JPH07108073B2 - 電動機固定子鉄板 - Google Patents
電動機固定子鉄板Info
- Publication number
- JPH07108073B2 JPH07108073B2 JP2082686A JP2082686A JPH07108073B2 JP H07108073 B2 JPH07108073 B2 JP H07108073B2 JP 2082686 A JP2082686 A JP 2082686A JP 2082686 A JP2082686 A JP 2082686A JP H07108073 B2 JPH07108073 B2 JP H07108073B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron plate
- sides
- electric motor
- motor stator
- roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は全密閉型冷凍圧縮機用電動機に代表される様な
電動機に用いられる通しボルト穴を備えた電動機固定子
鉄板に関するものである。
電動機に用いられる通しボルト穴を備えた電動機固定子
鉄板に関するものである。
従来の技術 従来より、全密閉型冷凍圧縮機用電動機に代表される様
な通しボルト穴を備えた電動機固定子鉄板は、ボルト穴
を４か所設けると共に小型・軽量・低コスト化の目的の
ため、ボルト穴付近の鉄板面積が狭くなっている。
な通しボルト穴を備えた電動機固定子鉄板は、ボルト穴
を４か所設けると共に小型・軽量・低コスト化の目的の
ため、ボルト穴付近の鉄板面積が狭くなっている。
以下図面を参照しながら上述の従来鉄板について説明す
る。
る。
第３図は全密閉型冷凍圧縮機用電動機が搭載された状態
を示す断面図である。１は全密閉型冷凍圧縮機用電動
機、２は電動機固定子、３は電動機回転子、４は電動機
固定子鉄板（以下鉄板と称する）、５は電動機固定子２
を取付けるボルト、６はボルト５を通す鉄板４に設けら
れたボルト穴、７は組立てられた電動機固定子２と電動
機回転子３の間に設けられるギャップである。
を示す断面図である。１は全密閉型冷凍圧縮機用電動
機、２は電動機固定子、３は電動機回転子、４は電動機
固定子鉄板（以下鉄板と称する）、５は電動機固定子２
を取付けるボルト、６はボルト５を通す鉄板４に設けら
れたボルト穴、７は組立てられた電動機固定子２と電動
機回転子３の間に設けられるギャップである。
第４図は前記従来例により鉄板４の形状と鉄板素材から
の取り出し方法を示す平面図である。４は小判型の鉄
板、６は鉄板４の４隅に設けたボルト穴、８は鉄板素
材、９は鉄板素材８の縁部の層、９′は鉄板素材８の中
央部層である。
の取り出し方法を示す平面図である。４は小判型の鉄
板、６は鉄板４の４隅に設けたボルト穴、８は鉄板素
材、９は鉄板素材８の縁部の層、９′は鉄板素材８の中
央部層である。
以上のように構成された鉄板４について、以下その動作
について説明する。ボルト穴６は４か所あり、全密閉型
冷凍圧縮機用電動機１の小型・軽量・低コスト化の目的
のためボルト穴６の付近の面積は極力狭く設計されてい
る。また、鉄板素材８の縁部に比較的大きな面積の層９
が設けられている。電動機固定子２と電動機回転子３は
所定のギャップ７を保つようにボルト穴６に通したボル
ト５により組立られる。
について説明する。ボルト穴６は４か所あり、全密閉型
冷凍圧縮機用電動機１の小型・軽量・低コスト化の目的
のためボルト穴６の付近の面積は極力狭く設計されてい
る。また、鉄板素材８の縁部に比較的大きな面積の層９
が設けられている。電動機固定子２と電動機回転子３は
所定のギャップ７を保つようにボルト穴６に通したボル
ト５により組立られる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成ではボルト穴６の付近の
面積は非常に狭いため、組立時に電動機固定子が精度よ
く取り付けられないと共に、組立精度を向上させる目的
で、ボルト５の締付トルクを大きくするとボルト穴６の
付近の鉄板４が変形する可能性もあり、結果的にギャッ
プが所定の寸法を維持できなくなり、全密閉型冷凍圧縮
機１が始動不良、振動・騒音不良となる問題点を有して
いた。
面積は非常に狭いため、組立時に電動機固定子が精度よ
く取り付けられないと共に、組立精度を向上させる目的
で、ボルト５の締付トルクを大きくするとボルト穴６の
付近の鉄板４が変形する可能性もあり、結果的にギャッ
プが所定の寸法を維持できなくなり、全密閉型冷凍圧縮
機１が始動不良、振動・騒音不良となる問題点を有して
いた。
本発明は上記問題点に鑑み、鉄板の鉄板素材使用量を増
加させることなくボルト穴の付近の面積を広くし、結果
的に電動機の始動不良、振動・騒音不良を対策すること
ができる鉄板を提供するものである。
加させることなくボルト穴の付近の面積を広くし、結果
的に電動機の始動不良、振動・騒音不良を対策すること
ができる鉄板を提供するものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の鉄板は、直線状の底
辺に対し垂直でかつ同じ長さでかつ平行な２本の辺を有
すると共に、前記２本の辺から、鈍角で出発し他端で接
する同じ長さの屋根状の２本の辺を有する外周形状が略
５角形をなし、ボルト穴を底辺と平行な２本の辺で作ら
れる２つの角部に２か所、屋根状の２本の辺で作られる
１つの角部に１か所の合計３か所に設けたものである。
辺に対し垂直でかつ同じ長さでかつ平行な２本の辺を有
すると共に、前記２本の辺から、鈍角で出発し他端で接
する同じ長さの屋根状の２本の辺を有する外周形状が略
５角形をなし、ボルト穴を底辺と平行な２本の辺で作ら
れる２つの角部に２か所、屋根状の２本の辺で作られる
１つの角部に１か所の合計３か所に設けたものである。
作用 この構成により、鉄板素材の縁部の屑を２か所のボルト
穴の付近の鉄板として利用することが可能となると共
に、鉄板素材の中央部の屑を３か所目のボルト穴の付近
の鉄板として利用出来るため、結果的に鉄板の鉄板素材
の使用量を増加させることなくボルト穴の付近の鉄板の
面積を広くすることが可能となり、電動機の始動不良、
振動・騒音不良を対策することができる。
穴の付近の鉄板として利用することが可能となると共
に、鉄板素材の中央部の屑を３か所目のボルト穴の付近
の鉄板として利用出来るため、結果的に鉄板の鉄板素材
の使用量を増加させることなくボルト穴の付近の鉄板の
面積を広くすることが可能となり、電動機の始動不良、
振動・騒音不良を対策することができる。
実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。
する。
第１図は本発明の一実施例における鉄板４の形状と鉄板
素材８からの取り出し方法を示す平面図である。４は鉄
板、６はボルト穴、８は鉄板素材、９は鉄板素材８の縁
部の屑、９′は鉄板素材８の中央部の屑である。
素材８からの取り出し方法を示す平面図である。４は鉄
板、６はボルト穴、８は鉄板素材、９は鉄板素材８の縁
部の屑、９′は鉄板素材８の中央部の屑である。
第２図は本発明の一実施例における鉄板４一枚の形状を
示す平面図である。
示す平面図である。
４は外周形状の略５角形の鉄板、６は３か所のボルト
穴、10は直線状の底辺、11は底辺10に対し垂直でかつ同
じ長さで平行な２本の辺、12は辺11から鋭角で出発し、
中央部で接する同じ長さの屋根状の２本の辺である。
穴、10は直線状の底辺、11は底辺10に対し垂直でかつ同
じ長さで平行な２本の辺、12は辺11から鋭角で出発し、
中央部で接する同じ長さの屋根状の２本の辺である。
以上のように構成された鉄板４について以下その動作に
ついて説明する。まず鉄板４の形状は第２図に示す様に
略５角形の家型とし、底辺10に対し、垂直でかつ同じ長
さでかつ平行な２本の辺11を有し、辺11から鈍角で出発
し同じ長さの屋根状の２本の辺12により構成され、ボル
ト穴６は辺10と辺11により作られる角部に２か所、２本
の辺12により作られる角部に１か所、合計３か所に設け
られる。
ついて説明する。まず鉄板４の形状は第２図に示す様に
略５角形の家型とし、底辺10に対し、垂直でかつ同じ長
さでかつ平行な２本の辺11を有し、辺11から鈍角で出発
し同じ長さの屋根状の２本の辺12により構成され、ボル
ト穴６は辺10と辺11により作られる角部に２か所、２本
の辺12により作られる角部に１か所、合計３か所に設け
られる。
以上のように本実施例によれば鉄板素材８の縁部の屑９
を極力少なくし、２か所のボルト穴６の付近の鉄板４の
面積が広くなると共に、鉄板素材８の中央部の屑９′ｂ
も極力少なくし、３か所目のボルト穴６の付近の鉄板４
の面積も広くすることが出来ることにより、鉄板素材８
の使用量を増加させることなく、電動機の始動不良、振
動・騒音不良を対策することが可能となる。
を極力少なくし、２か所のボルト穴６の付近の鉄板４の
面積が広くなると共に、鉄板素材８の中央部の屑９′ｂ
も極力少なくし、３か所目のボルト穴６の付近の鉄板４
の面積も広くすることが出来ることにより、鉄板素材８
の使用量を増加させることなく、電動機の始動不良、振
動・騒音不良を対策することが可能となる。
発明の効果 以上のように本発明による鉄板は、外周形状を略５角形
とし、底辺に対し垂直でかつ同じ長さでかつ平行な２本
の辺を有し、前記２本の辺から鈍角で出発し同じ長さの
屋根状の２本の辺により構成され、ボルト穴は底辺と平
行な２本の辺で作られる２つの角部に２か所、屋根状の
２本の辺で作られる１つの角部に１か所の合計３か所に
設けられる様に構成されることにより、鉄板素材の使用
量を増加させることなく、ボルト穴の付近の鉄板面積を
広くすることが出来、組立時に電動機固定子が精度よく
取り付けられると共に、ボルトの締付トルクを大きくす
ることも可能であるため、結果的に固定子と回転子間の
ギャップを所定の寸法にすることが出来るため、始動不
良、振動・騒音不良を対策することが可能となり、その
実用的効果は大なるものがある。
とし、底辺に対し垂直でかつ同じ長さでかつ平行な２本
の辺を有し、前記２本の辺から鈍角で出発し同じ長さの
屋根状の２本の辺により構成され、ボルト穴は底辺と平
行な２本の辺で作られる２つの角部に２か所、屋根状の
２本の辺で作られる１つの角部に１か所の合計３か所に
設けられる様に構成されることにより、鉄板素材の使用
量を増加させることなく、ボルト穴の付近の鉄板面積を
広くすることが出来、組立時に電動機固定子が精度よく
取り付けられると共に、ボルトの締付トルクを大きくす
ることも可能であるため、結果的に固定子と回転子間の
ギャップを所定の寸法にすることが出来るため、始動不
良、振動・騒音不良を対策することが可能となり、その
実用的効果は大なるものがある。
第１図は本発明の一実施例における鉄板の形状と鉄板素
材からの取り出しを示す平面図、第２図は本発明の一実
施例における鉄板一枚の形状を示す平面図、第３図は全
密閉型冷凍圧縮機に電動機が搭載された状態を示す断面
図、第４図は従来例による鉄板の形状と鉄板素材からの
取り出しを示す平面図である。 ４……電動機固定子鉄板（鉄板）、６……ボルト穴、10
……底辺、11……平行な２本の辺、12……屋根状の２本
の辺。
材からの取り出しを示す平面図、第２図は本発明の一実
施例における鉄板一枚の形状を示す平面図、第３図は全
密閉型冷凍圧縮機に電動機が搭載された状態を示す断面
図、第４図は従来例による鉄板の形状と鉄板素材からの
取り出しを示す平面図である。 ４……電動機固定子鉄板（鉄板）、６……ボルト穴、10
……底辺、11……平行な２本の辺、12……屋根状の２本
の辺。
Claims (1)
- 【請求項１】直線状の底辺に対し垂直でかつ同じ長さで
かつ平行な２本の辺を有すると共に、前記２本の辺から
鋭角で出発し他端で接する同じ長さの屋根状の２本の辺
を有する外周形状が略５角形をなし、ボルト穴を底辺と
前記平行な２本の辺で作られる２つの直角部に２か所、
屋根状の２本の辺で作られる１つの角部に１か所の合計
３か所に設けてなる電動機固定子鉄板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2082686A JPH07108073B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 電動機固定子鉄板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2082686A JPH07108073B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 電動機固定子鉄板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62181636A JPS62181636A (ja) | 1987-08-10 |
| JPH07108073B2 true JPH07108073B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=12037844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2082686A Expired - Lifetime JPH07108073B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 電動機固定子鉄板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108073B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4567929B2 (ja) * | 2000-10-06 | 2010-10-27 | 株式会社東芝 | 回転電機の固定子およびそれを用いた回転電機 |
-
1986
- 1986-01-31 JP JP2082686A patent/JPH07108073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62181636A (ja) | 1987-08-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |