JPH07110050B2 - 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク - Google Patents

電子スチルカメラおよびその磁気ディスク

Info

Publication number
JPH07110050B2
JPH07110050B2 JP2107373A JP10737390A JPH07110050B2 JP H07110050 B2 JPH07110050 B2 JP H07110050B2 JP 2107373 A JP2107373 A JP 2107373A JP 10737390 A JP10737390 A JP 10737390A JP H07110050 B2 JPH07110050 B2 JP H07110050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control data
magnetic disk
stored
shooting control
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2107373A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH046974A (ja
Inventor
伸一 垣内
信也 酒井
裕一 黒澤
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP2107373A priority Critical patent/JPH07110050B2/ja
Priority to GB9108745A priority patent/GB2245406B/en
Priority to FR9105140A priority patent/FR2661582B1/fr
Priority to DE4113547A priority patent/DE4113547C2/de
Publication of JPH046974A publication Critical patent/JPH046974A/ja
Publication of JPH07110050B2 publication Critical patent/JPH07110050B2/ja
Priority to US08/674,986 priority patent/US6085024A/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子スチルカメラおよびこのカメラに用いられ
る磁気ディスクに関する。
〔従来の技術〕
電子スチルカメラは、撮影した映像を直ちに見ることが
できるという即時性等のために近年急速に普及しつつあ
るが、このような急速な普及の他の理由として、記録媒
体である磁気ディスクの取扱いが容易であることが挙げ
られる。すなわち電子スチルァカメラによって撮影され
た映像は、カメラに収容された磁気ディスクに記録さ
れ、撮影の途中であっても、自由にこの磁気ディスクを
カメラから取り出して再生装置にセットすることにより
見ることができる。
このような磁気ディスクは、通常52トラック備えてお
り、1〜50番目のトラックには映像または音声が記録さ
れる。52番目のトラックはオプション用のキュートラッ
クであり、必要に応じて、映像と音声とを正しく組み合
わせるためのコード等の記録のために使用することが可
能である。なお、51番目のトラックには何も記録されな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
電子スチルカメラによる撮影においても、銀塩カメラと
同様に、露出、絞りおよびシャッタースピードを自在に
組み合わせることにより所望の映像を得ることができ、
またズーミング等の種々の動作を行うことが可能であ
る。しかしこのようにカメラが多機能化すると、カメラ
本体に設けるべき操作ボタン等の操作機構が複雑になる
ばかりでなく、操作が煩雑になるという問題が生じる。
本発明は、簡単な操作機構しか持たない電子スチルカメ
ラに対し、種々の制御を実現させることができ、しかも
撮影者がその制御の内容を正確に認識することができる
磁気ディスク、およびこの磁気ディスクによって制御さ
れる電子スチルカメラを提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明に係る磁気ディスクは、第1および第2の記録ト
ラックを有し、第1の記録トラックに電子スチルカメラ
の動作を制御するための制御データが格納され、第2の
記録トラックに制御データの種類を示す情報が格納さ
れ、かつ第1の記録トラックに格納された制御データと
第2の記録トラックに格納された情報とを対応づける手
段が設けられること特徴としている。また本発明に係る
電子スチルカメラは、この磁気ディスクが装着されるこ
とを特徴としている。第2の記録トラックに格納される
情報は、音声または映像であってもよい。
〔実施例〕
以下図示実施例により本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る電子スチルカメラに内
蔵された制御回路を示し、第2図は本発明の一実施例に
係る磁気ディスクを示す。
システムコントローラー11はカメラ全体の制御を行う従
来公知のマイコンであり、CPU、ROMおよびRAM等を有
し、このシステムコントローラー11には種々の操作スイ
ッチ群12が接続される。被写体の映像は、絞りおよびレ
ンズ14により固体撮像素子(CCD)15上に結像される。C
CD15は撮像回路16を介して映像処理回路17に接続され、
また撮像回路16および映像処理回路17はシステムコント
ローラー11に接続され、これによって制御される。な
お、絞り駆動回路13もシステムコントローラー11に接続
され、図示しない測距手段からの情報に基づいてシステ
ムコントローラー11により駆動制御される。
CCD15上に結像された映像は、撮像回路16を介して映像
処理回路17に入力される。この映像処理回路17におい
て、撮像回路16から入力さた映像信号は、色差信号と輝
度信号に分けられ、また2つの色差信号(R−Y、B−
Y)は1H(水平走査期間)毎に交互に配置される。映像
処理装置17は映像出力端子18にも接続されており、この
端子18に再生装置(図示せず)を接続させることによ
り、撮影された映像を見ることが可能である。
ホワイトバランスセンサ21はホワイトバランス処理回路
22を介してシステムコントローラー11に接続され、これ
により撮影によって得られる映像の色調が補正される。
ディスク装置は、磁気ヘッド31と、この磁気ヘッド31を
駆動制御するヘッド駆動回路32と、磁気ディスクDを回
転駆動するためのスピンドルモータ33と、このモータ33
を駆動制御するモータ駆動回路34と、磁気ディスクDの
回転角度位置を検出するPGコイル35とを備える。PGコイ
ル35はモータ駆動回路34に接続され、モータ駆動回路34
とヘッド駆動回路32はシステムコントローラー11に接続
される。
映像信号の輝度信号および2つの色差信号は、それぞれ
FM変調され、また撮影年月日等のデータはDPSK変調され
て、同じ記録トラックに多重記録される。このため映像
処理回路17にはFM変調回路41とFM復調回路42が接続さ
れ、またシステムコントローラー11にはDPSK変調回路47
とDPSK復調回路49が接続される。FM変調回路41はヘッド
アンプ43およびスイッチ44を介して、またFM復調回路42
はヘッドアンプ45およびスイッチ44を介して、それぞれ
ディスク装置の磁気ヘッド31に接続される。FM変調回路
41とヘッドアンプ43の間には、DPSK変調回路47が接続さ
れ、FM復調回路42とヘッドアンプ45の間には、ローパス
フィルタ(LPF)48を介してDPSK復調回路49が接続され
る。
スイッチ44は、システムコントローラー11による制御に
よりFM変調回路41側とFM復調回路42側に選択的に切替え
られるように構成されている。すなわちスイッチ44は、
磁気ディスクDへの映像データの記録時、FM変調回路41
側のヘッドアンプ43を磁気ヘッド31に接続し、これによ
り映像データはFM変調され、また撮影年月日等のデータ
はDPSK変調されて磁気ディスクDに記録される。これに
対し、磁気ディスクDに記録された映像等の再生時に
は、スイッチ44はFM復調回路42側のヘッドアンプ45を磁
気ヘッド31に接続させる。したがって、通常の磁気ディ
スクDに記録された映像データはFM復調されて映像処理
回路17に入力され、これにより映像が映像出力端子18に
接続された再生装置により再生される。また撮影年月日
等のデータはDPSK復調されてシステムコントローラー11
に入力され、これにより撮影年月日等が映像とともに再
生される。
後述するように、本実施例における磁気ディスクDには
F値およびシャッタースピード等の撮影制御データが格
納されており、FM復調回路42とヘッドアンプ45との間に
はこの撮影制御データを読取るためのデータ読取回路46
が接続されている。データ読取回路46はシステムコント
ローラー11に接続されており、撮影制御データはシステ
ムコントローラー11によって解析され、これによりカメ
ラの撮影動作等が制御される。
さてディスク装置に装着される磁気ディスクには、従来
の磁気ディスク(以下、通常ディスクと呼ぶ)、すなわ
ち映像を記録するためのものと、本実施例の磁気ディス
ク、すなわち撮影制御データが格納されたもの(以下、
データディスクと呼ぶ)とがある。したがって、磁気デ
ィスクが通常ディスクかデータディスクかによってトラ
ックに記録された内容が異なり、これにより作動する回
路も異なってくるが、本実施例においては、再生時、こ
の磁気ディスクがデータディスクか否かを判別する必要
がない。これは磁気ヘッド31からの再生信号の種類によ
って、所定の回路しか動作しなくなるように構成されて
いるからである。
なおシステムコントローラー11には、カメラの現在の状
態等を表示するための表示装置51が接続されている。
第2図は磁気ディスクDを示す。この磁気ディスクD
は、通常の電子スチルカメラに使用される2インチ型の
磁気ディスクと外見上は同じであり、52本のトラックを
有する。通常ディスクにおいて、外側から1〜50番目の
トラックdは映像、音声、および撮影年月日等のデジタ
ルデータを記録するための記録トラックであり、51番目
のトラックには何も記録されておらず、52番目のトラッ
クcはいわゆるキュー信号を記録するキュートラックで
ある。しかし本実施例の磁気ディスクDにおいて、記録
トラックdには、F値およびシャッタースピード等の撮
影制御データが格納され、またキュートラックcには、
この磁気ディスクが撮影制御データを格納したディスク
すなわちデータディスクであることを示す情報が格納さ
れている。
第3図は、この撮影制御データの一例であるプログラム
線図を示す。すなわちこの撮影制御データは、EV値をパ
ラメータとした、F値とシャッター値との関係を示すも
のであり、実線sによって示される。この図では、プロ
グラム線図は1本にのみ示されているが、本実施例の磁
気ディスクには、この実線sで示されるような線図が複
数本格納されている。一方システムコントローラー11の
ROMには、基本撮影データとして、破線bで示されるプ
ログラム線図が格納されている。
第4図は記録トラックに格納されている撮影制御データ
の形態を示す。この制御データはEV値、F値、シャッタ
ー値を繰り返して配列されており、この一組のEV値、F
値、シャッター値により、第3図の実線s上の一点が表
される。
第5図は電子スチルカメラにおける撮影の準備動作の第
1の実施例を示すフローチャートである。ステップ101
では電子スチルカメラのディスク装置に磁気ディスクが
挿入され、ステップ102ではこの磁気ディスクのキュー
トラックのデータが読出される。ステップ103では、ス
テップ102で読出したデータに基づいて、現在装着され
ている磁気ディスクがデータディスクであるか否か、す
なわちこの磁気ディスクに撮影制御データが格納されて
いるか否かが判定される。ここで磁気ディスクがデータ
ディスクである場合、ステップ111以下が実行される
が、通常ディスクである場合、ステップ104〜109が実行
される。
システムコントローラー11のRAMには、予めデータディ
スクが装着されてステップ111以下が実行されていれば
第3図の実線Sで示すプログラム線図が記憶されている
が、ステップ111以下がまだ実行されていない場合に
は、基本撮影制御データとして例えば第3図の破線bで
示すプログラム線図が記憶されている。ステップ104で
は、現在のRAMの内容が表示装置51によって表示され
る。
ステップ105では、システムコントローラー11のROMに記
録されている撮影制御データとRAMに記憶されている撮
影制御データとが同じであるか否か、判断される。これ
らが同じである場合、そのままステップ106へ進んで撮
影待機状態になり、現在RAMに記憶されている基本撮影
制御データによる撮影が可能となる。
これに対しステップ105において、ROMおよびRAMに記憶
されている撮影制御データが異なる判断された場合、ス
テップ107において現在RAMに記憶されている撮影制御デ
ータで良いか否か、判定される。これは、例えば表示装
置51に表示された内容に基づいて撮影者が操作スイッチ
12aを操作することによって行われる。現在RAMに格納さ
れている撮影制御データで撮影を行う場合、ステップ10
6へ進むが、現在RAMに格納されている撮影制御データで
は撮影を行わない場合、ステップ108が実行される。す
なわち、RAMに格納されているデータが削除されるとと
もに、ステップ109においてROMの基本撮影制御データが
RAMに読込まれ、ステップ110においてRAMの内容が表示
される。そしてステップ106では、新たにRAMに記録され
た基本撮影制御データによる撮影待機状態となる。
この状態においてカメラのシャッターがレリーズされる
と、第4図の破線bで示めされた線図に従った撮影が行
われる。
一方ステップ103において、ディスク装置にデータディ
スクが装着されていると判定された場合、ステップ111
以下が実行される。まずステップ111において、磁気デ
ィスクの何トラック目を読出すかについて指示があった
か否か判定される。この指示は撮影者が操作スイッチを
操作することによって与えられる。読出しトラックの指
示があった場合、ステップ112において、指示されたト
ラックに格納されている撮影制御データがデータ読取回
路46によって再生されるとともに、ステップ113におい
て、今までシステムコントローラー11のRAMに格納され
ていた撮影制御データが削除される。次いでステップ11
4では、ステップ112において再生された撮影制御データ
がシステムコントローラー11のRAMに読込まれる。
ステップ115では、現在RAMに格納されている撮影制御デ
ータの内容が例えば表示装置51等に表示される。これに
より撮影者は撮影制御データを認識することができ、ス
テップ120において、現在の撮影制御データでよいか否
かを決め、操作スイッチ12aを操作する。現在の撮影制
御データが適当であると判断された場合、これでこのル
ーチンは終了するが、現在の撮影制御データが適当では
ないと判断された場合、再びステップ111以下が実行さ
れることとなる。
一方ステップ111において、磁気ディスクの何トラック
目を読出すかについて指示がないと判定された場合、ス
テップ121以下が実行され、1トラック毎に撮影制御デ
ータが再生されて適当なものか否か判定される。
まず、ステップ121においてカウンタtが「1」にセッ
トされる。そしてステップ122において、第tトラック
に格納されている撮影制御データがデータ読取回路46に
よって再生される。ステップ123、124および125は、そ
れぞれステップ113、114および115と同様であり、すな
わち、今までシステムコントローラー11のRAMに格納さ
れていた撮影制御データが削除されるとともに、新しい
撮影制御データがRAMに読込まれ、そしてこのRAMに格納
された撮影制御データの内容が表示装置51等に表示され
る。ステップ130では、現在の撮影制御データでよいか
否かが撮影者によって判定され、もし適当であればこの
ルーチンは終了する。
ステップ130において現在の撮影制御データが適当でな
いと判断された場合、ステップ131においてカウンタt
が「2」だけインクリメントされ、そしてステップ132
においてカウンタtが「49」以上になったか否か判定さ
れる。ここでカウンタtが「49」よりも小さければ、ス
テップ122〜130が再び実行される。すなわち、次の撮影
制御データが再生され、この撮影制御データが適当か否
か判定される。なおステップ131においてカウンタtを
「2」をだけインクリメントしたのは、本実施例におい
て撮影制御データは2トラック毎に格納されているから
である。一方ステップ132においてカウンタtが「49」
以上であると判断された場合、ステップ121へ戻ってカ
ウンタtは「1」にセットされ、ステップ122〜130が再
び実行される。
このようにして撮影制御データがシステムコントローラ
ー11のRAMに読込まれた後、撮影者はディスク装置に通
常ディスクをセットし、選択された撮影制御データに基
づいて撮影を行うことができる。そして、撮影制御デー
タを変更する場合には、再びデータディスクをディスク
装置にセットし、上述した操作を行えばよい。
以上のように本実施例は、磁気ディスクの記録トラック
に記憶された撮影制御データによって撮影を行うことが
できるように構成されており、またこのような撮影制御
データは1枚のデータディスクに例えば25種類格納する
ことができる。したがって、システムコントローラーの
ROMに記憶された基本撮影制御データとは異なる種々の
撮影制御データに従って撮影を行うことができ、多様な
撮影が可能となる。さらに、このような撮影制御データ
は磁気ディスクから得られるため、カメラ本体に特別な
操作機構を設ける必要がなく、カメラの構成を簡単化す
ることができる。
また、従来、撮影制御データはシステムコントローラー
のROMに記憶されていたが、本実施例では撮影制御デー
タは磁気ディスクから得られるので、撮影制御データを
格納するためのROMをカメラに内蔵させるが必要がな
く、あるいはROMにおける撮影制御データ用のエリアを
削減することができる。
第6図は本発明の他の実施例に係る電子スチルカメラに
内蔵された制御回路を示す。この実施例は第1図の実施
例と異なり、音声処理回路を有している。すなわちこの
実施例では、磁気ディスクが通常ディスクである場合、
映像とともに音声も記録することが可能であり、また磁
気ディスクがデータディスクである場合、撮影制御デー
タの内容を音声によって表示することが可能である。
この図において、マイク61はマイクアンプ62を介して音
声信号処理回路63に接続され、音声信号処理回路63はス
イッチ64を介してA/D変換器65に接続される。したがっ
てマイク61から入力された音声は、音声信号処理回路63
により高周波成分を除去されてA/D変換器65に入力さ
れ、A/D変換される。A/D変換器65、ディジタル信号処理
回路66、RAM67およびD/A変換器68は、データバス69によ
り相互に接続される。ディジタル信号処理回路66は、A/
D変換器65、RAM67およびD/A変換器68に対してクロック
信号を発生するとともに、RAM67に対する書込みおよび
読出し処理を行う。またディジタル信号処理回路66は音
声処理CPU71に接続され、音声処理CPU71はシステムコン
トローラー11に接続される。すなわち音声処理CPU71
は、ディジタル信号処理回路66およびシステムコントロ
ーラー11との間においてデータの授受を行う。
D/A変換器68は圧縮音声記録処理回路72に接続され、圧
縮音声記録処理回路72はスイッチ73を介してFM変調回路
41に接続される。スイッチ73はFM変調回路41を、映像処
理回路17または圧縮音声記録処理回路72に選択的に接続
させるように構成されている。すなわちスイッチ73は、
映像の記録時、映像処理回路17側に接続し、音声の収録
時、圧縮音声記録処理回路72側に接続する。したがって
音声の収録時、音声信号は、音声信号処理回路63からA/
D変換器65に入力されてデジタル信号に変換された後、
いったんRAM67に転送され、D/A変換器68によってアナロ
グ信号に変換されて圧縮音声記録処理回路72に入力され
る。そして、音声信号は磁気ディスクDが1回転する時
間(例えば1/60秒)に圧縮され、FM変調されて磁気ディ
スクDの1つの記録トラックに収録される。
圧縮音声再生処理装置74は、FM復調回路42とスイッチ64
の間に設けられる。スイッチ64は音声の収録時、音声信
号処理回路63側に接続するが、音声の再生時、圧縮音声
再生処理回路74側に接続するように構成される。したが
って音声の再生時、磁気ディスクDに記録されている音
声信号はFM復調された後、圧縮音声再生処理回路74によ
って圧縮音声記録処理回路72とは逆の処理を施され、所
定の時間の膨張せしめられる。そしてこの音声信号は、
A/D変換器65、RAM67およびD/A変換器68を通り、音声信
号処理回路75によって高周波成分を除去された後、所定
のレベルまで増幅され、スピーカ76あるいは音声出力端
子77に接続された再生装置によって再生される。
第7図は第6図に示す制御回路を有する電子スチルカメ
ラにおける撮影の準備動作を示すフローチャートであ
る。この第2の実施例においては、その時にシステムコ
ントローラー11のRAMに格納されている撮影制御データ
の内容が、音声として例えばスピーカ76から出力され、
これにより撮影者が撮影制御データの適否を容易に判断
できるように構成されている。この音声による撮影制御
データの確認のため、ステップ116〜118および126〜128
が設けられている。すなわちステップ116〜118は、第5
図のフローチャートのステップ115に対応し、ステップ1
26〜128は第5図のフローチャートのステップ125に対応
する。ステップ116〜118および126〜128を除いた他のス
テップの動作は、第5図の対応するステップの動作と同
じであり、その説明を省略する。
ステップ116では、ステップ114においてシステムコント
ローラー11のRAMに読込まれた撮影制御データに対応し
た音声波形のデータが読込まれる。本実施例において、
撮影制御データは磁気ディスクの奇数番目のトラックに
格納されており、音声波形データは偶数番目のトラック
に記憶されている。そして各音声波形データは、それぞ
れ対応する撮影制御データのトラックに隣接する内側の
トラックに記録されている。したがってステップ116で
は、撮影制御データのトラックの番目に1を足した番目
のトラックの音声波形データが読出される。この音声波
形データは、ステップ117においてA/D変換されるととも
に、音声処理回路のRAM67に格納される。そしてステッ
プ118では、スピーカ76あるいは音声出力端子77に接続
される音声再生装置によって、撮影制御データの内容を
示す音声指示が出力される。撮影者はこの音声によって
撮影制御データの適否を判断することができ、第5図の
場合と同様にして、ステップ120において所定のスイッ
チを操作することによりその適否の判断結果をカメラに
入力する。
ステップ126〜128における動作は、ステップ116〜118と
同様である。すなわち、ステップ124においてシステム
コントローラー11のRAMに読込まれた撮影制御に対応す
る音声波形データが読出され、これがA/D変換されると
ともに音声処理回路のRAM67に格納され、スピーカ76あ
るいは他の再生装置によって再生される。
このように本実施例によれば、その時システムコントロ
ーラー11のRAMに格納されている撮影制御データが音声
によって確認されることとなる。したがって、撮影者は
撮影制御データの内容をより的確に認識することがで
き、この撮影制御データの適否の判断が容易になる。
なお第7図の実施例において、撮影制御データに対応す
る音声波形データは、この撮影制御データが格納された
記録トラックに隣接する記録トラックに記憶されていた
が、これに限定される必要はなく、他の記録トラックに
記憶されていてもよい。例えば、撮影制御データを磁気
ディスクの1トラック目から25トラック目までに格納
し、音声波形データを26トラック目から50トラック目ま
でに格納してもよい。この場合、撮影制御データと音声
波形データを対応させるための情報を、例えばキュート
ラックまたは音声トラックのコントロールコードに記憶
させておけばよい。
第8図は撮影の準備動作を示すフローチャートの第3の
実施例を示す。この実施例においては、その時にシステ
ムコントローラー11のRAMに格納されている撮影制御デ
ータの特徴を良く表現した作例が、映像出力端子18に接
続される図示しない再生装置によって映し出される。こ
れにより撮影者は、撮影制御データの適否を容易に判断
することができる。このような映像の例による撮影制御
データの確認のため、ステップ119および129が設けられ
ており、これらのステップ119および129は、第5図のフ
ローチャートのステップ115および125にそれぞれ対応す
る。ステップ119および129を除いた他のステップの動作
は、第5図の対応するステップの動作と同じであり、そ
の説明を省略する。
ステップ119では、ステップ114においてシステムコント
ローラー11のRAMに読込まれた撮影制御データに対応し
た映像データが読込まれる。すなわちこの映像データ
は、その撮影制御データによって撮影される映像の典型
的な例を示し、この映像は上述したように再生装置にに
出力されて画面上に映し出される。第7図の実施例と同
様に、撮影制御データは磁気ディスクの奇数番目のトラ
ックに、映像データは偶数番目のトラックにそれぞれ格
納されており、そして各映像データは、それぞれ対応す
る撮影制御データのトラックに隣接する内側のトラック
に記録されている。したがってステップ119では、撮影
制御データのトラックの番目に1を足した番目のトラッ
クの映像データが再生される。撮影者はこの映像によっ
て撮影制御データの適否を判断することができ、ステッ
プ120において所定のスイッチを操作することによりそ
の適否の判断結果をカメラに入力する。
ステップ129における動作は、ステップ119と全く同様で
ある。
しかして本実施例によれば、その時システムコントロー
ラー11のRAMに格納されている撮影制御データによる撮
影の例が映像によって確認されることとなる。したがっ
て、撮影者は撮影制御データの内容をより的確に認識す
ることができ、この撮影制御データの判断が容易にな
る。
なお、撮影制御データに対応する映像データは、この撮
影制御データが格納された記録トラックに隣接する記録
トラックに記憶される必要はなく、他の記録トラックに
記憶されていてもよい。例えば、撮影制御データを磁気
ディスクの1トラック目から25トラック目までに格納
し、映像データを26トラック目から50トラック目までに
格納してもよい。この場合、撮影制御データと映像デー
タを対応させるための情報を、例えばキュートラックに
記憶させておけばよい。
第9図は撮影の準備動作を示すフローチャートの第4の
実施例を示す。この実施例は、第8図に示す実施例と同
様に、撮影者が映像を用いて撮影制御データの選択をす
るように構成されたものである。
ステップ201では、磁気ディスク(データディスク)の
トラック送りのための操作スイッチ12bまたは12cがオン
状態にあるか否か、判定される。このトラック送りスイ
ッチがオン状態でない場合、ステップ202がスキップさ
れてステップ203が実行されるが、トラック送りスイッ
チがオン状態である場合、ステップ202が実行されて記
録トラックが1つだけ送られる。ステップ203では、カ
メラに設けられた再生ボタンがオン状態に有るか否かが
判定され、オン状態になければこのルーチンは終了する
が、オン状態であればステップ204以下が実行され、撮
影制御データの選択操作が行われる。
ステップ204では、現在設定されている記録トラックに
格納された映像および参照データが読出される。この映
像は、対応する撮影制御データによって撮影される映像
の典型的な例を示し、通常ディスクと同様な方式によっ
て記録されている。すなわち、映像信号は輝度信号と色
差信号に分けられるとともに、FM変調されて記録されて
いる。また、映像を記録するトラックには、通常日付等
のデータがDPSK変調されて多重記録されているが、本実
施例のデータディスクにおいてはDPSK変調のユーザーズ
エリアに、参照データとして、映像に対応する撮影制御
データが記憶されたトラックの番号がDPSK変調されて多
重記録されている。
ステップ205では、DPSK変調のデータから、この磁気デ
ィスクがデータディスクか通常ディスクかが判定され
る。通常ディスクの場合、ステップ206において通常の
再生、すなわち通常ディスクに記録されている映像が再
生装置の画面上に再生される。これに対し、ステップ20
5において現在データディスクがディスク装置に装着さ
れていると判断された場合、ステップ207において、撮
影制御データによる撮影が可能である旨が表示装置51等
によって表示されるとともに、ステップ204において読
込まれた映像が再生装置の画面上に映し出される。
この映像を見ることにより、撮影者はその撮影制御デー
タが適当か否かを判断することができ、ステップ208に
おいて操作スイッチを切り替えることにより、この撮影
制御データが選択される。すなわち、その撮影制御デー
タが適当である場合、ステップ209において、データデ
ィスクからその撮影制御データをシステムコントローラ
ー11のRAMへ読込んでこのルーチンは終了する。これに
より、その後はこの撮影制御データによる撮影が行われ
ることとなる。
一方ステップ208において、その撮影制御データが適当
でないと判断された場合、ステップ209はスキップさ
れ、システムコントローラー11のRAMの記憶されている
撮影制御データは変更されない。この場合撮影者は、デ
ータディスクのトラック送りスイッチを操作するととも
に(ステップ201、202)、再生ボタンをオン状態にし
(ステップ203)、次の映像をチェックする(ステップ2
07、208)。このような操作を繰り返すことにより、適
当な撮影制御データが選択される。
この実施例によっても、第8図の実施例の場合と同様な
効果が得られる。
上記各実施例において、磁気ディスクの記録トラックの
記憶される撮影制御データの例として、EV値、F値およ
びシャッター値から成るプログラム線図を挙げたが、こ
れに限定されるものではなく、例えばズーミング動作の
プログラムであってもよい。すなわちこの場合、システ
ムコントローラー11は磁気ディスクから得られるプログ
ラムに従ってズーム機構を制御する。また、磁気ディス
クから得られる制御データは撮影に関するものである必
要はなく、撮影以外の制御を行うためのデータであって
もよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、簡単な操作機構しか持た
ない電子スチルカメラであっても、多様な制御を簡単な
操作によって行うことが可能となり、また制御の内容を
正確に認識することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を適用した電子スチルカメラ
の制御回路を示す図、 第2図は本発明の一実施例に係る磁気ディスクを示す平
面図、 第3図はプログラム線図を示す図、 第4図は磁気ディスクの記録トラックに記憶される撮影
制御データの一例を示す図、 第5図は撮影の準備動作の第1の実施例を示すフローチ
ャート、 第6図は電子スチルカメラの制御回路の他の例を示す
図、 第7図は撮影の準備動作の第2の実施例を示すフローチ
ャート、 第8図は撮影の準備動作の第3の実施例を示すフローチ
ャート、 第9図は撮影の準備動作の第4の実施例を示すフローチ
ャートである。 D……磁気ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子スチルカメラに用いられる磁気ディス
    クであって、第1および第2の記録トラックを有し、上
    記第1の記録トラックに上記電子スチルカメラの動作を
    制御するための制御データが格納され、上記第2の記録
    トラックに上記制御データの種類を示す情報が格納さ
    れ、かつ上記第1の記録トラックに格納された制御デー
    タと上記第2の記録トラックに格納された情報とを対応
    づける手段が設けられることを特徴とする磁気ディス
    ク。
  2. 【請求項2】上記第2の記録トラックに、上記制御デー
    タの種類が音声として格納されていることを特徴とする
    請求項1記載の磁気ディスク。
  3. 【請求項3】上記第2の記録トラックに、上記制御デー
    タの種類が映像として格納されていることを特徴とする
    請求項1記載の磁気ディスク。
  4. 【請求項4】請求項1記載の磁気ディスクが装着される
    ことを特徴とする電子スチルカメラ。
JP2107373A 1990-04-25 1990-04-25 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク Expired - Fee Related JPH07110050B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2107373A JPH07110050B2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク
GB9108745A GB2245406B (en) 1990-04-25 1991-04-24 Electronic still camera and magnetic disk
FR9105140A FR2661582B1 (fr) 1990-04-25 1991-04-25 Appareil photo electronique a image fixe et disque magnetique.
DE4113547A DE4113547C2 (de) 1990-04-25 1991-04-25 Elektronische Einzelbildkamera
US08/674,986 US6085024A (en) 1990-04-25 1996-07-03 Electronic still camera and magnetic disk

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2107373A JPH07110050B2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH046974A JPH046974A (ja) 1992-01-10
JPH07110050B2 true JPH07110050B2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=14457459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2107373A Expired - Fee Related JPH07110050B2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07110050B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100317410B1 (ko) * 1993-07-16 2002-02-28 이데이 노부유끼 촬상파라미터기록장치,촬상방법및편집시스템
US5700858A (en) * 1995-06-08 1997-12-23 Thomas Deir Plastisol paint and method of use
JP2020071273A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH046974A (ja) 1992-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6606451B2 (en) Image reproducing apparatus and image control method
JPH0722356B2 (ja) カメラ一体型vtrおよびビデオカメラ
JP4646046B2 (ja) 録画再生装置
JP3976316B2 (ja) 画像再生装置
JP5743512B2 (ja) 撮像装置とその制御方法
JP3020595B2 (ja) 静止画記録再生装置の記録方法
JP2514410B2 (ja) スチルビデオ装置
JP2753514B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH07110050B2 (ja) 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク
JP2563212B2 (ja) 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク
JP3509114B2 (ja) パノラマ画像作成方法及び装置
JP4743264B2 (ja) 録画再生装置
JPH07110051B2 (ja) 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク
JPH046973A (ja) 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク
GB2245406A (en) Electronic still camera and magnetic disk
JP3375954B2 (ja) 記録装置及び方法
JPH0753340Y2 (ja) 映像信号処理回路
JPH01136484A (ja) 静止画撮像装置
JP3410113B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH06284321A (ja) パノラマ画像作成方法及び装置
JP2694930B2 (ja) カメラ一体型vtr
JP2759971B2 (ja) 撮像装置
JPH0683420B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH04357782A (ja) 電子スチルカメラの再生装置
JPH11266393A (ja) 電子的記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees