JPH07109501A - 銀粉末およびその製造方法 - Google Patents

銀粉末およびその製造方法

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JPH07109501A
JPH07109501A JP5274892A JP27489293A JPH07109501A JP H07109501 A JPH07109501 A JP H07109501A JP 5274892 A JP5274892 A JP 5274892A JP 27489293 A JP27489293 A JP 27489293A JP H07109501 A JPH07109501 A JP H07109501A
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Kazumi Nakayoshi
和己 中吉
Rikako Tazawa
里加子 田澤
Katsutoshi Mine
勝利 峰
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコーンゴム組成物との親和性が優れ、該
組成物を硬化して得られたシリコーンゴムの接触抵抗や
体積抵抗率の経時変化が小さく、特に、付加反応硬化型
シリコーンゴム組成物の硬化性の経時変化が小さい銀粉
末およびその製造方法を提供する。 【構成】 有機ケイ素化合物により表面処理してなる銀
粉末、および銀粉末を、有機ケイ素化合物自体に湿潤す
るか、または有機ケイ素化合物の有機溶剤溶液に湿潤す
ることにより、該銀粉末の表面を有機ケイ素化合物によ
り処理することを特徴とする、有機ケイ素化合物により
表面処理してなる銀粉末を製造する方法、または銀粉末
を、有機ケイ素化合物または有機ケイ素化合物の有機溶
剤溶液を潤滑剤剤として粉砕することを特徴とする、有
機ケイ素化合物により表面処理してなる銀粉末を製造す
る方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機ケイ素化合物によ
り表面処理してなる銀粉末およびその製造方法に関し、
詳しくは、銀粉末をシリコーンゴム組成物に配合した場
合、該組成物との親和性が優れ、該組成物を硬化して得
られるシリコーンゴムの接触抵抗や体積抵抗率の経時変
化が小さく、特に、該銀粉末を付加反応硬化型シリコー
ンゴム組成物に配合した場合、該組成物の硬化性の経時
変化が小さい銀粉末およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銀粉末は電気伝導度が大きいため、付加
反応硬化型シリコーンゴム組成物、縮合反応硬化型シリ
コーンゴム組成物、ラジカル反応硬化型シリコーンゴム
組成物等のシリコーンゴム組成物の導電性充填剤として
利用されている。銀粉末を配合したシリコーンゴム組成
物は、硬化して高導電性のシリコーンゴムを形成するた
め、耐熱性、耐屈曲性および導電性が要求される特殊な
分野で利用されている。通常、シリコーンゴム組成物に
配合される銀粉末は、硝酸銀水溶液をヒドラジン、ホル
ムアルデヒド、アスコルビン酸等の還元剤により還元し
て得られた還元銀粉末、硝酸銀水溶液を電気分解により
陰極上に析出して得られた電解銀粉末、1000℃以上
に加熱溶融した溶融銀を、水中または不活性ガス中に噴
霧して得られたアトマイズ銀粉末に分けられ、また、こ
れらの銀粉末の形状は粒状、樹枝状、フレーク状、不定
形状に分けられ、特に、高導電性のシリコーンゴムを形
成することができることから、フレーク状の銀粉末が主
に利用されている。
【0003】しかし、これらの銀粉末を配合したシリコ
ーンゴム組成物を長時間貯蔵しておくと、該組成物から
銀粉末が層分離してしまうという問題があった。さら
に、該組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの接触
抵抗および体積抵抗率が経時的に変化するという問題が
あった。また、特に、これらの銀粉末を配合した付加反
応硬化型シリコーンゴム組成物を長時間貯蔵しておく
と、該組成物の硬化性が経時的に低下し、やがては該組
成物が硬化しなくなるという問題があった。
【0004】特に、高導電性のシリコーンゴムを形成す
るために利用されるフレーク状の銀粉末は、銀粉末を粉
砕する際に用いた、ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミ
チン酸,ステアリン酸,オレイン酸,アラキン酸,ベヘ
ン酸等の飽和または不飽和の高級脂肪酸;ラウリン酸ア
ルミニウム,ステアリン酸アルミニウム,ラウリン酸亜
鉛,ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸;ステアリルアルコ
ール等の高級脂肪族アルコール;高級脂肪族アルコール
のエステル;ステアリルアミン等の高級脂肪族アミン;
高級脂肪族アミドおよびポリエチレンワックスの一種も
しくは二種以上の混合物からなる潤滑剤が、得られたフ
レーク状の銀粉末の表面に残存するため、これを付加反
応硬化型シリコーンゴム組成物に配合した場合には、該
組成物から銀粉末が層分離してしまい、さらに該組成物
の硬化性の経時変化が著しいという問題があった。
【0005】本発明者らは、上記問題点を解決するため
に鋭意研究した結果、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の目的は、銀粉末をシリ
コーンゴム組成物に配合した場合、該組成物との親和性
が優れ、該組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの
接触抵抗や体積抵抗率の経時変化が小さく、特に、該銀
粉末を付加反応硬化型シリコーンゴム組成物に配合した
場合、該組成物の硬化性の経時変化が小さい銀粉末およ
びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、有機ケイ素化合物により表面処理してなる銀粉末に
関し、また、本発明の製造方法は、銀粉末を、有機ケイ
素化合物自体に湿潤するか、または有機ケイ素化合物の
有機溶剤溶液に湿潤することにより、該粉末の表面を有
機ケイ素化合物により処理することを特徴とする、有機
ケイ素化合物により表面処理してなる銀粉末の製造方
法、および銀粉末を、有機ケイ素化合物または有機ケイ
素化合物の有機溶剤溶液を潤滑剤として粉砕することを
特徴とする、有機ケイ素化合物により表面処理してなる
銀粉末の製造方法に関する。
【0008】はじめに、本発明の銀粉末について詳細に
説明する。
【0009】本発明の銀粉末は、有機ケイ素化合物によ
り表面処理してなる銀粉末であり、例えば、有機ケイ素
化合物により表面処理してなる還元銀粉末、電解銀粉
末、アトマイズ銀粉末である。本発明の銀粉末は純銀ま
たは銀合金からなり、銀合金としては、銀−銅合金、銀
−パラジウム合金が代表的であり、その他亜鉛、錫、マ
グネシウム、ニッケル等の金属を微量含有する銀合金が
挙げられるが、銀粉末に付着する不純物、特に、NH4+
の含有率が10ppm以下であり、かつSO4 2-の含有率が
5ppm以下であることが好ましい。また、本発明の銀粉
末の粒径は特に限定されないが、実用上好ましくは平均
粒径が0.1〜10μmの範囲である。また、本発明の
銀粉末の形状は特に限定されず、例えば、粒状、樹枝
状、フレーク状、不定形状であり、またこれらの形状を
有する銀粉末の混合物であってもよいが、高導電性のシ
リコーンゴムを形成するためにはフレーク状の銀粉末で
あることが好ましい。
【0010】本発明の銀粉末の表面を処理する有機ケイ
素化合物としては、例えば、メチルトリメトキシシラ
ン,ビニルトリメトキシシラン,3−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン,3−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン,ジメチルジメトキシシラン,トリ
メチルメトキシシラン,トリメチルエトキシシラン,テ
トラメトキシシラン,テトラエトキシシラン等のアルコ
キシシラン;分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシ
ロキサンオリゴマー,分子鎖両末端シラノール基封鎖ジ
メチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体オ
リゴマー,分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルビニル
シロキサンオリゴマー,分子鎖両末端シラノール基封鎖
メチルフェニルシロキサンオリゴマー,1,3,5,7
−テトラメチルテトラシクロシロキサン,1,3,5,
7,8−ペンタメチルペンタシクロシロキサン等シロキ
サンオリゴマー;分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封
鎖ジメチルポリシロキサン,分子鎖両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキ
サン共重合体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合
体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン,分子鎖両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェ
ンシロキサン共重合体,分子鎖両末端シラノール基封鎖
ジメチルポリシロキサン,分子鎖両末端シラノール基封
鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合
体,分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン
・メチルフェニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端シ
ラノール基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン,
分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルハイドロジェンシロキサン共重合体,分子鎖両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン,分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチ
ルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,分子
鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルフェニルシロキサン共重合体,分子鎖両末
端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイド
ロジェンポリシロキサン,分子鎖両末端ジメチルハイド
ロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハ
イドロジェンシロキサン共重合体等の低粘度からガム状
までのジオルガノポリシロキサン;R3SiO1/2単位と
SiO4/2単位からなるシリコーンレジン,RSiO3/2
単位からなるシリコーンレジン,R2SiO2/2単位とR
SiO3/2単位からなるシリコーンレジン,R2SiO
2/2単位とRSiO3/2単位とSiO4/2単位からなるシ
リコーンレジン等のシリコーンレジンが挙げられ、これ
らの有機ケイ素化合物の単独もしくは2種以上の組み合
わせからなるものであってもよい。上記シリコーンレジ
ンの単位中、Rは置換もしくは非置換の一価炭化水素基
であり、具体的には、メチル基,エチル基,プロピル
基,ブチル基,ペンチル基,オクチル基等のアルキル
基;ビニル基,アリル基,ブテニル基,ペンテニル基,
ヘキセニル基等のアルケニル基;フェニル基,トリル
基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェネチ
ル基等のアラルキル基;3−クロロプロピル基,3,
3,3−トリフロロプロピル基等の置換アルキル基が例
示される。また、有機ケイ素化合物として、シリコーン
レジンを用いる場合には、シリコーンレジンは室温より
高い温度で軟化する固形状のものが好ましく、その好ま
しい軟化点は50〜150℃の範囲である。
【0011】本発明の銀粉末において、銀粉末表面には
上記有機ケイ素化合物またはその縮重合物からなる被膜
を形成してもよく、その場合の被膜の厚さは特に限定さ
れず、薄膜であればあるほど、シリコーンゴム組成物に
配合して得られるシリコーンゴムの導電性が優れている
点で好ましいが、シリコーンゴム組成物との親和性が低
下し、さらに、この銀粉末を付加反応硬化型シリコーン
ゴム組成物に配合した場合、該組成物の硬化性の経時変
化が大きくなるので、目的により被膜の厚さを適宜選択
する必要があるが、好ましくは0.1μm以下であるこ
とが好ましい。また、導電性に優れるシリコーンゴムを
得るためには、銀粉末表面に付着する過剰の上記有機ケ
イ素化合物またはその縮重合物を有機溶剤で洗浄して取
り除くことができる。
【0012】続いて、本発明の製造方法について詳細に
説明する。
【0013】本発明の製造方法で使用することができる
銀粉末は特に限定されず、例えば、還元銀粉末、電解銀
粉末、アトマイズ銀粉末が挙げられる。還元銀粉末は、
硝酸銀水溶液をヒドラジン、ホルムアルデヒド、アスコ
ルビン酸等の還元剤により還元して粒状に調製したもの
であり、銀粉末に含まれるNH4+の含有量が10ppm以
下であり、かつSO4 2-の含有量が5ppm以下である還元
銀粉末を使用することが好ましい。また、電解銀粉末
は、硝酸銀水溶液を電気分解により陰極上で樹枝状に析
出したものであり、銀粉末の純度等の特性は電解条件を
選択することによって調節することができるが、銀粉末
に含まれるNH4+の含有量が10ppm以下であり、かつ
SO4 2-の含有量が5ppm以下である電解銀粉末を使用す
ることが好ましい。また、アトマイズ銀粉末は、100
0℃以上に加熱溶融した溶融銀を、水中または不活性ガ
ス中に噴霧することにより、粒状または不定形状に調製
したものである。これらの銀粉末の粒径は特に限定され
ず、例えば、平均粒径が0.1〜10μmの範囲である
ことが好ましい。また銀粉末の形状は特に限定されず、
例えば、粒状、樹枝状、フレーク状、不定形状が挙げら
れ、これらいずれの形状であってもよく、またこれらの
形状を有する銀粉末の混合物であってもよい。
【0014】本発明の製造方法で使用する有機ケイ素化
合物としては、例えば、メチルトリメトキシシラン,ビ
ニルトリメトキシシラン,3−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン,3−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン,ジメチルジメトキシシラン,トリメチル
メトキシシラン,トリメチルエトキシシラン,テトラメ
トキシシラン,テトラエトキシシラン等のアルコキシシ
ラン;分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサ
ンオリゴマー,分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチル
シロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体オリゴマ
ー,分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルビニルシロキ
サンオリゴマー,分子鎖両末端シラノール基封鎖メチル
フェニルシロキサンオリゴマー,1,3,5,7−テト
ラメチルテトラシクロシロキサン,1,3,5,7,8
−ペンタメチルペンタシクロシロキサン等シロキサンオ
リゴマー;分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメ
チルポリシロキサン,分子鎖両末端トリメチルシロキシ
基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共
重合体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチ
ルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体,分
子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジ
ェンポリシロキサン,分子鎖両末端トリメチルシロキシ
基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロ
キサン共重合体,分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチ
ルポリシロキサン,分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,分
子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルフェニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端シラノー
ル基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン,分子鎖
両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハ
イドロジェンシロキサン共重合体,分子鎖両末端ジメチ
ルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン,分子
鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルビニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルフェニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端ジメチ
ルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェン
ポリシロキサン,分子鎖両末端ジメチルハイドロジェン
シロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジ
ェンシロキサン共重合体等の低粘度からガム状までのジ
オルガノポリシロキサン;R3SiO1/2単位とSiO
4/2単位からなるシリコーンレジン,RSiO3/2単位か
らなるシリコーンレジン,R2SiO2/2単位とRSiO
3/2単位からなるシリコーンレジン,R2SiO2/2単位
とRSiO3/2単位とSiO4/2単位からなるシリコーン
レジン等のシリコーンレジンが挙げられ、これらの有機
ケイ素化合物を単独で使用してもよく、またこれら有機
ケイ素化合物の2種以上を組み合わせて使用してもよ
い。上記シリコーンレジンの単位式中、Rは置換もしく
は非置換の一価炭化水素基であり、具体的には、メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基等の
アルキル基;ビニル基,アリル基,ブテニル基,ペンテ
ニル基,ヘキセニル基等のアルケニル基;フェニル基,
トリル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フ
ェネチル基等のアラルキル基;3−クロロプロピル基,
3,3,3−トリフロロプロピル基等の置換アルキル基
が例示される。また、本発明の製造方法において、有機
ケイ素化合物として上記シリコーンレジンを用いた場合
には、該シリコーンレジンは室温より高い温度で軟化す
る固形状のものが好ましく、その好ましい軟化点は50
〜150℃の範囲である。また、本発明の製造方法にお
いて、これらの有機ケイ素化合物の配合量は特に限定さ
れず、一般的には、銀粉末100重量部に対して0.5
〜50重量部の範囲であることが好ましい。
【0015】また、本発明の製造方法では、これらの有
機ケイ素化合物の粘度が比較的高い場合や銀粉末表面に
薄い有機ケイ素化合物の被膜を形成するために、有機ケ
イ素化合物の有機溶剤溶液を使用することができる。使
用することができる有機溶剤の種類は特に限定されず、
例えば、メタノール,エタノール,イソプロパノール等
のアルコール系有機溶剤;ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン等の脂肪族系有機溶剤;シクロヘキサン、シクロオク
タン等の環状脂肪族系有機溶剤;トルエン、キシレン等
の芳香族系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン系有機溶剤;酢酸エ
チル、酢酸カルビトール等のエステル系有機溶剤が挙げ
られる。
【0016】本発明の製造方法では、銀粉末を、有機ケ
イ素化合物自体に湿潤するか、または有機ケイ素化合物
の有機溶剤溶液に湿潤することにより、該粉末の表面を
有機ケイ素化合物により処理することを特徴とする。銀
粉末を、有機ケイ素化合物自体または有機ケイ素化合物
の有機溶剤溶液に湿潤する方法は特に限定されず、例え
ば、有機ケイ素化合物または有機ケイ素化合物の有機溶
剤溶液を銀粉末に噴霧する方法、有機ケイ素化合物また
は有機ケイ素化合物の有機溶剤溶液に銀粉末を浸漬する
方法、有機ケイ素化合物または有機ケイ素化合物の有機
溶剤溶液を潤滑剤として、銀粉末を粉砕する方法が挙げ
られる、特に、フレーク状の銀粉末を製造することがで
きることから、有機ケイ素化合物または有機ケイ素化合
物の有機溶剤溶液を潤滑剤として、銀粉末を粉砕する方
法が好ましい。有機ケイ素化合物または有機ケイ素化合
物の有機溶剤溶液を銀粉末に噴霧する方法としては、銀
粉末に直接該有機ケイ素化合物もしくはその有機溶剤溶
液を噴霧する方法や流動床による方法が挙げられる。ま
た、有機ケイ素化合物または有機ケイ素化合物の有機溶
剤溶液に銀粉末を浸漬する方法としては、該有機ケイ素
化合物またはその有機溶剤溶液中に直接銀粉末を投入
し、攪拌する方法が挙げられる。特に、有機ケイ素化合
物または有機ケイ素化合物の有機溶剤溶液を潤滑剤とし
て銀粉末を粉砕する方法では、銀粉末の粉砕と共に活性
化されたフレーク状の銀粉末の表面に、上記有機ケイ素
化合物が吸着して、フレーク状の銀粉末の凝集を防止
し、銀粉末の鱗片化を促進する働きがあり、さらに、銀
粉末の表面処理剤として作用し、得られたフレーク状の
銀粉末に好ましい結果をもたらすことができる。銀粉末
を粉砕する装置は特に限定されず、例えば、スタンプミ
ル、ボールミル、振動ミル、ハンマーミル、圧延ロー
ラ、乳鉢等の公知の装置が挙げられる。また、還元銀,
アトマイズ銀,電解銀またはこれら2種以上の混合物か
らなる銀粉末を圧延する条件は特に限定されず、使用す
る銀粉末の粒径や形状により選択する必要がある。ま
た、銀粉末を粉砕する際に発熱を伴うため、粉砕装置を
冷却しながら行うことが好ましい。このようにして得ら
れる銀粉末の形状はフレーク状であり、その粒径は特に
限定されないが、好ましくは0.1〜10μmの範囲で
ある。
【0017】また、本発明の製造方法では、有機ケイ素
化合物により銀粉末を表面処理する条件は特に限定され
ず、室温から100℃の温度範囲で、さらには50℃以
上の温度で、24〜150時間処理することが好まし
い。このようにして有機ケイ素化合物により表面処理し
た銀粉末は、その後の該銀粉末の乾燥を容易にし、さら
に該銀粉末表面に付着する過剰の有機ケイ素化合物を取
り除くため、前記有機溶剤で洗浄した後、室温〜105
℃の温度範囲で、24時間以上乾燥することが好まし
い。
【0018】本発明の銀粉末は、導電性に優れ、有機樹
脂に対する親和性が良好であるので、これを導電性プラ
スチック、導電性ゴム、導電性塗料、導電性ペースト等
に使用することができ、特に、該銀粉末のシリコーンゴ
ム組成物に対する親和性が良好であるので、これを付加
反応硬化型シリコーンゴム組成物、縮合反応硬化型シリ
コーンゴム組成物、有機過酸化物硬化型シリコーンゴム
組成物等のシリコーンゴム組成物に配合することができ
る。このようにして得られたシリコーンゴム組成物は、
その貯蔵安定性が優れ、また特に、フレーク状の銀粉末
を配合して得られるシリコーンゴム組成物は、該組成物
を硬化して得られるシリコーンゴムの体積抵抗率が0.
1Ω・cm以下であり、さらに好ましくは1×10-3Ω・
cm以下であるので、該組成物を導電性接着剤,導電性ダ
イボンディング剤,放熱性ダイボンディング剤,電磁波
シールド剤等として使用することができる。
【0019】
【実施例】本発明の銀粉末およびその製造方法を実施例
により詳細に説明する。なお、実施例中、粘度の値は2
5℃において測定した値である。また、銀粉末のシリコ
ーンゴム組成物に対する親和性、銀粉末の付加反応硬化
性シリコーンゴム組成物に対する硬化性の経時変化、該
組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの接触抵抗お
よび体積抵抗率の経時変化は次のようにして測定した。
【0020】○銀粉末のシリコーンゴム組成物に対する
親和性 銀粉末を配合した付加反応硬化性シリコーンゴム組成物
を調製後、該組成物を透明ガラス瓶で冷蔵保管して、調
製直後(初期)、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後の該組
成物の外観を観察した。
【0021】○銀粉末を配合した付加反応硬化性シリコ
ーンゴム組成物の硬化性の経時変化 銀粉末を配合した付加反応硬化性シリコーンゴム組成物
を調製後、該組成物を、冷蔵保管して、調製直後(初
期)、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後の該組成物を15
0℃で30分間加熱して得られたシリコーンゴムの硬度
をJIS K 6301に記載されたJIS A硬度計
により測定して、付加反応硬化性シリコーンゴム組成物
の硬化性の経時変化を観察した。
【0022】○シリコーンゴムの接触抵抗 銀粉末を配合した付加反応硬化性シリコーンゴム組成物
を回路基板上に塗布した後、これを150℃で30分加
熱してシリコーンゴムを得た。このシリコーンゴムの接
触抵抗を四探針法により測定した(初期)。また、この
シリコーンゴムの接触抵抗の経時変化を測定するため、
このシリコーンゴムで被覆した回路基板を150℃のオ
ーブン中で100時間、500時間および1000時間
放置した後、このシリコーンゴムの接触抵抗を上記と同
様にして測定した。
【0023】○シリコーンゴムの体積抵抗率 銀粉末を配合した付加反応硬化性シリコーンゴム組成物
を150℃で30分間加熱して、厚さ1mm以上のシリコ
ーンゴムシートを得た。このシリコーンゴムシートの体
積抵抗率を体積抵抗率測定装置[有限会社共和理研製、
K−705RL]により測定した。また、このシリコー
ンゴムの体積抵抗率の経時変化を測定するため、このシ
リコーンゴムシートを150℃のオーブン中で100時
間、500時間および1000時間放置した後、このシ
リコーンゴムシートの体積抵抗率を上記と同様にして測
定した。
【0024】[実施例1]20gの硝酸銀を40ミリリ
ットルの水に溶解し、次いで、これに46%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて粒状の酸化銀を沈澱させた。この
粒状の酸化銀をホルマリンにより還元した後、洗浄、濾
過を繰り返して、平均粒径が1μmである粒状の還元銀
粉末を調製した。次いで、この還元銀粉末を、軟化点が
90℃であり、平均単位式:
【化1】 で表されるメチルフェニルシリコーンレジンの酢酸カル
ビトール溶液に浸漬した。次いで、上記メチルフェニル
シリコーンレジンにより表面処理してなる銀粉末を濾紙
により回収した後、これを室温で乾燥して、平均粒径が
1μmである粒状の銀粉末を調製した。
【0025】上記メチルフェニルシリコーンレジンによ
り表面処理してなる銀粉末400重量部、粘度2000
センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基
封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、粘度30セ
ンチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メ
チルハイドロジェンポリシロキサン1重量部、3−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン7重量部、塩化白
金酸とオレフィンの錯体(本組成物において、錯体中の
白金金属が5ppmとなる量である。)、フェニルブチノ
ール(本組成物において、300ppmとなる量であ
る。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコーンゴム
組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコーンゴム
組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物の硬化性
の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリコーンゴ
ムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測定した。
これらの結果を表1に記載した。
【0026】[比較例1]20gの硝酸銀を40ミリリ
ットルの水に溶解し、次いで、これに46%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて粒状の酸化銀を沈澱させた。この
粒状の酸化銀をホルマリンにより還元した後、洗浄、濾
過を繰り返し行い、平均粒径が1μmである粒状の銀粉
末を調製した。
【0027】この銀粉末400重量部、粘度2000セ
ンチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封
鎖ジチルポリシロキサン100重量部、粘度30センチ
ポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル
ハイドロジェンポリシロキサン1重量部、3−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン7重量部、塩化白金酸
とオレフィンの錯体(本組成物において、錯体中の白金
金属が5ppmとなる量である。)、フェニルブチノール
(本組成物において、300ppmとなる量である。)を
均一に混合して付加反応硬化型シリコーンゴム組成物を
調製した。この付加反応硬化型シリコーンゴム組成物に
対する上記銀粉末の親和性、該組成物の硬化性の経時変
化、該組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの接触
抵抗および体積抵抗率の経時変化を測定した。これらの
結果を表1に記載した。
【0028】[実施例2]20gの硝酸銀を40ミリリ
ットルの水に溶解し、次いで、これに46%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて、粒状の酸化銀を沈澱させた。こ
の粒状の酸化銀をホルマリンにより還元した後、洗浄、
濾過を繰り返して、平均粒径が1μmである粒状の還元
銀粉末を調製した。次いで、軟化点が90℃であり、平
均単位式:
【化2】 で表されるメチルフェニルシリコーンレジンの酢酸カル
ビトール溶液を潤滑剤として、この還元銀粉末をボール
ミル中で粉砕した後、上記メチルフェニルシリコーンレ
ジンにより表面処理してなる銀粉末をキシレンにより洗
浄して、平均粒径が8μmであるフレーク状の銀粉末を
調製した。
【0029】このフレーク状の銀粉末400重量部、粘
度2000センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、
粘度30センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン1重量
部、3−グロシドキシプロピルトリメトキシシラン7重
量部、塩化白金酸とオレフィンの錯体(本組成物におい
て、錯体中の白金金属が5ppmとなる量である。)、フ
ェニルブチノール(本組成物において、300ppmとな
る量である。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物
の硬化性の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリ
コーンゴムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測
定した。これらの結果を表1に記載した。
【0030】[比較例2]20gの硝酸銀を40ミリリ
ットルの水に溶解し、次いで、これに46%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて、粒状の酸化銀を沈澱させた。こ
の粒状の酸化銀をホルマリンにより還元した後、洗浄、
濾過を繰り返して、平均粒径が1μmである粒状の還元
銀粉末を調製した。次いで、ステアリン酸の酢酸カルビ
トール溶液を潤滑剤として、この還元銀粉末をボールミ
ル中で粉砕した後、ステアリン酸により表面処理してな
る銀粉末をメタノールにより洗浄して、平均粒径が8μ
mであるフレーク状の銀粉末を調製した。
【0031】このフレーク状の銀粉末400重量部、粘
度2000センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、
粘度30センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン1重量
部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン重量
部、塩化白金酸とオレフィンの錯体(本組成物におい
て、錯体中の白金金属が5ppmとなる量である。)、フ
ェニルブチノール(本組成物において、300ppmとな
る量である。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物
の硬化性の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリ
コーンゴムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測
定した。これらの結果を表1に記載した。
【0032】[実施例3]水アトマイズ法で得られた粒
状のアトマイズ銀粉末を、粘度100センチポイズの分
子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサンの
キシレン溶液を潤滑剤として、ボールミル中で粉砕した
後、上記ジメチルポリシロキサンにより表面処理してな
る銀粉末をキシレンにより洗浄して、平均粒径が10μ
mであるフレーク状の銀粉末を調製した。
【0033】このフレーク状の銀粉末960重量部、粘
度2000センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、
粘度30センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン1重量
部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン7重
量部、塩化白金酸とオレフィンの錯体(本組成物におい
て、錯体中の白金金属が5ppmとなる量である。)、フ
ェニルブチノール(本組成物において、300ppmとな
る量である。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物
の硬化性の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリ
コーンゴムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測
定した。これらの結果を表1に記載した。
【0034】[実施例4]20gの硝酸銀を40ミリリ
ットルの水に溶解し、次いで、これに46%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて、粒状の酸化銀を沈澱させた。こ
の粒状の酸化銀をホルマリンにより還元した後、洗浄、
濾過を繰り返して、平均粒径が3μmである粒状の還元
銀粉末を調製した。次いで、粘度100センチポイズで
ある分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチ
ルポリシロキサンの酢酸カルビトール溶液を潤滑剤とし
て、この還元銀粉末をボールミル中で粉砕した後、上記
ジメチルポリシロキサンにより表面処理してなる銀粉末
を酢酸カルビトールにより洗浄して、平均粒径が4μm
であるフレーク状の銀粉末を調製した。
【0035】このフレーク状の銀粉末400重量部、粘
度2000センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、
粘度30センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン1重量
部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン7重
量部、塩化白金酸とオレフィンの錯体(本組成物におい
て、錯体中の白金金属が5ppmとなる量である。)、フ
ェニルブチノール(本組成物において、300ppmとな
る量である。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物
の硬化性の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリ
コーンゴムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測
定した。これらの結果を表1に記載した。
【0036】[比較例3]20gの硝酸銀を40ミリリ
ットルの水に溶解し、次いで、これに46%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて、粒状の酸化銀を沈澱させた。こ
の粒状の酸化銀をホルマリンにより還元した後、洗浄、
濾過を繰り返して、平均粒径が3μmである粒状の還元
銀粉末を調製した。次いで、ステアリン酸を潤滑剤とし
て、この還元銀粉末をボールミル中で粉砕した後、ステ
アリン酸により表面処理してなる銀粉末をキシレンによ
り洗浄して、平均粒径が4μmであるフレーク状の銀粉
末を調製した。
【0037】このフレーク状の銀粉末400重量部、粘
度2000センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、
粘度30センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン1重量
部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン7重
量部、塩化白金酸とオレフィンの錯体(本組成物におい
て、錯体中の白金金属が5ppmとなる量である。)、フ
ェニルブチノール(本組成物において、300ppmとな
る量である。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物
の硬化性の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリ
コーンゴムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測
定した。これらの結果を表1に記載した。
【0038】[実施例5]20gの硝酸銀を40ミリリ
ットルの水に溶解し、次いで、これに46%水酸化ナト
リウム水溶液を加えて、粒状の酸化銀を沈澱させた。こ
の粒状の酸化銀をホルマリンにより還元した後、洗浄、
濾過を繰り返して、平均粒径が1μmである粒状の還元
銀粉末を調製した。次いで、ビニルトリメトキシシラン
のメタノール溶液を潤滑剤として、この還元銀粉末をボ
ールミル中で粉砕した後、ビニルトリメトキシシランに
より表面処理してなる銀粉末をメタノールにより洗浄し
て、平均粒径が2μmであるフレーク状の銀粉末を調製
した。
【0039】このフレーク状の銀粉末400重量部、粘
度2000センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、
粘度30センチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン1重量
部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン7重
量部、塩化白金酸とオレフィンの錯体(本組成物におい
て、錯体中の白金金属が5ppmとなる量である。)、フ
ェニルブチノール(本組成物において、300ppmとな
る量である。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコ
ーンゴム組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物
の硬化性の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリ
コーンゴムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測
定した。これらの結果を表1に記載した。
【0040】[実施例6]平均粒径が12μmである樹
枝状の電解銀粉末を、軟化点が90℃であり、平均単位
式:
【化3】 で表されるメチルフェニルシリコーンレジンの酢酸カル
ビトール溶液を潤滑剤として、平均粒径が10μmであ
る樹枝状の電解銀粉末をボールミル中で粉砕した後、上
記メチルフェニルシリコーンレジンにより表面処理して
なる銀粉末をキシレンにより洗浄して、平均粒径が12
μmであるフレーク状の銀粉末を調製した。
【0041】上記メチルフェニルシリコーンレジンによ
り表面処理してなる銀粉末400重量部、粘度2000
センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基
封鎖ジメチルポリシロキサン100重量部、粘度30セ
ンチポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メ
チルハイドロジェンポリシロキサン1重量部、3−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン7重量部、塩化白
金酸とオレフィンの錯体(本組成物において、錯体中の
白金金属が5ppmとなる量である。)、フェニルブチノ
ール(本組成物において、300ppmとなる量であ
る。)を均一に混合して付加反応硬化型シリコーンゴム
組成物を調製した。この付加反応硬化型シリコーンゴム
組成物に対する上記銀粉末の親和性、該組成物の硬化性
の経時変化、該組成物を硬化して得られるシリコーンゴ
ムの接触抵抗および体積抵抗率の経時変化を測定した。
これらの結果を表1に記載した。
【0042】[実施例7]平均粒径が4μmであるフレ
ーク状の還元銀粉末100gをフラスコに投入後、これ
にヘプタン170g、テトラブチルチタネート0.5g
およびトリメチルエトキシシラン5gを投入して、室温
で4時間攪拌した後、銀粉末を濾過した。次いで、トリ
メチルエトキシシランにより表面処理してなる銀粉末を
メタノールにより洗浄した後、35℃で48時間かけて
乾燥して、平均粒径が4μmであるフレーク状の銀粉末
を調製した。
【0043】上記トリメチルエトキシシランにより表面
処理してなる銀粉末400重量部、粘度2000センチ
ポイズの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジ
メチルポリシロキサン100重量部、粘度30センチポ
イズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハ
イドロジェンポリシロキサン1重量部、3−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン7重量部、塩化白金酸と
オレフィンの錯体(本組成物において、錯体中の白金金
属が5ppmとなる量である。)、フェニルブチノール
(本組成物において、300ppmとなる量である。)を
均一に混合して付加反応硬化型シリコーンゴム組成物を
調製した。この付加反応硬化型シリコーンゴム組成物に
対する上記銀粉末の親和性、該組成物の硬化性の経時変
化、該組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの接触
抵抗および体積抵抗率の経時変化を測定した。これらの
結果を表1に記載した。
【0044】[実施例8]水アトマイズ法で得られた粒
状のアトマイズ銀粉末を、粘度100センチポイズの分
子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサンの
キシレン溶液に浸漬した。その後、上記上記ジメチルポ
リシロキサンにより表面処理してなる銀粉末を室温で乾
燥して、平均粒径5μmである粒状の銀粉末を調製し
た。
【0045】上記ジメチルポリシロキサンにより表面処
理してなる銀粉末960重量部、粘度2000センチポ
イズの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメ
チルポリシロキサン100重量部、粘度30センチポイ
ズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン1重量部、3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン7重量部、塩化白金酸とオ
レフィンの錯体(本組成物において、錯体中の白金金属
が5ppmとなる量である。)、フェニルブチノール(本
組成物において、300ppmとなる量である。)を均一
に混合して付加反応硬化型シリコーンゴム組成物を調製
した。この付加反応硬化型シリコーンゴム組成物に対す
る上記銀粉末の親和性、該組成物の硬化性の経時変化、
該組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの接触抵抗
および体積抵抗率の経時変化を測定した。これらの結果
を表1に記載した。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明の銀粉末は、これをシリコーンゴ
ム組成物に配合した場合、該組成物との親和性が優れ、
該組成物を硬化して得られるシリコーンゴムの接触抵抗
や体積抵抗率の経時変化が小さく、特に、該銀粉末を付
加反応硬化型シリコーンゴム組成物に配合した場合、該
組成物の硬化性の経時変化が小さいという特徴を有し、
また本発明の製造方法は、このような銀粉末を生産性よ
く製造することができるという特徴を有する。
フロントページの続き (72)発明者 峰 勝利 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ケイ素化合物により表面処理してな
    る銀粉末。
  2. 【請求項2】 銀粉末を、有機ケイ素化合物自体に湿潤
    するか、または有機ケイ素化合物の有機溶剤溶液に湿潤
    することにより、該粉末の表面を有機ケイ素化合物によ
    り処理することを特徴とする、請求項1記載の銀粉末の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 銀粉末を、有機ケイ素化合物または有機
    ケイ素化合物の有機溶剤溶液を潤滑剤として粉砕するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の銀粉末の製造方法。
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