書込みデータフィールド内のデータをメモリモジ
ュール内の所定のアドレスに書き込む。また、当該アク
セスがメモリ読出しであれば読み出されたデータを応答
データとして演算処理装置に対して返送する。この読出
しデータの返送のための第3段ネットワーク5100〜
5400へのパケット4900は、ネットワーク用の制
御情報として、第3段ネットワーク5100〜5400
および第4段ネットワーク6100〜6400のそれぞ
れに対する制御情報を含んでいる。また、第3段ネット
ワーク5100〜5400から第4段ネットワーク61
00〜6400へ送られるパケット5900はネットワ
ーク用の制御情報として、第4段ネットワーク6100
〜6400に対する制御情報を含んでいる。
【0027】そして、第4段ネットワークにより、メモ
リ読出し要求を発行したベクトル演算処理装置に応答デ
ータが返送される。
【0028】図3を参照すると、本発明の第一の実施例
の第1段ネットワークまたは第2段ネットワークの各々
は、4組の入力ポートおよび4組の出力ポートを有し、
クロスバ50によって4×4のネットワークを構成して
いる。入力ポート側には、メモリアクセス要求等を保持
する要求レジスタ11,21,31および41と、ネッ
トワーク用制御情報レジスタ12,13,22,23,
32,33,42および43と、ポート番号レジスタ1
4,24,34および44とを備えている。また、出力
ポート側にはメモリアクセス要求等を保持する要求レジ
スタ15,25,35および45と、ネットワーク用制
御情報レジスタ16,17,26,27,36,37,
46および47とを備えている。
【0029】クロスバ50は、4組の入力ポートに与え
られた入力データをそれぞれ並行して切り換えて、4組
の出力ポートに出力する。この切換えは、入力ポート側
のネットワーク用制御情報レジスタ12,22,32お
よび42に保持されている情報に基づいて行われる。
【0030】ポート番号レジスタ14,24,34およ
び44の保持するポート番号は、それぞれ”1”,”
2”,”3”および”4”となる。これらポート番号
は、戻りデータの返送の際にネットワーク用制御情報と
して使用するために、クロスバ50への入力データの一
部として入力される。
【0031】なお、図3における参照番号は説明の便宜
上、下位2桁のみを表したものである。したがって、た
とえば第1段ネットワークのネットワーク2200にお
いては、第1入力のポート番号レジスタは2214、ク
ロスバは2250のように表す。
【0032】図3および図4を参照すると、たとえば、
第1段ネットワークのネットワーク2200の第3入力
から入力されたパケット1900は、メモリアクセス要
求が要求レジスタ2231に保持される。また、第1段
ネットワーク用制御情報がネットワーク用制御情報レジ
スタ2232に保持され、第2段ネットワーク用制御情
報がネットワーク用制御情報レジスタ2233に保持さ
れる。したがって、クロスバ2250へは、メモリアク
セス要求、第2段ネットワーク用制御情報およびポート
番号”3”が入力される。そして、第1段ネットワーク
用制御情報レジスタ2232の値が”4”を示していた
とすると、上記入力は第4出力に出力される。すなわ
ち、メモリアクセス要求が要求レジスタ2245に、第
2段ネットワーク用制御情報がネットワーク用制御情報
レジスタ2246に、ポート番号が第4段ネットワーク
用制御情報としてネットワーク用制御情報レジスタ22
47にそれぞれ保持される。
【0033】図4を参照すると、クロスバ50は、ネッ
トワーク制御情報を解読するデコーダ61〜64と、各
出力に対する競合を調停するアービタ71〜74と、入
力の1つを選択して出力するセレクタ81〜84とを含
んでいる。デコーダ61〜64はネットワーク制御情報
レジスタ12,22,32および42に保持された情報
をそれぞれ入力する。そして、デコーダ61〜64の各
々は、上記入力信号に応じて4本の出力信号の内1本の
みをアクティブにして、そのアクティブ信号をいずれか
のアービタ71〜74に伝える。アービタ71〜74の
各々は、デコーダからの解読結果を受け取り、同時に複
数のデコーダからの信号がアクティブになった場合に
は、いずれか一つを選択する。この選択方法について
は、固定優先度方式やラウンドロビン方式等の種々の方
法が広く知られており、これらを任意に採用することが
できる。いずれかの入力を選択したアービタ71〜74
は、その結果を対応するセレクタ81〜84に伝える。
セレクタ81〜84はアービタ71〜74からの選択結
果に従って、指定された入力を選択して出力する。
【0034】上記では、第1段ネットワーク2100〜
2400および第2段ネットワーク3100〜3400
の構成について説明したが、第3段ネットワーク510
0〜5400および第4段ネットワーク6100〜64
00についてもほぼ同様の構成を有している。但し、こ
れらネットワーク5100〜5400および6100〜
6400は、ポート番号レジスタ14,24,34およ
び44を含まない。ネットワーク制御情報を付加する必
要がないからである。
【0035】次に本発明の並列処理システムの上記第一
の実施例における動作について説明する。
【0036】ここでは、演算処理装置1200内のベク
トル演算処理装置1230が記憶装置4400のメモリ
モジュール4410からデータ読出しを行う場合を想定
する。
【0037】図1、図2および図5を参照すると、時刻
T=1において、ベクトル演算装置1230は、メモリ
アクセス要求をパケット1900により発行する。この
要求は、時刻T=2に第1段ネットワーク2200の第
3入力の入力レジスタ2231〜2233に到達する。
この第1段ネットワーク2200ではポート番号レジス
タ2234の値”3”が第4段ネットワーク用制御情報
として付加される。そして、この要求は第1段ネットワ
ーク制御情報に基づいて、第1段ネットワーク内のクロ
スバ2250で切り換えられて、時刻T=3に第4出力
の出力レジスタ2245〜2247に到達する。
【0038】この出力レジスタ2245〜2247のデ
ータは、パケット2900として転送されて、時刻T=
4に第2段ネットワーク3400の第2入力の入力レジ
スタ3421〜3423に到達する。この第2段ネット
ワーク3400ではポート番号レジスタ3424の値”
2”が第3段ネットワーク用制御情報として付加され
る。そして、この要求は第2段ネットワーク制御情報に
基づいて、第2段ネットワーク内のクロスバ3450で
切り換えられて、時刻T=5に第1出力の出力レジスタ
3415〜3417に到達する。
【0039】この出力レジスタ3415〜3417のデ
ータは、パケット3900として転送されて、時刻T=
6に記憶装置4400のメモリモジュール4410に到
達する。これにより、メモリモジュール4410では指
定アドレスからデータが読み出される。この読み出され
たデータは応答データとしてパケット4900により返
送される。
【0040】この応答データは時刻T=9に第3段ネッ
トワーク5400の第1入力の入力レジスタ5411〜
5413に到達する。これら入力レジスタ5411〜5
413のデータは第3段ネットワーク制御情報に基づい
て、第3段ネットワーク内のクロスバ5450で切り換
えられて、時刻T=10に第2出力の出力レジスタ54
25〜5427に到達する。
【0041】この出力レジスタ5425〜5427のデ
ータは、パケット5900として転送されて、時刻T=
11に第4段ネットワーク6200の第4入力の入力レ
ジスタ6241〜6243に到達する。これら入力レジ
スタ6241〜6243のデータは第4段ネットワーク
制御情報に基づいて、第4段ネットワーク内のクロスバ
6250で切り換えられて、時刻T=12に第3出力の
出力レジスタ6235〜6237に到達する。
【0042】そして、時刻T=13において、この出力
レジスタ6235〜6237からの応答データがベクト
ル演算処理装置1230に到達して、メモリアクセスが
完了する。
【0043】このように、本発明の第一の実施例である
並列処理システムでは、各ネットワーク内に、ポート番
号を保持するポート番号レジスタを備えて、そのポート
番号をネットワーク制御情報としてパケット内に埋め込
んで転送する。これにより、データ返送の際にこの情報
に基づいてネットワークの制御をすることができる。す
なわち、返送のためのネットワーク制御情報を、メモリ
へ到達するまでのネットワークにおいて生成することに
より、演算処理装置1100〜1400において余分な
ネットワーク制御情報の生成をしないで済み、処理の負
担を軽減することができる。また、ネットワーク間の各
インタフェースを簡単化することができる。
【0044】次に本発明の並列処理装置の第二の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。
【0045】図1および図2を参照すると、本発明の第
二の実施例の並列処理システムは、上記第一の実施例と
同様に構成されており、また、パケット構成も上記第一
の実施例と同様の形式を有している。
【0046】図6を参照すると、本発明の第二の実施例
の第1段ネットワークまたは第2段ネットワークの各々
は、第一の実施例の場合と同様に4組の入力ポートおよ
び4組の出力ポートを有し、クロスバ50’によって4
×4のネットワークを構成している。入力ポート側に、
メモリアクセス要求等を保持する要求レジスタ11,2
1,31および41と、ネットワーク用制御情報レジス
タ12,13,22,23,32,33,42および4
3とを備えている点は第一の実施例と同様であるが、第
一の実施例が備えていたポート番号レジスタ14,2
4,34および44は第二の実施例にはない。ポート番
号レジスタが存在しない理由は、後述するように、クロ
スバ50’においてポート番号を生成するからである。
【0047】また、出力ポート側に、メモリアクセス要
求等を保持する要求レジスタ15,25,35および4
5と、ネットワーク用制御情報レジスタ16,17,2
6,27,36,37,46および47とを備えている
点は第一の実施例と同様である。
【0048】なお、図6における参照番号は第一の実施
例の場合と同様、説明の便宜上、下位2桁のみを表した
ものである。
【0049】図7を参照すると、クロスバ50’は、基
本的に図4の第一の実施例のクロスバ50と同様の構成
を有している。第一の実施例のものと異なるのは、アー
ビタ71〜74の各出力をセレクタ81〜84だけでな
く、そのままネットワーク用制御情報レジスタ17,2
7,37および47に出力している点である。すなわ
ち、アービタ71〜74の出力はいずれの入力を出力レ
ジスタに出力するかを選択するための信号であり、これ
は正にポート番号を示すものである。したがって、クロ
スバに対してポート番号を与えなくてもアービタの出力
を利用することによりポート番号と同様の値を得ること
ができる。
【0050】本発明の第二の実施例におけるネットワー
クは、上述のように第一の実施例のネットワークと内部
の構成が異なるものである。しかし、その差異は、ポー
ト番号をレジスタで保持しているのか、または、クロス
バ内で生成するのか、という点にあり、ネットワークの
機能としては同様である。したがって、並列処理システ
ムとしての動作は第一の実施例と第二の実施例とで異な
るものではない。
【0051】このように、本発明の第二の実施例である
並列処理システムでは、各ネットワーク内のクロスバ5
0’において入力されたポート番号を生成し、そのポー
ト番号をネットワーク制御情報としてパケット内に埋め
込んで転送する。これにより、データ返送の際にこの情
報に基づいてネットワークの制御をすることができる。
すなわち、第一の実施例と同様に、返送のためのネット
ワーク制御情報を、メモリへ到達するまでのネットワー
クにおいて生成することにより、演算処理装置1100
〜1400において余分なネットワーク制御情報の生成
をしないで済み、処理の負担を軽減することができる。
また、ネットワーク間の各インタフェースを簡単化する
ことができる。さらに、クロスバ50’においてポート
番号を生成するため、ポート番号レジスタが不要となる
と共にセレクタのビット幅を狭めることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、並
列処理システムにおいてメモリアクセスをする際、読み
出したデータを返送するためのネットワーク制御情報を
ネットワーク内で生成してリクエスト内に埋め込むこと
により、ネットワーク間のインタフェースを簡略化する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の並列処理システムの構成図である。
【図2】本発明におけるパケット構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明の第一の実施例における第1段ネットワ
ークのブロック図である。
【図4】本発明の第一の実施例におけるクロスバのブロ
ック図である。
【図5】本発明によるタイミングチャートを示す図であ
る。
【図6】本発明の第二の実施例における第1段ネットワ
ークのブロック図である。
【図7】本発明の第二の実施例におけるクロスバのブロ
ック図である。
【図8】従来の並列処理システムにおけるパケット構成
である。
【符号の説明】
11,21,31,41 要求レジスタ 12,13,22,23,32,33,42,43 ネ
ットワーク用制御情報レジスタ 14,24,34,44 ポート番号レジスタ 15,25,35,45 要求レジスタ 16,17,26,27,36,37,46,47 ネ
ットワーク用制御情報レジスタ 50,50’ クロスバ 61〜64 デコーダ 71〜74 アービタ 81〜84 セレクタ 1100,1200,1300,1400 演算処理装
置 1110〜1140,1210〜1240,1310〜
1340,1410〜1440 ベクトル演算処理装置 2100〜2400 第1段ネットワーク 3100〜3400 第2段ネットワーク 4100,4200,4300,4400 記憶装置 4110〜4140,4210〜4240,4310〜
4340,4410〜4440 メモリモジュール 5100〜5400 第3段ネットワーク 6100〜6400 第4段ネットワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリモジュールを有する記憶装
    置と、 この記憶装置に読み出し要求を発行する複数の演算処理
    装置と、 これら複数の演算処理装置からの読み出し要求を並行し
    て前記記憶装置の任意の前記メモリモジュールに出力す
    る第1のデータ切換え装置と、 前記記憶装置から読み出されたデータを並行して任意の
    前記演算処理装置に出力する第2のデータ切換え装置と
    を含み、 前記第1のデータ切換え装置は前記第2のデータ切換え
    装置における出力経路を前記読み出し要求に付加するこ
    とを特徴とする並列処理システム。
  2. 【請求項2】 複数の入力ポートと、複数の出力ポート
    を備え、複数の入力データを並行して任意の前記出力ポ
    ートに出力するデータ切換え回路において、 前記入力ポートのそれぞれのポート識別子を前記データ
    に付加することを特徴とするデータ切換え回路。
  3. 【請求項3】 前記入力ポートのそれぞれのポート識別
    子を保持するポート識別子保持手段を含み、 このポート識別子保持手段が保持するポート識別子を前
    記データに付加することを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ切り換え回路。
  4. 【請求項4】 前記入力ポートのそれぞれのポート識別
    子を生成する調停手段を含み、 この調停手段が生成するポート識別子を前記データに付
    加することを特徴とする請求項2記載のデータ切り換え
    回路。
  5. 【請求項5】 複数のメモリモジュールを有する記憶装
    置と、 この記憶装置に読み出し要求を発行する複数の演算処理
    装置と、 これら複数の演算処理装置からの読み出し要求を前記記
    憶装置に転送する複数の請求項2記載のデータ切換え回
    路と、 前記記憶装置から読み出されたデータを前記複数のプロ
    セッサに転送する、複数の入力ポートと複数の出力ポー
    トを備えて複数の入力データを並行して任意の前記出力
    ポートに出力する複数の第2のデータ切換え回路とを含
    むことを特徴とする並列処理システム。
JP18268394A 1993-08-19 1994-08-04 並列処理システム Pending JPH07110798A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6301620B1 (en) 1997-03-11 2001-10-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of sending data from server computer, storage medium, and server computer
JP2016076165A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 富士通株式会社 演算回路及び演算回路の制御方法

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