JPH07106487B2 - 軸状ワークの穿孔方法 - Google Patents
軸状ワークの穿孔方法Info
- Publication number
- JPH07106487B2 JPH07106487B2 JP11036388A JP11036388A JPH07106487B2 JP H07106487 B2 JPH07106487 B2 JP H07106487B2 JP 11036388 A JP11036388 A JP 11036388A JP 11036388 A JP11036388 A JP 11036388A JP H07106487 B2 JPH07106487 B2 JP H07106487B2
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- JP
- Japan
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- hole
- tool
- cutting
- cutting fluid
- drilling
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B41/00—Boring or drilling machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor
- B23B41/12—Boring or drilling machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor for forming working surfaces of cylinders, of bearings, e.g. in heads of driving rods, or of other engine parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2215/00—Details of workpieces
- B23B2215/20—Crankshafts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2250/00—Compensating adverse effects during turning, boring or drilling
- B23B2250/12—Cooling and lubrication
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガンドリルなどの工具を用いてクランクシャ
フトなどのワークを穿孔する軸状ワークの穿孔方法に関
する。
フトなどのワークを穿孔する軸状ワークの穿孔方法に関
する。
従来クランクシャフトのような軸状のワークに油孔など
を穿孔する場合、内部に油孔を有するガンドリルのよう
な工具を用いて、油孔よりの切削液を噴出しながら行う
が、穿孔の際工具がワークに喰い付く時点及び孔が貫通
する時点がもっとも工具の損傷が激しく、工具寿命を短
くする原因となっている。
を穿孔する場合、内部に油孔を有するガンドリルのよう
な工具を用いて、油孔よりの切削液を噴出しながら行う
が、穿孔の際工具がワークに喰い付く時点及び孔が貫通
する時点がもっとも工具の損傷が激しく、工具寿命を短
くする原因となっている。
このため従来では、切削開始時及び孔貫通時に工具の切
削送り速度を遅くして工具が破損されるのを防止した
り、貫通側に切削液の噴出を止めるパッドを設けて、孔
貫通時切削部により多量の切削液が供給されるようにす
ることにより工具が破損されるのを防止している。
削送り速度を遅くして工具が破損されるのを防止した
り、貫通側に切削液の噴出を止めるパッドを設けて、孔
貫通時切削部により多量の切削液が供給されるようにす
ることにより工具が破損されるのを防止している。
しかし切削開始時及び孔貫通時に切削送り速度を遅くす
る方法は、切削能率を低下させたり、装置自体の稼動率
を低下させる不具合がある。
る方法は、切削能率を低下させたり、装置自体の稼動率
を低下させる不具合がある。
また貫通側に切削液の噴出を止めるパッドを設けけたも
のでは、ワーク内で孔同士が互に貫通するような穿孔の
場合、噴出止めパッドを設けても相手孔が切削液で充満
されるまでの間に工具刃先に潤滑切れが発生するため、
工具の損傷を防止できない不具合があった。
のでは、ワーク内で孔同士が互に貫通するような穿孔の
場合、噴出止めパッドを設けても相手孔が切削液で充満
されるまでの間に工具刃先に潤滑切れが発生するため、
工具の損傷を防止できない不具合があった。
この発明は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、切削能率や装置の稼動率を低下させずに工具の損傷
が防止できるようにした軸状ワークの穿孔方法を提供し
ようとするものである。
で、切削能率や装置の稼動率を低下させずに工具の損傷
が防止できるようにした軸状ワークの穿孔方法を提供し
ようとするものである。
この発明は上記目的を達成するために、複数のスピンド
ルユニットに取付けられた工具の油孔により切削液を噴
出しながら軸状のワークを同時に穿孔するに当って、ま
ず一方のスピンドルユニットによる穿孔が完了した後切
削液を噴出した状態で上記スピンドルユニットを切削開
始位置に移動停止させて穿孔した孔内に切削液を充満さ
せると共に、その後別のスピンドルユニットに取付けた
工具により上記孔に貫通する孔を穿設することにより先
きに穿設された孔内の切削液で後から穿設された孔の貫
通時の工具刃先の潤滑を行うようにして、貫通時工具が
損傷されるのを防止した軸状ワークの穿孔方法を提供し
ようとするものである。
ルユニットに取付けられた工具の油孔により切削液を噴
出しながら軸状のワークを同時に穿孔するに当って、ま
ず一方のスピンドルユニットによる穿孔が完了した後切
削液を噴出した状態で上記スピンドルユニットを切削開
始位置に移動停止させて穿孔した孔内に切削液を充満さ
せると共に、その後別のスピンドルユニットに取付けた
工具により上記孔に貫通する孔を穿設することにより先
きに穿設された孔内の切削液で後から穿設された孔の貫
通時の工具刃先の潤滑を行うようにして、貫通時工具が
損傷されるのを防止した軸状ワークの穿孔方法を提供し
ようとするものである。
この発明方法の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1はクランクシャフトのような軸状のワーク
で、位置決めした後図示しないクランプ手段で固定され
ている。
で、位置決めした後図示しないクランプ手段で固定され
ている。
2及び3は上記ワーク1を穿孔する穿孔装置のスピンド
ルユニットで、進退方向が異なる主軸(図示せず)をそ
れぞれ有しており、これら主軸に内部に油孔4aを有する
ガンドリルのような工具4がそれぞれ取付けられている
と共に、各工具4の先端側は穿孔の際発生した切削粉を
回収するチップボックス5内を貫通して、チップボック
ス5内に取付けられたガイドブッシュ6よりワーク1へ
向けて出没自在となっている。
ルユニットで、進退方向が異なる主軸(図示せず)をそ
れぞれ有しており、これら主軸に内部に油孔4aを有する
ガンドリルのような工具4がそれぞれ取付けられている
と共に、各工具4の先端側は穿孔の際発生した切削粉を
回収するチップボックス5内を貫通して、チップボック
ス5内に取付けられたガイドブッシュ6よりワーク1へ
向けて出没自在となっている。
上記各工具4を用いてワーク1を穿孔するに当っては、
各スピンドルユニット2,3を同時に動作させて、まずス
ピンドルユニット2側の主軸に取付けた工具4により長
さの長い孔1aを先きに穿孔する。
各スピンドルユニット2,3を同時に動作させて、まずス
ピンドルユニット2側の主軸に取付けた工具4により長
さの長い孔1aを先きに穿孔する。
このとき工具4の油孔4aから切削液を噴出して切削部の
潤滑と冷却を行い、切削時発生した切削粉は切削液とと
もに工具4の周囲に設けられた溝4bを介してチップボッ
クス5へ回収すると共に、ワーク1の穿孔開始側と反対
の周面には、切削液の噴出め7が予じめ当接されてい
る。
潤滑と冷却を行い、切削時発生した切削粉は切削液とと
もに工具4の周囲に設けられた溝4bを介してチップボッ
クス5へ回収すると共に、ワーク1の穿孔開始側と反対
の周面には、切削液の噴出め7が予じめ当接されてい
る。
そして主軸に取付けた工具4によりワーク1の穿孔が完
了したら、スピンドルユニット2を穿孔開始側まで後退
させ、切削液を噴出したまま主軸の回転を停止する。
了したら、スピンドルユニット2を穿孔開始側まで後退
させ、切削液を噴出したまま主軸の回転を停止する。
これによってスピンドルユニット2により穿孔された孔
1a内に加圧された切削液が充満される。
1a内に加圧された切削液が充満される。
一方上記スピンドルユニット2による穿孔の間にも、別
の角度からスピンドルユニット3による穿孔が行なわれ
ており、スピンドルユニット2により穿孔が完了して孔
1a内に切削液が充満された後、スピンドルユニット3の
主軸に取付けられた工具4の先端がすでに穿設されてい
る孔1aに到達してこの孔1aと連通すると同時に、孔1a内
に充満されていた切削液が後から穿設された孔1b内に流
入するため、孔1bの貫通時工具4の刃先に多量の切削液
が供給され、これによって潤滑不足をきたすことなく孔
1bを貫通することができるようになる。
の角度からスピンドルユニット3による穿孔が行なわれ
ており、スピンドルユニット2により穿孔が完了して孔
1a内に切削液が充満された後、スピンドルユニット3の
主軸に取付けられた工具4の先端がすでに穿設されてい
る孔1aに到達してこの孔1aと連通すると同時に、孔1a内
に充満されていた切削液が後から穿設された孔1b内に流
入するため、孔1bの貫通時工具4の刃先に多量の切削液
が供給され、これによって潤滑不足をきたすことなく孔
1bを貫通することができるようになる。
また上記ワーク1がクランクシャフトの場合は、上記動
作を繰返すことにより#5メインジャーナルと#5ピン
ジャーナルあるいはつづいて#4PJと#4MJのように順次
加工を行うものである。
作を繰返すことにより#5メインジャーナルと#5ピン
ジャーナルあるいはつづいて#4PJと#4MJのように順次
加工を行うものである。
この発明は以上詳述したように、複数のスピンドルユニ
ットに取付けた工具を用いて同時にワークを穿孔するに
当り、まず一方のスピンドルユニットによる穿孔が完了
したら切削液を噴出した状態で切削開始位置にスピンド
ルユニットを停止させ、その後別のスピンドルユニット
に取付けた工具ですでに穿設された孔に連通する孔を穿
孔するようにしたことから、孔が貫通すると同時に、先
に穿設された孔に充満された切削液が後から穿設された
孔内に流入して工具の刃先を潤滑するようになり、これ
によって孔貫通時刃先の潤滑が不足して工具が損傷する
などの不具合を解消することができる。
ットに取付けた工具を用いて同時にワークを穿孔するに
当り、まず一方のスピンドルユニットによる穿孔が完了
したら切削液を噴出した状態で切削開始位置にスピンド
ルユニットを停止させ、その後別のスピンドルユニット
に取付けた工具ですでに穿設された孔に連通する孔を穿
孔するようにしたことから、孔が貫通すると同時に、先
に穿設された孔に充満された切削液が後から穿設された
孔内に流入して工具の刃先を潤滑するようになり、これ
によって孔貫通時刃先の潤滑が不足して工具が損傷する
などの不具合を解消することができる。
また孔貫通時切削送り速度を遅くする必要がないため、
切削能率の向上及び穿孔装置の稼動能率向上も図れるよ
うになる。
切削能率の向上及び穿孔装置の稼動能率向上も図れるよ
うになる。
図面はこの発明方法の一実施例を示し、第1図は横断面
図、第2図は縦断面図である。 1はワーク、1a,1bは孔、2,3はスピンドルユニット、4
は工具、4aは油孔。
図、第2図は縦断面図である。 1はワーク、1a,1bは孔、2,3はスピンドルユニット、4
は工具、4aは油孔。
Claims (1)
- 【請求項1】複数基のスピンドルユニット2,3に取付け
られた工具4の油孔14aより切削液を噴出しながら軸状
のワーク1を同時に穿孔するに当って、まず一方のスピ
ンドルユニット2による穿孔が完了した後切削液を噴出
した状態で上記スピンドルユニット2を切削開始位置に
移動停止させて穿孔した孔1a内に切削液を充満させると
共に、その後別のスピンドルユニット3に取付けた工具
4により上記孔1aに貫通する孔1bを穿設することを特徴
とする軸状ワークの穿孔方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036388A JPH07106487B2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | 軸状ワークの穿孔方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036388A JPH07106487B2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | 軸状ワークの穿孔方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01281805A JPH01281805A (ja) | 1989-11-13 |
JPH07106487B2 true JPH07106487B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=14533890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11036388A Expired - Lifetime JPH07106487B2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | 軸状ワークの穿孔方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106487B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10208572A1 (de) * | 2002-02-21 | 2003-09-11 | Ex Cell O Gmbh | Werkzeugmaschine |
-
1988
- 1988-05-09 JP JP11036388A patent/JPH07106487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01281805A (ja) | 1989-11-13 |
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