JPH07107409A - メモリ制御回路 - Google Patents

メモリ制御回路

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Publication number
JPH07107409A
JPH07107409A JP24543293A JP24543293A JPH07107409A JP H07107409 A JPH07107409 A JP H07107409A JP 24543293 A JP24543293 A JP 24543293A JP 24543293 A JP24543293 A JP 24543293A JP H07107409 A JPH07107409 A JP H07107409A
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screen
memory
read
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signal
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JP24543293A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nishimura
敦 西村
Masahiro Yamada
雅弘 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】子画面メモリの制御線を削減して製造を容易に
する。 【構成】カウンタ44,45は夫々親画面及び子画面の水平
方向の走査位置を示すカウント出力を出力する。書込み
制御回路47はこのカウント出力に基づいて、FIFOメ
モリ50のポインタを制御して、FIFOメモリ50の所定
の領域に子画面用映像信号の書込みを行う。読出し制御
回路46はカウント出力に基づいて、FIFOメモリ50の
ポインタを制御して、書込まれた映像信号を親画面の走
査に同期して読出す。読出し制御回路46はカウント出力
によって、読出しアドレスが書込みアドレスよりも先行
することを判断すると、ポインタを制御して同一領域に
書込まれた例えば第1フィールドの映像信号を繰返し読
出すことにより、子画面の画像が不連続となることを防
止する。FIFOメモリ50を用いているので、アドレス
線が不要であり、制御線を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、親画面と子画面とを同
一画面上に多画面表示可能なテレビジョン受像機等に好
適のメモリ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機等において
は、受信したテレビジョン信号又は外部ビデオ信号に基
づく画像上の一部に、子画面を表示する子画面機能を有
したものが実用化されている。図10はこのような多画
面表示機能を持つテレビジョン受像機を示すブロック図
である。
【0003】アンテナ1には例えばUHF又はVHF放
送の高周波映像信号が誘起する。また、アンテナ2には
例えば衛星放送信号が誘起する。アンテナ1に誘起した
高周波映像信号はチューナ3に供給され、チューナ3は
高周波映像信号の所定チャンネルを選局し、映像復調を
行ってベースバンドの映像信号を親画面スイッチ4及び
子画面スイッチ5に出力する。アンテナ2に誘起した衛
星放送信号はチューナ6によって選局され、所定チャン
ネルの信号が第2中間周波信号に変換された後復調さ
れ、ベースバンドの映像信号が親画面スイッチ4及び子
画面スイッチ5に出力される。また、親画面スイッチ4
及び子画面スイッチ5には外部映像入力端子7を介して
ベースバンドの外部ビデオ信号も入力される。
【0004】親画面スイッチ4は親画面として表示する
ソースを選択し、子画面スイッチ5は子画面として表示
するソースを選択するものである。親画面スイッチ8に
よって選択された映像信号は親信号として親画面映像デ
コーダ8に供給される。
【0005】親画面映像デコーダ8は入力された映像信
号から水平同期信号fh1及び垂直同期信号fv1を分
離すると共に、映像信号に同期した画素クロックCK1
を発生してメモリ制御回路9の入力端に出力する。ま
た、親画面映像デコーダ8は映像信号をデコードして、
色信号R,G,B、輝度信号Y及び色差信号R−Y,B
−Y等のコンポーネント信号を再生する。これらのコン
ポーネント信号は親画像信号としてスイッチ10に出力さ
れる。
【0006】一方、子画面スイッチ5によって選択され
た映像信号は、子信号として子画面映像デコーダ12に与
えられる。子画面映像デコーダ12は子信号をデコードし
て、色信号R,G,B、輝度信号Y及び色差信号R−
Y,B−Y等のコンポーネント信号を再生する。これら
のコンポーネント信号は子画面メモリ13に与えられる。
また、子画面映像デコーダ12は、子画面の表示領域を示
す水平同期信号fh2及び垂直同期信号fv2並びに子
信号に同期した画素クロックCK2を発生してメモリ制
御回路9の入力端に出力する。
【0007】メモリ制御回路9は子画面メモリ13にアド
レス信号、ライト信号、アウトプットイネーブル信号及
びチップセレクト信号等の制御信号を与えて、子画面映
像デコーダ12からの子画面用の映像信号の書込みを制御
すると共に、アドレス信号、リード信号及びチップセレ
クト信号等の制御信号を与えて子画面メモリ13からの読
出しを制御する。子画面メモリ13は入力された画像信号
を1画面分記憶し、水平及び垂直に例えば2画素又は3
画素毎に記憶した映像データを読出して圧縮補間処理
し、子画像信号としてスイッチ10に出力する。
【0008】スイッチ10には枠信号発生器14の出力も与
えられている。枠信号発生器14は、親画面映像デコーダ
8の出力に基づいて親画像信号に同期した枠信号を発生
してスイッチ10に出力すると共に、親画面表示期間、子
画面表示期間及び枠信号期間を示すタイミング信号をス
イッチ10に出力する。スイッチ10は、枠信号発生器14か
らのタイミング信号によって制御されて、親画面期間、
子画面期間及び枠信号期間には夫々親画像信号、子画像
信号及び枠信号を選択して表示器11に与える。これによ
り、表示器11の表示画面上には、親画面領域に親画面が
表示され、画面の例えば面積比で1/4乃至1/9の子
画面領域には親画面に代えて子画像信号に基づく子画面
が枠信号に基づく枠で囲われて縮小表示される。
【0009】図11は図10中の従来のメモリ制御回路
及び子画面メモリの具体的な構成を示すブロック図であ
る。
【0010】入力端21には親画面映像デコーダ8からの
画素クロックCK1、水平同期信号fh1、垂直同期信
号fv1が入力されて、アドレス制御回路23及びR/W
(リード/ライト)制御回路24に与えられる。アドレス
制御回路23及びR/W制御回路24には、入力端子22を介
して子画面映像デコーダ12からの画素クロックCK2、
水平同期信号fh2、垂直同期信号fv2も与えられ
る。アドレス制御回路23はアドレスバス25を介して子画
面メモリ13のRAM27にアドレスを与えると共に、制御
線26を介してI/Oコントローラ27に制御信号を与え
る。R/W制御回路24はRAM27にアウトプットイネー
ブル信号、チップセレクト信号及びリード,ライト信号
を与える。
【0011】子画面映像デコーダ12からの子画面用映像
信号はI/Oコントローラ28を介してRAM27に与えら
れる。RAM27は指定されたアドレスをアクセスして、
データバス29を介して入力されたI/Oコントローラ28
からのデータを書込むと共に、記憶されているデータを
読出してI/Oコントローラ28を介して出力する。I/
Oコントローラ28はRAM27の入出力のタイミングに合
わせて、データバス29の入出力方向を切換えている。
【0012】次に、子画面を画面の1/4に子画面表示
する場合の動作について図12の説明図を参照して説明
する。図12(a)は子画面メモリへの書込みを説明す
るためのものであり、図12(b)は子画面メモリから
の読出しを説明するためのものである。
【0013】子画面メモリ13のRAM27はメモリ制御回
路9に制御されて、子画面用の映像信号31を1水平走査
線おきに間引いて、図12(a)の実線に示す走査線
A,B,C,…の各画素データを記憶する。また、読出
し時には、メモリ制御回路9は書込み時の2倍の速度で
RAM27のデータを読出す。即ち、1水平走査線の画素
データを1/2水平走査期間で読出すと共に、1/2水
平走査期間後に次の1水平走査線の画素データを読出
す。この場合には、メモリ制御回路9は親画面の走査に
同期させて読出すようになっている。例えば、画面の略
中央の位置に対応するタイミングでRAM27からの読出
しを開始するものとすると、親画像信号32の走査線の画
素データに続けて間引かれた子画像信号31′の各走査線
A,B,C,…の画素データが配列され、図12(b)
に示すように、子画像信号に基づく子画面を親画面の右
下の位置に面積比1/4に圧縮して表示することができ
る。
【0014】このように、RAM27の書込み及び読出し
速度を制御することにより、子画面として縮小画像の表
示が可能である。しかし、RAM27の読出し速度を書込
み速度よりも速くしているで、単純に書込みアドレス順
に読出しアドレスを指定すると、読出しアドレスが書込
みアドレスを迫い越して、まだ書込みが行われていない
アドレスをアクセスしてしまう。そうすると、これらの
アドレスに残っている前のフィールドの画素データが出
力されて、表示される子画面は不連続なものになってし
まう。そこで、読出しアドレスが書込みアドレスを迫い
越す場合には、同一のメモリ領域を繰返して読出すこと
により、子画面が不連続となることを防止している。こ
の理由から、子画面メモリ13では読出しアドレスを直接
指定することができるランダムアクセス可能なメモリ
(RAM)を用いていた。
【0015】ところで、NTSC信号を4fsc(fscは
色副搬送波周波数3.58MHz)でサンプリングする
ものとすると、記憶すべきNTSC信号の水平走査期間
を52.7μ秒とすると、1水平走査期間のサンプル数
は約752である。記憶すべき水平走査線本数を1フレ
ーム当たり490本とする。また、色差信号を時分割で
多重して、その比率を輝度信号に対して2:1:1であ
るものとする。そうすると、子画面を1/4に圧縮して
表示する場合には、子画面用の映像信号の1フレームの
サンプル数は 752×490×4/4=368480 となる。
【0016】2の18乗(262144)<36848
0<2の19乗(524288)であるので、子画面を
記憶するメモリのアドレス線は19本も必要である。更
に、高品位テレビジョン放送を記録する場合には、子画
面の1フレーム当たりのサンプル数は多くなって、必要
なアドレス線の数も増加する。このように多くのアドレ
ス線をメモリ制御回路とRAMとの間に接続しなければ
ならず、配線作業量が多く、製造上不利である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のメモリ制御回路においては、子画面メモリのRA
Mにアドレスを指定するためのアドレス線の数が多く、
配線作業量が多く製造上不利であるという問題点があっ
た。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、子画面の画質を劣化させることなく配線数
を削減することができるメモリ制御回路を提供すること
を目的とする。
【0019】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係るメモリ制御
回路は、子画面を親画面と共に同一画面上に多画面表示
するための子画面用映像信号が入力される先入れ先出し
メモリの書込みポインタを制御すると共に、前記先入れ
先出しメモリに制御信号を与えて、前記子画面用映像信
号の同期周波数に対応したタイミングで前記子画面用映
像信号を前記先入れ先出しメモリの分割された複数の領
域に書込ませる書込み手段と、前記先入れ先出しメモリ
の読出しポインタを制御すると共に、前記先入先出しメ
モリに制御信号を与えて、前記先入れ先出しメモリの分
割された複数の領域に書込まれた子画面用映像信号を前
記親画面の表示同期周波数に対応したタイミングで読出
す読出し手段とを具備したものである。
【0020】
【作用】本発明においては、子画面用映像信号は先入れ
先出しメモリに与えられて記憶される。書込み手段は、
書込みポインタを制御することにより、先入れ先出しメ
モリの分割された複数の領域に書込みを行う。読出し手
段は読出しポインタを制御することにより、先入れ先出
しメモリの分割された複数の領域に格納された子画面用
映像信号を読出す。この構成では、先入れ先出しメモリ
のアドレスを指定する必要がないので、アドレス線は不
要である。先入れ先出しメモリの記憶領域を分割してお
り、読出し速度が書込み速度よりも速く読出しアドレス
が書込みアドレスを追い越す場合には、ポインタを初期
化して同一領域の映像信号を繰返し読出すことにより、
子画面の画像が不連続となることが防止される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係るメモリ制御回路の一実
施例を示すブロック図である。
【0022】本実施例は図10の子画面メモリとして先
入れ先出し(FIFO(first in first out))メモリ
50を用いるものである。FIFOメモリ50はアドレス線
を介してアドレスを指定する必要がなく、読出し及び書
込みはクロック及び各種制御信号によって制御される。
【0023】入力端42には親画像信号に同期した画素ク
ロックCK1と、親画像信号から分離された水平同期信
号fh1及び垂直同期信号fv1とが入力されて、カウ
ンタ44に与えられる。カウンタ44は水平同期信号fh1
によってリセットされて画素クロックCK1をカウント
することにより、水平走査期間中の画素位置を示すカウ
ント出力を読出し制御回路46に出力する。
【0024】一方、入力端43には子画面用の映像信号に
同期した画素クロックCK2と、子画面用映像信号から
分離された水平同期信号fh2及び垂直同期信号fv2
とが入力されて、カウンタ45に与えられる。カウンタ45
は水平同期信号fh2によってリセットされて画素クロ
ックCK2をカウントすることにより、子画面の水平走
査期間中の画素位置を示すカウント出力を読出し制御回
路46及び書込み制御回路47に出力する。
【0025】書込み制御回路47は、カウンタ45からのカ
ウント値に基づいて、子画面の縮小率に応じた間引きが
行われるように、FIFOメモリ50の書込みを制御す
る。図2はFIFOメモリ50のメモリ領域を説明するた
めの説明図である。図2に示すように、FIFOメモリ
50は偶数アドレスの領域Aと奇数アドレスの領域Bとを
有している。即ち、本実施例では領域A,Bは1アドレ
ス毎に交互に設けられている。書込み制御回路47は、F
IFOメモリ50にリセットライト信号RSTW、シリア
ルライトクロックSWCK、ライトイネーブル信号WE
及びインプットイネーブルIEを与えてFIFOメモリ
50の書込みを制御する。即ち、書込み制御回路47は、リ
セットライト信号RSTWによってアドレスポインタを
リセットして書込みを開始させる。書込み制御回路47
は、FIFOメモリ50に順次入力される子画面用映像信
号の画素データに対して所定の縮小率に応じたタイミン
グでライトイネーブル信号WE及びインプットイネーブ
ルIEを出力してFIFOメモリ50の領域Aに順次書込
みを行う。領域Bに書込まないときはインプットイネー
ブルIEを出力せず、ライトイネーブルWEのみを出力
することにより書込みを行わずに書込みポインタのみを
進める。
【0026】同様に、書込み制御回路47は領域Aに書込
むべき画素データが全て書込まれると、FIFOメモリ
50のアドレスポインタをリセットしてアドレスポインタ
を領域Bの先頭位置に対応させ、領域Bに子画面用映像
信号の画素データを間引きながら格納する。例えば、領
域Aと領域Bとには、夫々偶数フィールドと奇数フィー
ルドとの画素データを記憶させてもよく、また、夫々各
ライン毎に領域A,Bを切換えてもよい。更に、1画素
データ毎に領域Aと領域Bとを切換えて書込んでもよ
い。
【0027】読出し制御回路46は、カウンタ44のカウン
ト出力に基づいて、子画面用映像信号の読出し位置を判
断して、親画像信号の画素クロックCK1に同期させて
FIFOメモリ50からデータを読出させる。即ち、読出
し制御回路46は、リードイネーブル信号REを出力して
読出しを開始させると共に、画素クロックCK1と同一
のシリアルリードクロックSRCKを発生して読出しの
基準とする。読出し制御回路46は、リセットリード信号
RSTRによってアドレスポインタをリセットし、アウ
トプットイネーブル信号OEのタイミングで指定された
アドレスに格納されている画素データを読出して子画像
信号として出力させる。1アドレスおきにアウトプット
イネーブル信号OEで読出しを指定することより、一方
の領域A又はBのみに格納されたデータを連続して読出
すことができる。
【0028】子画像信号の書込みは子画像信号に同期さ
せて行うのに対し、子画像信号の読出しは親画像信号に
同期させて行う必要がある。従って、FIFOメモリ50
に対する書込み速度よりも読出し速度の方を速くしなけ
ばならない。読出し制御回路46は、カウンタ45,44のカ
ウント出力から読出しアドレスと書込みアドレスとを監
視し、例えば、読出している領域A又はBのアドレスを
繰返し指定することにより、読出しアドレスが書込みア
ドレスを追い越し、読出したデータが今のフィールドの
画素から前のフィールドの画素になってしまい、出力が
不連続となることを防止している。
【0029】次に、このように構成された実施例の動作
について図3のタイミングチャート並びに図4及び図5
のフローチャートを参照して説明する。図3(a)は領
域Aの読出し時を示し、図3(b)は領域Bの読出し時
を示しており、図3(a−1),(b−1)はシリアル
リードクロックSRCK、図3(a−2),(b−2)
はリセットリード信号RSTR、図3(a−3),(b
−3)はリードイネーブル信号RE、図3(a−4),
(b−4)アウトプットイネーブル信号OE、図3(a
−5),(b−5)は子画像信号、図3(a−6)はア
ドレスポインタを示している。また、図4は書込み時を
示し、図5は読出し時を示している。
【0030】先ず、書込み時の動作について図4を参照
して説明する。
【0031】先ず、書込み制御回路47は、ステップS1
においてアドレスポインタをリセットする。ステップS
2 で書込みが開始されたことを判断すると、ステップS
3 においてアドレスポインタに順次2を加算することに
より領域Aのアドレスを順次指定して、子画面用映像デ
ータの書込みを行う。ステップS4 では書込みが終了し
たか否かを判断し、書込みが終了していない場合にはス
テップS3 に処理を戻して領域Aの書込みを続ける。
【0032】例えば、フィールド単位、ライン単位又は
画素単位等で書込みが終了すると、次のステップS5 に
おいて、例えば次のフィールド、ライン又は画素等の書
込みの開始を待つ。書込みの開始を判断すると、ステッ
プS6 において領域Bのアドレスを指定して、順次映像
データの書込みを行う。領域Bに対する書込みの終了は
ステップS7 で判断し、書込みが終了すると、ステップ
S2 に処理を戻して次の書込みまで待機する。
【0033】このように、本実施例においては、領域A
と領域Bとに交互に書込みを行うが、始めに書込み領域
は領域Aでなくともよく、領域Bから書込み始めてもよ
い。
【0034】次に、図3及び図5を参照して読出し時の
動作を説明する。
【0035】読出し時におけるシリアルリードクロック
SRCK(図3(a−1),(b−1))は画素クロッ
クCK1と同一のクロックである。図5のステップS11
において、図3(a−2),(b−2)のリセットリー
ド信号RSTRによってアドレスポインタをリセットす
る。例えば、図3(a−6)に示すように、アドレスポ
インタが0にリセットされるものとする。次のステップ
S12では、読出しの開始を判断する。リード信号RE
(図3(a−3),(b−3))によって読出しの開始
が指示されると、次のステップS3 において読出し領域
の判定を行う。
【0036】この場合には、読出し制御回路46はカウン
タ44,45の出力から読出しアドレスが書込みアドレスを
追い越すか否かを判断する。例えば、領域A,Bをフィ
ールド単位で書込みを行っているものとすると、読出し
アドレスが書込みアドレスを追い越す場合には、前のフ
ィールドと同一領域から読出しが行われるようにポイン
タアドレスを指定し、書込みアドレスを読出しアドレス
が追い越さない場合には、前のフィールドと異なる領域
から読出しを行う。即ち、領域Aから読出しを行う場合
には、処理をステップS15に移行し、読出し制御回路46
からのアウトプットイネーブル信号OE(図3(a−
4)によってアドレスポインタ0のデータn0 (図3
(a−6))を読出す。
【0037】次のステップS16では読出しが終了したか
否かを判断し、終了していない場合には、ステップS17
においてアドレスポインタに2を加算してステップS15
に処理を戻す。上述したように、領域A,Bは1アドレ
スおきに設けられており、アドレスポインタに2を加算
することにより、同一領域の次のデータn2 (図3(a
−6))を読出すことができる。なお、図3(a−4)
に示すように、アウトプットイネーブル信号OEをシリ
アルクロックSRCKに同期させて2周期で反転させる
ことにより、領域Aに格納されている画素データを順次
読出し可能である。
【0038】一方、ステップS13において領域Bから読
出しを行うものと判断した場合には、ステップS14によ
ってアドレスポインタに1を加算した後ステップS15に
移行する。アドレスポインタに1を加算することによ
り、領域Aの指定から領域Bの指定に変更することがで
きる。以後同様に、ステップS15乃至S17において領域
Bの画素データn1 ,n3 ,…を順次読出す。なお、こ
の場合には、図3(a−4),(b−4)に示すよう
に、アウトプットイネーブル信号OEを領域A読出し時
と反転させることにより、領域Bの読出しが可能とな
る。
【0039】このように、本実施例においては、アドレ
ス線を用いないFIFOメモリ50を採用し、アドレスポ
インタを制御することによって、書込み及び読出しを制
御して縮小画像を得ている。アドレス線を使用しないの
で、従来例に比して子画面メモリに対する制御線を10
数本削減することができ、製造上極めて有利である。ま
た、FIFOメモリ50を2つの領域に分割し、カウンタ
44,45の出力によって読出しアドレスが書込みアドレス
を追い越すと判断した場合には、例えば前フィールドと
同一領域から読出しを行うことにより、縮小画像が不連
続となることを防止している。なお、本実施例のよう
に、領域Aの次に領域Bが構成されている場合には、領
域Bのデータを読出すときにはアドレスポインタを領域
Bの先頭まで進める必要がある。この場合には、進める
ポインタの数だけ読出し用のクロックをFIFOメモリ
に与えなければならない。この理由から、いずれの領域
に書込まれたデータであっても、読出し時のアクセス時
間が長くならないように、領域Aと領域Bとを所定の番
地おきに構成するようにしている。
【0040】図6乃至図9は本発明の他の実施例に係
り、図6は表示画面上の表示を示す説明図であり、図7
はFIFOメモリの構成を示す説明図であり、図8は書
込み時の動作を説明するためのフローチャートであり、
図9は読出し時の動作を説明するためのフローチャート
である。
【0041】本実施例は図6に示すように、表示画面61
の左側に親画面62を表示し、画面61の右側の領域に3つ
の子画面63乃至64を表示する例である。なお、子画面6
3,64は静止画であり、子画面65は動画であるものとす
る。本実施例の構成は図1と同様であり、読出し制御回
路及び書込み制御回路の制御動作が図1と異なる。
【0042】図7及び図8を参照して書込み時の動作に
ついて説明する。
【0043】先ず、図8のステップS21において、書込
み制御回路はFIFOメモリのアドレスポインタをリセ
ットする。これにより、図7の領域(あ)の先頭アドレ
スが指定される。次いで、ステップS22において領域
(あ)に対する書込みを行うか否かを判断する。書込み
を行う場合には、書込み制御回路はFIFOメモリに連
続したアドレスを与えて、領域(あ)に順次子画面用映
像データを書込む。こうして、領域(あ)には例えば1
フィールドの映像データが間引かれて格納される。書込
みを行わない場合には、ステップS24において領域
(い)の先頭アドレスまで書込みを行うことなくポイン
タのみを増加させる。
【0044】次のステップS25では、領域(い)に書込
みを行うか否かを判断する。書込みを行う場合には、連
続したアドレスをFIFOメモリに与えて、子画面用映
像データを領域(い)に順次書込む(ステップS26)。
こうして、領域(い)には子画面用の1フィールドの映
像データが間引かれて書込まれる。書込みを行わない場
合には、ステップS27において書込みを行うことなくア
ドレスポインタを増加させ、領域(う)の先頭番地まで
ポインタのみを進める。
【0045】次いで、ステップS28では、前回の書込み
領域が領域(うA)であるか、領域(うB)であるかを
判断する。なお、領域(うA)には例えば第1フィール
ドの画素データを書込み、領域(うB)には例えば第2
フィールドの画素データを書込むようになっている。領
域(うA)と領域(うB)とは1番地おきに設けられて
おり、これらの領域には1画素データ単位で切換えて書
込みを行う。前回の書込みが(うA)である場合には、
ステップS29においてポインタを増加させて領域(う
B)に子画面用映像データを書込み、前回の書込みが
(うB)である場合には、処理をステップS30に移行し
てポインタを領域(うA)まで増加させて、領域(う
A)に書込みを行う。こうして、領域(う)に子画面用
映像データが書込まれる。
【0046】なお、初めて領域(う)に書込みを行う場
合には、領域(うA),(うB)のいずれかの領域から
書込みを始めるようになっている。
【0047】次に、図9を参照して読出し時の動作につ
いて説明する。
【0048】図9のステップS41においてアドレスポイ
ンタをリセットすると、次のステップS42では、読出し
を開始するか否かを判断する。読出しが開始されると、
ステップS43において、領域(あ)の読出しを開始する
か否かを判断する。領域(あ)のデータを読出さない場
合には、読出しを行うことなく、アドレスポインタのみ
を領域(い)の先頭位置まで増加させる(ステップS4
5)。ステップS44では領域(あ)の読出しを行って、
ステップS46に処理を移行する。
【0049】ステップS46では領域(い)に格納されて
いる静止画を読出すか否かを判断する。読出す場合には
ステップS47において領域(い)のアドレスを順次指定
して、画素データを順次読出す。読み出さない場合に
は、処理ステップS48に移行して、アドレスポインタの
みを(うA)の先頭まで増加させる。
【0050】ステップS49では領域の判定を行う。ステ
ップS49乃至S50は図5のステップS13乃至S17と同様
の処理であり、読出しアドレスが書込みアドレスを追い
越す場合があるか否かによって分岐を行う。即ち、領域
が(うA)である場合には、ステップS50おいて読出し
を行い、ステップS52において読出しが終了していなけ
れば、ステップS53でアドレスポインタに2を加算して
処理をステップS50に戻す。これにより、領域(うA)
のデータが連続して読出される。
【0051】また、ステップS49における領域の判定に
よって、領域(うB)であるものと判断された場合に
は、ステップS51でポインタを1加算してステップS50
に処理を移行する。ポインタを1加算することにより、
読出す領域が切替わる。以後同様の動作が繰返されて、
領域(う)に格納された画素データが読出される。
【0052】なお、領域(うA),(うB)は、1番地
間隔でなく、子画面用映像信号の1ラインの単位で切換
えて記憶するようにしてもよい。
【0053】こうして、表示画面61上には親画面62の外
に静止画である子画面63,64及び動画である子画面65が
表示される。
【0054】他の作用及び効果は図1の実施例と同様で
ある。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、子
画面の画質を劣化させることなく配線数を削減すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメモリ制御回路の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】図1中のFIFOメモリの構成を示す説明図。
【図3】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート。
【図4】実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】本発明の他の実施例における画面表示を説明す
るための説明図。
【図7】本発明の他の実施例におけるFIFOメモリの
構成を示す説明図。
【図8】本発明の他の実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図9】本発明の他の実施例の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図10】多画面表示機能を持つテレビジョン受像機を
示すブロック図。
【図11】図10中の従来のメモリ制御回路及び子画面
メモリの具体的な構成を示すブロック図。
【図12】従来例の動作を説明するための説明図。
【符号の説明】
41…メモリ制御回路、44,45…カウンタ、46…読出し制
御回路、46…書込み制御回路、50…FIFOメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 子画面を親画面と共に同一画面上に多画
    面表示するための子画面用映像信号が入力される先入れ
    先出しメモリの書込みポインタを制御すると共に、前記
    先入れ先出しメモリに制御信号を与えて、前記複数の子
    画面用映像信号の同期周波数に対応したタイミングで前
    記子画面用映像信号を前記先入れ先出しメモリの分割さ
    れた複数の領域に書込ませる書込み手段と、 前記先入れ先出しメモリの読出しポインタを制御すると
    共に、前記先入先出しメモリに制御信号を与えて、前記
    先入れ先出しメモリの分割された複数の領域に書込まれ
    た子画面用映像信号を前記親画面の表示同期周波数に対
    応したタイミングで読出す読出し手段とを具備したこと
    を特徴とするメモリ制御回路。
  2. 【請求項2】 前記書込み手段及び読出し手段は、前記
    先入れ先出しメモリの所定のメモリ番地間隔で書込み及
    び読出しを行うことを特徴とする請求項1に記載のメモ
    リ制御回路。
  3. 【請求項3】 前記書込み手段は、前記子画面用映像信
    号の第1フィールドと第2フィールドとを前記先入れ先
    出しメモリの所定のメモリ番地間隔に書込ませることを
    特徴とする請求項2に記載のメモリ制御回路。
JP24543293A 1993-09-30 1993-09-30 メモリ制御回路 Pending JPH07107409A (ja)

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