JPH07110051B2 - 電子スチルカメラおよびその磁気ディスク - Google Patents

電子スチルカメラおよびその磁気ディスク

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JPH07110051B2
JPH07110051B2 JP2107374A JP10737490A JPH07110051B2 JP H07110051 B2 JPH07110051 B2 JP H07110051B2 JP 2107374 A JP2107374 A JP 2107374A JP 10737490 A JP10737490 A JP 10737490A JP H07110051 B2 JPH07110051 B2 JP H07110051B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子スチルカメラおよびこのカメラに用いられ
る磁気ディスクに関する。
〔従来の技術〕
電子スチルカメラは、撮影した映像を直ちに見ることが
できるという即時性等のため近年急速に普及しつつある
が、このような急速な普及の他の理由として、記録媒体
である磁気ディスクの取扱いが容易であることが挙げら
れる。すなわち電子スチルカメラによって撮影された映
像は、カメラに収容された磁気ディスクに記録され、撮
影の途中であっても、自由にこの磁気ディスクをカメラ
から取り出して再生装置にセットすることにより見るこ
とができる。
このような磁気ディスクは、通常52トラック備えてお
り、1〜50番目のトラックには映像または音声が記録さ
れる。52番目のトラックはオプション用のキュートラッ
クであり、必要に応じて、映像と音声とを正しく組み合
わせるためのコード等の記録のために使用することが可
能である。なお、51番目のトラックには何も記録されな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕 電子スチルカメラによる撮影においても、銀塩カメラと
同様に、露出、絞りおよびシャッタースピードを自在に
組み合わせることにより所望の映像を得ることができ、
またズーミング等の種々の動作を行うことが可能であ
る。しかしこのようにカメラが多機能化すると、カメラ
本体に設けるべき操作ボタン等の操作機構が複雑になる
ばかりでなく、操作が煩雑になるという問題が生じる。
本発明は、簡単な操作機構しか持たない電子スチルカメ
ラに対し、種々の操作を実現させることができる磁気デ
ィスク、およびこの磁気ディスクによって制御される電
子スチルカメラを提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明に係る磁気ディスクは、映像または音声の記録用
のトラックに、電子スチルカメラの動作を制御するため
の制御データが音声記録信号のコントロールコードの形
式で格納されていることを特徴としている。また本発明
に係る電子スチルカメラは、この磁気ディスクが装着さ
れることを特徴としている。
〔実施例〕
以下図示実施例により本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る電子スチルカメラに内
蔵された制御回路を示し、第2図は本発明の一実施例に
係る磁気ディスクを示す。
システムコントローラー11はカメラ全体の制御を行う従
来公知のマイコンであり、CPU、ROMおよびRAM等を有
し、このシステムコントローラー11には種々の操作スイ
ッチ群12が接続される。被写体の映像は、絞りおよびレ
ンズ14により固体撮像素子(CCD)15上に結像される。C
CD15は撮像回路16を介して映像処理回路17に接続され、
また撮像回路16および映像処理回路17はシステムコント
ローラー11に接続され、これによって制御される。な
お、絞り駆動回路13もシステムコントローラー11に接続
され、図示しない測光手段からの情報に基づいてシステ
ムコントローラー11により駆動制御される。
CCD15上に結像された映像は、撮像回路16を介して映像
処理回路17に入力される。この映像処理回路17におい
て、撮像回路16から入力された映像信号は、色差信号と
輝度信号に分けられ、また2つの色差信号(R−Y、B
−Y)は1H(水平走査期間)毎に交互に配置される。映
像処理装置17は映像出力端子18にも接続されており、こ
の端子18に再生装置(図示せず)を接続させることによ
り、撮影された映像を見ることが可能である。
ホワイトバランスセンサ21はホワイトバランス処理回路
22を介してシステムコントローラー11に接続され、これ
により撮影によって得られる映像の色調が補正される。
ディスク装置は、磁気ヘッド31と、この磁気ヘッド31を
駆動制御するヘッド駆動回路32と、磁気ディスクDを回
転駆動するためのスピンドルモータ33と、このモータ33
を駆動制御するモータ駆動回路34と、磁気ディスクDの
回転角度位置を検出するPGコイル35とを備える。PGコイ
ル35はモータ駆動回路34に接続され、モータ駆動回路34
とヘッド駆動回路32はシステムコントローラー11に接続
される。
映像信号の輝度信号および2つの色差信号は、それぞれ
FM変調され、また撮影年月日等のデータはDPSK変調され
て、同じ記録トラックに多重記録される。このため映像
処理回路17には、スイッチ73を介してFM変調回路41が、
またFM復調回路42が直接接続され、そしてシステムコン
トローラー11にはDPSK変調回路47とDPSK復調回路49が接
続される。FM変調回路41はヘッドアンプ43およびスイッ
チ44を介して、またFM復調回路42はヘッドアンプ45およ
びスイッチ44を介して、それぞれディスク装置の磁気ヘ
ッド31に接続される。FM変調回路41とヘッドアンプ43の
間には、DPSK変調回路47が接続され、FM復調回路42とヘ
ッドアンプ45の間には、ローパスフィルタ(LPF)48を
介してDPSK復調回路49が接続される。なお、スイッチ44
はシステムコントローラー11によって切換制御される。
スイッチ73はシステムコントローラー11による制御によ
り、映像の収録時、映像処理回路17側に接続し、音声の
収録時、後述する圧縮音声記録処理回路72に接続するよ
うに構成される。同様にスイッチ44は、システムコント
ローラー11による制御によりFM変調回路41側とFM復調回
路42側に選択的に切換えられるように構成されている。
すなわちスイッチ44は、磁気ディスクDへの映像データ
の記録時、FM変調回路41側のヘッドアンプ43を磁気ヘッ
ド31に接続し、これにより映像データはFM変調され、ま
た撮影年月日等のデータはDPSK変調されて磁気ディスク
Dに記録される。これに対し、磁気ディスクDに記録さ
れた映像等の再生時には、スイッチ44はFM復調回路42側
のヘッドアンプ45を磁気ヘッド31に接続させる。したが
って、通常の磁気ディスクDに記録された映像データは
FM復調されて映像処理回路17に入力され、これにより映
像が映像出力端子18に接続された再生装置により再生さ
れる。また撮影年月日等のデータはDPSK復調されてシス
テムコントローラー11に入力され、これにより撮影年月
日等が映像とともに再生される。
なおシステムコントローラー11には、カメラの現在の状
態等を表示するための表示装置51が接続されている。
さて本実施例においては、次に述べるように音声処理回
路が設けられている。したがって磁気ディスクに映像と
ともに音声を記録し、またこれらを再生することが可能
であり、さらに、後述するように、磁気ディスクに撮影
制御データが音声記録信号のコントロールコードの形式
で記録されている場合、これを読込むことができる。
音声処理回路において、マイク61はマイクアンプ62を介
して音声信号処理回路63に接続され、音声信号処理回路
63はスイッチ64を介してA/D変換器65に接続される。し
たがってマイク61から入力された音声は、音声信号処理
回路63により高周波成分を除去されてA/D変換器65に入
力され、A/D変換される。A/D変換器65、ディジタル信号
処理回路66、RAM67およびD/A変換器68は、データバス69
により相互に接続される。ディジタル信号処理回路66
は、A/D変換器65、RAM67およびD/A変換器68に対してク
ロック信号を発生するとともに、RAM67に対する書込み
および読出し処理を行う。またディジタル信号処理回路
66は音声処理CPU71に接続され、音声処理CPU71はシステ
ムコントローラー11に接続される。すなわち音声処理CP
U71は、ディジタル信号処理回路66およびシステムコン
トローラー11との間においてデータの授受を行う。
D/A変換器68は圧縮音声記録処理回路72に接続され、圧
縮音声記録処理回路72はスイッチ73を介してFM変調回路
41に接続される。スイッチ73はFM変調回路41を、映像処
理回路17または圧縮音声記録処理回路72に選択的に接続
させるように構成されている。すなわちスイッチ73は、
映像の記録時、映像処理回路17側に接続し、音声の収録
時、圧縮音声記録処理回路72側に接続する。したがって
音声の収録時、音声信号は、音声信号処理回路63からA/
D変換器65に入力されてデジタル信号に変換された後、
いったんRAM67に転送され、D/A変換器68によってアナロ
グ信号に変換されて圧縮音声記録処理回路72に入力され
る。そして音声信号は磁気ディスクDが1回転する時間
(例えば1/60秒)に圧縮され、FM変調されて磁気ディス
クDの1つの記録トラックに収録される。
圧縮音声再生処理回路74は、FM復調回路42とスイッチ64
の間に設けられる。スイッチ64は音声処理CPU71を介し
て、システムコントローラー11の制御によって切換えら
れる。スイッチ64は音声の収録時、音声信号処理回路63
側に接続するが、音声の再生時、圧縮音声再生処理回路
74側に接続するように構成される。したがって音声の再
生時、磁気ディスクDに記録されている音声信号はFM復
調された後、圧縮音声再生処理回路74によって圧縮音声
記録処理回路72とは逆の処理を施され、所定の時間に膨
張せしめられる。そしてこの音声信号は、A/D変換器6
5、RAM67およびD/A変換器68を通り、音声信号処理回路7
5によって高周波成分を除去された後、所定のレベルま
で増幅され、スピーカ76あるいは音声出力端子77に接続
された再生装置によって再生される。
第2図は磁気ディスクDを示す。この磁気ディスクD
は、通常の電子スチルカメラに使用される従来の2イン
チ型の磁気ディスクと外見上は同じであり、52本のトラ
ックを有する。従来の磁気ディスク(以下、通常ディス
クと呼ぶ)において、外側から1〜50番目のトラックd
は映像、音声、および撮影年月日等のデジタルデータを
記録するための記録トラックであり、51番目のトラック
には何も記録されておらず、52番目のトラックcはいわ
ゆるキュー信号を記録するキュートラックである。しか
し本実施例の磁気ディスクDは、通常ディスクと異な
り、撮影制御データが格納されるディスク(以下、デー
タディスクと呼ぶ)である。すなわち、このデータディ
スクDの記録トラックdには、F値およびシャッタース
ピード等の撮影制御データが格納され、またキュートラ
ックcには、この磁気ディスクが撮影制御データを格納
したディスクすなわちデータディスクであることを示す
情報が格納されている。
第3図は、この撮影制御データの一例であるプログラム
線図を示す。すなわちこの撮影制御データは、EV値をパ
ラメータとした、F値とシャッター値との関係を示すも
のであり、実線sによって示される。この図では、プロ
グラム線図は1本のみ示されているが、本実施例の磁気
ディスクには、この実線sで示されるような線図が複数
本格納されている。一方システムコントローラー11のRO
Mには、基本撮影データとして、破線bで示されるプロ
グラム線図が格納されている。
第4図は記録トラックに格納されている撮影制御データ
の形態を示す。この制御データはEV値、F値、シャッタ
ー値を繰り返して配列されており、この一組のEV値、F
値、シャッター値により、第3図の実線s上の一点が表
される。
本実施例において、撮影制御データは音声記録信号のコ
ントロールコードの形式で磁気ディスクに記録されてい
る。この撮影制御データの記録形式について説明する前
に、本電子スチルカメラにおける音声の記録について説
明する。
第5図は、通常ディスクにおける音声記録信号の形式を
示す。1本の記録トラックは4つのセクタに分割されて
おり、各セクタ内には、スタートフラグF1から始まりエ
ンドフラグF2で終了する信号が記録される。スタートフ
ラグF1の直後には、日付等を記録するためのコントロー
ルコードC1と、音声波形信号C2とが記録される。音声波
形信号C2が記録されるセクタにおいて、スタートフラグ
F1は第5図に示すようにハイレベル(High Level)信号
であり、エンドフラグF2は、次のセクタにも音声記録信
号が続く場合には第5図に示すようにローレベル(Low
Level)信号であるが、そのセクタで音声記録信号が終
了する場合にはハイレベル信号である。
コントロールコードC1は、第6図に示すように、8bitか
ら成る同期コードC3およびデータコードC4と、2つの8b
it信号から成るCRCコードC5とを有し、これらの各コー
ドは1bitのスタートビットSによって分割されている。
データコードC4は1つのコントロールコードC1に9バイ
ト設けられる。同期コードC3はコントロールコードの初
めを示し、CRCコードC5はコントロールコードの読取り
結果の誤りを検出するためのものである。
上述したようにスタートフラグF1は、音声波形信号C2が
記録されている場合ハイレベル信号であるが、音声波形
信号C2が記録されていない場合にはローレベル信号とし
て記録されている。したがって、スタートフラグF1がロ
ーレベル信号である時、音声処理回路はこのスタートフ
ラグの後の信号を音声としては認識しない。本実施例は
これを利用したものであり、すなわち、スタートフラグ
F1をローレベル信号に定めるとともに、このスタートフ
ラグの後に撮影制御データをコントロールコードの形式
で記録し、これを音声処理回路で読んでシステムコント
ローラー11に伝送するものである。
第7図はコントロールコードの形式で磁気ディスクに記
録された撮影制御データを模式的に示したものである。
1つのセクタは、ローレベル信号のスタートフラグF1か
ら始まり、64個のコントロールコードC1が設けられ、エ
ンドフラグF2で終了している。このようなセクタは、1
つの記録トラックに最大で4つ設けられる。
しかして、第4図に示すような撮影制御データはコント
ロールコードの形式でデータディスクに記録されること
となり、したがって音声処理回路によって読取ることが
できる。
ここで、音声処理回路による音声記録信号の読取りにつ
いて説明する。
まず、通常ディスクにおける音声記録信号を読みとる場
合について説明する。1トラック当り例えば5秒、10
秒、20秒のいずれの時間で音声が記録されるかを示すコ
ントロール信号がシステムコントローラー11から出力さ
れ、音声処理CPU71およびディジタル信号処理回路66を
介してRAM67に格納される。これとともに、音声信号が
音声信号処理回路63からA/D変換器65を通ってRAM67に格
納される。RAM67に格納されたコントロール信号と音声
信号は、D/A変換器68、圧縮音声記録処理回路72、FM変
調回路41およびアンプ43を通って磁気ディスクDに記録
される。
磁気ディスクDからこの音声を読みとる場合、音声およ
びコントロール信号は、アンプ45、FM復調回路42、圧縮
音声再生回路74およびA/D変換器65を通ってRAM67に格納
される。RAM67に格納されたコントロール信号は、ディ
ジタル信号処理回路66および音声処理CPU71によってシ
ステムコントローラー11のRAMに格納される。またRAM67
に格納された音声信号は、システムコントローラー11の
制御により、コントロール信号が示す時間(例えば5秒
間)に従って、D/A変換器68および音声信号処理回路75
を通ってスピーカー76から出力される。
さて以上の説明は磁気ディスクが通常ディスクの場合で
あり、したがってスタートフラグF1はハイレベル信号で
ある。一方、磁気ディスクがデータディスクである場
合、スタートフラグF1はローレベル信号であり、この場
合データディスクに格納された信号は、アンプ45、FM復
調回路42、圧縮音声再生回路74およびA/D変換器65を通
ってRAM67に格納される。このデータディスクからRAM67
に読み込まれた撮影制御データは、ディジタル信号処理
回路66および音声処理CPU71を介してシステムコントロ
ーラー11のRAMに格納される。そしてこの撮影制御デー
タは、システムコントローラー11によって解読され、カ
メラはこれに基づいて制御される。
第8図は電子スチルカメラにおける撮影の準備動作の一
例を示すフローチャートである。ステップ101では電子
スチルカメラのディスク装置に磁気ディスクが挿入さ
れ、ステップ102ではこの磁気ディスクのキュートラッ
クのデータが読出される。ステップ103では、ステップ1
02で読出したデータに基づいて、現在装着されている磁
気ディスクがデータディスクであるか否か、すなわちこ
の磁気ディスクに撮影制御データが格納されているか否
かが判定される。ここで磁気ディスクがデータディスク
である場合、ステップ111以下が実行されるが、通常デ
ィスクである場合、ステップ104〜109が実行される。
システムコントローラー11のRAMには、予めデータディ
スクが装着されてステップ111以下が実行されていれば
第3図の実線Sで示すプログラム線図が記憶されるが、
ステップ111以下がまだ実行されていない場合には、基
本撮影制御データとして例えば第3図の破線bで示すプ
ログラム線図が記憶されている。ステップ104では、現
在のRAMの内容が表示装置51によって表示される。
ステップ105では、システムコントローラー11のROMに記
憶されている撮影制御データとRAMに記憶されている撮
影制御データとが同じであるか否か、判断される。これ
らが同じである場合、そのままステップ106へ進んで撮
影待機状態になり、現在RAMに記憶されている基本撮影
制御データによる撮影が可能となる。
これに対しステップ105において、ROMおよびRAMに記憶
されている撮影制御データが異なると判断された場合、
ステップ107において現在RAMに記憶されている撮影制御
データで良いか否か、判定される。これは、例えば表示
装置51に表示された内容に基づいて撮影者が操作スイッ
チ12aを操作することによって行われる。現在RAMに格納
されている撮影制御データで撮影を行う場合、ステップ
106へ進むが、現在RAMに格納されいる撮影制御データで
は撮影を行わない場合、ステップ108が実行される。す
なわち、RAMに格納されているデータが削除されるとと
もに、ステップ109においてROMの基本撮影制御データが
RAMに読込まれ、ステップ110においてRAMの内容が表示
される。そしてステップ106では、新たにRAMに記憶され
た基本撮影制御データによる撮影待機状態となる。この
状態においてカメラのシャッターがレリーズされると、
第4図の破線bで示された線図に従った撮影が行われ
る。
一方ステップ103において、ディスク装置にデータディ
スクが装着されていると判定された場合、ステップ111
以下が実行される。まずステップ111において、磁気デ
ィスクの何トラック目を読出すかについて指示があった
か否か判定される。この指示は撮影者が操作スイッチを
操作することによって与えられる。読出しトラックの指
示があった場合、ステップ112において、指示されたト
ラックに格納されている撮影制御データが音声処理回路
によって再生されるとともに、ステップ113において、
今までシステムコントローラー11のRAMに格納されてい
た撮影制御データが削除される。次いでステップ114で
は、ステップ112において再生された撮影制御データが
システムコントローラー11のRAMに読込まれる。
ステップ115では、現在RAMに格納されている撮影制御デ
ータの内容が例えば表示装置51等に表示される。これに
より撮影者は撮影制御データを認識することができ、ス
テップ120において、現在の撮影制御データでよいか否
かを決め、操作スイッチ12aを操作する。現在の撮影制
御データが適当であると判断された場合、これでこのル
ーチンは終了するが、現在の撮影制御データが適当では
ないと判断された場合、再びステップ111以下が実行さ
れることとなる。
一方ステップ111において、磁気ディスクの何トラック
目を読出すかについて指示がないと判定された場合、ス
テップ121以下が実行され、1トラック毎に撮影制御デ
ータが再生されて適当なものか否か判定される。
まず、ステップ121においてカウンタtが「1」にセッ
トされる。そしてステップ122において、第tトラック
に格納されている撮影制御データがデータ読取回路46に
よって再生される。ステップ123、124および125は、そ
れぞれステップ113、114および115と同様であり、すな
わち、今までシステムコントローラー11のRAMに格納さ
れていた撮影制御データが削除されるとともに、新しい
撮影制御データがRAMに読込まれ、そしてこのRAMに格納
された撮影制御データの内容が表示装置51等に表示され
る。ステップ130では、現在の撮影制御データでよいか
否かが撮影者によって判定され、もし適当であればこの
ルーチンは終了する。
ステップ130において現在の撮影制御データが適当でな
いと判断された場合、ステップ131においてカウンタt
が「2」だけインクリメントされ、そしてステップ132
においてカウンタtが「49」以上になったか否か判定さ
れる。ここでカウンタtが「49」よりも小さければ、ス
テップ122〜130が再び実行される。すなわち、次の撮影
開始データが再生され、この撮影制御データが適当か否
か判定される。なおステップ131においてカウンタtを
「2」だけインクリメントしたのは、本実施例において
撮影制御データは2トラック毎に格納されているからで
ある。一方ステップ132においてカウンタtが「49」以
上であると判断された場合、ステップ121へ戻ってカウ
ンタtは「1」にセットされ、ステップ122〜130が再び
実行される。
このようにして撮影制御データがシステムコントローラ
ー11のRAMに読込まれた場合、撮影者はディスク装置に
通常ディスクをセットし、選択された撮影制御データに
基づいて撮影を行うことができる。そして、撮影制御デ
ータを変更する場合には、再びデータディスクをディス
ク装置にセットし、上述した操作を行えばよい。
以上のように本実施例は、磁気ディスクの記録トラック
に記憶された撮影制御データによって撮影を行うことが
できるように構成されており、またこのような撮影制御
データは1枚のデータディスクに例えば25種類格納する
ことができる。したがって、システムコントローラーの
ROMに記憶された基本撮影制御データとは異なる種々の
撮影制御データに従って撮影を行うことができ、多様な
撮影が可能となる。さらに、このような撮影制御データ
は磁気ディスクから得られるため、カメラ本体に特別な
操作機構を設ける必要がなく、カメラの構成を簡単化す
ることができる。
また、従来、撮影制御データはシステムコントローラー
のROMに記憶されていたが、本実施例では撮影制御デー
タは磁気ディスクから得られるので、撮影制御データを
格納するためのROMをカメラに内蔵させる必要がなく、
あるいはROMにおける撮影制御データ用のエリアを削減
することができる。
さらに本実施例では、撮影制御データが音声記録信号の
コントロールコードの形式で磁気ディスクに格納されて
いるため、撮影制御データを読取るために特別に回路を
設ける必要がなく、制御回路全体の構成を極力簡単化す
ることができる。
第9図は電子スチルカメラにおける撮影の準備動作の他
の例を示すフローチャートである。この例においては、
その時にシステムコントローラー11のRAMに格納されて
いる撮影制御データの内容が、音声として例えばスピー
カ76から出力され、これにより撮影者が撮影制御データ
の適否を容易に判断できるように構成されている。この
音声による撮影制御データの確認のため、ステップ116
〜118および126〜128が設けられている。すなわちステ
ップ116〜118は、第8図のフローチャートのステップ11
5に対応し、ステップ126〜128は第8図のフローチャー
トのステップ125に対応する。ステップ116〜118および1
26〜128を除いた他のステップの動作は、第8図の対応
するステップの動作と同じであり、その説明を省略す
る。
ステップ116では、ステップ114においてシステムコント
ローラー11のRAMに読込まれた撮影制御データに対応し
た音声波形のデータが読込まれる。本実施例において、
撮影制御データは磁気ディスクの奇数番目のトラックに
格納されており、音声波形データは偶数番目のトラック
に記憶されている。そして各音声波形データは、それぞ
れ対応する撮影制御データのトラックに隣接する内側の
トラックに記録されている。したがってステップ116で
は、撮影制御データのトラックの番目に1を足した番目
のトラックの音声波形データが読出される。この音声波
形データは、ステップ117においてA/D変換されるととも
に、音声処理回路のRAM67に格納される。そしてステッ
プ118では、スピーカ76あるいは音声出力端子77に接続
される音声再生装置によって、撮影制御データの内容を
示す音声指示が出力される。撮影者はこの音声によって
撮影制御データの適否を判断することができ、第8図の
場合と同様にして、ステップ120において所定のスイッ
チを操作することによりその適否の判断結果をカメラに
入力する。
ステップ126〜128における動作は、ステップ116〜118と
同様である。すなわち、ステップ124においてシステム
コントローラー11のRAMに読込まれた撮影制御データに
対応する音声波形データが読出され、これがA/D変換さ
れるとともに音声処理回路のRAM67に格納され、スピー
カ76あるいは他の再生装置によって再生される。
このように本実施例によれば、その時システムコントロ
ーラー11のRAMに格納されている撮影制御データが音声
によって確認されることとなる。したがって、撮影者は
撮影制御データの内容をより的確に認識することがで
き、この撮影制御データの適否の判断が容易になる。
なお第9図の実施例において、撮影制御データに対応す
る音声波形データは、この撮影制御データが格納された
記録トラックに隣接する記録トラックに記憶されていた
が、これに限定される必要はなく、他の記録トラックに
記憶されていてもよい。例えば、撮影制御データを磁気
ディスクの1トラック目から25トラック目までに格納
し、音声波形データを26トラック目から50トラック目ま
でに格納してもよい。この場合、撮影制御データと音声
波形データを対応させるための情報を、例えばキュート
ラックにまたは音声トラックのコントロールコードに記
憶させておけばよい。
上記各実施例において、磁気ディスクの記録トラックの
記憶される撮影制御データの例として、EV値、F値およ
びシャッター値から成るプログラム線図を挙げたが、こ
れに限定されるものではなく、例えばズーミング動作の
プログラムであってもよい。すなわちこの場合、システ
ムコントローラー11は磁気ディスクから得られるプログ
ラムに従ってズーム機構を制御する。また、磁気ディス
クから得られる制御データは撮影に関するものである必
要はなく、撮影以外の制御を行うためのデータであって
もよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、電子スチルカメラ内の制
御回路に特別な回路を付加することなく、また簡単な操
作機構のみで、種々の操作を実現することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を適用した電子スチルカメラ
の制御回路を示す図、 第2図は本発明の一実施例に係る磁気ディスクを示す平
面図、 第3図はプログラム線図を示す図、 第4図は磁気ディスクの記録トラックに記憶される撮影
制御データの一例を示す図、 第5図は通常ディスクにおける音声記録信号を模式的に
示す図、 第6図はコントロールコードを模式的に示す図、 第7図は音声記録信号のコントロールコードの形式によ
り記録された撮影制御データを模式的に示す図、 第8図は撮影の準備動作の一例を示すフローチャート、 第9図は撮影の準備動作の他の例を示すフローチャート
である。 D……磁気ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子スチルカメラに用いられる磁気ディス
    クであって、映像または音声の記録用のトラックに、上
    記電子スチルカメラの動作を制御するための制御データ
    が音声記録信号のコントロールコードの形式で格納され
    ていることを特徴とする磁気ディスク。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気ディスクが装着されて
    いることを特徴とする電子スチルカメラ。
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FR9105140A FR2661582B1 (fr) 1990-04-25 1991-04-25 Appareil photo electronique a image fixe et disque magnetique.
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