JP3244362B2 - テレビジョン受信機 - Google Patents
テレビジョン受信機Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＮＴＳＣ放送方式のよ
うな４：３のアスペクト比を有する画像と、ハイビジョ
ン放送方式のような１６：９のアスペクト比を有する画
像を共通の画面に表示させることができるテレビジョン
受信機に関するものである。
うな４：３のアスペクト比を有する画像と、ハイビジョ
ン放送方式のような１６：９のアスペクト比を有する画
像を共通の画面に表示させることができるテレビジョン
受信機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ハイビジョン放送方式を受信できるテレ
ビジョン受信機は、１６：９のアスペクト比の画面を有
しており、ハイビジョン放送だけでなくＮＴＳＣ放送方
式のテレビジョン信号をも表示できるようになってい
る。
ビジョン受信機は、１６：９のアスペクト比の画面を有
しており、ハイビジョン放送だけでなくＮＴＳＣ放送方
式のテレビジョン信号をも表示できるようになってい
る。
【０００３】ところで、このテレビジョン受信機は、前
述したように１６：９のアスペクト比の画面を有してい
るため、ハイビジョン放送のテレビジョン信号は画面上
にすべて表示できるが、ＮＴＳＣ放送のテレビジョン信
号は、４：３の画面である故、その画面を１６：９のテ
レビジョン受信機で表示する場合、次のような表示の方
法となる。
述したように１６：９のアスペクト比の画面を有してい
るため、ハイビジョン放送のテレビジョン信号は画面上
にすべて表示できるが、ＮＴＳＣ放送のテレビジョン信
号は、４：３の画面である故、その画面を１６：９のテ
レビジョン受信機で表示する場合、次のような表示の方
法となる。
【０００４】まず、第１の方法としては、ＮＴＳＣ放送
方式のテレビジョン信号を１６：９の画面の横方向に対
応するようにし、テレビジョン信号の上下を切り捨てる
ようにした方法と、第２の方法としては、テレビジョン
信号を１６：９の画面の縦方向に対応させ、左右の画面
にブランキング（無画部）を形成するようにした方法が
ある。
方式のテレビジョン信号を１６：９の画面の横方向に対
応するようにし、テレビジョン信号の上下を切り捨てる
ようにした方法と、第２の方法としては、テレビジョン
信号を１６：９の画面の縦方向に対応させ、左右の画面
にブランキング（無画部）を形成するようにした方法が
ある。
【０００５】しかしながら、上述した第１の方法では、
テレビジョン信号の一部を切り捨てているため、見難い
画面となる。また、第２の方法では、左右の画面が無画
部となり、画面の幅の１／４が無駄となり、画像自体が
貧弱な画像となる。
テレビジョン信号の一部を切り捨てているため、見難い
画面となる。また、第２の方法では、左右の画面が無画
部となり、画面の幅の１／４が無駄となり、画像自体が
貧弱な画像となる。
【０００６】そこで、これらを解決するために、従来、
アスペクト比の異なるいずれの画像をも切り捨てること
無く、画面を有効に使用する方法が特開平３−１４００
７２号公報（Ｈ０４Ｎ７／０１）で提案されている。
アスペクト比の異なるいずれの画像をも切り捨てること
無く、画面を有効に使用する方法が特開平３−１４００
７２号公報（Ｈ０４Ｎ７／０１）で提案されている。
【０００７】この従来技術によれば、例えば、図３
（ｂ）に示されるような右隅に４：３の画像の３画面分
を小画面で表示し、左に４：３の大きな親画面を表示す
ることで画面の有効利用を図るようにしたものである。
（ｂ）に示されるような右隅に４：３の画像の３画面分
を小画面で表示し、左に４：３の大きな親画面を表示す
ることで画面の有効利用を図るようにしたものである。
【０００８】ところで、このような技術で、小画面をす
べて動画する場合、例えば、フィールドメモリのみを使
用して作成する方法が知られているが、このようにフィ
ールドメモリのみを使用した場合、小画面画像の劣化が
生ずる。
べて動画する場合、例えば、フィールドメモリのみを使
用して作成する方法が知られているが、このようにフィ
ールドメモリのみを使用した場合、小画面画像の劣化が
生ずる。
【０００９】また、画像劣化を解決するためにフィール
ドメモリからフレームメモリを使用すれば良いが、それ
ではコストが高くなると言った問題点がある。
ドメモリからフレームメモリを使用すれば良いが、それ
ではコストが高くなると言った問題点がある。
【００１０】更に、３画面動画にする場合、それぞれの
子画面のメモリ制御するための制御部が必要になってく
る。
子画面のメモリ制御するための制御部が必要になってく
る。
【００１１】一方で、従来技術のような３画面分の小画
面を表示するような機能と、図３（ａ）に示す１画面の
小画面のみ表示できるような機能とを付加したテレビジ
ョン受信機も提案されている。このようなテレビジョン
受信機では、１画面分の小画面の画像をきれいに表示さ
せ、且つ、３画面の表示をさせ、更に、コストのかから
ない方法を用いている。その方法とは、フィールドメモ
リを４つ持ち、３画面表示では、各画面１個づつ計３個
のメモリを使用し、子画面１つだけの時は、４つのフィ
ールドメモリを使用していた。
面を表示するような機能と、図３（ａ）に示す１画面の
小画面のみ表示できるような機能とを付加したテレビジ
ョン受信機も提案されている。このようなテレビジョン
受信機では、１画面分の小画面の画像をきれいに表示さ
せ、且つ、３画面の表示をさせ、更に、コストのかから
ない方法を用いている。その方法とは、フィールドメモ
リを４つ持ち、３画面表示では、各画面１個づつ計３個
のメモリを使用し、子画面１つだけの時は、４つのフィ
ールドメモリを使用していた。
【００１２】このような構成の場合、従来では３子画面
ともフィールド静止画表示する状態から、３画面のうち
いずれか１画面だけ動画表示する状態になった場合で
も、１フィールド分のメモリを使ったフィールド動画表
示であった。
ともフィールド静止画表示する状態から、３画面のうち
いずれか１画面だけ動画表示する状態になった場合で
も、１フィールド分のメモリを使ったフィールド動画表
示であった。
【００１３】しかし、このようなフィールド動画表示で
は、垂直解像度が悪く細かい文字が見えにくく、１子画
面状態の動画に比べて、３子画面状態の動画表示の画質
差が明らかであった。
は、垂直解像度が悪く細かい文字が見えにくく、１子画
面状態の動画に比べて、３子画面状態の動画表示の画質
差が明らかであった。
【００１４】更に、１子画面状態で使用する４フィール
ド分のメモリのうち１フィールド分のメモリが３子画面
状態のとき無駄になっていた。
ド分のメモリのうち１フィールド分のメモリが３子画面
状態のとき無駄になっていた。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点を
解決するために、ピクチャー・イン・ピクチャー機能付
きテレビジョン受信機において、子画面の１画面用に用
いる４つのフィールドメモリを３画面の子画面に使い、
且つ、その３画面のうち１画面を画像劣化の無い動画と
するように４つのフィールドメモリを効率よく使用する
ことを目的とする。
解決するために、ピクチャー・イン・ピクチャー機能付
きテレビジョン受信機において、子画面の１画面用に用
いる４つのフィールドメモリを３画面の子画面に使い、
且つ、その３画面のうち１画面を画像劣化の無い動画と
するように４つのフィールドメモリを効率よく使用する
ことを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレビジョン
画面上に対して表示される主となる親画面の画像信号を
受け、該親画面に比し小さくテレビジョン画面上に表示
される子画面の画像信号を受けて、テレビジョン画面上
に該親画面と子画面とを同時に表示する表示手段と、前
記子画面を前記親画面に対し１画面分前記表示手段に表
示する１画面表示モードと前記子画面を前記親画面に対
し３画面分前記表示手段に表示する３画面表示モードと
を指定するモード指定手段と、前記子画面の画像情報を
記憶する４フィールド分のフィールドメモリとを備える
テレビジョン受信機において、前記子画面の画像情報を
前記モード指定手段の指定により１画面モード時は前記
メモリを４フィールド分全て使用し、３画面モード時は
前記メモリを２画面分は各１フィールド分を使用して静
止画表示し、残り１画面分は２フィールド分を使用して
動画表示してなることを特徴とするテレビジョン受信機
である。
画面上に対して表示される主となる親画面の画像信号を
受け、該親画面に比し小さくテレビジョン画面上に表示
される子画面の画像信号を受けて、テレビジョン画面上
に該親画面と子画面とを同時に表示する表示手段と、前
記子画面を前記親画面に対し１画面分前記表示手段に表
示する１画面表示モードと前記子画面を前記親画面に対
し３画面分前記表示手段に表示する３画面表示モードと
を指定するモード指定手段と、前記子画面の画像情報を
記憶する４フィールド分のフィールドメモリとを備える
テレビジョン受信機において、前記子画面の画像情報を
前記モード指定手段の指定により１画面モード時は前記
メモリを４フィールド分全て使用し、３画面モード時は
前記メモリを２画面分は各１フィールド分を使用して静
止画表示し、残り１画面分は２フィールド分を使用して
動画表示してなることを特徴とするテレビジョン受信機
である。
【００１７】また、本発明は、前記モード指定手段の３
画面モードに３画面静止画モード指定機能を備え、その
３画面静止画モード指定時は３画面モード時に前記メモ
リを３画面とも各１フィールド分を使用して静止画表示
してなることを特徴とするテレビジョン受信機でもあ
る。
画面モードに３画面静止画モード指定機能を備え、その
３画面静止画モード指定時は３画面モード時に前記メモ
リを３画面とも各１フィールド分を使用して静止画表示
してなることを特徴とするテレビジョン受信機でもあ
る。
【００１８】更に、本発明は、前記親画面のフィールド
を判別する親画面フィールド判別手段と前記子画面のフ
ィールドを判別する子画面フィールド判別手段と、前記
子画面の画像信号を前記メモリへ書き込むタイミングを
制御する書き込み制御手段と、前記メモリへ書き込まれ
た画像信号を読み出すタイミングを制御する読出し制御
手段と、３画面モード時または１画面モード時の動画の
子画面画像信号をメモリから読み出すとき前記親画面フ
ィールド判別手段と子画面フィールド判別手段によりフ
ィールド追い越しを判別し前記読出し制御手段を補正す
る補正手段とを備えてなることを特徴とするテレビジョ
ン受信機。
を判別する親画面フィールド判別手段と前記子画面のフ
ィールドを判別する子画面フィールド判別手段と、前記
子画面の画像信号を前記メモリへ書き込むタイミングを
制御する書き込み制御手段と、前記メモリへ書き込まれ
た画像信号を読み出すタイミングを制御する読出し制御
手段と、３画面モード時または１画面モード時の動画の
子画面画像信号をメモリから読み出すとき前記親画面フ
ィールド判別手段と子画面フィールド判別手段によりフ
ィールド追い越しを判別し前記読出し制御手段を補正す
る補正手段とを備えてなることを特徴とするテレビジョ
ン受信機。
【００１９】
【作用】本発明は、上述した構成とすることで、縮小画
像４フィールド分の容量を備える子画面画像用メモリを
４分割して使用し、３子画面表示の場合には３画面のう
ちいずれか任意の１画面を２フィールド分のメモリを使
用した２フィールド・シーケンス動画表示し、残りの２
画面をそれぞれ１フィールド分のメモリを使用したフィ
ールド静止画表示する状態と、３画面全てをフィールド
静止画表示する状態を切り替える機能を持つことによ
り、１子画面表示で使うメモリを無駄なく使用して、３
子画面表示のうちの１つの動画表示画面の画質を改善
し、１子画面表示状態での動画表示との画質差を改善す
ることができる。
像４フィールド分の容量を備える子画面画像用メモリを
４分割して使用し、３子画面表示の場合には３画面のう
ちいずれか任意の１画面を２フィールド分のメモリを使
用した２フィールド・シーケンス動画表示し、残りの２
画面をそれぞれ１フィールド分のメモリを使用したフィ
ールド静止画表示する状態と、３画面全てをフィールド
静止画表示する状態を切り替える機能を持つことによ
り、１子画面表示で使うメモリを無駄なく使用して、３
子画面表示のうちの１つの動画表示画面の画質を改善
し、１子画面表示状態での動画表示との画質差を改善す
ることができる。
【００２０】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図１は、
本発明のブロック図を示す。まず１は、子画面を記憶す
るメモリで、４つのフィールドメモリＭ１，Ｍ２，Ｍ
３，Ｍ４から構成される。２及び３は切り換えスイッ
チ、４はメモリ１への書き込み制御回路で１画面モード
書き込み制御回路６と３画面書き込み制御回路７とから
構成される。５はメモリ１の読出し制御回路で１画面モ
ード読出し制御回路８と３画面モード読出し制御回路９
から構成されている。
本発明のブロック図を示す。まず１は、子画面を記憶す
るメモリで、４つのフィールドメモリＭ１，Ｍ２，Ｍ
３，Ｍ４から構成される。２及び３は切り換えスイッ
チ、４はメモリ１への書き込み制御回路で１画面モード
書き込み制御回路６と３画面書き込み制御回路７とから
構成される。５はメモリ１の読出し制御回路で１画面モ
ード読出し制御回路８と３画面モード読出し制御回路９
から構成されている。
【００２１】また、１０は子画面奇数／偶数フィールド
判別回路、１１は親画面奇数／偶数フィールド判別回
路、１２は１画面モード／３画面モードを切替えるモー
ド切替回路である。
判別回路、１１は親画面奇数／偶数フィールド判別回
路、１２は１画面モード／３画面モードを切替えるモー
ド切替回路である。
【００２２】次に、本発明の動作を説明する。まず、縮
小画像４フィールド分の容量を備える子画面画像用メモ
リ１は、４分割して使用し、それぞれＭ１、Ｍ２、Ｍ
３、Ｍ４とする。メモリ１の書き込み制御回路４は１子
画面モード用書き込み制御回路６と３子画面モード用書
き込み制御回路７からなり、切替回路２で１子画面／３
子画面モード切替信号により制御を切り替えてメモリ１
への書き込み制御を行う。
小画像４フィールド分の容量を備える子画面画像用メモ
リ１は、４分割して使用し、それぞれＭ１、Ｍ２、Ｍ
３、Ｍ４とする。メモリ１の書き込み制御回路４は１子
画面モード用書き込み制御回路６と３子画面モード用書
き込み制御回路７からなり、切替回路２で１子画面／３
子画面モード切替信号により制御を切り替えてメモリ１
への書き込み制御を行う。
【００２３】同じくメモリ読みだし制御回路５は１子画
面モード用読みだし制御回路８と３子画面モード用読み
だし制御回路９からなり、切替回路３で１子画面／３子
画面モード切替信号により制御を切り替えてメモリ読み
だし制御を行う。
面モード用読みだし制御回路８と３子画面モード用読み
だし制御回路９からなり、切替回路３で１子画面／３子
画面モード切替信号により制御を切り替えてメモリ読み
だし制御を行う。
【００２４】そして、３子画面モード時の書き込み制
御、読みだし制御それぞれの回路には、３画面のうちい
ずれか任意の動画位置を決めるための２ビットの動画位
置指定信号および３画面全てを静止画表示するための静
止画／動画切り替え信号が入力される。
御、読みだし制御それぞれの回路には、３画面のうちい
ずれか任意の動画位置を決めるための２ビットの動画位
置指定信号および３画面全てを静止画表示するための静
止画／動画切り替え信号が入力される。
【００２５】また、子画面奇数／偶数フィールド判別回
路１０では子画面同期信号から奇数、偶数フィールドを
判別し書き込み及び読みだし制御回路４，５へ入力す
る。親画面奇数／偶数フィールド判別回路１１では親画
面同期信号から奇数、偶数フィールドを判別し読みだし
制御回路５へ入力する。
路１０では子画面同期信号から奇数、偶数フィールドを
判別し書き込み及び読みだし制御回路４，５へ入力す
る。親画面奇数／偶数フィールド判別回路１１では親画
面同期信号から奇数、偶数フィールドを判別し読みだし
制御回路５へ入力する。
【００２６】メモリ１のアクセスは、書き込み制御を優
先させるため、書き込み制御回路４から読みだし制御回
路５へ、４分割したメモリ１のどの領域（Ｍ１，Ｍ２，
Ｍ３，Ｍ４）に現在書き込みを行っているかを指示する
２ビットの信号を出力している。
先させるため、書き込み制御回路４から読みだし制御回
路５へ、４分割したメモリ１のどの領域（Ｍ１，Ｍ２，
Ｍ３，Ｍ４）に現在書き込みを行っているかを指示する
２ビットの信号を出力している。
【００２７】このように信号処理された、子画面信号は
図３に示す如く表示される。図３において、アスペクト
比１６：９のテレビジョン受像機における１子画面／３
子画面モードの例である。１子画面モードでのメモリ１
の割り付けは、Ｍ１、Ｍ２、Ｍ３、Ｍ４それぞれを第
１、第２、第３、第４フィールド用のメモリとして使用
する。
図３に示す如く表示される。図３において、アスペクト
比１６：９のテレビジョン受像機における１子画面／３
子画面モードの例である。１子画面モードでのメモリ１
の割り付けは、Ｍ１、Ｍ２、Ｍ３、Ｍ４それぞれを第
１、第２、第３、第４フィールド用のメモリとして使用
する。
【００２８】また、３子画面モードでのメモリ割り付け
は、Ｍ１を上部画面、Ｍ２を中央画面、Ｍ３を下部画面
のそれぞれ奇数フィールド用に使用し、Ｍ４をいずれか
１つの動画像の偶数フィールド用に使用する。
は、Ｍ１を上部画面、Ｍ２を中央画面、Ｍ３を下部画面
のそれぞれ奇数フィールド用に使用し、Ｍ４をいずれか
１つの動画像の偶数フィールド用に使用する。
【００２９】ところで、この３画面モードにおいて、動
画を表示させるとき、子画面の垂直周波数がＮＴＳＣ方
式の場合とハイビジョン放送方式の場合とで異なるため
書き込みと読出しとのタイミングや子画面と親画面の奇
数偶数のフィールドの状態で以下のような問題点が生ず
る。
画を表示させるとき、子画面の垂直周波数がＮＴＳＣ方
式の場合とハイビジョン放送方式の場合とで異なるため
書き込みと読出しとのタイミングや子画面と親画面の奇
数偶数のフィールドの状態で以下のような問題点が生ず
る。
【００３０】ここで、図４に３子画面モードの制御タイ
ミングを示す。例えば、図示した状態より以前に、書き
込み制御回路５によってメモリＭ１、Ｍ２、Ｍ３にはそ
れぞれＰ１、Ｐ２、Ｐ３で表す静止画像があらかじめ記
憶されているとする。
ミングを示す。例えば、図示した状態より以前に、書き
込み制御回路５によってメモリＭ１、Ｍ２、Ｍ３にはそ
れぞれＰ１、Ｐ２、Ｐ３で表す静止画像があらかじめ記
憶されているとする。
【００３１】まず、静止画／動画切替信号が「Ｈ」のと
き、３画面全てが静止画状態であり、読みだし制御回路
９により、画面の上部、中央、下部の順に静止画像Ｐ
１、Ｐ２、Ｐ３が親画面１フィールド期間内に読み出さ
れる。
き、３画面全てが静止画状態であり、読みだし制御回路
９により、画面の上部、中央、下部の順に静止画像Ｐ
１、Ｐ２、Ｐ３が親画面１フィールド期間内に読み出さ
れる。
【００３２】次に、動画位置指定信号で３画面のうち中
央部に動画像を指定して、静止画／動画切替信号を
「Ｌ」にすると、子画面奇数／偶数フィールド判別回路
１０にしたがって、書き込み制御回路７により、奇数フ
ィールドであればメモリＭ２に、偶数フィールドであれ
ばメモリＭ４に順に画像信号が書き込まれる。
央部に動画像を指定して、静止画／動画切替信号を
「Ｌ」にすると、子画面奇数／偶数フィールド判別回路
１０にしたがって、書き込み制御回路７により、奇数フ
ィールドであればメモリＭ２に、偶数フィールドであれ
ばメモリＭ４に順に画像信号が書き込まれる。
【００３３】この時、読みだし制御回路５では、画面の
上部、下部での画像信号としてそのままＰ１、Ｐ３を読
み出すが、中央部での画像信号を読み出す開始時点で、
親画面奇数／偶数フィールド判別回路１１からの判別信
号と書き込み制御回路７からのメモリ占有信号に応じ
て、次の様に制御を行う。
上部、下部での画像信号としてそのままＰ１、Ｐ３を読
み出すが、中央部での画像信号を読み出す開始時点で、
親画面奇数／偶数フィールド判別回路１１からの判別信
号と書き込み制御回路７からのメモリ占有信号に応じ
て、次の様に制御を行う。
【００３４】即ち、図２のブロック図を参照しながら説
明すると、時間Ｔ１では、書き込み制御回路７からの制
御信号は、メモリＭ４に画像信号Ｐ４を書き込んでお
り、親画面フィールド判別回路からの制御信号は、奇数
フィールドであるのでそのままメモリＭ２のデータＰ２
を読み出すよう読出し制御手段２２から制御信号が送出
される。
明すると、時間Ｔ１では、書き込み制御回路７からの制
御信号は、メモリＭ４に画像信号Ｐ４を書き込んでお
り、親画面フィールド判別回路からの制御信号は、奇数
フィールドであるのでそのままメモリＭ２のデータＰ２
を読み出すよう読出し制御手段２２から制御信号が送出
される。
【００３５】次に、時間Ｔ２では、書き込み制御信号は
メモリＭ２を占有しており、親画面は偶数フィールドで
あるのでメモリＭ４のデータＰ４を読出し制御手段２２
は読み出す制御を行う。時間Ｔ３、Ｔ４も同様に制御す
る。
メモリＭ２を占有しており、親画面は偶数フィールドで
あるのでメモリＭ４のデータＰ４を読出し制御手段２２
は読み出す制御を行う。時間Ｔ３、Ｔ４も同様に制御す
る。
【００３６】しかし、時間Ｔ５では、親画面が奇数フィ
ールドのときに、読み出すべきメモリＭ２を書き込み制
御が占有しているので、この場合はメモリＭ４の偶数フ
ィールドで書き込んだデータＰ６を奇数フィールドの親
画面に読み出さなければならない。
ールドのときに、読み出すべきメモリＭ２を書き込み制
御が占有しているので、この場合はメモリＭ４の偶数フ
ィールドで書き込んだデータＰ６を奇数フィールドの親
画面に読み出さなければならない。
【００３７】同様に時間Ｔ６でも、親画面が偶数フィー
ルドのときに書き込み制御がメモリを占有しているの
で、奇数フィールドで書き込んだＭ２のデータＰ７を偶
数フィールドの親画面に読み出さなければならない。
ルドのときに書き込み制御がメモリを占有しているの
で、奇数フィールドで書き込んだＭ２のデータＰ７を偶
数フィールドの親画面に読み出さなければならない。
【００３８】この時、子画面の奇数フィールドと偶数フ
ィールドの画像信号が逆転しないように子画面及び親画
面の奇数／偶数フィールド判別信号がどちらも偶数フィ
ールドを指示している場合で書き込みと読出しのタイミ
ングを見ながら、それらを検出し、その読出しフィール
ドデータ全体を１ライン分上にシフトするように第１ラ
イン目のデータを出力せず第２ライン目のデータから順
に出力するように読みだしライン補正制御回路２３でラ
イン補正を行い、画像の逆転現象を回避している。動画
位置が、上部、下部の場合についても同様の制御とな
る。
ィールドの画像信号が逆転しないように子画面及び親画
面の奇数／偶数フィールド判別信号がどちらも偶数フィ
ールドを指示している場合で書き込みと読出しのタイミ
ングを見ながら、それらを検出し、その読出しフィール
ドデータ全体を１ライン分上にシフトするように第１ラ
イン目のデータを出力せず第２ライン目のデータから順
に出力するように読みだしライン補正制御回路２３でラ
イン補正を行い、画像の逆転現象を回避している。動画
位置が、上部、下部の場合についても同様の制御とな
る。
【００３９】一方、図５は、１子画面モードの制御タイ
ミング図である。書き込み制御回路６は子画面奇数／偶
数フィールド判別回路１０の判別信号に応じてメモリＭ
１、Ｍ２、Ｍ３、Ｍ４の順に第１、第２、第３、第４フ
ィールドの画像データを書き込む。
ミング図である。書き込み制御回路６は子画面奇数／偶
数フィールド判別回路１０の判別信号に応じてメモリＭ
１、Ｍ２、Ｍ３、Ｍ４の順に第１、第２、第３、第４フ
ィールドの画像データを書き込む。
【００４０】そして、読みだし制御手段２０も親画面奇
数／偶数フィールド判別回路２０の判別信号に応じてメ
モリＭ１、Ｍ２、Ｍ３、Ｍ４の順に画像データを読み出
すが、読みだし開始時点で読み出そうとするメモリを書
き込み制御が占有している場合には、フィールド判別の
奇数／偶数が同じ関係を保つことができる別のメモリの
データを読み出さなければならない。
数／偶数フィールド判別回路２０の判別信号に応じてメ
モリＭ１、Ｍ２、Ｍ３、Ｍ４の順に画像データを読み出
すが、読みだし開始時点で読み出そうとするメモリを書
き込み制御が占有している場合には、フィールド判別の
奇数／偶数が同じ関係を保つことができる別のメモリの
データを読み出さなければならない。
【００４１】ところが、図５の点線の読みだしアドレス
変位は、同じメモリを書き込みと読出しでアクセスして
いくと、その後、フィールド追い越し現象が起こり、画
像の途中から別のフィールドの画像をつないだような状
態の画像劣化を生じてしまう。
変位は、同じメモリを書き込みと読出しでアクセスして
いくと、その後、フィールド追い越し現象が起こり、画
像の途中から別のフィールドの画像をつないだような状
態の画像劣化を生じてしまう。
【００４２】従って、図５に示すように、図２のブロッ
ク図のフィールド補正制御回路２１で、書き込み制御回
路６と子画面・親画面フィールド判別回路１０，１１の
出力より、Ｐ４、Ｐ５、Ｐ６と順に読出した後、いった
ん１フィールド前のＰ５を再度読みだし、その後順にＰ
６、Ｐ７、Ｐ８と読み出すようになる。
ク図のフィールド補正制御回路２１で、書き込み制御回
路６と子画面・親画面フィールド判別回路１０，１１の
出力より、Ｐ４、Ｐ５、Ｐ６と順に読出した後、いった
ん１フィールド前のＰ５を再度読みだし、その後順にＰ
６、Ｐ７、Ｐ８と読み出すようになる。
【００４３】これは、子画面のフィールド周期よりも親
画面のフィールド周期が短い場合の説明であるが、逆に
フィールド周期が長い場合には１フィールドデータを欠
落して読み出すことで同様の制御が行える。
画面のフィールド周期が短い場合の説明であるが、逆に
フィールド周期が長い場合には１フィールドデータを欠
落して読み出すことで同様の制御が行える。
【００４４】
【発明の効果】本発明によれば、子画面１画面用の４つ
のフィールドメモリを用い、３画面分の子画面を構成で
き、また、３画面のうちの１画面を画質劣化のない動画
とすることができ、更に、４フィールドメモリを効率よ
く活用できるという大きなメリットがある。
のフィールドメモリを用い、３画面分の子画面を構成で
き、また、３画面のうちの１画面を画質劣化のない動画
とすることができ、更に、４フィールドメモリを効率よ
く活用できるという大きなメリットがある。
【図１】本発明のブロック図。
【図２】本発明の読出し制御回路のブロック図。
【図３】本発明のテレビジョン画面の図。
【図４】本発明の３画面モード表示時のメモリの書き込
み読出しタイミングを示す図。
み読出しタイミングを示す図。
【図５】本発明の１画面モード表示時のメモリの書き込
み読出しタイミングを示す図。
み読出しタイミングを示す図。
１ メモリ ２ スイッチ ３ スイッチ ４ 書き込み制御回路 ５ 読出し制御回路 ６ １画面モード書き込み制御回路 ７ ３画面モード書き込み制御回路 ８ １画面モード読出し制御回路 ９ ３画面モード読出し制御回路 １０ 子画面奇数／偶数フィールド判別回路 １１ 親画面奇数／偶数フィールド判別回路 １２ １画面／３画面モード切替
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 5/44 - 5/46 H04N 5/262 - 5/28
Claims (4)
- 【請求項１】 テレビジョン画面上に対して表示される
主となる親画面の画像信号を受け、該親画面に比し小さ
くテレビジョン画面上に表示される子画面の画像信号を
受けて、テレビジョン画面上に該親画面と子画面とを同
時に表示する表示手段と、前記子画面を前記親画面に対
し１画面分前記表示手段に表示する１画面表示モードと
前記子画面を前記親画面に対し３画面分前記表示手段に
表示する３画面表示モードとを指定するモード指定手段
と、前記子画面の画像情報を記憶する４フィールド分の
フィールドメモリとを備えるテレビジョン受信機におい
て、 前記子画面の画像情報を前記モード指定手段の指定によ
り１画面モード時は前記メモリを４フィールド分全て使
用し、３画面モード時は前記メモリを２画面分は各１フ
ィールド分を使用して静止画表示し、残り１画面分は２
フィールド分を使用して動画表示してなることを特徴と
するテレビジョン受信機。 - 【請求項２】 請求項１項記載のテレビジョン受信機に
おいて、前記モード指定手段の３画面モードに３画面静
止画モード指定機能を備え、その３画面静止画モード指
定時は３画面モード時に前記メモリを３画面とも各１フ
ィールド分を使用して静止画表示してなることを特徴と
するテレビジョン受信機。 - 【請求項３】 請求項１項記載のテレビジョン受信機に
おいて、前記親画面のフィールドを判別する親画面フィ
ールド判別手段と前記子画面のフィールドを判別する子
画面フィールド判別手段と、前記子画面の画像信号を前
記メモリへ書き込むタイミングを制御する書き込み制御
手段と、前記メモリへ書き込まれた画像信号を読み出す
タイミングを制御する読出し制御手段と、３画面モード
時の動画の子画面画像信号をメモリから読み出すとき前
記親画面フィールド判別手段と子画面フィールド判別手
段によりフィールド追い越しを判別し前記読出し制御手
段を補正する補正手段とを備えてなることを特徴とする
テレビジョン受信機。 - 【請求項４】 請求項１項記載のテレビジョン受信機に
おいて、前記親画面のフィールドを判別する親画面フィ
ールド判別手段と前記子画面のフィールドを判別する子
画面フィールド判別手段と、前記子画面の画像信号を前
記メモリへ書き込むタイミングを制御する書き込み制御
手段と、前記メモリへ書き込まれた画像信号を読み出す
タイミングを制御する読出し制御手段と、１画面モード
時の動画の子画面画像信号をメモリから読み出すとき前
記親画面フィールド判別手段と子画面フィールド判別手
段によりフィールド追い越しを判別し前記読出し制御手
段を補正する補正手段とを備えてなることを特徴とする
テレビジョン受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24127593A JP3244362B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | テレビジョン受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24127593A JP3244362B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | テレビジョン受信機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0799617A JPH0799617A (ja) | 1995-04-11 |
| JP3244362B2 true JP3244362B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=17071838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24127593A Expired - Fee Related JP3244362B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | テレビジョン受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3244362B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6310655B1 (en) | 1996-04-09 | 2001-10-30 | Hughes Electronics Corporation | Method and device for displaying widescreen images on conventional aspect ratio display monitors |
| US6470163B1 (en) * | 1999-10-27 | 2002-10-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer stirring member, assembly method and recycling method for the same |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP24127593A patent/JP3244362B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0799617A (ja) | 1995-04-11 |
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Legal Events
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