JPH07109619B2 - 媒体読取装置の端点補正方法 - Google Patents

媒体読取装置の端点補正方法

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JPH07109619B2
JPH07109619B2 JP2177847A JP17784790A JPH07109619B2 JP H07109619 B2 JPH07109619 B2 JP H07109619B2 JP 2177847 A JP2177847 A JP 2177847A JP 17784790 A JP17784790 A JP 17784790A JP H07109619 B2 JPH07109619 B2 JP H07109619B2
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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第7図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(第1図) 作用 実施例 (a) 一実施例の説明(第2図乃至第6図) (b) 他の実施例の説明 発明の効果 〔概要〕 紙葉類等の媒体の内容を読取る媒体読取装置において、
読取った媒体の端点を補正する端点補正方法に関し、 測定データの分布から求めた端点位置を実際の測定デー
タによって検証し、正しい端点位置に補正することを目
的とし、 読取部で媒体を読取り、メモリの読取り内容のドット分
布から処理部が該媒体の斜行角と端点を算出する媒体読
取装置において、該処理部が該メモリを用いて該算出し
た端点を始点とし該斜行角に沿った経路上の媒体有りの
ドット数を計数し、該計数値と基準値とを比較し、該比
較結果に応じて、該端点を隣接する点に移動し、該点を
始点とし該ドット数の計数及び基準値との比較を行い、
該計数値が基準値以下の始点に隣接する計数値が基準値
以上の始点を端点とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、紙葉類等の媒体の内容を読取る媒体読取装置
において、読取った媒体の端点を補正する端点補正方法
に関する。
紙幣や証券等の紙葉類を鑑別する装置等の媒体読取装置
が広く利用されている。
このような装置では、検査を受ける紙葉類の全体を微小
領域に分けて、その各微小領域を光学センサ、厚みセン
サ等によって模様の濃淡や外形などを測定し、その測定
値を階調信号等に変換して記憶する。
そして、この測定値と予め測定して記憶しておいた辞書
データとを比較し、比較結果に基づいて紙葉類を鑑別し
ている。
このような媒体読取装置では、画像処理結果と辞書デー
タとの比較をより正確に行うことが求められる。
〔従来の技術〕
第7図は従来技術の説明図である。
媒体読取装置では、媒体(紙葉類)がX軸方向へ搬送中
に生ずるずれ等のために、紙葉類dpの長辺が、第7図
(A)に示すように、Y軸(進行方向と直交する軸)に
対して傾いた状態で測定される場合(斜行データと呼
ぶ)もある。
斜行データの傾きは様々であるから、これと比較するた
めには理論上ありとあらゆる傾き角における辞書データ
が必要であり、そのためには膨大な容量のメモリを必要
とした。
このような欠点を解決するため、傾き角を持つ斜行デー
タを第7図(B)のように回転移動、あるいは座標移動
することにより、正規化して辞書データと比較する手法
が用いられている。
この手法により辞書データの容量の問題は解決される。
ところで、このような座標移動は、ある基準点(端点と
いう)Aを元に行われる。
この端点は、従来第7図(A)のような紙葉類の投影像
から基準軸X、Yよりの投影像の縁までの距離を求め、
回帰直線によって周囲の縁を一次近似し、近似式より、
交点である端点を算出することによって得ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来技術では、測定データの分布から算
出式により端点座標を求めているので、端点位置に誤差
が生じる場合があるという問題があった。
このように、端点位置に誤差があると、移動した画像全
体に影響を及ぼし、最終的には辞書データとの比較にお
ける判定精度にも影響することになる。
従って、本発明は、測定データの分布から求めた端点位
置を実際の測定データによって検証し、正しい端点位置
に補正することができる媒体読取装置の端点補正方法を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理図である。
本発明は、第1図に示すように、読取部10で媒体を読取
り、メモリ11の読取り内容のドット分布から処理部12が
該媒体の斜行角と端点を算出する媒体読取装置におい
て、該処理部12が該メモリ11を用いて該算出した端点を
始点とし該斜行角に沿った経路上の媒体有りのドット数
を計数し、該計数値と基準値とを比較し、該比較結果に
応じて、該端点を隣接する点に移動し、該点を始点とし
該ドット数の計数及び基準値との比較を行い、該計数値
が基準値以下の始点に隣接する計数値が基準値以上の始
点を端点とするものである。
〔作用〕
本発明は、測定データの分布から算出した端点位置に対
し、実際の媒体のドット分布を調べ、検証するので、正
確な端点位置を得ることができる。
このように端点位置のずれがほぼ完全に補正できるの
で、座標移動が正確にでき、辞書データの比較による判
定精度も向上する。
〔実施例〕
(a) 一実施例の説明 第2図は本発明のための一実施例構成図であり、紙幣鑑
別装置を示している。
図中、10は前述の読取部(測定部)であり、一ラインの
光センサで構成され、短手方向に送られる紙幣の各ライ
ンの各ドットの濃度を読取るもの、11はメモリ(記憶
部)であり、読取部10で読取った紙幣の各ドット(微小
領域)の階調情報を格納するもの、12はCPU(中央処理
装置)であり、メモリ11の階調情報に対し、第3図の画
像処理を行うもの、13は辞書データ部であり、紙幣の真
券を読取部10で測定した結果である辞書データを格納し
ておくもの、14は比較部であり、メモリ11の画像処理さ
れたデータと辞書データ部13の辞書データとを比較し、
紙幣を鑑別するものである。
第3図はCPUの画像処理フロー図である。
CPU12は、メモリ11の階調情報から第5図及び第6図の
二値画像をメモリ11のワークエリアに生成する。
次に、CPU12はこの二値画像のX、Y成分を生成し、回
帰直線によって、X、Yの一次函数を求めて、斜行角
θ、端点Aの座標を生成する。
更に、CPU12は第4図の端点補正処理を行い、補正した
端点が原点となるように階調情報を座標移動する。
第4図は端点補正処理フロー図、第5図及び第6図は端
点補正動作説明図である。
第5図及び第6図において、白丸、黒丸は読取部10で測
定した1画素をCPU12で二値化したもので、白丸は媒体
なしを、黒丸は媒体有りを意味する。
又、図中の矢印の方向をX、Y方向とし、座標移動原点
(端点)をA点とする。
端点補正の段階では、前述の如くA点及び斜行角θはい
ずれも既知である。
CPU12は、メモリ11のFLAGを「0」にリセットす
る。
このFLAGは、後述する様に、媒体有のラインを走査する
と「1」に、媒体無しのラインを走査すると「2」に設
定される。
メモリ11上で端点から傾き値(斜行角)によって、
第5図及び第6図のように、1ラインを走査する。
そして、そのラインの媒体有り(黒丸)のドット数を加
算する。
次に、CPU12は、ドット数の加算値と基準値とを比
較する。
加算値が基準値より大なら媒体有りと判定し、逆なら媒
体無しと判定する。
媒体有りと判定すると、CPU12は、FLAGが「2」
(即ち、媒体無しラインを走査済)かを判定する。
CPU12は、FLAGが「2」なら、第5図の状態であるの
で、その端点を端点として終了する。
一方、CPU12は、FLAGが「2」でないなら、第6図
の状態のため、FLAGを「1」(媒体有り)に変更し、端
点のX座標を「−1」して(1ライン上を走査するよう
にして)、ステップに戻る。
一方、ステップで、媒体無しと判定すると、CPU1
2は、FLAGが「1」(即ち媒体有りラインを走査済)か
を判定する。
FLAGが「1」であれば、第6図のように、点Aから媒体
有りラインを走査し、次に1ライン上を走査し、媒体無
しと判定したので、端点のX座標に「+1」して、端点
補正を終了する。
逆に、CPU12は、ステップで、FLAGが「1」でな
いと判定すると、第5図のように、媒体無しラインを走
査したので、FLAGを「2」に入れ替え、第5図のように
端点のX座標を「+1」し(AからBへ移し)、ステッ
プに戻る。
このようにして、X方向の端点位置のずれを補正でき
る。
X方向について行ったのは、X方向にずれが生じた場
合、Y方向のそれと比べて座標変換に影響する度合が著
しく大きいからである。
このように、第6図のように、端点A点を始点として1
ライン走査し媒体有りのドット数をカウントする。カウ
ント値が基準値以上であれば、このラインは媒体有りと
判断し、このラインの媒体有りのドット数も同様にカウ
ントし、もし媒体有りと判断すれば、端点の位置はX軸
の負の方向に1ドットずらす。この処理を媒体なしと判
断するまで実行する。
第6図の例では、端点位置に変更のない場合を示してい
る。
第5図の例は、1ライン走査し媒体有りのドット数をカ
ウントした結果媒体無しと判断した場合である。この場
合端点の位置をX軸の正の方向に1ドットずらし同様の
処理を続け媒体有りと初めて判断した点を新しい端点と
する。この例では端点位置がA点からB点へ1ドット移
動している。以上の処理を繰り返すことによって端点位
置は媒体位置に合わせて正しく補正される。
(b) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に本発明では次のような変形が可能で
ある。
X方向のずれ補正を行っているが、Y方向のみ又
は、X、Y方向のずれ補正を行ってもよい。
紙幣の鑑別の例で説明したが、他の証券等の認識に
用いてもよい。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明は本発明
の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明からこれ
らを排除するものではない。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明によれば、次の効果を奏す
る。
測定データの分布から算出した端点位置と斜行角に基
づいて、実際の媒体のドット分布を検証して、端点位置
を探索するので、斜行があっても正確な端点位置に補正
できる。
ドット分布の計数値と基準値の比較に応じて、始点を
1ライン上又は下に移動し、臨界値のラインを求めるた
め、迅速に端点位置を補正できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理図、 第2図は本発明のための一実施例構成図、 第3図は第2図の画像処理フロー図、 第4図は第3図の端点補正処理フロー図、 第5図及び第6図は本発明の一実施例端点補正動作説明
図、 第7図は従来技術の説明図である。 図中、10……読取部、 11……メモリ、 12……処理部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取部(10)で媒体を読取り、メモリ(1
    1)の読取り内容のドット分布から処理部(12)が該媒
    体の斜行角と端点を算出する媒体読取装置において、 該処理部(12)が該メモリを用いて指定された端点を始
    点として、該斜行角に沿った経路上の媒体有りのドット
    数を計数し、該計数値と基準値とを比較するステップ
    を、前記算出した端点を始点として実行し、 前記計数値が前記基準値以上の場合には、該始点を該メ
    モリ(11)の上方向の隣接点に移動し、該計数値が前記
    基準値以下の場合には、該始点を該メモリ(11)の下方
    向の隣接点に移動し、前記ステップを繰り返して、該計
    数値が該基準値以下の始点に隣接する該計数値が該基準
    値以上の始点を端点として求めることを 特徴とする媒体読取装置の端点補正方法。
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