JPH071097A - 割り型遠心鋳造用鋳型における割り型保持機構及び該鋳型に用いる丸中子の固定方法 - Google Patents

割り型遠心鋳造用鋳型における割り型保持機構及び該鋳型に用いる丸中子の固定方法

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JPH071097A
JPH071097A JP24025393A JP24025393A JPH071097A JP H071097 A JPH071097 A JP H071097A JP 24025393 A JP24025393 A JP 24025393A JP 24025393 A JP24025393 A JP 24025393A JP H071097 A JPH071097 A JP H071097A
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JP
Japan
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mold
split
split molds
split mold
back surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP24025393A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Okazaki
和弘 岡崎
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MICHIHIRO GIKEN KK
Original Assignee
MICHIHIRO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 割り型遠心鋳造において鋳型内にフリー状態
にある割り型を、鋳型の回転に伴い鋳型内の中心位置に
固定保持されるようにする。 【構成】 上型裏面の注湯口の外周部に凸設部を設け、
該凸設部に嵌入するように割り型に凹設部を設ける。ま
た上型裏面の上記凸設部を挟んだ中心線上の相対位置に
キー部を設け、該キー部に嵌入するように割り型の上面
の中心線上にキー溝を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は割り型遠心鋳造用の鋳型
に関するもので、本出願人の原特許第1627588号
の遠心鋳造用鋳型を改良するものである。本発明を実施
した遠心鋳造用の鋳型で製造できる製品としては自動車
用及び農機具用等のVプーリー、コンプレッサー用の円
形カラー、キャタピラのシールリングなど外周部に複雑
形状を有する各種の円形製品が挙げられる。
【従来の技術】前記の原特許における鋳型は、割り型を
鋳型の中央部にほぼ保持することはできるが確実ではな
かった。つまり上型の裏面に長円形の凹設部を設け、割
り型が該凹設部内に嵌入して移動する方法を採用してい
た。つまり鋳型の回転により遠心力を与えられた2個の
遠心振子の一端が円周方向に移動することによって、遠
心振子の他端に両側から押された2個の割り型が、上型
の裏面の長円形の凹設部の中を円心方向に寄せられて、
鋳型の中心に自動的に位置するように設定されたもので
あった。しかしこの場合には遠心振子及び割り型の動き
の僅かの差で、割り型の位置が正確な鋳型の中央位置か
ら外れることがあるので不都合であった。このことは真
円度の良好な円形製品を鋳造する上で不都合であるばか
りでなく、必要によって鋳型の中に丸中子を入れて製品
の内径寸法と形状を規制する鋳造をする場合に、丸中子
を鋳型の中心位置に固定する上でも不都合であった。
【発明が解決しょうとする課題】本発明は割り型遠心鋳
造用鋳型において、中心部に設置された割り型が鋳型の
回転時に鋳型内の中心位置に正確に保持されるようにし
て、真円度の良好な円形製品を鋳造する為の好条件にす
ると共に、必要によっては1000r.p.m以上の回
転をする鋳型中に丸中子を固定できるようにしようとす
るものである。
【課題を解決するための手段】そのために本発明では上
型1の注湯口9の裏面に凸設部10を設け、それに嵌入
するように割り型5の上面縁部に凹設部11を設けた。
更に上型1裏面の凸設部10を挟んだ中心線上にキー部
12を設け、旦つ割り型5の中心線上にキー溝13を穿
設してこのキー部12とキー溝13が嵌合して動くよう
にした。
【作用】鋳型を回転させると、上型1内の遠心振子6の
一端が割り型5を円心方向に押すことで2個の割り型5
が中心位置で円形状になるが、その時割り型5の凹設部
11が、上型1裏面の凸設部10に嵌入して、鋳型8の
中心位置での割り型5の保持が微動することなく確実に
為されるのである。そしてこのことは円形製品を鋳造す
る場合の必須要件である。つまり鋳型8の回転中にその
中心位置で割り型5が微動することなく保持されていな
いと、真円度の良好な製品が得られないのである。そし
てまた必要により鋳型8の内部に丸中子16を入れて鋳
造する場合に割り型5で丸中子16を挟んで固定する為
にも、鋳型8の中央に割り型5が保持されていることが
必要である。そして本発明ではこれらの作用を更に拡大
する為に、上型1の裏面の凸設部10を挟んだ中心線上
の相対位置にキー部12を設け、更に割り型5の上面の
中心線上にキー溝13を設けた。つまりこのキー部12
とキー溝13が嵌合して動くことで、割り型5の動きを
横振れのないスムースなものにした。
【実施例】本発明の一実施例を各図により説明すると、
第1図〜第2図は鋳型が回転した状態を示しており、第
3図はその鋳型の静止状態を示している。円形の上型1
と下型2はそれぞれの外周部に設けられたインロー部に
おいて嵌合して組合わされ回転盤3上に載置されてい
る。上型1の内部には中空室4があり、成型型である割
り型5がその中に収められている。そしてその外側部に
遠心振子6がある。遠心振子6は支点7の部分でフリー
な状態で取り付けられており、鋳型の回転により一方の
部分が遠心力で円周方向に移動することで、他端が割り
型5を円心方向に押すことになり、割り型5を鋳型8の
中心位置で円形状に保持することになるのである。上型
1の注湯口9の裏面には円形の凸設部10があり、一方
割り型5の方にも注湯口9側の上面縁部に半円形の凹設
部11があり、割り型5が鋳型8の中心位置で円形に保
持された時、この半円形の凹設部11が上型1裏面の円
形の凸設部10に嵌入する構造である。そしてまた上型
1の裏面の円形の凸設部10を挟んだ中心線上の相対位
置にキー部12を設け、更に割り型5の上面の中心線上
にはキー溝13を穿設している。また下型2の交換型1
4の面上には凹設部15があり、丸中子16の下部をこ
の下型凹設部15に嵌入して固定し位置決めをするが、
丸中子16の上部は割り型5の上部の半円形の部分に両
側から挟み込まれるようにして固定される設定である。
丸中子16は砂製であり第4図に示すように円形であ
り、また中央部に四つ手状に彫り込まれた形の注湯部1
7と湯道18がある。湯道18は中央の注湯部17から
放射状、旦つ先細状に堰部19に至っている。本実施例
では堰部19を4ケ所にして湯道18を4方向にしてい
るが、この堰部19と湯道18の数の増減は自由にでき
る。第5図はプーリー等の製品を鋳造する場合の鋳型8
に丸中子16を内蔵する実施例を示している。丸中子1
6はプーリーの上下に置かれて製品の表面の形状を形成
することが目的のものであって、この点が上述の実施例
のものと異なっている。なお全図中21はパイプ、22
はシャフト、23はバネであり何れも鋳型8の静止時に
割り型5を開く為のものである。24は上型1の裏蓋で
ある。なお上型1裏面の凸設部10については必ずしも
円形でなくても円弧の連続形であっても同じ効果が得ら
れるし、また上型1の凸設部10と割り型5の凹設部1
1を円形の嵌合でなく楔形の嵌合にする等の実施方法も
ある。また割り型5を半円形でなく3分割以上の分割形
状にすることもできる。
【発明の効果】本発明は上型1裏面の凸設部10に、割
り型5の凹設部11が嵌入する構造なので、割り型5が
鋳型の中心位置で微動なく保持され、また上型1の裏面
のキー部12と割り型5のキー溝13が嵌合する構造な
ので割り型5の動きを確実でスムースなものにしてい
る。それらの効果として割り型遠心鋳造において真円度
の良好な円形製品を鋳造することができると共に、回転
する鋳型の中で丸中子を確実に、旦つスムースに固定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】裏蓋を除去した鋳型を回転させて割り型を円形
に合体させた状態を示す本発明の上型の裏面図である。
【図2】第1図の上型に裏蓋をし丸中子を内蔵して下型
と組合せ、回転させながら注湯した状態を示す縦断面図
である。
【図3】図2の鋳型の回転停止によって開放された割り
型が、製品と丸中子から離れた状態を示す縦断面図であ
る。
【図4】丸中子の平面図である。
【図5】丸中子を内蔵した鋳型を回転した状態を示す本
発明の異なった実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…上型 13…キー溝 2…下型 14…交換型 3…回転盤 15…下型凹設部 4…中空室 16…丸中子 5…割り型 17…丸中子の注湯部 6…遠心振子 18…湯道 7…支点 19…堰部 8…鋳型 20…製品 9…注湯口 21…パイプ 10…凸設部 22…シャフト 11…凹設部 23…バネ 12…キー部 24…裏蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型1の注湯口9の裏面部に凸設部10を
    設け、旦つ割り型5の上面縁部に、凹設部11を設けた
    割り型遠心鋳造用鋳型における割り型保持機構
  2. 【請求項2】上型1裏面の凸設部10を挟んだ中心線上
    の相対位置にキー部12を設け、旦つ割り型5の上面の
    中心線上にキー溝13を設けた請求項1記載の割り型遠
    心鋳造用鋳型における割り型保持機構
  3. 【請求項3】上型1と下型2を組合せた割り型遠心鋳造
    用鋳型8の中空室4に丸中子16を置いて、該鋳型8の
    回転による遠心振子6と割り型5の円心方向への移動に
    より上記丸中子16が割り型5に両側から挟み込まれる
    ようにした請求項1記載の鋳型に用いる丸中子の固定方
JP24025393A 1993-04-21 1993-08-20 割り型遠心鋳造用鋳型における割り型保持機構及び該鋳型に用いる丸中子の固定方法 Pending JPH071097A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24025393A JPH071097A (ja) 1993-04-21 1993-08-20 割り型遠心鋳造用鋳型における割り型保持機構及び該鋳型に用いる丸中子の固定方法

Applications Claiming Priority (3)

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JP5-131507 1993-04-21
JP13150793 1993-04-21
JP24025393A JPH071097A (ja) 1993-04-21 1993-08-20 割り型遠心鋳造用鋳型における割り型保持機構及び該鋳型に用いる丸中子の固定方法

Publications (1)

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JPH071097A true JPH071097A (ja) 1995-01-06

Family

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JP24025393A Pending JPH071097A (ja) 1993-04-21 1993-08-20 割り型遠心鋳造用鋳型における割り型保持機構及び該鋳型に用いる丸中子の固定方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229765A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Nok Corp リング状ワークの製造方法および製造装置
CN111842828A (zh) * 2020-07-08 2020-10-30 王迁 一种离心铸造的模具
CN113579192A (zh) * 2021-08-16 2021-11-02 江苏共昌轧辊股份有限公司 一种轧辊生产用具有降低粉尘功能的离心机及使用方法

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