JPH0710973Y2 - 衝撃感知装置 - Google Patents

衝撃感知装置

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JPH0710973Y2
JPH0710973Y2 JP1989035658U JP3565889U JPH0710973Y2 JP H0710973 Y2 JPH0710973 Y2 JP H0710973Y2 JP 1989035658 U JP1989035658 U JP 1989035658U JP 3565889 U JP3565889 U JP 3565889U JP H0710973 Y2 JPH0710973 Y2 JP H0710973Y2
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JP
Japan
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housing
weight
shock
damping mechanism
viscous fluid
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Application number
JP1989035658U
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JPH02125865U (ja
Inventor
増美 西川
和教 坂本
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、衝撃を感知して発火要素を発火させる衝撃感
知装置に関するもので、エアバツクやシートベルトテン
ショナー等の安全システムの起動用センサーとして利用
させる。
(従来の技術) 従来のこの種の衝撃感知装置としては、特開昭60-24845
6号公報に示されるものが知られている。これは、感知
錘の移動によりばねの付勢力に抗してロツドを押圧回動
させ、このロツドの回動により回転軸を回転させ回転軸
と点火ピンとの係合を解除することにより、点火ピンを
スプリングの付勢力により移動させるもので、感知錘と
ハウジングとのクリアランスによる流体ダンパー効果に
より悪路走行時等の極微小時間の衝撃(瞬間的な衝撃)
を吸収し、誤作動防止を行つていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記した衝撃感知装置であると、ハウジングと
感知錘とのクリアランスによるダンパー効果により誤動
作防止を行つているため、安定した性能を得るためにハ
ウジング及び感知錘の精度を高精度で管理しなければな
らず、工数及びコストのかかるものであつた。
故に、本考案は、低工数及び低コストにて常に安定した
性能が得られるようにすることを、その技術的課題とす
るものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案において講じた
技術的手段は、ウエイトとレリーズ部材との間に第2ハ
ウジング,該第2ハウジング内に封入された粘性流体及
び該粘性流体中で回転するフインよりなる減衰機構を配
設したことである。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。減衰機構により
悪路走行時等の極微小時間の衝撃を吸収しているため、
ハウジング及びウエイトの精度を高精度に管理する必要
がなく、低工数及び低コストにて常に安定した性能が得
られる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図に示されるように、ハウジング1内
には断面台形状を呈するウエイト2が配設されている。
このウエイト2にはレバー3が連結されており、ウエイ
ト2はレバー3の先端に連結された枢軸4を介してハウ
ジング1に回動可能に枢支されている。又、ハウジング
1内にはフアイアリングピン5が移動可能に配設されて
おり、スプリング6の付勢力により常時、雷管7と衝突
する方向に付勢されている。更に、枢軸4にはレリーズ
部材8が連結されており、このレリーズ部材8はフアイ
アリングピン5に形成されたフランジ部5aと係合してフ
アイアリングピン5の移動を規制している。
枢軸4の一端には減衰機構9が配設されている。この減
衰機構9は第7図に示されるように、ハウジング14の内
部に粘性流体15が封入されており、この粘性流体15中で
枢軸4に連結されたフイン16が回転することにより抵抗
が付与され、これにより、枢軸4の回転にダンパー効果
を付与すると共にウエイト2の位置保持を行つている。
この減衰機構9のダンパー効果により悪路走行時等の極
微小時間の衝撃を吸収して、悪路走行時等の極微小時間
の衝撃による誤作動を防止している。このように、減衰
機構9の配設によりダンパー効果を発生させているの
で、寸法精度に関係なく上記機能を行うことができ、工
数及びコストの低減を図ることができる。又、粘性流体
15は温度変化等の諸条件による特性変化の少ないシリコ
ンや水を用いることにより、温度変化等の諸条件により
性能が変化することがなく、常に安定した性能を得るこ
とができる。
尚、上記した衝撃感知装置は点対称となるように2セッ
ト配設されており、ハンドルパツド等に装着した場合の
慣性荷重の入力をできるだけ均等にし、冗長性を向上さ
せている。
次に作動について説明する。
第2図示A方向より衝撃が加わると、その慣性力により
ウエイト2が枢軸4を中心に回動する。このウエイト2
の回動により枢軸4を介してレリーズ部材8が回動して
フランジ部5aとの係合が解除される。これにより、第3
図に示されるように、フアイアリングピン5が移動可能
となりスプリング6の付勢力により移動し、雷管7と衝
突する。
尚、第4図ないし第6図に示されるように、フアイアリ
ングピン5を電気的スイツチ10としてもよい。この場
合、ハウジング1に板バネ11,12を接触可能に夫々配設
し、第5図示A方向より衝撃が加わると、その慣性力に
よりウエイト2が枢軸4を中心に回動する。このウエイ
ト2の回動により、レバー3に形成されたピン13が板バ
ネ11を押圧することにより、第7図に示されるように、
板バス11と板バネ12とが接触し、衝撃が加わつたことを
感知する。尚、ウエイト2は板バネ11の付勢力により位
置保持されている。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ウエイトとレリーズ部材との間に第2
ハウジング,該第2ハウジング内に封入された粘性流体
及び該粘性流体中で回転するフインよりなる減衰機構を
配設し、この減衰機構で極微小時間の衝撃を吸収するの
で、寸法精度を高精度に管理する必要がなく、従来に比
し低工数及び低コストにて常に安定した性能が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る衝撃感知装置の部分断面平面図、
第2図は第1図の断面正面図、第3図は第2図の作動後
の断面正面図、第4図ないし第6図は変形例を表す図、
第7図は減衰機構の断面図である。 1……ハウジング(第1ハウジング),2……ウエイト,5
……フアイアリングピン(フアイアリング部材),8……
レリーズ部材,9……減衰機構,14……ハウジング(第2
ハウジング) 15……粘性流体 16……フイン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ハウジングと、該第1ハウジング内に
    配設されたウエイトと、該ウエイトを初期の位置に保持
    するスプリングとを有し、該ウエイトの移動により衝撃
    を感知してレリーズ部材を介してフアイアリング部材を
    作動させ発火要素を発火させる衝撃感知装置において、
    前記ウエイトと前記レリーズ部材との間に第2ハウジン
    グ,該第2ハウジング内に封入された粘性流体及び該粘
    性流体中で回転するフインよりなる減衰機構を配設した
    衝撃感知装置。
JP1989035658U 1989-03-28 1989-03-28 衝撃感知装置 Expired - Lifetime JPH0710973Y2 (ja)

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JP1989035658U JPH0710973Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 衝撃感知装置

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JP1989035658U JPH0710973Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 衝撃感知装置

Publications (2)

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JPH02125865U JPH02125865U (ja) 1990-10-17
JPH0710973Y2 true JPH0710973Y2 (ja) 1995-03-15

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ID=31541205

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4580810A (en) * 1984-02-15 1986-04-08 Breed Corporation Air bag system

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JPH02125865U (ja) 1990-10-17

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