JPH07108808B2 - ベータアルミナ質焼結体の製造方法 - Google Patents
ベータアルミナ質焼結体の製造方法Info
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Description
タアルミナ質焼結体の製造方法に関し、特にナトリウム
ー硫黄二次電池に用いるベータアルミナ質焼結体の製造
方法に関するものである。
ムイオン伝導性を有するため、例えばナトリウムー硫黄
二次電池において、陽極物質である溶融硫黄と陰極物質
である溶融ナトリウムとを隔離するための固体電解質と
して利用できる。そして、このナトリウムー硫黄二次電
池では内部抵抗の大部分を固体電解質が占めている。従
って、電池の出力低下および充電時の電力損失を小さく
抑えるためには、固体電解質であるベータアルミナ質焼
結体の比抵抗を低くすることが望ましい。
の一例の構造を示す図である。図1において、1はナト
リウムイオン伝導性のあるベータアルミナ質焼結体、2
は陽極となる金属製容器、3は硫黄または多硫化ナトリ
ウム、4は陰極となる金属製容器、5はナトリウム、6
はαアルミナ等の絶縁体、7は金属製の蓋、8は溶接部
である。上述した構造のナトリウムー硫黄二次電池で
は、ベータアルミナ質焼結体1は図1に示すように管状
の形状で、陽極2と陰極4とを間を隔てている。
タアルミナ焼結体の製造方法としては、Na2O、Al2O3 等
の酸化物の粉末を混合し、成形、焼成する固相法が用い
られている。この方法で得られるベータアルミナ質原料
粉末の一次粒子は、図2に示すような典型的な板状粒子
になる。すなわち、ベータアルミナ質粒子は平衡形が板
状の形態をしており、粒子の中でNa+ イオンが伝導する
方向はC軸に垂直な面、すなわち伝導面に沿う方向であ
り、異方性がある。
ミナ質焼結体1を得るために、この板状粒子を管状に例
えばプレス成形すると、図3(a) 〜(d) に示すようにプ
レス方向に対して粒子が垂直に配向する現象が生じ、両
極物質間のイオン伝導が困難になり、ベータアルミナ質
焼結体1の径方向のイオン伝導抵抗が軸方向に比べて非
常に高くなる問題があった。
粒子配向しにくいベータアルミナ質焼結体の製造方法を
提供しようとするものである。
質焼結体の製造方法は、Na2O、Al2O3 、MgO および/ま
たはLi2O成分からなる非晶質のゲルを粉砕して粉末とし
た後、この非晶質の粉末を成形、焼成することを特徴と
するものである。
は、酸化ナトリウム、酸化リチウムおよび/または酸化
マグネシウムと、酸化アルミニウムとからなっており、
各成分量としては、酸化ナトリウム8〜10重量%、酸
化マグネシウム3〜6重量%および/または酸化リチウ
ム0.1〜2重量%の範囲にあることが望ましい。結晶
相としては、β”アルミナおよび/またはβアルミナか
らなり、アルミン酸ナトリウムを含むこともある。
3 、MgO および/またはLi2O成分からなる非晶質のゲル
を粉砕して粉末とした後、この非晶質の粉末のままで成
形した後、焼成することにより、粒子配向させずにベー
タアルミナ質焼結体からなる袋管を製造することがで
き、粒子配向による抵抗上昇のない高効率のナトリウム
ー硫黄電池に用いることが好適なベータアルミナ焼結体
を得ることができることを見いだしたことによる。な
お、本発明における非晶質のゲルは、無機塩より製造し
ても、ゾルーゲル法、アルコキシド法等の他の方法によ
って製造しても良い。
Mg、Liの硝酸塩を、それぞれ酸化物に換算して表1記載
の組成になるように秤量し、この秤量物を数日間加熱混
合してゾルを作製し、これを乾燥してゲルを作製した。
次に、得られたゲルを乳鉢で粉砕して非晶質の粉末を作
製した。次に、作製した粉末を用いて、図4に示す形状
の片方が閉じた管を2.5ton/cm2で静水圧成形した。さら
に、この管形状の成形体をMgO からなるサヤをかぶせて
1620℃で1時間保持して焼成を行い、最終的に外形
d1=20.0mm 、内径d2=17.6mm 、長さL=140mm 、表面積S=
165cm2の本発明試料No1〜4 のベータアルミナ管を製造
した。
備し、それぞれ酸化物組成に換算して表1記載の組成に
なるよう秤量し、この秤量物を加水分解してゾルを作製
し、これを乾燥してゲルを作製した。次に、得られたゲ
ルを乳鉢で粉砕して非晶質の粉末を作製した。この粉末
に対し上述した条件と同じ条件で成形および焼成を行
い、本発明試料No1 〜4 と同一形状の本発明試料No5 〜
8 のベータアルミナ管を製造した。
酸化物の粉末(Naについては炭酸塩)を、秤量、湿式混
合、乾燥後、粉砕して仮焼する従来の固相法でベータア
ルミナ質原料粉末を作製した。得られた原料粉末の粒子
形状は板状の形態であった。この原料粉末に対し上述し
た条件と同じ条件で成形および焼成を行い、上述した本
発明例と同一形状の比較例試料No9 〜12のベータアルミ
ナ管を製造した。
較するため、本発明例試料No1 〜8および比較例試料No9
〜12のベータアルミナ管について、粒子配向度および
径方向のイオン伝導抵抗を測定して比較した。ここで、
粒子配向度は、ベータアルミナ管の表面をX線回折測定
し、回折チャート上のC軸に対して0゜の面回折線(0
06)とC軸に対して90゜の面回折線(110)との
ピーク強度の比から求めた。すなわち、配向度の式D=
I(006) /I(110) から配向度Dを求めて比較した。そ
のため、配向度Dが大きければ成形による粒子配向の度
合いが強いことになる。
示すNa/Na 通電試験装置を作製して350℃における値
として求めた。図5において、Na/Na 通電試験装置は、
測定すべきベータアルミナ管15と、αアルミナからな
る絶縁支持体16、17と、ステンレス製の電極19
と、電極取り出し口20、21とから構成され、容器1
8およびベータアルミナ管15中に350℃の溶融ナト
リウム22を供給して、電極取り出し口20、21間に
一定の電流を通電することにより、測定すべきベータア
ルミナ管のイオン伝導抵抗率を比抵抗として求めた。結
果を表1に示す。
方法から作製したベータアルミナ管である本発明試料No
1〜8は、比較例試料No9〜12と比較して、粒子配向
度が約50%低減し、イオン伝導抵抗についても約45
%低下していることがわかる。
によれば、所定組成の非晶質のゲルを粉砕して粉末とし
た後、この非晶質の粉末を成形、焼成することにより、
粒子配向せずにベータアルミナ質焼結体からなるベータ
アルミナ管を製造することができる。そのため、本発明
のベータアルミナ質焼結体を用いて例えばナトリウムー
硫黄電池を作製すれば、高効率のナトリウムー硫黄電池
を得ることができる。
示す図である。
す図である。
態を示す図である。
形状を示す図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 Na2O、Al2O3 、MgO および/またはLi2O
成分からなる非晶質のゲルを粉砕して粉末とした後、こ
の非晶質の粉末を成形、焼成することを特徴とするベー
タアルミナ質焼結体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318052A JPH07108808B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | ベータアルミナ質焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318052A JPH07108808B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | ベータアルミナ質焼結体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05148012A JPH05148012A (ja) | 1993-06-15 |
JPH07108808B2 true JPH07108808B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=18094947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3318052A Expired - Fee Related JPH07108808B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | ベータアルミナ質焼結体の製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH07108808B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2763487B2 (ja) * | 1993-12-24 | 1998-06-11 | 日本碍子株式会社 | ベータアルミナ質焼結体の製造方法 |
JP2763486B2 (ja) * | 1993-12-24 | 1998-06-11 | 日本碍子株式会社 | ベータアルミナ質焼結体の原料粉体およびそれを使用した焼結体の製造法 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP3318052A patent/JPH07108808B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05148012A (ja) | 1993-06-15 |
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