JPH07106827B2 - ゴムシートの巻取方法とこれに用いる巻取装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はゴムシートの巻取方法と
これに用いる巻取装置に係り、詳しくは土木用の防水工
事に使用する加硫したゴムシートを所定幅に重ねて折り
たたみ、これを円筒体に巻き取るゴムシートの巻取方法
とこれに用いる巻取装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、土木用の防水工事に使用する加硫
したゴムシートを製造する場合には、バンバリーミキサ
ーで混練りしたエチレン．プロピレン．ターポリマーあ
るいはブチルゴムを主体とするゴム組成物を押出機でシ
ート状とし、これを連続的に加硫した後、特公昭５２−
３６５４５号に開示されているような方法でジョイント
プレスによって加硫ゴムシートを接合して幅８〜１０ｍ
の広幅シートにしている。この広幅シートは１０〜１２
人の作業者の手作業によってジャバラ状に重ねて折りた
たんだ後、この折りたたみシートを紙管に巻き付けてい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、加硫したゴム
シートをジャバラ状に重ねて折りたたむ工程は、手作業
であり作業者にとって極めて苛酷な作業であって、かな
りの時間を要し、また折りたたんだゴムシートを紙管に
巻き付ける工程も作業者に依存していたため、これらの
工程を合理化することが強く望まれていた。また、この
作業は１０〜１２人の作業者が一組になって行う必要か
ら、２〜３人の作業者が欠けると、ゴムシートを均一な
幅に重ねて折りたたむことは困難であり、また時間を要
するものであった。更に、加硫したゴムシートをジョイ
ントプレスによって接合した後、続けてこのシートをジ
ャバラ状に重ねて折りたたみ、紙管に巻き付ける工程を
連続化する必要があった。本発明はこのような問題点を
改善するものであり、広幅シートを所定幅に重ねて折り
たたむ工程と、重ねて折りたたんだシートを円筒体に巻
き付ける工程とを自動化し合理化を図ることを目的とす
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明のゴムシートの巻取方法は、ゴムシートを落下
させながらシート搬送部を揺動させて所定の幅に重ねて
折りたたんだ後、ゴムシートを切断し、この折り重ねた
ゴムシートを該シート搬送部で移動させ、該シートの先
端部を把持した後に持ち上げ、続いて巻付体を持ち上げ
られたシートに押し付けながら一対の巻取ロールの上ま
で送り込み、上記シートの端部を開放して該一対の巻取
ロールを回転させるとともに、巻付体に巻き付いたシー
トをロールに当接させることによってゴムシートを自動
的に該巻付体に巻き付けることにある。

【０００５】また、ゴムシートの巻取装置は、ゴムシー
トを所定の幅に重ねて折りたたんだ後、ゴムシートを切
断し、このシートを巻付体に巻き付けるゴムシートの巻
取装置において、送り出しロール部と引き出しロール部
とからなるシート取出部と、引き出しロール部から落下
したゴムシートを設置し移動させるシート搬送部と該搬
送部を所定長さに往復動させる揺動装置を具備したシー
ト折りたたみ装置と、該シート搬送部から運ばれた折り
たたみシートを移動させるシート取出し搬送部と、ゴム
シートの端部を把持して持ち上げるシートキャチャー
と、供給された巻付体をゴムシートに圧接して移動させ
るプッシャーと、そして該巻付体を設置してこれを回転
させる巻取ロール部から構成される。

【０００６】更に、本発明では上下動する主ロールと副
ロールと上下動する少なくとも１つの押さえロールから
なり、上記主ロールと少なくとも１つの押さえロールに
よってゴムシートを把持してなるシートキャチャーや、
入口を開閉するゲートを設け、巻付体の出口を制御した
巻付体の貯蔵部や、あるいは巻取ロール部のうち、一方
の巻取ロールが他方の巻取ロールの軸に対して傾斜可能
であるゴムシートの巻取装置も含む。

【０００７】

【作用】本発明では、ゴムシートを、送り出しロール部
と引き出しロール部によってシート搬送部の上に落下さ
せ、揺動装置を起動させることによって落下したシート
を所定の幅に重ねて折りたたんだ後、ゴムシートを切断
し、この折り重ねたゴムシートをシート搬送部とシート
取出し搬送部によって移動させて該シートの先端部をシ
ートキャチャーで把持して持ち上げ、続いて貯蔵部のゲ
ートを開放して巻付体を供給し、該巻付体をプッシャー
の作動によってゴムシートに圧接しながら移動させて巻
取ロール部の上の設置し、その後シートキャチャーを開
放し、そして該巻取ロール部を回転させることによって
ゴムシートを巻付体に自動的に巻き付けることができ
る。そして、ゴムシートの巻き付けが完了すると、巻取
ロール部のうち、一方の巻取ロールを他方の巻取ロール
の軸に対して傾斜させることによってゴムシートの巻き
付けた巻付体を巻取ロールから取り出すことができる。

【０００８】

【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を
説明する。図１は本発明に係るゴムシートの巻取装置の
概略平面図、図２はシート折りたたみ装置の正面図、図
３は図１のＢ部拡大図である。まず、本発明のゴムシー
トの巻取装置１は、シート取出部２と、シート搬送部４
と該搬送部４を所定長さに往復動させる揺動装置５を具
備したシート折りたたみ装置３と、シート取出し搬送部
６と、ゴムシートの端部を把持して持ち上げるシートキ
ャチャー７と、供給された巻付体をゴムシートに圧接し
て移動させるプッシャー８と、そして該巻付体を設置し
て回転させる巻取ロール部１０、そしてゴムシートを巻
き取った巻付体を梱包する仕上げ部１１から構成されて
いる。

【０００９】 上記シート取出部２は、運搬用の台車１
３に積み込まれた広幅のゴムシート１４を順次取り出す
送り出しロール部１５と該ゴムシート１４をシート搬送
部４の上に設置させる引き出しロール部１６とを含んで
いる。上記送り出しロール部１５では、支柱１７に支持
枠１８が固定され、該支持枠１８に固定された原動機１
９がベルト２０を介してその回転を駆動ロール２１へ伝
達され、更に他のベルト２２によって２つの従動ロール
２３、２４が回転し、駆動ロール２１と２つの従動ロー
ル２３、２４に係合したゴムシート１４が順次取り出さ
れる。一方、引き出しロール部１６は原動機２６にベル
ト２７を介して連結した駆動ロール２８を含み、駆動ロ
ール２８がゴムシート１４を落下させる。

【００１０】シート折りたたみ装置３は引き出しロール
部１６から落下したゴムシート１４を設置しかつ移動さ
せるシート搬送部４と該搬送部４を所定長さに往復動さ
せる揺動装置５とを具備している。シート搬送部４は落
下したゴムシート１４を設置した後、折り重ねたゴムシ
ート１４をシート取出し搬送部６へ移動させるものであ
り、ゴムシート１４の移動方向に対して直角方向に移動
するコンベヤベルト３０を有している。コンベヤベルト
３０は駆動軸３１と従動軸３２間に複数のガイドロール
を介して所定張力で掛架され、原動機３３の回転をベル
ト３４を介して駆動軸３１へ伝達することによって走行
する。

【００１１】また、このシート搬送部４は揺動装置５の
上に設置され、揺動装置５の作動によって台車１３側へ
近接、離反する往復運動をする。つまり、揺動装置５は
図１と図３に示すように支持台３８に敷かれた４本のレ
−ル３９上に車輪や摺動材４０を介してシート搬送部４
を設置し、支持台３８に固定された原動機４１の回転を
２本のベルト４２、４２によって２本のネジ部４３、４
３へ伝達することによってシート搬送部４をシート取出
部２側へ近接、離反させる。落下しているゴムシート１
４は揺動しているシート搬送部４の上に折りたたみなが
ら積層される。尚、上記両側部のレ−ル３９の端部に
は、ストッパー４４が装着されている。

【００１２】図４と図５に示すように、シート搬送部４
は折りたたまれたゴムシート１４を移動させて、シート
取出し搬送部６へと運ぶ。このシート取出し搬送部６は
図５に示すように、ゴムシート１４を上昇せるように傾
斜したコンベヤベルト４６を有している。コンベヤベル
ト４６は駆動軸４７と従動軸４８間に複数のガイドロー
ル４９とテンションロール５０を介在して所定張力で掛
架され、原動機５１の回転をベルト５２を介して駆動軸
４７へ伝達することによって走行する。

【００１３】ゴムシートの先端部６８がシート取出し搬
送部６から離れるとシートキャチャー７が作動する。該
シートキャチャー７は図５および図６に示されるよう
に、上下方向に配置された主ロール５６と副ロール５７
および上下動するフレーム５８に連結した少なくとも１
組の押さえロール５９からなっている。即ち、断面Ｈ状
の支柱６０が相向かい合った状態で設置され、この支柱
の表面に細長い切り抜き穴６１と２本のガイドレール６
２が上下方向に配置されている。そして、上記支柱６０
間には、窓枠状のフレーム６３が設置されているととも
に、フレーム６３の側面に装着した２つの摺動部材６４
が２本のガイドレール６２にそれぞれ嵌合している。フ
レーム６３の連結部材６５は上記切り抜き穴６１の中に
位置し、支柱６０の外側に設けた主シリンダー６６のロ
ッド６７に固定され、該フレーム６３は主シリンダー６
６の作動によって上下方向へ移動する。

【００１４】該フレーム６３は上下方向に位置する主ロ
ール５６と副ロール５７および少なくとも１組の押さえ
ロール５９とを装着し、１組の押さえロール５９はフレ
ーム６３の内面に固着した２本のガイドレール７０に連
結部材７１を介して移動可能に装着されている。１組の
押さえロール５９は共に副シリンダー７２の作動によっ
て上下方向へ移動する。

【００１５】 上記シートキャチャー７の動作によれ
ば、ゴムシートの先端部６８がシート取出し搬送部６か
ら離れて、上側の主ロール５５に位置すると、副シリン
ダー７２の作動によって１組の押さえロール５９が下降
し、押さえロール５９と主ロール５５とがゴムシートの
先端部６８を把持する。その後、この状態で主シリンダ
ー６６を作動させると、フレーム６３とこれに固定した
主ロール５５と副ロール５６とが上方向に移動する。そ
して、下側の副ロール５６が元の上側の主ロール５５が
位置していたところまで到達すると、フレーム６３の移
動は停止する。これによって、ゴムシート１４は主ロー
ル５５によって持ち上げられ、続いて巻付体７５をゴム
シート１４に圧接して移動させるプッシャー８が作動す
る。

【００１６】このプッシャー８は、図５に示すようにシ
リンダー７７の作動によって移動するロッド７８と、こ
の先端に取り付けた押さえ部７９からなっている。プッ
シャー８は、紙管等の巻付体７５を蓄えた貯蔵部８０か
ら供給された１本の巻付体７５を移動させるとともに、
持ち上げられゴムシート１４によって包囲され、更に巻
付体７５を移動させて回転可能な巻取ロール部１０に設
置させる。上記貯蔵部８０はゲートの開閉装置８１を有
しており、１つの巻付体７５を供給するようになってい
る。該ゲート８１は２つあり、シリンダー８２の作動に
よって制止板８３を突出させて巻付体７５の移動を止
め、また制止板８３を引っ込めることによってゲートを
開いて巻付体７５を自重で転がり出させる。

【００１７】上記巻取ロール部１０は間隔をおいて並行
に配置された回転可能な駆動側巻取ロール８７と従動側
巻取ロール８８からなり、またこれらの巻取ロール間に
はベルトが掛架されている。そして、一方の駆動側巻取
ロール８７はベルト８５を介して原動機８６に連結して
いる。原動機８６が作動すると、駆動側と従動側の巻取
ロール８７、８８が回転する。また、巻取ロール部１０
の上方には、シリンダー８９の作動によって上下動する
テンションロール９０があり、巻付体７５に巻き付いた
ゴムシート１４に当接して、ゴムシート１４を巻付体７
５に確実に巻き付ける。テンションロール９０は図に示
すような位置に限定されることはなく、例えば傾斜状に
当接させてもよい。

【００１８】駆動側と従動側の巻取ロール８７、８８間
にはフレーム９２が装着され、そして従動側巻取ロール
８８がシリンダー９３のロッド９４に連結しており、こ
のシリンダー９３を作動させると従動側の巻取ロール８
８は駆動側の巻取ロール８７の回転軸に対して旋回す
る。駆動側と従動側の巻取ロール８７、８８間に設置さ
れた巻付体７５は転がりながら搬送体からなる仕上げ部
１１へと移動し、ここでゴムシート１４を巻き付けた巻
付体７５は梱包される。

【００１９】次に、ゴムシートの巻取方法とこれに用い
る巻取装置ゴムシートのパレットへの設置装置１の動作
について説明する。まずシート取出部２の送り出しロー
ル部１５と引き出しロール部１６が稼働すると、運搬用
の台車１３に積み込まれた広幅のゴムシート１４が順次
取り出されてシート折りたたみ装置３のシート搬送部４
の上に設置させる。それと同時に、シート折りたたみ装
置３の揺動装置５が起動して、シート搬送部４を所定幅
に繰り返し往復動させ、引き出しロール部１６から落下
したゴムシート１４を揺動しているシート搬送部４の上
の折りたたみながら積層する。この工程が終わると、ゴ
ムシート１４を切断する。

【００２０】 続いて、送り出しロール部１５と引き出
しロール部１６、そして揺動装置５の起動を停止し、シ
ート折りたたみ装置３のシート搬送部４を稼働させてゴ
ムシート１４をシート取出し搬送部６へ運ぶ。更に、該
シート取出し搬送部６を起動させてゴムシートの先端部
６８をシートキャチャー７の上側の主ロール５５に設置
させると、押さえロール５９が下降する。ゴムシートの
先端部６８は、下降した押さえロール５９と主ロール５
５とによって把持される。この状態は図７に示される。
その後、図８に示すように、この状態でフレーム６３を
上昇させ、そして下側の副ロール５６が元の上側の主ロ
ール５５が位置していたところまで到達すると、フレー
ム６３の動きを停止して、ゴムシート１４を主ロール５
５によって持ち上げる。

【００２１】 そして、図９に示すように、貯蔵部８０
の開閉装置８１を作動させてゲートを開き、紙管等の巻
付体７５を自重で転がして排出させ、プッシャー８を動
作させて巻付体７５をゴムシート１４に圧接しながら、
該巻付体７５を巻取ロール部１０まで移動させる。その
後、ゴムシートの先端部６８を開放させるとともに、シ
ート取出し搬送部６と巻取ロール部１０を起動させ、更
にテンションロール９０を下降させて巻付体７５に巻き
付いたゴムシート１４に当接させる。これによって、ゴ
ムシート１４は自動的に巻付体７５に巻き付く。ゴムシ
ート１４の終端部が検知されと、図１０に示されるよう
にシート取出し搬送部６そして巻取ロール部１０の回転
を停止させるとともに、テンションロール９０を上昇さ
せて、従動側の巻取ロール８８を駆動側の巻取ロール８
７に対して旋回させると、巻付体７５は巻取ロール部１
０から図中矢印方向へ自動的に転がりながら搬送体から
なる仕上げ部１１へと移動し、ここで梱包される。

【００２２】

【発明の効果】以上のように本発明では、シート取出部
によって広幅のゴムシートを送り出し、引き出してシー
ト搬送部の上に落下させ、揺動装置の動作によって落下
したシートを所定の幅に重ねて折りたたんだ後、これを
切断し、この重ねゴムシートをシート搬送部とシート取
出し搬送部によって移動させて該シートの先端部をシー
トキャチャーで把持して持ち上げ、続いて貯蔵部のゲー
トを開放して巻付体を供給し、該巻付体をプッシャーの
作動によってゴムシートに圧接しながら移動させて巻取
ロール部の上に設置し、その後シートキャチャーを開放
し、該巻取ロール部を回転させることによって、ゴムシ
ートを自動的に巻付体に巻き付けることができ、省力化
が可能になった。そして、ゴムシートの巻き付けが完了
すると、一対の巻取ロールのうち、一方の巻取ロールを
他方の巻取ロールの軸に対して傾斜させることによって
ゴムシートの巻き付けた巻付体を巻取ロールから取り出
すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るゴムシートの巻取装置の概略平面
図である。

【図２】図１をＡ方向から見たシート折りたたみ装置の
正面図である。

【図３】図１のＢ部拡大図である。

【図４】図１の側面図である。

【図５】本発明装置のシート取出し搬送部とシートキャ
チャーを示す正面図である。

【図６】図５をＣ−Ｃ方向から見た側面図である。

【図７】ゴムシートの先端部がシートキャチャーによっ
て把持された状態を示す動作図である。

【図８】ゴムシートの先端部がシートキャチャーによっ
て持ち上げられた状態を示す動作図である。

【図９】巻付体がプッシャーによって押され、巻取ロー
ル部の上に設置された状態を示す動作図である。

【図１０】巻取ロールが旋回して巻付体を取り出す状態
を示す動作図である。

【符号の説明】

１ ゴムシートの巻取装置 ２ シート取出部 ３ シート折りたたみ装置 ４ シート搬送部 ５ 揺動装置 ６ シート取出し搬送部 ７ シートキャチャー ８ プッシャー １０ 巻取ロール部 １４ ゴムシート １５ 送り出しロール部 １６ 引き出しロール部 ７５ 巻付体 ８０ 貯蔵部 ８１ 開閉装置 ８７ 駆動側巻取ロール ８８ 従動側巻取ロール

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−291344（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−269854（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−80760（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−130255（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−10358（ＪＰ，Ｕ) 特公 平２−48467（ＪＰ，Ｂ２)

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴムシートを落下させながらシート搬送
   部を揺動させて所定の幅に重ねて折りたたんだ後、ゴム
   シートを切断し、この折り重ねたゴムシートを該シート
   搬送部で移動させ、該シートの先端部を把持した後に持
   ち上げ、続いて巻付体を持ち上げられたシートに押し付
   けながら一対の巻取ロールの上まで送り込み、上記シー
   トの端部を開放して該一対の巻取ロールを回転させると
   ともに、巻付体に巻き付いたシートをロールに当接させ
   ることによってゴムシートを自動的に該巻付体に巻き付
   けることを特徴とするゴムシートの巻取方法。
2. 【請求項２】 ゴムシートを所定の幅に重ねて折りたた
   んだ後、ゴムシートを切断し、このシートを巻付体に巻
   き付けるゴムシートの巻取装置において、送り出しロー
   ル部と引き出しロール部とからなるシート取出部と、引
   き出しロール部から落下したゴムシートを設置し移動さ
   せるシート搬送部と該搬送部を所定長さに往復動させる
   揺動装置を具備したシート折りたたみ装置と、該シート
   搬送部から運ばれた折りたたみシートを移動させるシー
   ト取出し搬送部と、ゴムシートの端部を把持して持ち上
   げるシートキャチャーと、供給された巻付体をゴムシー
   トに圧接して移動させるプッシャーと、そして該巻付体
   を設置してこれを回転させる巻取ロール部からなること
   を特徴とするゴムシートの巻取装置。
3. 【請求項３】 シートキャチャーは上下動可能な主ロー
   ルと副ロール及び上下動可能な少なくとも１つの押さえ
   ロールからなり、上記主ロールと少なくとも１つの押さ
   えロールによってゴムシートを把持してなる請求項２記
   載のゴムシートの巻取装置。
4. 【請求項４】 少なくとも１つの巻付体を保管する貯蔵
   部が、この入口に開閉装置を有している請求項２記載の
   ゴムシートの巻取装置。
5. 【請求項５】 巻取ロール部において、一方の巻取ロー
   ルが他方の巻取ロールの軸に対して旋回可能である請求
   項２記載のゴムシートの巻取装置。
6. 【請求項６】 巻取ロール部は、巻付体に巻き付けられ
   たゴムシートに当接するテンションロールを有している
   請求項２記載のゴムシートの巻取装置。