JPH0710689U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0710689U
JPH0710689U JP3859393U JP3859393U JPH0710689U JP H0710689 U JPH0710689 U JP H0710689U JP 3859393 U JP3859393 U JP 3859393U JP 3859393 U JP3859393 U JP 3859393U JP H0710689 U JPH0710689 U JP H0710689U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管継手の連結管への連結時及び取り外し時に
おいても連結管側に封入される被流体が外部に漏れるこ
とのない管継手を提供する。 【構成】 継手本体1の内部には連結用ピストン室50
a,50bが形成され、内部にはピストン37のピスト
ン部38が配設されている。ピストン37には連結管7
0の凹部81に係合するためのボール42を係合孔40
aに保持する支持部40が設けられている。連結用ピス
トン室50a,50bにはクランプポート2から連結用
エアが供給される。又、継手本体1の内部には操作用ピ
ストン室36a,36bが形成され、内部にシャフト1
6のピストン部17が配設されている。シャフト16の
先端部は封入弁の押圧軸を押圧するための押圧部23が
設けられている。操作用ピストン室36a,36bには
シフトポート31から操作用エアが供給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は気体や液体等の被流体を供給するための管継手に係わり、詳しくは流 路の封入弁を備えた被連結管に被流体を供給するための管継手に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
車等に備えられたエアコンには冷媒体の補給が必要となっている。近年、冷媒 体として用いられるフロンの環境汚染が注目され、その外気への漏れが厳しく規 制されるようになっている。このため、補給時における冷媒体の外気への漏れを 防ぐことを目的として、冷媒体の補給を車のエアコン側に設けられた図7に示す ような連結管70を通じて行うようになっている。この連結管70の連結管本体 71の開口部72内部にはエアコン内部の冷媒体を封入するための封入弁73が Oリング74を介して設けられている。この封入弁73の弁本体75の内部には 基端開口部76aがテーパ形状に形成された流路76が形成され、この流路76 内部には軸線方向に移動可能に押圧軸77が支持されている。この押圧軸77は コイルバネ78により開口部72端側に付勢されている。又、弁本体75の開口 部72端側には開口部72と流路76とを常時連通する流路口79が設けられて いる。さらに、押圧軸77の基端側外周には弁パッキン80が取り付けられてい る。通常、押圧軸77はコイルバネ78に開口部72端側に付勢され、弁パッキ ン80が流路76のテーパ形状の基端開口部76aに当接することにより、弁本 体75内部の流路76とエアコン側に通じる流路82との連絡が遮断される。又 、連結管本体71の開口部72端側外周部には冷媒体を供給する管継手を係合さ せるための、凹部81が形成されている。
【0003】 冷媒体を供給する側にはこの連結管70に連結可能な管継手が備えられている 。この管継手には連結管70の凹部81に係合して連結するための係合部材が設 けられている。又、押圧軸77を押圧して弁を開くための案内部材が設けられて いる。さらに、連結管70と密着するシール部が設けられている。そして、冷媒 体の補給時には、係合部材を凹部81に係合させることにより、管継手側に設け られたシール部が連結管70に密着する。同時に、図8に示すように、案内部材 で押圧軸77を矢印方向に押し込んで開口部72と連通する流路76を流路82 と連通させることにより、管継手側流路と連結管70側とを連通させて冷媒体の 供給を行うようになっている。従来の管継手においては、以上の連結管70への 連結、シール部の密着及び押圧軸77の押圧の各動作が同時的に行われるように なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、従来の管継手においては、管継手の係合部材を連結管70の凹部8 1に係合させて管継手を連結させることにより、シール部による密着が完了する 。又、係合部材を凹部81から外し始めた時点で、シール部の密着が解除され始 める。従って、管継手の連結管70への連結及び取り外しにおいては、シール部 の連結管70への密着が不完全な状態で封入弁73の開閉が行われる。この結果 、シール部と連結管との隙間から外部へ冷媒体が漏れる場合があった。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は管継 手の連結管への連結時及び取り外し時においても連結管側に封入される被流体が 外部に漏れることのない管継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するため、被連結管の開口部に対して着脱可能に連 結するとともに、その被連結管の開口部内に形成された封入弁を開閉動作して被 流体を封入する管継手において、継手本体内に連結用ピストン室及び操作用ピス トン室を形成し、前記連結用ピストン室内に圧力流体にて駆動される連結用ピス トンを配設し、その連結用ピストンに前記被連結管の開口部を継手本体に対して 連結させるための係合部材を配設するとともに、前記操作用ピストン室内に圧力 流体にて駆動される操作用ピストンを配設し、その操作用ピストンに前記封入弁 を押圧して被流体を封入させるための案内部材を配設したことをその要旨とする 。
【0007】
【作用】
従って、本考案によれば、圧力流体が連結用ピストン室内の連結用ピストンを 駆動すると連結用ピストンに配設された係合部材が被連結管の開口部を継手本体 に対して連結する。又、圧力流体が操作用ピストン室内の操作用ピストンを駆動 すると操作用ピストンに配設された案内部材が被連結管の封入弁を押圧して被流 体を封入する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例としての車載エアコンへの冷媒体補給用の 管継手を図1〜図2に従って説明する。尚、連結管70については従来の技術か ら引用して説明する。
【0009】 図1に示すように、円筒形状の継手本体1の内部にはその基端側から円筒形状 の中径孔1a、小径孔1b、大径孔1c及びその大径孔1cよりも大径の先端孔 1dが形成されている。中径孔1aの内側には雌ネジ部が形成されている。又、 継手本体1の先端孔1dに相当する部分の外側は、外径が他の外側外径よりも小 さく形成されている。そして、その外側に雄ネジ部が形成されている。
【0010】 この継手本体1の上部(図1において)基端側にはクランプポート2が形成さ れ、そのクランプポート2の内周面には雌ネジ部が形成されている。このクラン プポート2は継手本体1の先端側に向かって形成された流路3を介して大径孔1 cの先端側内側面と連通している。この流路3には分岐路4が形成され、その分 岐路4はボール5により封止され、従って、クランプポート2は継手本体1の大 径孔1cの内側面と流路3を介して連通されている。
【0011】 継手本体1基端側のクランプポート2が設けられている位置と相対する位置に は、排気ポート6が設けられている。この排気用ポート6は継手本体1の先端側 に向かって形成された排気路7を介して大径孔1cの基端側内側面と連通してい る。この排気路7に垂直に連通するように、継手本体1の外周面から大径孔1c 内周面に向かって半径方向に排気路8が貫通して形成されている。
【0012】 継手本体1の小径孔1b内にはホルダ9が基端側から嵌入されている。このホ ルダ9は円筒状の大径部9a及び小径部9bの2段から構成されている。この大 径部9aの基端側外周にはリブ10が形成され、そのリブ10が小径孔1bと中 径孔1aとの段差部に当接する位置に配置されている。大径部9aの基端側内周 のリブ10に相対する位置にはOリング11が配置される段部9cが形成されて いる。段部9cの先端側には大径部9aに相対する位置に大径孔9dが形成され ている。そして、大径孔9dの先端側には中径孔9eが形成され、さらに先端側 には小径孔9fが形成されている。この小径孔9fの中央には環状の溝部を介し てOリング13が配設されている。小径部9bの先端部内周側には環状の段部9 gが形成され、この段部9gの中程には環状の弁シート14が配置されている。 又、中径孔9e内周面からは半径方向に伸びる連絡路15が小径部9b外周面に 貫通するように形成されている。
【0013】 ホルダ9の内部には案内部材としてのシャフト16がその外周面にOリング1 3が当接するように配置されている。このシャフト16の先端側外周には環状に ピストン部17が形成されている。ピストン部17の外周側には溝部18が形成 され、この溝部18内にはOリング19が保持されている。このOリング19は ホルダ9の大径孔9d内周面を摺接するように配置されている。このピストン部 17の先端側端面とホルダ9の小径部9bの基端側端面との間にはコイルバネ2 0が配置されており、このコイルバネ20にてシャフト16が基端側に付勢され ている。
【0014】 シャフト16の内部には軸線方向に流路21が基端から先端近くまで形成され ている。そして、先端部分には半径方向に貫通した流路22が形成され、流路2 1と接続されている。又、先端部には案内部材としての押圧部23が形成され、 前記連結管70の押圧軸77を押圧するようになっている。シャフト16の基端 外周部分には雌ネジ部が形成され、Oリング24を介して配管アダプタ25がロ ックナット26により連結固定されている。
【0015】 継手本体1の中径孔1a内にはキャップ27が雌ネジ部に螺合して配置されて いる。このキャップ27は雄ネジ部が形成された大径部27a、中径部27b及 び小径部27cの3段から構成されている。又、キャップ27はその中径部27 bと小径部27cとの段差部がホルダ9の基端側端面に当接し、ホルダ9を固定 している。小径部27c外周面にはホルダ9の段部9cに設けられたOリング1 1が当接する。又、キャップ27の先端側端面はホルダ9の大径孔9dの基端側 端部に位置する。このキャップ27の中心には孔28が軸線方向に貫通して形成 され、その孔28には前記シャフト16が貫挿されている。この孔28の基端側 内周面に形成した溝部にはOリング30が配設されている。このOリング30は シャフト16の外周面に当接している。
【0016】 キャップ27の基端側にはシフトポート31が設けられている。このシフトポ ート31の先端は中径部27bの外周面から孔28内周面に貫通して形成された 流路33に接続されている。この流路33の外周面側端部はボール34により封 止されている。この流路33はキャップ27先端端面から軸線方向に貫通して形 成された流路35と接続されている。
【0017】 そして、本実施例ではホルダ9の大径孔9d内周面と、大径孔9dと中径孔9 eとの段差面、キャップ27の先端側端面及びシャフト16の外周面とにより、 ピストン部17を内包する操作用ピストン室が形成されている。この操作用ピス トン室はピストン部17により2室に区切られ、先端側には連絡路15に連通さ れる解除用エア室36aが形成され、基端側には流路33,35を介してシフト ポート31に連絡される押圧用エア室36bが形成される。ピストン部17は操 作用ピストン室内においてホルダ9の大径孔9dと中径孔9eとの段差面及びキ ャップ27の先端側端面との間で軸線方向に移動可能となっている。
【0018】 継手本体1の大径孔1c内には先端側から環状のピストン37が軸線方向に移 動可能に嵌装されている。ピストン37の基端側にはピストン部38が形成され ている。このピストン部38の外周側には溝部38aが形成され、その溝部38 a内には継手本体1の大径孔1c内周面に当接するOリング39が配設されてい る。ピストン37の先端側には係合部材としての支持部40が形成されている。 この支持部40の基端側面とピストン部38の内周面とにより段部37aが形成 されている。この段部37aとホルダ9の小径部9bとの間にはコイルバネ41 が配置され、ピストン37を継手本体1の先端側に付勢している。支持部40の 先端部分には複数個の係合部材としての係合孔40aが同一円周上に複数個設け られ、この各係合孔40aには係合部材としてのボール42が半径方向に移動可 能に係合されている。(図1,2では、2個のみ図示する。) 継手本体1の大径孔1c内の先端側には環状のガイド43が嵌装されている。 このガイド43は大径部43aと小径部43bとの2段から構成されている。ガ イド43はその大径部43aと小径部43bとで形成される段差部が継手本体1 の大径孔1cと先端孔1dとの段差部に当接するように配置されている。ガイド 43の小径部43b外周面に形成した環状の溝部にはOリング45が継手本体1 の大径孔1c内周面に当接するように配設されている。又、ガイド43の小径部 43b内周面に形成した環状の溝部にはOリング47がピストン37の支持部4 0外周面において係合孔40aよりも基端側の位置に当接するように配設されて いる。又、ガイド43の大径部43aは継手本体1の先端孔1d内面に当接する ように形成されている。この大径部43aの内周側にはガイド面43cが形成さ れている。このガイド面43cはその先端側の内径が基端側の内径よりも大きく 形成され、その基端側と先端側とはテーパ形状の傾斜部により連絡されている。 このガイド面43cにはピストン37の係合孔40aに係合されるボール42が 常時当接される。ピストン37の支持部40内周側の空間は連結管70が嵌入さ れる嵌入部49となっており、この嵌入部49に挿入された連結管70の先端面 には弁シート14が当接する。
【0019】 そして、本実施例では、継手本体1の大径孔1c内周面、大径孔1cと小径孔 1bとの段差部、ガイド43の基端側端面及びホルダ9の小径部9b外周面とに より、ピストン部38が内包される連結用ピストン室が形成されている。この連 結用ピストン室はピストン部38により軸線方向に2室に区切られる。すなわち 、先端側には流路3を介してクランプポート2に連絡される連結用エア室50a が形成され、基端側には排気路8そして排気路7を介して排気ポート6に連絡さ れる開放用エア室50bが形成される。ピストン部38は連結用ピストン室内に おいてガイド43の基端側端面と継手本体1の大形孔1cと小径孔1bとの段差 面との間で軸線方向に移動可能に保持されている。
【0020】 そして、ピストン37が軸線方向に移動するとガイド面43cに当接されてい るボール42がガイド面43cに従って軸線の半径方向に移動する。すなわち、 ボール42がガイド面43cの先端側に当接しているとき、ボール42は支持部 40の内側には突出しない。そして、図2に示すように、ボール42がガイド面 43cの基端側に当接しているときには、ボール42は支持部40の内側に突出 する。
【0021】 継手本体1の先端側外周面に形成された雄ネジ部には環状に形成されたガイド キャップ51が先端側から螺合されている。このガイドキャップ51の先端内周 側には縁部51aが内周側に張り出すように形成され、ガイド43はこの縁部5 1aにより継手本体1の大径孔1cと先端孔1dとの段差部に押圧保持されてい る。
【0022】 以上のように構成された管継手の作用について説明する。 この管継手を使用して冷媒体の供給を行う場合は、管継手を先ず配管アダプタ 25により図示しない冷媒体供給側のパイプに接続するとともに、クランプポー ト2及びシフトポート31に連結用及び操作用エア供給管を接続する。そして、 管継手の嵌入部49を連結管70に嵌入させ、連結管70の先端部が弁シート1 4に当接する位置に管継手を保持する。
【0023】 次に、連結用エア供給管からクランプポート2に連結用エアを供給する。連結 用エアはクランプポート2から流路3を経由して連結用ピストン室の連結用エア 室50a内に流入する。同時に、開放用エア室50b内のエアは排気路8から、 そして排気路7を経由して排気ポート6から外部に流出する。この結果、ピスト ン37はコイルバネ41により連結用エア室50a側に係止される位置から開放 用エア室50b側に移動する。このとき、支持部40の係合孔40aに係合され ているボール42は、ガイド面43cの先端側に当接する位置からテーパ状の傾 斜部に沿って基端側に当接する位置に移動する。この結果、ボール42は支持部 40の内側すなわち嵌入部49内に突出する。このボール42が突出する位置に は連結管70の凹部81が来るようになっており、突出したボール42はこの凹 部81内に入る。
【0024】 さらに、ピストン37が開放用エア室側50bに移動すると、図2に示すよう に、ボール42は凹部81の先端側斜面に当接し、先端側斜面とガイド面43c の基端側との間で移動不能に係止される。この状態で、なおもピストン37が開 放用エア室50b側に移動してボール42が凹部81の先端側斜面に強く押しつ けられるため、継手本体1が連結管70側に引っ張られる。この結果、連結管7 0の先端面が弁シート17に強く押しつけられて密着し、流路21,22及び開 口部62で形成される流路が封止される。
【0025】 次に、操作用エア供給管からシフトポート31に操作用エアを供給する。操作 用エアはシフトポート31から流路33,35を経由して押圧用エア室36b内 に流入する。同時に、解除用エア室36a内のエアは連結路15を経由して連結 用ピストン室の開放用エア室50b内に流入し、さらに排気路8から又排気路7 を経由して排気ポート6から外部に流出する。この結果、シャフト16のピスト ン部17はコイルバネ20により押圧用エア室36b側に係止される位置から解 除用エア室36a側に移動する。同時に、押圧部23が弁本体75の押圧軸77 を押圧して、管継手側の流路21とエアコン側の流路82とが連絡される。そし て、管継手側から冷媒体がエアコン側に供給される。
【0026】 冷媒体の供給が終了すると、操作用エアの供給が停止される。すると、押圧用 エア室36b内の圧力が解除用エア室36a内の圧力よりも下がる。そして、解 除用エア室36a内には排気路8及び排気ポート6から開放用エア室50b及び 連結路15を経由して外気が導入される。この結果、ピストン部17がコイルバ ネ20により押圧用エア室36b側に押圧され、シャフト16が継手本体1の基 端側に移動する。そして、シャフト16の押圧部23が基端側に移動して押圧軸 77がコイルバネ78の付勢力により原位置に復帰してエアコン側の流路82が 封止され、被流体がエアコン側に封入される。
【0027】 次に、連結用エアの供給が停止される。すると、連結用エア室50a内の圧力 が開放用エア室50b内の圧力よりも下がる。そして、開放用エア室50b内に は排気路8及び排気ポート6を経由して外気が導入される。この結果、ピストン 部38がコイルバネ41の付勢力により連結用エア室50a側に押圧され、ピス トン37が継手本体1の先端側に移動する。そして、支持部40が連結管70の 基端側に移動すると、ボール42が凹部81の先端側斜面に与える力が弱まる。 従って、連結管70の先端面が弁シート17に密着する力も小さくなるため、流 路21,22及び開口部62で形成される流路の封止状態が徐々に解除される。 さらに、ピストン37が先端側に移動すると、係合孔40a内のボール42がガ イド43のガイド面43cの基端側に当接する位置から先端側に当接する位置に 移動する。この結果、ボール42は支持部40内側すなわち凹部81に係合する 位置から退避する。従って、管継手の係合状態が解除され、管継手を連結管70 から引き抜くことが可能になる。
【0028】 以上のように本実施例では、連結管70への管継手の連結及び流路21,22 ,72,76,82の封止と、連結管70の封入弁73の押圧開閉とが独立した 操作により行われるため、管継手側と連結管70側の流路82の連絡を別々に段 階的に行うことができる。この結果、管継手を連結管70に連結又は取り外す際 に、被流体である冷媒体が流路82の外部に漏れることを防止することができる 。
【0029】 又、本実施例では、ピストン37を駆動する連結用エアの圧力を調節すること ができるため、管継手から供給する被流体の圧力に応じて適切な連結力を設定す ることができる。
【0030】 又、本実施例では、シャフト16を駆動する操作用エアの圧力を調節すること により押圧軸77を押圧する圧力を調節することができるため、封入弁73の設 計に合わせて適切な押圧力を設定することができる。
【0031】 又、本実施例では、管継手を連結管70に連結する作業は、継手本体1の嵌入 部49に連結管70を嵌入させた状態で支持した後、連結用及び操作用エアの供 給のみにより管継手と連結管70との連結、流路21,22及び開口部72の封 止及び封入弁73の開閉が行われる。従って、連結のための動作が簡単であるた め、管継手の連結をロボット等により自動化する際に本実施例の管継手を容易に 利用することができる。
【0032】 又、本実施例では、連結用及び操作用エアの供給により管継手と連結管70と の連結、流路21,22及び開口部72の封止及び封入弁73の開閉が行われる 。従って、管継手の連結を遠隔操作により行うことができる。
【0033】 さらに、本実施例では、連結用エアを供給するためのクランプポート2及び操 作用エアを供給するためのシフトポート31が継手本体1の基端端面に設けられ ており供給用のパイプがまとまるため、供給用パイプが連結管周囲の部材に当た りにくい。従って、管継手を連結管70に連結する操作を容易に行うことができ る。
【0034】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない 範囲で例えば次のように構成することもできる。 (1) 上記実施例では、ピストン37を連結用エアにより駆動させてボール 42を係合させ、係合を解除する際は連結用エアを抜くことによりピストン37 をコイルバネ41により原位置に復帰させて解除させるようにしている。これを 、図3に示すように、ピストン37を復帰させるためのコイルバネ41を廃止し て、開放用エア室50bに開放用エアを導入する構成としてもよい。さらに、流 路52をボール53により封止し、排気ポート6をアンクランプポート54とす る。そして、アンクランプポート54から開放用エアを開放用エア室50bに導 入することにより、ピストン37を復帰させ連結管との連結を解除する。この場 合、解除用エア室36a内のエアの排気を行うために、継手本体1の小径孔1b に相当する部分に外部と連絡路15とを連通させる流路55を形成する。
【0035】 (2) 上記実施例では、シャフト16を移動させるピストン部17を操作用 エアにより駆動し、コイルバネ20の付勢力により復帰するようにした。これを 、コイルバネ20を廃止し、代わりに解除用エア室36aに連絡するポートを設 けて、このポートに解除用エアを供給することによりシャフト16を復帰させる ようにしてもよい。
【0036】 (3) 上記実施例では、管継手を連結管70から取り外すとき、ピストン3 7は連結管70に対して作用を及ぼさないように構成されている。この結果、冷 媒体の供給が終わっても管継手が連結管70に対して動くことがない。従来、作 業者が管継手を車載エアコンの連結管70に連結及び取り外しを行い、ピストン 37及びシャフト16の駆動のみを自動で行いたいことがある。この場合、作業 者は冷媒体の供給そして管継手の連結管70への連結の解除の終了を確認するこ とができない。そこで、作業者が冷媒体の供給及び連結の解除の終了を管継手の 動きにより確認できるように、管継手を以下のように構成することもできる。
【0037】 すなわち、図4に示すように、連結管70の凹部81に係合するボール56を 移動させるピストン57の内周側に連結管70の先端外側斜面に係合することが できる係合部57aを形成する。そして、図5に示すように、冷媒体の供給が終 了してピストン57が連結管70の基端側に移動させられると、係合部57aが 連結管70の先端外側斜面に係合して連結管70を押圧するように構成する。こ の結果、反作用により管継手が連結管70から遠ざかるように移動する。従って 、作業者はこの管継手の移動を眼で確認することにより、冷媒体の供給及び連結 の解除の終了を確認することができる。
【0038】 (4) 上記実施例では、シャフト16の駆動用のシフトポート31をキャッ プ27に設けるとともに、解除用エア室36aの空気を開放用エア室50bを経 由して排出した。これを、図6に示すように、継手本体58の外周部において、 クランプポート及びアンクランプポートを避ける位置にシフトポート59及び排 気ポート60を設け、各流路61を経由してシャフト16を駆動するようにして もよい。
【0039】 (5) シャフト16の流路21内に、被流体の圧力により開閉する弁機構を 設けることにより、被流体の供給終了後、管継手を取り外した際に流路21内の 被流体が外部に漏れることを防止するように構成してもよい。
【0040】 (6)クランプポート2を継手本体1の外周側において流路5の延長上に設け た部材内に形成するようにしてもよい。又、排気ポート6も同様に継手本体1の 外周側において排気路8の延長上に設けた部材内に形成してもよい。
【0041】 (7) 連結管70は車載エアコン用のものに限らず、他の封入弁63を持っ た連結管に使用してもよい。 (8) 供給する被流体は冷媒体の他、気体、液体等の流体であれば他のもの でもよい。
【0042】
【考案の効果】 以上詳述したように本考案によれば、管継手の連結管への連結時及び取り外し 時においても連結管側に封入される被流体の外部への漏れを防止できるという優 れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例としての管継手の
連結管への連結前の状態を示す縦断面図である。
【図2】連結管へ連結した状態を示す縦断面図である。
【図3】別例の管継手の縦断面図である。
【図4】同じく別例の管継手の連結管に連結した状態を
示す縦断面図である。
【図5】同じく別例の管継手の連結管から解除された状
態を示す縦断面図である。
【図6】同じく別例の管継手の縦断面図である。
【図7】連結管を示す縦断面図である。
【図8】連結管の封入弁を開いた状態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1…継手本体、16…案内部材としてのシャフト、17
…ピストン部、23…案内部材としての押圧部、36
a,36b…操作用ピストン室、37…ピストン、40
…係合部材としての支持部、42…係合部材としてのボ
ール、50a,50b…連結用ピストン室、70…連結
管、72…開口部、73…封入弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被連結管(70)の開口部(72)に対
    して着脱可能に連結するとともに、その被連結管(7
    0)の開口部(72)内に形成された封入弁(73)を
    開閉動作して被流体を封入する管継手において、 継手本体(1)内に連結用ピストン室(50a,50
    b)及び操作用ピストン室(36a,36b)を形成
    し、 前記連結用ピストン室(50a,50b)内に圧力流体
    にて駆動される連結用ピストン(37)を配設し、 その連結用ピストン(37)に前記被連結管(70)の
    開口部(72)を継手本体(1)に対して連結させるた
    めの係合部材(40,42)を配設するとともに、 前記操作用ピストン室(36a,36b)内に圧力流体
    にて駆動される操作用ピストン(17)を配設し、 その操作用ピストン(17)に前記封入弁(73)を押
    圧して被流体を封入させるための案内部材(16,2
    3)を配設したことを特徴とする管継手。
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