JPH0710889U - 磁気記録装置の前部構造 - Google Patents

磁気記録装置の前部構造

Info

Publication number
JPH0710889U
JPH0710889U JP4137293U JP4137293U JPH0710889U JP H0710889 U JPH0710889 U JP H0710889U JP 4137293 U JP4137293 U JP 4137293U JP 4137293 U JP4137293 U JP 4137293U JP H0710889 U JPH0710889 U JP H0710889U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
side portion
upper side
front frame
main chassis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4137293U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2600242Y2 (ja
Inventor
木 芳 則 丹
野 義 廣 岡
保 恒 雄 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP1993041372U priority Critical patent/JP2600242Y2/ja
Priority to US08/264,324 priority patent/US5648882A/en
Publication of JPH0710889U publication Critical patent/JPH0710889U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600242Y2 publication Critical patent/JP2600242Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロント枠フレームの上辺部の上下方向断面
を削減しても、外力により同上辺部が変形したり、剪断
破壊が起きることのない構造を得るにある。 【構成】 メインシャーシ1の前部1cにディスク挿入
孔5を形成された樹脂製のフロント枠フレーム6の下辺
部6a及び両側辺部6b,6cを固定し、前記メインシ
ャーシ1の上面をカムプレート4で覆う磁気記録装置の
前部構造において、前記フロント枠フレーム上辺部6d
の左右方向中央背面に、後方に向かって突出する背面突
起14を一体成形し、前記カムプレート4の前端延長部
4bの先端を同背面突起14の直下に位置させることに
より、外力による前記上辺部6dの変形を防止した磁気
記録装置の前部構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフロッピーディスクドライブ装置等の磁気記録装置に関し、特に、小 型化された磁気記録装置の前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フロッピーディスク等のカートリッジ型の磁気メディアを用いる従来 の磁気記録装置、例えば3.5インチフロッピーディスクドライブ装置の前部は 、図5及び図6に示されたような構造をしている。即ち、平たい”U”字状に成 形されるメインシャーシAの前部a1には、中心部にディスク挿入孔Bを形成さ れた樹脂製のフロント枠フレームCが固定されるが、このフロント枠フレームC は背面両側に一体に成形されるクリップc1をメインシャーシAの両側壁a2,a 3 の引掛穴a4に係合し、かつ、メインシャーシAの前部a1をフロント枠フレー ムCの両側辺部c2,c3及び下辺部c4に嵌込むことにより、フロント枠フレー ムCがメインシャーシAに強固に固定される。
【0003】 そして、前記フロント枠フレームCの上辺部c5の背面両側には、前記ディス ク挿入孔Bを閉じるフロントドアDの支点ピンd1を圧入できる軸支部c6が一体 に成形され、同軸支部c6に嵌めるリターンスプリングEによりフロントドアD が常時閉鎖位置に保持され、同フロントドアDをフロッピーディスクXで強制的 に押開いて、ディスク挿入孔Bの奥に位置されるディスクホルダFにフロッピー ディスクXを装着できる構造とされる。 また、前記フロント枠フレームCの下辺部c4にはドライブ装置の動作状態を 表示するLED素子G及び同下辺部c4のボタン穴c6に貫通されるエジェクト釦 Hが配置されることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述したような3.5インチフロッピーディスクドライブ装置にお いては、小型かつ軽量であることが要求される帯行型ワードプロセッサやパーソ ナルコンピュータに組込むため、小型化が要請されつつある。この場合、ドライ ブ装置前部の小型化で問題となるのは、ドライブ装置の水平方向寸法W1、高さ 方向寸法H1及び奥行寸法L1であるが、これらの寸法W1,H1,L1の内、ドラ イブ装置の高さ方向寸法H1を削減するためには、次のような課題がある。
【0005】 即ち、小型化のために、ドライブ装置の水平方向寸法W1及び高さ方向寸法H1 を無理に削減すると、フロント枠フレームCの上辺部c5、両側辺部c2,c3、 下辺部c4の断面積即ち断面2次モーメントが小さくなり、特に上辺部c5の機械 的強度が低下し、外力による変形や破断が問題となる。つまり、フロント枠フレ ームCの下辺部c4及び両側辺部c2,c3はメインシャーシAの前部a1に嵌込ま れた状態で剛性の高いメインシャーシAに固定されるので、肉厚が低下しても特 に問題となることはないけれども、水平方向に細長い上辺部c5はその両端部の みが両側辺部c2,c3に固定された状態にあるので、断面2次モーメントの低下 による変形や剪断破断が問題となる。
【0006】 本考案の目的は、以上に述べたような従来の磁気記録装置の小型化上の問題に 鑑み、フロント枠フレームの上辺部の上下方向断面を削減しても、外力により同 上辺部が変形したり、剪断破壊が起きることのない構造を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案によれば、メインシャーシの前部にディスク 挿入孔を形成された樹脂製のフロント枠フレームの下辺部及び両側辺部を固定し 、前記メインシャーシの上面をカムプレートで覆う磁気記録装置の前部構造にお いて、前記フロント枠フレーム上辺部の左右方向中央背面に、後方に向かって突 出する背面突起を一体成形し、前記カムプレートの前端延長部の先端を同背面突 起の直下に位置させることにより、外力による前記上辺部の変形を防止すること を提案するものである。
【0008】
【実施例】
以下、図1から図4について本考案の実施例の詳細を説明する。 図1は、従来の磁気記録装置に比較して、水平方向寸法W2、高さ方向寸法H2 及び奥行寸法L2が共に小型化された本考案による3.5インチフロッピーディ スクドライブ装置を示している。
【0009】 図1から図3において、金属板により平たい”U”字状に成形されるメインシ ャーシ1の内部には、図示を省略する上下動機構により上下動されるディスクホ ルダ2が収容され、このディスクホルダ2にフロッピーディスクXが受入れられ たとき、ディスクドライブ3によりフロッピーディスクXが回転駆動されること になる。 図示実施例のドライブ装置においては、図3に示すように、メインシャーシ1 の両側壁1a,1bの前部に取付ねじ4aで固定されるカムプレート4によりデ ィスクホルダ2の上方が覆われる。
【0010】 そして、前述したメインシャーシ1の前部1cには、中心部にディスク挿入孔 5を形成されたものとして樹脂成形されるフロント枠フレーム6が固定してある 。即ち、このフロント枠フレーム6の下辺部6a及び両側辺部6b,6cの後部 に形成する段部には、メインシャーシ1の底壁1d及び両側壁1a,1bの前部 1cがそれぞれ嵌込まれ、これらの両側辺部6b,6cの背面に一体成形するク リップ爪6eをメインシャーシ1の両側壁1a,1bの引掛穴7に係合すること により、フロント枠フレーム6の全体がメインシャーシ1に確実に固定される。
【0011】 また、メインシャーシ1の両側壁1a,1bの前端上部には、詳細を後述する 可撓性のあるフロントドア8の左右支点ピン8a,8bを差込むことができる小 さなドア取付穴1e,1fが形成され、これらのドア取付穴1e,1fには、フ ロントドア8の本体部8cを弾力的に折曲げた状態で対応支点ピン8a,8bを 差込むことができる。 図3から理解されるように、フロント枠フレーム6と同様に樹脂成形されるフ ロントドア8は、その開閉時の開放ストロークを極力小さくすることと軽量化の 目的から、その本体部8cの上下方向寸法h2をメインシャーシ1のディスク挿 入孔5の背面側開口寸法と略同一の寸法とされる。このフロントドア8の本体部 8cの上縁両側には、一対の前記支点ピン8a,8bが一体成形され、左側支点 ピン8aに最寄りの部分にはフロントドア8に閉鎖方向の復帰習性を与えるリタ ーンスプリング9を嵌合できる取付ピン8dが一体成形される。
【0012】 前記フロントドア8の本体部8cの中央下部には、図2に示すように、フロン ト枠フレーム6の下辺部6a背面に衝合できるストッパ突起10が一体成形され る。したがって、本体部8cの上下方向寸法h2をディスク挿入孔5と略同一の 寸法としても、同ストッパ突起10とフロント枠フレーム6の下辺部6aとの衝 合によりフロントドア8の閉鎖位置を確保できる。なお、フロントドア8の開放 位置は、図2から理解されるように、カムプレート4に対するストッパ突起10 の衝合により開放限の位置が決定されることになる。
【0013】 フロント枠フレーム6の高さ寸法H2を削減するため、フロント枠フレーム6 の上辺部6dの一側寄りの部分には、上方が開放された凹所11が形成され、こ の凹所11にエジェクトレバー12の前端部に固定されたエジェクト釦13が前 後方向に移動可能に配置される。具体的にいうと、図示実施例の場合、凹所11 の上下方向の深さd1は、ジェクト釦13をの上下方向厚みd2と略同一にされる から、フロント枠フレーム6にエジェクト釦13を組付けた状態では、エジェク ト釦13の上面はフロント枠フレーム6の上辺部6dの上面と同じ水準となる。
【0014】 一方、断面積の小さなフロント枠フレーム6の上辺部6dの外力による破壊や 変形を防止するため、図2及び図3に示すように、フロント枠フレーム6の左右 方向背面中央には、後方に向かって突出する背面突起14が一体に成形される。 また、この背面突起14に対応した前記カムプレート4の前端延長部4bがフロ ント枠フレーム6に向かって延長され、この前端延長部4bの先端が背面突起1 4の直下に挿入してある。
【0015】 図示実施例によるドライブ装置は、以上のような構造であるから、次のような 理由で、高さ方向寸法H2及び奥行寸法L2を削減して、ドライブ装置全体の小型 化を図ることができる。 即ち、高さ方向寸法H2について説明すると、 図示実施例のドライブ装置にあっては、フロント枠フレーム6の上辺部6dにフ ロントドア8のための軸支部が設けられておらず、フロントドア8はメインシャ ーシ1の両側壁1a,1bのドア取付穴1e,1fに取付けられるため、同上辺 部6dの機械的な剛性を必要としなくなり、この上辺部6dの高さ方向寸法を削 減してドライブ装置の高さ方向寸法H2を低減できる。勿論、この構造は、フロ ント枠フレーム6の軸支部の廃止の分だけ、ドライブ装置の奥行寸法L2を短く できるから、ドライブ装置の奥行寸法削減にも寄与できる。
【0016】 また、エジェクトレバー12に一体化されたエジェクト釦13は、フロント枠 フレーム6の上辺部6dに形成する凹所11に位置されるため、従来ではフロン ト枠フレーム6の下辺部6aに形成されていたボタン穴を廃止して、同下辺部6 aの高さ方向寸法を削減することにより、フロント枠フレーム6の全体の高さ方 向寸法H2 を低減できる。また、このエジェクト釦13と凹所11との関係は 、メインシャーシ1に予め組立てたフロント枠フレーム6の上方からフロント枠 フレーム6の凹所11にエジェクト釦13を位置する組立法を採用できる利点が あり、従来のように、メインシャーシ1に組立てたフロント枠フレーム6のボタ ン穴の後方にエジェクト釦を位置した後、同エジェクト釦及びエジェクトレバー を前方に移動させてボタン穴にエジェクト釦を挿入する構造に比較してはるかに 簡単な組立工程となる。
【0017】 さらに、高さ方向寸法H2の低減のためには、フロント枠フレーム6の上辺部 6dの背面突起14とカムプレート4の前端延長部4bとの関係が効果的である 。つまり、図4に示すように、外力によってフロント枠フレーム6の断面積の小 さな上辺部6dが下方に変形しようとすると、同上辺部6dの背面突起14が剛 性の高いカムプレート4の前端延長部4bに衝合し、カムプレート4の剛性によ り上辺部6dの変形が阻止される。この結果、上辺部6dの高さ方向寸法を削減 した断面積の小さな上辺部6dであっても、外力による破壊や変形を防止でき、 フロント枠フレーム6強いてはドライブ装置の高さ方向寸法H2を削減して小型 化することが可能になる。
【0018】 一方、ドライブ装置の奥行寸法L2については、ディスク挿入孔5の背面側開 口寸法に略等しくされた上下方向寸法h2の短いフロントドア8の本体部8cと ストッパ突起10とが寄与する。つまり、ディスク挿入孔5の背面側開口寸法と 略同一のフロントドア8の本体部8cであっても、ストッパ突起10の存在によ り、閉鎖位置及び開放位置を確保できるため、ドライブ装置の内部に同ストッパ 突起10のための逃げ部空間を確保するだけで、ドライブ装置の奥行寸法L2を 削減できるわけである。
【0019】 そして、前記実施例においては、本考案を3.5インチフロッピーディスクド ライブ装置に施したものを例示したが、本考案は、他の磁気記録装置に適用でき るのは、改めて説明するまでもない。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、フロント枠フレームの上辺 部に一体成形する背面突起を剛性の高いカムプレートの前端延長部で下方から受 けるので、断面積の小さなフロント枠フレームの上辺部であっても、外力により 同上辺部が変形したり、剪断破壊が起きることのない構造が得られる効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による3.5インチフロッピーディスク
ドライブ装置の斜視図である。
【図2】同3.5インチフロッピーディスクドライブ装
置の要部拡大断面図である。
【図3】同3.5インチフロッピーディスクドライブ装
置要部の拡大分解斜視図である。
【図4】同3.5インチフロッピーディスクドライブ装
置の外力作用時の説明図である。
【図5】従来の3.5インチフロッピーディスクドライ
ブ装置の斜視図である。
【図6】同3.5インチフロッピーディスクドライブ装
置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
X フロッピーディスク 1 メインシャーシ 1c 前部 4 カムプレート 4b 前端延長部 5 ディスク挿入孔 6 フロント枠フレーム 6a 下辺部 6b,6c 側辺部 6d 上辺部 14 背面突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシャーシの前部にディスク挿入孔
    を形成された樹脂製のフロント枠フレームの下辺部及び
    両側辺部を固定し、前記メインシャーシの上面をカムプ
    レートで覆う磁気記録装置の前部構造において、前記フ
    ロント枠フレーム上辺部の左右方向中央背面に、後方に
    向かって突出する背面突起を一体成形し、前記カムプレ
    ートの前端延長部の先端を同背面突起の直下に位置させ
    ることにより、外力による前記上辺部の変形を防止した
    磁気記録装置の前部構造。
JP1993041372U 1993-06-30 1993-06-30 磁気記録装置の前部構造 Expired - Fee Related JP2600242Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993041372U JP2600242Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 磁気記録装置の前部構造
US08/264,324 US5648882A (en) 1993-06-30 1994-06-23 Front structure for magnetic recording system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993041372U JP2600242Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 磁気記録装置の前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0710889U true JPH0710889U (ja) 1995-02-14
JP2600242Y2 JP2600242Y2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=12606599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993041372U Expired - Fee Related JP2600242Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 磁気記録装置の前部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600242Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2600242Y2 (ja) 1999-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI293239B (en) Computer case retention assembly
US5648882A (en) Front structure for magnetic recording system
JPH0710887U (ja) 磁気記録装置の前部構造
JPH0710889U (ja) 磁気記録装置の前部構造
US7163240B2 (en) Vehicle door handle device
JPH0710844U (ja) 磁気記録装置の前部構造
JP2600241Y2 (ja) 磁気記録装置の前部構造
JPH0710886U (ja) 磁気記録装置の前部構造
JP4383849B2 (ja) 二部材の取付機構
JPS588809A (ja) ユニツトの閉鎖パネル用掛け金
JPH07233805A (ja) ユニット取付構造
US20060255703A1 (en) Face panel anchoring apparatus
JPH088943B2 (ja) パチンコ機のガラス扉
JP2894101B2 (ja) 鍵盤装置
JPS585267Y2 (ja) 掛時計の文字板の保護板
JPS6224951Y2 (ja)
JP2001178572A (ja) 棚の取付構造
JP3352618B2 (ja) 引き出しのラッチ装置
JP3825602B2 (ja) ケースの取付け構造及び取付け方法
JP2002004688A (ja) ドアストッパ
JPH0676505A (ja) キャリッジ機構
JP2003160027A (ja) 車両用ワイパ装置
JP2000129968A (ja) 扉開閉装置
JP4709860B2 (ja) ピボットヒンジ
JPH087554A (ja) 記録媒体収納体挿入口の蓋機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees