JPH07107766B2 - データ記録ディスクの再生装置 - Google Patents

データ記録ディスクの再生装置

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JPH07107766B2
JPH07107766B2 JP63148557A JP14855788A JPH07107766B2 JP H07107766 B2 JPH07107766 B2 JP H07107766B2 JP 63148557 A JP63148557 A JP 63148557A JP 14855788 A JP14855788 A JP 14855788A JP H07107766 B2 JPH07107766 B2 JP H07107766B2
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disc
diameter
switch
disk
chassis
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純 白濱
令 中山
浩一 境
慎 田中
正己 浅沼
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主としてオーディオ用に使用されているコン
パクトディスク等のデータ記録ディスクの再生装置に関
するものである。
従来の技術 コンパクトディスクにはデータが光学的に記録されてお
り、現在のところ主としてオーディオ用に使用されてい
る。コンパクトディスクの再生装置で、ディスクの装填
方式は種々の方式がある。例えば家庭用の再生装置で
は、引出し可能なトレイにディスクを載せ、手動または
電動により装置内部の再生位置まで押し込む方式があ
る。自動車に搭載するのに適した再生装置では、装置の
正面にスリット状の挿入口があり、そこにディスクが挿
入されると、電動ローラにより装置内部の再生位置まで
搬送される方式がある。
一方、オーディオ用のコンパクトディスクは、直径12cm
のものが一般に普及しているが、最近では直径8cmのも
のも販売されている。その再生装置として12cmディスク
の専用再生装置と8cmディスクの専用再生装置の両方を
備えることは繁雑であるうえに不経済でもあるため、1
台の再生装置で外径が異なったディスクを再生すること
が考えられている。その場合、異なったディスクであっ
ても再生位置は同一中心であるので、ディスクの中心が
同じ位置にくるように装填されなければならない。例え
ば12cmディスクの専用再生装置を備えておき、8cmディ
スクを再生するときには、外径が12cmあるアダプタに8c
mディスクを嵌め、12cmディスクと同じように装填して
再生することができる。この方法は簡単ではあるが、ア
ダプタに8cmディスクがうまく嵌まらずに外れやすく、
その作業が面倒である。また作業中にディスク面を汚し
てしまうことが多い。
前記した家庭用の再生装置のようにトレイにディスクを
載せる方式であれば、トレイの底に各々のディスクの外
径に合った同心円の段差を設けており、ディスクをトレ
イに置くだけで外径に合った段差に乗り、ディスクの中
心が同じ位置になる。したがってディスクの外径には関
係なく、同じ状態で再生位置まで搬送し装填すれば、再
生が可能である。そしてそのような兼用再生装置は、既
に開発されている。
発明が解決しようとする課題 しかし前記したスリット状の挿入口にコンパクトディス
クを挿入する方式の再生装置では、外径が異なったディ
スクを兼用して再生できる装置は存在しない。そのため
大小兼用のコンパクトディスク再生装置で、自動車に搭
載するのに適したものはないのが実状である。
本発明はこのような事態に鑑みてなされたもので、外径
が異なったディスクの兼用再生装置で、使用しやすい装
置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための、本発明を適用するデータ記
録ディスクの再生装置は、大径ディスクの外径より小さ
くかつ小径ディスクの外径より大きい間隔に配置され大
径ディスクが装置に挿入される際に差動歯車を介して互
いに遠ざかる方向に移動する一対のラック板と、これら
のラック板の移動動作に基づいてディスクの大小情報を
出力するディスク検出手段と、前記回転中心から大径デ
ィスクの半径より僅か外側に固定された第1のディスク
位置決め部材と、前記回転中心から小径ディスクの半径
より僅か外側に回動可能に支持された第2のディスク位
置決め部材と、前記回転中心とディスク外周の間を往復
動するピックアップユニットとを備えたものである。
作用 常時は、第2のディスク位置決め部材が倒れた状態を維
持しており、大径ディスクを装填すると、第1のディス
ク位置決め部材に誘導されて再生位置に装填される。小
径ディスクを装填すると、第2のディスク位置決め部材
が回動して直立し、それに誘導されて同一の回転中心で
ある再生位置に装填される。
実施例 以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明を適用するデータ記録ディスクの再生装
置の外観斜視図である。実施例は車載用の装置で、12cm
ディスクと8cmディスクの兼用再生装置である。同図
は、12cmディスクCD12を装填する途中を示している。メ
インシャーシ1にサスペンションシャーシ2が取付けら
れ、メインシャーシ1には主として装填機構に関連する
各部品が組付けられ、サスペンションシャーシ2には主
として再生のための各部品が組付けられる。メインシャ
ーシ1が自動車のパネルに取付けられて自動車への搭載
がされる。再生時にサスペンションシャーシ2へ自動車
からの振動が伝わらないように、サスペンションシャー
シ2はメインシャーシ1に緩衝的に取付けられている。
第2図はサスペンションシャーシ2の上面の分解斜視図
である。同図に示すように、サスペンションシャーシ2
はオイルダンパ3、4、5、6および夫々のダンパブラ
ケット8、9、10、11を介してメインシャーシ1にネジ
留めされる。メインシャーシ1とサスペンションシャー
シ2の間にはサスペンションバネ7a、7b、7c、7d(第4
図参照)が掛渡されている。サスペンションシャーシ2
にはクランプアーム13が軸15、16により回動可能に支持
されている。クランプアーム13はサスペンションシャー
シ2側に回動しているときが再生状態のときである。ク
ランプアーム13の切込み13aには、二層同心の円盤であ
るクランパ18が遊嵌し、抜け防止のためにクランプ抑え
19で覆われてネジ留めされる。クランパ18の中央部下面
には円形の磁石(不図示)が嵌め込まれている。再生状
態のとき、すなわちクランパ18がサスペンションシャー
シ2側に回動しているとき、クランパ18の中心はディス
クの回転中心Oに一致するようになっている。
サスペンションシャーシ2の上面には、12cmディスクの
固定の位置決め部材である湾曲板20および21がOを中心
にして6cmより0.2〜0.3mm程度外側に取付けられてい
る。湾曲板20および21を結ぶ内周は、装填動作中の外周
を位置決めするため、12cmディスクの外周に略一致して
いるが、再生位置に置かれた12cmディスクが若干の間隙
を持って回転できるようにやゝ外側に位置している。
同じくサスペンションシャーシ2の上面には、8cmディ
スクの進退可能な位置決め部材である回動ピン26、27お
よび28が軸支されている。第2図では回動ピン26、27、
28が倒れた状態、すなわち8cmディスクの位置決め部材
が後退している状態を示しているが、回動ピン26、27、
28が立った状態(第3図(c)参照)、すなわち8cmデ
ィスクの位置決め部材が進出している状態で回動ピン2
6、27、28を結ぶ内周がOを中心にして4cmより僅か、0.
2〜0.3mm程度外側になるように配設されている。回動ピ
ン26、27、28とサスペンションシャーシ2の間には、切
換摺動板24が挟み込まれている。切換摺動板24は、略U
字型をしており、サスペンションシャーシ2の切抜き穴
23の周辺を囲むように配設されている。
回動ピン26の周辺の詳細が第3図に示してある。同図の
(a)は平面図、(b)はそのB-B断面図で、(c)は
動作状態を示す断面図である。回動ピン26は、回動軸3
0、ストッパアングル33および係合突起34と一体に成形
されている。回動軸30は軸受31および軸受32によりサス
ペンションシャーシ2に支持されている。ストッパアン
グル33の回動は、切換摺動板24の逃げ穴24aが設けられ
て邪魔されないようになっている。また係合突起34に対
向して切換摺動板24に係合穴24bが設けられている。回
動軸30の両端に接して、軸30の抜けを防ぐためのストッ
パ35、36がサスペンションシャーシ2に取付けられてい
る。なお回動ピン27および28は、回動ピン26と同一の構
成であるため、詳細な説明を省略する。
第4図はサスペンションシャーシ2の下面の分解斜視図
である。同図に示すようにサスペンションシャーシ2の
下面には、取付け板39を介してスピンドルモータ40が取
付けられている。スピンドルモータ40の回転軸(中心
O)は、切抜き穴23の切込み23aを通ってサスペンショ
ンシャーシ2の上に突出し、ターンテーブル41(第2図
鎖線示参照)に嵌入する。ターンテーブル41の上面中央
部は、断面が台形をしており、台形の底辺直径がディス
クの中心穴径に合せてある。そして台形の先端部には磁
性材料(不図示)が嵌め込まれている。
サスペンションシャーシ2の切抜き穴23の位置には、デ
ィスクの外周から中心方向に往復動するピックアップ43
が設けられている。なおピックアップ43は、レーザ光
源、ディテクタ、光学系等を備えた公知のものである。
ピックアップ43が外周方向にトラバスする経路上に切換
摺動板24の突起24c(第2図参照)が位置する関係にあ
る。ピックアップ43は2本のガイドシャフト44と45を摺
動可能に抱いており、ガイドシャフト44と45が夫々シャ
フト押え46、47とシャフト押え48、49によりサスペンシ
ョンシャーシ2に取り付けられている。またサスペンシ
ョンシャーシ2には、ピックアップ43を駆動するための
トラバス駆動モータ51がモータブラケット50を介して取
り付けられている。トラバス駆動モータ51にはウオーム
52が取り付けられ、モータブラケット50に軸支された減
速ギア列53、54、55、56と噛み合っている。ギア56は、
ピックアップ43に取り付けられたラック57に噛み合って
いる。なおギア55、56と同軸のスラストバネ58およびス
ラストギア59が付設されている。
一方、ピックアップ43が中心Oの方向にトラバスして中
心手前で当接するように、回動レバー61はサスペンショ
ンシャーシ2の逃げ穴66を通る軸65によりサスペンショ
ンシャーシ2上面の切換摺動板24(第2図参照)に支持
されている。その回動レバー61には、マグネット吸着片
62及びスイッチ板63が取り付けられている。吸着片62が
回動する位置にはマグネットコア及びマグネットコイル
からなるソレノイド68、スイッチ板63が回動する位置に
は位置スイッチ69が取り付けられている。この他、ピッ
クアップ43が中心Oの近傍で当接するように、内周スイ
ッチ71がサスペンションシャーシ2に取り付けられてい
る。また切換摺動板24と連動するスイッチレバー73が回
動する位置には、ピンスイッチ72が取付けられる。
第5図には、メインシャーシ1に取付けられた装填機構
の各部品の分解図が示してある。
同図に示すようにメインシャーシ1の下面には、軸75が
取付けられている。軸75には、上から順に12cmディスク
右側検出ラック板76のガイド長穴76aが係合し、差動ギ
ア78が嵌り、12cmディスク左側検出ラック板77のガイド
長穴77aが係合している。そして右側検出ラック板76の
下面のラック76bと差動ギア78、差動ギア78と左側検出
ラック板77と上面のラック77bが噛み合っている。また
右側検出ラック板76とメインシャーシ1の間にはバネ7
9、左側検出ラック板77とメインシャーシ1の間にはバ
ネ80が夫々掛渡され、右側検出ラック板76と左側検出ラ
ック板77はともに内方向に付勢されている。メインシャ
ーシ1の上側であって、左側検出ラック板7が外方向、
すなわち左方向に開いたときその突起77dがメインシャ
ーシ1の開口から出て押す位置(鎖線示参照)に12cmデ
ィスク検出スイッチ82が取付けられている。またメイン
シャーシ1の下側には、左側検出ラック板77の突起77d
が検出スイッチ82を前記により押している位置に回動す
るスイッチロック83が軸85により支持されている。スイ
ッチロック83はバネ86により反時計方向に付勢されてい
る。スイッチロック83に形成されたロック解除ピン83a
は、ディスクガイド90の下側に突出する(第6図参
照)。さらにメインシャーシ1の下側にはディスクの有
無を検出するためのホトダイオード89、上側には装填終
了検出スイッチ88が取付けられる。
上記の右側検出ラック板76、差動ギア78、左側検出ラッ
ク板77およびスイッチロック83等の各部品を覆うように
ディスクガイド90が取付けられている。ディスクガイド
90の長穴91には右側検出ラック板76に形成された12cmデ
ィスク右側当接ピン76c、長穴92には左側検出ラック板7
7に形成された12cmディスク左側当接ピン77cが夫々貫通
し、ディスクガイド90の下面に突出する(第6図参
照)。
ディスクガイド90の下側に対向して、メインシャーシ1
には装填機構が取付けられている。装填機構は、軸96、
97により回動可能に支持されたフィーダアーム95に取付
けられる。フィーダアーム95には、ディスクの装填動作
を駆動をするためのローディングモータ100、駆動を伝
達するためのギア群101、ディスクを装填するための駆
動ローラ102が取付けられている。この装填機構は、サ
スペンションシャーシ2に固設された軸104および105を
把持し、メインシャーシ1に緩衝的に取付けられたサス
ペンションシャーシ2を、メインシャーシ1に固定させ
る機能もある。
第6図は、データ記録ディスクの再生装置の外観正面図
を示しており、第5図に示したメインシャーシ1、ディ
スクガイド90およびフィーダアーム95は、正面パネル10
6に覆われる。ディスク挿入口107が正面から見え、12cm
ディスク右側当接ピン76c、12cmディスク左側当接ピン7
7cおよびスイッチロック解除ピン83aが突出している。
挿入口107の幅は12cmディスクより若干広い。また12cm
ディスク右側当接ピン76cと12cmディスク左側当接ピン7
7cとの間隔は、8cmディスクより広く、12cmディスクよ
り狭くなっている。
上記のデータ記録ディスクの再生装置で、12cmディスク
または8cmディスクを装填(LOAD)、再生(PLAY)、排
出(EJECT)する動作を説明する。なお、ディスクが排
出されているときは、前回再生したディスクの大きさに
関係なく、8cmディスクの位置決め部材が後退している
状態、すなわち回動ピン26、27、28が倒れた状態(第3
図(a)および(b)参照)になっている。ピックアッ
プ43は外側に位置している。装填機構は軸104および105
を把持しており、サスペンションシャーシ2はメインシ
ャーシ1に対して固定されている。またそれにともな
い、クランパ18は開いている。
第7図は主要部のタイムチャート図で、この図を参照し
つゝ以下に詳細に説明する。
《12cmディスク》 挿入口107に12cmディスクを挿入すると、右側当接ピン7
6cと左側当接ピン77cとの間隔が12cmディスクより狭い
ため、12cmディスクは必ず両方のピン76cと77cに同時に
当って両外へ押す。ラック76bとラック77bを通じて差動
ギア78が回転し、右側検出ラック板76は右へ、左側検出
ラック板77は左へ広げられることになる。右側検出ラッ
ク板76が右へ動くと、その突起77dが12cmディスク検出
スイッチ82をオンにする。スイッチロック83が回動して
12cmディスク検出スイッチ82のオン状態を保持する。デ
ィスクがさらに侵入すると、ホトダイオード89がディス
ク有りを検出する。このディスク有り信号によりローデ
ィングモータ100が回転し、駆動モーラ102によりディス
クは装置内部へと装填されてゆく。検出スイッチ82がオ
ンであるときは、回動ピン26、27、28が倒れた状態のま
まになっており、12cmディスクは、固定の位置決め部材
である湾曲板20および21により位置決めされる。駆動ロ
ーラ102で定位置まで装填されると、駆動ローラ102が取
付けられているフィーダアーム95が下降回動し、ディス
クは開放される。同時にクランパ18が閉じて、ターンテ
ーブル41とによりディスクを挾持する。装填機構は、軸
104および105の把持を開放し、サスペンションシャーシ
2はメインシャーシ1に対して緩衝的になる。またフィ
ーダアーム95の回動により装填終了検出スイッチ88がオ
ンになり、その信号でローディングモータ100は、停止
する。
同じくスイッチ88のオン信号でトラバス駆動モータ51お
よびスピンドルモータ40が回転を始め、ピックアップ43
は一旦ディスクの内周へ向い、内周の末端から外周へ向
かってディスクを走査してゆく。内周部ではディスクの
固有情報を読み、次いで音声の再生がなされる。最外周
で信号が終了すると、スピンドルモータ40およびトラバ
ス駆動モータ51が停止する。
ここでローディングモータ100が以前(装填時)とは逆
回転し、12cmディスクの排出がされる。すなわちクラン
パ18が開き、フィーダアーム95が上昇回動してディスク
をくわえこみ、駆動ローラ102が逆転する。また装填機
構は、軸104および105を把持し、サスペンションシャー
シ2をメインシャーシ1に固定する。12cmディスクがデ
ィスク挿入口107を通過するとき、スイッチロック解除
ピン83aを押し、スイッチロック83が回動して12cmディ
スク検出スイッチ82がオフに変る。また12cmディスクは
右側当接ピン76cと左側当接ピン77cとに同時に当って両
外へ押し広げて排出されるが、通過後ただちに、両側の
ピン76cおよび77cはバネ79およびバネ80の付勢力により
内方向に戻される。
以上により装置は初期状態に戻る。
《8cmディスク》 挿入口107に8cmディスクを挿入すると、右側当接ピン76
cと左側当接ピン77cとの間隔が8cmディスクより広いた
め、同時に、両方のピン76cと77cに当ることはない。そ
のため一方のピン、例えばピン76cが押されてもピン77c
が押されないため、ラック76bを通じて差動ギア78が回
転しようとするが、ラック77cが停止しているためにロ
ックされてしまう。左右の検出ラック板76および77はと
もに全く動かない。すなわち8cmディスクが挿入されて
も、検出スイッチ82はオフのままである。ディスクがさ
らに侵入すると、ホトダイオード89がディスク有りを検
出する。検出スイッチ82がオフのままディスク有り信号
が出ると、ソレノイド68に通電され、マグネット吸着片
62が吸引される。それにより回動レバー61が回動して吸
引位置で固定される。スイッチ板63も回動し、位置スイ
ッチ69がオンになる。
位置スイッチ69のオン信号によりトラバス駆動モータ51
が回転を開始し、ピックアップ43は中心O方向へ向う。
やがてピックアップ43は、回動レバー61に係合し、これ
を押す。回動レバー61は、一箇所がソレノイド68と吸着
片62の吸引で固定されているため、吸着片62の取付け軸
が支点となって回動し、軸65を通じて切換摺動板24が押
されて動かされる。第3図(b)のように、矢示方向に
切換摺動板24が動くと、係合穴24bが回動ピン26の係合
突起34に係合してこれを動かす。そのため回動ピン26は
反時計方向に回動する。第3図(c)のように、回動ピ
ン26は直立し、ストッパアングル33がサスペンションシ
ャーシ2に掛かり固定される。回動ピン27および28も同
じように直立する。切換摺動板24が動いたため、これと
連動するスイッチレバー73が回動し、ピンスイッチ72が
オンになる。
トラバス駆動モータ51が回転を続け、やがてピックアッ
プ43はスイッチ71を押してオンにする。このオン信号で
トラバス駆動モータ51が逆転し、ピックアップ43を外周
方向に戻して停止させる。この状態で、8cmディスクを
装填できる体制が整ったことになる。
一方、12cmディスク検出スイッチ82がオフのまゝホトダ
イオード89のディスク有り信号が出た場合、すなわち8c
mディスクが挿入されている場合には、ピンスイッチ72
がオンであることを条件にローディングモータ100が回
転する。すると駆動ローラ102により8cmディスクは装置
内部へと送られる。回動ピン26、27および28は直立して
おり、すなわち8cmディスクの進退可能な位置決め部材
は進出しているため、8cmディスクはこれにより位置決
めされる。その定位置まで装填されると、フィーダアー
ム95が下降回動し、ディスクは駆動ローラ102から開放
される。同時にクランパ18が閉じて、ターンテーブル41
とによりディスクを挾持する。装填機構は、軸104およ
び105の把持を開放し、サスペンションシャーシ2はメ
インシャーシ1に対して緩衝的になる。またフィーダア
ーム95の回動により装填終了検出スイッチ88がオンにな
り、その信号でローディングモータ100は停止する。
同じくスイッチ88のオン信号でトラバス駆動モータ51お
よびスピンドルモータ40が回転を始め、ピックアップ43
は前記により停止した位置から一旦ディスクの内周へ向
い、内周の末端から外周へ向かってディスクを走査して
ゆく。内周部ではディスクの固有情報を読み、次いで音
声の再生がなされる。最外周で信号が終了すると、スピ
ンドルモータ40およびトラバス駆動モータ51が停止す
る。ピックアップ43は外周に至る手前で、切換摺動板24
の突起24cを押す。そのため、第3図(c)の状態か
ら、係合穴24bが係合突起34を押し、回動ピン26は時計
方向に回動し、同図(b)のように倒れる。切換摺動板
24が動いたため、連動するスイッチレバー73が戻り、ピ
ンスイッチ72がオフになる。
ここでローディングモータ100が以前(装填時)とは逆
回転すると、クランパ18が開き、フィーダアーム95が上
昇回動してディスクをくわえこみ、駆動ローラ102が逆
転するので8cmディスクがディスク挿入口107を通って排
出される。装填機構は、軸104および105を把持し、サス
ペンションシャーシ2をメインシャーシ1に固定する。
なお、ソレノイド68の吸引を解除するタイミングは、回
動ピン26、27および28が直立した以降、すなわちピンス
イッチ72がオンになった以降であれば任意である。タイ
ムチャートの例では、排出が終了した時点でオフにして
いる。
以上により装置は初期状態に戻る。
上記実施例では、検出ラック板76、77、差動ギア78、検
出スイッチ82を用いて12cmディスクか8cmディスクかを
自動的に検出しているが、これ以外の自動検出手段でも
良いし、手動的に12cmディスクか8cmディスクかの情報
を入れても良い。
発明の効果 以上説明したように、本発明を適用するデータ記録ディ
スクの再生装置は、大径ディスクであっても小径ディス
クであっても、同じように装置の挿入口に入れてやる
と、ディスクの中心位置が同一に装填される。すなわち
挿入口にディスクを挿入する方式の再生装置では、従来
存在しなかった兼用再生装置を実現したものである。自
動車に搭載するのに適した、大小兼用のコンパクトディ
スク再生装置が供給できるようになった。装置は取扱が
簡単であり、誤動作がなく、しかも安価に供給できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するデータ記録ディスクの再生装
置の外観斜視図、第2図はサスペンションシャーシの上
面の分解斜視図、第3図(a)は回動ピン周辺の平面
図、同図(b)はそのB-B断面図、同図(c)は動作状
態を示す断面図、第4図はサスペンションシャーシの下
面の分解斜視図、第5図はメインシャーシに取付けられ
た装填機構の分解図、第6図は本発明の再生装置の外観
正面図、第7図(a)(b)は各部のタイムチャート図
である。 1……メインシャーシ、2……サスペンションシャー
シ、3、4、5……オイルダンパ、13……クランプアー
ム、18……クランパ、20、21……固定位置決め部材、24
……切換摺動板、24b……係合穴、26、27、28……進退
可能な位置決め部材、30……回動軸、33……ストッパア
ングル、34……係合突起、39……取付け板、40……スピ
ンドルモータ、O……回転中心、41……ターンテーブ
ル、44、45……ガイドシャフト、51……トラバス駆動モ
ータ、52……ウオーム、53、54、55、56……減速ギア
列、57……ラック、61……回動レバー、62……マグネッ
ト吸着片、63……スイッチ板、68……ソレノイド、69…
…位置スイッチ、71……内周スイッチ、72……ピンスイ
ッチ、73……スイッチレバー、76、77……検出ラック
板、76c……12cmディスク右側当接ピン、77c……12cmデ
ィスク左側当接ピン、78……差動ギア、82……12cmディ
スク検出スイッチ、83……スイッチロック83、83a……
ロック解除ピン、89……ホトダイオード、90……ディス
クガイド、89……ホトダイオード、88……装填終了検出
スイッチ、95……フィーダアーム、100……ローディン
グモータ、102……駆動ローラ、106……正面パネル、10
7……ディスク挿入口、CD12……12cmディスク
フロントページの続き (72)発明者 境 浩一 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 田中 慎 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 浅沼 正己 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−100271(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外径が大小異なったディスクを、同一の回
    転中心である再生位置に装填可能な再生装置であって、
    大径ディスクの外径より小さくかつ小径ディスクの外径
    より大きい間隔に配置され大径ディスクが装置に挿入さ
    れる際に差動歯車を介して互いに遠ざかる方向に移動す
    る一対のラック板と、これらのラック板の移動動作に基
    づいてディスクの大小情報を出力するディスク検出手段
    と、前記回転中心から大径ディスクの半径より僅か外側
    に固定された第1のディスク位置決め部材と、前記回転
    中心から小径ディスクの半径より僅か外側に回動可能に
    支持された第2のディスク位置決め部材と、前記回転中
    心とディスク外周の間を往復動するピックアップユニッ
    トとを備え、小径ディスクが装填される際に前記ディス
    ク検出手段に出力に基づいて前記ピックアップユニット
    が前記回転中心方向へ移動しこの移動動作により前記第
    2のディスク位置決め部材が回動して直立することを特
    徴とするデータ記録ディスクの再生装置。
JP63148557A 1988-06-16 1988-06-16 データ記録ディスクの再生装置 Expired - Fee Related JPH07107766B2 (ja)

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