JPH0710921Y2 - 自動車のカバーシート - Google Patents

自動車のカバーシート

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JPH0710921Y2
JPH0710921Y2 JP52593U JP52593U JPH0710921Y2 JP H0710921 Y2 JPH0710921 Y2 JP H0710921Y2 JP 52593 U JP52593 U JP 52593U JP 52593 U JP52593 U JP 52593U JP H0710921 Y2 JPH0710921 Y2 JP H0710921Y2
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automobile
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operation rod
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行雄 仲川
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仲林工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のカバーシート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のカバーシートは、周知のように
自動車の前面からその上部を経て後面にわたる部分を被
覆する上掛け部分と、この上掛け部分の両側部に設けら
れて自動車の側面を被覆する横垂れ部分とを有したもの
であって、これを自動車に装着することによって自動車
を風雨やいたずら等から保護できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】カバーシートを自動車
へ装着したり又は外したりするのは意外と面倒であり、
慣れた者であっても一人でこれを行おうとすれば自動車
の周りを何度も歩き回るようなことになってしまい、相
当な時間を必要としていた。特に、強風下ではカバーシ
ートが風で持ち上げられるようになるから、一人では行
えなかった。
【0004】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、自動車に対する装着又は取り外しが一人でも
簡単に行えるようにした自動車のカバーシートを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、自動車の前面からその上部を経て後面にわたる部
分を被覆する上掛け部分と、この上掛け部分の両側部に
設けられて自動車の側面を被覆する横垂れ部分とを有す
るカバーシートにおいて、上掛け部分の前部寄り又は後
部寄りには当該上掛け部分の幅方向に沿って長い操作棒
が取り付けられており、この操作棒には面ファスナーの
雄又は雌部材のうち一方が設けられており、上掛け部分
の外面における前後方向の数カ所に面ファスナーの同他
方が設けられており、上記操作棒が上掛け部分の幅方向
中心部を境として二つ折り可能な構造になされているこ
とを特徴としている。
【0006】前記上掛け部分の前部又は後部には、自動
車の底部側へ折り返すように形成された係合袋を設けた
り、各横垂れ部分の対向部分を接近させる方向へ付勢す
る巻上防止紐を、横垂れ部分の下端同士又は横垂れ部分
と上記係合袋との間に架け渡すようにしておくのが好ま
しい。
【0007】
【作用】本考案によれば、上掛け部分に設けられた操作
棒には、面ファスナーの雄又は雌部材のうち一方が設け
られていると共に、上掛け部分の前後方向の数カ所に
は、面ファスナーの同他方が設けられている。従って、
自動車に装着されているカバーシートを折り畳むに際し
ては、操作棒を手に持ち、これを上掛け部分において操
作棒に最も近い面ファスナーへ一旦押し付けた後、持ち
上げるようにすることで、上掛け部分のその該当箇所を
操作棒と共に吊り上げることができる。結局これによっ
て、上掛け部分のうち操作棒から上記面ファスナーまで
の間の部分を折り畳むことができる。このように操作棒
を、上掛け部分の別の面ファスナーへ押し付け且つ持ち
上げる動作を何度か行えば、上掛け部分全体をその前後
方向に沿って折り畳むことができる。なお、操作棒が二
つ折り可能な構造を有しているので、上掛け部分を前後
方向に折り畳んだ後、その幅方向を二つ折りすることも
可能となり、全体としての折り姿を小さくできる。
【0008】上記とは反対に、折り畳み状態にあるカバ
ーシートを自動車上で展開させながら装着するに際して
は、上掛け部分の一端部を自動車の前面(又は後面)へ
被せた後、操作棒を自動車の後方(又は前方)へ向けて
引っ張ることで、この操作棒から上掛け部分側の面ファ
スナーを順次引き離すようにし、これに伴って上掛け部
分をその前後方向に沿って展開させるようにする。
【0009】上掛け部分の前部又は後部に係合袋や巻上
防止紐を設けた場合には、これらが自動車の底部側へ引
っ掛かるようになるので、展開時において上掛け部分の
位置ズレを防止できると共に、強風が吹き付けた場合に
カバーシートのめくれや外れを防止できる利点がある。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本考案に係るカバーシート1を自動車50に
装着した状態を示す一部切欠側面図であり、図2は同平
面図である。このカバーシート1は、自動車50の前面
50aからその上部を経て後面50bにわたる部分を被
覆する上掛け部分2と、この上掛け部分2の両側部に設
けられて自動車50の側面を被覆する横垂れ部分20と
を有し、これら両者が一体的に縫合されて成る。21
は、ドアミラー用の収納袋である。
【0011】上掛け部分2の後部寄りの内面には、自動
車50の後面50bに対応する部分に当該上掛け部分2
の幅方向に沿って長い操作棒5が設けられている。図3
に示すようにこの操作棒5は、樹脂製パイプ等で形成さ
れた互いに分割可能な2本の丸棒材5a,5bより成る
ものであって、一方の丸棒材5aには連結用の径小端部
6が設けられ、他方の丸棒材5bにはこの径小端部6を
無理嵌め状に嵌めることができる嵌合孔7が形成されて
いる。これら丸棒材5a,5bは、当て布8と共に上掛
け部分2に縫合又は接着等によって固定されている。ま
た操作棒5の両端部寄りには、当て布8の上から雄側の
面ファスナー10が貼着されている。
【0012】上掛け部分2の外面には、自動車50の前
後方向においてフロントガラスに対応する部分及びリヤ
ガラスに対応する部分の合計2カ所に、雌側の面ファス
ナー11,12が貼着されている。各面ファスナー1
1,12は、操作棒5の両端部寄りに設けられた上記面
ファスナー10の相互間と同間隔をおいて、上掛け部分
2の幅方向に2個づつ設けられている。
【0013】図1及び図4に示すように上掛け部分2の
前部には、自動車50の底部側へ折り返すように形成さ
れた係合袋3が形成されている。この係合袋3は、幅方
向の両端部が横垂れ部分20の下端部と接続されてお
り、カバーシート1全体としてその前部を袋状に形成さ
せるようになっている。また、この係合袋3の両端と各
横垂れ部分20の下端部との間に形成される各隅角部
に、ゴム紐等から成る巻上防止紐22が斜めに架け渡さ
れており、横垂れ部分20の下端部同士を、その対向方
向へ近接させるように付勢している。
【0014】次に、上記のようにして成るカバーシート
1の使用状況を説明する。まず、カバーシート1が既に
自動車50に装着された状態にあるものとして、これを
折り畳みながら取り外す手順を説明する。図1の状態か
ら、上掛け部分2のうち、自動車50の後面50bを被
覆している端部をめくり上げて、これを図5に示すよう
に操作棒5の上側へ折り返す。
【0015】次に、図6に示すように露出状態となった
操作棒5を手に持ち、これを自動車50の前方へ移動さ
せてリヤガラス対応部分の面ファスナー11へ押し付け
るようにする。これにより上掛け部分2において、操作
棒5から面ファスナー11までの間を谷折り状態にする
ことができ、この状態が、面ファスナー10と11との
係着によって保持されるようになる。
【0016】次に、図7に示すように操作棒5を再び上
方へ持ち上げるようにすると、上掛け部分2において面
ファスナー11の設けられた箇所も一緒に吊り上げられ
るようになる。そこで、この状態から操作棒5を自動車
50の前方へ更に移動させて、その面ファスナー10を
フロントガラス対応部分の面ファスナー12へ押し付け
るようにする。これにより上掛け部分2において、面フ
ァスナー11と12との間を上記と同様に谷折り状態に
することができる。なお当然のことながら横垂れ部分2
0は、上掛け部分2の折り畳みの進行度合に応じて、同
じように前後方向へ折り畳まれてゆくこととなる。
【0017】次に、図8に示すようにもう一度操作棒5
の持ち上げ及び前方移動を行い、この操作棒5を、自動
車50におけるボンネット上の前寄りの適所(折り畳ま
れた上掛け部分2の後端部がフロントガラスに掛からな
いような位置)へ降ろす。次に、図9に示すように操作
棒5を上掛け部分2の幅方向中心部で各丸棒材5a,5
b(図3参照)に分割すると共に、図10に示すように
上掛け部分2のうち、自動車50の前面50aを被覆し
ている端部につき、係合袋3及び巻上防止紐22(図4
参照)を自動車50の前部から外した後にめくり上げ
て、これを操作棒5の上側へ折り返す。
【0018】次に、図11及び図12に示すように自動
車50のボンネット側方で、前後方向に折り畳まれた状
態で垂れ下がっている横垂れ部分20を、ボンネット上
へ乗せるようにして上掛け部分2側へ交互に折り返す。
そして最後に、図13に示すように全体を、自動車50
の幅方向中心に沿って二つ折りする。このとき、操作棒
5は既に丸棒材5a,5bに分割済み(図9参照)であ
るから、操作棒5自体も二つ折り状態となり、全体の折
り姿が小さくなる。この後、カバーシート1を自動車5
0のトランク又はガレージ等に収納して作業を完了す
る。
【0019】一方、上記のようにして折り畳まれたカバ
ーシート1を自動車50に装着するには、上記手順を略
逆に行うようにする。すなわち、ボンネット上へのセッ
ト(図13)から、幅方向への展開(図12及び図1
1)を行い、次に上掛け部分2の係合袋3及び巻上防止
紐22(図4参照)を自動車50の前部へ引っ掛ける
(図10)。また、操作棒5の連結(図9)を行った後
は、この操作棒5を手に持って自動車50の後方へ向け
て引っ張る(図8,7,6,5)ようにする。これによ
り、操作棒5の面ファスナー10(図3参照)から上掛
け部分2の面ファスナー12,11が順次引き離される
ようになって、上掛け部分2及び横垂れ部分20の前後
方向への展開が行える。このとき、上掛け部分2の係合
袋3及び巻上防止紐22が自動車50の前部に引っ掛け
られているので、上掛け部分2が自動車50の後方へ向
けて位置ズレしたり、強風にあおられて上掛け部分2等
が巻き上げられるようなことはなく、作業はスムーズに
進められる。操作棒5を自動車50の後面50bへと位
置付けた後は、この操作棒5を隠すように上掛け部分2
の後端部を垂らして(図5)作業を完了する。
【0020】本考案において、操作棒5は、丸棒材5a
と5bとに分割(離反)可能なことが限定されるもので
はなく、二つ折りが可能な構造であればよいので、ヒン
ジ部等を介して複数本の棒材を軸線方向に連結したもの
としてもよい。また、操作棒5、係合袋3、巻上防止紐
22は、上掛け部分2の前部側に限らず後部側としても
よい。上掛け部分2に設ける面ファスナー11,12の
位置付けや個数、及び上掛け部分2や横垂れ部分20の
形状や大きさは、対象とする自動車50のタイプ等に応
じて任意に変更可能である。巻上防止紐22は、横垂れ
部分20の対向する下端部間に架け渡すようにしてもよ
い。操作棒5の面ファスナー10と上掛け部分2の面フ
ァスナー11,12との雌雄関係は、上記と反対でもよ
い。
【0021】
【考案の効果】本考案は、上述の構成を具備するもので
あって、操作棒に設けられた面ファスナーと、上掛け部
分の数カ所に設けられた面ファスナーとを係着又は剥離
させることにより、操作棒と共に上掛け部分の該当箇所
を吊り上げたり又は引き離したりできるようになってい
る。従って作業者は、このような動作を行いながら操作
棒を持って自動車の側方を移動するだけで、カバーシー
トの折り畳みや展開が行えるものである。そのため、自
動車に対するカバーシートの装着又は取り外しが、一人
でも簡単に行えるようになる。
【0022】カバーシートの前部又は後部に係合袋や巻
上防止紐を設けた場合には、これらを自動車の底部側へ
引っ掛けることで、展開時等において上掛け部分の位置
ズレを防止したり強風が吹き付けた場合のめくれや外れ
を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカバーシートの装着状況を示す一
部切欠側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】操作棒を拡大して示す分解斜視図である。
【図4】本考案に係るカバーシートを装着した自動車の
前部側の底面図である。
【図5】カバーシートを取り外し始める状況を示す側面
図である。
【図6】前後方向における1回目の折り畳みを行う状況
の側面図である。
【図7】前後方向における2回目の折り畳みを行う状況
の側面図である。
【図8】前後方向における3回目の折り畳みを行う状況
の側面図である。
【図9】操作棒を分割する状況の部分平面図である。
【図10】前後方向における4回目の折り畳みを行う状
況の側面図である。
【図11】幅方向における1回目の折り畳みを行う状況
の部分平面図である。
【図12】幅方向における2回目の折り畳みを行う状況
の部分平面図である。
【図13】幅方向における3回目の折り畳みを行う状況
の部分平面図である。
【符号の説明】
1 カバーシート 2 上掛け部分 3 係合袋 5 操作棒 10 面ファスナー 11 面ファスナー 12 面ファスナー 20 横垂れ部分 50 自動車

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の前面からその上部を経て後面に
    わたる部分を被覆する上掛け部分と、この上掛け部分の
    両側部に設けられて自動車の側面を被覆する横垂れ部分
    とを有するカバーシートにおいて、上掛け部分の前部寄
    り又は後部寄りには当該上掛け部分の幅方向に沿って長
    い操作棒が取り付けられており、この操作棒には面ファ
    スナーの雄又は雌部材のうち一方が設けられており、上
    掛け部分の外面における前後方向の数カ所に面ファスナ
    ーの同他方が設けられており、上記操作棒が上掛け部分
    の幅方向中心部を境として二つ折り可能な構造になされ
    ていることを特徴とする自動車のカバーシート。
  2. 【請求項2】 前記上掛け部分の前部又は後部には、自
    動車の底部側へ折り返すように形成された係合袋が設け
    られていると共に、各横垂れ部分の対向部分を接近させ
    る方向へ付勢する巻上防止紐が横垂れ部分の下端同士又
    は横垂れ部分と上記係合袋との間に架け渡されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車のカバーシート。
JP52593U 1993-01-12 1993-01-12 自動車のカバーシート Expired - Fee Related JPH0710921Y2 (ja)

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