JPH07106444A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH07106444A
JPH07106444A JP5246502A JP24650293A JPH07106444A JP H07106444 A JPH07106444 A JP H07106444A JP 5246502 A JP5246502 A JP 5246502A JP 24650293 A JP24650293 A JP 24650293A JP H07106444 A JPH07106444 A JP H07106444A
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gate electrode
floating gate
conductivity type
insulating film
electrode
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JP5246502A
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Shoji Yadori
章二 宿利
Toru Kaga
徹 加賀
Tokuo Kure
得男 久▲禮▼
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓄積容量を有さず、極めて高い集積密度を実現
することのできる半導体記憶装置およびその製造方法を
提供する。 【構成】浮遊ゲ−ト型電界効果トランジスタの、第2導
電型のソ−スドレイン内に、第1導電型の浮遊ゲ−ト電
極に接続された第1導電型の微小ダイオ−ドを配置し、
この微小ダイオ−ドを、制御ゲ−ト電極によって動作さ
せて、情報の書込みを行う。 【効果】微小な蓄積電荷量でもメモリ動作が可能とな
り、大きな蓄積容量が不要となるため、セル面積の著し
い縮少化が達成でき、超大容量メモリが実現可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置およびそ
の製造方法に関し、特に大規模なセミスタティク型ラン
ダムアクセスメモリ(DRAMと略記)で、トンネル絶
縁膜と浮遊ゲ−ト電極を具備した構造を有し、極めて高
い集積化が可能な半導体記憶装置およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリは、その電源のオフによっ
て書込み情報が消去される揮発性メモリ(DRAM,S
RAM)と、電源のオフによっても書込み情報が保持さ
れる不揮発性メモリ、および電源のオンオフに影響され
ない読み出し専用メモリ(ROM)に大別できる。なか
でもDRAMは最先端の微細加工を牽引する技術先導メ
モリとして、今日まで3年で4倍という集積度の向上を
達成してきており、既に16メガビットDRAMの量産
が開始されつつある。この高集積化は、素子寸法を微細
化することで達成されてきた。
【0003】従来のDRAMは、図3にその代表的メモ
リセルの断面図を示すように、半導体基板21に形成さ
れた、ドレイン領域22、ソ−ス領域23、ゲ−ト絶縁
膜24およびワ−ド線となるゲ−ト電極25から構成さ
れたスイッチ用トランジスタと、上記ドレイン領域22
に接続され、絶縁膜30によって周囲と電気的に分離さ
れたビット線31、および上記ソ−ス領域23に接続さ
れた電荷蓄積ノ−ド27、キャパシタ絶縁膜28、プレ
−ト電極29からなる蓄積キャパシタから構成された単
純な構造を有している。
【0004】従来のDRAMセルにおいては、セル面積
の微細化と電源電圧の低下にともなう蓄積電荷量の減少
のために、信号対雑音比(SN比と略記)の低下や、α
線の入射による信号反転等の弊害が顕在化し、信頼性の
維持が大きな課題となっている。このため、セル面積を
微細化しても、蓄積電荷量を増加させることのできるメ
モリセルとして、蓄積キャパシタの一部をスイッチ用ト
ランジスタや素子間分離酸化膜の上に積み上げた、いわ
ゆる積層容量型セルや、基板内に深い溝を堀り、その側
壁に電荷蓄積キャパシタを形成した溝型セルが、4メガ
ビットDRAM以降の主流セル構造となっている。
【0005】これらの立体化セルと自己整合プロセスを
駆使して、16メガビットや64メガビットDRAMセ
ルの試作が行なわれているが、メモリセル面積をこれま
でのトレンドに沿って小さくすると、1ギガビットDR
AMでは、セル面積は0.13μm2程度となる。この
微少セル面積の中に十分大きな蓄積キャパシタを実現す
るためには、上記積層容量型セルでは、極度に薄いキャ
パシタ絶縁膜を使用する必要があり、あるいは、溝型セ
ルでは、深さ10μm、開口幅0.2μm程度の縦横比
が50以上の深溝を形成せなばならず、いずれも、現状
の半導体技術では、実現が非常に困難である。
【0006】これに対し、代表的な不揮発性メモリ素子
の一つであるFAMOS(フロ−ティング・ゲ−ト・ア
バランシェインジェクション・モス)トランジスタを一
つのメモリセルとするタイプのメモリでは、図4にその
断面図を示すように、従来のDRAMセルで必要であっ
た大きな電荷蓄積キャパシタが不要であるため、セルの
微細化には最も適している。図4に示したメモリセル
は、ゲ−ト絶縁膜34の上部に電気的に他と完全に絶縁
された浮遊ゲ−ト電極35を有し、さらにその上部に第
2ゲ−ト絶縁膜37を介してワ−ド線となる制御ゲ−ト
電極38が配置されている。
【0007】このメモリセルへの情報の書込みは、制御
ゲ−ト電極38に大きな電圧を印加して、ドレイン領域
32および半導体基板31の表面領域からゲ−ト絶縁膜
34を通過して浮遊ゲ−ト電極35へ電荷を注入し、そ
の電荷蓄積によって制御ゲ−ト電極38からみたトラン
ジスタのしきい電圧の変化を情報として記憶する。上記
浮遊ゲ−ト電極35が電気的に絶縁分離されているた
め、蓄積電荷量がDRAMセルの場合の1/10以下
と、極めて少ないにも拘らず、蓄積された電荷は漏洩し
にくく、長時間の放置による書込みデ−タの消失に対す
る耐性が非常に大きい。したがって、従来のDRAMに
必要な、デ−タの自然消失を補償するための再書き込み
動作、いわゆるリフレシュ動作は不要であり、また、書
き込まれたデ−タを読み出す動作の際における、蓄積電
荷の消失も非常に小さく、DRAMセルにおいて必要な
再度の書き込み動作も不要である。
【0008】しかしながら、上記のように、デ−タの書
き込み動作において、蓄積電荷はすべてゲ−ト絶縁膜3
4中を通過する。そのため、デ−タの書き換え動作を繰
返して行なうと、ゲ−ト絶縁膜34の耐圧劣化や半導体
基板31との界面準位発生によるドレイン電流駆動性能
の低下など素子特性の変動が起こる。このため、現在の
最大書き換え回数は104〜105回程度であり、従来の
DRAMの最大書き換え回数1015回程度に比較する
と、10桁の大差がある。従って、このような極めて少
ない最大デ−タ書き換え回数を如何にして向上するか
が、このメモリセルの大きな課題であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
DRAMセルの問題点は、大きな蓄積キャパシタを微細
なセル面積内に形成するのが困難であるということであ
り、一方、従来のFAMOSメモリは、セル面積の微細
化は可能であるが、デ−タの書き換え回数が少ないとい
う問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記二つの型のメモリの
課題を解決し、両者の利点のみを活かした新しい構造を
有する半導体記憶装置およびその製造方法を提供するこ
とである。
【0011】本発明の他の目的は、ギガビット級の極め
て高い集積密度を有するメモリに適し、微細化か容易
で、しかも、従来のDRAMと同等のデ−タ書き換え回
数を実現可能な構造を有する半導体記憶装置、および、
その製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、浮遊ゲート型電界効果トランジスタの、
第2導電型を有するソース、ドレイン内に、第1導電型
を有する浮遊電極に接続された微小なダイオードを配置
し、制御ゲート電極によってこのダイオードを動作させ
て、情報の書き込みを行なうものである。
【0013】上記浮遊ゲ−ト電極5が第1導電型の導電
膜からなり、上記制御ゲ−ト電極が第2導電型の導電膜
からなっている。
【0014】図1は、本発明によるメモリセルの一例を
示す断面図である。このメモリセルは、第1導電型の半
導体基板1に、ビット線BLに接続された第2導電型を
有するドレイン領域2、共通電位Vssに接続された第
2導電型を有するソ−ス領域3、第1ゲ−ト絶縁膜4お
よび第1導電型を有する浮遊ゲ−ト電極5が形成され、
該浮遊ゲ−ト電極5は、第1導電型を有する拡散層6を
介して第2導電型のドレイン領域2と接続され、該浮遊
ゲ−ト電極5の上部には、第2ゲ−ト絶縁膜7を介して
配置された制御ゲ−ト電極8を、ワ−ド線WLとして具
備した電界効果トランジスタからなることを、特徴とし
ている。
【0015】また、上記制御ゲ−ト電極は、図2に示し
たように、半導体基板1内に配置してもよい。すなわ
ち、第1導電型を有する半導体基板1に溝を形成し、こ
の溝内に第1導電型の浮遊ゲ−ト電極5が、第1ゲ−ト
絶縁膜4を介して埋め込まれ、半導体基板1内には、上
記溝を包囲して低濃度のドレイン領域2’おょび低濃度
のソ−ス領域3’が設けられ、上記溝の上部には、上記
浮遊ゲ−ト電極5に接続された第1導電型のサイドスペ
−サ5’が配置されている。該サイドスペ−サ5’の外
側に接して、第1導電型を有する拡散層6が形成されて
おり、該拡散層6は、上記低濃度ドレイン領域2’およ
び、低濃度ソ−ス領域3’の一部に接続され、上記浮遊
ゲ−ト電極5およびサイドスペ−サ5’の上部には、第
2ゲ−ト絶縁膜7を介して制御ゲ−ト電極8が配置さ
れ、低濃度ドレイン領域2’および低濃度ソ−ス領域
3’の表面領域には、高濃度ドレイン領域2および高濃
度ソ−ス領域3が形成されている。
【0016】
【作用】図5に示した本発明のメモリセルの等価回路
図、および図6に示した本発明のメモリセル動作を説明
するための電圧電流特性図を用いて、本発明の作用を説
明する。以下の説明では、第1導電型をp型、第2導電
型をn型としたが、各々が反対の導電型であっても基本
動作に問題はない。
【0017】図5に示す等価回路図は、図2に示した構
造のメモリセルに対応する。ワ−ド線WLが電荷蓄積容
量Csを介して、n型チャネルのセルトランジスタCN
Mに接続され、該セルトランジスタCNMのゲ−ト電極
は、ダイオ−ドDを介して該トランジスタCNMのソ−
ス/ドレイン領域に接続され、該ドレイン領域はビット
線BLに接続されている。
【0018】このメモリセルへのデ−タの書込みおよび
読出し動作を、図6に示したワ−ド線電圧−ビット線電
流特性から説明する。まず、ワ−ド線から計ったn型チ
ャネルのセルトランジスタCNMのオン電圧、すなわ
ち、しきい電圧Vthを−0.5V付近に設定し、待機
時のワ−ド線電圧Vwsを、浮遊ゲ−ト電極の電位Vf
がしきい電圧Vthより低い電位(例えば−1V)とな
るように設定する。また、待機時のビット線電位Vbs
は、ダイオ−ドDがオンしないように0.5V程度の正
電位に設定し、共通電位Vssも同様の理由から正電位
に固定する。デ−タの書込みを行うには、まず、選択し
たビット線の電位を待機時より低下Vbw,例えば0
V)した後、選択すべきワ−ド線の電位を正電圧(例え
ば1.5V)に上昇して、書込み時のワ−ド線電圧Vw
wに設定する。このとき、浮遊ゲ−トの電位Vfwは、
セルトランジスタCNMのゲ−ト容量Cgと蓄積電荷容
量(Cs)との容量比、すなわち、下記式1からきま
る。
【0019】 Vfw=Vww・Cs/(Cs+Cg) −−−1 上記操作によって、浮遊ゲ−トとビット線間に接続され
たダイオ−ドDには、Vfw−Vbwの順方向電圧が印
加され、オン電流により浮遊ゲ−ト電極へ負電荷が蓄積
される。この負電荷は、ワ−ド線から計ったセルトラン
ジスタのしきい電圧を上昇させ、書込み動作が完了す
る。
【0020】次に、デ−タの読出し時には、読出すべき
セルが接続されたビット線の電位を、待機時よりも高い
電位Vbr(例えば1.5V)にプリチャ−ジした後、
ワ−ド線電位を待機時と書込み時の中間の電位Vwr
(例えば0V)に設定し、デ−タの書込まれたセルはオ
ンせず、デ−タの非書込みセルのみオンさせる。したが
って、デ−タの非書込みセルではビット線電位は低下
し、書込まれたセルではビット線電位は変化しない。こ
のビット線の電位変化を検出することにより、デ−タの
有無を判定できる。また、デ−タの読出し時において
は、浮遊ゲ−トとビット線間に接続されたダイオ−ドD
には逆方向電圧が印加されているため、デ−タの読出し
によって蓄積された電荷は消耗されない。
【0021】上記本発明のメモリセル動作を低電源電圧
で行うには、式1から明らかなように蓄積電荷容量とゲ
−ト容量の比(Cs/Cg)を大きく設定する必要があ
る。通常、ゲ−ト容量は、ゲ−ト長およびチャネル幅が
ともに0.3μmで、ゲ−ト酸化膜厚が7nmの場合、
Cg=0.44fFである。浮遊ゲ−ト電極へ印加され
る実効電位を、ワ−ド線電位の80%以上となるように
するには、式1から、Cs/Cg>4に設計すればよ
く、すなわち、Cs>1.8fFが条件となる。この蓄
積電荷容量値は、従来のDRAMに必要とされる値の1
/20以下であり、その結果、大きな蓄積容量を確保す
るための複雑な容量構造が不要となり、かつ、従来のD
RAMで課題であった絶縁膜の超薄膜化を緩和できる。
また、従来のFAMOSメモリの課題であったデ−タの
書き換え回数の向上は、上記のように、本発明のメモリ
セルへのデ−タ書き込みが、ダイオ−ドの順方向電流に
依っているため、デ−タの繰返し書き換え動作にともな
うゲ−ト絶縁膜の耐圧劣化や界面準位発生によるドレイ
ン電流駆動性能の低下等の素子特性変動を回避でき、デ
−タの書き換え回数を飛躍的に向上できる。
【0022】
【実施例】〈実施例1〉本発明の第1の実施例を、その
平面レイアウトを示した図7および各製造工程毎のメモ
リセル断面を示した図8乃至図11を用いて説明する。
【0023】図7は、本実施例のメモリセルを構成する
主要層の平面レイアウトを示し、素子分離領域を形成す
るための素子分離パタ−ン51、浮遊ゲ−トおよびワ−
ド線を形成するためのゲ−トパタ−ン52、ビット線の
接続を行うためのビット孔パタ−ン53およびビット線
を形成するためのビット線パタ−ン54から構成されて
いる。
【0024】本実施例のメモリセルは、2交点配置され
ており、単位セル領域55は図7において破線の平行四
辺形で示したように、ワ−ド線とビット線の線幅および
間隔をともに最小設計寸法Sとすると、メモリセル面積
は8S2となる。このメモリセル面積は、従来のDRA
Mの面積と同等である。以下に、図7中に破線ABで示
した位置におけるメモリセル55の断面を、各製造工程
毎に説明する。
【0025】まず、図8にに示したように、抵抗率10
Ωcmのp型シリコン基板61上の、メモリセル群が形
成されるべき領域に周知のイオン打ち込み法と熱アニ−
ルにより、接合深さ0.4μm、リン(P)濃度3x1
18/cm3の低濃度n型ソ−ス、ドレイン領域64を
形成し、図7に示した素子分離パタ−ン51を用いて、
深さ1.0μmの素子分離溝78を形成した後、この素
子分離溝78の底部にボロン(B)濃度5x1017/c
3のチャネルストッパ層62を、イオン打込みによっ
て形成した。
【0026】次に、図9に示したように、上記素子分離
溝78の内部に、堆積温度700℃の化学気相成長法
(ケミカルベ−パ−デポジション:CVD)によって、
酸化膜63を埋め込んだ後、図7に示したゲ−トパタ−
ン52を用いて、セルトランジスタのチャネル領域が形
成されるべき領域に幅0.2μm、深さ0.6μmのチ
ャネル溝79を形成した。
【0027】熱酸化法を用いて膜厚14nmの第1ゲ−
ト酸化膜66を形成した後、濃度2x1020/cm3
ボロン(B)を同時にド−プしながら膜厚300nmの
ポリシリコン膜をCVD法によって全面に形成し、さら
にこのポリシリコン膜を全面異方性ドライエッチングし
て、上記チャネル溝79の内部に、基板表面から深さ
0.2μmの位置まで残し、他の部部は除去して、溝7
9内に埋め込まれた浮遊ゲ−ト電極67を形成した。次
に上記浮遊ゲ−ト電極67に接しない領域の上記第1ゲ
−ト酸化膜66を、湿式エッチング法により除去して、
図9に示した構造を形成した。
【0028】図10に示すように、上記浮遊ゲ−ト電極
67の上部に、周知のCVD法を用いて、濃度2x10
20/cm3のボロンBを同時にド−プしながら、膜厚5
0nmのポリシリコン膜を形成し、異方性ドライエッチ
ング法によって所定の形状に加工して、上記チャネル溝
79の内壁上に、サイドスペ−サ電極68を形成し、該
サイドスペ−サ電極68からの熱拡散によって、低濃度
n型ドレイン領域64および低濃度n型ソ−ス領域65
の内部に、横方向の接合深さが50nmであるp型拡散
層69を形成した後、CVD法により膜厚7nmの第2
ゲ−ト酸化膜70を形成した。
【0029】図11に示したように、周知のCVD法を
用いて、濃度3x1020/cm3のリン(P)を同時に
ド−プしながら、膜厚150nmのポリシリコン膜と膜
厚100nmの酸化膜を形成し、ゲ−トパタ−ン52を
マスクとして用いたエッチングを行なって制御ゲ−ト電
極71を形成した。
【0030】周知のCVD法を用いて酸化膜を全面に形
成した後、全面異方性エッチを行なって、上記制御ゲ−
ト電極71の側部上のみに膜厚40nmのサイドスペ−
サ酸化膜73を残し、他の部分上からは除去した。
【0031】周知のイオン打ち込み法を用い、加速エネ
ルギ40keV、打込み量2x1015/cm2という条
件で砒素(As)イオンを打ち込んで、高濃度n型ソ−
スドレイン領域74を形成した。
【0032】膜厚200nmのシリコン窒化膜をCVD
法によって全面に形成した後、異方性ドライエッチング
法によって不要部分を除去して、上記制御ゲ−ト71の
周辺のみに残し、この部分を上記シリコン窒化膜75に
よって埋め込んだ。ビット孔パタ−ン53を用いて上記
シリコン窒化膜75に開孔部を形成した後、濃度3x1
20/cm3のリン(P)を同時にド−プしながら、膜
厚150nmのポリシリコン膜をCVD法を用いて全面
に形成し、異方性ドライエッチング法によって不要部分
を除去して、上記開口部内を上記ポリシリコンによって
埋め込み、ポリシリコンからなるプラグ76を形成し
た。
【0033】膜厚200nmのタングステン(W)膜か
らなるビット線77をビット線パタ−ン54を用いて形
成して、本実施例のメモリセルが完成した。
【0034】本実施例のメモリは、電荷蓄積のない状態
のトランジスタのしきい電圧が−0.6V、待機時ワ−
ド線電圧−1V、読み出し時ワ−ド線電圧0.2V、書
き込み時ワ−ド線電圧1.5V、待機時ビット線電圧
0.6V、読み出し時ビット線電圧1.5V、および、
書き込み時ビット線電圧0Vの動作条件下で、正常なメ
モリ動作が確認できた。
【0035】また、ワ−ド線ピッチは0.4μm、ビッ
ト線ピッチ0.2μmに加工でき、セル面積は0.32
μm2にすることができた。従って、0.2μm製造技
術により、256メガビット以上の集積度をもつDRA
Mの製造に充分対応することができる。
【0036】〈実施例2〉本発明の第2の実施例を、メ
モリセル動作のテスト回路を示した図12および各端子
に印加する電圧パルスとメモリセル内の各動作波形を示
した図13を用いて説明する。
【0037】図12において、ゲ−ト長:0.3μm、
チャネル幅0.3μm、しきい電圧Vth:−0.5V
のnチャネル型のセルトランジスタCNMのゲ−ト電極
とソ−スドレイン端子間にpnダイオ−ドDが接続さ
れ、上記ゲ−ト電極は3fFの蓄積電荷容量Csを介し
てワ−ド線に接続されている。上記セルトランジスタC
NMのソ−ス端子は共通電位Vssは0.5Vに固定さ
れ、ドレイン端子はビット線に接続されている。該ビッ
ト線には、ビット線の電位を制御するため、しきい電圧
0.2Vのnチャネル型トランジスタNMとビット線の
寄生容量Cdおよび寄生抵抗Rdが接続されている。上
記nチャネル型トランジスタNMのドレイン端子には、
ビット線制御電圧パルスVdが印加され、ゲ−ト端子に
はタイミングパルスVgが印加される。以下のメモリセ
ルの動作テストにおいては、300fFのビット線の寄
生容量Cdおよび1010Ωの寄生抵抗Rdを設定した。
【0038】メモリセル動作を、図12および図13を
用いて説明する。
【0039】(1)プリチャ−ジ(PC):Vdを1.
5Vに上昇させた後、Vgに1.5Vを印加して、nチ
ャネル型トランジスタNMをオンさせ、ビット線を1.
3Vにプリチャ−ジする。この時、ワ−ド線はnチャネ
ル型のセルトランジスタCNMがオンしない待機時電圧
−1.0Vが印加されている。
【0040】(2)読出し(R):ビット線をプリチャ
−ジしただけでは、デ−タの書込みが起こらないことを
確認するため、ワ−ド線電位を読出し電圧0Vに上昇さ
せる。nチャネル型のセルトランジスタCNMがオン
し、ビット線電位が低下することから、セルトランジス
タCNMのしきい電圧の上昇はなく、電荷蓄積のないこ
とがわかる。
【0041】(3)ビット線半選択(HSB):ワ−ド
線電圧を待機時電圧−1.0Vに維持したまま、Vdを
0Vに低下した後、Vgに1.5Vを印加して、nチャ
ネル型トランジスタNMをオンさせ、ビット線を0Vに
低下して、ビット線のみ選択状態にする。
【0042】(4)プリチャ−ジ(PC):Vdを1.
5Vに上昇させた後、Vgに1.5Vを印加して、nチ
ャネル型トランジスタNMをオンさせ、ビット線を1.
3Vにプリチャ−ジする。
【0043】(5)読出し(R):上記(3)のビット
線半選択操作のみによっては、デ−タの書込みが起こら
ないことを確認するため、ワ−ド線電位を読出し電圧0
Vに上昇させる。nチャネル型のセルトランジスタCN
Mがオンし、ビット線電位が低下することから、セルト
ランジスタCNMのしきい電圧の上昇はなく、電荷蓄積
のないことがわかる。
【0044】(6)ワ−ド線半選択(HSW):ビット
電圧を待機時電圧0.5Vに維持したまま、ワ−ド線電
圧を書込み電圧1.0Vに上昇して、ワ−ドのみの選択
状態にする。
【0045】(7)プリチャ−ジ(PC):Vdを1.
5Vに上昇させた後、Vgに1.5Vを印加して、nチ
ャネル型トランジスタNMをオンさせ、ビット線を1.
3Vにプリチャ−ジする。
【0046】(8)読出し(R):上記(6)のワ−ド
線半選択操作のみによっては、デ−タの書込みが起こら
ないことを確認するため、ワ−ド線電位を読出し電圧0
Vに上昇させる。nチャネル型のセルトランジスタCN
Mがオンし、ビット線電位が低下することから、セルト
ランジスタCNMのしきい電圧の上昇はなく、この場合
にも、電荷蓄積のないことがわかる。
【0047】(9)”1”書込み(W1:Vdを0Vに
低下し、Vgに1.5Vを印加して、nチャネル型トラ
ンジスタNMをオンさせ、ビット線を0Vに低下させ
て、ビット線を選択した後、ワ−ド線電圧を書込み電圧
1.0Vに上昇させて、ワ−ド線を選択し、メモリセル
群の中のひとつのセルを選択した状態と同等の状態にす
る。ワ−ド線の書込み時間は90n秒とした。
【0048】(10)プリチャ−ジ(PC):Vdを
1.5Vに上げた後、Vgに1.5Vを印加して、nチ
ャネル型トランジスタ(NM)をオンさせ、ビット線を
1.3Vにプリチャ−ジする。
【0049】(11)読出し(R):ワ−ド線電位を読
出し電圧0Vに上昇させても、ビット線の電位変化のな
いことから、nチャネル型のセルトランジスタCNMは
オフ状態、すなわち、セルトランジスタCNMのしきい
電圧が上昇しており、この場合にのみ、電荷蓄積のある
ことがわかる。
【0050】上記結果から、本発明のメモリセルが一連
のメモリ動作機能を有していることが確認された。ま
た、ダイオ−ドDの逆方向耐圧を制御して形成すること
により、デ−タ”0”の反転書込み動作も同様に可能で
ある。
【0051】〈実施例3〉本発明の第3の実施例を、メ
モリセルの平面構造を示した図14および各製造工程ご
とのメモリセル断面を示した図15乃至図17を用いて
説明する。
【0052】本実施例では、シリコン柱の側面をチャネ
ルとして用いる縦型トランジスタをメモリセルとした例
である。図14に示した平面図では、シリコン柱(酸化
膜84によって包囲された領域)の中心から外側に向か
って、ビット線91に接続されたセルトランジスタの高
濃度ドレイン領域82、低濃度ドレイン領域82’、第
1ゲ−ト酸化膜84、浮遊ゲ−ト電極85、第2ゲ−ト
酸化膜87および制御ゲ−ト電極88が配置され、各々
のトランジスタは1交点配置されている。
【0053】以下、図14中に示した破線ABの位置で
のメモリセル断面を、各製造工程毎に説明する。
【0054】まず、図15に示すように、p型シリコン
基板81内に、接合深さ0.4μmのn型低濃度ドレイ
ン領域82’を形成し、熱酸化法により形成した膜厚2
0nmの酸化膜92とCVD法で形成された膜厚圧30
0nmのシリコン窒化膜93を、セルトランジスタが形
成されるべき領域に島パタ−ンとして形成した後、上記
シリコン窒化膜93のパタ−ンをマスクとして、上記シ
リコン基板1を異方性エッチして、高さ0.2μmの第
1のシリコン柱95を形成した。
【0055】次に、上記シリコン窒化膜93とシリコン
柱95の周辺部に、周知のCVD法と異方性ドライエッ
チ法によって、膜厚100nmのシリコン窒化膜サイド
スペ−サ94を形成し、上記シリコン窒化膜93とシリ
コン窒化膜サイドスペ−サ94をマスクとして、下部の
シリコン基板1を深さ0.6μmドライエッチして、基
板1の表面の下に、高さ0.8μmのシリコン柱96を
形成した。
【0056】垂直入射のイオン打ち込み法によって、該
シリコン柱96の底部に高濃度ソ−ス領域83を形成
し、さらに、熱酸化法により膜厚10nmの第1ゲ−ト
酸化膜84を形成した後、該シリコン柱96の間隙にレ
ジスト97を埋め込み、該レジスト97をマスクとし
て、湿式エッチング法により上記n型低濃度ドレイン領
域82’の周辺の第1ゲ−ト酸化膜84のみを選択的に
除去した。
【0057】次に図16に示したように、周知のCVD
法を用いて濃度3x1020/cm3のボロン(B)を同
時にド−プしながら膜厚70nmのポリシリコン膜を形
成し、異方性ドライエッチ法によって不要部分を除去し
て、浮遊ゲ−ト電極85を形成した。この時、該浮遊ゲ
−ト電極85が上記n型低濃度ドレイン領域82’に接
触する領域に、該浮遊ゲ−ト電極85からのボロンの熱
拡散によって、p型拡散層86を形成した。
【0058】図17に示すように、CVD法を用いて膜
厚7nmの第2ゲ−ト酸化膜87を形成し、周知のCV
D法を用いて、濃度1x1020/cm3のリン(P)を
同時にド−プしながら膜厚100nmのポリシリコン膜
を形成し、異方性ドライエッチ法によって不要部分を除
去して、制御ゲ−ト電極88を形成し、さらに、各トラ
ンジスタの間を、CVD法によって形成された酸化膜9
0によって埋め込んだ後、全面異方性ドライエッチを行
なって、最上部に露出されたシリコン窒化膜93を除去
し、セルトランジスタの高濃度ドレイン領域82の上面
を露出させた後、ビット線91を形成してメモリセルを
完成した。
【0059】本実施例では、ビット線の配置ピッチは
0.4μm、ワ−ド線の配置ピッチも0.4μmであ
り、セル面積は0.16μm2であるので、1ギガビッ
トDRAMの製造に対応可能である。
【0060】〈実施例4〉本実施例では、pチャネル型
のセルトランジスタを用いた例について、そのメモリセ
ル断面を示した図18を用いて説明する。
【0061】本実施例のメモリセルは、図18に示すよ
うに、n型シリコン基板101上に、膜厚7nmの第1
ゲ−ト酸化膜104、膜厚80nmのn型浮遊ゲ−ト電
極105、高さ0.3μm、膜厚50nmのn型円筒状
サイドスペ−サ電極109、接合深さ50nmのn型拡
散層106、膜厚7nmの第2ゲ−ト酸化膜107、n
型制御ゲ−ト電極108、接合深さ200nmの低濃度
p型ドレイン領域102’、低濃度p型ソ−ス領域10
3’、接合深さ100nmの高濃度p型ドレイン領域1
02および高濃度p型ソ−ス領域103から構成されて
いる。
【0062】本実施例のメモリセルの蓄積電荷容量は、
上記高さ0.3μm、膜厚50nmのn型円筒状サイド
スペ−サ電極109を採用したため、第2ゲ−ト酸化膜
107の膜厚が第1ゲ−ト酸化膜104と同等の7nm
であるにも拘らず、ゲ−ト容量の2.7倍に増大させる
ことができた。
【0063】〈実施例5〉本実施例では、浮遊ゲ−ト電
極の表面構造以外の部分は、上記実施例4と同様の構造
を有しており、そのメモリセル断面を示した図19を用
いて説明する。
【0064】本実施例におけるメモリセルの浮遊ゲ−ト
電極115とサイドスペ−サ電極119は、それぞれC
VD法を用いて堆積された、濃度3x1020/cm3
リン(P)がド−プされたポリシリコン膜からなり、両
者は、同時に温度140℃の燐酸(H3PO4)液中で6
0分間の処理されて、それぞれの表面に凸凹を形成さ
れ、実効的な表面積が、凸凹のない場合の約1.8倍に
増大されている点に特徴がある。その結果、第2ゲ−ト
酸化膜117の膜厚が、第1ゲ−ト酸化膜104と同じ
7nmであっても、ゲ−ト容量は1.8倍の電荷蓄積容
量を達成できた。
【0065】本実施例では、第2ゲ−ト絶縁膜としてシ
リコン酸化膜を採用したが、その他の高誘電率膜、例え
ば、シリコン窒化(Si34)膜、5酸化タンタル(T
25)膜やジルコン・チタン酸鉛(PZT:Pb(Z
rTi)O3)膜を用いれば、さらに蓄積電荷容量を大
きくできることはいうまでもない。
【0066】〈実施例6〉本実施例では、実施例1、お
よび実施例2に示したメモリセルにおいて、ダイオ−ド
Dの逆方向電流による記憶デ−タの反転書込みを可能と
するため、p型拡散層69、低濃度n型ドレイン領域6
4および低濃度n型ソ−ス領域66の不純物濃度を制御
して、逆方向耐圧を所望の値に設定した例を示す。
【0067】図20は、低濃度n型ドレイン領域64お
よび低濃度n型ソ−ス領域66のリン(P)濃度を5x
1018/cm3以上に、p型拡散層69のボロン(B)
濃度を2x1020/cm3以上に、それぞれ設定したダ
イオ−ドDの電圧電流特性を示しており、逆方向電流1
μAで定義した耐圧は−3V以下であった。したがっ
て、ビット線に1.5Vの正電圧を印加してダイオード
Dを半選択し、ワ−ド線を選択して、待機時ワ−ド線電
圧より低い負電圧、例えば、−5Vを印加して、選択し
たメモリセルのダイオ−ド(D)のみを耐圧以上に逆バ
イアスしてデ−タ”0”の書込みを行うことができる。
【0068】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、従来のDRAMでは不可欠であった大きな蓄積
電荷容量を必要とせず、セル面積の飛躍的な微細化が達
成できるので、1ギガビット以降の大容量メモリを実現
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリセルの一例を示す断面図、
【図2】本発明のメモリセルの他の例を示す断面図、
【図3】従来のメモリセルを示す断面図、
【図4】従来のメモリセルを示す断面図、
【図5】本発明のメモリセルの等価回路を示す図、
【図6】本発明のメモリセル動作を説明するための電圧
電流特性図、
【図7】本発明の第1の実施例のメモリセルの平面レイ
アウトを示す図、
【図8】本発明の第1の実施例を説明するための工程
図、
【図9】本発明の第1実施例を説明するための工程図、
【図10】本発明の第1実施例を説明するための工程
図、
【図11】本発明の第1実施例を説明するための工程
図、
【図12】本発明の第2の実施例のメモリセル動作のテ
スト回路図、
【図13】本発明の第2の実施例の動作波形を示す図、
【図14】本発明の第3の実施例のメモリセルの平面
図、
【図15】本発明の第3の実施例を説明するための工程
図、
【図16】本発明の第3の実施例を説明するための工程
図、
【図17】本発明の第3の実施例を説明するための工程
図、
【図18】本発明の第4の実施例を示す断面図、
【図19】本発明の第5の実施例を示す断面図、
【図20】本発明の第6の実施例のダイオ−ドの電圧電
流特性を示す図。
【符号の説明】
BL、31、41、77、91…ビット線、 WL…ワ
−ド線、 Vss…共通電位、 1、21、31、6
1、81…半導体基板、 101…シリコン基板,2、
22、32、82…ドレイン領域、 74…高濃度n型
ソ−スドレイン領域、 102…高濃度p型ドレイン領
域、 3、23、33、83…ソ−ス領域、 103…
ソ−ス領域、 2’、64、82’…低濃度ドレイン領
域、 102’…低濃度ドレイン領域、 3’、65…
低濃度ソ−ス領域、 103’…低濃度ソ−ス領域、
4、24、34、66、84、104;第1ゲ−ト絶縁
膜、5、25、35、67、85…浮遊ゲ−ト電極、
105、115…浮遊ゲ−ト電極、6、69、86…第
1導電型の拡散層、 106…n型拡散層、 5’、6
8…第1導電型のサイドスペ−サ、 109…n型円筒
状サイドスペ−サ電極、 119…n型サイドスペ−サ
電極、 7、37、70、87、107、117…第2
ゲ−ト絶縁膜、 8、38、71、88、108、11
8…制御ゲ−ト電極、27…電荷蓄積ノ−ド、28…キ
ャパシタ絶縁膜、 29…プレ−ト電極、 30、4
0、72、75、63、89、90、92…絶縁膜、
Vbl…ビット線電位、Vwl…ワ−ド線電位、 Cs
…電荷蓄積容量、 D…ダイオ−ド、 CNM…セルト
ランジスタ、 Vth…セルトランジスタのしきい電
圧、Cg…セルトランジスタのゲ−ト容量、 Vws…
待機時のワ−ド線電圧、 Vwr…読出し時のワ−ド線
電圧、 Vww…書込み時のワ−ド線電圧、 51…素
子分離パタ−ン、 52…ゲ−トパタ−ン、 53…ビ
ット孔パタ−ン、 54…ビット線パタ−ン、 78…
素子分離溝、 62…チャネルストッパ層、79…チャ
ネル溝、 73…サイドスペ−サ酸化膜、 76…プラ
グ、 NM…nチャネル型トランジスタ、 Vd…ビッ
ト線電圧制御パルス、 Vg…タイミングパルス、Cd
…ビット線寄生容量、 Rd…ビット線寄生抵抗、 P
C…プリチャ−ジ期間、 R…読出し期間、 HSB…
ビット線半選択区間、 HSW…ワ−ド線半選択区間、
W1…デ−タ”1”書込み区間、 93…シリコン窒
化膜、94…サイドスペ−サ、 95…第1シリコン
柱、 96…シリコン柱、97…レジスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型を有する半導体基板の表面領域
    に形成された上記第1導電型とは逆の第2導電型を有す
    るソ−ス領域およびドレイン領域と、上記半導体基板の
    表面上に形成された第1の絶縁膜と、当該第1の絶縁膜
    の上面に接して形成された浮遊電極と当該浮遊電極上に
    形成された第2の絶縁膜を介して形成された制御電極
    と、上記ソ−ス領域およびドレイン領域のうちの少なく
    ともドレイン領域および上記第1の電極に電気的に接続
    された上記第1導電型を有する拡散層を、少なくとも具
    備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】上記浮遊電極は上記第1導電形を有する導
    電体膜からなり、上記制御電極は上記第2導電形を有す
    る導電体膜からなることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】上記第1の絶縁膜、浮遊ゲ−ト電極、第2
    の絶縁膜および制御電極は、上記半導体基板の主表面上
    に形成されていることを特徴とする請求項1若しくは2
    に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】上記拡散層は、上記ドレイン領域の表面領
    域内に形成され、当該拡散層の上面が上記浮遊ゲ−ト電
    極の下面に接していることを特徴とする請求項3に記載
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】上記拡散層は、上記浮遊ゲート電極と、上
    記浮遊ゲート電極の側部に接して形成されたサイドスペ
    ーサ電極を介して接続されていることを特徴とする請求
    項3に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】上記浮遊ゲート電極およびサイドスペーサ
    電極の表面には凹凸が形成されていることを特徴とする
    請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】上記第1の絶縁膜は、上記半導体基板に形
    成された溝の内面を覆って形成され、上記浮遊ゲ−ト電
    極は、上記第1の絶縁膜を介して上記溝内に形成されて
    いることを特徴とする請求項1若しくは2に記載の半導
    体記憶装置。
  8. 【請求項8】上記浮遊ゲート電極の縁部上には、当該浮
    遊ゲート電極に接して上記第1導電型を有する導電性の
    スペーサが形成され、上記拡散層は当該スペーサの側部
    に接して形成されていることを特徴とする請求項7記載
    の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】上記ソース領域およびドレイン領域は、上
    記第1の絶縁膜および拡散層に接して形成されているこ
    とを特徴とする請求項8記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】上記第1の絶縁膜、浮遊ゲート電極、第
    2の絶縁膜および制御ゲート電極は、上記半導体基板に
    形成された柱状部の側面上に積層して形成され、上記拡
    散層は上記柱状部の上部に接して形成された上記ドレイ
    ン領域内に、上記柱状部の内面に接して形成されている
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の半導体記
    憶装置。
  11. 【請求項11】上記ドレイン領域の表面には、高濃度ド
    レイン領域が設けられており、当該高濃度領域の露出さ
    れた表面は、ビット線に接続されていることを特徴とす
    る請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】第1導電型を有する半導体基板の表面領
    域に上記第1導電型とは逆の第2導電型を有する第1の
    領域を形成する工程と、当該第1の領域の所望部分に溝
    を形成する工程と、当該溝の内面上に第1の絶縁膜を介
    して浮遊ゲート電極を形成する工程と、上記浮遊ゲート
    電極の縁部上に上記第1導電型を有するアイドスペーサ
    を形成する工程と、当該サイドスペーサの側面上に上記
    第1導電型を有する拡散層を形成する工程と、上記浮遊
    ゲート電極上に第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極を
    形成する工程を有することを特徴とする半導体記憶装置
    の製造方法。
  13. 【請求項13】第1導電型を有する半導体基板の表面領
    域の不要部分を除去して柱状部を形成する工程と、当該
    柱状部の上部内に上記第1導電型とは逆の第2導電型を
    有する低能度ドレイン領域を形成する工程と、上記柱状
    部の側面上に第1の絶縁膜および浮遊ゲート電極を積層
    して形成する工程と、上記低能度ドレイン領域内に上記
    柱状部の内面に接して上記第1導電型を有する拡散層を
    形成する工程と、上記浮遊ゲート電極上に第1の絶縁膜
    および制御電極を形成する工程を少なくとも有すること
    を特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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