JPH071083A - 圧延用ビレットの連続鋳造装置 - Google Patents

圧延用ビレットの連続鋳造装置

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JPH071083A
JPH071083A JP6055271A JP5527194A JPH071083A JP H071083 A JPH071083 A JP H071083A JP 6055271 A JP6055271 A JP 6055271A JP 5527194 A JP5527194 A JP 5527194A JP H071083 A JPH071083 A JP H071083A
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billet
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    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
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    • B22D11/081Starter bars
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 輪郭装置を有する鋳型と、鋳造初期において
鋳型の下部を塞ぎ且つ輪郭装置から垂直方向に流下する
溶湯を受けるダイをそなえた圧延用ビレット連続鋳造装
置において、ダイが鋳型内壁と略同形状を有し、連続し
た端縁部により画定された実質的に浴槽状の凹部をそな
えたブロックからなり、該凹部はダイの中心軸に関して
対称的に配置された少なくとも1つの突起部をそなえ、
前記連続した端縁部および突起部の側壁は凹部に向けて
傾斜している。 【効果】 鋳造初期段階において、鋳造されるビレット
の底部の変形が少なくビレットの欠陥発生が防止され、
ビレットが安定に保持されて鋳造装置に損傷を生じるこ
とがなく品質のよいビレットが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延用ビレットの連続
鋳造装置、とくに、輪郭装置を有する鋳型と鋳造開始時
に鋳型の下端部を塞ぎ且つヘッダーから垂直方向に流下
する溶湯を受けるダイからなる圧延用ビレットの連続鋳
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のタイプの垂直連続鋳造装置は、例
えば、アルミニウムハンドブック第14巻、第22頁に記載
されている。鋳型は低い、水冷リングからなり、鋳造が
開始される前には、降下し得る鋳造テーブルに取付けら
れたベースピースまたはダイにより塞がれる。炉からチ
ャンネルを通して低温で流出する溶湯が凝固を開始する
と、鋳造テーブルは降下し、引き出されてビレットは水
のスプレーにより直接冷却される。
【0003】鋳造されたビレットの下端部が二次冷却ゾ
ーンに達すると、ビレットの下端部のコーナー部はダイ
から上方に湾曲する。かかる変形の程度は、ビレットの
側面比率および形状によって増加する。このような変形
の結果、ビレットはダイ上での安定性を失う。冷却水が
ダイとビレットの間に生じる隙間に入ると、冷却水は蒸
発してバンピングを起こす。ビレットが不安定になる
と、ビレットはぐらぐらして傾くことになる。さらに、
前記隙間はダイとビレットの下端部との熱接触を失わせ
る。状況が悪化すると、ビレットはその下端部で溶解ま
たはブレークアウトして、溶湯が流出し、安全性の点で
臨界的鋳造状況になるおそれがある。また、鋳型内のビ
レットの短辺側に変形が生じる結果として、形成される
表面層は鋳型の冷却進行面に持ち上がり、表面層の成長
が妨げられ、状況が悪化すると、表面層は破壊され、溶
解して、溶湯が下方に流下する。一方、これは再び臨界
的鋳造状況に導き、他方、ビレットの加工に影響するい
わゆるつらら状のたれがビレットの狭い側面部に形成さ
れる。前記のビレット下端部の変形は、また、ビレット
下端部の切断量の決定に影響する。実際上は、変形は通
常不均斉なものであり、ビレット下端部の切り代(スク
ラップ量)をさらに増加させ、上記の欠陥を生じ易くす
る。
【0004】例えば、図34は、長方形状ビレットの連
続鋳造装置において、厚さ方向となる短い側面領域の表
面の挙動を示したものである。T1からT4段階まで鋳
造が進行するにつれて、ビレットの底部42の変形が進
展する。1はオーバーハング部Fを有するホットトップ
ヘッダーである。ダイ3が鋳型2内を降下し、溶湯充填
が開始される。T2時点で表面層が十分に形成され、T
3時点でビレットは収縮によりバックリングを起こし、
偏析が領域Aに生じる。
【0005】鋳造開始時におけるビレット下端部の応力
およびビレット下端部の変形量を減少させるために多く
の方式が開発されている。
【0006】エー・テー テーラーら(メタル プログ
レス、1957年、第70〜74頁) は、鋳造が開始された時に
二次冷却の効果を減少させるために圧縮空気を使用し、
大型ビレットの場合に生じる応力を減少させる方法を提
案している。
【0007】エヌ・ビー ブライソン(カナディアン
メタラージカル クオータリー、7、1968年、第55〜59
頁) は、鋳造初期において、冷却水の流出が周期的に中
断される、いわゆるパルス水冷方式を提案している。そ
の結果、冷却水の中断中はビレットの表面は再加熱さ
れ、冷却応力が生じず、ビレット下端部の変形は減少さ
れる。大型の鋳造装置において、かかる方法では、冷却
水を迅速に開閉できるようにするためのバルブの作動に
費用がかかり、さらに、迅速な開閉作動は、作動系統に
厳しい過負荷を与える。
【0008】エッチ ユー(ライト メタルス、エーア
イエムイー プロシーディングス、1980年、第613 〜62
8 頁) は、水に可溶なガス、好ましくは炭酸ガスによる
冷却方法を実施することを提案している。加熱されてい
るビレットに当たったとき、ガスは薄い絶縁蒸気層を形
成して冷却速度を減少させ、応力発生を減らしビレット
下端部の変形を防ぐ。しかしながら、炭酸ガスの水に対
する溶解度は、水の温度および組成に大いに影響される
から、水の品質に適合した炭酸ガス量を制御して冷却効
果を得るために、高価な測定方法を使用するという冷却
効果の特定の調整をしなければならない。
【0009】イー・イー ワグスタッフ(アメリカ特許
第4693298 号) は、ビレットに当たる直前に冷却水がま
だ鋳型内にある間に空気と混合させるという上記と類似
の方法を提案している。水中の空気バブルは、溶解した
炭酸ガスと同様に効果的になる。この方法はターボCR
T(カール リダクション テクノロジー)の名で知ら
れている。水の品質による冷却効果の特定の調整につい
ては、炭酸ガス法と同様の制限がある。さらに、空気を
水中に均一に導入するのが難しいという問題がある。
【0010】上記の方法はいずれも、実際の鋳造条件の
下で適用した場合、多くの技術的に複雑な装置を必要と
し、かなりの付加的な保守費用および炭酸ガスの供給な
どのための付加的なコスト、圧縮空気を生成するための
エネルギーの供給、消費から生じる費用を必要とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、連続鋳造に
おける上記従来の問題点を解消するためになされたもの
であり、その目的は、鋳造初期段階における安全性を増
加させ、ビレット安定性を改善し、ビレットの下端部の
変形の発生を減少させて、スクラップとされるビレット
下端部の切り代を少なくする圧延用ビレットの連続鋳造
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による圧延用ビレットの連続鋳造装置は、輪
郭装置を有する鋳型と、鋳造初期において鋳型の下端部
を塞ぎ且つ輪郭装置から垂直方向に流下する溶湯を受け
るダイをそなえた圧延用ビレットの連続鋳造装置におい
て、ダイが鋳型内壁と略同形状を有し、連続した端縁部
により画定された実質的に浴槽状の凹部をそなえたブロ
ックからなり、該凹部はダイの中心軸に関して対称に配
設された少なくとも1つの突起部をそなえ、前記連続し
た端縁部および突起部の側壁は凹部に向けて傾斜してい
ることを構成上の特徴とする。
【0013】多くの試験は、鋳造初期段階において生じ
るビレットの変形の程度は、変形開始時の変形速度に直
接関係することを示した。それは、ダイを深くし、鋳造
初期の間にビレット下端部領域に大量の溶湯を供給する
ことにより熱容量を増加するという問題のみでなく、ビ
レット下端部が冷却する間の応力を減少させるための手
段を提供するという問題であった。ダイ中での凝固表面
層の堅固さを増加させることにより、変形度合を著しく
減少させることができることが見出された。良好な再現
性を得るために、正確なダイの形状を限定し、ダイの凹
部とダイの形状の間の的確な関係を規定することが重要
である。
【0014】本発明に従って提供されるダイの連続的に
形成された端縁部とダイ中の突起部の間の傾斜面は、鋳
造初期において、ダイ中で、最初いくつかの比較的高
い、上方に延びる急峻な壁面を有する一種の箱状体を凝
固させ、機械的な理由でビレット下端部を堅固にするこ
とを保証する。突起部の高さhが高ければ高い程、ビレ
ット下端部での機械的堅固さの程度は高くなる。このこ
とは、連続鋳造の初期段階の間、ビレット下端部がより
ゆっくり変形し、全体として変形が少ないことを意味す
る。
【0015】本発明に従って、実質的に台形状の断面を
有する突起部を設けることにより、、安定保持されたビ
レットを提供することが可能となり、他方、鋳造工程の
終了時においては、ダイからビレットを引き上げるのに
要する力が、突起部が円錐形状であるために、突起部が
長方形断面のものに比べて大いに減少される。これらの
2つの利点の組合わせは、本発明による連続鋳造装置で
のビレット製造を改善する。
【0016】突起部の側面を効果的に、例えば、側面を
波状に形成しあるいは連続的に変化する角度を与えて設
計することにより、溶湯からダイに対する有効な熱流を
生ぜしめ、凝固したビレットの満足すべき冷却が行わ
れ、熱分散度が高くなる。突起部は内部から冷却するこ
とができ、あるいはダイにインサートを配設することも
できる。好ましい態様においては、インサートは特に優
れた熱伝導特性を有する銅合金で形成することができ
る。
【0017】これらの手段にも拘わらず、熱流および冷
却の見地から突起部に位置が不利であり、熱負荷の見地
から突起部が熱負荷に曝されるために、鋳型の充填時、
溶湯の供給が損傷を生ぜしめるおそれがあれば、全体的
または部分的に表面処理された突起部を設けるのがよ
い。突起部の上端面の面積を減少させ、溶湯入口へ向け
て先尖りとすることも可能であり、屋根状の装置を付加
することにより、突起側面部に溶湯を導くことも可能で
ある。
【0018】内部冷却部を付加した場合は、鋳型から流
出する冷却水がダイの底部でガイドプレートにより集め
られ、冷却孔に送られることができる。この態様は、と
くに単純で安全なダイの冷却装置を構成する。
【0019】本発明の好ましい態様を列記すると以下の
ようである。 1.連続した端縁部と突起部の間の傾斜部分が断面V字
状に底つぼみになっている請求項1記載の圧延用ビレッ
トの連続鋳造装置。( 図1〜3参照) 2.V字状に傾斜した端縁部と突起部の側壁が非対称に
延び、連続した端縁部が垂直軸に対して0 〜30°の角度
(c)で傾斜しており、突起部の側壁が垂直軸に対して
25〜65°の角度(d)で傾斜している請求項1または前
記1項記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。(図1〜
3参照) 3.平面図において、ダイと突起部が略長方形状であ
り、端縁部と突起部との間の凹部が、溶湯を受け表面層
を形成するのに十分な体積をそなえている請求項1また
は前記1〜2項記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。 4.平面図において、前記略長方形状のダイが鋳型内壁
の輪郭に相当する寸法を有する請求項1または前記1〜
2記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。 5.ダイおよび/または突起部の壁面が、長方形状ビレ
ットが収縮したとき起こる断面の変化を補償するチャン
バーからなる請求項1または前記1〜4項記載の圧延用
ビレットの連続鋳造装置。 6.突起部が平面からみて長方形状である場合におい
て、突起部の長い側面の壁面13の垂直軸に対する角度
eが30〜36°であり、突起部の短い側面の壁面11、1
2の垂直軸に対する角度が30〜60°である請求項1また
は前記1〜5項記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。
(図1〜3参照) 7.突起部が平面からみて長方形状である場合におい
て、端縁部4の壁面と突起部6との間の距離Aが、凹部
の底部において、突起部の短い側面側で100 〜150mm 、
突起部の長い側面側で30〜100mm である請求項1または
前記1〜6項記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。
(図1〜3参照) 8.突起部の少なくとも一対の対向した側壁面に段状の
波形14が形成されている請求項1または前記1〜7項
記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。(図13〜15
参照) 9.段状の波形14が角度v、角度wの交互の波形で構
成されている請求項1または前記1〜8項記載の圧延用
ビレットの連続鋳造装置。(図13〜15参照) 10.突起部16の側壁面15の垂直軸に対する角度xが
凹部5の底面から連続的に大きくなっている請求項1ま
たは前記1〜9記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。
(図10〜12参照) 11. 突起部17の長さ方向における側壁面18、19が
ダイの短い側の端縁部まで連続して延びている圧延用ビ
レットの連続鋳造装置。(図31〜33参照)
【0020】12. 端縁部の上端面の幅が5 〜40mmである
請求項1または前記1〜11記載の圧延用ビレットの連続
鋳造装置。( 図1〜3参照) 13. 突起部6、16、17の高さHが、断面において、
端縁部4の高さhの40〜100 %の大きさである請求項1
または前記1〜12記載の圧延用ビレットの連続鋳造装
置。( 図1〜3参照) 14. 長さ方向において、端縁部4と凹部5の最大幅の比
が1:2〜1:3の範囲である請求項1または前記1〜
13記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。 15. 溶湯入口22に面する突起部の上端面が25が側面
に対して平坦に形成されている請求項1または前記1〜
14記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。( 図4〜9、
図34参照) 16. 突起部の中央部が平面状で、凹部5に向けて下がっ
ている請求項1または前記1〜15記載の圧延用ビレット
の連続鋳造装置。( 図4〜6参照) 17. 突起部の上端面25が、凝固した溶湯と係合するた
めの複数の孔あるいは溝44をそなえている請求項1ま
たは前記1〜18記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。
( 図16〜21参照) 18. 平面図において、突起部および突起部の上端面が長
円形状に形成されている請求項1または前記1〜17記載
の圧延用ビレットの連続鋳造装置。( 図7〜9参照) 19. 突起部の連続した側面部15が外方に湾曲しまたは
球面状に形成されている請求項1または前記1〜18記載
の圧延用ビレットの連続鋳造装置。( 図10〜12参
照) 20. 突起部がインサート26からなり、該インサート
は、ダイの材質に比べ高い熱伝導性および高い耐熱性を
有し、ダイの底面45に係合している請求項1または前
記1〜19記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。( 図1
6〜18参照)
【0021】21. インサートが銅合金からなる請求項1
または前記1〜20記載の圧延用ビレットの連続鋳造装
置。 22. 突起部は少なくとも上面部が表面被覆されている請
求項1また前記1〜21記載の圧延用ビレットの連続鋳造
装置。 23. 突起部が全体的または一部表面処理されている請求
項1または前記1〜22記載の圧延用ビレットの連続鋳造
装置。 24. 凹部の底面から突起部の側面に移行部が5mm より小
さい曲率半径の曲面である請求項1または前記1〜23記
載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。 25. 突起部が少なくとも1つの冷却水孔29をそなえて
いる請求項1または前記1〜24記載の圧延用ビレットの
連続鋳造装置。( 図25〜27参照) 26. ダイが、鋳型から流出する冷却水を集めるための側
面ガイドプレート30をそなえ、ガイドプレート30に
集められた冷却水が冷却孔31に導かれる請求項1また
は前記1〜25記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。(
図28〜30参照) 27. 凹部の底部に排水孔が形成されている請求項1また
は前記1〜26記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。 28. ダイの長さ方向に平行に延びる突起部33、34が
形成され、該突起部は台形状の断面を有し、平行な突起
部の間隔Cは、ダイの端縁部4から突起部までの間隔よ
り大きく、凹部36、37に排水孔32、35が平行に
延びた突起部の間に配設されている請求項1または前記
1〜27記載の圧延用ビレットの連続鋳造装置。( 図22
〜24参照) 29. 輪郭装置がホットトップヘッダーからなり、該ヘッ
ダーが鋳型の内壁面にオーバーハング部Fを形成してい
る請求項1または前記1〜28記載の圧延用ビレットの連
続鋳造装置。( 図34参照) 30. 輪郭装置がエアモールドまたは電磁鋳造鋳型からな
る請求項1または前記1〜29記載の圧延用ビレットの連
続鋳造装置。
【0022】
【作用】本発明においては、鋳造初期において鋳型の下
部を塞ぎ且つ鋳型内に流下する溶湯を受けるダイを、連
続した端縁部で囲まれた凹部と該凹部内に突起部を設け
たブロックで構成し、端縁部と突起部の側壁を凹部に向
けて傾斜するよう形成したから、鋳造の初期段階におい
て溶湯はダイ内で凝固して堅固な表面層を有するビレッ
ト底部を形成し、ビレット底部の変形速度は遅く変形度
合いも小さくなり、安定してビレットを保持することが
できる。端縁部と突起部の側壁は凹部へ向けてV字状に
傾斜しているから、鋳造終了時において、鋳造されたビ
レットをダイから引き上げる場合の力も少なくてすむ。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 図1〜3に本発明に従うダイの一実施例を示す。ダイ3
には連続した端縁部4が設けられ、端縁部4は凹部5に
向けて傾斜している。傾斜角cは0 〜30°、端縁部4の
高さhは60〜220mm である。例えば、ビレット寸法が60
0mm ×200mm の場合、本発明に従う凹部の深さは80mmで
あり、ビレット寸法が2200mm×600mm または1050mm×60
0mm の場合は、凹部の深さは140mm ±40mmである。連続
した端縁部の幅sは5 〜40mmが好ましい。
【0024】凹部5の内部に形成された突起部6は、ダ
イの中心線7、8に関して対称に配置される。断面にお
いては、突起部6は傾斜した側壁11、12、13を有
する台形状コーンの形状をそなえている。側壁11、1
2の傾斜角dは垂直軸に対して30〜60°であり、側壁1
3の傾斜角eは垂直軸に対して30〜36°である。
【0025】凹部5の底部において、端縁部4と突起部
6の間の距離は0 〜200mm であり、端縁部から突起部の
短い側までの距離aは100 〜150mm 、端縁部から突起部
の長い側までの距離bは30〜100mm である。さらに、凹
部5の底部には凹部に流入する冷却水を集めるための排
水孔32が設けられている。
【0026】突起部6の高さHは、好ましくは、凹部5
の深さhの略1/2 〜2/3 である。側壁11、12、13
の端縁は曲面Rに形成されているのが好ましい。
【0027】図1〜3のダイは本発明の最も単純な実施
例である。ダイは固体材料を一体成形して製作する。基
礎的形状は浴槽状であり、深さhは鋳造されるビレット
幅により決定される。通常、ダイは連続した端縁部を有
するが、端縁部の幅sはビレットの周囲で一定でなくと
もよい。ダイは浴槽状に完全に成形されず、突起部を残
す。単純な場合、突起部は長方形状のものである。側方
または下方へ向けてのバンピングを防止するために、排
水孔32を設けることができる。鋳造が開始されると、
排水孔32は閉鎖される。
【0028】突起部と凹部の寸法は、ダイの体積が通常
のダイの体積に相当するように調整されることができ
る。突起部を有するダイを使用する本発明の方式を、鋳
造初期段階で応力を減少させるための従来の方式、例え
ば炭酸ガス法、パルス水冷法あるいはターボ技術と組合
わせることも可能である。
【0029】図35は、1100mm×400mm の寸法の本発明
に従うダイを用いて連続鋳造を行った場合と、通常のダ
イを使用して同じ条件で連続鋳造を行った場合のビレッ
トの底部の変形度を比較したものであり、横軸は時間
(秒)、縦軸は変形量(mm)および変形速度(mm/ 分) で
ある。通常のダイは60mmの深さを有し、本発明のダイは
深さ160mm の凹部と100mm 高さの突起部を有する。変形
度は、鋳造初期段階において直線変位トランスデュサー
により記録された。測定点はビレット幅方向の中央で、
左右または前後で記録された値の平均値である。
【0030】鋳造の初期段階の終了時点で、各側面の変
形量は約33mmから約18mmに減少している。( 本発明: 曲
線No.1、従来: 曲線No.3) 変形速度、すなわちビレット
の短い側面部がダイから持ち上がる速度の曲線からわか
るように、変形速度は、とくに変形開始時において、本
発明においては減少している。( 本発明: 曲線No.2、従
来: 曲線No.4) 通常のダイの場合、変形速度は各側面で
約50mm/ 分である。もし、変形度が2つの短い側面部で
同じでない場合は、短い側面部の一方が鋳造方向に対し
て上方に動くことができ、ホットトップ鋳型の場合に
は、ホットトップヘッダーが損傷することとなる。本発
明のダイでは、最大変形速度が20mm/ 分未満に減少す
る。一方の側面側のみに変形が生じた場合でさえ、他方
の側面に生じる変形速度は40mm/ 分より小さく、降下速
度より小さい。
【0031】変形量の減少は、鋳型とダイの間の隙間形
成を少なくする。この隙間は水で満たされ、水が蒸発し
てビレットはダイ上でバンピングを起こす。本発明で
は、ダイの凹部の短い側面部に排水孔を設けてバンピン
グを防ぐ。鋳造が開始されると、この孔はアルミニウム
プラグにより閉鎖される。プラグはビレットの下部に溶
着し、ビレットの底部の変形の結果として、孔から引き
抜かれ、隙間内の水がビレットにバンピングを生じる前
に、孔から排出される。本発明のダイにおいては、変形
が少ないので、隙間内への水の流入も少なく、排水孔に
必要度は少ないてすむ。
【0032】図34は、いかにビレット短辺側の表面層
43が、変形過程において、鋳型の凝固内壁面から離れ
て間隙を生じ、表面層からの熱消散が減少するかを示し
たものである。間隙が生じるとビレット表面層は再加熱
されて偏析を生じ、表面層が再溶解することさえある。
本発明のダイでは変形が少ないため、間隙形成が少なく
なる。さらに、変形速度の減少により、この領域におけ
る降下速度を上げることができ、割れが生じ易い臨界領
域をより早く鋳型から二次冷却ゾーンに降下させること
ができる。偏析の形成傾向は明らかに減少し、つらら状
の再溶解欠陥もなくなる。
【0033】図36は、600mm ×200mm の寸法の本発明
のダイを使用した連続鋳造と通常のダイを使用した連続
鋳造におけるビレットの変形量の減少を調査する試験の
結果を比較したものである。通常のダイは0 〜80mmの範
囲の異なる深さを有し、本発明のダイは80mm深さの凹部
と、40mm、60mmおよび80mm高さの突起部をそなえたも
の、および深さ60mmの凹部と高さ40mmの突起部をそなえ
たものである。初期鋳造条件は全ての試験において同一
で、とくに、同一の鋳造速度および冷却水量が使用され
た。従来の通常のダイにおいては、20mmの深さのダイか
ら80mmの深さのダイまで、変形量がダイ深さの増加とと
もに減少するのがみられた。突起部をそなえた本発明の
ダイでは変形量をさらに減少させることができる。突起
部の高さを高くすると、ビレットの拘束度が増し、さら
に変形量が減少する。突起部の高さが80mmの場合、ビレ
ットの変形量は僅か8 〜9mm になる。凹部の深さが60mm
の場合でも、直接比較において、変形量は突起部の結果
として略1 〜2mm まで減少する。突起部を設けることな
く、単にダイ深さを大きくした場合は、ビレット底部で
の望ましくないビレットの収縮挙動が生じる。図37
は、鋳造時間に伴うビレットの長辺部の中心におけるビ
レット厚さの変化を調べた結果を示したものである。こ
の試験は、80mm深さで突起部を有しないダイと80mm深さ
で突起部をそなえたダイを使用して行われたものであ
る。突起部を有するダイ(発明No.1: 凹部深さ80mm、突
起部高さ40mm、発明No.2: 凹部深さ80mm、突起部高さ60
mm、発明No.3: 凹部深さ80mm、突起部高さ80mm、発明N
o.4: 凹部深さ60mm、突起部高さ40mm)を使用した場合は
いずれもビレット底部の収縮は少なかったが、突起部を
有しないダイ( 従来: ダイ深さ80mm) を使用した場合に
は、大量の熱がダイ中に蓄積されるため、鋳造初期に
おいて深い溶湯サンプが形成され、ビレットの底部が厚
くなった後、きわめて大きい収縮が生じた。
【0034】実施例2 図4〜6において、突起部の屋根部25はダイの長さ方
向に平坦に形成されている。屋根部25には屋根面23
が形成され、安定した表面層の形成を保証する。長方形
状ダイの短片側に向けての屋根面23、24の傾斜角度
は、ビレット底部の変形中および変形後、鋳造の初期段
階中において、溶湯が屋根部に形成された表面層に対し
て直接流れないように選択、決定される。
【0035】本発明による方式の効果を明確にするため
に、以下に2つの例が述べられる。1例は、ビレット寸
法が600mm ×200mm 、すなわちダイの外形寸法が600mm
×200mm の場合である。この場合、屋根部25の屋根面
23は、L1 が突起部の長さの約1/8 、L2 が突起部の
長さの約1/4 で、突起部の長さは、底部で480mm 、屋根
部で285mm である。略円錐形状の突起部の幅は、上部で
70mm、下部で100mm である。
【0036】例2は、ビレット寸法が1000mm×400mm
で、これに対応するダイを使用する例である。ダイは略
円錐形状の突起部をそなえ、その長さは底部で870mm 、
上部で620mm である。突起部の幅は上部で95mm、底部で
200mm であり、L1 、L2 に対応する傾斜角度g、fは
30〜60°の範囲である。
【0037】実施例3 図7〜9は本発明に従うダイの他の変形例を示すもの
で、この場合、突起部の長さ方向および幅方向の平坦面
は、半径R1 、R2 、R3 、R4 を有する長円形状で長
円形状領域27を形成する。突起部の底部の半径R3
対して、上部の半径R1 はその約70%であり、突起部の
底部の半径R4 に対して、上部の半径R2はその約75%
である。
【0038】図1〜3と同様の傾斜角c、d、eは、ビ
レットが収縮した時、突起部6の円錐形状の台座上に保
持され、鋳造工程の終了時に容易に除去できるよう選
択、決定される。傾斜角度が急過ぎ、例えば65°を越え
ると、ビレットは突起部の上方にスライドしてビレット
の保持が不安定となり、傾斜角度が小さ過ぎ、例えば25
°より小さい場合は、ビレットは突起部にくっつき、ダ
イから離れ難くなる。長円形状の突起部は、ビレット底
部があまり強固に収縮し過ぎたり、あるいはその保持作
用を失ったりしないような傾斜角度でより大きい領域を
有するよう形成されるのが有効である。
【0039】実施例4 図10〜12は図7〜9の変形例を示すもので、突起部
の側面部が円形に形成されている例である。凹部5の底
部から傾斜した側面部15の角度xは連続的に増大し、
ドラフト28を形成する。図3と比べて、本例に示すダ
イを有する連続鋳造装置は、鋳造初期段階および鋳造終
了段階でより有利な作業性を示す。
【0040】実施例5 図13〜15に示す本発明のダイの実施例によれば、突
起部33は波状に形成された側壁部34、35をそな
え、該波状面は最適角度より小さい角度および大きい角
度の2つの角度v、wを交互に有する波形で形成され
る。その結果、ビレットの底部は円錐状の側面で収縮す
ることができ、同時に上方にスライドすることもでき、
鋳造工程の間、ビレットはしっかりと保持され、鋳造作
業完了後、ビレットと波形面34、35との間の固着面
は小さくなるから、高い力を付加することなしにビレッ
トをダイから取り外すことができる。
【0041】溶湯が異常状態で鋳型に供給され、または
鋳造される合金が固着し易いものであり、または鋳造さ
れる合金の温度があまりに高い場合には、突起部が溶融
し、ビレットの底部が突起部に融着するおそれがある。
本発明によれば、この問題は突起部の表面またはその一
部に被覆層を形成しまたは表面処理することにより解消
される。被覆層形成または表面処理によって、溶湯から
突起部への熱伝達は、突起部に導入される熱の消散に要
する時間が、突起部が加熱されてビレットの底部で溶融
するために要する時間より短くなる。鋳造初期段階にお
いて、表面層がまだ突起部上に形成されない時、かかる
被覆層または表面処理層は突起部の表面を流入される溶
湯から保護する。
【0042】実施例6 図16〜18は、上記のダイに生じる熱問題は、突起部
をインサート26として別の金属から形成しダイに嵌め
込むことにより解決した例を示すものである。別の金属
としては銅合金が好適に使用される。インサート26は
ダイ3の底部45にボルト止めすることもでき、焼き嵌
めすることもできる。インサート26が銅合金で形成さ
れた場合には、アルミニウム合金からなるダイに比べて
より高い熱負荷を収容することができるため、鋳造初期
段階において十分な冷却効果を示す。
【0043】実施例7 図19〜21によれば、浴槽状の凹部5をそなえた本発
明のダイは、上端面に長さ方向に延びる溝部44を有す
る突起部38をそなえている。溝部44の深さsは、ビ
レットの底部が溝部から離れることなしに突起部の円錐
部を上方にスライドできるような寸法に形成され、溝部
44の幅kは、溶湯が容易に充填され、その結果ビレッ
トの底部が溝部44と係合するしっかりしたウエブを形
成できるような寸法とする。
【0044】突起部の長さ方向側面の傾斜角度eが最適
角度より大きい場合は、ビレットは収縮により突起部の
上方に押し出され、突起部の長さ方向の2つの側面上で
の持ち上がり度が異なり、従ってビレットは底部におい
て曲がることとなる。溝部は、上記2つの側面の両側で
のビレットの持ち上がり量を均等にし、ビレットの保持
を安定化する。溝部は、また、1つあるいは2つ以上の
孔部、または他のガイド手段に代替えすることもでき
る。
【0045】実施例8 図22〜24によれば、複数の突起部33、34が凹部
の長さ方向に平行に配設されている。図1〜3に示した
ものと比較すると、突起部の高さh(s)がより短く、
従って連続した端縁部4により囲まれる体積が図1〜3
のものより増加している。本実施例において、ダイの溶
湯収容容積が、とくに鋳造困難な合金に対して有効に作
用する。
【0046】実施例9 図25〜27は、突起部6の内部に複数の冷却水孔29
を設けた本発明のダイを示す。冷却媒体は水が好まし
い。適当な導入手段により、冷却媒体が円錐形状の突起
部内に導入される、39は冷却水供給管で、水チャンバ
ー40に連結され、螺旋状の冷却水孔29の内部に冷却
媒体の螺旋流が形成される。冷却水はダイの壁面からパ
イプ41により排出される。
【0047】実施例10 図28〜30は別の実施例を示すもので、ダイ3は側面
部にガイド30をそなえている。別の冷却水管から供給
される冷却水の量が不十分な場合は、連続鋳造装置の二
次冷却装置が付加的に使用されることができる。二次冷
却水はダイ3に取り付けられた鋳造装置により集めら
れ、ダイ中の孔部31に導かれる。ガイド30は二次冷
却水を集める装置として作用する。冷却水は突起部6の
下方に位置し中心軸部に配置されたパイプ42から流入
する。二次冷却水は矢印43で示される。冷却は、ダイ
と鋳型が溶湯で充填される間、ビレットの下端部が二次
冷却ゾーンの入るまで必要とされるから、冷却が二次冷
却装置により供給される水により行われれば十分であ
る。
【0048】実施例11 図31〜33による実施例は、突起部17が連続した端
縁部4から長さ方向に延び、台形状に形成されたもので
ある。傾斜した側面18、19は比較的広いチャンネル
部bを形成する。本実施例のダイは純アルミニウムのよ
うな鋳造の容易な合金の鋳造において好適に使用され
る。
【0049】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、連続鋳
造の初期段階において、鋳造されるビレットの底部の変
形が少なくなって、ビレット底部の欠陥発生が防止さ
れ、底部の切り代を少なくして歩留りを上げることがで
きる。ビレットは安定に保持されるから、ビレットの変
形による曲がりに起因して鋳造中に鋳造装置を損傷する
ことがなく、健全な圧延用ビレットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うダイの長さ方向の断面図である。
【図2】図1のダイの平面図である。
【図3】図1のダイの幅方向の断面図である。
【図4】本発明に従う屋根状傾斜上端部を具えた突起部
を有するダイの長さ方向の断面図である。
【図5】図4のダイの平面図である。
【図6】図4のダイの幅方向の断面図である。
【図7】本発明に従う平面長円形状の突起部を有するダ
イの長さ方向の断面図である。
【図8】図7のダイの平面図である。
【図9】図7のダイの幅方向の断面図である。
【図10】本発明に従う円弧状の側面をそなえた突起部
を有するダイの長さ方向の断面図である。
【図11】図10のダイの平面図である。
【図12】図10のダイの幅方向の断面図である。
【図13】本発明に従う波状の側面をそなえた突起部を
有するダイの幅方向の断面図である。
【図14】図13のダイの平面図である。
【図15】図13のダイの幅方向の断面図である。
【図16】本発明に従うインサートを有するダイの長さ
方向の断面図である。
【図17】図17のダイの平面図である。
【図18】図17のダイの幅方向の断面図である。
【図19】本発明に従う溝部をそなえた突起部を有する
ダイの長さ方向の断面図である。
【図20】図19のダイの平面図である。
【図21】図19のダイの幅方向の断面図である。
【図22】本発明に従う平行に延びた2つの突起部を有
するダイの長さ方向の断面図である。
【図23】図22のダイの平面図である。
【図24】図22のダイの幅方向の断面図である。
【図25】本発明に従う内部冷却される突起部を有する
ダイの長さ方向の断面図である。
【図26】図25のダイの平面図である。
【図27】図25のダイの幅方向の断面図である。
【図28】側面部に付設されたガイドプレートをそなえ
た突起部を有するダイの長さ方向の断面図である。
【図29】図28のダイの平面図である。
【図30】図28のダイの幅方向の断面図である。
【図31】本発明に従う端部から端部まで延びる突起部
を有するダイの長さ方向の断面図である。
【図32】図31のダイの平面図である。
【図33】図31のダイの幅方向の断面図である。
【図34】ビレットの連続鋳造におけるビレット下端部
の変形過程を略式で示す一部断面図である。
【図35】本発明に従う連続鋳造装置によるビレット下
端部の変形度と通常の連続鋳造装置によるビレット下端
部の変形度を比較して示すグラフである。
【図36】本発明に従う連続鋳造装置においてダイの深
さを変えた場合のビレット下端部の変形度と通常の連続
鋳造装置によるビレット下端部の変形度を比較して示す
グラフである。
【図37】本発明に従う連続鋳造装置により鋳造した場
合と通常の連続鋳造装置により鋳造した場合におけるビ
レット長さ方向のビレット幅の変化を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 ヘッダー 2 鋳型 3 ダイ 4 連続した端縁部 5 凹部 6 突起部 7 中心軸 8 中心軸 9 端縁部の側壁 10 端縁部の側壁 11 突起部の側壁 12 突起部の側壁 13 突起部の側壁 14 波状側壁 16 突起部 17 突起部 18 突起部の側壁 19 突起部の側壁 20 短辺側の側面 21 短辺側の側面 22 溶湯導入部 23 突起部の屋根面 24 突起部の屋根面 25 突起部の屋根部 26 インサート 27 長円形状領域 28 ドラフト 29 冷却水孔 30 ガイドプレート 31 冷却水孔 32 排水孔 33 突起部 34 突起部 35 排水孔 36 凹部 37 凹部 38 突起部 39 冷却水供給パイプ 40 チャンバー 41 パイプ 42 ビレット底部 43 表面層 44 溝部 45 ダイの底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウエルナー ドロステ ドイツ国、53113 ボン 1 リッターシ ャオスストラーセ 7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪郭装置を有する鋳型と、鋳造初期にお
    いて鋳型の下部を塞ぎ且つ輪郭装置から垂直方向に流下
    する溶湯を受けるダイをそなえた圧延用ビレット連続鋳
    造装置において、ダイが鋳型内壁と略同形状を有し、連
    続した端縁部により画定された実質的に浴槽状の凹部を
    そなえたブロックからなり、該凹部はダイの中心軸に関
    して対称的に配設された少なくとも1つの突起部をそな
    え、前記連続した端縁部および突起部の側壁は凹部に向
    けて傾斜していることを特徴とする圧延用ビレットの連
    続鋳造装置。
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