JPH07106833B2 - 精紡ボビンのスチーム処理システム - Google Patents
精紡ボビンのスチーム処理システムInfo
- Publication number
- JPH07106833B2 JPH07106833B2 JP63038436A JP3843688A JPH07106833B2 JP H07106833 B2 JPH07106833 B2 JP H07106833B2 JP 63038436 A JP63038436 A JP 63038436A JP 3843688 A JP3843688 A JP 3843688A JP H07106833 B2 JPH07106833 B2 JP H07106833B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- spinning
- steam
- winder
- box
- Prior art date
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H13/00—Other common constructional features, details or accessories
- D01H13/30—Moistening, sizing, oiling, waxing, colouring, or drying yarns or the like as incidental measures during spinning or twisting
- D01H13/306—Moistening, sizing, oiling, waxing, colouring, or drying yarns or the like as incidental measures during spinning or twisting by applying fluids, e.g. steam or oiling liquids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は精紡機で生産された精紡ボビンのスチーム処理
システムに関する。
システムに関する。
綿、羊毛等のスパン糸は紡績装置、特にリング精紡機で
紡績された後、巻返し工程の自動ワインダーへ供給され
る。さらに、ワインダーでは後工程の使用によって、チ
ーズあるいはコーン状のパッケージに巻返される。
紡績された後、巻返し工程の自動ワインダーへ供給され
る。さらに、ワインダーでは後工程の使用によって、チ
ーズあるいはコーン状のパッケージに巻返される。
このようにして得られるパッケージの糸は精紡工程にお
いて撚りをかけられているために残留トルクを有してお
り、織機、編機に用いられるのに先立って、熱処理即ち
スチームセット工程を経ることが行われている。
いて撚りをかけられているために残留トルクを有してお
り、織機、編機に用いられるのに先立って、熱処理即ち
スチームセット工程を経ることが行われている。
即ち、複数個のパッケージを積載した台車を別置のスチ
ームセット室に搬入し、所定時間のスチームセットを施
した後、後工程へ搬送される。
ームセット室に搬入し、所定時間のスチームセットを施
した後、後工程へ搬送される。
また、精紡機上りのボビンをボビンボックスに多数ラン
ダムあるいは整然と箱詰めした後、上記同様にスチーム
セット室へ搬入する場合もある。
ダムあるいは整然と箱詰めした後、上記同様にスチーム
セット室へ搬入する場合もある。
いづれにしても、上記システムではボビン、あるいはパ
ッケージをいったん別置のスチームセット室へ搬送する
ため、スチームセット室が別に必要で大きなスペースを
要し、また、上記スチームセット室へのボビンあるいは
パッケージの搬出入のための労力を要しており、ラージ
パッケージ化が進むに従い、作業も繁雑になっている。
ッケージをいったん別置のスチームセット室へ搬送する
ため、スチームセット室が別に必要で大きなスペースを
要し、また、上記スチームセット室へのボビンあるいは
パッケージの搬出入のための労力を要しており、ラージ
パッケージ化が進むに従い、作業も繁雑になっている。
本発明は上記問題を解決することを目的とする。
本発明は、精紡機から払い出された精紡ボビンをトレイ
に挿着したままワインダーへ搬送し、ワインダーで巻き
返した空ボビンをトレイに挿着したまま、又は、トレイ
から抜き取って精紡機に返送するボビン搬送路内にスチ
ーム処理装置が配設された精紡ボビンのスチーム処理シ
ステムであって、スチーム処理装置に対して精紡機側の
ボビン搬送路に、リザーブ域を設けるとともに、スチー
ム処理装置に対してワインダー側のボビン搬送路に、残
糸付ボビンが、再度、スチーム処理されないようにバイ
パスを設けたものである。
に挿着したままワインダーへ搬送し、ワインダーで巻き
返した空ボビンをトレイに挿着したまま、又は、トレイ
から抜き取って精紡機に返送するボビン搬送路内にスチ
ーム処理装置が配設された精紡ボビンのスチーム処理シ
ステムであって、スチーム処理装置に対して精紡機側の
ボビン搬送路に、リザーブ域を設けるとともに、スチー
ム処理装置に対してワインダー側のボビン搬送路に、残
糸付ボビンが、再度、スチーム処理されないようにバイ
パスを設けたものである。
第１、２図に、精紡機とワインダーとを直結したいわゆ
る精紡ワインダーの一例を示す。精紡機（Ｓ）はＲ側機
台（1R）とＬ側機台（1L）が背中合わせに設けられて１
台の精紡機として構成される。例えば、Ｌ側機台（1L）
で生産された精紡ボビン（Ｂ）は機台に沿って配設され
るトランスポートバンド（2L）上のボビン支持ペグに公
知の自動玉揚装置により玉揚げされ移載される。玉揚さ
れたボビン（Ｂ）はトランスポートバンド（2L）の回動
によって、機台端部へ移送され、傾斜部上端から１本ず
つ間欠的にシュート（３）内へ投入され、下方で待機す
るボビン搬送媒体、例えば、ベルトコンベア上を移送さ
れるペグ付トレイ（第４図（４））に直立して挿着され
る。トレイに挿着されたボビンは搬送路（５）（７）糸
端口出し装置（８）を経て自動ワインダー（Ｗ）の各巻
取ユニット（U1）〜（Un）へ搬送供給される。
る精紡ワインダーの一例を示す。精紡機（Ｓ）はＲ側機
台（1R）とＬ側機台（1L）が背中合わせに設けられて１
台の精紡機として構成される。例えば、Ｌ側機台（1L）
で生産された精紡ボビン（Ｂ）は機台に沿って配設され
るトランスポートバンド（2L）上のボビン支持ペグに公
知の自動玉揚装置により玉揚げされ移載される。玉揚さ
れたボビン（Ｂ）はトランスポートバンド（2L）の回動
によって、機台端部へ移送され、傾斜部上端から１本ず
つ間欠的にシュート（３）内へ投入され、下方で待機す
るボビン搬送媒体、例えば、ベルトコンベア上を移送さ
れるペグ付トレイ（第４図（４））に直立して挿着され
る。トレイに挿着されたボビンは搬送路（５）（７）糸
端口出し装置（８）を経て自動ワインダー（Ｗ）の各巻
取ユニット（U1）〜（Un）へ搬送供給される。
ワインダー（Ｗ）から排出される空ボビン、あるいは残
糸付ボビンはワインダーに沿って敷設された帰還コンベ
ア（９）によりトレイに挿着されたまゝ移送される。ボ
ビン抜取装置（10）により空ボビンと残糸付ボビンが選
別して抜取られ、空ボビン（Ｋ）は上方へ移送され、精
紡機上方を長手方向のびるコンベア（11）により矢印
（12）方向に移送される。精紡機の端部において空ボビ
ンはＲ側とＬ側に振り分けられて、シュート（13）又は
（14）に落下し、トランスポートバンド上のペグに挿着
される。
糸付ボビンはワインダーに沿って敷設された帰還コンベ
ア（９）によりトレイに挿着されたまゝ移送される。ボ
ビン抜取装置（10）により空ボビンと残糸付ボビンが選
別して抜取られ、空ボビン（Ｋ）は上方へ移送され、精
紡機上方を長手方向のびるコンベア（11）により矢印
（12）方向に移送される。精紡機の端部において空ボビ
ンはＲ側とＬ側に振り分けられて、シュート（13）又は
（14）に落下し、トランスポートバンド上のペグに挿着
される。
一方、ボビン抜取装置（10）で空ボビンを抜取られて空
になったトレイは、コンベア（15）上をさらに移送され
て、精紡ボビン供給位置（16）へ移送され、前記の如き
新ボビンが供給される。
になったトレイは、コンベア（15）上をさらに移送され
て、精紡ボビン供給位置（16）へ移送され、前記の如き
新ボビンが供給される。
このような精紡ワインダに適用される精紡ボビンのスチ
ーム処理システムの実施例を第１、２図に示す。精紡機
（Ｓ）から払い出されたボビンの搬送路（５）の一部は
リザーブライン（17）を形成し、続いてスチーム処理装
置（６）が搬送路（５）（７）間に設置される。
ーム処理システムの実施例を第１、２図に示す。精紡機
（Ｓ）から払い出されたボビンの搬送路（５）の一部は
リザーブライン（17）を形成し、続いてスチーム処理装
置（６）が搬送路（５）（７）間に設置される。
上記スチーム処理装置（６）は、少なくとも一対の独立
したスチーム処理機構（6a）（6b）で構成される。即
ち、ボビンを収容するスチームボックス（24a）（24b）
が床に対して固定設置され、コンベア（５）から移送さ
れてくるトレイと一体のボビンは上記ボックス（24a）
（24b）のいづれかに搬入され、例えば一方のボックス
（24b）が処理中である時は他方のボックス（24a）へ搬
入される。
したスチーム処理機構（6a）（6b）で構成される。即
ち、ボビンを収容するスチームボックス（24a）（24b）
が床に対して固定設置され、コンベア（５）から移送さ
れてくるトレイと一体のボビンは上記ボックス（24a）
（24b）のいづれかに搬入され、例えば一方のボックス
（24b）が処理中である時は他方のボックス（24a）へ搬
入される。
上記スチーム処理機構（6a）（6b）について次に説明す
る。なお、上記機構（6a）（6b）は同様であり、一方に
ついてのみ説明する。即ちスチーム処理機構（6a）は例
えば第３、４図に示すように、両端面がボビンの入口
（18a）と出口（19a）となり、底面（20a）上面（21
a）、および両側面（22a）（23a）で囲まれたトンネル
状のボックス（24a）と、該ボックス（24a）の両端を閉
塞する可動扉（25a）（26a）から構成される。底面（20
a）はボビンの搬送路とされると共に、ボックス内を減
圧する排気パイプ（27a）と、ボックス内に蒸気を供給
するパイプ（28a）とが接続され、底面（20a）の適所に
各パイプ（27a）（28a）が開口している。
る。なお、上記機構（6a）（6b）は同様であり、一方に
ついてのみ説明する。即ちスチーム処理機構（6a）は例
えば第３、４図に示すように、両端面がボビンの入口
（18a）と出口（19a）となり、底面（20a）上面（21
a）、および両側面（22a）（23a）で囲まれたトンネル
状のボックス（24a）と、該ボックス（24a）の両端を閉
塞する可動扉（25a）（26a）から構成される。底面（20
a）はボビンの搬送路とされると共に、ボックス内を減
圧する排気パイプ（27a）と、ボックス内に蒸気を供給
するパイプ（28a）とが接続され、底面（20a）の適所に
各パイプ（27a）（28a）が開口している。
勿論、パイプ（27a）（28a）開口は上面（21a）に形成
することも可能である。
することも可能である。
従って、第３図のように、搬送路（５）上を矢印（29）
方向に搬送されるトレイと一体のボビンはボックス（24
a）の入口の定位置の可動ストッパ（ST1）によって所定
個数（B1）（B2）（B3）並べられると、プッシャーを兼
ねる可動扉（25a）がシリンダ（30a）等の駆動機構によ
ってトレイと一体のボビン（B1）（B2）（B3）をボック
ス内へ押し込み、このような動作が繰り返されるとボッ
クス（24a）内には所定数のボビンが収容される。出口
側（19a）の扉（26a）および入口側の扉（25a）が第４
図の如く閉塞されるとボックス（24a）内部は密封状態
となり、吸引ポンプ（31a）により、ボックス内が減圧
されると共に、熱水タンク（32a）からは蒸気がボック
ス内へ噴射され、精紡ボビンのスチームセットが行われ
る。
方向に搬送されるトレイと一体のボビンはボックス（24
a）の入口の定位置の可動ストッパ（ST1）によって所定
個数（B1）（B2）（B3）並べられると、プッシャーを兼
ねる可動扉（25a）がシリンダ（30a）等の駆動機構によ
ってトレイと一体のボビン（B1）（B2）（B3）をボック
ス内へ押し込み、このような動作が繰り返されるとボッ
クス（24a）内には所定数のボビンが収容される。出口
側（19a）の扉（26a）および入口側の扉（25a）が第４
図の如く閉塞されるとボックス（24a）内部は密封状態
となり、吸引ポンプ（31a）により、ボックス内が減圧
されると共に、熱水タンク（32a）からは蒸気がボック
ス内へ噴射され、精紡ボビンのスチームセットが行われ
る。
ワインダーの巻取速度、精紡機の生産速度等から設定さ
れる時間が経過すると、出口（19a）側の扉（26a）がシ
リンダー（33a）により開き、第３図の位置をとり、入
口側の扉（25a）が開き、後続の未処理ボビンを前記同
様にしてボックス内へ押込むことにより、ボックスの出
口から処理済のボビンがコンベア（７）上へ払出され、
この動作即ち入口側の扉の所定回数の往復動作により、
ボックス（24a）内の処理済ボビンと未処理ボビンが入
替えられる。
れる時間が経過すると、出口（19a）側の扉（26a）がシ
リンダー（33a）により開き、第３図の位置をとり、入
口側の扉（25a）が開き、後続の未処理ボビンを前記同
様にしてボックス内へ押込むことにより、ボックスの出
口から処理済のボビンがコンベア（７）上へ払出され、
この動作即ち入口側の扉の所定回数の往復動作により、
ボックス（24a）内の処理済ボビンと未処理ボビンが入
替えられる。
なお、上記扉（25a）を専らプッシャーとして用い、ボ
ックスの入口を閉塞する扉を上下にスライド可能な扉と
してかつ入口端面を密封するような機構も適用可能であ
る。
ックスの入口を閉塞する扉を上下にスライド可能な扉と
してかつ入口端面を密封するような機構も適用可能であ
る。
なお、第１、２図において精紡機（Ｓ）とスチーム処理
装置（６）間にリザーブライン（17）を設けたが、同様
にワインダー（Ｗ）と空ボビン抜取装置（10）間に空ボ
ビンのリザーブラインを設けることは精紡機とワインダ
ーを直結するシステムでは処理速度のバランスをとる上
で好ましい。
装置（６）間にリザーブライン（17）を設けたが、同様
にワインダー（Ｗ）と空ボビン抜取装置（10）間に空ボ
ビンのリザーブラインを設けることは精紡機とワインダ
ーを直結するシステムでは処理速度のバランスをとる上
で好ましい。
上記実施例においては、一方のボックス（24b）がスチ
ーム処理中に他方のボックス（24a）から処理済のボビ
ンが払い出され、またボックス（24a）がスチーム処理
中はボックス（24b）から処理済のボビンが払い出され
るようにスチーム時間を制御すれば、ワインダーへボビ
ン供給がスムーズに行え、ワインダーに待時間を生じる
ことがない。この場合、第１図示のリザーブライン（1
7）は省略することもできる。
ーム処理中に他方のボックス（24a）から処理済のボビ
ンが払い出され、またボックス（24a）がスチーム処理
中はボックス（24b）から処理済のボビンが払い出され
るようにスチーム時間を制御すれば、ワインダーへボビ
ン供給がスムーズに行え、ワインダーに待時間を生じる
ことがない。この場合、第１図示のリザーブライン（1
7）は省略することもできる。
なお、第３図において、ボックス（24a）（24b）へのボ
ビン振り分けはコンベア（５）上に出没しトレイ又はボ
ビンに当接する可動ストッパ（ST1）（ST2）により容易
に行うことができる。ストッパ（ST1）が作用位置にあ
れば、矢印（29）方向に搬送されてくるボビンはボック
ス（24a）のストッパ（ST1）に当接して停止する。スト
ッパ（ST1）が没しており、ストッパ（ST2）が作用位置
にある時はボビンはボックス（24b）の位置で停止す
る。
ビン振り分けはコンベア（５）上に出没しトレイ又はボ
ビンに当接する可動ストッパ（ST1）（ST2）により容易
に行うことができる。ストッパ（ST1）が作用位置にあ
れば、矢印（29）方向に搬送されてくるボビンはボック
ス（24a）のストッパ（ST1）に当接して停止する。スト
ッパ（ST1）が没しており、ストッパ（ST2）が作用位置
にある時はボビンはボックス（24b）の位置で停止す
る。
なお、ストッパ（ST1）（ST2）がいづれも没している時
は未処理ボビンはコンベア（５）から空ボビン帰還路
（９）上に移載され、コンベア（９）、リザーブライン
（17）、コンベア（５）を巡回して待機させることがで
きる。
は未処理ボビンはコンベア（５）から空ボビン帰還路
（９）上に移載され、コンベア（９）、リザーブライン
（17）、コンベア（５）を巡回して待機させることがで
きる。
なお、第４図において、吸引ポンプ（31a）と熱水タン
ク（32a）は各処理機構（6a）（6b）に設けること、あ
るいは１台のポンプ（31a）、タンク（32a）を共用する
ことは可能であり、配管の途中に切換バルブを設けるこ
とにより簡単に切換えることができる。
ク（32a）は各処理機構（6a）（6b）に設けること、あ
るいは１台のポンプ（31a）、タンク（32a）を共用する
ことは可能であり、配管の途中に切換バルブを設けるこ
とにより簡単に切換えることができる。
第３、４図において、スチーム処理ボックス（24a）（2
4b）の入口側、出口側に沿った部分のコンベア（５）
（７）はベルトの巾を大きくして、可動扉（25a）（26
a）が閉じている時にボックス（24a）の側方を通過して
ボックス（24b）とのボビン搬送をし易くすることが好
ましい。
4b）の入口側、出口側に沿った部分のコンベア（５）
（７）はベルトの巾を大きくして、可動扉（25a）（26
a）が閉じている時にボックス（24a）の側方を通過して
ボックス（24b）とのボビン搬送をし易くすることが好
ましい。
また、コンベアベルトの巾を広くしない場合は、入口側
コンベア（５）のボックス（24a）のボックス（24b）の
中間位置とリザーブライン（17）間のボビン通路を連結
させること、同様に、出側のコンベヤ（７）のボックス
（24a）とボックス（24b）の中間位置と第１図の口出し
装置（８）直前のコンベア位置間にボビン通路を連結さ
せることも可能である。
コンベア（５）のボックス（24a）のボックス（24b）の
中間位置とリザーブライン（17）間のボビン通路を連結
させること、同様に、出側のコンベヤ（７）のボックス
（24a）とボックス（24b）の中間位置と第１図の口出し
装置（８）直前のコンベア位置間にボビン通路を連結さ
せることも可能である。
上記のシステムにおいては、精紡機（Ｓ）のトランスポ
ートバンド（2R）（2L）はスチームセット時間に関係な
く回動させることが可能である。即ち、リザーブライン
（17）を全ボビンを収容するスペースとしておけば、全
てのボビンを精紡機から連続的に払い出すことも可能で
ある。従って、精紡機への空ボビンの返却も、上記実施
例では精紡機ボビンの払出し側端部と反対側端部から行
う場合を示したが、同一側から空ボビンを返却する既設
の精紡機ともワインダーを連結させることは可能であ
る。
ートバンド（2R）（2L）はスチームセット時間に関係な
く回動させることが可能である。即ち、リザーブライン
（17）を全ボビンを収容するスペースとしておけば、全
てのボビンを精紡機から連続的に払い出すことも可能で
ある。従って、精紡機への空ボビンの返却も、上記実施
例では精紡機ボビンの払出し側端部と反対側端部から行
う場合を示したが、同一側から空ボビンを返却する既設
の精紡機ともワインダーを連結させることは可能であ
る。
なお、上記システムに適用されるワインダーとしては種
々のタイプが可能であるが、例えば特開昭58−157678号
に開示されたものが適用可能である。
々のタイプが可能であるが、例えば特開昭58−157678号
に開示されたものが適用可能である。
第５図はスチーム処理システムの他の実施例を示す。こ
のタイプは精紡機（S1）の周囲をボビン搬送路（40）が
巡回し、ワインダ（W1）側のボビン搬送路に直結したも
ので、ボビンを個々に搬送するトレイがワインダーと精
紡機間を巡環するものである。
のタイプは精紡機（S1）の周囲をボビン搬送路（40）が
巡回し、ワインダ（W1）側のボビン搬送路に直結したも
ので、ボビンを個々に搬送するトレイがワインダーと精
紡機間を巡環するものである。
精紡機（S1）から払出される精紡ボビン（Ｂ）は搬送路
（43）の途次に設けられるリザーブ域（41）を介してス
チーム処理装置（42）に前記実施例と同様にして搬入さ
れ、所定のスチーム処理を施される。スチーム処理装置
（42）から払出されたスチーム処理済みのボビンは口出
し装置（44）を経てワインダー（W1）へ供給される。一
方ワインダーから排出されたボビンのうち、残糸付ボビ
ンはバイパス（45）を経て再度口出し装置（44）へ供給
され、再使用不可能な極少残糸付ボビンは残糸除去装置
（46）により、空ボビンとなって、空ボビンリザーブ域
（47）を経て精紡機（S1）へ搬送路（48）上を移送され
る。なお、（49）は精紡機端部で生じる空ボビンを再度
精紡機に戻すバイパスである。
（43）の途次に設けられるリザーブ域（41）を介してス
チーム処理装置（42）に前記実施例と同様にして搬入さ
れ、所定のスチーム処理を施される。スチーム処理装置
（42）から払出されたスチーム処理済みのボビンは口出
し装置（44）を経てワインダー（W1）へ供給される。一
方ワインダーから排出されたボビンのうち、残糸付ボビ
ンはバイパス（45）を経て再度口出し装置（44）へ供給
され、再使用不可能な極少残糸付ボビンは残糸除去装置
（46）により、空ボビンとなって、空ボビンリザーブ域
（47）を経て精紡機（S1）へ搬送路（48）上を移送され
る。なお、（49）は精紡機端部で生じる空ボビンを再度
精紡機に戻すバイパスである。
上記第２の実施例においても、精紡機上りの精紡ボビン
はワインダーへの搬送路の途次においてスチーム処理さ
れるので、別置のスチームセット室へ搬送することがな
いのである。
はワインダーへの搬送路の途次においてスチーム処理さ
れるので、別置のスチームセット室へ搬送することがな
いのである。
精紡機とワインダーとを連結するボビン搬送路内にスチ
ーム処理装置を配設するように構成したので、従来のよ
うに、別置のスチームセット室を設ける必要がなく、省
スペース化が達成できるとともに省力化が図れる。
ーム処理装置を配設するように構成したので、従来のよ
うに、別置のスチームセット室を設ける必要がなく、省
スペース化が達成できるとともに省力化が図れる。
また、精紡機より払い出された精紡ボビンを、スチーム
処理装置まで搬送する搬送路に、精紡ボビンを一時的に
貯留するリザーブ域を設けたので、精紡機とスチーム処
理装置との精紡ボビンの処理速度のバランスをとること
ができる。
処理装置まで搬送する搬送路に、精紡ボビンを一時的に
貯留するリザーブ域を設けたので、精紡機とスチーム処
理装置との精紡ボビンの処理速度のバランスをとること
ができる。
更に、スチーム処理装置に対してワインダー側のボビン
搬送路にバイパスを設けたので、一度スチーム処理され
た残糸付ボビンが、再度、スチーム処理されることが防
止できる。
搬送路にバイパスを設けたので、一度スチーム処理され
た残糸付ボビンが、再度、スチーム処理されることが防
止できる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の第１実施例を示す平面レイアウト図、
第２図は同正面図、第３図はスチーム処理装置の一例を
示す平面一部断面図、第４図は同正面断面図、第５図は
本発明の第２実施例を示す平面レイアウト図である。 （Ｓ）（S1）……精紡機、（Ｗ）（W1）……ワインダー （５）（７）（43）……搬送路 （６）（42）……スチーム処理装置 （6a）（6b）……スチーム処理機構 （24a）（24b）……ボックス
第２図は同正面図、第３図はスチーム処理装置の一例を
示す平面一部断面図、第４図は同正面断面図、第５図は
本発明の第２実施例を示す平面レイアウト図である。 （Ｓ）（S1）……精紡機、（Ｗ）（W1）……ワインダー （５）（７）（43）……搬送路 （６）（42）……スチーム処理装置 （6a）（6b）……スチーム処理機構 （24a）（24b）……ボックス
Claims (1)
- 【請求項１】精紡機から払い出された精紡ボビンをトレ
イに挿着したままワインダーへ搬送し、ワインダーで巻
き返した空ボビンをトレイに挿着したまま、又は、トレ
イから抜き取って精紡機に返送するボビン搬送路内にス
チーム処理装置が配設された精紡ボビンのスチーム処理
システムであって、スチーム処理装置に対して精紡機側
のボビン搬送路に、リザーブ域を設けるとともに、スチ
ーム処理装置に対してワインダー側のボビン搬送路に、
残糸付ボビンが、再度、スチーム処理されないようにバ
イパスを設けたことを特徴とする精紡ボビンのスチーム
処理システム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63038436A JPH07106833B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 精紡ボビンのスチーム処理システム |
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|---|---|---|---|
| JP63038436A JPH07106833B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 精紡ボビンのスチーム処理システム |
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|---|---|
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Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP63038436A Expired - Fee Related JPH07106833B2 (ja) | 1987-10-19 | 1988-02-19 | 精紡ボビンのスチーム処理システム |
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| JP (1) | JPH07106833B2 (ja) |
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| JPH04133975A (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-07 | Nikku Ind Co Ltd | 連続ボビンセッター装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6426739A (en) * | 1987-07-17 | 1989-01-30 | Nikku Ind Co | Apparatus for heat-treatment of fine-spinning bobbin |
-
1988
- 1988-02-19 JP JP63038436A patent/JPH07106833B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01214585A (ja) | 1989-08-28 |
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