JPH07107493B2 - 重量検知器 - Google Patents
重量検知器Info
- Publication number
- JPH07107493B2 JPH07107493B2 JP13327888A JP13327888A JPH07107493B2 JP H07107493 B2 JPH07107493 B2 JP H07107493B2 JP 13327888 A JP13327888 A JP 13327888A JP 13327888 A JP13327888 A JP 13327888A JP H07107493 B2 JPH07107493 B2 JP H07107493B2
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- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子レンジなどの加熱調理器に用いられる重
量検知器に関するものである。
量検知器に関するものである。
従来の技術 従来、この種の重量検知器は、第６図に示すような重量
検知素子の荷重特性を、２次式からなる重量変換近似式
を用いて重量値を算出していた。第６図は縦軸に重量値
を、横軸に重量検知素子の容量比を示す。＊印は実測
値、実線は２次式からなる重量変換近似式を示す。広い
重量範囲にわたって近似すると、加熱調理器などに用い
られる場合、使用頻度の高い低重量範囲１〜3Kgでの誤
差が大きくなるため、従来、近似範囲を０〜5Kg程度と
していた。
検知素子の荷重特性を、２次式からなる重量変換近似式
を用いて重量値を算出していた。第６図は縦軸に重量値
を、横軸に重量検知素子の容量比を示す。＊印は実測
値、実線は２次式からなる重量変換近似式を示す。広い
重量範囲にわたって近似すると、加熱調理器などに用い
られる場合、使用頻度の高い低重量範囲１〜3Kgでの誤
差が大きくなるため、従来、近似範囲を０〜5Kg程度と
していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、第６図に示した最
大秤量値Wm近傍において、誤差が非常に大きくなった
り、容量比がRm以上の領域においては、例えば重量変化
などが生じた場合、重量減少を重量増大と検知するなど
の課題を有していた。
大秤量値Wm近傍において、誤差が非常に大きくなった
り、容量比がRm以上の領域においては、例えば重量変化
などが生じた場合、重量減少を重量増大と検知するなど
の課題を有していた。
本発明は、かかる従来の課題を解消するもので、広い秤
量範囲にわたって誤差の少ない重量検知器を提供するこ
とを目的とする。
量範囲にわたって誤差の少ない重量検知器を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題点を解決するために、本発明の重量検知器は、
静電容量型重量検知素子と、前記検知素子の静電容量値
を発振周波数に変換する変換回路と、前記変換回路の出
力値から、あらかじめ設定された２次式と１次式とを接
続した重量変換近似式により重量値を演算する演算部と
を備えた構成からなるものである。
静電容量型重量検知素子と、前記検知素子の静電容量値
を発振周波数に変換する変換回路と、前記変換回路の出
力値から、あらかじめ設定された２次式と１次式とを接
続した重量変換近似式により重量値を演算する演算部と
を備えた構成からなるものである。
作用 本発明は、上記した構成によるため、低重量範囲は２次
式からなる重量変換近似式を用い、高重量範囲は１次式
からなる重量変換近似式を用い、重量値を算出するた
め、広い秤量範囲にわたって誤差が少なくなるものであ
る。
式からなる重量変換近似式を用い、高重量範囲は１次式
からなる重量変換近似式を用い、重量値を算出するた
め、広い秤量範囲にわたって誤差が少なくなるものであ
る。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第１図は、本発明の一実施例における静電容量型重量検
知素子の分解斜視図である。１は荷重を受けるアルミナ
・ダイアフラム、２はアルミナ基板、3,4はアルミナダ
イアフラム１、アルミナ基板２の中央部に設けられた円
状の電極、5,6は電極3,4の周辺に設けられた環状の電極
を示す。アルミナダイアフラム１、アルミナ基板２はシ
ールガラス７により周辺部で接着され、電極３と４およ
び電極５と６はそれぞれコンデンサCW,CRを形成してい
る。なお、アルミナダイアフラム１およびアルミナ基板
２は、板厚約0.63mm、約30mm角を用いた。シールガラス
７の厚さは、約50μｍとした。第２図に前記静電容量型
重量検知素子が、アルミナ・ダイアフラム１の中央部に
荷重を受けたときの断面図を示す。荷重によりアルミナ
・ダイアフラム１が変形し、電極3,4からなるコンデン
サCWおよび電極5,6とからなるコンデンサCRが変化す
る。第３図に重量検知素子の荷重特性を示す。横軸に荷
重を、縦軸に容量CW,CRを実線で、容量比Ｒ（＝CW/CR）
を破線で示す。第４図に、重量検知器の電気回路のブロ
ック図を示す。８は静電容量型重量検知素子、９は重量
検知素子の静電容量値を発振周波数に変換する変換回
路、10は前記変換回路の出力値より、容量比Ｒを演算
し、この容量比Ｒにより、あらかじめ設定部11に設定さ
れている２次式と１次式とを接続した重量変換近似式に
より重量値を演算する演算部を示す。第５図に具体的な
重量変換式を示す。即ち、低荷重領域（容量比ＲがRc以
下）のときは、曲線12に従って重量値を演算する。２次
式12は、頂点を（Rm,Wm）として、次式で表わされる。
第１図は、本発明の一実施例における静電容量型重量検
知素子の分解斜視図である。１は荷重を受けるアルミナ
・ダイアフラム、２はアルミナ基板、3,4はアルミナダ
イアフラム１、アルミナ基板２の中央部に設けられた円
状の電極、5,6は電極3,4の周辺に設けられた環状の電極
を示す。アルミナダイアフラム１、アルミナ基板２はシ
ールガラス７により周辺部で接着され、電極３と４およ
び電極５と６はそれぞれコンデンサCW,CRを形成してい
る。なお、アルミナダイアフラム１およびアルミナ基板
２は、板厚約0.63mm、約30mm角を用いた。シールガラス
７の厚さは、約50μｍとした。第２図に前記静電容量型
重量検知素子が、アルミナ・ダイアフラム１の中央部に
荷重を受けたときの断面図を示す。荷重によりアルミナ
・ダイアフラム１が変形し、電極3,4からなるコンデン
サCWおよび電極5,6とからなるコンデンサCRが変化す
る。第３図に重量検知素子の荷重特性を示す。横軸に荷
重を、縦軸に容量CW,CRを実線で、容量比Ｒ（＝CW/CR）
を破線で示す。第４図に、重量検知器の電気回路のブロ
ック図を示す。８は静電容量型重量検知素子、９は重量
検知素子の静電容量値を発振周波数に変換する変換回
路、10は前記変換回路の出力値より、容量比Ｒを演算
し、この容量比Ｒにより、あらかじめ設定部11に設定さ
れている２次式と１次式とを接続した重量変換近似式に
より重量値を演算する演算部を示す。第５図に具体的な
重量変換式を示す。即ち、低荷重領域（容量比ＲがRc以
下）のときは、曲線12に従って重量値を演算する。２次
式12は、頂点を（Rm,Wm）として、次式で表わされる。
Ｗ＝α（Ｒ−Rm）２＋Wm ……式（１） ここで、αは２次の係数を示す。
高荷重領域（容量比ＲがRc以上）のときは、直線13に従
って重量値を演算する。１次式13は、Ｒ＝Rc点における
２次式、式（１）の接線であり、次式で表わされる。
って重量値を演算する。１次式13は、Ｒ＝Rc点における
２次式、式（１）の接線であり、次式で表わされる。
Ｗ＝ａ＋ｂ（Ｒ−Rc） ……式（２） これらの定数a,bは以下のように表わされる。
尚、Rcは以下のようにして決めた。
Rc＝Rz＋Ｋ（Rm−Rz） ……式（４） ここでRzは、重量零（Ｗ＝0kg）の時の容量比を示し、
Ｋは定数であり、0.6〜0.8程度、本実施例においてはＫ
＝0.7とした。
Ｋは定数であり、0.6〜0.8程度、本実施例においてはＫ
＝0.7とした。
以上説明したように、演算部10においては、得られた容
量比Ｒが、Rcよりも小さいか、大きいかにより、重量変
換近似式を曲線12か、直線13かにより重量値を演算す
る。従って、広い荷重範囲にわたって、誤差の小さい重
量値を得ることが出来る。
量比Ｒが、Rcよりも小さいか、大きいかにより、重量変
換近似式を曲線12か、直線13かにより重量値を演算す
る。従って、広い荷重範囲にわたって、誤差の小さい重
量値を得ることが出来る。
発明の効果 以上のように本発明の重量検知器によれば、次の効果が
得られる。
得られる。
（１） 容量比Ｒの大小により、重量変換近似式を使い
わけるため、広い荷重範囲にわたって、誤差の小さい重
量検知器が得られる。
わけるため、広い荷重範囲にわたって、誤差の小さい重
量検知器が得られる。
（２） 使用頻度の高い低荷重領域は２次式で近似し、
より誤差を少なく、且つ、高荷重領域は２次式の接線で
近似することにより、広い荷重範囲をカバーすることが
出来る。
より誤差を少なく、且つ、高荷重領域は２次式の接線で
近似することにより、広い荷重範囲をカバーすることが
出来る。
第１図は本発明の一実施例における重量検知素子の分解
斜視図、第２図は同断面図、第３図は同重量検知素子の
特性図、第４図は同重量検知器のブロック図、第５図は
同設定部の重量変換近似式を示す説明図、第６図は従来
の重量変換近似式を示す説明図である。 １……アルミナ・ダイアフラム、２……アルミナ基板、
3,4……円状電極、5,6……環状電極、８……重量検知素
子、９……変換回路、10……演算部。
斜視図、第２図は同断面図、第３図は同重量検知素子の
特性図、第４図は同重量検知器のブロック図、第５図は
同設定部の重量変換近似式を示す説明図、第６図は従来
の重量変換近似式を示す説明図である。 １……アルミナ・ダイアフラム、２……アルミナ基板、
3,4……円状電極、5,6……環状電極、８……重量検知素
子、９……変換回路、10……演算部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 正信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−179613（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】静電容量型重量検知素子と、前記検知素子
の静電容量値を発振周波数に変換する変換回路と、前記
変換回路の出力値から、あらかじめ設定された２次式と
１次式とを接続した重量変換近似式により重量値を演算
する演算部とからなる重量検知器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13327888A JPH07107493B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 重量検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13327888A JPH07107493B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 重量検知器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01302123A JPH01302123A (ja) | 1989-12-06 |
| JPH07107493B2 true JPH07107493B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=15100900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13327888A Expired - Fee Related JPH07107493B2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 重量検知器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07107493B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2877006B2 (ja) * | 1994-11-08 | 1999-03-31 | 松下電器産業株式会社 | 重量換算法とそれを用いた加熱調理器 |
| JP2006250744A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Tdk Corp | 無線センサ装置 |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP13327888A patent/JPH07107493B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01302123A (ja) | 1989-12-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |