JPH07110735B2 - シート曲がり制御装置 - Google Patents

シート曲がり制御装置

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JPH07110735B2
JPH07110735B2 JP59118072A JP11807284A JPH07110735B2 JP H07110735 B2 JPH07110735 B2 JP H07110735B2 JP 59118072 A JP59118072 A JP 59118072A JP 11807284 A JP11807284 A JP 11807284A JP H07110735 B2 JPH07110735 B2 JP H07110735B2
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sheets
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アンドリユ−・フランシス・ワイア−
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ゼロツクス・コ−ポレ−シヨン
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/36Article guides or smoothers, e.g. movable in operation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複写機等に適したシート曲がり制御装置に関す
る。
従来の技術 用紙のシートには、種々の取扱い上の要因のために曲が
りが生ずる可能性があり、この曲がりは該シートのその
後の取扱いに対して障害となる可能性がある。シートに
曲がりが不所望に生ずる場合の一例をあげると、複写機
においてシートに画像の転写及び定着を行う工程であ
る。これは、両面複写機において、即ち、シートが両面
複写バッファトレイへ送られ、該トレイから該シート
が、該シートの他の面上に画像を受取るために、感光体
へ再給送されるようになっている両面複写機において特
に問題となる。これはまた、シートに、例えば仕上げ装
置における綴じ合わせのような更に他の処置を施す場合
にも問題となる。そのために、従来から種々のシート曲
がり制御装置が考案されている。
発明の目的 本発明の目的は、複写機における使用に特に好適する改
良された曲がり制御装置を提供することにある。
発明の構成 本発明にかかるシート曲がり制御装置は、一対の協働ロ
ールであってそのロールの間にニップを形成するロール
と、前記ロール間を通過するシートを該両ロールの一方
の周りに曲げるように該ロール対に対して配置されたバ
ッフル手段とを備え、該バッフル手段が、前記ロール間
ニップの上流側の位置から下流側の位置まで延びてい
て、前記ニップの下流側を横切り且つ該ニップを通る接
線に対して鋭角をなして延びており、前記バッフル手段
の位置は、シートが前記一方のロールの周りに曲げられ
る範囲を調節できるように、前記接線に対して平行な方
向に調節可能であることを特徴としている。
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
実施例 先ず第1図について説明すると、図は本発明を適用した
ゼログラフィ式複写機1を示すものであり、この複写機
は、両面複写に、即ちシートの両面に画像を複写したコ
ピーの作成に好適すると共に片面複写コピーの作成にも
好適するものである。後で詳述するように、図示の複写
機は、好ましくは半自動式書類取扱装置2を用いて後丁
合いを行ない、そしてコピーを第2図に示す如きソータ
3内に収集することにより、または、自動再循環式書類
取扱装置4を用いて前丁合いを行ない、そして第3図に
示す如き仕上装置5を用いることにより、丁合い済みの
両面複写コピーを作製するのに用いることができる。第
2図の実施例においては丁合いが行なわれないが、第2
図及び第3図の出力装置の代りに第1図に示す如き片寄
り式受取りトレイまたは片面複写受取りトレイ6を用い
ることもできる。
複写装置1は、第1図で見て時計方向に回転するように
取付けられている光受容体ドラム11を有しており、上記
ドラムは該ドラムの光導電性の映像面を一連りのゼログ
ラフィ処理ステーション、即ち、帯電用ステーション1
2、映像用ステーション13、現像ステーション14、転写
ステーション15、及びクリーニングステーション16を順
々に通過させるようになっている。
帯電用ステーション12は、上記光受容体上に一様な静電
荷を与えるためのコロトロンを具備している。複写すべ
き書類はプラテン23上に置かれ、そして移動式光学走査
装置によって走査され、これにより、映像用ステーショ
ン13において上記ドラム上に流れ光像が作られる。上記
光像は上記ドラムの光導電体を画像の形状に選択的に放
電させ、これにより、物体即ち上記書類の静電潜像が上
記ドラムの面上に作られる。現像ステーション14におい
て、上記静電潜像は、トナー粒子と接触して該粒子を上
記光受容体の帯電領域に沈着させることにより、可視像
に現像される。用紙の切断シートが上記ドラム面上の画
像と同期した関係で転写ステーション15に送り込まれ、
そして上記現像済みの画像は転写ステーション15におい
てコピーシートに転写される。上記転写ステーションに
おいては転写コロトロン17が電界を与え、上記シートへ
のトナー粒子の転写を助ける。ついで、上記コピーシー
トはドラム11から剥離される。この剥離は、交流デタッ
クコロトロン18によって与えられる電界によって助けら
れる。上記現像済み画像を担持するコピーシートは、次
いで、搬送ベルト装置19によって定着ステーション20へ
運ばれる。
上記ドラムからの現像済み画像の転写後、若干のトナー
粒子が、通例、該ドラム上に残留しており、これら粒子
はクリーニングステーション16において除去される。ク
リーニング後、上記ドラム上に残っている静電荷は交流
イレースコロトロン21によって除去される。そこで、上
記光受容体は、その次の複写サイクルにおける第1の段
階として帯電用コロトロン12によって再び帯電させられ
る準備が整った状態になる。
映像ステーション13における光学像は光学装置22によっ
て形成される。複写すべき書類(図示せず)をプラテン
23上に置き、ミラー26を支持している走査用キャリジ上
に取付けられたランプ24で照明する。ミラー26は全・半
速走査装置の全速走査ミラーである。全速ミラー26は、
被複写書類の一つの細条の画像を半速走査ミラー27上へ
反射する。上記画像はレンズ28により、且つ固定ミラー
29によって偏向させられて、ドラム11上に合焦される。
作動においては、全速ミラー26及びランプ24を一定速度
で複写機を横切って移動させ、且つ同時に、半速ミラー
27を上記速度の1/2の速度で同じ方向に移動させる。一
つの走査の終りにおいては、上記諸ミラーは、第1図の
左手側の破線で示す位置にある。このようなミラーの移
動により、一定の光学路長が保持され、従って、この走
査を通じて画像はドラム上に鮮鋭な合焦状態に保持され
る。或いはまた、光学装置22を所定位置に固定してお
き、後述するように書類取扱装置2または4によって書
類を該光学装置を横切って移動させることによって走査
してもよい。
現像ステーション14においては、磁気ブラシ式現像装置
30が静電潜像を現像する。トナーがホッパ31から回転式
フォームロール形ディスペンサ32によって現像装置ハウ
ジング33内に分配される。ハウジング33は、磁気吸引性
キャリヤ及びトナーからなる2成分混合現像剤を収容
し、該現像剤は、2ロール形磁気ブラシ式現像装置34に
より、ドラム11と現像的に係合させられる。
現像された画像は、転写ステーション15において、上記
ドラムからコピー用紙のシート(図示せず)に転写され
る。このシートは用紙供給装置40によって送られてきて
上記ドラムと接触させられるのである。コピー用紙のシ
ートは、2つの用紙トレイ、即ち、下部の主トレイ41及
び上部の補助トレイ42内に格納されている。また、専用
の両面複写トレイまたはバッファトレイ43が設けられて
おり、該トレイは、両面複写最中に、片面複写コピー、
即ち、一つの面のみに画像が複写されたコピーを受入
れ、該コピーは、その後、上記バッファトレイから上記
光受容体へ送り戻され、他の面に第2の画像を受取って
両面複写コピーを形成する。後で詳述するように、上部
の補助トレイ42及びバッファトレイ43は共通の底部シー
トフィーダ45を有しており、上記補助トレイは、該トレ
イがバッファトレイ内に在る作動装置と、シートがバッ
ファトレイに受入れられる上昇した非作動位置との間で
回転可能である。用紙シートは、頂部材シートセパレー
タ/フィーダ46により、主トレイ41から給送される。上
記トレイの各々から送り出されるシートは転写前用紙搬
送路50に沿って導かれ、整合点52において整合させられ
る。整合すると、上記シートは画像と同期した関係で上
記ドラムと接触させられ、これにより、転写ステーショ
ン15において上記画像を受取る。
第1図及び第23図に示すように、主トレイ41から光受容
体までのシート搬送装置はシートセパレータフィーダ55
を具備しており、該セパレータフィーダは送出用ニップ
ロール60、61を有しており、該ロールはシートを運んで
転写前ガイド部材66と接触させ、該ガイド部材はシート
を90゜上方へ曲げて下部搬送ロール62、63のニップに入
らせ、これにより、シートは外部ガイド66と内部ガイド
67との間に垂直に送られて上部搬送ロール64、65のニッ
プに入り、これにより、シートは整合点52へ送られる。
バッファトレイ43または補助トレイ42から送り出される
シートは上部トレイ送出ロール68、69によって上部搬送
ロール64、65のニップ内へ送られる。上記搬送装置の作
動はマシンロジックによって開始させられ、そして、上
部搬送ロール64、65に配置されている入力マイクロスイ
ッチ53によって制御される。
場合に応じて片面または両面に転写済み画像を担持して
いるコピーシートは真空搬送ベルト19によって定着装置
20へ送られる。この定着装置は加熱ロール形の定着装置
である。上記画像は定着装置の2つのロール36、37間の
ニップにおいて熱と圧力とによってコピーシートに定着
させられる。次いでこのコピーシートは定着装置から送
り出され、定着装置20の出力部に配置されている転向器
56の位置に応じて、出力ニップロール54を介して、上述
したようにオフセット式受取りトレイである受取りトレ
イ6へ送られるか、または、シート戻り通路または両面
複写通路即ちセパレータフィーダ55に沿ってバッファト
レイ43へ送り戻される。この戻り通路55は定着装置20か
らの出口部において折り返って湾曲ガイド部材81を形成
し、まだバッファトレイ43への入口部において再び湾曲
ガイド部82を形成している。これら2つの部分81及び82
は、定着装置20、搬送ベルト19及び光受容体11の下に延
びる水平部83によって連結されている。バッファトレイ
43に格納されている片面複写シートは、シートが該トレ
イに入って来る方向と反対の方向に、該トレイから送り
出される。シート戻り通路55が上記のような2重折返し
構造となっているので、バッファトレイ43から転写前用
紙搬送装置50へ送り出されるシートは、該シートが光受
容体11を通過したときと同じ仕方で送られ、従って、該
シートは該シートの他の面に画像を受取るために正しく
位置決めされる。これは、シートが光受容体へ運ばれる
ときに転写前搬送装置50が該シートを反転させるからで
ある。
各現像済み画像がドラムからコピーシートへ転写された
後、該ドラムの面はクリーニングステーション16におい
てクリーニングされる。該クリーニングステーションは
ハウジング内に取受けられたドクタブレードを有してい
る。上記ドクタブレードは上記ドラムから残留トナー粒
子を掻き落し、掻き落された粒子は上記ハウジングの低
部材に落下し、そこで該粒子はオーガ(図示せず)によ
って除去される。
複写機の諸部材はフレーム57に支持されており、そし
て、前面入口扉を有するカバー58によって全部が囲われ
ており、第1図の受取りトレイ6は側部カバーを通って
突出している。複写機はキャスタ上に適当に取付けられ
ている。プラテン23は、該プラテンに接近するために上
へ開くことのできるヒンジ止め項部カバー59で覆われて
いる。カバー59は、第2図におけるように、半自動書類
取扱装置2を内臓しており、これにより、一方の側で手
動し差し入れられたシートは自動的にプラテン23上に送
られて複写が行なわれ、複写後、該プラテンから送り出
される。或いはまた上記カバーは、第3図におけるよう
に、自動再循環書類取扱装置4を内臓しており、これに
より、スタック状に積み重ねられた書類は一度に1枚ず
つプラテン上に送られて複写が行なわれ、複写後、上記
スタックへ戻される。複写機はまた、第2図に示すよう
にソータ3を有するか、または第3図に示すように仕上
装置5を有しており、これらは出力ニップロール54から
コピーシートを受取るように配置されている。
上述たように、シートは主トレイ41または補助トレイ42
のいずれかから送り出され、そして、両面複写中ではバ
ッファトレイ43に送り込まれ、そしてこれから再び送り
出される。補助トレイ442は主トレイよりも大形であ
り、これから給送すべき用紙のサイズ及び型をより広く
選択することができる。バッファトレイ43は、後述する
ように、受入れる用紙サイズの範囲が制限される。上記
の諸トレイは複写機の下部内に光受容体11の下に機械的
に配設されている。
参照番号90で示す用紙トレイ組立体を次に第4図ないし
第22図を参照して詳細に説明する。組立体90は、主トレ
イ41及びそのフィーダ46を含む下部用紙トレイユニット
91、並びに、共通のフィーダ45を有する補助トレイ42及
びバッファトレイを含む上部用紙トレイユニット92を有
す。用紙トレイ組立体90は複写機の主フレーム57に取付
けられたサブフレーム93を有しており、用紙トレイユニ
ット91及び92はサブフレーム93に片持ちばり状に支持さ
れている。
下部トレイユニット91はサブフレーム93の1対の垂直レ
ール101上に垂直方向移動可能に取付けられており、主
トレイ41内の用紙が使い尽くされたときに該トレイを上
昇させて付属の頂部フィーダ46と係合させてこれと接触
させておき、且つ同時に、該トレイに用紙を装填するた
めに該トレイの下降を許すようになっている。用紙装填
及び紙詰り除去のために主トレイ41に容易に接近するこ
とのできるように、該トレイは1対の水平レール102上
に取付けられており、これにより、複写機の開いている
前面入口扉を通じて該トレイを引き出すことができる。
上部トレイユニット92は、両面複写バッファ格納トレイ
43及び共通底部フィーダ45を具備する垂直に固定された
構成部材103を有す。第4図においてはバッファトレイ
に対する調節可能な背面ストップ装置の図示を省略して
あるが、これは第13図ないし第18図に示してある、補助
トレイ42は、その左手の(第1図で見て)端部または後
端部において参照番号129ニおいてヒンジ止めされてお
り、これにより、該トレイの右手端部または給送端部
を、第2図、第4図、第7図及び第16図に示す如き上昇
した非作動位置と、第1図、第12図及び第15図に示す如
き下降した作動装置との間で回転させることができる。
上記非作動位置は、コピーシートが送り出され、及び、
バッファトレイから再給送される位置であり、上記作動
位置は、上記補助トレイが底部フィーダ45と相互作用
し、シートが該補助トレイから、バッファトレイ43から
のシートと同じ通路に沿って送り出される位置である。
第7図に示すように、構成部材103は1対の水平レール1
04上に取付けられており、補助トレイ42はそのヒンジ止
め端部材が第3のレール105上に取付けられている。後
で詳述するように、補助トレイを下降させると、補助ト
レイの用紙装填のため及び紙詰り除去のために接近する
ために、上部用紙トレイユニット92全体を複写機の開い
ている前面扉を通じて引き出すことができ、また、補助
トレイがその上昇位置にあるときは、該トレイは引き出
し不能に係止され、そして、両面複写中の紙詰り除去の
ためにバッファトレイ構成部材103を独立に引き出すこ
とができる。補助トレイ42の上昇位置における引き出し
不能の係止は、サブフレーム93内のスロット106の、該
スロットの拡大している下端部以外の後ろで係合するピ
ン(図示せず)によってなされる。
主トレイ41及び補助トレイ42の上昇及び下降は第5図及
び第6図に示す如き昇降機構110によって行なわれ、該
昇降機構は、主トレイ41を上昇させれば補助トレイも必
ず上昇し、また、補助トレイを下降させれば主トレイ41
も必ず下降するように構成されている。これは、共通の
ケーブル駆動装置並びに補助トレイ及び主トレイの重み
掛けよってなされる。即ち、上記重み掛けは、主トレイ
がからになっておって補助トレイが一杯になっていると
きでも、主トレイ41が補助トレイ42によりも常に実効的
に重くなっているようになっている。上記ケーブル駆動
装置は、下部トレイユニット91の背部に取付けられたキ
ャプスタン113に両端を連結したケーブル112からなって
いる。ケーブル112は、下部用紙トレイユニット91に固
定された1対のプーリ114の下、及び用紙トレイ組立体
のサブフレーム93に固定されたガイドプーリの対115、1
16の上を通っている。プーリ116相互間のケーブルのル
ープは、スライドブロック118に取付けられているプー
リ117の下を通る。このスライドブロックは、スライド1
19上の下部及び上部の限界位置間で垂直に移動可能であ
る。補助トレイ42の前端部または給送端部(第5図及び
第6図に破線で示す)はスライドブロック118に固定さ
れている。下部用紙トレイユニット91の後端部91aとサ
ブフレーム93との間に取付けられている張力ばね120に
より、下部または主用紙トレイ41は上部の補助トレイ42
よりも大きな実効的重さを常に持つようになっている。
スライドブロック118とサブフレーム93との間に取付け
られた張力ばね121により、ケーブル112は緊張状態に保
持されている。
キャンプスタン113は、下部用紙トレイユニット91の後
端部91aに取付けられたモータ122によって回転させられ
る。
第5図に示す昇降機構110においては、トレイ41及び42
はいずれもその下降位置にある。補助トレイ42を上昇さ
せるためには、モータ122を始動させてキャプスタン113
を第5図で見て時計方向に回転させ、ケーブルを巻き取
らせる。補助トレイ42は主トレイ41よりも実効的に軽い
から、該補助トレイが最初に上昇し始めて上昇を継続
し、主トレイは、スライドブロック118がその上部限界
位置へ到達して補助トレイ上部位置センサスイッチ123
を作動させるまでは静止している。キャプスタン113の
回転を継続すると、主トレイは該主トレイ内の用紙のス
タック200の頂部が、シートフィーダ46の一部を形成す
るナッジャホイール201の下面に係合まで、上昇させら
れる。ナッジャホイール201は用紙トレイ41内の上記ス
タックの最上位のシートとの係合によって持ち上げられ
てシートトレイ上部位置センサスイッチ124を作動さ
せ、該スイッチはモータ122を除勢する。上記主トレイ
内の用紙がシート送り出しに伴って少なくなるにつれ
て、モータ122は周期的に再び賦勢され、これにより、
該トレイを上昇させて用紙フィーダ46との係合を保持さ
せる。上記用紙トレイは、80gsmの用紙の10枚のシート
が給送されるごとに約1mmずつ適切に上昇する。
第6図においては、補助トレイ42が一杯に上昇した位置
にあり、主トレイ41が半ば上昇した状態を示してある。
上記諸トレイを下降させるには、キャプスタン113を反
時計方向に回転させてケーブル112を巻き戻す。そこ
で、主トレイ41はその下降位置へ下降させられ、これは
主トレイ下部位置センサスイッチ125によって感知され
る。補助トレイの下降は、スライドブロック118がその
下限位置に到達するまでキャプスタン113を反時計方向
に更に回転させることによって行なわれ、その時、補助
トレイ下部位置センサ126が作動させられてモータ122を
除勢する。
諸用紙トレイの位置決めは次のようにして行われる。即
ち、両面複写を選定した場合を除けば、複写機の前面扉
を開くと、開扉センサ(図示せず)によりマシンロジッ
クがキャプスタンモータ122を始動させて補助トレイ42
及び主トレイ41をそれぞれの下降位置に位置させる。前
面扉を閉じ、そして主トレイ41からの用紙給送が選定さ
れているかまたは両面複写が選定されているかすると、
主トレイ及び補助トレイはいずれもそれぞれの上昇位置
へ移動させられる。他方、補助トレイからの用紙給送が
選定されている場合には、補助トレイ及び主トレイはい
ずれもそれぞれの下降位置に位置させられる。複写機が
両面複写モードになっているなっているときに複写機の
前面扉を開くと、主トレイ41はまた下降するが補助トレ
イ42はその上昇位置に留まっている。事実上、この場合
には、キャプスタン113を反時計方向に回転させるモー
タ122によって主トレイは或る短い距離だけ下降させら
れ、その結果、補助トレイ上部位置センサスイッチ123
が開き、これにより、マシンロジックに信号を与えてモ
ータ122を逆転させ、補助トレイをその上限位置へ戻ら
せる。そこでスイッチ123は開いてモータ122を除勢す
る。これにより、両面複写モードにおいて前面入口扉が
開くと、補助トレイは必ず一杯に上昇させられることに
なる。そこで、前述したように上昇して所定位置に係止
されたままになっている補助トレイ42に邪魔されること
なしに両面複写バッファトレイ43を引き出すことができ
るようになる。
補助トレイ42を該補助トレイからのシート給送のために
下降させると主トレイ41も下降させられ、また、主トレ
イ41を上部シートフィーダ46へ向って上昇させると補助
トレイ42も上昇させられる。
第7図に示すように、補助トレイは、該補助トレイの背
面から昇降装置のスライドブロック内の孔内に突出して
いる軸127により、スライドブロック118と解除可能に相
互作用する。補助トレイがその下降位置にあるときを除
き、上記軸から半径方向に突出しているピン(図示せ
ず)がサブフレーム93の後ろに係合しており、これによ
り、補助トレイは、その下限位置以外の全ての位置にお
いて引き出しを阻止される。主トレイ41及びバッファト
レイ構成部材103はいずれも、適当なスナップイン式留
め部材(図示せず)により、それぞれの一杯に差し込ま
れた位置に解除可能に堅く保持されている。
第8図に示すように、主用紙トレイ41は直立した前面壁
141及び左手の側壁142を有す。シートは、スライド144
上に左右に滑動するように取付けられている可動コーナ
部材143により、前面壁141に対して整合させられる。上
記スライドはそれ自体がスライド145上に前後に滑動す
るように取付けられている。操作員が上記トレイをレー
ル102に沿って引き出すことのできるように、取っ手146
が該トレイの前面部に設けられている。
第8図に示すように、スライド145上のトリガ147が、一
般に用いられる用紙サイズに設定されている用紙サイズ
感知スイッチを作動させる。図示してある3つのスイッ
チは、356mm(14インチ)、A4判及び279mm(11インチ)
の用紙長を感知する。3つのスイッチの代りに2つだけ
のスイッチを設け、一つのスイッチで356mm用紙を指示
し、他のスイッチでA4判または279mm用紙を指示するよ
うにしてもよい。後で詳述するように、装填されるコピ
ー用紙の巾は、用紙シートが整合点52へ向って通過しつ
つあるときに巾センサ71(第23図)によって感知され、
該センサは、用紙給送中にシートの前縁及び後縁が通過
したことの信号を発生する。
第1図ないし第23図に示すように、主トリガ41から光受
容体までのシート搬送装置は給送ロール60、61を有する
シートセパレータフィーダ46を具備しており、上記ロー
ルはシートを進ませて外部ガイド部材66と接触させ、該
ガイド部材は該シートを上方へ90゜曲げて送出ニップロ
ール62、63のニップに入らせ、これによりシートはガイ
ド66と内部ガイド67との間で垂直に送られて共通の用紙
給送ロール64、65のニップに入り、これによりシートは
整合点52へ送られる。バッファトレイ43または補助トレ
イ42からのシートは、上部トレイ送出ロール68、69によ
り、共通のロール64、65のニップ内に送られる。上記搬
送装置の作動はマシンロジックによって開始させられ、
ニップロール64、65に配置されている入力マイクロスイ
ッチ53によって制御される。
シートセパレータ/フィーダ46はロール上ベルト型の摩
擦減速式頂部シートフィーダであり、第9図、第10図及
び第11図を参照してこれを次に説明する。シートSは、
前述したように用紙トレイ41の位置決めによって給送位
置へ運ばれるスタック200から給送される。上記スタッ
クの最上位のシートはナッジャホイール201によって係
合され、該ホイールは、回転すると、上記最上位のシー
トを、給送ベルト202と減速ロール203との間に形成され
たニップへ向って送る。
ナッジャホイール201による用紙トレイからの給送は、
上記ナッジャホイールと用紙スタットとの間にスタック
の垂直力(例えば1.5ニュートン)を生じさせることに
よって行なわれる。この力は、重力の下で作用する上記
ナッジャホイール及びその付属の構成部材の重さによっ
て得られる。ナッジャホイール201は車軸204に取付けら
れており、該車軸は重み付き懸垂アーム205内に回転自
在に取付けられている。懸垂アーム205は、車軸204から
間隔をおいている固定軸206中心に角度運動できるよう
に取付けられている。
給送ベルト202は、駆動プーリ207及び遊動プーリ208の
周りに掛け渡された無端ベルトである。ベルト202は、
該ベルトに押しつけられる減速ロール203により、該ベ
ルトの下部走行部が下から曲げられている。
駆動プーリ207は、複写機駆動装置内の給送クラッチを
介して回転させられる軸206に固定されている。ナッジ
ャホイール201は、軸206から歯付きベルト210によって
回転させられる。
スタック200から用紙が給送されるにつれて、用紙トレ
イ41は、80gsm用紙の10枚のシートが給送されるたびに
約1mm上昇させられる。これは、ナッジャホイールの懸
垂アーム205によって作動させられるマイクロスイッチ1
24(第5図)によって感知され、これにより、フィーダ
に対する用紙スタックの相対位置が決められる。
複写サイクルの始まりにおいて、マシンロジックは、用
紙が用紙通路内にあるかどうかを測定するために装置に
質問する。通路に用紙が無い場合には、上記ロジックは
給送クラッチに対して信号を発生し、これによりフィー
ダを始動させる。ナッジャホイール201は、スタック200
内の用紙の最上位のシートを、給送ベルト202と減速ロ
ール203との間にニップに送り込む。上記給送ベルト
は、高摩擦面を有する軟質ゴム材料製である。給送ベル
ト202が回転するにつれて、該ベルトは上記スタックか
ら用紙のシートを引き出す。上記スタック内の用紙のシ
ート相互間の摩擦力及び静電気のために、何枚かのシー
トが一緒に上記ニップに入り込む可能性がある。
もしも何枚かの用紙シートが一緒に上記ニップに近づく
と、減速ロール203と給送中のシートのうちの最下位の
シートとの間の摩擦が2枚のシート間の摩擦よりも大き
くなる。給送ベルト202と最上位のシートS1との間の摩
擦も2枚のシート間の摩擦よりも大きくなる。従って、
上記ニップへ向って給送されつつあるシートの群は減速
ロール203の湾曲面の周りで食い違いを生じて上記ニッ
プに入るようになり、その結果、最上位の2枚のシート
のうちの下側のシートS2は減速ロール203によって保留
され、一方、最上位のシートは給送ベルト202によって
給送される。いうまでもなく、このようになるために
は、給送ベルト202と用紙シートとの間の摩擦が用紙シ
ートと減速ロール203との間の摩擦よりも大きくなけれ
ばならない。従って、給送ベルト202は最上位のシートS
1をスタックから離れさせ、その次のシートS2はニップ
内に保留されてその次に給送される(第10図)。
引込みバッフルまたはシールド211が減速ロール203の前
面に延びており、用紙をニップ内へ導く作用、及びナッ
ジャホイールによって用紙スタックの頂部から給送され
るシートによる上記減速ロールの過渡の摩耗を防止する
作用をなす。
給送クラッチは、用紙が下部搬送ロール62、63において
センサ71によって感知されるまで、賦勢状態になってい
る(即ち、フィーダ機構は作動し続ける)。前縁がこの
センサ71に到達して用紙は下部搬送ロール62、63の制御
の下に入り、該ロールはこの用紙シートを上部搬送ロー
ル64、65のニップに送り込む。
給送ベルト202の面速度は、減速ロール203との界面にて
おいて、複写機の処理速度よりも約20%速い。しかし、
上記のベルト、用紙及び減速ロール間に摩擦損失がある
ので、用紙の速度は上記処理速度にほぼ等しい。いうま
でもなく、上記摩擦損失は、用紙の重さ、サイズ及び表
面仕上げに伴って変動し易いので、一定ではない。
第11図に示すように、減速ロール203及びシールド211は
取付けブロック212に支持されており、該ブロックは、
減速ロール203をベルト202の下面に押しつけて保持する
ように作動的に位置決めされる。ブロック212は軸線212
a中心に回転自在に軸支されており、後述するように減
速ロール203をベルト202から引っ込ませるようになって
いる。
フィーダから出てくるシートに対する一定速度を得るた
めに、該シーを送出ニップロール60、61によって該フィ
ーダから進ませる。第9図及び第11図に示すように、上
記ニップロールは、軸206に駆動プーリ207の両側に取付
けられた1対の駆動ロール61及び板ばね215の一端部に
支持された1対の共働圧力ロール60からなっており、上
記板ばねロールはロール60をロール61に押しつけてい
る。ばね215の地端部は、減速ロール203を支持している
ブロック212に固定されている。駆動される給送ロール6
1の直径は給送ベルト212の直径よりも大きい。従って、
上記給送ロールは上記給送ベルトよりも高速で用紙を駆
動する。給送ベルト駆動プーリ107は、上記給送ベルト
が引きずりを起こすことを防止する一方クラッチを有し
ている。
前述したように、上部トレイユニット92は、補助トレイ
42、両面複写バッファトレイ43及びシートフィーダ45を
有している。第12図に示すように、上記補助トレイは、
床160、固定前面壁161、並びに自在可調節の側壁162及
び後面壁163を有す。後面壁163の一端部は車軸164に滑
動可能に取付けられており、該車軸中心に上記補助トレ
イが回転させられ、また該後面壁の他端部は該補助トレ
イの床上を滑動する。側壁162は入れ子式であり、前面
壁161及び後面壁163にそれぞれ取付けられたスライダ16
5と166のとの間に延びている。側部ガイド即壁162で作
動させられるスイッチ167、並びに後部ガイド即ち壁163
で作動させられるセンサスイッチ168及び169が設けられ
ており、一般に使用される用紙サイズを検知するように
なっている。例えば、スイッチ167は、トレイから短縁
を、先にして給送されるA4判または432mm(17インチ)
長の用紙を検知するのに用いられ、スイッチ168及び169
は、長縁を先にして給送される356mm(14インチ)長の
用紙及びA4判または279mm(11インチ)長の用紙を検知
するに用いられる。
補助トレイ42の床160内に切欠部171が、シートフィーダ
45の給送ベルト252を、該補助トレイ内に積重ねられた
シートに対して露出させている。シートフィーダ45の構
造及び作動を次に説明する。
前面複写バッファトレイ43を第13図及び第14図に詳細に
示す。図では、簡明化のために補助トレイを省いてあ
る。バッファトレイ43は床180を有し、後述するように
シートフィーダ45の給送ベルト252が上記床を通って突
出する。上記バッファトレイは片面複写シート、即ちシ
ートの一つの面に情報が既に複写されているシートを受
入れる。主トレイから送り出されるシートは、用紙トレ
イについて前述したように、長縁を先にして給送され、
その前側縁、即ち複写機の前面に隣接する側縁により、
感光体ドラム11に対して整合させられる。後で詳述する
ように、戻り通路に沿って移動するシートは用紙通路の
後部へ向かって若干片寄っており、これにより、該シー
トは、バッファトレイ内でシートが整合させられる該ト
レイの前面壁181で邪魔させることなしにバッファトレ
イに入り、光受容体11への再給送のために正確に整列す
ることができる。上記トレイはまた背面ストリップ182
を有し、該背面ストリップは、シートをバッファトレイ
の前面壁181へ向かって送るためのスカファロール183を
有す。
異なる巾のシートをバッファトレイに受入れるために、
例えば、203mm(8インチ)ないし216mm(8 1/2イン
チ)巾の用紙を受入れるために、背面ストリップ182
は、背面ストリップ調節機構184により、前後の限界位
置間で調節可能になっている。背面ストリップ182及び
その調節機構184は上部用紙トレイユニット92に取付け
られ、第15図及び第16図に示す如くに移動できるように
なっている。即ち、第16図に示す如き上昇した作動位置
と第15図に示す如き押し下げられた非作動位置との間で
移動可能であり、第15図においては、補助トレイ42がそ
の作動位置に下降しているときに該トレイによってバッ
ファトレイの床180の高さ以下に押し下げられている。
スカファロール183は突出部186の直下から上方へ突出し
ており、上記突出部は、上記背面ストリップの作動位置
においては床180の延長部を形成する。上記スカファロ
ールは、垂直軸中心に、上から見て時計方向に回転し、
背面ストリップのフレーム190に取付けられているモー
タ189の駆動軸188から出ている0リング形駆動装置187
を介して回転させられる。上記スカファロールはポリウ
レタンのような適当な高摩擦材料で作られている。上記
スカファロールの直後に配置されている後部壁セクショ
ン191が、曲がったシートを真直ぐにすることを助け
る。
上記背面ストリップの調節は、両面複写中に後述の仕方
で主トレイから長縁を先にして給送されるシートの巾の
感知に応答して自動的に行われ、そして上記背面ストリ
ップの移動は、駆動軸188に取付けられておって2つの
マイクロスイッチ193、194の制御の下にあるクランク19
2(第17図、第18図)によって行われる。モータ189は逆
転可能であり、クランク192は一方クラッチを介して軸1
88に連結されており、上記スカファロールを時計方向に
回転させるという上記軸の正常駆動方向においてクラン
ク192が係合解除されるようになっている。しかし、上
記背面ストリップの位置を調節するために上記モータを
逆転させると、クランク192は係合される。クランク192
の移動の角度はマイクロスイッチ193、194によって制御
される。上記マイクロスイッチはそのアクチュエータ
を、駆動軸188に取付けられたカム194に乗せている。上
記背面ストリップの位置を調節するには、主トレイから
送り出されるシートに対して感知された巾に応じてマシ
ンロジック(マイクロプロセッサ)から発生する信号に
よってモータ189を始動させ且つマイクロスイッチ193、
194を介して調時する。上記マイクロスイッチは共に上
記調節可能な背面ストリップの3つの停止位置を提供す
る。即ち、スイッチ193が作動させられ、スイッチ194が
作動させられ、そしてこれら両スイッチが作動させられ
る。上記背面ストリップの調節中は、スカファロール18
3は反時計方向に回転する。しかし、これは不利とはな
らない。即ち、調節中はバッファトレイ内にシートが入
ってないからである。
シートの巾、即ち、シートの走行(長縁を先にした)の
方向における寸法は、下部搬送ロール62、63においてセ
ンサ71によって感知される。第31図に示すように、セン
サ71は、該センサ71を通るシートの前縁及び後縁の通過
の時を計るタイマ75に接続されており、シートの巾を示
す信号を制御装置(マイクロプロセッサ)76に送る。上
記制御装置は、シートの巾に応じて、マイクロプロセッ
サ193、194を作動させてモータ189を作動させ、背面ス
トリップ182を位置決めする。
第17図及び第18図に、上記背面ストリップの一杯に前進
した位置及び一杯に引っ込んだ位置をそれぞれ示す。
第14図に示すように、シート戻り通路55から出てくるシ
ートは被動波形付け用ロール387(第14図には該ロール
のうちの頂部の組だけを示してある)を通ってバッファ
トレイに入り、これにより上記シートは背面ストリップ
182へ向かって進ませられ、該ストリップにおいてスカ
ファロール183が上記シートをバッファトレイの前面壁1
81に対して整合させる。図示のようにバッファトレイ43
は背面ストリップ182へ向かって下向へ傾斜しており、
これにより、シートとスカファロール183との間の接触
を保持することを助け、且つ同時に、シートが前後方向
に、即ち上記背面ストリップに対して整合することを助
ける。
シートの分離及び捕捉は、バッファトレイ43及び補助ト
レイ42の両方からの真空ベルト底部シート波形フィーダ
(VCF)45により、最低位のシートとその上のシートと
の間の浮遊圧力差、シート波形及び真空を用いて行われ
る。トレイ42、43の床は相互嵌合し、そして、各トレイ
の前縁において輪郭ポケット251を形成する形状に作ら
れている。即ち、各トレイは、本出願人にかかる1982年
9月21日出願の係属中の英国特許願第8,226,848号に記
載してある仕方で皿形に凹ませられ、これにより、該ト
レイ内に置かれた書類がこの隙間に橋がかりして浮遊ポ
ケットを形成するように形成されている。搬送用ベルト
252は輪郭ポケット251内で上記諸トレイを通って表面に
上る。シートスタックの浮遊はエアナイフ253からの空
気を前面を吹きつけることによって行われる。この空気
噴流は書類スタックの前縁のちょうど前面でトレイ43ま
たは43に当る。これにより、該トレイのポケット内の空
気の容積流膨張が生じ、且つシートスタックの前縁が波
立たせられ、最下位のシートとその次のシートとの間に
空気の差ポケットが生ずる。これにより、最下位の書類
の捕捉、分離及び給送が助けられる。
真空ベルト波形給送機構45はスタック中の最下位のシー
トを捕捉し、そして、エアナイフ253が上記最下位のシ
ートをスタックの残りのシートから分離すると、該シー
トを送出ロールの対68、69へ送る。送出ロール68、69は
上記シートを共通のロール64、65のニップ内へ送り、該
シートはそこから整合点52へ送られる。
第19図ないし第22図はシートセパレータフィーダ45を詳
細に示すものであり、複数の給送ベルト252が給送ベル
トロール254上に移動可能に支持されている(第1図を
も参照)。ベルト252の走行内に間隔をおいて真空プレ
ナム255があり、該プレナムはベルト252内の穴257と共
働するための真空開口または出入口256を有し、真空を
与えてシートスタック内の最下位のシートをベルト252
上へ引きつけるようになっている。5本のゴム製真空ベ
ルト252があり、シートが真空によって引き下げられる
ときに波形を作るように、中央のベルト252aは他の4本
のベルトよりも若干高くなっているのが好ましい。ベル
ト252内の穴257の頻度及び大きさにより、該穴を通って
引き込まれる空気の量が規制される。搬送ベルト252は
真空プレナム255の頂板258を横切って移動し、出入口25
6の頻度及び大きさにより、下の真空室内へ引き込まれ
る空気の量が規制される。
ベルト252は、該ベルトがその周りのシートトレイの支
持面よりも下にあるように該トレイの皿形凹部またはポ
ケット251を通って延びているから、空気が穴あきベル
ト255を通って真空プレナム255に引き込まれるときに最
下位のシートは上記ポケット内へ下方へ引かれ、このよ
うにして最下位のシートがスタック内の残りのシートか
ら分離され始める。シート分離はエアナイフ253からの
空気流によって更に進む。上記エアナイフは加圧空気プ
レナム261を具備しており、該プレナムは、給送ベルト2
52へ向かって引き下げられた最下位のシートとその上の
シートとの間に形成されたポケットに空気を注入するた
めに設けられた複数の空気噴射開口262を有しており、
上記スタックと最下位のシートとの間にエアクッション
またはベアリングを提供して、上記スタックから最下位
のシートを取り出すのに必要な力を最小化するようにな
っている。エアナイフ253からの空気流はまた、スタッ
クを波打たせて用紙スタックの実効重さを減少させると
いう効果を有す。
この装置の効率を更に高めるために、バッファトレイ4
3、また更に補助トレイ42は、前述したように、例えば
第15図及び第16図に示す如く後方へ傾斜している。浮遊
空気をスタックの下、または第1のシートと第2のシー
トとの間に供給すると、重力により、シートは上記トレ
イの後壁(背面ストップ182)へ向かって移動または浮
遊する。従って、取り出されるシートは上方へ引っ張ら
れ、一方残りのシートは重力によって後に保持され、こ
のようにして多重給送が防止される。
シートフィーダ45を、第19図の拡大斜視図並びに第20図
及び第21図の断面図に示す。真空プレナム室255内には
真空フラップ弁263が設けられており、該弁は、頂板258
及びベルト252内の開口を通ずる真空のタイミング、従
ってまた書類の捕捉タイミングを規制する。弁263は、
上記真空室の側壁を貫通し且つソレノイド265に取着さ
れている軸264によって作動させられる。また、真空逃
し弁266が上記室の壁の一つに設けられている。上記逃
し弁は上記室の圧力によって作動させられ、真空フラッ
プ弁263が閉じているとき、または書類が真空搬送装置
によって捕捉されておって真空室255への入口256を事実
上閉塞しているときに、空気をエアナイフ253へ流れさ
せる。
真空255の下には、羽根車267を内蔵するスクロール形羽
根車室がある。羽根車267は、該羽根車の直ぐ下に配置
されているモータ268によって回転させられる。真空搬
送ベルト252及び真空プレナム室255を通じて引き込まれ
た空気は、バッファ/補助トレイの前縁の上に配設され
ているエアナイフ253の方へ排気されて該エアナイフへ
導かれる。
バッファトレイ43または補助トレイ42のいずれかからシ
ートを給送するためには、ソレノイド265を賦勢して真
空弁263を閉じる。羽根車モータ268を始動させて羽根車
267を回転させ、空気圧によって自動的に持ち上げられ
る真空逃し弁266を通じてプレナム室255内に空気を引き
入れる。室255に引き入れられた空気はエアナイフダク
ト269を介してエアナイフ253を通って逸出させられ、そ
こで用紙スタックに導かれて該スタックの最下位のシー
トをこの空気流によって分離させ且つ該用紙スタックの
実効重さを減少させる。送出ロール68、69を制御する駆
動クラッチが作動させられてこれらローラを回転させ
る。そこで、真空弁ソレノイド265は除勢され、真空弁2
63は開き、これにより、上記スタックの最下位のシート
は真空給送ベルト252に対して保持される。上記ベルト
が移動開始する前に上記最下位のシートを該ベルトに確
実に捕捉させるため、及び上記最下位のシートを該シー
トと共に引き下げられたシートから分離させる時間をエ
アナイフ253に与えるための短時間の遅延の後、上記給
送ベルトを始動させて上記最下位のシートを送出ロール
68、69へ向かって進ませる。上記シートの前縁が搬出ロ
ール68、69に捕捉されると、センサが上記マイクロプロ
セッサへ信号を送り、真空弁ソレノイド265を再び賦勢
させて真空弁ン63を閉じさせ、その次のシートの早期捕
捉を防止する。エアナイフ253は、真空逃し弁266を通じ
て引き込まれつつある空気で、上記スタックの重さを支
え続ける。
送出ロール68、69の直前にあるセンサ48が、送出ロール
68、69へのシートの到達を下記の仕方で制御する。
エアナイフ逃し弁271がエアナイフダクト269内に設けら
れている。この弁271は、補助トレイ42が上昇させら
れ、そしてバッファトレイ43が使用されているときには
開いており、補助トレイ42がこれからシートを給送する
ために下降させられているときには閉じている。弁271
はその開放位置へ偏倚させられており、補助トレイ42が
下降すると、該弁に取付けられているレバー272と係合
する該トレイ上の突出部272によって自動的に閉じられ
る(第12図)。この弁の目的については次に説明する。
波形付け用ロール即ちローラ387はエアナイフ252の上に
配置されており、そして、シートがバッファトレイに入
るのを助けるために上記エアナイフにはその上面にガイ
ドフィン274が設けられている。また、両面複写が選定
されている場合には、シートが主トレイから給送される
と直ちに羽根車モータ268が始動させられ、これによ
り、波形付けロールから離れてバッファトレイに到達す
るシートに対して空気流を送り、これにより、該シート
を背面ストリップ182へ向かって送ることを助け、且つ
同時に、さもないとシートの正しい整合を妨げる可能性
のある摩擦力を減少させる。
本発明の好ましい態様においては、羽根車モータ268の
速度、従ってまたエアナイフ圧力及び捕色圧力を、補助
トレイ42からのシート送出中に、シートのスタックの高
さに応じて変化させる。これにより、スタックが厚い場
合には激しい撹乱を生じさせることなしに、またスタッ
クが薄い場合にはシートの吹き飛ばしを生じさせること
なしに、最下位のシートを分離するのに必要な充分なエ
アナイフ圧力を提供することができる。この目的のため
に、補助トレイ42からのシート給送の始まりにおけるス
タックの高さを感知し、そしてモータの速度を、該スタ
ックの高さに従って、複数段の速度のうちの一つに調節
する。上記スタックの消費中にシートを計数し、モータ
の速度を時々逓減させる。適当するスタック高さセンサ
が、本出願人にかかる1982年9月21日出願の係属中の英
国特許出願第8,226,808号に記載されており、この記載
から分かるように、補助トレイ42がその上昇位置にある
ときに、機械的センサアームが該トレイ内のシートスタ
ックによって係合される。この点に関しては、複写機制
御手段に従い、補助トレイを、複写機の前面扉が開いて
いるときは、該トレイをシート給送のために位置決めす
る前に、常にその上限位置に上昇させておく。
本発明の好ましい態様においては、補助トレイは224枚
までのA4判シートを収容するが、上記モータを、224な
いし160枚のシートに対しては全速力の100%で、160な
いし128枚のシートに対しては89%で、128ないし96枚の
シートに対しては85%で、96ないし64枚のシートに対し
ては80%で、64ないし32枚のシートに対しては77%で、
32ないし0枚のシートに対しては75%で回転させる。か
かるトレイはまた160枚のA3判シートを収容することが
でき、上記モータを、160ないし96枚のかかるシートに
対しては全速力の100%で、96ないし48のシートに対し
ては89%で、48ないし0枚のシートに対しては75%で回
転させる。
前述したように、両面複写バッファトレイ43からのシー
ト給送中は、エアナイフ逃し弁271は開いている。バッ
ファトレイ43の容量は補助トレイ42の容量よりも小さ
く、上記例においては該バッファトレイは最大50枚のシ
ートを収容することができる。しかし、感光体11から到
着し、そして定着装置20を通過した片面複写シートは、
補助トレイ内に用いられる未複写のシートよりも軟弱で
あるという傾向があり、また或る程度湾曲している場合
も屡々ある。そのために、未複写シートに対するよりも
大きな真空弁263を介する捕捉圧力が必要となり、一
方、エアナイフ圧力は、シートを激しく撹乱させるよう
な大きなものであてはならず、また、シートは下方へ湾
曲する可能性があるから、数枚のシートを同時にベルト
252に向かって下方へ押しつけて多重給送を招くような
大きなものであってもいけない。エアナイフ逃し弁271
をエアナイフダクト内に設けてあるのはこの理由による
ものであり、これにより、捕捉圧力をエアナイフ圧力に
対して正しく平衡させることができる。従って、上述の
実施例においては、バッファトレイからの給送中は羽根
車モータは該モータの全速力の87%の固定速度で適切に
回転し、エアナイフ逃し弁271は開いている。これによ
り、補助トレイからのシート給送に比べて高いシート捕
捉圧力及び低いエアナイフ圧力が得られる。
捕捉圧力及びエアナイフ圧力を変化させることなしに補
助トレイからの給送を行う場合にもエアナイフ逃し弁27
1をバッファトレイからの給送中に用いることが望まし
く、また、例えば補助トレイ及びバッファトレイの容量
が同じであるかまたは余り大きく異なってはいない場合
には、モータ速度をバッファトレイ給送中は補助トレイ
給送に比べて大きくすることが望ましい。
前述したように、給送されるシート、特にバッファトレ
イ43からのシートは下方へ湾曲し、シートが互いに重な
る傾向を増すことが屡々ある。これは、上記下方湾曲の
ために摩擦が増すからであり、また、この湾曲が最下位
のシートとその次のシートとの間でエアナイフ253から
の空気の流を妨げ易いからである。この重なりが生ずる
と、これらシートの前縁がエアナイフに接近し、更には
エアナイフの下に入ることもあるので、上記空気流の妨
害が一層増す。この問題は、定速モードにおいて静止光
学装置を横切って給送するための制御された速度で書類
をプラテンへ給送するために要求されるような低速のシ
ート給送において一層顕著になる。書類を高速で給送す
ることのできる場合、例えば書類をプラテン上に整合さ
せた後に複写を行う場合には、上記問題は少なくなる。
これは、慣性が高くなるからであると考えられる。
この問題を解決するために、1対の傾斜路275が、トレ
イの皿形領域の各側において支持面の前端部に形成さて
いる。傾斜路275は、前掲の英国特許出願第8,226,848号
に記載してあるようにシート給送方向に上方へ傾斜し、
トレイ内のシートの前縁の正常な積重なり位置を越えて
前方へ突出している。下方へ湾曲しているシートをトレ
イ内に積重ねると、トレイを横切る該シートのビーム強
度が制限されたものとなり、かかるシートは一般に上記
皿形領域またはポケット内へ垂れ下がり易い。上記傾斜
路は、シートの前縁をトレイの面または床よりも上に持
ち上げるだけでなく、更にシートの横ビーム強度を改善
し、これらはいずれも空気の注入を改善する。
図示の実施例においては、補助トレイ42及びバッファト
レイ43内の皿形領域またはポケットは、該ポケットへ向
かって下方へ傾斜している該ポケットの各側における面
部分276、277によって形成されており、上記ポケットは
トレイの前端から後方へ向かって狭くなり、そしてもっ
と緩やかに広がっており、傾斜翼部が、トレイの前縁に
おいて最も深くなっている該ポケットの前面付近に設け
られている。この構成は、前掲の英国特許出願第8,226,
848号に明瞭に記載され且つその第6図に示されてい
る。
フィーダ45または46からのシートはロール64、65によっ
て整合ニップ即ち点52へ送られる。ニップ52においてシ
ートを整合させる目的は、各シートを、感光体に対して
該感光体ドラム上の現像済画像と同期して解除するため
である。また、整合を用いてシートから曲りを除去する
こともできる。第23図、第24図及び第25図に示す整合装
置においては、整合ピンチロール302の両側に2つ(ま
たは3つ)の整合フインガ301がある。ピンチロール302
は協働駆動ロール303との係合及び係合解除が可能であ
り、フインガ301は、その先端部が外部ガイド66内のス
ロット305を通ってシートの通路内に突出する作動位置
と、上記シート通路から上昇した引っ込み位置との間で
移動可能である。ピンチロール302及びフインガ301は次
の仕方で作動させられる。即ち、シートがニップ52に到
達する前には、ロール302、303は係合解除され、フイン
ガ302はその作動位移へ移動させられる。上記搬送ロー
ル64、65によって送られつつあるシートは、ガイド66の
湾曲上部72により、対向のガイド面73(第23図)へ向か
って下方へ偏向させられ、該ガイド面は該シートの前縁
を上記整合ニップ内へ導き、そしてフインガ302の先端
部304へ向かって導く。面72及び73は共同して反り誘発
用室を形成し、これにより、シートをフインガ301に対
して過大送りし、シートに折目をつけることなしに該シ
ートから曲がりを除去する。従って、シートは第26図に
示すように円滑に曲る。シートを感光体11へ給送するた
めには、ピンチロール302を駆動ロール303と係合させ、
その後、整合フインガ301を引っ込める。継いで駆動ロ
ール303を回転させ、シートを上記感光体上の現像済画
像へ同期関係で給送させる。
整合フインガ301は、整合ソレノイド317により、一連り
のリンク仕掛を介して作動させられる。ソレノイド317
を賦勢すると、クランク式アーム318が、支持体320に取
付けられた固定軸ピボットピン319中心に時計方向(第2
3図ないし第25図で見て)に回転する。アーム318はその
上端部に作動用ピン321を支持しており、該ピンはリン
ク323内のスロット322に沿って移動し、リンク323をロ
ッド324の軸線中心に反時計方向に移動させる。リンク3
23はロッド324に固定されており、従ってロッド324も反
時計方向の角度移動をなす。これにより、整合フインガ
301の先端部は外部ガイド66内のスロット305を通って下
方へ移動させられて用紙通路に入る。フインガ301は、
本出願人にかかる1982年9月21日出願の係属中の英国特
許出願第8,226,812号のに記載してあるようにばね押し
式であり、整合ニップを通過中の用紙シート上にこれを
損傷することなしに下降することができる。
整合フインガ301を下降させると、整合ピンチロール302
は上昇させられる。上述したように、ソレノイド317を
賦勢すると、作動用ピン321は上方へ弧を描いて移動す
る。これにより、支持体320の他の側にあるリンク328の
右手端部が持ち上げられて右へ移動させられる。リンク
328の左手端部は、ロッド324に枢着されているレバー32
9の上端部に枢着されている。従ってレバー329は時計方
向の角度移動をなす。レバー329はほぼ矩形状の弾性支
持ブラケット330に固定されており、該ブラケットはそ
の上縁部に整合ピンチロール302の車軸331を支持してい
る。レバー329が時計方向に移動すると、ロール302は、
該ロールが外部ガイド66内のスロット305を通じて協働
している整合駆動ロール303(第23図)から離れて持ち
上げられる。ロール302はばね332(第27図)によってロ
ール303へ向かって押されている。上記の種々のリンク
仕掛けは、ソレノイド317の賦勢によって生ずる移動の
最初の部分において、ロール302が上昇する前にフイン
ガ301が下方へ移動するように構成されている。これと
逆に、上記ソレノイドを除勢すると、整合フインガ301
が上昇する前にロール302が下降する。
整合ソレノイド317は、ニップロール即ち給送ロール6
4、65内へ移動しつつある用紙によって作動させられる
センサスイッチ53によって発生する信号で賦勢される。
賦勢された整合ソレノイド317の動作により、整合フイ
ンガ301は用紙通路に入り込み、整合ピンチロール302と
駆動ロール303との間のニップを開く。ばね333がソレノ
イド317をその非作動位置へ復帰させ、整合機構をリセ
ットして上記ニップを閉じ且つ上記フインガを引っ込ま
せる。
上記用紙シートは整合位置に送られる。即ち、該シート
の前縁は上部搬送ロール64、65によって整合フインガ30
1と接触させられ、反り誘発体72、73によって小さな反
りが該シートに形成される。次いで、マシンロジックか
らの調時された信号によってソレノイド317は除勢さ
れ、そしてばね333によって復帰させられる。上記ソレ
ノイドが除勢されると、ピンチロール302は用紙に対し
て閉じ、次いで整合フインガ301は用紙通路から持ち上
げられ、上記用紙は駆動ロール303が回転させられると
直ちに感光体へ搬送されるようになる。
用紙が、感光体11により、次いで定着前搬送装置19によ
って搬送されると、ソレノイド317は第2のシートのた
めに再び賦勢される。これにより、ピンチロール302は
上昇させられ、整合フインガ301は下降させられる。し
かし、上記整合フインガは整合ニップを通過しつつある
シートによって引き止められ、この移動中のシートの上
に軽く乗る。上記シートの後縁がニップ52から出ると、
上記フインガはこのシートと次のシートとの間の隙間に
落下し、この第2のシートを整合させる。この一連の動
作により、シート間隙間を最小限に減らし、従ってコピ
ーシート処理量を増すことができる。このように行動さ
せられるシートに対しては、該シートが、ロール302、3
03と次の駆動装置(真空搬送装置19)との間の距離より
も長いということが必要である。即ち、ロール302、303
は、シートの前縁が上記次の搬送装置によって拾い上げ
られるまでは分離できないからである。
上述したように、整合装置52により、シート間隙間を最
小に保持することができる。この特徴を利用するために
は、シートフィーダ45及び46がシートを至近間隔で給送
できるということが必要である。これは、待ちステーシ
ョンセンサによって形成される待ちステーションを上記
フィーダの各々に付属させることによって達成される。
主トレイフィーダ46は、第23図に示すように、送出ロー
ル60、61の直ぐ下流に配置された待ちステーションセン
サ47を有し、上記トレイフィーダ39は、これも第23図に
示すように、送出ロール68、69の直ぐ上流に配置された
待ちステーションセンサ48を有す。
主トレイシートフィーダからの給送中、第1のシート
は、センサ47が前縁を検知するまで、給送される。給送
クラッチは一時的に停止し、次いで上記シートを上記セ
ンサを越えて給送する。上記シートフィーダを作動し続
けており、従って次のシートがあとに続いてセンサ47に
到達し、該センサにおいて該シートは、マシンロジック
が次のシートの送り出しを要求まで待っている。この装
置は、用紙の給送と整合との間の時間を減少させる。即
ち、用紙給送サイクルの開始時にシートは整合フインガ
301により近くなっているからであり、また用紙給送サ
イクルの開始時にシートの前縁は常に同じ位置にあるか
らである。
一連のシート中の第1のシートがシートフィーダ45によ
って上部トレイユニットから給送されるときに、真空ベ
ルト252は、上記シートの前縁がセンサ48によって検知
されるまで駆動される。短い遅延の後、真空ベルト252
は再び作動させられ、上記シートを送出ロール68、69中
へ移動させて整合フインガ301へ送る。次いで真空弁263
が閉じ、ベルト252は停止し、これにより、第2のシー
トの早期給送を防止する。しかし、第1のシートが待ち
去られると、後続のシートが直ちに捕捉されて待ちステ
ーションへ送られ、該ステーションにおいて該シート
は、該シートを送出ロール68、69のニップに送って整合
フインガ301へ送るために上記真空ベルトを再始動させ
るのに必要な信号がマシンロジックから発生するのを待
つ。従って、フィーダ46におけると同じように、シート
間隙間は一様であり、従って、この隙間が小さくなり過
ぎて該隙間の検知及び該隙間内への整合フインガの落下
ができなるというような大きな変動なしに最小限化され
る。
シートを搬送路を通して確実に送るために、機械的主ト
レイフィーダ46(ベルトとロール202、203、及び給送ロ
ール60、61)、下部及び上部の搬送ロール62、63及び6
4、65並びに整合ロール302、303の種々のニップはシー
トを堅く掴む。詰まったまたは動けなくなったシートを
搬送装置から除去することを容易にするために、複写機
の前面入口扉が開いているときに駆動ニップを自動的に
係合解除または分離させるための機構が設けられてい
る。
このニップ分離機構を第27図ないし第 図に示す。上
記扉を開閉すると作動機構220が作動させられ、該機構
は垂直スライダ221に対して作用する。該垂直スライダ
は、第29図に示す如きニップが閉じている上昇位置と、
第30図に示す如きニップが分離している下降位置との間
で移動できる。スライダ221の上昇位置においては、該
スライダの下端部上のレバー222が取付けブロック212を
上方へ押して該ブロックをその枢軸212a中心に上方へ回
転させ、そして、給送ロール60を給送ロール61と、摩擦
減速ロール203を減速ベルト即ち給送ベルト202と係合さ
せる。遊動ローラ即ち搬送ロール62及び64は、転写前用
紙通路フレーム70内の水平スロット223に入っており、
板ばね224及び225によって作動位置へ押されてそれぞれ
の駆動ロール63及び64と係合している。整合ロール302
は、上述したように、第27図に示す転写前用紙搬送フレ
ームに連結されたばね332により、ロール303へ向かって
押されている。
第28図に示すように、スライド作動機構220はクランク
式アーム226を有しており、該アームは、複写機の前面
扉が閉じると、ノブ227によって反時計方向に回転させ
られてニップ分離スライド即ち垂直スライダ221を持ち
上げる。即ち、上記ノブは、複写機の前面扉が閉じると
該扉によって係合され、プッシュロッド228をクランク
アーム226に向かって押す。許容度を変化させることの
できるように、プッシュロッド228は、圧縮ばね229によ
って相互連結された2つの部品となっている。上記扉が
開いているときに用紙給送ができるようにするためにラ
ッチ230がノブ227に設けられており、また、複写機の作
動を点検するためにサービス員が使用する特別のインタ
ロック具が所定位置にある。
上記前面扉が開くと、プッシュロッド機構は引っ込み、
ニップ分離スライド221はばね231の作用で下方へ移動
し、従って、フィーダ取付ブロック212は下降させられ
て摩擦減速ロール203を減速ベルト202から分離させ、且
つ給送ロール60を給送ロール61から係合解除させる。ば
ね213(第11図)の上方移動は、ブロック212が下降する
と該ブロック上の肩部214によって阻止される。同時
に、スライダ上の傾斜路232が遊動ロール62及び64を駆
動ロール63及び65から係合解除させ、また、スライダ22
1の上端部上の調節可能ピン233が支持ブラケット330上
に押しかかって整合ロール302を駆動ロール303からけ係
合解除させる。
感光体11における転写の後、シートは真空搬送装置19に
よって定着装置20へ送られ、該シートは定着装置ニップ
ロール36、37によって該定着装置を通過させられる。定
着装置から出てくるシートは、転向器56により、出口ニ
ップロール54を介して出力装置へ導かれるか、またはバ
ッファ格納トレイ43へ至る両面複写シート戻り通路55へ
導かれる。シート戻り通路55(第32図)は第1の反転ガ
イド81を有しており、バッファトレイへ送られる片面複
写シートは上記反転ガイドによって1回反転させられて
その走行方向を変え、定着装置20、水平搬送装置19及び
感光体11の下にある水平ガイド83に沿い、該シートが感
光体を通過して定着装置を通ったのとは反対の方向に送
られる。水平通路83の終において、上記シートは湾曲ガ
イド82に入り、該ガイドは該シートを再び反転させてバ
ッファトレイ43内へ導く。感光体11とバッファトレイ43
との間でシートは2回反転させられ、従ってシートは該
シートが感光体から出てきたのと同じ向きでバッファト
レイに入る。両面複写すべき片面複写シートは、バッフ
ァトレイ43から、第1図に示すように左から右へ、即ち
該シートが該トレイに入るのと反対方向に、そして未複
写のシートが給送されるのと同じ方向に給送され、そし
て転写前用紙通路50によって感光体へ戻される。バッフ
ァトレイ43と感光体との間で、片面転写シートは約180
゜反転させられ、シートのこの反転により、該片面複写
シートの未複写面が感光体に体面させられて第2の画像
を受け取る。このような構成になっているので、シート
は、両面複写中、感光体を去ってから再び該感光体を通
過するまでの間に3回反転させられる。これは特別の反
転装置の装備なしで行なわれ、シートが両面複写戻り通
路55及び転写前用紙通路に沿って運ばれるときの自然の
反転によって行われる。両面複写戻り通路55の二重折り
形状により、複写機を著しく小形に構成することがで
き、且つ用紙トレイ41、42、43の全部を密接した列に配
置し、従って操作員の接近を容易化し、且つ同時にバッ
ファトレイ43及び補助トレイ42に対して共通のフィーダ
45を用いることができる。
シート戻り通路55を通過する際に、各シートは、水平ガ
イド83の始まり部に配置されている曲り除去機構350を
通過し、そして、水平ガイド83に沿って走行するときに
片寄せ機構370によって横に片寄らせられる。
転向器56は、片面複写が選定された場合には、シートを
出力ニップロール54へ向けて転向させるように常に位置
決めされている。両面複写中は、上記転向器の位置は、
完了したコピーを出力トレイ即ち受取りトレイ6へ送
り、一方、未完了のコピーをシート戻り通路55に沿って
送るために、所定の手順に従って変化する。上記転向器
は複写機のマイクロプロセッサによって制御され、且
つ、コピーが定着装置に入るときに該コピーの前縁によ
ってトリガされるマイクロスイッチ49によって作動させ
られる。シート戻り通路55の湾曲ガイド81は内部及び外
部のガイド部材84及び85並びにニップロール86を有す。
転向器56は外部ガイド85の上端部に取付けられており、
そして、その下方に外部ガイド85上に取付られているソ
レノイド88からのケーブル87によって作動させられる。
外部ガイド85は、用紙通路55への接近ができるように複
写機フレームにヒンジ止めされている。
コピーが定着装置20を通過するときに、軟質の加熱ロー
ル36及び硬質の圧力ロール37がその用紙を湾曲させる傾
向があり、従って該コピーは画像面を湾曲の外側にして
曲がった状態となる。このシートがバッファトレイに入
る前に該シートからこの曲りをできるだけ除去して取扱
い上の問題を避けるようにすることが肝要である。この
目的のために、戻り通路に沿って送られるシートは、水
平ガイド83の入口に配置されているシート曲り除去装置
350を通過する。曲り除去装置350は1対の協働ロール35
1、352及び付属のバッフル353を具備しており、これら
は、この曲り除去機構を通過するシートが下部のロール
352の周りで湾曲し、そして上記定着装置において生じ
た反対向き曲りをほぼ相殺するのに充分な曲り角度を該
シートに生じさせるように、シート通路に対して位置決
めされている。
第33図及び第34図に示すように、曲り除去機構350は、
金属(鋼)軸のような径小の硬質ロール352、及び例え
ば圧縮可能なゴム面を有する比較的軟質のものであって
上記硬質ロールと係合する上部ロール351を具備してお
り該上部ロールはばね押し式であって下部のロール352
と係合し、ニップ354を形成する。バッフル353はニップ
354の下流側で下方へ延び、シートを下方へ転向させて
上記下部ロールの周りの巻き付き角を制御するように配
置されており、該下部ロールは曲り除去の程度を制御す
る。バッフル353の位置は、シートの給送方向におい
て、即ち、第34図に破線及び実線で例示する位置相互間
で水平方向に調節可能であり、下部ロール352の周りの
用紙巻き付き角を調節できるようになっている。参照番
号355で示す適当な調節機構がこの目的のために設けら
れている。
上部ロール351が連続形であると、バッフル353の前縁が
上記上部ロールの周縁に隣接して位置することになり、
特に該バッフルが調節可能である場合には、上記ロール
と上記バッフル前縁との間の隙間のために、ニップ354
を通過するシートが上記バッフルの下を通らずに上を通
る可能性がある。この可能性を避けるために、鋼軸351a
上に一連りの間隔ゴムローラ351を配置することによっ
て上部ロール351を非連続形となし、且つ上記バッフル
に、上記ローラ相互間に延びる引込みタング356を設け
る。図示の実施例においては、これらタングは交差部35
7によって上記ローラの上流側で相互連結されている。
曲り除去機構の下部ロール352は、例えば、約8mmの直径
の鋼製軸であり、上部ロール351は、例えば直径約16mm
のネオプレン製ローラが取付けられている鋼製軸351aか
らなっている。
バッフル353は垂直面に対して25゜ないし40゜の角度で
配置されており、下部ロール352の中心線に沿う該ロー
ルの面と上記バッフルとの間の水平方向間隔は、上記バ
ッフルの角度及び用紙の重さに応じて、1.0mmないし10m
mに設定される。例えば、一実施例においては、バッフ
ルの角度は33゜であり、ロールからバッフルまでの間隔
は、7.7mmである。
第33図に示すように、上部ロール351は、複写機フレー
ムに取付けられた固定ブラケット358に取付けられてお
り、ギヤ359を介して回転させられる。下部ロール352
は、枢着された下部ブラケット360に取付けられてお
り、板ばねによって上方へ押されて上記上部ロールに押
し付けられている。
曲り除去装置350からの出口において、曲り除去後ガイ
ド363がシートを水平方向に戻す。上記曲り除去装置の
両側におけるシート通路の垂直分離を制限するため、ガ
イド部材84、85の端部における入力ガイド364、365がシ
ートを上方へ導いて上記曲り除去機構に入れる。シート
は、曲り除去ロール351、352により、ローラ382、383の
周りに掛け渡されている水平搬送ベルト381の下の水平
支持面380に沿って移動させられ、上記ベルト走行部内
にあるピンチローラ384が、上記ベルトの下部走行部
を、支持面380を通って突出しているローラ385に押し付
け、これにより上記ベルトとシートとを駆動係合させ
る。
ベルト381の下流端には片寄せ機構370が配置されてい
る。1対のアウトリガロール371が下流側ベルトガイド
ロール(383)の軸386に設けられており、1対のスキュ
ーロール372と係合している。これらスキューロール
は、第36図に示すように、シート走行路に対して角度を
なして配置されている。これらロールは、第36図に示す
ように、該ロールを通過するシートを曲げ、このように
して該シートを複写機の後部へ向かって片寄らせる作用
をなす。第36図に示すこの曲げ角度は、図示の都合上、
若干大きく示してあり、適当する曲げ角度は約4゜であ
る。
上記曲げられたシートは湾曲ガイド82に入り、戻り搬送
路83の下に取付けられている鋳造体上に配置されている
波形付けローラ387によってバッファトレイ内へ送られ
る。波形付けローラ387は、第37図に示してあり、用紙
を硬くし、バッファトレイの背面ストリップ182へ向か
って投げ送るのに充分なビーム強度を該用紙に与える。
第1図に示す複写機の作動について次に説明する。前述
したように、複写すべきシートをプラテン23上に順々に
置き、光学装置22によって走査してドラム11上に画像を
作り、次いで該画像を現像する。コピーシートは主トレ
イ41または補助トレイ42のいずれかから感光体へ送ら
れ、片面複写中は、これらシートは定着装置を通って出
力トレイ6内に直接送られる。両面複写中は、シート給
送は主トレイからでなければならず、補助トレイは上昇
させておく。第1の頁をプラテン23上に置き、走査し、
所要数のコピーシートを主トレイ41から送る。これらシ
ートをシート戻り通路55に沿ってバッファトレイ43を送
り、該トレイ内に一次的に格納する。そこで、第2の頁
をプラテン上に置いて走査する。この時にこの画像を受
取るべきコピーシートは両面複写バッファトレイ43から
給送され、このようにして作られた両面複写コピーは複
写装置から出力トレイ6内へ送られる。第3頁を主トレ
イからの未複写シートに複写し、これらシートをバッフ
ァトレイへ送る。第4の頁を、上記第3の頁が複写され
ているシートの反対面に複写し、これらシートを出力ト
レイへ直接送る。この過程を、全ての頁を複写するまで
継続する。頁数が奇数である場合には、最後の頁は片面
書類として複写される。
第2図に示す実施例においては、複写機は半自動書類取
扱装置2及びソータ3を有す。半自動書類取扱装置2は
プラテン23の上に配置されており、書類を人手で支持体
401上にその右手側に差し入れてプラテン上へ送って複
写を行い、複写後、該プラテンから左手側の受取りトレ
イ402内へ送ることのできるようになっている。人手で
差し入れられた書類は、プラテンへ送る前に、整合装置
403によって予め整合させられる。書類は搬送ベルト404
によってプラテンを横切って送られる。書類の露光は、
該書類を、第2図に実線で示す位置に静止している光学
装置22を一定速度で通過させるか、または、該書類をプ
ラテン上に整合させておき、そしてこれを横切って光学
装置22を走査させることによって行われる。この目的の
ために、整合部材またはゲート即ちフィーダ39が設けら
れており、該整合部材は、通例のソレノイド形アクチュ
エータによってプラテンの整合縁におけるシート阻止位
置にまたは該位置外へ移動させられるようになってお
り、書類をプラテン23上の静止位置に整合させ、一方、
光学装置22が該書類を横切って走査させるようになって
いる。1枚の書類シートについての複数のコピーが要求
される場合の一つの好ましい態様においては、第1のコ
ピーは、書類がプラテン上へ給送されるときの定速モー
ド(光学装置は静止)で作り、後続のコピーを、書類を
静止させておいて走査モード(光学装置が移動)で作
る。
ソータ3は、垂直の列に配置さた15個または20個のビン
Bを具備している。シートは、上記ソータ、及びビンB
の入口を通過して下方へ延びる垂直搬送装置412の上を
横切って延びるほぼ水平の搬送装置411により、ビンB
へ送られる。シートは、英国特許公開第2,152,014号に
詳細に記載されている仕方で、転向器またはゲートGに
よって上記ビン内に転向させられる。
臨時の出力トレイ(図示せず)を設けてもよく、一つの
態様においては、このトレイは水平搬送装置411の直上
に配置される。上記臨時のトレイ及び搬送装置411は共
に、前掲の英国特許公開第2,152,014号に詳細に記載さ
れているように、上記水平搬送装置が処理装置の出力ニ
ップロール54と整合する位置と、上記トレイが処理装置
の出力ニップロール54と整合する位置との間で移動可能
である。
処理装置から出てくる片面複写コピーシートは転向器41
3によって水平搬送装置411から垂直搬送装置412へ導か
れる。従って、昇り通し頁番号順(1からnへ)で複写
を行なう場合には、直接にピンBへ導かれる片面複写コ
ピーシートは面下向きにして通し頁番号順に収集され
る。しかし、両面複写コピーは、次に説明する理由のた
めに、正しい頁番号順でシート収集されない。この理由
のために、シート反転器414がソータ内に設けられてい
る。反転器414は垂直搬送器412の横に沿って配置された
通例の3ロール形反転器である。上記反転器は、巾203m
m(8インチ)ないし216mm(8 1/2インチ)のシートを
受入れて反らせるような寸法に作られた反らせ室415を
有す。反転器413が第2図に示す位置にあると、シート
は、互いに逆に回転する入力ロール416と共通ロール417
との間を通って反らせ室415内に送らせる。上記シート
の復縁は、共通ロール(417)軸に取付けられたフォー
ムローラの面の周りに運ばれて共通ロール417と出力ロ
ール418との間のニップに入る。次いで上記シートは、
ほぼ三角形状である転向器413の他の面によって案内さ
れて垂直搬送装置412に入る。共通ロール417は被動式で
あり、入力ロール416及び出力ロール418は遊動ロールで
ある。
片面複写コピー及び両面複写コピーはいずれも、シート
を複写機のプラテン上に直接置く代りに半自動書類取扱
装置2の右手側に差し入れるという点を除けば、第1図
に示す複写機に対して前述した方法で作られる。片面複
写コピーシートはソータ3内に通例の仕方で収集され
る。しかし、両面複写シートを通し頁番号順に複写する
場合には、シートは偶数番号の頁を面上向けにして複写
機から出てくる。これらシートを片面複写と同じ方法で
直接ソータビンへ導くと、該シートはスタックの下側か
ら上側へ向う順序で、即ち2/1、4/3、6/5等の順序で収
集されることになる。両面複写コピーにおいて所望の通
し頁番号順を得るために、上記シートを反転器414を通
過させる。
第3図に示す実施例においては、複写すべき書類を複写
機のプラテン23へ送るために再循環式書類取扱装置4を
設けてある。この書類取扱装置は、複写すべき書類のた
めの格納トレイ431、並びに、書類を上記格納トレイか
らプラテンへ順々に送り及び該書類を該トレイへ戻すた
めの書類循環手段を有しており、これにより、書類をプ
ラテン23を通って順次に循環及び再循環させて繰返し複
写(予備丁合いモード)を行なうことのできるようにな
っている。書類を、図示の実線位置に静止させてある複
写機の光学装置22を通過してプラテンを横切って一定速
度で送るか、或いはまた、複写前に整合ゲート35によっ
て書類をプラテン上に整合させ、前述したように上記書
類を横切って光学装置22を走査させることによってこの
静止している書類を露光する。書類をプラテン上に整合
させてある場合には、書類取扱装置をいわゆるスタック
スモードで作動させることができる。即ち、各書類を、
プラテンへ1回送ってある間に複数回複写を行なうこと
ができる。
書類取扱装置4は、格納トレイ431のほかに、書類セパ
レータ/フィーダ432、書類をプラテンへ送るためのプ
ラテン前搬送装置433、プラテン搬送装置434、及び書類
を上記格納トレイへ戻すプラテン後搬送装置435を有
す。
書類格納トレイ431はプラテン23の上に取付けられてお
り、セパレータ/フィーダ432へ向って下方へ傾斜して
いる。上記格納トレイは、異るサイズの書類を受入れる
ために調整可能になっている。
シートの分離及び捕捉は、最下位のシートとその上のシ
ートとの間の浮遊圧力差、シート波形付け及び真空を用
いる真空ベルト波形フィーダ(VCF)432によって行なわ
れ、米国特許第4,275,877号に及び説明されている仕方
で放物形輪郭ポケットがトレイ431の前縁部に切欠かれ
て皿状に凹んでいる。トレイ431内に置かれた書類はこ
の隙間に橋掛かりして浮遊ポケットを形成する。搬送ベ
ルト436が上記輪郭ポケット内で書類トレイを通って表
面に出ている。書類ポケット浮遊は、エアナイフ437か
ら空気を前面に吹き付けることによって行なわれる。こ
の空気噴流は書類スタックの前縁の正面でトレイに当
り、これにより、上記トレイの輪郭ポケット内の空気の
容積流膨張が生じ、且つ書類の前縁が波打たせられ、最
下位のシートと2番目のシートとの間に空気の差ポケッ
トが生ずる。これにより、最下位の書類の捕捉、分離及
び給送が助けられる。
セットカウンタ機構(図示せず)がトレイ431の後部に
取付けられており、該トレイ内の書類の上に横たわるよ
うに該トレイ内へ突出するカウンタアームを有してい
る。上記アームは、枢着されており、従って最後の書類
が給送されると該アームが上記トレイの床内のスロット
を通って落下してセンサを作動させる。次いで、上記ア
ームは書類スタックの頂部へ戻される。
プラテン前搬送装置433及びプラテン後搬送装置435は、
図示のように、1対のニップロール並びに内部及び外部
の反転ガイドから成っており、プラテン搬送装置435
は、入力及び出力搬送ロール439に掛け渡された1つの
白い巾広の摩擦駆動ロール438を具備している。書類は
ベルト438によってプラテン23を横切って搬送される。
3つの重力ロール441がベルト438とプラテン23との間に
ニップを与え、該プラテンを横切る駆動作用を保持す
る。
循環中に書類を反転させて両面形から両面形の、または
両面形から片面のコピーを作るために、3ロール形反転
器440が書類取扱装置内にプラテン後搬送装置435内に設
けられている。プラテン後搬送装置435は転向器442を有
す。書類は普通の片面複写通路を通ってニップロール44
3へ導かれるか、または3ロール形反転器440の入力ロー
ル444と共通ロール445との間のニップへ導かれる。反転
器440はまた、203mmないし216mm巾のシートを受入れて
反らせるような寸法に作られた湾曲反らせ室446を有
す。上記反らせ室が湾曲した形状であるので、シートの
後縁は、共通ロール445の軸に取付けられたフォームロ
ーラの面の周りに運ばれ、共通ロール445と出力ロール4
47との間のニップに入る。次いで、上記シートは転向器
442の上に導かれてニップロール443に入る。共通ロール
445は被動式であり、入力ロール444及び出力ロール447
は浮動ロールである。
書類取扱装置4は、一枚の書類の頁が一時に追い番号順
に複写される前丁合い(またはセツト)モードで作動さ
せられるか、または、各書類シートについての複数のコ
ピーがその次の書類シートの複写前に作られる後丁合い
(またはスタック)モードで作動させられる。
両面形の原画書類からコピーを作るには、書類を各循環
中に反転させる。
仕上装置5は、ヨーロッパ特許公開第122,992号に詳細
に記載されており、片寄せ式受取りトレイまたは出力ト
レイ460を有しており、次の機能を行なうように作動さ
せられる。即ち、 (a) コピーの組を作るにつれて、これを編集し、整
合し及び隅をステーブル綴じし、そして、このステープ
ル綴じ済みの組を片寄せ式受取りトレイ460内へ送るこ
と、及び、 (b) コピーを片寄せ式受取りトレイ460へ直接送
り、該トレイにおいて上記シートを互いに片寄せた組に
編集すること、を行なう。
上記(a)の変更として、ステープル綴じを省く場合も
ある。
仕上装置5は処理装置から入力ニップ465a、465bにおい
てコピーシートを受入れ、該シートを、通路461に沿っ
て直接に片寄せ式受取りトレイ460へ送るか、または、
通路463に沿い、上記シートが整合及びステープル綴じ
される編集トレイ462を介して片寄せ式受取りトレイ460
へ送る。上記シートの方向は、仕上装置入力ニップロー
ル465a、465bの直ぐ後に配置されている転向器464によ
って決定され、該転向器は、操作員によって始動させら
れる処理装置からの信号に応答して作動させられる。
通路463は上部及び下部のガイド463a、463bを具備して
おり、更に、シートを編集トレイ462へ加速する2組の
ニップロール467、468を有している。上記シートは、引
っ込み可能な端部整合ゲート469及び複写機の前部にあ
る側部整合ゲート470に対して、重力及び第3図で示す
パドルホィール471によって隅整合させられる。トレイ4
62内で編集されたシートの組はステープラ472によって
隅をステープル綴じされる。ステープル綴じ済みのシー
トの組は、ゲート469を引っ込ませ、及び1対の浮動ロ
ール474によって1対の被動排出ロール473へ向って該シ
ートの組を持ち上げることにより、トレイ462から送り
出される。上記ロール473は枢着アーム475の一端部に取
付けられており、該アームはその他端部にゲート469を
支持している。
従って、シートは第1の方向(第3図において右から左
へ)において編集トレイ内に送られ、該シートの後縁は
反対方向(第3図において左から右へ)において端部整
合ゲート469へ向って送られることによって整合させら
れる。通路463はパドルホィール471及び排出ロール473
の上に延びており、そしてトレイ462は端部整合ゲート
の方へ約40度の角度で適当に傾斜しているのでシートは
重力によって端部ゲート470へ向って降下する。
シートの組は、3つの被動追従浮星ロール477、478、47
9及び外部ガイド480、481により、径大の堅い被動太陽
ロール476の周りを回り、編集トレイ462の下に配置され
ている片寄せ式受取りトレイ460内へ運ばれる。従っ
て、上記シートの組が片寄せ式受取りトレイ460へ送ら
れるときに、該シートの組は反転させられ、そしてその
方向が逆になる。受取りトレイ460は、編集トレイ462と
方向に約40゜の角度で下方へ適当に傾斜している。
セット複写モードにおいては、複写すべき書類の組を、
第n番目の原画書類を最下位にし、面上向きにして書類
取扱トレイ431内に置く。従って、該書類の頁は逆順序
で複写される。従って、コピーシートはnから1への順
序で仕上装置の編集トレイへ送られる。片面複写におい
ては、シートは面上向きにして出力部に受入れられる。
従って、組合せ済みのシートの組は頁番号順になってお
り、長縁を先にして複写機を通過させられ、従って、頁
の頂部が複写機の前面側にある。従って、シートの組の
頂部左手隅部が整合隅部に配置されてステープル綴じさ
れる。従って、編集トレイ462内でステープル綴じされ
たシートの組は面下向きにして受取りトレイ460内に受
入れられ、ステープル綴じされた隅部は該トレイの上部
前面にある。
ステープル綴じを必要としないシートは受取りトレイ46
0へ直接送られる。即ち、ステープル綴じが不要の場合
には、シートは通過即ちトレイ462に沿って導かれてロ
ーラ476と係合し、被動フォームロール478、479によっ
てトレイ460内へ送られる。トレイ460はシートの組相互
間で横へ片寄せられ、該シートの該相互間の視覚的及び
機械的分離を提供する。
片面形原画から片面複写コピーを作るほかに、第3図に
示す複写機を用いて、片面形または両面形の原画から両
面複写コピーを作ることもでき、また両面形原画から片
面複写コピーを作ることもできる。全ての場合におい
て、複写すべき原画を、第1頁をスタックの最下位にし
て、再循環書類取扱装置の書類トレイ内に面上向きにし
て置く。上記原画はnから1への順序で複写され、主ト
レイまたは補助トレイ(片面複写の場合のみ)のいずれ
かから送られるコピーシート上に形成されるコピーは面
上向きにして処理装置の出力部へ送られ、従って第n頁
をスタックの最下位においたスタックに形成される。両
面形原画から片面複写コピーを作る場合には、各露光後
に原画を反転器を通過させる。第38図から解るように、
両面形原画を面上向きにして書類トレイ内に置くと、偶
数面が原画の下面となり、従って、第1の循環中は奇数
面がプラテン上で面下向きとなる。処理装置の出口にお
いてコピーが正しい頁順となるように奇数面の前に偶数
面を複写するためには、第1の複写的循環の前に、原画
を非複写的循環において反転器を通して循環させる。最
後の複写的循環の後、再び非複写的循環を行ない、原画
を元の頁順に配列し直す。セットカウンタを第38図に参
照番号450で示す。
片面形原画から両面複写コピーを作る場合には、複写開
始前に原画の枚数を数えることが必要である。これは、
原画が逆の通し番号順に(nから1へ)複写されるから
であり、また、原画の枚数が奇数であるか偶数であるか
に応じて、最後の頁を、片面複写コピーシートの表面に
おくか、または両面複写コピーシートの背面におかなか
ればならないからである。原画書類の枚数の計数は、非
複写的循環において書類取扱装置を通る原画書類を抜け
落とさせることによってなされ、セットカウンタは、何
時全ての書類の給送が終わったかを示す。
奇数枚の片面形原画書類を複写して両面複写コピを作成
する仕方について第39図ないし第41図を参照して次に説
明する。図示の都合上、原画書類は5枚あるものとす
る。第39図に示す如き第1の複写循環中には、偶数番号
の原画だけを複写し、これらをバッファトレイ43へ送
る。
2組以上のコピーが必要であるとすると、第40図に示す
ように、その次の循環中に全部の原画を複写する。最後
のシート(第5番目のシート)を、主トレイからの未複
写シート上に複写して直ちに出力トレイへ送る。該シー
トは該トレイ内に面上向きして受入れられる。第4頁も
主トレイからの未複写シート上に複写し、そしてバッフ
ァトレイへ送る。第3頁を、その前の循環中にバッファ
トレイへ送られた上記第4頁の片面複写コピーの他の面
に複写し、この両面複写コピーを、上方第3頁側を上向
きにして、出力部へ送る。第2頁を、主トレイからの未
複写シート上に複写してバッファトレイへ送り、そし
て、第1頁を、その前の循環中にバッファトレイに受入
れられた上方第2頁の片面複写コピーの他の面に複写
し、上方第1頁側を上向きにして出力部へ送る。上記の
サイクルを、所要組数から1を減じた数に等しい回数だ
け行う。
最終のサイクル中に最後の出力の組を完成するために
は、第41図に示すように、奇数頁だけを複写する。即
ち、第5頁を未複写シート上に複写して直ちに出力トレ
イへ送る。第3頁を、その前の循環においてバッファト
レイへ送られた第4頁の片面複写コピーの他の面に複写
し、同様に、第1頁を、その前の循環において作られた
第2頁の片面複写コピーの他の面に複写し、これら両方
の両面複写コピーを出力トレイへ送る。
1組だけのシートが必要な場合には、上記の最初及び最
後の循環だけが必要である。
また、原画書類が偶数枚である場合には、全てのコピー
を両面複写コピーとして作る。奇数枚のシートの組にお
けるような最後の頁の片面複写コピーの作成を行なわな
い。
両面形原画から両面複写コピーを作るには、先ず、反転
器を通る非複写的反転サイクルを通じて原画の抜き落と
しを行ない、第42図に示すように、第1の複写サイクル
中に偶数頁を主トレイからの未複写シート上に複写して
これをバッファトレイへ送る。この循環中に原画書類を
再び反転させ、そして、第43図に示す如き第2の循環中
に奇数頁を、上記バッファトレイから送られる上記偶数
頁の片面複写コピーの未複写面上に複写し、このように
して作った両面複写コピーを、奇数頁面を上向きにし、
且つスタックの頂部から底部へ向かって押し頁番号順に
して、処理装置の出力部へ送る。後続のシートの組は、
各組に対してこれら2つの循環を繰り返すことによって
作られる。最後の循環の後、書類を、反転器を通さない
で書類トレイへ戻す。これにより、該書類を正しい追い
頁番号順の状態で操作員が取出すことができる。
以上、本発明をその実施例について説明したが、特許請
求の範囲に記載の如き本発明の範囲を逸脱することなし
に種々の変形を行うことができる。
例えば、走査装置即ち光学装置22は第1図ないし第3図
において左から右へ走査してもよく、これにより、定速
搬送のために該装置を、走査始め位置ではなしに走査終
り位置に駐留させる。
発明の効果 本発明によれば、小型の、特にシートの給送方向におい
て小型のシートの曲がりを修正する装置が得られ、本発
明の装置においては、バッフルの位置が、ロール間のニ
ップを通る接線方向に平行に移動可能になっていて、シ
ートが一方のロールの周りに曲げられる範囲を調節でき
るようになっているので、シートの曲がり具合に応じた
シートの曲がり修正が極めて簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した両面複写式複写機及びその作
動部材を示す略側面図、第2図は第1図に示したものと
類似のものであって半自動書類取扱装置及びソータを具
備している複写機の略側面図、第3図は第1図に示した
ものと類似のものであって自動再循環式書類取扱装置及
びコピー仕上げ装置を具備している複写機の略側面図、
第4図は簡明化のために一部部品を省いて示す複写機の
用紙トレイ組立体の斜視図、第5図は下降位置にある用
紙トレイに対する昇降組立体の正面図、第6図は上昇位
置にある昇降組立体を示す第5図と類似の正面図、第7
図は上記トレイユニットの取付けを示す用紙トレイ組立
体の部分正面図、第8図は主用紙トレイの一部を截除し
て上から見た斜視図、第9図は主用紙トレイからシート
を給送するための減速ロール形シートフィーダの斜視
図、第10図はシートフィーダの作動を示す部分側面図、
第11図は第9図のシートフィーダの減速ロール組立体の
斜視図、第12図は補助トレイが下降しているときの上部
用紙トレイユニットの上から見た斜視図、第13図は補助
トレイを省いて上部用紙トレイユニットを示す第12図と
類似の斜視図、第14図は補助トレイを省いて上部トレイ
ユニットを他の角度で上から見た部分斜視図、第15図は
補助トレイが下降位置にあるときの上部トレイユニット
の略側面図、第16図は補助トレイが上昇位置にあるとき
の上部トレイユニットの略側面図、第17図及び第18図は
バッファトレイに対する調節可能背面ストップ装置の2
つの異なる位置における状態をそれぞれ示す側面図、第
19図は上部トレイユニットのシートフィーダの上から見
た一部分解部分斜視図、第20図及び第21図は補助トレイ
からのシート給送の異なる段階をそれぞれ示す第19図の
シートフィーダの略側面図、第22図はバッファトレイ内
のシート給送を示す第20図及び第21図と類似の側面図、
第23図は搬送装置の出力端部においてシートを整合させ
るための機構を示すシートフィーダから感光体へ至る転
写前シート通路の略側面図、第24図は第23図に示すシー
ト通路の部分斜視図、第25図は整合機構の諸部材の作動
を示す一部截除斜視図、第26図は整合機構の細部を示す
斜視図、第27図は詰まったシートの除去を容易化するた
めに搬送装置の駆動ニップを分離させるための機構を示
す感光体へ至る転写前シート搬送装置の後ろから見た斜
視図、第28図は第27図の装置を詳細に示す斜視図、第29
図は搬送ニップが閉じているときの状態を示す感光体へ
至る転写前シート通路の側面図、第30図は搬送ニップが
分離しているときの状態を示す第29図と類似の側面図、
第31図は両面フィーダバッファトレイの背面ストップを
調節する仕方を示すブロック線図、第32図は転写後用紙
通路及び戻り用紙通路の略側面図、第33図はシート戻り
通路内に配置されたシート曲がり除去機構の斜視図、第
34図は第33図の用紙曲がり除去装置の縦断面図、第35図
はシート戻り通路の一部截除斜視図、第36図はバッファ
トレイへ運ばれつつあるシートの片寄りを示すシート戻
り通路の部分平面図、第37図はバッファトレイにシート
を差し入れるための給送ロールの部分斜視図、第38図は
第3図の実施例の再循環式書類取扱装置の作動における
一つの段階を示す略図、第39図ないし第41図は片面形原
画から両面複写コピーを作るときの第3図に示す装置の
作動を示す略図、第42図及び第43図は両面形原画から両
面複写コピーを作るときの第3図の装置の作動を示す略
図である。 11……感光体ドラム、20……定着装置、42……補助トレ
イ、43……両面複写バッファトレイ、45……共通底部シ
ートフィーダ、55……シート戻り通路、83……水平ガイ
ド、350……曲がり除去機構、351,352……協働ロール、
353……バッフル、356……引込みタング、363……曲が
り除去後ガイド、380……水平支持面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対の協働ロールであってそのロールの間
    にニップを形成するロールと、前記ロール間を通過する
    シートを該両ロールの一方の周りに曲げるように該ロー
    ル対に対して配置されたバッフル手段とを備え、該バッ
    フル手段が、前記ロール間ニップの上流側の位置から下
    流側の位置まで延びていて、前記ニップの下流側を横切
    り且つ該ニップを通る接線に対して鋭角をなして延びて
    おり、前記バッフル手段の位置は、シートが前記一方の
    ロールの周りに曲げられる範囲を調節できるように、前
    記接線に対して平行な方向に調節可能であることを特徴
    とするシート曲がり制御装置。
  2. 【請求項2】一方のロールが堅い表面を有し、他方のロ
    ールが圧縮可能な表面を有している特許請求の範囲第1
    項記載のシート曲がり制御装置。
  3. 【請求項3】一方のロールよりも他方のロールの直径が
    大である特許請求の範囲第2項記載のシート曲がり制御
    装置。
  4. 【請求項4】他方のロールが非連続形であり、バッフル
    がニップの接線と平行にロール部分相互間に延びる引込
    み部分を含んでいる特許請求の範囲第1項〜第3項のい
    ずれか1項に記載のシート曲がり制御装置。
JP59118072A 1983-06-08 1984-06-08 シート曲がり制御装置 Expired - Fee Related JPH07110735B2 (ja)

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