JP3825602B2 - ケースの取付け構造及び取付け方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板材、具体的には金属板を折曲して構成されるブラケットにケースを上から挿入して取り付ける構造及び取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来のケース及びブラケットの斜視図である。これは、電気機器にバッテリー収容用のケース(1)を装着するものであり、ケース(1)はフロントパネル(60)に連結された金属製のブラケット(2)にビス等により取り付けられる。
また、ブラケット(2)が樹脂製の場合は、弾性変形可能な爪片(図示せず)を設けて、爪片とケース(1)を嵌合させて取り付ける構造も考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ケース(1)をブラケット(2)にビス止めする構造では、ビス止め構造を設ける為の空間が必要であり、かつビスの分だけ構成部品点数が増える。また、爪片にケース(1)を嵌合させて取り付ける構造では、構成部品は増加しないが、ケース(1)と爪片との間にガタ付きが残る。特にケース(1)が大型で重い場合は、爪片の弾性力によりケース(1)をガタ付きなく保持することが困難になる。
本発明の目的は、ケースをブラケットに対しガタなく確固に取り付けることにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
ブラケット(2)又はケース(1)の一方には、外向きに弾性変形可能な抜止め片(3)が立設され、該抜止め片(3)はブラケット(2)又はケース(1)の上面から立設した立片(30)の先端部から爪片(31)を、抜止め片(3)の弾性変形方向を含む面に直交する前後方向に向けて突出して構成され、ブラケット(2)又はケース(1)の他方には、抜止め片(3)に接して抜止め片(3)を外向きに撓み変形させる突部(40)と、突部(40)とは立片(30)の幅だけ離間して爪片(31)の先端に対向する受け部(41)とが前後に設けられ、
ケース(1)は、ブラケット ( ) の上方から挿入されて突部 (40) が抜止め片 ( ) を外向きに撓み変形させた状態で最下位に達した位置と、
該位置からブラケット(2)上面に沿って受け部(41)を爪片(31)に向けてスライドし、立片(30)が突部(40)と受け部(41)の間に緊密に嵌まって前後ガタを規制し、且つ受け部(41)が抜止め片(3)の爪片(31)の下端に接して上向きのガタを規制する位置との間を移動可能である。
【0005】
【作用及び効果】
ケース(1)がブラケット(2)に取り付けられた状態では、立片(30)が突部(40)と受け部(41)の間に挟持されているとともに、受け部(41)が爪片(31)の下端に接している。即ち、ケース(1)は突部(40)と受け部(41)に挟持されて前後のガタ付きが防止されているとともに、受け部(41)の爪片(31)の下端への当接により、上向きのガタ付きが防止される。これにより、ケース(1)は従来に比してブラケット(2)にガタなく確固として取り付けられ、ケース(1)が大型化により重くなっても、ブラケット(2)から脱落しにくくなる。また、1つの抜止め片(3)にて前後及び上向きのガタを規制しており、ガタ付きを防止する構成が簡素になる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一例を図を用いて詳述する。
図1は、本例に係わるケースの取付け構造が採用されるキャビネット(6)の斜視図である。これはビデオデッキに関し、フロントパネル(60)上にて、カセット挿入口(61)の側方に操作釦(62)(62)とバッテリー(図示せず)が挿入される透孔(63)が設けられている。バッテリーは停電時にデッキが一定時間だけ作動する為のバックアップ電源として用いられ、透孔(63)の奥部には後記するケース(1)が配備される。
図2は、図1のキャビネット(6)の内部を背面から見た斜視図である。透孔(63)にはケース(1)の開口が対向し、該ケース(1)はファン(7)により冷却される。ケース(1)はキャビネット(6)内に取り付けられるブラケット(2)に保持される。
【0007】
図3は、ケース(1)とブラケット(2)を背面から見た斜視図である。本例にあっては、ケース(1)をブラケット(2)に取り付ける構造に特徴がある。
ブラケット
ブラケット(2)は金属板を折曲して構成され、平板(20)の一端部を上向きに折曲して当て板(21)を、他端部を折曲して支え板(22)を形成し、当て板(21)にはケース(1)の先端部が貫通可能な角孔(23)が、支え板(22)には前記ファン(7)が嵌まる空気送り孔(24)が夫々開設されている。ケース(1)は先端部が角孔(23)を通って透孔(63)に対向する。
平板(20)からは、複数の抜止め片(3)(3)が立設し、該抜止め片(3)は立片(30)から爪片(31)を後向きに突出して構成される。抜止め片(3)(3)は左右一列に配列され、左右一対の抜止め片(3)(3)間にケース(1)が下向きに挿入される。抜止め片(3)は側方に弾性変形可能であり、この抜止め片(3)の弾性変形方向を含む面に直交する方向(図3の矢印B)を前後方向とする。
各抜止め片(3)の上端部は上方に向かって外向きに延びた傾斜面(32)を形成し(図4参照)、下向きに挿入されるケース(1)を案内している。
【0008】
ケース
ケース(1)は合成樹脂を射出成型して形成されるケース半体(10)(10)を上下に突き合わせて構成され、内部にバッテリーを収納する。両ケース半体(10)(10)は夫々同一の形状に形成され、同一の金型を用いて形成されるが、この内容は特開平7−105921号に記載されたように周知技術である。
ケース(1)の側面には、各抜止め片(3)に対応して掛かり部(4)(4)が前後に延びて形成されている。各掛かり部(4)は、抜止め片(3)に接して抜止め片(3)を側方に稍撓み変形させる突部(40)と、該突部(40)とは立片(30)の幅Lだけ離れて位置した受け部(41)とを設けている。受け部(41)の上面は水平面に形成されて爪片(31)の下端に接する。
【0009】
ケースのブラケットへの取付け
ケース(1)をブラケット(2)に取り付けるには、以下の手順で行う。
図4に示すように、ケース(1)をブラケット(2)の上方に配備し、左右の抜止め片(3)(3)間に向けて挿入する。図5及び図6に示すように、掛かり部(4)の突部(40)は抜止め片(3)の上方に位置する。
ケース(1)を下降させると、突部(40)は弾性付勢に抗して抜止め片(3)を側方外向きに撓ませる。ケース(1)は抜止め片(3)の付勢力による摩擦に抗して下降する。
【0010】
図7に示すように、ケース(1)の下面がブラケット(2)の平板(20)に接すると、ケース(1)は最早下降できない。この状態で、爪片(31)の下端縁と受け部(41)の上面は同一の高さに位置している。
次に、ケース(1)の先端がブラケット(2)の角孔(23)(図3参照)に嵌まる向きに、ケース(1)を平板(20)に沿ってスライドさせる。図8に示すように、立片(30)は突部(40)と受け部(41)の間に嵌まり、爪片(31)の下端は受け部(41)の上面に接する。突部(40)と受け部(41)の間隔は、立片(30)の幅に等しく形成されているから、立片(30)は突部(40)と受け部(41)の間に緊密に嵌まって、前後のガタ付きを防止される。また、爪片(31)の下端は受け部(41)の上面に接してケース(1)の上向きのガタ付きを防止する。
これにより、ケース(1)は上下ガタ及び前後ガタを規制された状態で、ブラケット(2)に取り付けられる。ケース(1)が大型化、重量化してもケース(1)はガタ付かない。また、1つの抜止め片(3)にて前後及び上向きのガタを規制しており、ガタ付きを防止する構成が簡素になる。
尚、一般に金属板は撓み変形方向を含む面と直交する向きには撓み変形しにくい。この理由は周知の如く、断面2次モーメントの大きさに起因する。本例にあっては抜止め片(3)は側方に撓み変形するが、前後には撓み変形しにくく、これ故にケース(1)の上向きのガタ付きは効果的に防止される。
【0011】
上記例では、ブラケット(2)に抜止め片(3)を、ケース(1)に突部(40)と受け部(41)を夫々設けていたが、図11に示すように、ケース(1)に抜止め片(3)を、ブラケット(2)に突部(40)と受け部(41)を夫々設けてもよい。この場合も、抜止め片(3)の立片(30)は、突部(40)と受け部(41)の間に緊密に嵌まる。
また、ブラケット(2)は金属板から構成されるとしたが、堅い合成樹脂から形成されてもよい。この場合も、立片(30)は突部(40)と受け部(41)の間に緊密に嵌まるので、抜止め片(3)が前後に撓むことは効果的に防止される。
【0012】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビネットの斜視図である。
【図2】図1のキャビネットの内部を背面から見た斜視図である。
【図3】ケースとブラケットを背面から見た斜視図である。
【図4】ブラケットを図3のA−A線を含む面にて破断した断面図である。
【図5】ブラケットの上方に配備したケースの側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】ケースが抜止め片に嵌まった状態の側面図である。
【図8】図7に示す状態からケースをスライドさせた状態の側面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】従来のケース及びブラケットの斜視図である。
【図11】別のケースとブラケットの例を示す側面図である。
【符号の説明】
(1) ケース
(2) ブラケット
(3) 抜止め片
(31) 爪片
(40) 突部
(41) 受け部

Claims (2)

  1. ブラケット(2)にケース(1)を上から挿入して取り付ける構造であって、ブラケット(2)又はケース(1)の一方には、外向きに弾性変形可能な抜止め片(3)が立設され、該抜止め片(3)はブラケット(2)又はケース(1)の上面から立設した立片(30)の先端部から爪片(31)を、抜止め片(3)の弾性変形方向を含む面に直交する前後方向に向けて突出して構成され、ブラケット(2)又はケース(1)の他方には、抜止め片(3)に接して抜止め片(3)を外向きに撓み変形させる突部(40)と、突部(40)とは立片(30)の幅だけ離間して爪片(31)の先端に対向する受け部(41)とが前後に設けられ、
    ケース(1)は、ブラケット ( ) の上方から挿入されて突部 (40) が抜止め片 ( ) を外向きに撓み変形させた状態で最下位に達した位置と、
    該位置からブラケット(2)上面に沿って受け部(41)を爪片(31)に向けてスライドし、立片(30)が突部(40)と受け部(41)の間に緊密に嵌まって前後ガタを規制し、且つ受け部(41)が抜止め片(3)の爪片(31)の下端に接して上向きのガタを規制する位置との間を移動可能であることを特徴とするケースの取付け構造。
  2. ブラケット(2)にケース(1)を上から挿入して取り付ける方法であって、ブラケット(2)又はケース(1)の一方には、側方に弾性変形可能な抜止め片(3)が立設され、該抜止め片(3)はブラケット(2)又はケース(1)の上面から立設した立片(30)の先端部から爪片(31)を前方又は後方に突出して構成され、ブラケット(2)又はケース(1)の他方には、抜止め片(3)に接して抜止め片(3)を側方に撓み変形させる突部(40)と、突部(40)とは立片(30)の幅だけ離間した受け部(41)とが前後に設けられ、
    ブラケット(2)の上方からケース(1)を挿入し、突部(40)と抜止め片(3)を当接させて、弾性付勢力に抗して抜止め片(3)を側方に撓ませつつケース(1)を押し込む工程と、
    ケース(1)をスライドして、立片(30)を突部(40)と受け部(41)の間に嵌めてケース ( ) の前後ガタを規制するとともに、受け部(41)を爪片(31)の下端に当接させて上向きのガタを規制する工程とを有するケースの取付け方法。
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