JPH0710733Y2 - レゼクトハンドル - Google Patents

レゼクトハンドル

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JPH0710733Y2
JPH0710733Y2 JP12985389U JP12985389U JPH0710733Y2 JP H0710733 Y2 JPH0710733 Y2 JP H0710733Y2 JP 12985389 U JP12985389 U JP 12985389U JP 12985389 U JP12985389 U JP 12985389U JP H0710733 Y2 JPH0710733 Y2 JP H0710733Y2
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士郎 備藤
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Olympus Optic Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高周波焼灼電流を用いて内視鏡的に体腔内組
織を切除,凝固するためのレゼクトハンドルに関する。
〔従来の技術〕
近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体
腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具チャンネ
ル内に挿通した処置具によって各種治療のできる内視鏡
装置が広く用いられている。
前記内視鏡装置には前立腺、子宮内腔、尿管内、腎盂内
等を切除する高周波内視鏡装置が有る。この高周波内視
鏡装置の一つに例えば実開昭60−106604号公報に示され
るように尿道から膀胱内に挿入し、切除用電極に高周波
電流を通電することにより、前立腺の切除等の処置がで
きるように構成されたレゼクトスコープ装置が有る。
一般に、レゼクトスコープ装置は体腔内に挿入される中
空のシースと、このシースの後端側に着脱自在に装着さ
れるスライダを有するレゼクトハンドルと、このレゼク
トハンドルの後端側から着脱自在に装着される観察用の
光学視管とからなり、体腔内組織切除用で先端部が二又
に分岐されてループ状にされた電極を前記シースの先端
から突没できるようにしてある。
前記レゼクトハンドルは前記シースと前記光学視管が接
続される本体部と、この本体部に前後に進退自在に設け
られ、かつ前記電極が接続されるスライダ部から構成さ
れている。従って、前記スライダ部を進退操作すること
により、電極の先端をシースの先端から突出させたり引
き込んだりできるようになっている。
第11図及び第12図に示したものは一般にイグレシアス型
と呼ばれるレゼクトスコープ装置であり、レゼクトハン
ドル31に装着されるシース32、光学視管33及び電極34は
一点鎖線にて表わされている。
このタイプの特徴は、本体部35に設けられた前指掛け36
とスライダ部37の間に板ばね38を介し、この板ばね38に
よって前記スライダ部37を前記本体部35の後方に付勢し
て待機させるようになっていることである。従って、通
常、電極34の先端はシース32の先端より引き込まれた状
態であるが、親指をスライダ部37に設けられた親指掛け
39に、その他の指を前指掛け36に掛け、親指掛け39を板
ばね38の力に逆らって前方に押し出してやれば、電極34
の先端はシース32の先端より突出し、力を緩めてやれば
板ばね38の力で再びシース32内に引き込まれる仕組みと
なっている。
スライダ部37を後方に付勢する手段としては、この様に
板ばね38を用いたもの以外にもコイルスプリングを用い
たり、ねじりばねとリンク機構を組み合わせたものなど
も考案されているが、これらのものは板ばね式のものに
比較して構造が複雑になったり、汚れのたまり易い隙間
や、指や洗浄ブラシなどが入らない為に汚れが落としに
くい部分が多く、洗浄性が落ちるという不具合がある。
特に、洗浄性の悪さは汚れた部分に細菌が繁殖し、感染
症を引き起こす原因となる場合があり、この様な観点か
ら板ばね38を用いたものが広く使われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この様に板ばね38を用いたものでは、第12図に示した様
にスライダ部37を前方に押し出してやると、板ばね38は
大きな弧を描いて湾曲する為、親指掛け39をスライダ部
37の後方にずらして取り付け、板ばね38と親指掛け39が
干渉しないようにしている。その結果、前指掛け36と親
指掛け39の距離が離れてしまい、操作性が悪くなってし
まうという問題が生じる。
一般的に、レゼクトスコープを使用した内視鏡的切除術
は高度の熟練が必要とされ、微妙なレゼクトハンドル31
の操作技術が要求される。前指掛け36と親指掛け39が離
れた為に、親指とその他の指を大きく開いてハンドル31
を保持しなければならなくなるが、この様に手を大きく
開くと指に力が入りにくくなり、細かな操作がしにくく
なってしまい、ハンドル操作を誤ってしまう虞がある。
また、この状態で長時間の手術を行わなければならない
ため、術者はかなりの疲労を強いられることになる。
従って、多くの医師から両指掛けの間隔が狭まったレゼ
クトハンドル31の要望が高まっていた。
本考案は上記事情に鑑みて成されたものであり、両指掛
けの間隔を適度なものに設定し、操作性が向上したレゼ
クトハンドルを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるレゼクトハンドルは、ばね部材を屈曲或る
いは湾曲変形可能な弾性部と、この弾性部の両側に設け
られ該弾性部よりも曲げ剛性の高い剛性部で構成された
板状部材としたものである。
〔作用〕
本考案のレゼクトハンドルによれば、スライダ部を前方
に押し出した場合でも、ばね部材のうち、弾性部のみが
屈曲変形し、その他の部分(剛性部)は直線状態を保つ
為、ばね部材の全体形状はおおむねV字形となる。その
為、ばね部材がスライダ部の後方に張り出すことはな
く、親指掛けを従来のものよりもスライダ部の前方の位
置に取り付けることが可能となる。従って、術者が最も
レゼクトハンドルを保持、操作し易くなる位置に親指掛
けを設けることができる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例に係わり、第1
図はレゼクトハンドル1の外観図、第2図はスライダ部
2を前方に押し出した時のレゼクトハンドル1の外観
図、第3図は板ばね3の外観図である。
レゼクトハンドル1は本体部4及びこの本体部4に進退
自在に取り付けられたスライダ部2で構成されている。
本体部4には図示していない光学視管の挿入部が挿入可
能なパイプ材から成る光学視管案内管5が設けられてお
り、この案内管5の中間部には図示していないシースを
着脱可能なシース着脱部6が固着されているとともに、
このシース着脱部6よりも前方(図面左側)下側には図
示していない電極を挿通する為の電極案内管7が並設さ
れている。
また、前記シース着脱部6の後部には、上下方向に延び
た前指掛け8が設けられているとともに、この前指掛け
8の後面より後方に向ってスライダ案内軸9が延設さ
れ、その後端は前記光学視管案内管5の後端とともに、
光学視管を接続する為の光学視管接続部10に固定されて
いる。
スライダ部2は、前記光学視管案内管5及びスライダ案
内軸9を内部に貫通させることで前後に進退可能に本体
部4の前指掛け8と光学視管接続部10の間に取り付けら
れている。
また、前記スライダ部2の下部には親指掛け取付け部11
が設けられ、リング状の親指掛け12が回転自在に取り付
けられている。
前記スライダ部2の上部には、該スライダ部2に接続さ
れた電極に高周波電源装置から高周波焼灼電流を通電す
る為の電源コード(図示していない)を接続する為のコ
ード接続部13が突出している。また、図示していない
が、前記スライダ部2の内部には電極接続機構が設けら
れ、コード接続部13と電気的に接続されている。
第3図に示された板ばね3は、V字形に成形された帯状
ばね部材14の両側の平面部に剛性部材15を固着し、また
帯状ばね部材14の両端部をピン状の部材が貫通可能な筒
状に成形して作られている。ここで、帯状ばね部材14の
中央部の湾曲した部分が弾性部3aを構成し、両側部の剛
性部材15を固着した部分が剛性部3bを構成している。こ
の板ばね3は、一端を前指掛け8の後面に設けられた板
ばね取付け部16に、他端をスライダ部2の下部にそれぞ
れピン17、18で回動自在に取り付けられ、前記スライダ
部2を光学視管接続部10に押し付けて待機するように付
勢している。
次に、上記構成のレゼクトハンドル1の使用法について
説明する。使用法については、従来例のものと同様であ
るので、第11図及び第12図も合わせて参照されたい。
シース、光学視管、電極、電源コードが接続されたレゼ
クトハンドル1を体腔内、例えば膀胱に挿入した状態
で、親指を親指掛け12に、その他の指を前指掛け8に掛
けてレゼクトハンドル1を保持する。そして、第2図に
示す様に親指を前に押し出してスライダ部2を前方にス
ライドさせ、電極の先端をシースの先端から突出させ
る。次に、電極の先端とシースの先端の間に切除部位を
挟み、高周波電流を流しながら親指の力を抜いて行く。
すると、板ばね3によりスライダ部2が後方に押し戻さ
れ、電極がシース内に引き込まれることによって切除部
位が切除される。
この様に構成したレゼクトハンドル1においては、板ば
ね3に剛性部材15を取り付けてある為、スライダ部2を
前方に押し出した時でも剛性部材15を取り付けた部分は
湾曲変形せずに直線状態を保つ為、第2図の様にV字の
角度が小さくなるような変形となり、親指掛け12をスラ
イダ部2において従来よりも前方に位置させることが可
能となる。従って、前指掛け8と親指掛け12の距離をよ
り短くし、操作性上、最も適した位置に親指掛け12を設
けることができる。
第4図は本考案の第2実施例における板ばね19の外観図
である。
本実施例の板ばね19は、一端をピン状の部材が貫通可能
な筒状に成形した2枚の剛性板20、21(剛性部)を、U
字形に曲げた帯状ばね部材22(弾性部)でつなぎ合わせ
たものである。
この板ばね19は、第1実施例の板ばね3に置き換えて使
用し、剛性部分をより大きな剛性板20、21で構成した
為、よりねじれや曲げに対する強度が増している。その
他の効果は第1実施例と同様である。
第5図は本考案の第3実施例における板ばね23の外観図
である。
本実施例の板ばね23は、両端をピン状の部材が貫通可能
な筒状に成形した帯状ばね部材24でできており、その両
側部の両縁部には直角に折り曲げたリブ25…がそれぞれ
設けられ、リブ25のない中央部付近を湾曲させてV字形
にしたものである。ここで、リブ25を設けていない部分
が弾性部、リブ25を設けた部分が剛性部を構成してい
る。
この実施例では、第1及び第2実施例と異なり、板ばね
23を1つの部品で構成している為、組立てが不要である
とともに、製作費用を低くすることができる。また、第
1、第2実施例では帯状ばね部材14、22と剛性部材15及
び剛性板20、21が剥離してしまう虞があるが、この場合
はその様な心配が全くない。その他の作用,効果は第1
実施例と同様である。
第6図及び第7図は本考案の第4実施例に関わり、第6
図は板ばね26の外観図、第7図は第6図におけるVII−V
II断面を示している。
本実施例の板ばね26は、第3実施例でのリブ25の代わり
に、帯状ばね部材22の両側部に膨出部27を幅方向にゆる
やかな湾曲を持たせて成形し、長手方向に対しては湾曲
しない様にしたものである。
前記第3実施例では、十分な剛性を持たせる為にリブ25
を大きくするとスライダ部2を前方に押し出した時にリ
ブ25同志が干渉してしまうことがあるが、本実施例では
その様な不具合を生じること無く十分な剛性を持たせる
ことができる。その他の作用,効果は第3実施例と同様
である。
第8図及び第9図は本考案の第5実施例に関わり、第8
図は板ばね28の外観図、第9図は第8図におけるIX−IX
断面を示している。
本実施例の板ばね28は、第4実施例での板ばね26の膨出
部27に、さらに隆起部29を設けたものである。これによ
り、より一層曲げに対する強度を増すことが可能とな
る。その他の作用,効果は第4実施例と同様である。
第10図は本考案の第6実施例におけるレゼクトハンドル
30の外観図である。
本実施例のレゼクトハンドル30は、スライダ部2に前指
掛け8を固定し、光学視管接続部10に親指掛け12を取り
付けたものである。
すなわち、通常はスライダ部2が前方に待機する様にな
っており、体腔内組織を切除する際は板ばね30aの力に
逆らって前指掛け8を後方に引き、電極をシース内に引
き込む。これは自分の手で組織を切除している感触をつ
かみたいという様な医師に使用される。板ばね30aとし
ては、第1乃至第5実施例での板ばね3、19、23、26、
28が使用可能であり、作用,効果もそれぞれ同様であ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、前指掛けと親指掛けの間隔を適度なも
のに設定してレゼクトハンドルの操作性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、第1図
及び第2図はそれぞれレゼクトハンドルの側面図、第3
図は板ばねの斜視図、第4図は本考案の第2実施例にお
ける板ばねの斜視図、第5図は本考案の第3実施例にお
ける板ばねの斜視図、第6図及び第7図は本考案の第4
実施例を示し、第6図は板ばねの斜視図、第7図は第6
図におけるVII−VII断面図、第8図及び第9図は本考案
の第5実施例を示し、第8図は板ばねの斜視図、第9図
は第8図におけるIX−IX断面図、第10図は本考案の第6
実施例におけるレゼクトハンドルの側面図、第11図及び
第12図はそれぞれ従来におけるレゼレクトスコープ装置
の側面図である。 2……スライダ部、3、19、23、26、28……板ばね、3a
……弾性部、3b……剛性部、4……本体部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長で中空のシース及び体腔内を観察可能
    な光学視管が接続される本体部と、高周波焼灼電流を通
    電することにより生体組織を切除或るいは凝固可能な電
    極が接続されるスライダ部で構成され、前記スライダ部
    は前記本体部に前記シースを接続した際のシースの長手
    方向と同方向に進退自在に設けられているとともに、前
    記本体部と前記スライダ部の間に設けられたばね部材に
    よって該スライダ部を付勢し、前記本体部の所定の位置
    に待機させているレゼクトハンドルにおいて、 前記ばね部材は屈曲或るいは湾曲変形可能な弾性部と、
    この弾性部の両側に設けられ該弾性部よりも曲げ剛性の
    高い剛性部で構成された板状部材であることを特徴とす
    るレゼクトハンドル。
JP12985389U 1989-11-07 1989-11-07 レゼクトハンドル Expired - Lifetime JPH0710733Y2 (ja)

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JPH0367611U JPH0367611U (ja) 1991-07-02
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US6546935B2 (en) * 2000-04-27 2003-04-15 Atricure, Inc. Method for transmural ablation
WO2018048466A1 (en) * 2016-09-09 2018-03-15 Entellus Medical, Inc. Wireless endoscope

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