JPH07109415A - 置換可能な不活性希釈剤を用いてコンタクトレンズを含む成形ヒドロゲル製品を製造する改良方法 - Google Patents

置換可能な不活性希釈剤を用いてコンタクトレンズを含む成形ヒドロゲル製品を製造する改良方法

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JPH07109415A
JPH07109415A JP6186858A JP18685894A JPH07109415A JP H07109415 A JPH07109415 A JP H07109415A JP 6186858 A JP6186858 A JP 6186858A JP 18685894 A JP18685894 A JP 18685894A JP H07109415 A JPH07109415 A JP H07109415A
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イバン・エム・ヌネズ
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フランク・エフ・モロツク
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ローラ・デイ・エリオツト
James D Ford
ジエイムズ・デイ・フオード
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 置換可能な不活性希釈剤を用いてコンタクト
レンズを含む成形ヒドロゲル製品を製造する改良方法。 【構成】 (1)(a)主要な割合で1種以上の親水性
モノマー類、例えばメタアクリル酸2−ヒドロキシエチ
ルなどと1種以上の架橋用モノマー類を含んでいるモノ
マー混合物、および(b)エトキシル化されているアル
キルグリコシドとの混合物などから選択される、希釈
剤、を含んでいる混合物を、重合条件下で成形またはキ
ャスティングし成形ゲルを生じさせ、(2)上記希釈剤
を水で置換する、段階により、ソフトコンタクトレンズ
の如き成形したヒドロゲル製品を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ソフトコンタクトレンズを含む
成形したヒドロゲル製品の製造に関するものであり、よ
り詳細には、新規な種類の置換可能(displace
able)不活性希釈剤を用いて上記製品を直接成形す
る方法に関する。
【0002】
【発明の背景】最近まで、ヒドロゲル型のソフトコンタ
クトレンズは旋盤機械加工またはスピンキャスティング
のどちらかで製造されていた。旋盤機械加工方法では、
本質的に無水の親水性ポリマー(キセロゲル)のレンズ
半加工品またはボタン状物を機械加工し、微細旋盤上で
磨いてレンズ形状を生じさせた後、水または食塩水に接
触させてこのポリマーの水和を行うことで所望のヒドロ
ゲルレンズを生じさせる。この旋盤機械加工操作で用い
られている機械加工段階は、ハードコンタクトレンズの
製造で用いられているのと同様であるが、但しこの場
合、このポリマーの水和を行っている間にそのレンズが
膨潤することに関するゆとりが必要とされる。
【0003】スピンキャスティング方法では、光学的に
磨いた凹面鋳型の中に親水性モノマー混合物を少量入れ
た後、この鋳型を回転させながらこのモノマー類を重合
させてキセロゲルレンズを生じさせる。重合を行ってい
る間にそのレンズの2つの光学表面が同時に生じる、即
ち凹面鋳型表面でその外側表面が生じ、そしてその回転
している鋳型によって生じる遠心力とその重合混合物が
示す表面張力とが組み合わさった作用によって、その内
側表面が生じる。このようにして製造したレンズを、旋
盤機械加工レンズの場合と同様に水または食塩水に接触
させて、このポリマーの水和を行うことでヒドロゲルレ
ンズを生じさせる。
【0004】より最近になって、ヒドロゲルコンタクト
レンズを製造する改良方法が開発され、この方法は、旋
盤機械加工方法またはスピンキャスティング方法のいず
れよりも高い経済性を示すばかりでなく、水和レンズが
示す最終形状に関する調節をより正確に行うことが可能
であると言った利点を有している。この新規な方法はモ
ノマー混合物を直接成形することを含んでおり、ここで
は、上記混合物を置換可能な非水系溶媒の中に溶解さ
せ、最終の所望ヒドロゲル(即ち水で膨潤した)レンズ
が示す正確な形状を有する鋳型の中にその混合物を入れ
た後、このモノマー/溶媒混合物に、このモノマー
(類)の重合が生じる条件を受けさせることにより、そ
の最終的所望ヒドロゲルレンズの形状でポリマー/溶媒
混合物を生じさせる。(この重合は、好適には非水系媒
体の中で実施される、と言うのは、水はその重合反応を
妨害する可能性があると共に、その得られるポリマーが
示す特性に悪影響を与え得るからである)。この重合が
完了した後、この溶媒を水で置換することによって、水
和したレンズを生じさせるが、このレンズが有する最終
的な大きさおよび形状は、その元の成形したポリマー/
溶媒品が有する大きさおよび形状に極めて類似してい
る。このような直接的ヒドロゲルコンタクトレンズ成形
は、Larsenの米国特許第4,495,313号およ
びLarsen他の米国特許第4,680,336号、
4,889,664号および5,039,459号の中に開
示されている。
【0005】Larsenの米国特許第4,495,31
3号およびLarsen他の米国特許第4,889,66
4号および5,039,459号の中に開示されている置
換可能希釈剤は、多価アルコール類の水置換可能ホウ酸
エステル類である。Larsen他の米国特許第4,6
80,336号の中に開示されている置換可能希釈剤
は、それらが示す粘度、並びに製造すべきヒドロゲルの
ポリマー成分が示すハンセン凝集(Hansen co
hesion)パラメーターとの比較におけるそれらの
凝集パラメーターを基にして選択した、水置換可能な有
機化合物である。
【0006】本発明は、ソフトコンタクトレンズの如き
成形したヒドロゲル製品を直接成形する時の置換可能希
釈剤として用いられ得る新規な種類の組成物の発見を基
としている。
【0007】
【発明の簡単な要約】
(1)(a)主要な割合で1種以上の親水性モノマー
類、例えばメタアクリル酸2−ヒドロキシエチルなどと
1種以上の架橋用モノマー類を含んでいるモノマー混合
物、および (b)(i)エトキシル化されているアルキルグルコシ
ド、(ii)エトキシル化されているビスフェノール
A、(iii)ポリエチレングリコール、(iv)プロ
ポキシル化されているアルキルグリコシドとエトキシル
化されているアルキルグリコシドとの混合物、(v)エ
トキシル化されているか或はプロポキシル化されている
アルキルグリコシドと12個以下の炭素原子を有する二
価アルコールとの単相混合物、(vi)ε−カプロラク
トンとC2-6アルカンジオール類およびトリオール類と
の付加体、(vii)エトキシル化されているC3-6
ルカントリオール、および(viii)(i)から(v
ii)の1種以上を含んでいる混合物、から成る群から
選択される、置換可能な非水系不活性希釈剤、を含んで
いる重合混合物を、上記モノマー混合物の重合を生じさ
せる条件下で成形またはキャスティングすることによっ
て、上記モノマー類のコポリマーと上記希釈剤の成形ゲ
ルを生じさせ、そして (2)その後、上記希釈剤を水で置換する、段階によ
り、ソフトコンタクトレンズの如き成形したヒドロゲル
製品を製造する。
【0008】
【従来技術】上に引用したLarsenおよびLars
en他の特許に加えて、関連した他の従来技術には下記
が含まれる:Larsenの米国特許第4,565,34
8号、Ohkada他の米国特許第4,347,198
号、Shepherdの米国特許第4,208,364
号、Mueller他のヨーロッパ特許出願公開第0
493 320 A2号およびWichterle他の
Re.27,401(米国特許第3,220,960
号)。
【0009】
【発明の詳細な記述】本発明の方法で用いる置換可能な
非水系の不活性希釈剤は、下記の群: (i)エトキシル化されているアルキルグルコシド、
(ii)エトキシル化されているビスフェノールA、
(iii)ポリエチレングリコール、(iv)プロポキ
シル化されているアルキルグリコシドとエトキシル化さ
れているアルキルグリコシドとの混合物、(v)エトキ
シル化されているか或はプロポキシル化されているアル
キルグリコシドと12個以下の炭素原子を有する二価ア
ルコールとの単相混合物、(vi)ε−カプロラクトン
とC2-6アルカンジオール類およびトリオール類と の付
加体、(vii)エトキシル化されているC3-6アルカ
ントリオール、および(viii)(i)から(vi
i)の1種以上を含んでいる混合物、から選択される。
【0010】これらの使用する希釈剤は、最終的には水
置換可能である。即ち、上記モノマー類のコポリマーと
上記希釈剤の成形ゲルを溶媒で処理することによって、
その希釈剤を除去しそして最終的にそれを水で置換す
る。多くの場合、この不活性希釈剤を除去する目的で用
いる溶媒は水である(或は生理食塩水の如き水溶液)。
しかしながら、望まれるならばそして本発明の方法で用
いる不活性希釈剤が示す溶解度特性に応じて、この不活
性希釈剤を置換する目的で最初に用いる溶媒は、エタノ
ール、メタノール、アセトン、グリセロール、それらの
混合物などの如き有機液体であるか、或は水と1種以上
の上記有機液体との混合物であってもよく、その後、純
水(または生理食塩水)を用いた抽出を行うことによっ
て、水で膨潤した上記モノマー類のコポリマーを含む形
成ゲルを生じさせることができる。
【0011】エトキシル化されているアルキルグリコシ
ド類およびプロポキシル化されているアルキルグリコシ
ド類は、式(I):
【0012】
【化1】
【0013】で表される組成物であり、ここで、R1
1-6アルキル基(好適にはメチル)を表し、各Rは独
立して−CH2−CH2−または−CH2−CH(CH3
−を表し、そしてw、x、yおよびzの合計は約5から
50(好適には5から30)の範囲内の数であり、そし
てこの合計は、この組成物内のエチレンまたはプロピレ
ンオキサイド単位の全数を表している。式(I)で表さ
れる希釈剤は、(i)エトキシル化されているアルキル
グルコシド、(ii)プロポキシル化されているアルキ
ルグリコシド、(iii)混合エトキシル化/プロポキ
シル化されているアルキルグリコシド、或は(i)、
(ii)および(iii)の2または3種の混合物であ
ってもよいが、但し式(I)で表される組成物の混合物
内のR基の主要な部分が−CH2−CH2−基を表すこと
を条件としている。エトキシル化されているアルキルグ
リコシド類およびプロポキシル化されているアルキルグ
リコシド類は商業的に入手可能な製品であり、これら
は、エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドと
アルキルグリコシドとを反応させることによって製造さ
れる。
【0014】エトキシル化されているか或はプロポキシ
ル化されているグリコシドはまた、12個以下の炭素原
子、好適には6個以下の炭素原子を有する二価アルコー
ルとの混合物として用いられ得る。これらの2種の材料
を含んでいる混合物は、この混合物が単相であるような
比率である必要がある。用いられ得る説明的二価アルコ
ール類には、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール
などが含まれる。
【0015】エトキシル化されているビスフェノールA
は、式(II):
【0016】
【化2】
【0017】で表される化合物であり、ここで、R2
−CH2−CH2−を表し、そしてm+nは約2から約1
00(好適には約4から約20)の範囲内の数であり、
そしてこれは、この組成物内に存在しているエチレンオ
キサイド単位の全数を表している。エトキシル化されて
いるビスフェノールAは商業的に入手可能な製品であ
り、エチレンオキサイドとビスフェノールAとを反応さ
せることによって製造される。
【0018】ポリエチレングリコールは、式(II
I): HO−(CH2−CH2O)n−H で表され得る化合物であり、ここで、nは、このポリエ
チレングリコールの分子量が約300から約10,00
0、好適には約400から5000の範囲内になるよう
な数を表している。このようなポリエチレングリコール
は商業的に入手可能な製品である。
【0019】ε−カプロラクトンとC2-6アルカンジオ
ールおよびトリオール類との付加体は、ε−カプロラク
トンとC2-6アルカンジオールまたはトリオールとを適
切な触媒の存在下で反応させることによって製造され
る。約300から約500の範囲内の分子量を有する上
記付加体が本発明で用いるに好適である。ε−カプロラ
クトンとアルカンジオールおよびトリオール類との付加
体は商業的に入手可能な製品である。
【0020】この不活性希釈剤としてまた、エトキシル
化されているトリオール類、例えばエトキシル化トリメ
チロールプロパン、エトキシル化グリセロール、エトキ
シル化1,2,6−ヘキサントリオール類なども用いられ
得る。上記材料が示す分子量は通常約200から約10
00の範囲内である。
【0021】本発明では上記の1種以上を含んでいる混
合物もまた用いられ得る。好適な例には、ポリエチレン
グリコールとエトキシル化ビスフェノールAとの混合
物、ポリエチレングリコールとエトキシル化アルキルグ
リコシドとの混合物、エトキシル化および/またはプロ
ポキシル化アルキルグリコシドとエトキシル化ビスフェ
ノールAとの混合物、並びにエトキシル化アルキルグリ
コシドとエトキシル化トリオール類との混合物などが含
まれる。
【0022】本発明の方法で用いるモノマー混合物は、
主要成分としての親水性モノマー、例えばメタアクリル
酸2−ヒドロキシエチル(「HEMA」)などと1種以
上の架橋用モノマー類を主要な割合で含んでいると共
に、任意に他のモノマー類、例えばメタアクリル酸など
を少量含んでいる。HEMAが1つの好適な親水性モノ
マーである。用いられ得る他の親水性モノマー類には、
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタアクリル酸2−
ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、メタアクリル酸3−ヒドロキシプロピル、N−ビニ
ルピロリドン、モノメタアクリル酸グリセロール、モノ
アクリル酸グリセロールなどが含まれる。
【0023】本発明で用いられ得る他の親水性モノマー
類には、重合性二重結合を含んでいる官能基で末端ヒド
ロキシル基の1個以上が置換されているポリオキシエチ
レングリコール類が含まれる。その例には、カルバメー
トもしくはエステル基などの如き連結部分を通してポリ
エチレンポリオールに結合している末端重合性オレフィ
ン基を1個以上有するポリエチレンポリオールを生じさ
せるように、1モル当量以上のエンドキャッピング(e
nd−capping)グループ、例えばメタアクリル
酸イソシアナトエチル(「IEM」)、無水メタアクリ
ル酸、塩化メタアクリロイル、塩化ビニルベンゾイルな
どと反応させた、ポリエチレングリコール、エトキシル
化アルキルグリコシドおよびエトキシル化ビスフェノー
ルAなどが含まれる。以下に示す実施例の中に、このよ
うな「エンドキャップした(end−capped)」
ポリオキシエチレンポリオール類の代表的製造をいくつ
か含める。
【0024】単独もしくは組み合わせとして用いられ得
る架橋用モノマー類には、ジメタアクリル酸エチレング
リコール(「EGDMA」)、トリメタアクリル酸トリ
メチロールプロパン(「TMPTMA」)、トリメタア
クリル酸グリセロール、ジメタアクリル酸ポリエチレン
グリコール(ここで、このポリエチレングリコールは例
えば約5000に及ぶ分子量を有している)、並びに他
のポリアクリル酸エステルおよびポリメタアクリル酸エ
ステル類、例えば末端メタアクリレート部分を2個以上
含んでいる上記エンドキャップしたポリオキシエチレン
ポリオール類などが含まれる。この架橋用モノマーは、
例えば反応性モノマー混合物100グラム当たり約0.
000415から約0.0156モルの通常量で用いら
れる。この架橋用モノマーは親水性モノマーであっても
よい。
【0025】用いられ得る他のモノマー類にはメタアク
リル酸が含まれ、これは、そのヒドロゲルが平衡時に吸
収する水の量に影響を与える目的で用いられる。メタア
クリル酸は通常親水性モノマー100重量部当たり約
0.2から約8部の量で用いられる。この重合混合物の
中に存在させ得る他のモノマー類には、メタアクリル酸
メトキシエチル、アクリル酸、紫外線吸収モノマー類な
どが含まれる。
【0026】このモノマー混合物の中に重合触媒を含有
させる。この重合触媒は、適当に上昇させた温度でフリ
ーラジカルを発生するラウロイルパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイド、イソプロピルパーカーボネー
ト、アゾビスイソブチロニトリルなどの如き化合物であ
ってもよいか、或はこの重合触媒は、光開始剤システ
ム、例えば芳香族α−ヒドロキシケトンまたは第三アミ
ンとジケトンなどであってもよい。光開始剤システムの
説明的例は、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ル−プロパン−1−オンおよびカンファキノンと4−
(N,N−ジメチルアミノ)安息香酸エチルとの組み合
わせである。この触媒は、HEMAの如き親水性モノマ
ー100重量部当たり例えば約0.1から約2重量部の
如き触媒有効量でその重合反応混合物内で用いられる。
【0027】以下に示す実施例は本発明の実施を説明す
るものである。これらの実施例の中で用いる材料のいく
つかを下記の如く識別する。
【0028】エトキシル化ビスフェノールA[エトキシ
ル化2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン] ― 「Phtonol 7025」[式(II)
中のm+n=8]および「Phtonol 7028」
[式(II)中のm+n=4]; エトキシル化トリメチロールプロパン ― 「Phto
nol 7158」[分子量=730]; 4−メトキシフェノール[ヒドロキノンのモノメチルエ
ーテル] ― 「MEHQ」; メタアクリル酸イソシアナトエチル ― 「IEM」; N,N−ジメチルアクリルアミド ― 「DMA」; ポリエチレングリコール ― 「PEG nnnn」
[ここで、「nnnn」は分子量を表している]; エトキシル化(またはプロポキシル化)メチルグリコシ
ド ― 「GLUCAME−5、P−10、E−10お
よびE−20」 ― [「E−5」は、メチルグリコシ
ドに付加しているエチレンオキサイド単位が全体で5で
あることを表示しており、「P−10」は、メチルグリ
コシドに付加しているプロピレンオキサイド単位が全体
で10であることを表示している、等々]; イソホロンジイソシアネート[5−イソシアナト−1−
(イソシアナトメチル)−1,3,3−トリメチルシクロ
ヘキサン] ― 「IPDI」; ポリエチレングリコールnnnのホウ酸エステル ―
「PEGnnnBAE」; 1,4−ブタンジオールのホウ酸エステル ― 「1,4
−BDBAE」; メタアクリル酸ヒドロキシエチル ― 「HEMA」; メタアクリル酸 ― 「MAA」; ジメタアクリル酸エチレングリコール ― 「EGDM
A」; トリメタアクリル酸トリメチロールプロパン ― 「T
MPTMA」; 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン
−1−オン ― 「DAROCURE 1173」; ポリカプロラクトントリオール=ε−カプロラクトンと
グリセロールとの反応生成物(エステル)、分子量約3
00 ― 「PCLT300」; 1,2,6−トリヒドロキシヘキサン ― 「1,2,6−
THH」; ジエチレングリコール ― 「DEG」; エチレングリコール ― 「EG」; 1,4−ブタンジオール ― 「1,4−BuDio
l」; 1,4−ブタンジオール/ホウ酸エステル ― 「1,4
−BDBAE」; 1,2−プロパンジオール ― 「1,2−ProDio
l」; ホウ酸/グリセロールエステル ― 「BAGE」。
【0029】試験方法 これらの実施例では下記の試験方法を用いる。
【0030】試験方法1:PhotoDSC測定8 830光熱量計アタッチメントおよびOmnither
mソフトウエアが備わっているDuPont DSCモ
デル910ユニットを用いて、全ての光熱量測定を行っ
た。全ての場合におけるサンプルサイズは4.5−6.0
mgであった。運転条件は下記の通りであった:温度4
5℃、N2雰囲気(照射に先立って40mL/分で10
分間パージ)、UVランプ源の強度は2.5−3.0mW
/cm2であった。下記の方程式: Rp max=([M]0/Q)(dQ/dt)max (1) から最大重合率(RP max)を計算したが、ここで、Q
および[M]0は、それぞれ、サンプルが発生する全熱
およびメタアクリレートの二重結合濃度を表しており、
そして(dQ/dt)maxは、観察される最大熱発生率
である(t=Tmaxにおける)[Tmax=ピーク発熱に至
る時間であり、これは、この重合がそれの最大反応率に
到達する時間に一致している]。この発熱の下の面積
(サンプルの単位質量当たりに発生する全熱、即ち
m)を積分しそしてこの量にサンプル質量を掛けるこ
とによって、そのDSCトレースからQを得ることを
特記する。希釈剤を含む組成の中に存在している二重結
合濃度を単に計算することによって、[M]0を得る。
RMM[「反応性モノマー混合物」(Reactive
Monomer Mixture)]単位体積当たり
のメタアクリレート基のモル数で表す[M]0を計算す
るには、このRMMの密度を測定する必要がある。
【0031】使用する特別な反応性モノマー混合物内で
成功裏に用いられ得る置換可能不活性希釈剤に関するT
maxは通常約0.2から約3.5分、好適には約0.4から
約2.5分の範囲内に入ることが見いだされた。従っ
て、コンタクトレンズとして用いるに有効なモノマー類
のコポリマーの成形ゲル(この試験ではコンタクトレン
ズの形状である必要はなく、如何なる形状であってもよ
い)を製造する目的で、提案されている何らかの置換可
能不活性希釈剤を何らかの与えらえた反応性モノマー混
合物と一緒に用いることが可能であるか否かを決定する
に便利な試験は、上に示したPhotoDSC試験でT
maxを測定する試験である。その特別なRMMに有効
な、置換可能不活性希釈剤は、上に与えた範囲内のT
maxを生じる。
【0032】光学的に奇麗なゲルを製造するには、多く
の場合、上に示したPhotoDSC試験でその反応性
モノマー混合物が示す、Tmaxにおける変換%(Tmax
至るまでのDSCトレース下の面積を、このDSCトレ
ース下の全面積で割ることによって決定する如き)が少
なくとも40%、好適には少なくとも50%である必要
があることもまた見いだされた。
【0033】試験方法2:RMMと希釈剤の密度測定 アルキメデス原理を基にした方法で全ての液体密度を測
定した。液体密度キット(この製造業者から入手可能)
を取り付けたSartorius Research天
秤を用いて全ての測定を実施した。この方法は、試験す
べき液体の中と外でガラス球の重量を測定することにあ
る。公知密度の液体(例えば水)を用いて、このガラス
球の体積を予め測定しておく。
【0034】高粘度の液体(例えばホウ酸エステル)が
示す密度に関しては、与えられた温度の脱イオン水を用
いて予めその体積を測定したアルミニウム比重びんを用
いてその測定を行った。
【0035】試験方法3:引張り特性(モジュラス、伸
びおよび強度) 試験すべきレンズを機械加工して、所望の試験片サイズ
と形状にした後、その断面積を測定した。次に、このサ
ンプルを、ロードセルが備わっているクロスヘッド移動
型の試験装置の上部グリップの中に取り付ける。このク
ロスヘッドを初期ゲージ長にまで下げ、そしてそのサン
プル片をその固定グリップに取り付ける。次に、このサ
ンプルを一定の歪み率で伸ばし、そしてその得られる応
力−歪み曲線を記録する。その伸びをパーセントで表
し、そして引張りモジュラスと強度をpsi(ポンド/
平方インチ)で表す。コンタクトレンズとして有効な成
形ゲルに関しては、この成形ゲルが示すモジュラスは少
なくとも約20psi、好適には少なくとも約25ps
iでなくてはならないことが見いだされた。
【0036】試験方法4:重量水含有量 重量水含有量測定用サンプルを下記の如く調製した。
【0037】多数の直径20mm×深さ3mmのポリス
チレン製筒状空洞の中に、脱気したHEMAを基とする
調合物を手で充填した後、N2雰囲気中、蛍光管の下で
約20分間硬化させた。測定した全エネルギー量は1.
2−1.6ジュール/cm2であった。ホットプレートを
用いて、そのポリスチレン製空洞の鋳型から、そのポリ
マー/希釈剤盤を取り出した。次に、この盤を7番せん
孔を用いて機械加工することにより、直径が9−10m
mの盤が得られた。典型的には、厚さが1−1.5mm
の盤を得るに充分な量の反応性モノマー混合物をそのポ
リスチレン製空洞の中に充填する。この希釈剤で膨潤し
ているポリマー盤を70℃の脱イオン水中で3時間水和
させた後、室温で更に3日間そのままにしておく。次
に、これらの盤を、そのDI(脱イオン)水浴から取り
出し、10−15時間空気乾燥させた後、100℃で2
時間真空(<1.5mmHg)乾燥させる。各盤の重さ
を測定した後、この盤を生理食塩水の中に2日間入れ
る。次に、これらのポリマー盤をその食塩溶液から取り
出し、注意深く吸い取ることで表面水を除去した後、再
び重量測定を行う。次に、下記: 水(%)=100(mwet−mdry)/mwet (2) の如くその水含有量を計算するが、ここで、mdryおよ
びmwetはそれぞれ水和前と後のポリマー盤の重量を表
している。
【0038】試験方法5:酸素透過率(Dk) Fatt他「ヒドロゲルレンズおよび材料が示す酸素伝
達率と透過率の測定」「International
Contact Lens Clinic」、9巻/N
o.2、1982年3月/4月、76頁の方法を用い
て、酸素透過率を測定した。この方法では、直径が4m
mの金陰極と銀−塩化銀の環陽極が備わっているポーラ
ログラフィー酸素センサーを用いる。この測定した酸素
透過率をDkで表すが、ここで、Dは、試験すべき材料
内における酸素の拡散係数を表しており、そしてkはそ
の材料内における酸素の溶解度である。透過率(Dk)
の単位は(cm2/s)(O2のmL/mL・mmHg)
である。
【0039】以下に示す6つの実施例は、反応性架橋剤
(実施例1−4)および2つの従来技術希釈剤(実施例
5および6)の製造を説明するものである。
【0040】
【実施例】
実施例1 ジキャップしたエトキシル化ビスフェノールA(BPA
890)の合成 5リットルの3つ口丸底フラスコに、728g(1.2
55モル)の乾燥Photonol 7025(分子量
=580g/モル)、1.5Lの乾燥アセトニトリル、
1.0gの4−メトキシフェノール(MEHQ)および
0.5gのカプリル酸第一錫(ジオールに対して約0.1
モル%)を入れる。これらの成分を入れた後、その得ら
れる溶液を乾燥O2で30−45分間パージする(この
目的で気体拡散器を用いる)。このO2パージが完結し
た後、365g(2.35モル)のメタアクリル酸イソ
シアナトエチル(IEM)と730gのアセトニトリル
を1Lの滴下漏斗に仕込む(好適にはこの操作をN2
で実施する)。
【0041】次に、その5Lの丸底フラスコに上記滴下
漏斗の内容物(即ちIEM溶液)を激しく撹拌しながら
滴下する。この滴下は約2−3時間で完了すべきであ
る。このIEM滴下が完了した後、その滴下漏斗を50
−100mLのアセトニトリルで濯ぐ。赤外スペクトル
における2270cm-1のNCO吸収が消失するのを追
跡することによって、この反応の進行を監視する。減圧
下でアセトニトリルを除去し、そしてその得られる粘性
を示す液状のジキャップしたビスフェノールA890を
そのまま用いる。
【0042】実施例2 ジキャップしたポリエチレングリコール(PEG)40
00の合成 機械撹拌と気体導入管を取り付けた1Lの3つ口丸底フ
ラスコに、乾燥PEG4000を全体で200g(0.
05モル)入れる。この反応容器内に乾燥窒素ブランケ
ットを樹立する。このフラスコに乾燥アセトニトリルを
375g加えた後、上記PEG4000が完全に溶解す
るまで放置する。その後、カプリル酸第一錫を2滴そし
てMEHQを500ppm加える。100mLの滴下漏
斗に15.52g(0.100モル)のIEMと50mL
のアセトニトリルを入れる。このIEMの滴下が完了し
た後、赤外スペクトルにおける2270cm-1のNCO
吸収が消失するのを追跡することによって、この反応の
進行を監視する。この反応が完了した後、減圧下でアセ
トニトリルを除去し、そしてその得られる白色ワックス
状のジキャップしたPEG4000をそのまま用いる。
【0043】実施例3 ジキャップしたポリエチレングリコール(PEG)45
00の合成 機械撹拌と気体導入管を取り付けた1Lの3つ口丸底フ
ラスコに、乾燥PEG4500を全体で22534g
(0.05モル)入れる。この系を逐次的に乾燥窒素と
乾燥酸素でフラッシュ洗浄する。このフラスコに乾燥ア
セトニトリルを375g加えた後、上記PEG4500
が完全に溶解するまで放置する。その後、カプリル酸第
一錫を2滴そしてMEHQを500ppm加える。10
0mLの滴下漏斗に15.52g(0.100モル)のI
EMと50mLのアセトニトリルを入れる。このIEM
の滴下が完了した後、2270cm-1のNCO吸収が消
失するのを追跡することによって、この反応の進行を監
視する。この反応が完了した後、減圧下でアセトニトリ
ルを除去し、そしてその得られる白色ワックス状のジキ
ャップしたPEG4500をそのまま用いる。
【0044】実施例4 GLUCAM E−20/ポリエチレングリコール(P
EG)4500誘導体の合成 機械撹拌と気体導入管を取り付けた1Lの3つ口丸底フ
ラスコに、乾燥PEG4500を全体で100g(0.
022モル)入れる。次に、この系を逐次的に乾燥窒素
と乾燥酸素でフラッシュ洗浄する。その後、このフラス
コに乾燥アセトニトリルを375g加えた後、上記PE
G4500が完全に溶解するまで放置する。その後、カ
プリル酸第一錫を2滴そしてMEHQを500ppm加
える。滴下漏斗に3.41g(0.022モル)のIEM
と10mLのアセトニトリルを入れる。このIEMの滴
下が完了した後、赤外スペクトルにおける2270cm
-1のNCO吸収が消失するのを追跡することによって、
この反応の進行を監視する。このピークが完全に消失し
た時点で、上記反応混合物を500mLの滴下漏斗に移
す。200gの乾燥アセトニトリルと4.89g(0.0
22モル)のイソホロンジイソシアネート(IPDI)
の溶液が入っている2Lの3つ口丸底フラスコに、上記
滴下漏斗の内容物をゆっくりと加える。この添加全体を
通して充分な機械的撹拌を行う処置が必要である。この
添加が完了した後、赤外スペクトルにおいて3400c
-1に中心を有するPEGヒドロキシルピークが消失す
るのを監視することによって、この反応を追跡する。次
に、上記混合物に、50mLのアセトニトリルの中に入
っている6.0g(0.006モル)のGLUCAM E
−20を加える。2270cm-1のNCO吸収が消失し
た後、減圧下でアセトニトリルを除去し、そしてその得
られる白色粉末状のGLUCAM E−20/PEG4
500固体をそのまま用いる。
【0045】実施例5 PEG400のホウ酸エステル希釈剤(PEG 400
BAE)の合成 2Lのロータリーエバポレーターフラスコの中にポリエ
チレングリコール400(PEG400)を全体で40
0g(1モル)入れる。このフラスコにホウ酸を12
3.7g(2.0モル)加える。このフラスコをロータリ
ーエバポレーターに取り付けた後、圧力をゆっくりと
0.5−1.0mmHgにまで下げる。最大真空を確立し
た後、この浴の温度をゆっくりと92℃にまで上昇させ
る。ホウ酸エステルが生じるにつれてこの反応物から水
が回収される。粘性を示す透明な液体状のPEG400
BAEをそのまま用いる。[この希釈剤は、Larse
n他の米国特許第5,039,459号および4,889,
664号の中に開示されている従来技術希釈剤の説明で
ある。] 実施例6 1,4−ブタンジオールのホウ酸エステル(1,4−BD
BAE)の合成 3Lのロータリーエバポレーターフラスコの中にホウ酸
を全体で277.7g(4.5モル)入れた。このフラス
コに1,4−ブタンジオールを1,223g(13.6モ
ル)入れた。次に、このフラスコをロータリーエバポレ
ーターに取り付けた後、圧力をゆっくりと0.5−1.0
mmHgにまで下げる。最大真空を確立した後、この浴
の温度を20分毎に約5℃の割合でゆっくりと85℃に
まで上昇させる。ホウ酸エステルが生じるにつれてこの
反応物から水が回収される。粘性を示す透明な液体状の
1,4−BDBAEをそのまま用いる。[この希釈剤
は、Larsen他の米国特許第5,039,459号お
よび4,889,664号の中に開示されている従来技術
希釈剤の説明である。] 実施例7−35 これらの実施例では、以下に示す反応性モノマー混合物
からソフトコンタクトレンズを製造する目的で種々の希
釈剤を用いた。
【0046】HEMAを96.8重量%、メタアクリル
酸を1.97重量%、ジメタアクリル酸エチレングリコ
ール(EGDMA)を0.78重量%、トリメタアクリ
ル酸トリメチロールプロパン(TMPTMA)を0.1
重量%、そしてDAROCUR1173を0.34%用
いてブレンド物を調製する。このモノマー混合物に、評
価すべき置換可能不活性希釈剤を加える。この調合物を
周囲温度で完全混合した後、この混合物を減圧(40m
mHg)下で30分間(25℃で)撹拌し、続いてコン
タクトレンズ用鋳型に移す。この充填した鋳型を約50
℃で20分間UV光(波長=300−380nm、線量
=1.2−1.6ジュール/cm2)に暴露する。これら
の鋳型を分離させた後、70℃の生理食塩水の中に3.
0時間入れることによって、その不活性希釈剤と全ての
残存している未反応モノマー類の除去を行う。この初期
水和期間後、新鮮な生理食塩水が入っている浴の中で室
温になるまで平衡にする。次に、試験方法3、4および
5に従ってこれらのレンズの試験を行う。
【0047】以下の表は、実施例7−35に関する、評
価した希釈剤、モノマー/希釈剤比、試験方法3、4お
よび5に従って行った試験結果を示している。
【0048】 実施例7 実施例8 実施例9 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: GLUCAM E20 GLUCAM E10 GLUCAM E5 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 34±4 36±3 33±4 伸び(%) 149±50 148±63 174±46 引張り強度(psi) 40±10 40±12 46±9 水含有量(%) 57.4±.7 54.4±.2 59.9±.3 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.75 1.65 1.48 変換率@Tmax(%) 64.5 64.7 61.4 実施例10 実施例11 実施例12 対照 対照 (従来技術) (従来技術) 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: 1,2,6-THH グリセロール Phot 7158 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 25±2 40±3 27±2 伸び(%) 183±53 119±33 174±49 引張り強度(psi) 36±80 37±72 37±7 水含有量(%) 59.9±.1 60.6±.6 59.5±.3 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.80 1.53 2.15 変換率@Tmax(%) 73.4 70.9 65.1 実施例13 実施例14 実施例15 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: Phot 7025 Phot 7028 PCLT300 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 33±3 34±3 29±3 伸び(%) 200±76 191±48 179±55 引張り強度(psi) 48±15 47±9 40±9 水含有量(%) 62.2±.2 59.3±.5 61.0±.6 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.52 1.47 1.72 変換率@Tmax(%) 62.2 61.2 69.0 実施例16 実施例17 実施例18 対照 対照 対照 (従来技術) (不透明) (従来技術) 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: 1,4-DBDAE GLUCAM P10 DEG モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 27±2 16±4 14±3 伸び(%) 124±20 266±35 203±56 引張り強度(psi) 28±35 48±12 25±4 水含有量(%) 62.6±.6 63.5±.5 65.4±.8 ヒドロゲル 透明 不透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.08 0.87 4.83 変換率@Tmax(%) 59.5 31.5 83.3 実施例19 実施例20 実施例21 対照 対照 (従来技術) (従来技術) 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: PEG 400BAE BAGE PEG 400 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 33±2 34±2 25±3 伸び(%) 134±29 114±42 179±35 引張り強度(psi) 35±5 34±8 19±2 水含有量(%) 60.4±.2 62.7±.3 62.7±.8 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 0.52 1.37 3.61 変換率@Tmax(%) 34.8 68.8 68.9 実施例22 実施例23 実施例24 対照 対照 (低モジュラス) (従来技術) (従来技術) 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: 1,4-BuDiol 1,2-ProDiol EG モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 13±1 16±1 23±2 伸び(%) 215±66 215±53 168±30 引張り強度(psi) 23±6 28±6 27±4 水含有量(%) 66.4±.6 −− 59.9±.2 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 3.42 5.48 4.80 変換率@Tmax(%) 65.4 71.5 75.0 実施例25 実施例26 実施例27 対照 対照 対照 (不透明) (不透明) (不透明) 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): GLUCAM P−10 95 85 70 GLUCAM E−10 5 15 30 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 12±1 17±2 21±2 伸び(%) 282±56 233±45 192±42 引張り強度(psi) 43±9 44±8 40±11 水含有量(%) 68.7±.4 69.8±.6 68.9±.4 ヒドロゲル 不透明 不透明 不透明 動的パラメーター: Tmax(分) 0.85 0.98 1.14 変換率@Tmax(%) 28.8 38.5 49.1 実施例28 実施例29 組成(%): HEMA 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 希釈剤(%): GLUCAM P−10 40 20 GLUCAM E−10 60 80 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 38±3 38±4 伸び(%) 162±32 199±55 引張り強度(psi) 44±9 49±11 水含有量(%) 59.5±.2 58.4±.5 ヒドロゲル 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.47 1.56 変換率@Tmax(%) 62.2 64.1 実施例30 実施例31 実施例32 対照 対照 (不透明) (不透明) 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 MAA 1.97 1.97 1.97 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): GLUCAM P−10 95 85 70 1,4−BuDiol 5 15 30 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 14±1 21±3 25±4 伸び(%) 209±49 194±43 175±59 引張り強度(psi) 35±9 41±10 31±10 水含有量(%) 69.3±.6 70.1±.3 62.2±.3 ヒドロゲル 不透明 不透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 0.96 1.21 2.24 変換率@Tmax(%) 37.5 51.6 66.2 実施例33 実施例34 実施例35 (モジュラス (モジュラス (モジュラス 境界線) 境界線) 境界線 組成(%): HEMA 96.8 96.8 96.8 EGDMA 0.78 0.78 0.78 TMPTMA 0.1 0.1 0.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): GLUCAM P−10 50 40 20 1,4−BuDiol 50 60 80 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 20±3 21±2 19±1 伸び(%) 160±41 201±63 258±80 引張り強度(psi) 23±7 31±60 36±90 水含有量(%) 62.2±.3 62.4±.4 62.9±.1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 2.81 3.23 3.43 変換率@Tmax(%) 69.4 68.9 60.2実施例36−39 これらの実施例では、種々の割合でHEMA、実施例4
の反応性架橋剤およびDarocur 1173を含ん
でいる反応性モノマー混合物と一緒に希釈剤としてPh
otonol 7025を用いた。下記が説明的製造で
ある。
【0049】実施例4に記述したPEG 4500−G
LUCAM E−20誘導体を25重量%、Daroc
ur 1173を0.35重量%およびHEMAを7
4.7重量%含んでいるモノマー混合物を、モノマーが
48%で希釈剤が52%のブレンド物を生じるような量
で、置換可能不活性希釈剤であるPhotonol 7
025と混合した。上記調合物を65℃で完全混合した
後、この混合物を減圧(40mmHg)下で30分間
(65℃で)撹拌し、続いてコンタクトレンズ用鋳型に
移す。この充填した鋳型を約65℃で20分間UV光
(波長=300−380nm、線量=1.2−1.6ジュ
ール/cm2)に暴露する。次に、これらの鋳型を分離
させた後、70℃の生理食塩水の中に3.0時間入れる
ことによって、その不活性希釈剤と全ての残存している
未反応モノマー類の除去を行う。この初期水和期間後、
新鮮な生理食塩水が入っている浴の中で室温になるまで
これらのレンズを平衡にする。次に、試験方法3、4お
よび5に従ってこれらのレンズの試験を行う。
【0050】以下の表は、実施例36−39に関する、
反応性モノマー混合物内で用いた比率および試験方法
3、4および5に従って行った試験結果を示している。
【0051】 実施例36 実施例37 実施例38 実施例39 (モジュラス (モジュラス (モジュラス(モジュラス 境界線) 境界線) 境界線) 境界線) 組成(%): HEMA 74.7 64.7 49.7 39.7 PEG4500-GLUE20 25 35 50 60 Darocur 1173 0.35 0.35 0.35 0.35 希釈剤: Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 22±1 19±1 22±8 20±3 伸び(%) 266±42 218±44 180±76 160±41 引張り強度(psi) 35±5 30±5 15±2 23±7 水含有量(%) 55±2 69±1 70±1 80±2 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 Dk 31.5 40.3 60.5 41.3実施例40−44 これらの実施例では、種々の割合でHEMA、MAA、
PEG 4500XL(実施例3)、BPA890XL
(実施例1)およびDarocur 1173を含んで
いる反応性モノマー混合物と一緒に希釈剤としてPho
tonol 7025を用いた。下記が説明的製造であ
る。
【0052】実施例3に記述したPEG 4500−架
橋剤を5.78重量%、実施例1に記述したエトキシル
化ビスフェノールA架橋剤を11.1重量%、Daro
cur 1173を0.34重量%、メタアクリル酸を
1.98重量%およびHEMAを80.8重量%含んでい
る反応性モノマーブレンド物を、モノマー混合物を48
%にしそして希釈剤を52%にするに充分な量でPho
tonol 7025と混合した。上記ブレンド物を6
5℃で完全混合した後、この混合物を減圧(40mmH
g)下で30分間(65℃で)撹拌し、続いてコンタク
トレンズ用鋳型に移す。この充填した鋳型を約65℃で
20分間UV光(波長=300−380nm、線量=
1.2−1.6ジュール/cm2)に暴露する。次に、こ
れらの鋳型を分離させた後、70℃の生理食塩水の中に
3.0時間入れることによって、その不活性希釈剤と全
ての残存している未反応モノマー類の除去を行う。この
初期水和期間後、新鮮な生理食塩水が入っている浴の中
で室温になるまでこれらのレンズを平衡にする。次に、
試験方法3、4および5に従ってこれらのレンズの試験
を行う。
【0053】以下の表は、実施例40−44に関する、
モノマー類の比率および試験方法3、4および5に従っ
て行った試験結果を示している。
【0054】 実施例40 実施例41 実施例42 組成(%): HEMA 80.8 75.3 64.5 MAA 1.98 1.98 1.98 PEG4500XL 5.78 11.1 22.1 BPA890XL 11.1 11.1 11.1 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 68±6 84±9 80±9 伸び(%) 57±16 59±13 90±27 引張り強度(psi) 48±12 51±9 76±19 水含有量(%) 36±1 41±1 52±1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 Dk 20.5 23.0 28.8 実施例43 実施例44 組成(%): HEMA 53.9 41.9 MAA 1.98 1.98 PEG4500XL 32.7 44.7 BPA890XL 11.1 11.1 Darocur 1173 0.34 0.34 希釈剤: Pho 7025 Pho 7025 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 84±8 81±9 伸び(%) 84±22 80±32 引張り強度(psi) 73±16 78±34 水含有量(%) 59±1 63±1 ヒドロゲル 透明 透明 Dk 35.7 39.7実施例45−59 これらの実施例では、種々の割合でHEMA、MAA、
PEG 4000XL(実施例2)、ジメタアクリル酸
ジグリシジルビスフェノールA(実施例1)およびDa
rocur 1173を含んでいる反応性モノマー混合
物と一緒に希釈剤としてPhotonol 7025を
用いた。下記が説明的製造である。
【0055】HEMAを90.6重量%、MAAを1.
98重量%、実施例2に記述したPEG 4000XL
−架橋剤を5重量%、実施例1のジメタアクリル酸ジグ
リシジルビスフェノールA架橋剤を2.04重量%およ
びDarocur 1173を0.34重量%含んでい
る反応性モノマーブレンド物を、モノマー混合物を48
%にしそして希釈剤を52%にするに充分な量でPho
tonol 7025と混合した。上記ブレンド物を6
5℃で完全混合した後、この混合物を減圧(40mmH
g)下で30分間(65℃で)撹拌し、続いてコンタク
トレンズ用鋳型に移す。この充填した鋳型を約65℃で
20分間UV光(波長=300−380nm、線量=
1.2−1.6ジュール/cm2)に暴露する。次に、こ
れらの鋳型を分離させた後、70℃の生理食塩水の中に
3.0時間入れることによって、その不活性希釈剤と全
ての残存している未反応モノマー類の除去を行う。この
初期水和期間後、新鮮な生理食塩水が入っている浴の中
で室温になるまでこれらのレンズを平衡にする。次に、
試験方法3、4および5に従ってこれらのレンズの試験
を行う。
【0056】以下の表は、実施例45−59に関する、
モノマー類の比率および試験方法3、4および5に従っ
て行った試験結果を示している。
【0057】 実施例45 実施例46 実施例47 実施例48 組成(%): HEMA 90.6 85.6 75.6 65.6 MAA 1.98 1.98 1.98 1.98 PEG4000XL 5 10 20 30 DGBPA510 2.04 2.04 2.04 2.04 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤: Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 43±3 44±3 50±2 49±6 伸び(%) 133±35 148±34 135±35 139±38 引張り強度(psi) 44±11 46±10 49±9 53±13 水含有量(%) 42±1 45±1 52±1 56±1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 Dk 30.3 33.6 39.4 42.7 動的パラメーター: Tmax(分) 1.52 1.19 1.26 −− 変換率@Tmax(%) 53.8 59.3 49.2 −− 実施例49 実施例50 実施例51 実施例52 組成(%): HEMA 55.6 89.2 84.2 73.8 MAA 1.98 1.98 1.98 1.98 PEG4000XL 40 5 10 20 DGBPA510 2.04 3.84 2.04 2.04 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤: Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 47±7 60±4 60±5 62±3 伸び(%) 118±33 94±29 126±25 129±33 引張り強度(psi) 44±12 48±11 64±15 64±15 水含有量(%) 61±1 37±1 40±1 47±1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 Dk 49.5 25.4 27.6 35.1 実施例53 実施例54 実施例55 実施例56 組成(%): HEMA 63.8 53.8 91.6 86.6 MAA 1.98 1.98 0.98 0.98 PEG4000XL 30 40 5 10 DGBPA510 2.04 2.04 2.04 2.04 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤: Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 60±4 52±11 43±3 49±5 伸び(%) 109±41 108±27 124±37 131±37 引張り強度(psi) 50±15 52±13 42±9 48±10 水含有量(%) 54±2 57±1 48±1 52±1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 Dk 41.4 46.3 20.8 48.10 動的パラメーター: Tmax(分) −− −− 1.18 1.13 変換率@Tmax(%) −− −− 62.0 60.0 実施例57 実施例58 実施例59 組成(%): HEMA 76.6 66.6 56.6 MAA 0.98 0.98 0.98 PEG4000XL 30 30 40 DGBPA510 2.04 2.04 2.04 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: Pho 7025 Pho 7025 Pho 7025 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 49±3 48±5 46±2 伸び(%) 141±35 123±43 130±51 引張り強度(psi) 53±10 49±14 52±18 水含有量(%) 60±1 65±1 70±1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 Dk 31.1 40.2 44.0 動的パラメーター: Tmax(分) 0.89 0.82 0.68 変換率@Tmax(%) 53.4 52.7 46.4実施例60−69 これらの実施例では、種々の割合でHEMA、MAA、
PEG 4500XL(実施例3)、ジメタアクリル酸
ジグリシジルビスフェノールA(実施例1)およびDa
rocur 1173を含んでいる反応性モノマー混合
物と一緒に希釈剤としてGLUCAM E20を用い
た。下記が説明的製造である。
【0058】実施例3に記述したPEG 4500−架
橋剤を5.7重量%、実施例1に記述したエトキシル化
ビスフェノールAを4.98重量%、Darocur
1173を0.35重量%、メタアクリル酸を1.98重
量%およびHEMAを87.0重量%含んでいる反応性
モノマーブレンド物を、モノマー混合物を48%にしそ
して希釈剤を52%にするに充分な量のGLUCAM
E−20と混合した。上記ブレンド物を65℃で完全混
合した後、この混合物を減圧(40mmHg)下で30
分間(65℃で)撹拌し、続いてコンタクトレンズ用鋳
型に移す。この充填した鋳型を約65℃で20分間UV
光(波長=300−380nm、線量=1.2−1.6ジ
ュール/cm2)に暴露する。次に、これらの鋳型を分
離させた後、70℃の生理食塩水の中に3.0時間入れ
ることによって、その不活性希釈剤と全ての残存してい
る未反応モノマー類の除去を行う。この初期水和期間
後、新鮮な生理食塩水が入っている浴の中で室温になる
までこれらのレンズを平衡にする。次に、試験方法3、
4および5に従ってこれらのレンズの試験を行う。
【0059】以下の表は、実施例60−69に関する、
モノマー類の比率および試験方法3、4および5に従っ
て行った試験結果を示している。
【0060】 実施例60 実施例61 実施例62 実施例63 組成(%): HEMA 87.0 81.8 73.7 59.4 MAA 1.98 1.98 1.98 1.98 PEG4500XL 5.7 10.9 19 33.3 BPA890XL 4.98 4.98 4.98 4.98 Darocur 1173 0.35 0.35 0.35 0.35 希釈剤: GLUCAM E20 GLUCAM E20 GLUCAM E20 GLUCAM E20 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 63±7 63±5 66±4 70±5 伸び(%) 119±23 120±33 142±35 145±34 引張り強度(psi) 33±12 34±14 46±18 51±19 水含有量(%) 56±1 58±1 62±1 68±1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 Dk 25.9 27.7 32.3 38.7 実施例64 実施例65 実施例66 組成(%): HEMA 48.5 83.1 77.9 MAA 1.98 1.98 1.98 PEG4500XL 44.2 5.7 10.9 BPA890XL 4.98 8.9 8.9 Darocur 1173 0.35 0.35 0.35 希釈剤: GLUCAM E20 GLUCAM E20 GLUCAM E20 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 80±12 86±8 89±4 伸び(%) 159±36 114±14 120±30 引張り強度(psi) 68±24 40±15 43±19 水含有量(%) 71±1 53±1 55±1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 Dk 45.0 21.0 23.4 実施例67 実施例68 実施例69 組成(%): HEMA 69.8 55.5 44.6 MAA 1.98 1.98 1.98 PEG4500XL 19 33.3 44.2 BPA890XL 8.9 8.9 8.9 Darocur 1173 0.35 0.35 0.35 希釈剤: GLUCAM E20 GLUCAM E20 GLUCAM E20 モノマー/希釈剤比 48:52 48:52 48:52 特性: モジュラス(psi) 89±5 96±6 102±6 伸び(%) 127±35 163±25 162±25 引張り強度(psi) 49±25 82±21 87±15 水含有量(%) 60±1 65±1 69±2 ヒドロゲル 透明 透明 透明 Dk 29.2 34.5 40.3 実施例70 (モノキャップしたポリエチレングリコール3350の
合成) 「PEG 3350MC」機械撹拌と気体導入管を取り
付けた3つ口フラスコに、乾燥PEG3350を全体で
200g(0.060モル)入れる。この系を乾燥窒素
に続いて乾燥酸素でフラッシュ洗浄する。このPEG
3350に乾燥アセトニトリルを600g加えた後、上
記PEG3350が全部完全に溶解するまで混合する。
その後、カプリル酸第一錫を2滴そしてMEHQを50
0ppm加える。滴下漏斗によりメタアクリル酸イソシ
アナトエチルを8.69g(0.056モル)加える。こ
の反応を室温で24−28時間進行させる。赤外スペク
トルにおける2270cm-1のNCO吸収消失を用いて
この反応の進行を追跡する。減圧下でアセトニトリルを
除去し、そしてその白色ワックス状のモノキャップした
PEG3350をそのまま用いる。
【0061】実施例71−107 これらの実施例では、HEMA、DMA、PEG 40
00XL(実施例2)、ジメタアクリル酸ジグリシジル
ビスフェノールA(実施例1)、PEG 3350MC
(実施例70)およびDarocur 1173を含ん
でいる反応性モノマー混合物と一緒に種々の希釈剤およ
び希釈剤混合物を用いた。下記が説明的製造である。
【0062】HEMAを64.7重量%、N,N−ジメ
チルアクリルアミド(DMA)を20.0重量%、実施
例2に記述したジキャップしたPEG 4000架橋
剤、実施例1に記述したエトキシル化ビスフェノールA
架橋剤を2.0重量%、実施例70に記述したモノキャ
ップしたPEG 3350を6.0重量%そしてDar
ocur 1173を0.34重量%用いて反応性モノ
マーブレンド物を調製した。このモノマーブレンド物6
0重量%に、置換可能不活性希釈剤としてPEG100
0を40%加えた。上記ブレンド物を60℃で完全混合
した後、この混合物を減圧(40mmHg)下で30分
間(60℃で)撹拌し、続いてコンタクトレンズ用鋳型
に移す。この充填した鋳型を約60℃で20分間UV光
(波長=300−380nm、線量=1.2−1.6ジュ
ール/cm2)に暴露する。次に、これらの鋳型を分離
させた後、70℃の生理食塩水の中に3.0時間入れる
ことによって、その不活性希釈剤と全ての残存している
未反応モノマー類の除去を行う。この初期水和期間後、
新鮮な生理食塩水が入っている浴の中で室温になるまで
これらのレンズを平衡にする。次に、試験方法3、4お
よび5に従ってこれらのレンズの試験を行う。
【0063】以下の表は、実施例71−107に関す
る、モノマー類の比率および試験方法3、4および5に
従って行った試験結果を示している。
【0064】 実施例71 実施例72 実施例73 (モジュラス 組成(%): 境界線) HEMA 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 PEG 3350MC 6 6 6 BPA890XL 2 2 2 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: PEG 1000 PEG 750 PEG 600 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 25 22 19 伸び(%) 191 200 191 引張り強度(psi) 27 21 24 水含有量(%) 63.0 61.7 61.3 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 3.50 3.90 4.00 変換率@Tmax(%) 59.0 58.0 61.0 実施例74 実施例75 (モジュラス 対照 境界線) (従来技術) 組成(%): HEMA 64.7 64.7 DMA 20 20 PEG 4000XL 7 7 PEG 3350MC 6 6 BPA890XL 2 2 Darocur 1173 0.34 0.34 希釈剤: PEG 400 PEG 400BAE モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 18 51 伸び(%) 189 122 引張り強度(psi) 26 46 水含有量(%) 62.1 61.3 ヒドロゲル 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 4.30 0.34 変換率@Tmax(%) 63.0 39.0 実施例76 実施例77 実施例78 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 PEG 3350MC 6 6 6 BPA890XL 2 2 2 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤: GLUCAM E10 GLUCAM E20 Photo 7025 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 53 51 50 伸び(%) 135 133 165 引張り強度(psi) 47 44 49 水含有量(%) 60.8 60.5 61.1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.10 0.90 1.10 変換率@Tmax(%) 42.0 44.0 39.0 実施例79 実施例80 実施例81 実施例82 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 7 BPA890 2 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 400 90 75 60 50 Phtonol 7025 10 25 40 50 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 27 31 30 39 伸び(%) 200 210 190 186 引張り強度(psi) 28 31 29 35 水含有量(%) 62.1 61.9 62.0 61.2 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 4.2 4.0 3.9 3.4 変換率@Tmax(%) 59.0 56.0 52 53 実施例83 実施例84 実施例85 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 BPA890 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 400 35 25 15 Phtonol 7025 65 75 85 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 42 51 52 伸び(%) 175 185 160 引張り強度(psi) 40 40 43 水含有量(%) 61.1 60.9 60.7 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 2.1 1.6 1.2 変換率@Tmax(%) 51.0 48.0 41.0 実施例86 実施例87 実施例88 実施例89 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 7 BPA890 2 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 400 90 75 60 50 GLUCAM E20 10 25 40 50 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 24 29 30 37 伸び(%) 185 190 188 178 引張り強度(psi) 25 29 31 34 水含有量(%) 61.8 61.7 61.2 61.0 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 4.1 3.7 3.2 2.1 変換率@Tmax(%) 59.0 50.0 49.0 46.0 実施例90 実施例91 実施例92 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 BPA890 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 400 90 75 60 GLUCAM E20 10 25 40 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 44 48 52 伸び(%) 150 150 141 引張り強度(psi) 41 39 45 水含有量(%) 60.8 60.7 60.5 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.4 1.0 0.9 変換率@Tmax(%) 48.0 44.0 47.0 実施例93 実施例94 実施例95 実施例96 (モジュラス 境界線) 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 7 BPA890 2 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 1000 100 90 75 60 GLUCAM E20 0 10 25 40 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 25 21 28 33 伸び(%) 191 190 175 184 引張り強度(psi) 27 30 37 31 水含有量(%) 63.0 62.3 62.0 61.6 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 3.5 3.3 2.9 2.6 変換率@Tmax(%) 59.0 55.0 53.0 54.0 実施例97 実施例98 実施例99 実施例100 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 7 BPA890 2 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 1000 50 35 25 15 GLUCAM E20 50 65 75 85 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 34 33 47 49 伸び(%) 141 132 122 111 引張り強度(psi) 42 41 49 41 水含有量(%) 61.0 61.3 60.8 61.0 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 2.1 1.4 1.1 1.1 変換率@Tmax(%) 49.0 47.0 46.0 41.0 実施例101 実施例102 実施例103 実施例104 (モジュラス 境界線) 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 7 BPA890 2 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 1000 90 75 60 50 Phtonol 7025 10 25 40 50 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 19 27 32 35 伸び(%) 183 175 181 177 引張り強度(psi) 36 28 31 33 水含有量(%) 61.1 62.8 62.5 62.1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 3.6 3.4 3.1 2.7 変換率@Tmax(%) 49.0 51.0 45.0 39.0 実施例105 実施例106 実施例107 組成(%): HEMA 64.7 64.7 64.7 DMA 20 20 20 PEG 4000XL 7 7 7 BPA890 2 2 2 PEG 3350MC 6 6 6 Darocur 1173 0.34 0.34 0.34 希釈剤(%): PEG 1000 90 75 60 Phtonol 7025 10 25 40 モノマー/希釈剤比 60:40 60:40 60:40 特性: モジュラス(psi) 39 45 46 伸び(%) 131 125 130 引張り強度(psi) 41 41 47 水含有量(%) 61.5 60.7 60.8 ヒドロゲル 透明 透明 透明 動的パラメーター: Tmax(分) 1.4 1.1 1.1 変換率@Tmax(%) 41.0 42.0 44.0 実施例108 メタアクリル酸イソシアナトエチルでキャップしたPE
G 2000モノメチルエーテルの合成 機械撹拌と気体導入管を取り付けた1Lの3つ口フラス
コに、乾燥PEG 2000モノメチルエーテルを全体
で200g(0.10モル)入れる。このフラスコに乾
燥アセトニトリルを全体で600g入れた後、そのモノ
メトキシPEG2000を完全に溶解させる。次に、こ
の系を乾燥窒素に続いて乾燥酸素でフラッシュ洗浄す
る。その後、このフラスコにカプリル酸第一錫を2滴そ
して4−メトキシヒドロキノン(MEHQ)を500p
pm加える。滴下漏斗を用いて、50gのアセトニトリ
ルに入っている15.51g(0.10モル)のメタアク
リル酸イソシアナトエチルを上記1Lフラスコの内容物
に滴下する。この反応を室温で24−28時間進行させ
る。赤外スペクトルにおける2270cm-1のNCO吸
収消失を監視することによってこの反応の進行を追跡す
る。この反応が完了したと思われる(2270cm-1
おける吸収がなくなる)時点で、溶媒を減圧下で除去
し、そしてその白色ワックス状のモノキャップしたモノ
メトキシPEG2000をそのまま用いる。
【0065】実施例109−120 種々の量でHEMA、N,N−ジメチルアクリルアミド
(DMA)を20.0%、実施例3に記述したジキャッ
プしたPEG 4500架橋剤(PEG 4500X
L)を16.0%、実施例1に記述したエトキシル化ビ
スフェノールA架橋剤(BPA890)を8.0%、実
施例108に記述したモノキャップしたモノメトキシP
EG 2000を種々の量で、そしてDarocur
1173を0.4%用いて反応性モノマーブレンド物を
調製した。このモノマーブレンド物55重量%に、50
%がGLUCAM E−20であり50%がPhoto
nol7025である置換可能不活性希釈剤を45重量
%加えた。上記ブレンド物を60℃で完全混合した後、
この混合物を減圧(40mmHg)下で30分間(60
℃で)撹拌し、続いてコンタクトレンズ用鋳型に移す。
この充填した鋳型を約60℃で20分間UV光(波長=
300−380nm、線量=1.2−1.6ジュール/c
2)に暴露する。次に、これらの鋳型を分離させた
後、70℃の生理食塩水の中に3.0時間入れることに
よって、その不活性希釈剤と全ての残存している未反応
モノマー類の除去を行う。この初期水和期間後、新鮮な
生理食塩水が入っている浴の中で室温になるまでこれら
のレンズを平衡にする。次に、試験方法3、4および5
に従ってこれらのレンズの試験を行う。
【0066】以下の表の中に、実施例109−120に
従って調製した反応性モノマー混合物の調合物およびレ
ンズの試験結果を示す。
【0067】 実施例109 実施例110 実施例111 組成(%): HEMA 43.6 34.6 20.6 DMA 20 20 20 PEG 4500XL 16 16 16 BPA890 8 8 8 MC mPEG 2000 12 21 35 Darocur 1173 0.4 0.4 0.4 希釈剤(%): Phtonol 7025 50 50 50 GLUCAM E-20 50 50 50 モノマー/希釈剤比 55:45 55:45 55:45 特性: モジュラス(psi) 76 77 75 伸び(%) 148 113 117 Dk 37 42 50 水含有量(%) 70.5 73.8 78.1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 実施例112 実施例113 実施例114 組成(%): HEMA 43.6 34.6 20.6 DMA 20 20 20 PEG 4500XL 16 16 16 BPA890 8 8 8 MC mPEG 2000 12 21 35 Darocur 1173 0.4 0.4 0.4 希釈剤(%): Phtonol 7025 50 50 50 GLUCAM E-20 50 50 50 モノマー/希釈剤比 45:55 45:55 45:55 特性: モジュラス(psi) 51 44 47 伸び(%) 142 119 128 Dk 40 47 55 水含有量(%) 72.9 76.6 80.3 ヒドロゲル 透明 透明 透明 実施例115 実施例116 実施例117 組成(%): HEMA 36.6 27.6 13.6 DMA 20 20 20 PEG 4500XL 16 16 16 BPA890 15 15 15 MC mPEG 2000 12 21 35 Darocur 1173 0.4 0.4 0.4 希釈剤(%): Phtonol 7025 50 50 50 GLUCAM E-20 50 50 50 モノマー/希釈剤比 55:45 55:45 55:45 特性: モジュラス(psi)130 126 125 伸び(%) 96 81 68 Dk 29 33 50 水含有量(%) 64.7 68.2 78.1 ヒドロゲル 透明 透明 透明 実施例118 実施例119 実施例120 組成(%): HEMA 36.6 27.6 13.6 DMA 20 20 20 PEG 4500XL 16 16 16 BPA890 15 15 15 MC mPEG 2000 12 21 35 Darocur 1173 0.4 0.4 0.4 希釈剤(%): Phtonol 7025 50 50 50 GLUCAM E-20 50 50 50 モノマー/希釈剤比 45:55 45:55 45:55 特性: モジュラス(psi) 87 90 85 伸び(%) 122 90 78 Dk 40 47 55 水含有量(%) 72.9 76.6 80.3 ヒドロゲル 透明 透明 透明 本発明の特徴および態様は以下のとうりである。
【0068】1.ソフトコンタクトレンズの如き成形し
たヒドロゲル製品の製造方法において、 (1)(a)主要な割合で1種以上の親水性モノマー類
と1種以上の架橋用モノマー類を含んでいるモノマー混
合物、および (b)(i)エトキシル化されているアルキルグルコシ
ド、(ii)エトキシル化されているビスフェノール
A、(iii)ポリエチレングリコール、(iv)プロ
ポキシル化されているアルキルグリコシドとエトキシル
化されているアルキルグリコシドとの混合物、(v)エ
トキシル化されているか或はプロポキシル化されている
アルキルグリコシドと12個以下の炭素原子を有する二
価アルコールとの単相混合物、(vi)ε−カプロラク
トンとC2-6アルカンジオール類およびトリオール類と
の付加体、(vii)エトキシル化されているC3-6
ルカントリオール、および(viii)(i)から(v
ii)の1種以上を含んでいる混合物、から成る群から
選択される、置換可能な非水系の不活性希釈剤、を含ん
でいる重合混合物を、上記モノマー混合物の重合を生じ
させる条件下で成形またはキャスティングすることによ
って、上記モノマー類のコポリマーと上記希釈剤の成形
ゲルを生じさせ、そして (2)その後、上記希釈剤を水で置換する、段階を含ん
でいるが、但し、光強度が約2.5から3mW/cm2
紫外線照射で上記重合を誘発する光示差走査熱量計内で
上記重合混合物を重合させた時、上記重合の最大発熱に
至る時間が約0.2から約3.5分の範囲内でありそして
最大発熱における該モノマー混合物からポリマーへの変
換パーセントが少なくとも40%であるように、上記置
換可能な非水系の不活性希釈剤を選択することを条件と
する方法。
【0069】2.光強度が約2.5から3mW/cm2
紫外線照射で上記重合を誘発する光示差走査熱量計内で
上記重合混合物を重合させた時、上記重合の最大発熱に
至る時間が約0.4から約2.5分の範囲内でありそして
最大発熱における該モノマー混合物からポリマーへの変
換パーセントが少なくとも50%であるように、上記置
換可能な非水系の不活性希釈剤を選択する第1項の方
法。
【0070】3.上記不活性希釈剤が式(I):
【0071】
【化3】
【0072】で表される組成物または組成物の混合物で
あり、ここで、R1がC1-6アルキル基を表し、各Rが独
立して−CH2−CH2−または−CH2−CH(CH3
−を表し、そしてw、x、yおよびzの合計が約5から
50の範囲内の数であるが、但し式(I)で表される組
成物の混合物内のR基の主要部分が−CH2−CH2−基
を表すことを条件とする第1項の方法。
【0073】4.w、x、yおよびzの合計が約5から
30の範囲内の数である第3項の方法。
【0074】5.該R基が全て−CH2−CH2−基を表
す第3項の方法。
【0075】6.該R基が全て−CH2−CH2−基を表
す第4項の方法。
【0076】7.上記不活性希釈剤が式(II):
【0077】
【化4】
【0078】で表される組成物であり、ここで、R2
−CH2−CH2−を表し、そしてm+nが約2から約1
00の範囲内の数である第1項の方法。
【0079】8.m+nが約4から20の範囲内の数で
ある第7項の方法。
【0080】9.上記不活性希釈剤が式(III): HO−(CH2−CH2O)n−H で表されるポリエチレングリコールであり、ここで、こ
のポリエチレングリコールの分子量が約300から約1
0,000の範囲内になるような数をnが表す第1項の
方法。
【0081】10.該ポリエチレングリコールの分子量
が約400から約5000の範囲内になるような数をn
が表す第9項の方法。
【0082】11.上記不活性希釈剤が、第9項記載の
ポリエチレングリコールと第6項記載のエトキシル化さ
れているビスフェノールAとの混合物である第1項の方
法。
【0083】12.上記不活性希釈剤が、第10項記載
のポリエチレングリコールと第3項記載のエトキシル化
されているアルキルグリコシドとの混合物であり、ここ
で、式(I)で表される組成物の混合物内のR基が−C
2−CH2−基を表す第1項の方法。
【0084】13.上記不活性希釈剤が、Rが−CH2
−CH(CH3)−基を表す第3項の式(I)で表され
る如きプロポキシル化されているアルキルグリコシドと
12個以下の炭素原子を有する二価アルコールとの単相
混合物である第1項の方法。
【0085】14.上記不活性希釈剤が、Rが−CH2
−CH(CH3)−基を表す第3項の式(I)で表され
る如きプロポキシル化されているアルキルグリコシドと
6個以下の炭素原子を有する二価アルコールとの単相混
合物である第13項の方法。
【0086】15.上記不活性希釈剤がε−カプロラク
トンとアルカンジオールまたはトリオールとの付加体で
ある第1項の方法。
【0087】16.上記不活性希釈剤がε−カプロラク
トンとグリセロールとの付加体である第15項の方法。
【0088】17.該不活性希釈剤が、第6項記載のエ
トキシル化されているビスフェノールAと、Rが−CH
2−CH(CH3)−基を表す第2項記載のエトキシル化
されているグリコシドとの混合物である第1項の方法。
【0089】18.(a)主要な割合で1種以上の親水
性モノマー類と1種以上の架橋用モノマー類を含んでい
るモノマー混合物、および(b)置換可能な非水系の不
活性希釈剤、を含んでいる重合混合物を、上記モノマー
混合物の重合を生じさせる条件下、予め決めた形状で成
形またはキャスティングすることによって、上記モノマ
ー類のコポリマーと上記希釈剤のゲルを生じさせる、こ
とを含んでいるコンタクトレンズ製造方法で、置換可能
な不活性希釈剤として用いる組成物が示す有効性を測定
する試験において、光強度が約2.5から3mW/cm2
の紫外線照射で上記重合を誘発する光示差走査熱量計内
で、上記重合混合物の中に入っている上記モノマー類の
重合を実施し、上記重合の最大発熱に至る時間を測定し
て上記時間を約0.2から約3.5分の標準時間と比較
し、そして上記モノマー混合物からポリマーへの変換パ
ーセントを測定して上記変換パーセントを少なくとも4
0%の標準と比較する、ことを含んでいる試験。
【0090】19.上記試験が、光強度が約2.5から
3mW/cm2の紫外線照射で上記重合を誘発する光示
差走査熱量計内で、上記重合混合物の中に入っている上
記モノマー類の重合を実施し、上記重合の最大発熱に至
る時間を測定して上記時間を約0.4から約2.5分の標
準時間と比較し、そして上記モノマー混合物からポリマ
ーへの変換パーセントを測定して上記変換パーセントを
少なくとも50%の標準と比較することを含んでいる第
18項の試験。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/00 CEQ 7310−4F (72)発明者 フランク・エフ・モロツク アメリカ合衆国フロリダ州32073オレンジ パーク・パインアベニユー5987 (72)発明者 ローラ・デイ・エリオツト アメリカ合衆国フロリダ州32256ジヤクソ ンビル・プリンストンスクエアナンバー 1011 9480 (72)発明者 ジエイムズ・デイ・フオード アメリカ合衆国フロリダ州32073オレンジ パーク・ナツソーコート515

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトコンタクトレンズの如き成形した
    ヒドロゲル製品の製造方法において、 (1)(a)主要な割合で1種以上の親水性モノマー類
    と1種以上の架橋用モノマー類を含んでいるモノマー混
    合物、および (b)(i)エトキシル化されているアルキルグルコシ
    ド、(ii)エトキシル化されているビスフェノール
    A、(iii)ポリエチレングリコール、(iv)プロ
    ポキシル化されているアルキルグリコシドとエトキシル
    化されているアルキルグリコシドとの混合物、(v)エ
    トキシル化されているか或はプロポキシル化されている
    アルキルグリコシドと12個以下の炭素原子を有する二
    価アルコールとの単相混合物、(vi)ε−カプロラク
    トンとC2-6アルカンジオール類およびトリオール類と
    の付加体、(vii)エトキシル化されているC3-6
    ルカントリオール、および(viii)(i)から(v
    ii)の1種以上を含んでいる混合物、から成る群から
    選択される、置換可能な非水系の不活性希釈剤、を含ん
    でいる重合混合物を、上記モノマー混合物の重合を生じ
    させる条件下で成形またはキャスティングすることによ
    って、上記モノマー類のコポリマーと上記希釈剤の成形
    ゲルを生じさせ、そして (2)その後、上記希釈剤を水で置換する、段階を含ん
    でいるが、但し、光強度が約2.5から3mW/cm2
    紫外線照射で上記重合を誘発する光示差走査熱量計内で
    上記重合混合物を重合させた時、上記重合の最大発熱に
    至る時間が約0.2から約3.5分の範囲内でありそして
    最大発熱における該モノマー混合物からポリマーへの変
    換パーセントが少なくとも40%であるように、上記置
    換可能な非水系の不活性希釈剤を選択することを条件と
    する方法。
  2. 【請求項2】 (a)主要な割合で1種以上の親水性モ
    ノマー類と1種以上の架橋用モノマー類を含んでいるモ
    ノマー混合物、および(b)置換可能な非水系の不活性
    希釈剤、を含んでいる重合混合物を、上記モノマー混合
    物の重合を生じさせる条件下、予め決めた形状で成形ま
    たはキャスティングすることによって、上記モノマー類
    のコポリマーと上記希釈剤のゲルを生じさせる、ことを
    含んでいるコンタクトレンズ製造方法で、置換可能な不
    活性希釈剤として用いる組成物が示す有効性を測定する
    試験において、光強度が約2.5から3mW/cm2の紫
    外線照射で上記重合を誘発する光示差走査熱量計内で、
    上記重合混合物の中に入っている上記モノマー類の重合
    を実施し、上記重合の最大発熱に至る時間を測定して上
    記時間を約0.2から約3.5分の標準時間と比較し、そ
    して上記モノマー混合物からポリマーへの変換パーセン
    トを測定して上記変換パーセントを少なくとも40%の
    標準と比較する、ことを含んでいる試験。
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