JPH0710942Y2 - 自動車用インストルメント部構造 - Google Patents

自動車用インストルメント部構造

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JPH0710942Y2
JPH0710942Y2 JP786088U JP786088U JPH0710942Y2 JP H0710942 Y2 JPH0710942 Y2 JP H0710942Y2 JP 786088 U JP786088 U JP 786088U JP 786088 U JP786088 U JP 786088U JP H0710942 Y2 JPH0710942 Y2 JP H0710942Y2
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JP
Japan
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instrument
mounting screw
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JP786088U
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政志 宮坂
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車体パネルにインストルメントパネルの上
面部が螺結されると共に、このインストルメントパネル
の内側に空調用ダクトが略車幅方向に沿って配設された
自動車用インストルメント部構造に関するものである。
従来技術 従来のこの種のものとしては、例えば第2図および第3
図(実開昭61−71530号公報参照)に示すようなものが
ある。図中符号1はフロントウインドパネル,2は車体パ
ネルで、この車体パネル2には、インストルメントパネ
ル3の上面部3aが螺結部材たる取付ビス4およびナット
5にて螺結されている。そして、螺結後には、マスク部
材6で二点鎖線で示す符号6′のように螺結部上を覆っ
て外観品質が確保されている。
一方、第4図(実開昭59−177525号公報参照)には他の
従来例を示す。これはインストルメントパネル3が上記
と同様に螺結され、オートエアコンセンサ7が取付けら
れたマスク部材6が設けられ、このオートエアコンセン
サ7のハーネス7aがインストルメントパネル3に形成さ
れた開口部3bから、インストルメントパネル3の内側に
挿通されるようになっている。
なお、図中符号8は空調用ダクト、9はエアコンであ
る。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記第3図に示すインストルメントパネ
ル部構造にあっては、インストルメントパネル3取付時
に、取付ビス4を落した場合に、狭小空間の部位3cに挟
まり、取出し難くなる。又、第4図に示す構造にあって
は、取付ビス4を落して、インストルメントパネル3の
開口部3bから落下した場合、この取付ビス4が空調用ダ
クト8やエアコン9に引っ掛かって取り出せないまま放
置せざるを得ない状態になると、走行時の異音発生の原
因となるおそれがあるという課題があった。
そこで、本考案は、螺結部材がインストルメントパネル
3の開口部から落下しても、途中の部材に引っ掛からな
いようにすることを目的としたものである。
課題を解決するための手段 この考案は、かかる目的を達するため、インストルメン
トパネルの上面部が車体パネルに螺結される一方、該イ
ンストルメントパネルの内側に空調用ダクトが略車幅方
向に沿って配設された自動車用インストルメント部構造
において、前記上面部の螺結部の近傍に螺結部材が落下
可能な大きさの開口部を形成し、該開口部の下側の前記
空調用ダクトに、前記開口部を通過した螺結部材を車両
後方側に案内する傾斜面を形成した自動車用インストル
メント部構造としたことを特徴としている。
作用 かかる手段によれば、インストルメントパネルの上面部
を車体パネルに螺結する際に、螺結部材たる取付ビス又
はナットを落した場合には、その螺結部の近傍に形成さ
れた開口部から下方に落下する。すると、この落下物
は、途中で引っ掛かることなく、空調用ダクトの傾斜面
によって車両後方に案内されてフロア上に落下すること
となる。ちなみに、車両前方に向かって案内された場合
には、エアコン等の部材に引っ掛かることとなる。
また、その開口部は、ハーネス挿通用にも利用でき、こ
の場合には、ハーネスを空調用ダクトの傾斜面で所定の
方向に案内することができることから、ハーネス接続作
業等を用意に行うことができる。
実施例 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す図である。
まず構成を説明すると、図中符号11は車体パネルで、こ
のパネル11の車両前方側上部11aには、フロントウイン
ドパネル12の下端部12aが接着剤13を介して固定される
と共に、この車体パネル11の車両後方側上部11bには、
インストルメントパネル14の上面部14aが螺結されてい
る。
具体的には、このインストルメントパネル14は、芯材14
bの表面に表皮部材14cが固定されて構成され、この表皮
部材14cの一部が切欠され、この切欠部14dの芯材14bに
挿通孔14eが穿設されると共に、車体パネル11にも、そ
の挿通孔14eに対応した挿通孔11cが穿設されている。そ
して、この車体パネル11にウエルドナット15が固定さ
れ、このウエルドナット15に前記挿通孔11c,14eに挿通
された螺結部材たる取付ビス16が螺合されている。
また、前記切欠部14dの芯材14bには、前記取付ビス16の
螺結部の近傍に開口部14fが形成されている。この開口
部14fの大きさは、取付ビス16が落下可能な大きさに設
定されている。
さらに、このインストルメントパネル14の内側には、略
車幅方向に沿って空調用ダクト17が配設されていると共
に、エアコン18が配設されている。そして、この空調用
ダクト17の前記開口部14fの下側部位に、傾斜面17aが形
成されている。この傾斜面17aにより、前記開口部14fか
ら落下した取付ビス16を車両後方(第1図右手方向)に
向けて案内してフロア19上に落下させるようにしてい
る。
さらにまた、インストルメントパネル14の切欠部14dに
は、マスク部材20が取出けられて取付ビス16が隠蔽され
るようになっている。このマスク部材20には、オートエ
アコンセンサ21が装着され、このセンサ21のハーネス21
aが前記開口部14fに挿通されるようになっている。
次に、かかる構成よりなるインストルメント部構造の作
用について説明する。
かかるインストルメントパネル14を取付けるには、取付
ビス16を挿通孔11c,14eに挿通した後、ウエルドナット1
5に螺合させて取付けるのであるが、取付工具(図示し
ない)の先端に係合した取付ビス16が自重で自然落下す
るおそれがある。すると、この取付ビス16は、開口部14
fを通り、空調用ダクト17の傾斜面17a上を転がり、この
傾斜面17aにて車両後方に向けて案内されることによ
り、フロア19上に落下することとなる。
従って、途中で引っ掛かることがないため、異音の発生
原因にならないと共に、フロア19上に落ちるので容易に
発見することができ、経済的である。また、この実施例
のようにオートエアコンセンサ21を有するものにあって
は、このセンサ21のハーネス21aを開口部14fを介してイ
ンストルメントパネル14内側に挿通することができる
が、この場合には、空調用ダクト17の傾斜面17aにより
ハーネス21aを案内することができ、このハーネス21aを
接続するのに簡単に作業を行うことができる。
前記螺結部材について、取付ビス16で説明したが、取付
ビス16を車体パネル11の車両後方側上部11bに固定し、
インストルメントパネル14の挿通孔14eを通し、該イン
ストルメントパネル14の挿通孔14eより突出した取付ビ
ス16に螺合させるナット15であってもよい。取付ビス16
でなくボルトでもよいことは勿論である。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、インスト
ルメントパネルの螺結部近傍に螺結部材が落下可能な大
きさの開口部を形成し、この開口部の下側の空調用ダク
トに落下した螺結部材を車両後方に案内する傾斜面を形
成することにより、インストルメントパネル取付時に、
螺結部材を落下させてしまった場合には、その傾斜面に
より車両後方に案内してフロア上に落下させることがで
きるため、途中で引っ掛かったりすることがなく、走行
時の異音の発生を防止できると共に、簡単に発見するこ
とができる。また、ハーネスを開口部を介してインスト
ルメントパネル内側に挿通する場合には、その傾斜面に
てハーネスを一定の方向に案内することができるため、
このハーネスの接続等を簡単に行うことができる。とい
う実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の自動車用インストルメント部構造の
一実施例を示す第3図に相当する断面図、第2図は自動
車用インストルメント部を示す外観斜視図、第3図は従
来のインストルメント部構造を示す第2図のIII−III線
に沿う断面図、第4図は他の従来例を示す第3図に相当
する自動車用インストルメント部構造の断面図である。 11…車体パネル 14…インストルメントパネル 14a…上面部 14f…開口部 15…ウエルドナット(螺結部材) 16…取付ビス(螺結部材) 17…空調用ダクト 17a…傾斜面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネルの上面部が車体パ
    ネルに螺結される一方、該インストルメントパネルの内
    側に空調用ダクトが略車幅方向に沿って配設された自動
    車用インストルメント部構造において、 前記上面部の螺結部の近傍に螺結部材が落下可能な大き
    さの開口部を形成し、該開口部の下側の前記空調用ダク
    トに、前記開口部を通過した螺結部材を車両後方側に案
    内する傾斜面を形成したことを特徴とする自動車用イン
    ストルメント部構造。
JP786088U 1988-01-25 1988-01-25 自動車用インストルメント部構造 Expired - Lifetime JPH0710942Y2 (ja)

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JP786088U JPH0710942Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25 自動車用インストルメント部構造

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Publication Number Publication Date
JPH01112125U JPH01112125U (ja) 1989-07-27
JPH0710942Y2 true JPH0710942Y2 (ja) 1995-03-15

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ID=31213234

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JPH01112125U (ja) 1989-07-27

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