JPH07108904B2 - 新規なアシルベンゾキサゾリノン類、及びその製造法 - Google Patents
新規なアシルベンゾキサゾリノン類、及びその製造法Info
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- JPH07108904B2 JPH07108904B2 JP3150665A JP15066591A JPH07108904B2 JP H07108904 B2 JPH07108904 B2 JP H07108904B2 JP 3150665 A JP3150665 A JP 3150665A JP 15066591 A JP15066591 A JP 15066591A JP H07108904 B2 JPH07108904 B2 JP H07108904B2
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- C07D263/60—Naphthoxazoles; Hydrogenated naphthoxazoles
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なアシルベンゾキ
サゾリノン類、これらを調製する方法、及びこれを含有
する薬剤組成物に関する。
サゾリノン類、これらを調製する方法、及びこれを含有
する薬剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのベンゾキサゾリノン化合物につい
ては、療法に記載されている。より詳しくは、フランス
特許第73−23281号明細書及びフランス特許第7
3−23280号明細書並びに刊行物Eur.J.Me
d.Chem.,1974年,9巻(5),491−4
96頁及び同刊行物の497−500頁に鎮痛性、及び
抗炎症性の6−アシルベンゾキサゾリノン類が記載され
ている。
ては、療法に記載されている。より詳しくは、フランス
特許第73−23281号明細書及びフランス特許第7
3−23280号明細書並びに刊行物Eur.J.Me
d.Chem.,1974年,9巻(5),491−4
96頁及び同刊行物の497−500頁に鎮痛性、及び
抗炎症性の6−アシルベンゾキサゾリノン類が記載され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、アシルベ
ンゾキサゾリノンには有利な抗血栓特性が賦与されてい
ることを今や発見したが、この特性こそ、この化合物を
従来の技術から区別するものである。
ンゾキサゾリノンには有利な抗血栓特性が賦与されてい
ることを今や発見したが、この特性こそ、この化合物を
従来の技術から区別するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
(I):
(I):
【化11】 〔式中、R1 は水素原子又は低級アルキル基を示し、A
は水素原子を示し、そしてBはCO−G基を示し、G
は、 − フラン、インドール、ピロール、ピリジン、キノリ
ン、イソキノリン及びベンゾフランから選択され、任意
に一種又はそれ以上の低級アルキル基又は低級アルコキ
シ基又はハロゲン原子で置換されたヘテロアリール基、
又は − カルボキシル基で置換された線状又は分枝状低級ア
ルキル基、又は − カルボキシル基で置換された線状又は分枝状低級ア
ルケニル基、又は − カルボキシル基で置換されたフェニル基又はナフチ
ル基であり、 あるいはまた、AはBとともにCO(CH2)n CH(C
H3)基(式中、nは1、2、3又は4の整数であり、C
O基はベンゾキサゾリノンの芳香環に5−位又は6−位
で結合している)を形成する〕の化合物、或いは適当な
場合はその異性体、又は式(I)の化合物がカルボキシ
ル基を有している場合は、薬剤的に許容される塩基との
その付加塩、又は式(I)の化合物が塩基性の基を有し
ている場合は、薬剤的に許容される酸とのその付加塩
(ここで低級アルキル、低級アルコキシ及び低級アルケ
ニルとは、炭素原子1〜6個を有する線状又は分枝状の
基を意味する)に関するものである。
は水素原子を示し、そしてBはCO−G基を示し、G
は、 − フラン、インドール、ピロール、ピリジン、キノリ
ン、イソキノリン及びベンゾフランから選択され、任意
に一種又はそれ以上の低級アルキル基又は低級アルコキ
シ基又はハロゲン原子で置換されたヘテロアリール基、
又は − カルボキシル基で置換された線状又は分枝状低級ア
ルキル基、又は − カルボキシル基で置換された線状又は分枝状低級ア
ルケニル基、又は − カルボキシル基で置換されたフェニル基又はナフチ
ル基であり、 あるいはまた、AはBとともにCO(CH2)n CH(C
H3)基(式中、nは1、2、3又は4の整数であり、C
O基はベンゾキサゾリノンの芳香環に5−位又は6−位
で結合している)を形成する〕の化合物、或いは適当な
場合はその異性体、又は式(I)の化合物がカルボキシ
ル基を有している場合は、薬剤的に許容される塩基との
その付加塩、又は式(I)の化合物が塩基性の基を有し
ている場合は、薬剤的に許容される酸とのその付加塩
(ここで低級アルキル、低級アルコキシ及び低級アルケ
ニルとは、炭素原子1〜6個を有する線状又は分枝状の
基を意味する)に関するものである。
【0005】塩基性の基を含有している式(I)の化合
物に、適当な場合は、塩を得るために添加され得る薬剤
的に許容される酸のうち、塩酸、硫酸、酒石酸、マレイ
ン酸、フマール酸、修酸、メタンスルフォン酸、及び樟
脳酸などを挙げることができるが、これらは限定するこ
とを意味するものではない。
物に、適当な場合は、塩を得るために添加され得る薬剤
的に許容される酸のうち、塩酸、硫酸、酒石酸、マレイ
ン酸、フマール酸、修酸、メタンスルフォン酸、及び樟
脳酸などを挙げることができるが、これらは限定するこ
とを意味するものではない。
【0006】カルボキシル基を有している式(I)の化
合物に、適当な場合に、塩を得るために添加され得る薬
剤的に許容される塩基としては、ナトリウム、カリウ
ム、カルシウム又はアルミニウムの水酸化物、アルカリ
金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩又はトリエチルアミ
ン、ベンジルアミン、ジエタノールアミン、tert−ブチ
ルアミン、ジシクロヘキシルアミン、アルギニンのよう
な有機塩基などを挙げることができるが、これらは限定
することを意味するものではない。
合物に、適当な場合に、塩を得るために添加され得る薬
剤的に許容される塩基としては、ナトリウム、カリウ
ム、カルシウム又はアルミニウムの水酸化物、アルカリ
金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩又はトリエチルアミ
ン、ベンジルアミン、ジエタノールアミン、tert−ブチ
ルアミン、ジシクロヘキシルアミン、アルギニンのよう
な有機塩基などを挙げることができるが、これらは限定
することを意味するものではない。
【0007】本発明の主題は、また式(I)の化合物を
製造する方法であるが、この場合、式(II):
製造する方法であるが、この場合、式(II):
【化12】 (式中、R1 は式(I)の場合と同じ定義を有する)の
化合物を出発物質として用い、この化合物をジメチルホ
ルムアミドと塩化アルミニウムの存在下、a)− 式
(III):
化合物を出発物質として用い、この化合物をジメチルホ
ルムアミドと塩化アルミニウムの存在下、a)− 式
(III):
【化13】 ClCOG (III) (式中、Gはカルボキシル基で置換された低級アルケニ
ル基を示す場合を除いて、式(I)の場合と同じ定義を
有する)の酸塩化物、又は− 式(IV): O(OCG)2 (IV) (式中、Gは式(I)の場合と同じ定義を有する)の酸
無水物で処理し、式(I/a):
ル基を示す場合を除いて、式(I)の場合と同じ定義を
有する)の酸塩化物、又は− 式(IV): O(OCG)2 (IV) (式中、Gは式(I)の場合と同じ定義を有する)の酸
無水物で処理し、式(I/a):
【化14】 の化合物、つまり式(I)(式中、Aは水素原子を示
し、そしてBは式(I)の場合と同じ定義を有する)の
化合物を得、この式(I/a)の化合物は、所望によ
り、晶析及びクロマトグラフィーから選択される従来法
によって精製し、この化合物の異性体を分離し、この化
合物のBがカルボキシル基を有している場合には薬剤的
に許容され得る塩基で、Bが塩基性の基を有している場
合には薬剤的に許容され得る酸で塩にするか、又はb)
− 式(V):
し、そしてBは式(I)の場合と同じ定義を有する)の
化合物を得、この式(I/a)の化合物は、所望によ
り、晶析及びクロマトグラフィーから選択される従来法
によって精製し、この化合物の異性体を分離し、この化
合物のBがカルボキシル基を有している場合には薬剤的
に許容され得る塩基で、Bが塩基性の基を有している場
合には薬剤的に許容され得る酸で塩にするか、又はb)
− 式(V):
【化15】 ClOC−(CH2)n-1 CH=CH−CH3 (V) (式中、nは式(I)の場合と同じ定義を有する)の酸
塩化物、又は− 式:
塩化物、又は− 式:
【化16】 (式中、nは式(I)の場合と同じ定義を有する)の化
合物で処理し、式(I/b):
合物で処理し、式(I/b):
【化17】 (式中、R1 とnは式(I)の場合と同じ定義を有す
る)の化合物、つまり式(I)〔式中、AはBとともに
CO(CH2)n CH(CH3)基(式中、nは式(I)の
場合と同じ定義を有し、CO基はベンゾキサゾリノンの
5−位又は6−位に結合している)を形成する〕の化合
物の混合物を得、この式(I/b)の化合物を晶析及び
クロマトグラフィーから選択される一種又はそれ以上の
方法によって分離し、精製する。
る)の化合物、つまり式(I)〔式中、AはBとともに
CO(CH2)n CH(CH3)基(式中、nは式(I)の
場合と同じ定義を有し、CO基はベンゾキサゾリノンの
5−位又は6−位に結合している)を形成する〕の化合
物の混合物を得、この式(I/b)の化合物を晶析及び
クロマトグラフィーから選択される一種又はそれ以上の
方法によって分離し、精製する。
【0008】本発明の化合物の特殊なケースは、式(I
/c):
/c):
【化18】 (式中、R1 とnは式(I)の場合と同じ定義を有す
る)の化合物を製造する方法であって、この化合物は、
式(VI):
る)の化合物を製造する方法であって、この化合物は、
式(VI):
【化19】 (式中、R1 とnは式(I)の場合と同じ定義を有す
る)の化合物に、ジメチルホルムアミドの存在下に塩化
アルミニウムを作用させることによって得られ、所望な
らばこの式(I/c)の化合物を晶析及び/又はクロマ
トグラフィーから選択される一種又はそれ以上の方法に
よって精製する。
る)の化合物に、ジメチルホルムアミドの存在下に塩化
アルミニウムを作用させることによって得られ、所望な
らばこの式(I/c)の化合物を晶析及び/又はクロマ
トグラフィーから選択される一種又はそれ以上の方法に
よって精製する。
【0009】式(I)の化合物は薬理学上有利な性質を
有する。
有する。
【0010】本発明の化合物を薬理学的に研究した結
果、実際これらの化合物は毒性が低く、抗血栓活性が賦
与されていることが示された。
果、実際これらの化合物は毒性が低く、抗血栓活性が賦
与されていることが示された。
【0011】この活性スペクトルがあるが故に、本発明
の化合物は急性周辺動脈虚血性発作の処置及び予防のよ
うな多くの適応に有利に働くのである。
の化合物は急性周辺動脈虚血性発作の処置及び予防のよ
うな多くの適応に有利に働くのである。
【0012】本発明の主題は、また式(I)の生成物を
含有する薬剤組成物でもあり、単独にあるいは薬剤的に
許容される、非毒性、不活性賦形剤又はベヒクル一種又
はそれ以上と組み合わせて用いられる。
含有する薬剤組成物でもあり、単独にあるいは薬剤的に
許容される、非毒性、不活性賦形剤又はベヒクル一種又
はそれ以上と組み合わせて用いられる。
【0013】本発明の薬剤組成物のうち、より特定的に
は、経口、非経口又は経鼻服用に好適なもの、単純錠又
は糖衣錠、舌下錠、小袋、小包、硬質ゼラチン カプセ
ル、舌下調製薬、トローチ、座薬、クリーム、軟膏、ス
キン ゲルなどを挙げることができる。
は、経口、非経口又は経鼻服用に好適なもの、単純錠又
は糖衣錠、舌下錠、小袋、小包、硬質ゼラチン カプセ
ル、舌下調製薬、トローチ、座薬、クリーム、軟膏、ス
キン ゲルなどを挙げることができる。
【0014】適当な用量は、患者の年令及び体重、投薬
のルート及び療法適応の性質又は関連処置の性質によっ
て変わり、24時間当たり0.5センチグラム〜4グラ
ムの範囲である。
のルート及び療法適応の性質又は関連処置の性質によっ
て変わり、24時間当たり0.5センチグラム〜4グラ
ムの範囲である。
【0015】以下の実施例は本発明を説明するものであ
り、これを限定するものではない。
り、これを限定するものではない。
【0016】赤外線スペクトルは、臭化カリウムのディ
スクで行われた。
スクで行われた。
【0017】例1:3−メチル−6−ニコチノイルベン
ゾキサゾリノン 塩化アルミニウム61.3g(0.46モル)を入れた
250−mlのフラスコへジメチルホルムアミド9.9
ml(0.13モル)を攪拌しながら滴下導入する。
ゾキサゾリノン 塩化アルミニウム61.3g(0.46モル)を入れた
250−mlのフラスコへジメチルホルムアミド9.9
ml(0.13モル)を攪拌しながら滴下導入する。
【0018】このフラスコに還流コンデンサーを取り付
け、45℃の領域にある温度の油浴に漬ける。3−メチ
ルベンゾキサゾリノン6g(0.04モル)及び塩化ニ
コチノイル塩酸塩10.6g(0.06モル)をこのフ
ラスコに注入する。
け、45℃の領域にある温度の油浴に漬ける。3−メチ
ルベンゾキサゾリノン6g(0.04モル)及び塩化ニ
コチノイル塩酸塩10.6g(0.06モル)をこのフ
ラスコに注入する。
【0019】この混合物を時間θ(80時間)の間、温
度t(100〜110℃)に加熱する。反応混合物を十
分な量の氷の中に注ぎ、得た混合物を一時間攪拌し、形
成した沈殿から反応液を落とし、水で洗い、乾燥する。
これを更にエタノール中で再結晶する。
度t(100〜110℃)に加熱する。反応混合物を十
分な量の氷の中に注ぎ、得た混合物を一時間攪拌し、形
成した沈殿から反応液を落とし、水で洗い、乾燥する。
これを更にエタノール中で再結晶する。
【0020】収率:68%融点 :163〜164℃元素分析 : 計算値 C:66.13 H:3.96 N:11.02 測定値 C:66.24 H:3.96 N:10.87スペクトル特性 :赤外 : 1770cm-1:νC=O(OCON) 1635cm-1:νC=O(ケトン) 1600−1580cm-1:νC=C(芳香族)核磁気共鳴 (溶剤DMSO−d6 ) δ:3.08ppm,シングレット3H N−CH3
【0021】例2:6−ニコチノイルベンゾキサゾリノ
ン(塩酸塩) 例1に記載の操作手順を用い、3−メチルベンゾキサゾ
リノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用する。
ン(塩酸塩) 例1に記載の操作手順を用い、3−メチルベンゾキサゾ
リノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用する。
【0022】θ:30時間収率 :60%融点 :259〜260℃元素分析 : 計算値 C:56.43 H:3.28 N:10.12 測定値 C:56.30 H:3.35 N:10.00スペクトル特性 :赤外 : 1775cm-1:νCO(OCON) 1645cm-1:νCO(ケトン) 1610−1580cm-1:νC=C(芳香族)核磁気共鳴 (溶剤DMSO−d6 ) δ:7.26ppm,ダブレット(1H),H4 ,J=8.8Hz δ:6.68ppm,ダブレット(1H),H7 ,J=2.2Hz δ:6.70ppm,ダブレットのダブレット(1H),H5 ,J=8.8Hz ;J=2.2Hz
【0023】例3:6−フロイル−3−メチルベンゾキ
サゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノイル塩
酸塩の代わりに、2−フロイルクロリドを用い、標題の
生成物を得る。
サゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノイル塩
酸塩の代わりに、2−フロイルクロリドを用い、標題の
生成物を得る。
【0024】t:95〜100℃θ :4時間30分収率 :72%融点 :140〜141℃元素分析 : 計算値 C:64.19 H:3.67 N:5.67 測定値 C:64.26 H:3.63 N:5.86スペクトル特性 :赤外 : 1760cm-1:νCO(OCON) 1625cm-1:νCO(ケトン) 1600cm-1:νC=C(芳香族)核磁気共鳴 (溶剤DMSO−d6 ) δ:3.41ppm,シングレット,3H,N−CH3 δ:7.40ppm,ダブレット,1H,(H4 ),J=7.7Hz δ:7.84ppm,シングレット,1H,(H7 ) δ:7.94ppm,ダブレットのダブレット,1H,(H5 ),J=7.7H z;J=1.6Hz
【0025】例4:6−フロイルベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノイル塩
酸塩の代わりに、2−フロイルクロリドを用い、標題の
生成物を得る。
酸塩の代わりに、2−フロイルクロリドを用い、標題の
生成物を得る。
【0026】t:95〜100℃θ :5時間収率 :68%融点 :233〜234℃元素分析 : 計算値 C:62.88 H:3.08 N:6.11 測定値 C:62.55 H:3.11 N:5.97スペクトル特性 :赤外 : 3100cm-1:νNH 1775cm-1:νCO(OCON) 1620cm-1:νCO(ケトン) 1583cm-1:νC=C(芳香族) 1H核磁気共鳴 (溶剤DMSO−d6 ) δ:7.24ppm,ダブレット,1H,(H4 ),J=7.6Hz δ:7.80ppm,シングレット,1H,H7 δ:7.85ppm,ダブレットのダブレット,1H,H5 ,J=7.6Hz
【0027】例5:4−オキソ−4−(3−メチルベン
ゾキサゾリノン−6−イル)酪酸塩化アルミニウム5
3.3g(0.4モル)が入った250−mlフラスコ
へジメチルホルムアミド8.6ml(0.115モル)
を攪拌しながら滴下導入する。このフラスコに還流コン
デンサーを取り付け、45℃の領域にある温度の油浴に
漬ける。
ゾキサゾリノン−6−イル)酪酸塩化アルミニウム5
3.3g(0.4モル)が入った250−mlフラスコ
へジメチルホルムアミド8.6ml(0.115モル)
を攪拌しながら滴下導入する。このフラスコに還流コン
デンサーを取り付け、45℃の領域にある温度の油浴に
漬ける。
【0028】3−メチルベンゾキサゾリノン6g(0.
04モル)及び無水琥珀酸6g(0.06モル)を導入
する。この混合物を時間θ(5時間30分)の間90〜
95℃(温度t)に加熱する。
04モル)及び無水琥珀酸6g(0.06モル)を導入
する。この混合物を時間θ(5時間30分)の間90〜
95℃(温度t)に加熱する。
【0029】反応混合物を十分な量の氷の中に注ぎ、得
た混合物を一時間攪拌し、形成した沈殿から反応液を落
とす。得られた生成物を、10%重炭酸ナトリウム水溶
液中に取る。このアルカリ溶液をエーテルで数回抽出
し、ついで水相部分を希塩酸で酸性化する。得られた沈
殿の水を落とし、水で洗い、乾燥し、エタノール中で再
結晶する。
た混合物を一時間攪拌し、形成した沈殿から反応液を落
とす。得られた生成物を、10%重炭酸ナトリウム水溶
液中に取る。このアルカリ溶液をエーテルで数回抽出
し、ついで水相部分を希塩酸で酸性化する。得られた沈
殿の水を落とし、水で洗い、乾燥し、エタノール中で再
結晶する。
【0030】収率:62%融点 :179〜180℃元素分析 : 計算値 C:57.83 H:4.44 N:5.62 測定値 C:57.62 H:4.53 N:5.83スペクトル特性 :赤外 : 3300cm-1:νOH(酸) 1750cm-1:νCO(N−CO−O) 1730cm-1:νCO(酸) 1660cm-1:νCO(ケトン) 1600cm-1:νC=C(芳香族)核磁気共鳴 (溶剤 アセトン−d6 ) δ:3.36ppm,トリプレット,2H,CO−CH2 δ:3.50ppm,シングレット,3H,N−CH3
【0031】例6:4−オキソ−4−(ベンゾキサゾリ
ノン−6−イル)酪酸 例5に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾキ
サゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、標
題の生成物を得る。
ノン−6−イル)酪酸 例5に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾキ
サゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、標
題の生成物を得る。
【0032】t:90〜95℃θ :5時間30分 再結晶用溶剤:エタノール/水(1:4)収率 :54%融点 :218〜219℃スペクトル特性 :赤外 : 3290cm-1:νOH(酸) 3060cm-1:νNH 1740cm-1:νCO(OCON) 1670cm-1:νCO(ケトン) 1705cm-1:νCO(酸)核磁気共鳴 (溶剤:アセトン−d6 ) δ:2.74ppm,トリプレット,2H,CH2 −COOH δ:3.33ppm,トリプレット,2H,CO−CH2
【0033】例7:2−メチル−4−オキソ−4−(3
−メチルベンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水メチル琥珀酸を使用し、標題の生成物を得る。
−メチルベンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水メチル琥珀酸を使用し、標題の生成物を得る。
【0034】温度t:80〜85℃θ :4時間30分 再結晶用溶剤:水/エタノール(4:2)収率 :43%融点 :186〜187℃元素分析 : 計算値 C:59.31 H:4.98 N:5.32 測定値 C:59.17 H:4.90 N:5.39スペクトル特性 :赤外 : 3060−2880cm-1:νOH(酸) 1770cm-1:νCO(OCON) 1700cm-1:νCO(酸) 1670cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.18ppm,ダブレット,3H,CH3 CH−COOH δ:2.90〜3.64ppm,分離していない複合シグナル,6H,N−CH 3 及びCH2 −CH−COOH
【0035】例8:2−メチル−4−オキソ−4−(ベ
ンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例7に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾキ
サゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、標
題の生成物を得る。
ンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例7に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾキ
サゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、標
題の生成物を得る。
【0036】温度t:80〜85℃θ :4時間30分 再結晶用溶剤:水/エタノール(5:0.5)収率 :32%融点 :206〜208℃元素分析 : 計算値 C:57.83 H:4.45 N:5.62 測定値 C:57.61 H:4.35 N:5.52スペクトル特性 :赤外 : 3210−2900cm-1:νNH及びOH(酸) 1760cm-1:νCO(OCON) 1690cm-1:νCO(酸) 1675cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.19ppm,ダブレット,3H,CH3 CH−COOH δ:2.73〜3.62ppm,分離していない複合シグナル,3H,CH2 − CH−COOH
【0037】例9:4−オキソ−4−(3−メチルベン
ゾキサゾリノン−6−イル)ブテン酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水マレイン酸を使用し、標題の生成物を得る。
ゾキサゾリノン−6−イル)ブテン酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水マレイン酸を使用し、標題の生成物を得る。
【0038】温度t:80℃θ :4時間30分 再結晶用溶剤:エタノール収率 :58%融点 :220〜221℃元素分析 : 計算値 C:58.30 H:3.67 N:5.67 測定値 C:58.06 H:3.88 N:5.65スペクトル特性 :赤外 : 3280cm-1:νOH(酸) 1760cm-1:νCO(OCON) 1720cm-1:νCO(酸) 1655cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:3.41ppm,シングレット,3H,N−CH3
【0039】例10:4−オキソ−4−(ベンゾキサゾ
リノン−6−イル)−2−ブテン酸 例9に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾキ
サゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、標
題の生成物を得る。
リノン−6−イル)−2−ブテン酸 例9に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾキ
サゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、標
題の生成物を得る。
【0040】温度t:80℃θ :4時間30分 再結晶用溶剤:水収率 :49%融点 :235〜236℃元素分析 : 計算値 C:56.65 H:3.03 N:6.00 測定値 C:56.69 H:3.25 N:6.03スペクトル特性 :赤外 : 3220cm-1:νOH(酸) 3000cm-1:νNH 1755cm-1:νCO(OCON) 1700cm-1:νCO(酸) 1650cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:7.80ppm,ダブレット,1H,H4 ,J4-5 =7.5Hz δ:7.85ppm,シングレット,1H,H7 δ:7.90ppm,ダブレット,1H,H5 ,J5-4 =7.5Hz
【0041】例11:2−メチレン−4−オキソ−4−
(3−メチルベンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水イタコン酸を使用し、標題の生成物を得る。
(3−メチルベンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水イタコン酸を使用し、標題の生成物を得る。
【0042】温度t:75〜80℃θ :4時間30分収率 :46% 再結晶用溶剤:エタノール融点 :180℃元素分析 : 計算値 C:59.77 H:4.24 N:5.36 測定値 C:59.96 H:4.19 N:5.84スペクトル特性 :赤外 : 3100〜2800cm-1:νOH(酸) 1745cm-1:νNH 1710cm-1:νCO(酸) 1670cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:3.34ppm,シングレット,3H,N−CH3 δ:4.02ppm,シングレット,2H,CO−CH2 δ:7.90ppm,ダブレット,1H,H5 ,J5-4 =7.5Hz
【0043】例12:2−メチレン−4−オキソ−4−
(ベンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例11に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾ
キサゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、
標題の生成物を得る。
(ベンゾキサゾリノン−6−イル)酪酸 例11に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾ
キサゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、
標題の生成物を得る。
【0044】温度t:75〜80℃θ :5時間 再結晶用溶剤:水/エタノール(1:1)収率 :34%融点 :222〜223℃元素分析 : 計算値 C:58.30 H:3.67 N:5.67 測定値 C:58.79 H:3.38 N:5.20スペクトル特性 :赤外 : 3300cm-1:νOH(酸) 3080cm-1:νNH 1745cm-1:νCO(OCON) 1695cm-1:νCO(酸) 1615cm-1:νCO(ケトン) 1605cm-1:νC=C(芳香族)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:7.18ppm,ダブレット,1H,H4 ,J4-5 =8.4Hz δ:7.81ppm,シングレット,1H,H7 δ:7.87ppm,ダブレット,1H,H5 ,J5-4 =8.4Hz
【0045】例13:2−〔(3−メチルベンゾキサゾ
リノン−6−イル)−カルボニル〕安息香酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水フタール酸を使用し、標題の生成物を得る。
リノン−6−イル)−カルボニル〕安息香酸 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
に無水フタール酸を使用し、標題の生成物を得る。
【0046】温度t:95〜100℃θ :8時間 再結晶用溶剤:エタノール収率 :58%融点 :210〜211℃元素分析 : 計算値 C:64.63 H:3.73 N:4.71 測定値 C:64.14 H:3.92 N:4.74スペクトル特性 :赤外 : 3460cm-1:νOH 1775cm-1:νCO(OCON) 1680cm-1:νCO(酸) 1640cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:3.36ppm,3H,N−CH3 δ:7.26ppm,ダブレット,1H,(H4 ),J4-5 =8.7Hz δ:7.68ppm,ダブレットのダブレット,1H,(H5 )J5-4 =8.7 Hz
【0047】例14:2−〔(ベンゾキサゾリノン−6
−イル)−カルボニル〕−安息香酸 例13に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾ
キサゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、
標題の生成物を得る。
−イル)−カルボニル〕−安息香酸 例13に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾ
キサゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、
標題の生成物を得る。
【0048】温度t:95〜100℃θ :8時間 再結晶用溶剤:水/エタノール(3:1)収率 :52%融点 :243〜244℃元素分析 : 計算値 C:63.60 H:3.20 N:4.94 測定値 C:63.29 H:3.18 N:4.92スペクトル特性 :赤外 : 3470cm-1:νOH(酸) 3360cm-1:νNH 1770cm-1:νCO(OCON) 1690cm-1:νCO(酸) 1650cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:7.15ppm,ダブレット,1H,(H4 ),J4-5 =8.5Hz δ:7.70ppm,ダブレットのダブレット,1H,(H5 )J5-4 =8.5 Hz
【0049】例15:2,3−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3,7−ジメチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキ
サゾール 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
にクロトニル クロリド又は別法としてγ−ブチロール
アセトンを使用し、標題の生成物を得る。
キソ−3,7−ジメチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキ
サゾール 例5に記載の操作手順を用いるが、無水琥珀酸の代わり
にクロトニル クロリド又は別法としてγ−ブチロール
アセトンを使用し、標題の生成物を得る。
【0050】これは、1:5シクロヘキサン/酢酸エチ
ル混合物を用いてシリカゲルのカラムでクロマトグラフ
ィーで精製する。
ル混合物を用いてシリカゲルのカラムでクロマトグラフ
ィーで精製する。
【0051】温度t:80〜85℃θ :2時間30分〜3時間 再結晶用溶剤:エタノール収率 :52%融点 :166〜167℃元素分析 : 計算値 C:66.35 H:5.10 N:6.45 測定値 C:66.18 H:5.17 N:6.39スペクトル特性 :赤外 : 1770cm-1:νCO(OCON) 1680cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.34ppm,ダブレット,3H,HC−CH3 ,J=6.6Hz δ:3.36ppm,シングレット,3H,N−CH3
【0052】例16:2,3−ジヒドロ−2,7−ジオ
キソ−3.5−ジメチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキ
サゾール ジメチルホルムアミド8.6ml(0.115モル)
を、塩化アルミニウム53.3g(0.4モル)が入っ
た250−mlフラスコへ攪拌しながら滴下導入する。
このフラスコに還流コンデンサーを取り付け、45℃の
領域にある温度の油浴に漬ける。6−(4−ヒドロキシ
ブチリル)−3−メチルベンゾキサゾリノン6g(0.
04モル)を導入し、この混合物を2時間90℃に加熱
する。
キソ−3.5−ジメチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキ
サゾール ジメチルホルムアミド8.6ml(0.115モル)
を、塩化アルミニウム53.3g(0.4モル)が入っ
た250−mlフラスコへ攪拌しながら滴下導入する。
このフラスコに還流コンデンサーを取り付け、45℃の
領域にある温度の油浴に漬ける。6−(4−ヒドロキシ
ブチリル)−3−メチルベンゾキサゾリノン6g(0.
04モル)を導入し、この混合物を2時間90℃に加熱
する。
【0053】反応媒体を加水分解する。手順は例5に記
載の通りである。収率 :52%融点 :189℃ 再結晶用溶剤:エタノール元素分析 : 計算値 C:66.35 H:5.10 N:6.45 測定値 C:66.19 H:5.21 N:6.43スペクトル特性 :赤外 : 1770cm-1:νCO(OCON) 1695cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.38ppm,ダブレット,3H CH−CH3 ,J=7Hz δ:3.39ppm,シングレット,3H,N−CH3
載の通りである。収率 :52%融点 :189℃ 再結晶用溶剤:エタノール元素分析 : 計算値 C:66.35 H:5.10 N:6.45 測定値 C:66.19 H:5.21 N:6.43スペクトル特性 :赤外 : 1770cm-1:νCO(OCON) 1695cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.38ppm,ダブレット,3H CH−CH3 ,J=7Hz δ:3.39ppm,シングレット,3H,N−CH3
【0054】注記:この化合物は例15に記載の方法と
同じ方法を用いて得ることができる。二つの化合物はク
ロマトグラフィーによって分離される。例16のものが
二番目に溶出される。
同じ方法を用いて得ることができる。二つの化合物はク
ロマトグラフィーによって分離される。例16のものが
二番目に溶出される。
【0055】例17:2,3−ジヒドロ−2,5−ジオ
キソ−7−メチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキサゾー
ル 例15に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾ
キサゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、
標題の生成物を得る。
キソ−7−メチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキサゾー
ル 例15に記載の操作手順を用いるが、3−メチルベンゾ
キサゾリノンの代わりにベンゾキサゾリノンを使用し、
標題の生成物を得る。
【0056】再結晶用溶剤:エタノール/水(2:4)融点 :252〜253℃元素分析 : 計算値 C:65.02 H:4.47 N:6.89 測定値 C:64.77 H:4.37 N:6.84スペクトル特性 :赤外 : 1770cm-1:νCO(OCON) 1680cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.36ppm,ダブレット,3H,CH−CH3
【0057】例18:2,3−ジヒドロ−2,7−ジオ
キソ−5−メチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキサゾー
ル 例16に記載の操作手順を用い、6−(4−ヒドロキシ
ブチリル)−3−メチルベンゾキサゾリノンの代わりに
6−(4−ヒドロキシブチリル)ベンゾキサゾリノンを
使用し、標題の生成物を得る。
キソ−5−メチル−シクロペンタ〔f〕ベンゾキサゾー
ル 例16に記載の操作手順を用い、6−(4−ヒドロキシ
ブチリル)−3−メチルベンゾキサゾリノンの代わりに
6−(4−ヒドロキシブチリル)ベンゾキサゾリノンを
使用し、標題の生成物を得る。
【0058】融点:213〜214℃再結晶用溶剤 :エタノール/水1/2(v/v)(2:4)元素分析 : 計算値 C:65.02 H:4.47 N:6.89 測定値 C:64.72 H:4.70 N:6.98スペクトル特性 :赤外 : 1780cm-1:νCO(OCON) 1775cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.32ppm,ダブレット,3H,CH−CH3 ,J=6.6Hz
【0059】注記:この化合物は例17に記載の方法と
同じ方法を用いて得ることができる。二つの化合物はク
ロマトグラフィーによって分離される。例18のものが
二番目に溶出される。
同じ方法を用いて得ることができる。二つの化合物はク
ロマトグラフィーによって分離される。例18のものが
二番目に溶出される。
【0060】例19:2,3−ジヒドロ−8−メチル−
2,5−ジオキソシクロヘキサ〔f〕ベンゾキサゾール 例17に記載の操作手順を用いるが、塩化クロトニル又
はγ−ブチロールアセトンの代わりにδ−ヴァレロラク
トンを使用し、標題の生成物を得る。
2,5−ジオキソシクロヘキサ〔f〕ベンゾキサゾール 例17に記載の操作手順を用いるが、塩化クロトニル又
はγ−ブチロールアセトンの代わりにδ−ヴァレロラク
トンを使用し、標題の生成物を得る。
【0061】これは、シクロヘキサン/酢酸エチル
(1:5)を用いてシリカ ゲルのカラム上でクロマト
グラフィーによって精製される。
(1:5)を用いてシリカ ゲルのカラム上でクロマト
グラフィーによって精製される。
【0062】温度t:90〜95℃加熱時間 :4時間〜4時間30分融点 :244〜245℃収率 :80%再結晶用溶剤 :エタノール元素分析 : 計算値 C:66.35 H:5.10 N:6.44 測定値 C:66.13 H:4.92 N:6.86スペクトル特性 :赤外 : 3300cm-1:νNH 1775cm-1:νCO(OCON) 1660cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.35ppm,ダブレット,3H,C−CH3 ,J=6.5Hz
【0063】例20:2,3−ジヒドロ−5−メチル−
2,8−ジオキソシクロヘキサ〔f〕ベンゾキサゾール 例19に記載の操作手順を用いて、クロマトグラフィー
による精製の際に標題の生成物を得る。
2,8−ジオキソシクロヘキサ〔f〕ベンゾキサゾール 例19に記載の操作手順を用いて、クロマトグラフィー
による精製の際に標題の生成物を得る。
【0064】融点:247〜248℃収率 :20%元素分析 : 計算値 C:66.35 H:5.10 N:6.44 測定値 C:66.57 H:5.54 N:6.09スペクトル特性 :赤外 : 3300cm-1:νNH 1780cm-1:νCO(OCON) 1650cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.36ppm,ダブレット,3H,C−CH3 ,J=6.7Hz
【0065】例21:2,3−ジヒドロ−3,8−ジメ
チル−2,5−ジオキソシクロヘキサ〔f〕ベンゾキサ
ゾール 例19に記載の操作手順が用いられるが、ベンゾキサゾ
リノンの代わりに3−メチルベンゾキサゾリノンを使用
する。
チル−2,5−ジオキソシクロヘキサ〔f〕ベンゾキサ
ゾール 例19に記載の操作手順が用いられるが、ベンゾキサゾ
リノンの代わりに3−メチルベンゾキサゾリノンを使用
する。
【0066】再結晶用溶剤:シクロヘキサン収率 :80%融点 :114〜115℃元素分析 : 計算値 C:67.52 H:5.66 N:6.06 測定値 C:67.63 H:5.51 N:5.99スペクトル特性 :赤外 : 1770cm-1:νCO(OCON) 1660cm-1:νCO(ケトン)核磁気共鳴 (溶剤:DMSO−d6 ) δ:1.39ppm,ダブレット,3H,C−CH3 ,J=6.5Hz δ:3.35ppm,シングレット,3H,N−CH3
【0067】例22:3−メチル−6−イソニコチノイ
ルベンゾ−キサゾリノン(塩酸塩) 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化イソニコチノル塩酸塩を使用し、標題
の生成物を得る。
ルベンゾ−キサゾリノン(塩酸塩) 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化イソニコチノル塩酸塩を使用し、標題
の生成物を得る。
【0068】例23:3−メチル−6−(2−キノリル
カルボニル)ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化2−キノリンカルボニル塩酸塩を使用
し、標題の生成物を得る。
カルボニル)ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化2−キノリンカルボニル塩酸塩を使用
し、標題の生成物を得る。
【0069】例24:6−(3−キノリルカルボニル)
ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化3−キノリンカルボニル塩酸塩を使用
し、標題の生成物を得る。
ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化3−キノリンカルボニル塩酸塩を使用
し、標題の生成物を得る。
【0070】例25:3−メチル−6−(3−インドリ
ルカルボニル)ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化3−インドールカルボニル(ベルギー
特許出願BE 900425号明細書のように調製)を
使用し、標題の生成物を得る。
ルカルボニル)ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化3−インドールカルボニル(ベルギー
特許出願BE 900425号明細書のように調製)を
使用し、標題の生成物を得る。
【0071】例26:3−メチル−6−(2−ピロリル
カルボニル)ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化2−ピロールカルボニルを使用し、標
題の生成物を得る。
カルボニル)ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化2−ピロールカルボニルを使用し、標
題の生成物を得る。
【0072】例27:6−(1−イソキノリルカルボニ
ル)ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化1−イソキノリンカルボニル塩酸塩を
使用し、標題の生成物を得る。
ル)ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化1−イソキノリンカルボニル塩酸塩を
使用し、標題の生成物を得る。
【0073】例28:6−〔(1−メチル−3−ピロリ
ル)カルボニル〕−ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化1−メチル−2−ピロールカルボニル
塩酸塩を使用し、標題の生成物を得る。
ル)カルボニル〕−ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化1−メチル−2−ピロールカルボニル
塩酸塩を使用し、標題の生成物を得る。
【0074】例29:6−〔(1−メチル−2−インド
リル)カルボニル〕ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化1−メチル−2−インドールカルボニ
ルを使用し、標題の生成物を得る。
リル)カルボニル〕ベンゾキサゾリノン 例2に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化1−メチル−2−インドールカルボニ
ルを使用し、標題の生成物を得る。
【0075】例30:3−メチル−6−〔(5−メトキ
シ−2−インドリル)−カルボニル〕ベンゾキサゾリノ
ン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化5−メトキシ−2−インドールカルボ
ニルを使用し、標題の生成物を得る。
シ−2−インドリル)−カルボニル〕ベンゾキサゾリノ
ン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化5−メトキシ−2−インドールカルボ
ニルを使用し、標題の生成物を得る。
【0076】例31:3−メチル−6−〔(5−クロロ
−2−インドリル)−カルボニル〕ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化5−クロロ−2−インドールカルボニ
ル クロリドを使用し、標題の生成物を得る。
−2−インドリル)−カルボニル〕ベンゾキサゾリノン 例1に記載の操作手順を用いるが、塩化ニコチノル塩酸
塩の代わりに塩化5−クロロ−2−インドールカルボニ
ル クロリドを使用し、標題の生成物を得る。
【0077】本発明の化合物の薬理学的研究 例32:急性毒性の研究 一組8匹のマウス(26±2グラム)に650mg.k
g-1の用量を経口投与後に急性毒性の評価を行った。マ
ウスの観察は、初日は一定の間隔で、処置後の2週間の
間は毎日行った。
g-1の用量を経口投与後に急性毒性の評価を行った。マ
ウスの観察は、初日は一定の間隔で、処置後の2週間の
間は毎日行った。
【0078】本発明の化合物が全く非毒性のものである
ことは明らかである。650mg.kg-1の用量の投薬
後に死亡したマウスは観察されない。この投薬量の服用
後にも体の不調は認められない。
ことは明らかである。650mg.kg-1の用量の投薬
後に死亡したマウスは観察されない。この投薬量の服用
後にも体の不調は認められない。
【0079】例33:血小板凝集阻害活性の研究 供血者から得られたクエン酸塩加の人血から、血小板に
富む血漿を調製する。供血者は、試料の採血前の十日間
は医療を受けていないものとする。
富む血漿を調製する。供血者は、試料の採血前の十日間
は医療を受けていないものとする。
【0080】この血漿媒体中の血小板凝集を、アラキド
ン酸を用いて濁度測定によって研究する。本発明の生成
物は、作用薬の3分前に血漿に添加する。その結果、本
発明の生成物は顕著な血小板凝集拮抗活性を示す。
ン酸を用いて濁度測定によって研究する。本発明の生成
物は、作用薬の3分前に血漿に添加する。その結果、本
発明の生成物は顕著な血小板凝集拮抗活性を示す。
【0081】例34:薬剤組成物:錠剤 該錠剤は6−ニコチノイル−ベンゾキサゾリノン50m
gを含有する。
gを含有する。
【0082】 1000錠に対する処方 6−ニコチノイルベンゾキサゾリノン 50g 小麦スターチ 15g コーンスターチ 15g ラクトース 65g ステアリン酸マグネシウム 2g シリカ 1g ヒドロキシプロピル セルローズ 2g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/06 213 215 217 307 // A61K 31/42 ACB 31/44 ABR 31/47 (72)発明者 ミシェル ドゥビサグエ フランス国ヌイユ スル セーヌ,ブール バール ダンケルマン 14 (72)発明者 ベアトリス グアルディオラ フランス国ヌイユ スル セーヌ,リュ ドゥアール ノルティエール 6
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子又は低級アルキル基を示し、A
は水素原子を示し、そしてBはCO−G基を示し、G
は、 − フラン、インドール、ピロール、ピリジン、キノリ
ン、イソキノリン及びベンゾフランから選択され、任意
に一種又はそれ以上の低級アルキル基又は低級アルコキ
シ基又はハロゲン原子で置換されたヘテロアリール基、
又は − カルボキシル基で置換された線状又は分枝状低級ア
ルキル基、又は − カルボキシル基で置換された線状又は分枝状低級ア
ルケニル基、又は − カルボキシル基で置換されたフェニル基又はナフチ
ル基であり、 あるいはまた、AはBとともにCO(CH2)n CH(C
H3)基(式中、nは1、2、3又は4の整数であり、C
O基はベンゾキサゾリノンの芳香環に5−位又は6−位
で結合している)を形成する〕の化合物、 或いは適当な場合はその異性体、又は式(I)の化合物
がカルボキシル基を有している場合は、薬剤的に許容さ
れる塩基とのその付加塩、又は式(I)の化合物が塩基
性の基を有している場合は、薬剤的に許容される酸との
その付加塩(ここで低級アルキル、低級アルコキシ及び
低級アルケニルとは、炭素原子1〜6個を有する線状又
は分枝状の基を意味する)。 - 【請求項2】 BがCO−G基を示し、Gがフラン、イ
ンドール、ピロール、ピリジン、キノリン、イソキノリ
ン及びベンゾフランから選択され、任意に一種又はそれ
以上の低級アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原子
で置換されたヘテロアリール基である、ことを特徴とす
る請求項1記載の化合物、又はGが塩基性の基を有して
いる場合は、薬剤的に許容される酸とのその付加塩。 - 【請求項3】 BがCO−G基を示し、Gがカルボキシ
ル基で置換された線状又は分枝状低級アルキル基であ
る、ことを特徴とする請求項1記載の化合物、又は適当
な場合はその異性体、又は薬剤的に許容される塩基との
その付加塩。 - 【請求項4】 BがCO−G基を示し、Gがカルボキシ
ル基で置換された線状又は分枝状低級アルケニル基であ
る、ことを特徴とする請求項1記載の化合物、又はその
異性体、又は薬剤的に許容される塩基とのその付加塩。 - 【請求項5】 Bが、カルボキシル基で置換されたフェ
ニル基又はナフチル基である、ことを特徴とする請求項
1記載の化合物、又は薬剤的に許容される塩基とのその
付加塩。 - 【請求項6】 AがBとともにCO(CH2)n CH(C
H3)基(式中、nは1、2、3又は4の整数であり、C
O基はベンゾキサゾリノンの芳香環に5−位又は6−位
で結合している)を形成する、ことを特徴とする請求項
1記載の化合物、又はその異性体。 - 【請求項7】 BがCO−G基を示し、Gがフラン及び
ピリジンから選択されたヘテロアリール基である、こと
を特徴とする請求項1又は2に記載の化合物、又はGが
ピリジンを示す場合は薬剤的に許容される酸とのその付
加塩。 - 【請求項8】 式(I)の化合物を製造する方法であっ
て、式(II): 【化2】 (式中、R1 は式(I)の場合と同じ定義を有する)の
化合物を、ジメチルホルムアミドと塩化アルミニウムの
存在下、 a)− 式(III): 【化3】 ClCOG (III) (式中、Gはカルボキシル基で置換された低級アルケニ
ル基を示す場合を除いて、式(I)の場合と同じ定義を
有する)の酸塩化物、又は− 式(IV): 【化4】 O(OCG)2 (IV) (式中、Gは式(I)の場合と同じ定義を有する)の酸
無水物で処理し、式(I/a): 【化5】 の化合物、つまり式(I)(式中、Aは水素原子を示
し、そしてBは式(I)の場合と同じ定義を有する)の
化合物を得、この式(I/a)の化合物は、所望によ
り、晶析及びクロマトグラフィーから選択される従来法
によって精製し、この化合物の異性体を分離し、この化
合物のBがカルボンキシル基を有している場合は薬剤的
に許容され得る塩基で、Bが塩基性の基を有している場
合は薬剤的に許容され得る酸で塩にするか、又は b)− 式(V): 【化6】 ClOC−(CH2)n-1 CH=CH−CH3 (V) (式中、nは式(I)の場合と同じ定義を有する)の酸
塩化物、又は − 式: 【化7】 (式中、nは式(I)の場合と同じ定義を有する)の化
合物で処理し、式(I/b): 【化8】 (式中、R1 とnは式(I)の場合と同じ定義を有す
る)の化合物、つまり式(I)〔式中、AはBとともに
CO(CH2)n CH(CH3)基(式中、nは式(I)の
場合と同じ定義を有し、CO基はベンゾキサゾリノンの
5−位又は6−位に結合している)を形成する〕の化合
物の混合物を得、この式(I/b)の化合物を晶析及び
クロマトグラフィーから選択される一種又はそれ以上の
方法によって分離し、精製する、ことを特徴とする式
(I)の化合物の製造方法。 - 【請求項9】 式(I/c): 【化9】 (式中、R1 とnは式(I)の場合と同じ定義を有す
る)の化合物を製造する方法であって、式(VI): 【化10】 (式中、R1 とnは式(I)の場合と同じ定義を有す
る)の化合物に、ジメチルホルムアミドの存在下に塩化
アルミニウムを作用させて、式(I/c)の化合物を
得、所望ならばこの化合物を晶析及びクロマトグラフィ
ーから選択される一種又はそれ以上の方法によって精製
する、ことを特徴とする式(I/c)の化合物の製造方
法。
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