JPH07108300B2 - 皮膚切除具 - Google Patents

皮膚切除具

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JPH07108300B2
JPH07108300B2 JP1040475A JP4047589A JPH07108300B2 JP H07108300 B2 JPH07108300 B2 JP H07108300B2 JP 1040475 A JP1040475 A JP 1040475A JP 4047589 A JP4047589 A JP 4047589A JP H07108300 B2 JPH07108300 B2 JP H07108300B2
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    • A61B17/3205Excision instruments
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/322Skin grafting apparatus
    • AHUMAN NECESSITIES
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はホルダに刃筒を備えた医療用皮膚切除具に関す
るものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 従来この種のものは、皮膚又は皮膚下の脂肪等を切除す
るのに用いられているが、刃筒がどれぐらい皮膚又は皮
膚下に入っているかは使用者の目分量による見当以外は
判断できなかった。又、刃筒がどれくらい皮膚又は皮膚
下に入っているかの目当がつかないため、刃筒が必要以
上に皮膚又は皮膚下に入ってしまうことがあった。
そこで、本発明の目的は、使用時刃筒がどれぐらい皮膚
又は皮膚下に入っているかについて使用者が判断できる
とともに、刃筒が必要以上に皮膚又は皮膚下に入ってし
まうことを防止できる皮膚切除具を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を解決するため第一の発明においては、ホルダ
に刃筒を設け、この刃筒の先端に刃先を形成した皮膚切
除具において、刃筒の外周面には刃先に対して一定の距
離を有する目印を少なうとも一つ設けることを要旨とし
ている。
第二の発明においては、ホルダに刃筒を設け、この刃筒
の先端に刃先を形成した皮膚切除具において、ホルダに
は刃筒に対し段差状をなすストッパ面を設け、刃筒の外
周には着脱可能なアダプタを設けるとともに、アダプタ
には刃筒に対し段差状をなすストッパ面を設け、アダプ
タの刃筒への取付け時、このアダプタのストッパ面と刃
先との間の距離が前記ホルダのストッパ面と刃先との間
の距離よりも短くなるようにすることを要旨としてい
る。
[作用] 本発明の皮膚切除具を用いる場合には、ホルダを把持
し、刃先を皮膚に当てて回転させながら刃筒を皮膚又は
皮膚下に入れていき、皮膚又は皮膚下の脂肪を切除す
る。
特に、第一の発明の場合には、使用者の刃筒がとのくら
い皮膚又は皮膚下に入っているかを刃筒に設けられた目
印により判断できる。
第二の発明の場合には、皮膚又は皮膚下の脂肪を切除す
るのに必要な刃筒の長さを考慮し、必要な刃筒の長さが
短い場合にはアダプタを刃筒に取付け、必要な刃筒の長
さが長い場合にはアダプタを刃筒に取付けずに使用す
る。このようにして刃筒の突出寸法を皮膚又は皮膚下の
脂肪を切除するのに必要に長さに調節する。
[実施例] 以下、第一発明を具体化した第1実施例につき第1,2図
を参照して説明する。
ホルダ1はプラスチック性の棒材からなり、その先端に
嵌着孔2が形成されている。この嵌着孔2には金属製の
刃筒3が圧入固定され、刃筒3の先端全体には刃先3aが
形成されている。
ホルダ1の先端面には刃筒3に対し段差状をなすストッ
パ面1aが設けられ、このストッパ面1aは刃先3aと平行に
なっている。ホルダ1に固定された刃筒3の外周面のう
ち嵌着孔2から突出している部分には、円形状の3本の
目印4a,4b,4cが刃先3aから等間隔に打刻され、目印4a,4
b,4cは刃先3aに対して各々平行になっている。各目印4
a,4b,4cと刃先3aとの間の距離1a,1b,1cは前記ストッパ
面1aと刃先3aとの間の距離(刃筒3の突出寸法)Lに対
して各々異なる長さになっている。
さて、このような皮膚切除具を用いる場合には、ホルダ
1を把持し、刃先3aを皮膚に当てて回転させながら刃筒
3を皮膚又は皮膚下に入れていき、皮膚又は皮膚下の脂
肪を切除する。
この場合、使用者は刃筒3がどのぐらい皮膚又は皮膚下
に入っているかを刃筒3の目印4a,4b,4cにより判断でき
る。したがって、刃筒3が必要以上に皮膚又は皮膚下に
入ってしまうことを防止できる。
又、刃筒3を皮膚下に刃筒3の突出寸法L分だけ入れる
場合には、ストッパ1aによりそれ以上刃筒3が皮膚下に
入ることがない。
なお、目印の数は1つ又は2つ又は4つ以上でもよい。
次に、第二発明を具体化した第2〜4実施例につき第3
〜9図を参照して説明する。なお、説明は前記第1実施
例との相違点のみにする。
第2実施例では第3,4図に示すように、第1実施例にお
ける目印4a,4b,4cに代えて、刃筒3の外周に対し着脱可
能なリング状のアダプタ5が設けられるようになってい
る。アダプタ5は刃筒3に取付けられた場合、刃筒3か
ら不用意に抜けないようになっている。同アダプタ5の
一端面には刃筒3への取付け時、刃筒3に対し段差状を
なすストッパ面5aが設けられている。アダプタ5を刃筒
3に取付けた場合刃筒3の突出寸法は、ホルダ1のスト
ッパ面1aと刃先3aとの間の距離Rよりもアダプタ5の幅
Bの分だけ短い長さ、即ちアダプタ5のストッパ面5aと
刃先3aとの間の距離rになっている。なお、アダプタ5
は、その幅Bの違うものが数種類用意されている。
この第2実施例の皮膚切除具を用いる場合には、まず皮
膚又は皮膚下の脂肪を切除するのに必要な刃筒3の長さ
を考慮する。皮膚のみを切除する場合には、数種類用意
されているアダプタ5のなかから幅Bの大きいものを選
択し、皮膚下の脂肪を切除する場合には、幅Bの小さい
ものを選択する。そして、第4図に示すようにアダプタ
5を刃筒3に挿嵌し、ホルダ1のストッパ面1aにアダプ
タ5を当接させ、刃筒3の突出寸法rを皮膚又は皮膚下
の脂肪を切除するのに必要な必要最低限な長さになるよ
うにする。又、皮膚下の脂肪を切除するのに必要な刃筒
3の長さが、ホルダ1のストッパ面1aと刃先3aとの間の
距離Rに等しい場合には、刃筒3にアダプタ5を取付け
ないで使用する。
このようにして、適当なアダプタ5を選んで挿嵌するこ
とにより、刃筒3の突出寸法rを調節可能にし、刃筒3
が皮膚下にどのくらい入っているかを判断できるととも
に、ストッパ面1a,5aによって刃筒3が必要以上に皮膚
下に入ってしまうことを防止できる。
前記第2実施例の別例である第3実施例の皮膚切除具に
おいては、第5,6図に示すように、ホルダ1の先端部に
一対の嵌合凹部6が形成され、両嵌合凹部6内には各々
係止凹部7が設けられている。アダプタ5の一端面には
前記ホルダ1の嵌合凹部6に嵌入可能な一対の嵌合凹部
8が突設され、両嵌合凸部8には前記嵌合凹部6の係止
凹部7に係入可能な係止凸部9が形成されている。
この第3実施例の皮膚切除具を用いる場合には、皮膚又
は皮膚下の脂肪を切除するのに必要な刃筒3の長さを考
慮し、適当な幅Bを有するアダプタ5を刃筒3に外周に
挿嵌する。このときアダプタ5の嵌合凸部8のホルダ1
の嵌合凹部6内に嵌入するとともに、嵌合凸部8の係止
凸部9を嵌合凹部6の係止凹部7に係入させる。
第3実施例の場合も前記第2実施例の場合と同様、アダ
プタ5の先端側から突出する刃筒3の突出寸法rが調節
可能である。特に、ホルダ1の嵌合凹部6とアダプタ5
の嵌合凸部8との嵌合及び嵌合凹部6の係止凹部7と嵌
合凸部8の係止凸部9との係合により、アダプタ5がホ
ルダ1に対して不用意に回ることを防止できる。
第2実施例の別例である第4実施例においては、第7〜
9図に示すようにホルダ1とアダプタ5とが一体成形さ
れている。すなわち、アダプタ5とホルダ1との間には
空隙10が設けられており、ホルダ1の先端部には一対の
凹部11が形成されているとともに、アダプタ5の一端部
には凹部11内に延びる一対の突部12が形成されている。
そして、アダプタ5はホルダ1に対して突部12の一端部
である連結部13においてのみつながっている。
この第4実施例の皮膚切除具を用いる場合、皮膚又は皮
膚下の脂肪を切除するのに必要な刃筒3の長さを考慮
し、アダプタ5の先端側から突出している刃部3の突出
寸法rより必要な刃筒3の長さが長い時には、アダプタ
5とホルダ1との連結部13を折ってアダプタ5を刃筒3
から取り外す。
このように第4実施例の皮膚切除具においては、アダプ
タ5を刃筒3から取外すことにより刃筒3の突出寸法を
長くすることができる。
次に、前記第1実施例の変更例である第5〜7の実施例
につき第10〜14図に従って説明する。これらの実施例
は、使用時刃筒3がホルダ1に対して不用意に回転する
ことを防止するためにホルダ1の嵌着孔2に対する刃筒
3の取付け構造を改良したものである。
第5実施例においては第10図に示すように、刃筒3の基
端部外周全体にローレット14が形成される。
このためホルダ1の嵌着孔2に圧入固定した場合、ロー
レット14がすべり止めとなって刃筒3が嵌着孔2内でそ
の周方向に回転することが防止される。
第6実施例においては第11,12図に示すように、ホルダ
1の嵌着孔2に圧入固定される刃筒3の基端部一側に凸
部15が形成され、この凸部15がホルダ1の嵌着孔2内に
形成された凹部16内に係入されている。
この凸部15の凹部16への係入により、刃筒3は嵌着孔2
内でのその周方向に回転することが防止される。
第7実施例においては第13,14図に示すように、刃筒3
の基端部一側には凹部17が形成され、この凹部17にはホ
ルダ1の嵌着孔2内に形成された凸部18が係入されてい
る。
この凸部18の凹部17への係入により、刃筒3は嵌着孔2
内でその周方向に回転することが防止される。
[発明の効果] 以上詳述したように第一の発明においては、使用時、刃
筒がどのくらい皮膚又は皮膚下に入っているかを刃筒の
目印により判断できるので、刃筒が必要以上に皮膚又は
皮膚下に入ってしまうことがない。
第二の発明においては、アダプタの取付けで刃筒の突出
寸法を皮膚又は皮膚下の脂肪を切除するのに必要な長さ
に調節できるので、第一の発明の場合と同様、使用時刃
筒がどのくらい皮膚又は皮膚下に入っているかを判断で
きるとともに、刃筒が必要以上に皮膚又は皮膚下に入っ
てしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本発明の第1実施例の皮膚切除具を示し、第
1図は同皮膚切除具の斜視図、第2図は同じく部分断面
図、第3,4図は第2実施例の皮膚切除具を示し、第3図
は同皮膚切除具においてアダプタを取外した状態を示す
部分斜視図、第4図は同皮膚切除具においてアダプタを
取付けた上位を示す部分平面図、第5,6図は第3実施例
の皮膚切除具を示し、第5図は同皮膚切除具においてア
ダプタを取外した状態を示す部分斜視図、第6図は同皮
膚切除具においてアダプタを取付けた状態を示す部分断
面図、第7〜9図は第4実施例の皮膚切除具を示し、第
7図は同皮膚切除具においてアダプタを取付けた状態を
示す部分斜視図、第8図は同じく部分平面図、第9図は
同皮膚切除具においてアダプタを取外した状態を示す部
分平面図、第10図は第5実施例の皮膚切除具の刃筒を示
す斜視図、第11,12図は第6実施例の皮膚切除具を示
し、第11図は同皮膚切除具の刃筒を示す斜視図、第12図
同刃筒をホルダに取付けた状態を示す断面図、第13,14
図は第7実施例の皮膚切除具を示し、第13図は同皮膚切
除具の刃筒を示す斜視図、第14図は同刃筒をホルダ1に
取付けた状態を示す断面図である。 ホルダ1、ストッパ面1a,5a、刃筒3、刃先3a、目印4a,
4b,4c、アダプタ5、目印と刃先との間の距離1a,1b,1
c、ホルダのストッパ面と刃先との間の距離R、アダプ
タのストッパ面と刃先との間の距離r。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダ(1)に刃筒(3)を設け、この刃
    筒(3)の先端に刃先(3a)を形成した皮膚切除具にお
    いて、 刃筒(3)の外周面には刃先(3a)に対して一定の距離
    (1a,1b,1c)を有する目印(4a,4b,4c)を少なくとも一
    つ設けたことを特徴とする皮膚切除具。
  2. 【請求項2】ホルダ(1)に刃筒(3)を設け、この刃
    筒(3)の先端に刃先(3a)を形成した皮膚切除具にお
    いて、 ホルダ(1)には刃筒(3)に対し段差状をなすストッ
    パ面(1a)を設け、刃筒(3)の外周には着脱可能なア
    ダプタ(5)を設けるとともに、アダプタ(5)には刃
    筒(3)に対し段差状をなすストッパ面(5a)を設け、
    アダプタ(5)の刃筒(3)への取付け時、このアダプ
    タ(5)のストッパ面(5a)と刃先(3a)との間の距離
    (r)が前記ホルダ(1)のストッパ面(1a)と刃先
    (3a)との間の距離(R)よりも短くなるようにしたこ
    とを特徴とする皮膚切除具。
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