JPH07110125B2 - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH07110125B2
JPH07110125B2 JP62220719A JP22071987A JPH07110125B2 JP H07110125 B2 JPH07110125 B2 JP H07110125B2 JP 62220719 A JP62220719 A JP 62220719A JP 22071987 A JP22071987 A JP 22071987A JP H07110125 B2 JPH07110125 B2 JP H07110125B2
Authority
JP
Japan
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stator
rotor
frame
stator yoke
magnetic
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62220719A
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English (en)
Other versions
JPS6464552A (en
Inventor
泰博 秋場
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07110125B2 publication Critical patent/JPH07110125B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプリンタ,タイプライタ等の事務機器に用いら
れるステッピングモータに関するものである。
従来の技術 近年、プリンタ,タイプライタ等の事務機器の紙送り、
印字台送り用モータとしてステッピングモータの普及は
目ざましいものがある。周知の如く、ステッピングモー
タは一入力信号に対応し一進歩角だけ回転するもので、
又ロータの励磁固定が可能である。
以下、図面を参照しながら上述のステッピングモータに
ついて説明する。
第3図は従来の円筒状フレームに、内・外ステータヨー
ク,環状ステータコイル,ロータを装着したステッピン
グモータの一断面図である。第3図において、1は外周
に多極着磁を施した円筒状永久磁石2を備えたロータ、
3,4は第4図に示すように磁極歯3a,4aを備えた円板状の
内・外ステータヨークで、内ステータヨーク3は相互に
その磁極歯3aがステップ角度分ずれた状態(電気角で90
゜ずれた状態)で背合わせに位置しており、内ステータ
ヨーク3と外ステータヨーク4はおのおの磁極歯3a,4a
が互いに入り組んだ状態(電気角で180゜ずれた状態)
で位置している。5は内・外ステータヨーク3,4の間に
位置するステータコイルで、環状コイルボビン6に巻装
されている。7は上述の内・外ステータヨーク3,4,ロー
タ1,ステータコイル5が挿入収納されるカップ状のフレ
ームで磁性材で構成されており、ロータ1を回転自在に
支持する軸受8を底部7aに保持しており、開口端にはモ
ータ取付用アングル部7bを備えている。9は軸受保持板
で、ロータ1を回転自在に支持する軸受8を保持してお
り、フレーム7の開口部7cに嵌挿固定されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のような構成ではフレーム7により
内・外ステータヨーク3,4を磁気的に接続しているが、
一体のフレーム7に2組の内・外ステータヨーク3,4が
接続されているため、フレーム7を通して磁束の漏洩が
起こる。すなわち外周に多極着磁を施した円筒状永久磁
石2から発生する磁束は第5図に示すように永久磁石2N
極→空隙→内ステータヨーク3→フレーム7→外ステー
タヨーク4→空隙→同S極という磁路と永久磁石2のN
極→空隙→ステータヨーク4→フレーム7→内ステータ
ヨーク3→空隙→同S極という磁路より、第6図に示す
永久磁石2のN極→空隙→内ステータヨーク3→内ステ
ータヨーク3→空隙→同S極という磁路や、第7図に示
す永久磁石2のN極→空隙→外ステータヨーク4→フレ
ーム7→外ステータヨーク4→空隙→同S極という磁路
に永久磁石2からの磁束が多く流れる。よってステータ
コイル5の無励磁時に於けるロータ1の停止位置は第6
図や第7図に示す磁路に支配されるが、ステータコイル
5を例示した時はステータコイルが発生する磁束は第5
図に示す磁路を通るため、ロータの停止位置は第8図,
第9図に示すように各々の組のステータヨーク3の磁極
3aに対し、永久磁石2の異極が相対向する状態と、同極
が相対向する2通りとなり、無例磁時は第8図に示す位
置のみとなる。すなわちステータコイル励磁時、無励磁
時に於いて1ステップ角ずれることがある。よってモー
タの回転,停止を行う場合、ロータの停止と同時にステ
ータコイルの励磁を止めると1ステップ角のずれが生じ
ることがあり正確な制御が不可能となる。又、永久磁石
2の第6図,第7図に示す磁束によるロータ1の残留ト
ルクが常にロータ1の回転力に対し加減されるため、ト
ルクリップルが大となり滑らかな回転が得られないとい
った問題点を有していた。これらの永久磁石2の磁束の
漏洩を防ぐため第10図に示す特願昭60−145530号特開昭
62−7361号で知られる補助ヨーク10を内ステータヨーク
3と外ステータヨーク4の間に付加することにより第5
図に示す磁路の磁気抵抗を下げ、同磁路を通る磁束を増
すことにより第6図,第7図に示した漏洩磁束を減らす
という方法が提案されているが、この方法を採ると補助
ヨーク10の部品が増えるため、製品コストが上昇すると
いった問題点を有していた。
本発明は以上に述べた問題点を解決し、ステータコイル
励磁時と無励磁時のロータの停止位置に差が無く、トル
クリップルの小さい制御が容易で安価なステッピングモ
ータを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のステッピングモー
タは外周に多極着磁を施した円筒状永久磁石を有するロ
ータと、このロータ外径と同軸でわずかに大きい円筒上
に複数の磁極を有する2組の円筒状の内・外ステータヨ
ークと、この内・外ステータヨーク間に位置する環状の
ステータコイルと、これらを嵌挿収納する円筒状のフレ
ームからなり、外ステータヨークの円板部外周とフレー
ム内径との嵌挿間隙と内ステータヨークの円板部外周と
フレーム内径との嵌挿間隙とに差をもたせるという構成
にしたものである。
作用 本発明は上記した構成によって外ステータヨークとフレ
ームの嵌挿間隙と、内ステータヨークとフレームの嵌挿
間隙とに、差をもたすことにより、第6図,第7図に示
す外ステータヨーク→フレーム→外ステータヨークと内
ステータヨーク→内ステータヨークの磁路の磁気抵抗を
上げ、永久磁石からの磁束の磁路と、ステータコイル励
磁時に発生する磁路とを一致させ、モータの回転・停止
に有害な永久磁石からの磁束漏洩を防ぐことにより励磁
時、無励磁時のロータ停止位置のずれをなくし、且つト
ルクリップルの少ない滑らかな回転が得られる。
実施例 以下本発明の一実施例のステッピングモータについて、
図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例に於けるステッピングモータ
断面図である。第1図に於いて、1は外周に多極着磁を
施した円筒状永久磁石2を備えたロータである。3,4は
第4図に示すように磁極歯3a,4aを備えた円板状の内外
ステータヨーク3,4で、この内ステータヨーク3は相互
に上述の磁極歯3aがステップ角度ずれた状態(電気角で
90゜ずれた状態)で背合わせに位置しており、内外ステ
ータヨーク3と外ステータヨーク4はおのおのの磁極歯
3a,4aが互いに入り組んだ状態(電気角で180゜ずれた状
態)で位置している。又、第2図に示すように後述のフ
レーム7の内径寸法に対し、内ステータヨーク3の円板
部3bの外径寸法は中間ばめ,又はしまりばめの関係とな
っており、一方外ステータヨーク4の円板部4bの外径寸
法はすきまばめで、空隙Δgをもたせてある。5は内・
外ステータヨーク3,4の間に位置するステータコイル
で、環状コイルボビン6に巻装されている。7は上述の
内・外ステータヨーク3,4,ロータ1,ステータコイル5が
挿入されるカップ状のフレームで、ロータ1を回転自在
に支持する軸受8をその底部7aに保持しており、又その
開口端にはモータ取付用アングル部7bを備えている。
9は軸受補助板でロータ1を回転自在に支持する軸受8
を保持しており、フレーム7の開口部に嵌合固定されて
いる。
発明の効果 以上のように本発明は外ステータヨークの円板部外径
と、フレームの内径との嵌挿間隙と、内ステータヨーク
の円板部外径とフレームの内径との嵌挿間隙とに差をも
たせることにより、永久磁石から発生する磁束がステー
タコイル励磁時の磁路に与える影響が少なくなる。この
結果ステータコイルへの励磁時と無励磁時によるロータ
の停止位置に差が無くなり、トルクリップルの小さい、
制御が容易で安価なステッピングモータを供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いたステッピングモータの一実施例
の断面図、第2図は本発明による内・外ステータヨー
ク,フレームとの嵌合関係を示す部分断面図、第3図は
従来の一般的なステッピングモータの断面図、第4図は
ステータヨークの斜視図、第5図は対になる内・外ステ
ータヨークの磁気的結合が強い時の一般的磁路を示す説
明図、第6図は内ステータヨーク同志の磁気的結合が強
い時の一般的磁路を示す説明図、第7図は外ステータヨ
ーク同志の磁気的結合が強い時の一般的磁路を示す説明
図、第8図,第9図はロータ停止位置におけるロータ磁
極とステータヨークの磁歯の関係を示す説明図、第10図
はステータヨーク間の磁束分布を改善する為に提案され
た従来例の一実施例の断面図である。 1……ロータ、2……円筒状永久磁石、3……内ステー
タヨーク、3a,4a……磁極歯、4……外ステータヨー
ク、4b……円板部外径、5……ステータコイル、6……
コイルボビン、7……フレーム、Δg……空隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に多極着磁を施した円筒状永久磁石を
    有するロータと、このロータの外形と同軸でわずかに直
    径が大きい円筒上に複数個の磁極を有する2組の円板状
    の内・外ステータヨークと、これらの内・外ステータヨ
    ーク間に配置する環状のステータコイルと、これらを嵌
    挿収納する円筒状のフレームから成り、前記外ステータ
    ヨークの円板部外径と、前記フレーム内径との嵌挿間隙
    と、前記内ステータヨークの円板部外径と、前記フレー
    ム内径との嵌挿間隙とに差をもたせたステッピングモー
    タ。
JP62220719A 1987-09-03 1987-09-03 ステッピングモータ Expired - Lifetime JPH07110125B2 (ja)

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JP62220719A JPH07110125B2 (ja) 1987-09-03 1987-09-03 ステッピングモータ

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JPS6464552A JPS6464552A (en) 1989-03-10
JPH07110125B2 true JPH07110125B2 (ja) 1995-11-22

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JP62220719A Expired - Lifetime JPH07110125B2 (ja) 1987-09-03 1987-09-03 ステッピングモータ

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JPS5963972A (ja) * 1982-10-01 1984-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステツピングモ−タ

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JPS6464552A (en) 1989-03-10

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