JPH07109038A - シート材の枚葉供給方法および装置 - Google Patents

シート材の枚葉供給方法および装置

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JPH07109038A
JPH07109038A JP25853793A JP25853793A JPH07109038A JP H07109038 A JPH07109038 A JP H07109038A JP 25853793 A JP25853793 A JP 25853793A JP 25853793 A JP25853793 A JP 25853793A JP H07109038 A JPH07109038 A JP H07109038A
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sheet
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保 公 平 久
Kuniomi Eda
田 邦 臣 江
Akira Fukuda
田 昭 福
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気透過性があって複数枚吸着し易いシート
材を、シート材重積体から1枚ずつ剥取って送ること。 【構成】 スタッキング装置2内のシート材S重積体の
最上層シート材S1 の表面の一側寄りを押え部材20で
押えておいて、他側からめくり部材21を押え部材20
へ向かって変位させると、シート材S1 が中央部へ寄せ
られて、そこで弧状に盛り上る。盛り上りにより次位の
シート材Sとの間に形成される隙間Gの内部へ取出し板
40を挿入し、取出し板を上昇させて、最上層シート材
1 を上方で待機する吸引ヘッド55の吸着面に吸着さ
せ、吸引ヘッドで被供給部60へシート材を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材の枚葉供給方
法および装置に関する。シート材としては、例えば防毒
マスクの吸収缶に使用する不織布のように、比較的小寸
法で空気透過性のシート材が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】防毒マスクの吸収缶に用いる不織布は、
通常、比較的小寸法の円板形状をなし、空気透過性をも
っている。吸収缶の組立てにあたっては、従来は、予め
製造された円板状不織布を手で1枚ずつ取り、それをコ
ンベヤ上で送られてくる吸収缶容器に挿入する、という
手段をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような手
作業では防毒マスク吸収缶容器への不織布フイルタの挿
入の能率が悪い。このため、その作業を自動化しようと
する試みがなされたが、このような不織布フイルタは空
気透過性があるため、真空吸着方式による自動取出しを
行うと、1枚ずつ取ることができず、多数枚が付着して
吸引されてしまう。また、複写機等に用いられているロ
ーラ式枚葉繰出しを実施しようとしても、不織布シート
には繊維くずの存在の問題があったり、表面の摩擦抵抗
が一定でなかったりするため、安定的で故障のない枚葉
供給を行うことができない。
【0004】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、不織布シートのように空
気透過性があり、かつ摩擦抵抗が一定しないシートにつ
いても安定した1枚あて供給が可能となる、シート材の
枚葉供給方法および装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシート材の枚葉
供給方法によれば、シート材を積重ね、最上層のシート
材表面の一側寄りを押え部材で押えつつ、該シート材表
面の他側寄りにめくり部材を当てて前記押え部材へ向か
う方向にシート材表面を押し、これにより押え部材とめ
くり部材の間にあるシート材部分を次位のシート材から
離れるように立上がらせ、立上がった最上層シート材部
分と次位のシート材との間に形成された隙間に取出し板
を挿入し、最上層シート材表面に近接するように吸引ヘ
ッドを移動させて、最上層シート材の立上がり部を吸引
ヘッドにより吸引し、吸引ヘッドを積重ねシート材から
離れる方向に移動させて、最上層シート材を前記押え部
材およびめくり部材から解放し、吸引ヘッドをシート材
被供給位置へ移動させることによって最上層シート材を
シート材被供給部へ送ることを特徴とする。
【0006】また、本発明によるシート材の枚葉供給装
置は、シート材を積重ね状態で保持するシート材スタッ
キング装置と、スタッキング装置内の最上層シート材の
表面の一側寄りに当接する押え部材と、スタッキング装
置内の最上層シート材の表面の他側寄りに当接するめく
り部材と、このめくり部材を、前記押え部材へ向かう方
向に変位させて、押え部材とめくり部材の間にあるシー
ト材部分を次位のシート材から離れるように立上がらせ
るめくり部材駆動装置と、次位のシート材と前記最上層
シートの立上がりシート材部分との間に形成された隙間
に挿脱可能に変位自在の取出し板と、取出し板が背面に
挿入された最上層シートへ向かって前進し最上層シート
を吸引して後退するように、前記スタッキング装置へ接
近離間可能に設けられた吸引ヘッドと、この吸引ヘッド
をシート材被供給部とスタッキング装置に対応する位置
との間で移動させる吸引ヘッド移動装置とからなること
を特徴とする。
【0007】
【作用】シート材の重積体の最上層シート材の表面の一
側寄りを押え部材で押えておいて、他側寄りをめくり部
材で押え部材へ向かって押すと、押え部材とめくり部材
の間のシート材部分が盛上るように湾曲して、次位のシ
ートとの間に隙間ができる。この隙間に取出し板を水平
方向に挿入する。そして、この盛上り部分に上方に待機
している吸引ヘッドの吸着面が押付けられることによ
り、シート材は吸引ヘッドに吸着される。吸引ヘッドの
上昇により、最上層シート材の両側端縁寄り部分は、押
え部材およびめくり部材による押圧から解放されて上方
へ逃げる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1において、2はシート材スタッキング装置を
示す。このスタッキング装置2内には、シート材Sが多
数積重ねて保持されている。前述のように、シート材S
は、例えば防毒マスクの吸収缶用不織布で、比較的小さ
い寸法の円板状をなし、空気透過性をもっている。積重
ねたシート材Sは支持台4上に支持されている。支持台
4は支持腕5の先端に支持され、支持腕5の基端は昇降
案内柱6に案内されて上下動するようになっている。し
たがって、支持台4も上下動可能である。支持腕5は、
案内ローラ7,8に掛けたワイヤ9の一端に固定され、
ワイヤ9の他端には重り10が懸吊されていて、支持台
4には上向きの力が作用している。
【0009】支持台の下方には基台12から上方へ向か
って例えば4本の丸棒状ガイド部材13が樹立されてい
る。ガイド部材13は円板状シート材Sを上下方向に案
内するようにシート材Sの周縁に接する位置に設けられ
ている。支持台4が上方へ変位すると、シート材Sもガ
イド部材13に摺接しつつ上昇する。
【0010】積重ねられたシート材Sの最上層シート材
1 の表面に接触するように、押え部材20が設けられ
ている。押え部材20は実施例では押えローラからなり
その水平方向軸は、枚葉供給装置の機枠に適当に支持さ
れている。押え部材20は、最上層シート材S1 の表面
の一側寄りに位置している。また、最上層シート材S1
の表面の他側寄りに接触するようにめくり部材21が設
けられている。めくり部材21は水平軸まわりに回転自
在のローラにより構成されており、その周面がシート材
Sの表面に接するようになっている。
【0011】めくり部材21はそれと一体的に突出する
水平な回転軸22を有し、この回転軸22外端は、機枠
に適当に支持されたプーリ23に連結されている。ま
た、機枠に支持した他のプーリ24とプーリ23との間
にはベルト25が掛け渡されている。プーリ24の軸2
6の端はクラッチ27に連結されている。クラッチ27
にはクランク機構28,29の一端が連結され、その他
端には、エアシリンダのような駆動源30が連結されて
いる。駆動源30が下方へピストンロッドを押出すよう
に作動すると、クランク機構28,19、プーリ24、
ベルト25、プーリ23、回転軸22を介して、めくり
部材21は矢印で示すように反時計方向(図1におい
て)に回動させられる。駆動源30、クランク機構2
8,29、クラッチ27、軸26、プーリ24、ベルト
25、プーリ23、回転軸22は、めくり部材駆動装置
32を構成する。
【0012】40は取出し板を示す。取出し板40は先
端40aが丸味をもつように形成された水平方向の板
で、後述のように、最上層のシート材S1 とその次位の
シート材との間に図示のように挿入されるようになって
いる。取出し板40の上方には、エアシリンダのような
駆動源41が設けられ、その出力ロッド42の下端か取
出し板40の基端に固定されている。駆動源41は可動
ビーム43に支持されており、駆動源41の作用で取出
し板40は上下に移動することができる。可動ビーム4
2は、固定案内ロッド44に案内されて矢印A方向に移
動することが可能であり、矢印A方向の移動はエアシリ
ンダのような駆動源45によって行われる。駆動源45
の作動により、可動ビーム43、出力ロッド42を介し
て、取出し板40は前記矢印Aと同じ方向に進退するこ
とができる。駆動源45、可動ビーム43、出力ロッド
42は、取出し板駆動装置47を構成する。
【0013】前記固定案内ロッド44には、さらに他の
可動ビーム50が矢印B方向に移動自在に案内されるよ
うになっている。矢印B方向の移動は、エアシリンダの
ような駆動源51により行われる。可動ビーム50に
は、エアシリンダのような上下方向駆動源52が支持さ
れており、その出力軸53は下方へ突出し、それに吸引
ヘッド55が取付けられている。吸引ヘッド55は図示
の例では円板状をなし、その下面が吸着面となってい
る。吸着作用は、例えば公知の真空吸着により行うこと
ができ、ヘッド55の内部は真空源に接続されている。
【0014】以上に述べた機構から離れて、シート材被
供給部60が設けられている。図示の実施例では、シー
ト材被供給部60は、吸収缶容器61を搬送してくるコ
ンベヤ62上の一位置である。この位置において、吸収
缶容器61は上下方向に出没可能のストッパピン63の
突出により一時停止させられ、吸収缶容器61内への吸
収缶用不織布としてのシート材Sの供給の完了後、スト
ッパピン63がシリンダ64により下降させられること
により一時停止を解かれ、コンベヤ62により次の組立
て工程へ矢印C方向に送られていく。
【0015】後述のように、吸引ヘッド55は、スタッ
キング装置2内のシート材Sを1枚ずつ取上げてシート
材被供給部60へ送り込み、次いで元の位置へ戻るよう
になっている。吸引ヘッド55のこの往復動を行うのは
駆動源51,53および可動ビーム50であり、これら
のものによって吸引ヘッド移動装置70が構成される。
【0016】次に、以上に述べたシート材枚葉供給装置
の作用を説明する。まず、シート材Sは重積状態でスタ
ッキング装置2内にローディングされる。図1に示すよ
うに基台12上ガイド部材13の間にシート材Sの重積
体をローディングするためには、基台12を図1の矢印
D方向に把手70を用いて引き出せるようにしておくの
が好ましい。なお、シート材Sのローディングのために
は、前記取出し板40は邪魔にならないように後退させ
かつ上昇させておく必要がある。
【0017】シート材Sのローディング後、スタッキン
グ装置2を図1の位置へ戻し、かつ重り10を作用させ
ると、支持台4が上向き力を与えられることにより、そ
れに載置されているシート材重積体の最上層のシート材
1 の表面に押え部材S1 およびめくり部材21が軽く
接触するようになる。この状態は図2に示す通りであ
る。
【0018】次に、図2の状態でめくり部材21を反時
計方向に回動させる力がめくり部材21に作用する。こ
れは、図1における駆動源30の出力ロッドを下方へ押
出すことによりなされる。これによって、クランク機構
28,29、プーリ23,24、ベルト25等を含むめ
くり部材駆動装置32が作動して回転軸22を回動さ
せ、めくり部材21を回す。
【0019】めくり部材21のこのような回動により、
他側を押え部材20により押えられているシート材S1
は、図3に示すように、押え部材20とめくり部材21
の間の部分が上方へ湾曲するように立上げられる。すな
わち、シート材S1 はめくり部材21との摩擦により図
3において右方へ押されて上方へ湾曲する。これによっ
て、シート材S1 と次位(直ぐ下)のシート材Sとの間
に隙間Gが形成される。このようにして隙間Gが形成さ
れた後、退避させておいた取出し板40がこの隙間Gに
図1および図3に示すように挿入される。この挿入は、
取出し板駆動装置47の駆動源41により取出し板40
を下降させた後、駆動源45により取出し板40を水平
方向に前進させることによりなされる。
【0020】次に、駆動源41により取出し板40を僅
かに上昇させる。これによってシート材S1 の中間部分
はさらに上昇する。これと同時に、スタッキング装置2
の上方に待機させておいた吸引ヘッド55が図4に示す
位置へ下降させられ、シート材S1 の中間部は取出し板
40により吸引ヘッド55の吸着面に吸着される。これ
に代り、取出し板40を、図3の位置よりやや高い位置
に挿入してシート材S1 を下方から支承させ、同時に吸
引ヘッド55をシート材S1 の表面に接するように下降
させて、シート材S1 の中間部を吸引ヘッド55と取出
し板40で挾み、吸引ヘッド55に吸着させるようにし
てもよい。
【0021】続いて、吸引ヘッド55は取出し板40を
残して、または取出し板40と共に、図4に矢印Fで示
すように上昇させられる。これにより、吸引ヘッド55
に吸着されたシート材S1 は、その両側縁寄り部が、押
え部材20およびめくり部材21による拘束から解放さ
れて全体的にそれらの上方へ変位させられる。これによ
って、シート材S1 は全面にわたり吸引ヘッド55の下
面に吸着される。
【0022】かくして、吸引ヘッド55に1枚だけ吸着
されたシート材S1 は、吸引ヘッド移動装置70の作用
で、シート材被供給部60へ搬送することができる。し
かし、吸引ヘッド55に吸着されたシート材S1 を、例
えば吸収缶容器61に正確に位置合せするためには、次
の工程をさらに行うのが望ましい。すなわち、図5に示
すように、吸引ヘッド55を、シート材S1 を吸着した
まま、矢印Hで示すように下降させ、シート材S1 の周
縁をガイド部材13の内側面に当てて位置を補正する。
シート材S1 は可撓性がきわめて高いものではない限
り、ガイド部材13に規制されて吸引ヘッド55の下面
に沿って滑り、正しい位置をとることになる。したがっ
て、再び吸引ヘッド55を上昇させてシート材被供給部
60へ移動させ、吸引を解除することにより、シート材
1 は吸収缶容器61上へ正しい位置で落下する。
【0023】このようにして、シート材S1 を吸収缶容
器61上へ落下させた後、ストッパピン63の下降によ
り吸収缶容器61はコンベヤ62上で次の工程へ送られ
る。
【0024】以上に述べた作用は、各駆動装置を一定の
シーケンスで制御するプログラム制御装置により行われ
るものである。また、シート材が取出されるにつれ、そ
の重積体は重り10により漸次上昇し、最上層のシート
材は常に押え部材20およびめくり部材21に当接し続
ける。
【0025】以上に述べた作用のうち最も重要なめくり
作用を果すめくり部材21は、前述のようにロールの形
状にされるが、それは、例えば図6および図7に示すよ
うに構成することができる。このロールは、軸22(図
1)に装着するための孔21aを有するとともに、周面
に周方向に平行な列をなす多数の歯21bを有してい
る。このロール本体は例えばプラスチック、ゴム、金属
などで形成することができるが、摩擦係数の大きな材料
を用いることが必要である。図7に示すように各歯21
bは、めくり部材21の回転方向に関しての上流側が半
径Rの円弧をなして径方向内方へ逃げるように形成され
ており、図7において、シート材Sを右方へ押し終った
各歯21bが図において右上方へ移動していく時に、歯
の背後部分がシート材Sから逃げ易いようになってい
る。なお、シート材S1 に強く作用する部分21cはロ
ールの中心Oを中心とする円弧により形成されている。
【0026】前記シート材スタッキング装置2の支持台
4は、円滑なシート材Sの取出しのためには、図8に示
すように構成するのが望ましい。すなわち、支持台4の
中央部には上向きに開口するシリンダ孔70が形成さ
れ、これにフロート72の下面のピストン71がはめ込
まれており、シリンダ孔70の下端は圧縮空気供給源7
4にバルブ73を介して接続されている。バルブ73を
間欠的に開閉すると、シリンダ孔70の増減する圧力に
よってフロート72は上下に往復動してシート材Sの重
積体に上下方向の振動を付与する。これによって、シー
ト材Sは、ガイド部材13に案内されつつ上下に摺動変
位し、スタッキング装置2内でのシート材Sの上方への
送りの円滑さが維持される。また、シート材同士の付着
も予防される。
【0027】吸引ヘッド移動装置70によってシート材
被供給部60へ向かって吸引ヘッド55が移動する時
に、その吸着面に2枚以上のシート材Sが吸着して運ば
れるのを防止するためには、余分のシート材を搬送の途
中で剥取る装置80を図1および図9に示すように設け
ることができる。この剥取り装置80は、例えば吸引ヘ
ッド55の移動軸跡の近傍に設けたワイヤ(ピアノ線
等)により構成することができる。ワイヤ80は、1枚
目シートS1 には触れないが2枚目シートSには触れて
それを剥取るように、図9に示すような高さ位置に設け
られる。これによって、シート材被供給部に2枚以上の
シート材が送り込まれることを防止できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、重積状
態のシート材の最上層のシート材をめくり部材により押
え部材の方へ押して、最上層シート材との次位のシート
材との間に隙間を作り、次いでその隙間に取出し板を挿
入して吸引ヘッドに吸着させるので、空気透過性が高く
て複数枚吸着し易いシート材であっても、確実に1枚ず
つ取上げてそれを被供給部へ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシート材枚葉供給装置の一実施例
の斜視図。
【図2】最上層シート材のめくり直前の状態の説明図。
【図3】図2の状態に続いて最上層シートがめくられ始
めた状態を示す説明図。
【図4】取出し板の上昇によりめくり作用がさらに進
み、吸着作用が始まった状態の説明図。
【図5】図4の状態より後のシート材位置補正の状態を
示す説明図。
【図6】めくり部材のロールの断面図。
【図7】図6のロールの周面の歯の形状の説明図。
【図8】シート材スタッキング装置とその振動付与装置
を示す図。
【図9】吸引ヘッドから2枚目以降のシート材を剥取る
装置を示す図。
【符号の説明】
2 シート材スタッキング装置 S シート材 4 支持台 12 基台 13 ガイド部材 S1 最上層シート材 20 押え部材(ローラ) 21 めくり部材(ローラ) 21b 歯 22 回転軸 28,29 クランク機構 30 駆動源 32 めくり部材駆動装置 40 取出し板 41 駆動源 45 駆動源 47 取出し板駆動装置 51 駆動源 52 駆動源 55 吸引ヘッド 60 シート材被供給部 61 吸収缶容器 70 吸引ヘッド移動装置 70,72,73,74 振動付与装置 R 円弧状逃げ部 80 シート材剥取り部材 G 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福 田 昭 東京都墨田区両国2丁目10番5号 三井金 属エンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を積重ね、最上層のシート材表面
    の一側寄りを押え部材で押えつつ、該シート材表面の他
    側寄りにめくり部材を当てて前記押え部材へ向かう方向
    にシート材表面を押し、これにより、押え部材とめくり
    部材の間にあるシート材部分を次位のシート材から離れ
    るように立上がらせ、立上がった最上層シート材部分と
    次位のシート材との間に形成された隙間に取出し板を挿
    入し、最上層シート材表面に近接するように吸引ヘッド
    を移動させて、最上層シート材の立上がり部を吸引ヘッ
    ドにより吸引し、吸引ヘッドを積重ねシート材から離れ
    る方向に移動させて、最上層シート材を前記押え部材お
    よびめくり部材から解放し、吸引ヘッドをシート材被供
    給位置へ移動させることによって最上層シート材をシー
    ト材被供給部へ送ることを特徴とするシート材の枚葉供
    給方法。
  2. 【請求項2】吸引ヘッドを積重ねシート材から離れる方
    向に移動させて最上層シート材を押え部材およびめくり
    部材から解放した後、吸引ヘッドを、最上層シート材を
    吸引した状態のまま再び積重ねシート材へ向かって移動
    させ、吸引ヘッドに吸引されている最上層シート材を、
    積重ねシート材の積重ね位置を規制するガイド部材に当
    接させて、最上層シート材を正規位置に補正することを
    特徴とする請求項1記載のシート材の枚葉供給方法。
  3. 【請求項3】シート材を積重ね状態で保持するシート材
    スタッキング装置と、スタッキング装置内の最上層シー
    ト材の表面の一側寄りに当接する押え部材と、スタッキ
    ング装置内の最上層シート材の表面の他側寄りに当接す
    るめくり部材と、このめくり部材を、前記押え部材へ向
    かう方向に変位させて、押え部材とめくり部材の間にあ
    るシート材部分を次位のシート材から離れるように立上
    がらせるめくり部材駆動装置と、次位のシート材と前記
    最上層シートの立上がりシート材部分との間に形成され
    た隙間に挿脱可能に変位自在の取出し板と、取出し板が
    背面に挿入された最上層シートへ向かって前進し最上層
    シートを吸引して後退するように、前記スタッキング装
    置へ接近離間可能に設けられた吸引ヘッドと、この吸引
    ヘッドをシート材被供給部とスタッキング装置に対応す
    る位置との間で移動させる吸引ヘッド移動装置とからな
    ることを特徴とするシート材の枚葉供給装置。
  4. 【請求項4】前記シート材スタッキング装置が、積重ね
    シート材を支承する支持台と、積重ねシート材を積重ね
    方向に案内するガイド部材と、支持台上のシート材をガ
    イド部材に沿う方向に反復往復動させる振動付与装置と
    を備えることを特徴とする請求項3記載のシート材の枚
    葉供給装置。
  5. 【請求項5】前記めくり部材がめくりローラからなり、
    前記めくり部材駆動装置が、めくりローラを、そのシー
    ト接触側周面が押え部材へ向かって変位するように回動
    させる装置からなり、めくりローラの周面には多数の周
    方向の歯の列が平行に設けられ、各歯の先端縁の断面
    は、めくりローラの回転方向に関しての上流側が円弧状
    に径方向内側へ逃げるように形成されていることを特徴
    とする請求項3または4記載のシート材の枚葉供給装
    置。
  6. 【請求項6】スタッキング装置とシート材被供給位置と
    の間における吸引ヘッドの移動軌跡上で、吸引ヘッドに
    吸引されている1枚目シート材には触れないが2枚目シ
    ート材には当接してそれを剥取る部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項3、4または5記載のシート材
    の枚葉供給装置。
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