JPH07106261A - 加熱装置 - Google Patents
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- C30B31/12—Heating of the reaction chamber
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract
タでありながら、被加熱物全体をムラ無く均一に加熱で
き、このヒータが組込まれる装置全体の小型化、低製造
コスト化を可能とした加熱装置、あるいは、ヒータを従
来と同等の大きさとした場合には、より大きなサイズの
被加熱物を均一加熱することが可能となる加熱装置を提
供することを目的とする。 【構成】スリット14により隔別された複数の帯状発熱
部15の両端部を接続部16により交互に接続すること
により蛇行状の電路を形成させるとともに、この温度ム
ラ領域(低温領域)21が存在する接続部16を、被加
熱物Wと対向する発熱面20と同一面にならないように
折曲げ、ヒータ10の被加熱物Wに対向する部分は均一
な発熱面20のみとなる構成としたものである。
Description
ウエハ加熱等に適用される加熱装置に係わり、詳しく
は、電気抵抗加熱式のヒータを備えた加熱装置に関す
る。
の下面に対して発熱面が平行となるように電気抵抗加熱
式ヒータを配置し、このヒータによりウエハを1100
℃程度まで加熱するようになっている。
図11に示すような構成となっている。すなわち、ヒー
タAは、図10に示すように円板状を呈し、左右両端部
a,bを除き、スリットc…により隔別された等しい幅
の互いに平行に伸びる帯状発熱部d…を有する。
a,bは、その一端と他端が交互に接続部e…により接
続されることにより、左端部aの一端に設けた端子fか
ら右端部bの一端に設けた端子gに至る蛇行状の電路
(パターン)を形成させ、前記複数の帯状発熱部d…お
よび左右両端部a,bによって発熱面hを形成するよう
になっている。
に示すように、被加熱物であるウエハWの被加熱面(下
面)kに対して発熱面hが平行となるように配置し、ウ
エハWを加熱するようになっている。
行状の電路の折返し部分である接続部e…において、電
流が流れ易い領域と、電流が流れ難い温度ムラ領域(図
10において点で塗り潰した領域)j…が生じていた。
あるウエハWに対向する発熱面hの外周縁部分に、接続
部e…による温度ムラ領域(低温領域)j…が存在して
いた。
均熱をとることが、製造欠陥であるスリップの発生を大
いに抑制するので、非常に重要であることがわかってい
る。そこで、従来においては、ウエハWの温度均一性を
確保するために、図10に示すように、被加熱物である
ウエハWを、温度ムラ領域j…に掛からない部分に対向
するように配置することで対処していた。
ている場合には、前記ヒータAを円筒状に成形したヒー
タが使用されるが、上記と同じ理由から、被加熱物を、
温度ムラ領域に掛からない部分に対向するように配置す
ることで対処していた。換言すれば、被加熱物よりも対
向面積の大きなヒータを用いることで対処していた。
ヒータは、発熱面と同一面に、被加熱物の加熱に使用で
きない接続部による温度ムラ領域(低温領域)が存在し
ていたため、被加熱物よりも対向面積の大きなヒータが
必要となっていた。
体の大型化、製造コスト高を招くなどの問題があった。
本発明は、上記事情に基づきなされたもので、被加熱物
と略同等の対向面積のヒータでありながら、被加熱物全
体をムラ無く均一に加熱でき、このヒータが組込まれる
装置全体の小型化、低製造コスト化を可能とした加熱装
置、あるいは、ヒータを従来と同等の大きさとした場合
には、より大きなサイズの被加熱物を均一加熱すること
が可能となる加熱装置を提供することを目的とする。
するため、被加熱物を、該被加熱物の被加熱面に対して
発熱面が平行となるように配置したヒータにより加熱す
る加熱装置であって、前記ヒータが、スリットにより隔
別され面状に配設された複数の帯状発熱部と、これら複
数の帯状発熱部によって前記発熱面を形成すべく前記帯
状発熱部の両端部を交互に接続することにより両端部が
端子に接続する電路を形成させる接続部とを具備し、前
記接続部を、前記発熱面に対して同一面とならないよう
に折曲げた構成としたものである。
て生じる温度ムラ領域(低温領域)が存在する接続部
を、発熱面と同一面にならないように折曲げたから、ヒ
ータの被加熱物に対向する部分は均一な発熱面のみとな
り、これにより、ヒータを被加熱物と略同じ大きさの対
向面積のものとすることが可能となる。これにより、従
来に比べてヒータの小型化が可能となり、これが組込ま
れる装置全体の小型化、低製造コスト化を可能となる。
また、ヒータを従来と同等の大きさとした場合には、よ
り大きなサイズの被加熱物を均一加熱することができ、
処理能力の向上が可能となる。
参照して説明する。図1は、気相成長装置の反応室内の
状態を概略的に示すもので、1は被加熱物であるウエハ
Wを保持するサセプタ、2はサセプタ1を支持するサセ
プタ支えであり、サセプタ支え2は、図示しない回転機
構により回転されるようになっている。
Wの下面、すなわち被加熱面5側には、電気抵抗加熱式
のヒータ10が設置され、サセプタ1により保持され回
転されるウエハWを1100℃程度まで加熱する加熱装
置11を構成している。
タ10の構成について説明する。図2は前記ヒータ10
の概略的平面図、図3は正面図、図4は図2のB−B線
に沿う断面図である。
呈し、左右両端部12,13を除き、スリット14…に
より隔別された等しい幅Cの互いに平行に伸びる帯状発
熱部15…を有する。
部12,13は、その一端と他端が交互に接続部16…
により接続されることにより、左端部12の一端に設け
た第1端子17から右端部13の一端に設けた第2端子
18に至る蛇行状の電路(パターン)を形成させ、前記
複数の帯状発熱部15…および左右両端部12,13に
よって、ウエハWの被加熱面(下面)5と平行に対向す
る発熱面20を形成するようになっている。
面とならないように直角に折曲げられている。接続部1
6…は、図5に示すように、電流が流れ易い領域と、電
流が流れ難い温度ムラ領域(点で塗り潰した領域)21
…が生じている部分であり、この接続部16…を直角に
折曲げることで、温度ムラ領域(低温領域)21…が、
ヒータ10の上面、すなわち、発熱面20側に現れない
ように形成されている。
は、温度ムラ領域(低温領域)21が存在する接続部1
6…を、発熱面20と同一面にならないように、折曲げ
たから、ヒータ10のウエハWに対向する部分は均一な
発熱面のみとなり、このため、ヒータ10をウエハWと
略同じ大きさの対向面積のものとすることが可能とな
る。
型化が可能となる。すなわち、ヒータ10の直径を、接
続部16…の幅寸法の2倍分小さくすることができ、こ
れが組込まれる気相成長装置の小型化、低製造コスト化
が可能となる。また、ヒータ10を従来と同等の大きさ
とした場合には、より大きなサイズのウエハWを均一加
熱することが可能となり、気相成長装置の処理能力の向
上が図れる。
発熱面20を構成する左端部12および右端部13は、
帯状発熱部15…のように一定の幅Cではないため、こ
のままでは、幅の狭いところ程、高温になってしまうた
め、図3および図4に、符号12A,13Aで示すよう
に、円周部を裏側へ折り曲げ、これを含めた幅が帯状発
熱部15の幅Cとほぼ等しくなるようにして、温度の均
一化を図るようになっている。
ータ10Aを示すもので、このヒータ10Aは、前述の
ヒータ10の接続部16…に温度ムラ領域(低温領域)
21…が生じないように、又は温度ムラ領域(低温領
域)21…の発生を小さく押さえるようにするため、符
号16Aで示すように角部を切除した形状としたもので
ある。
ータ10Bを示すもので、このヒータ10Bは、前述の
ヒータ10と同様に接続部16…を折り曲げた円板状の
ヒータ30と、このヒータ30を囲繞するリング状のヒ
ータ40を配置したものである。
別され、半径方向に放射状に伸びる複数の短寸の帯状発
熱部15A…を、内周部と外周部かつ発熱面20Aに対
して同一面とならないように直角に折曲げられた接続部
16A…で接続している。17Aは端子、18Aは端子
である。
外周側へ向かって幅Dが増加しているが、厚さを変化さ
せることにより、半径方向の温度の均一性を保つように
なっている。
温度に設定され、半径方向に所望の温度分布を与えるよ
うになっている。このとき、ヒータ30とヒータ40
は、それぞれ全面にわたって所定の温度に保たれるた
め、ヒータ30からヒータ40への移行部分においても
温度ムラ領域(低温領域)を生じることがなく、半径方
向の温度分布を的確に所望の状態にすることができる。
ータ10Cを示すもので、このヒータ10Cは、スリッ
ト14B…により隔別された複数の同心円状発熱部15
B…を発熱面20Bに対して同一面とならないように直
角に折曲げられた接続部16B…で接続している。な
お、17B,18Bは端子である。
ヒータ10CのウエハWに対向する部分は均一な発熱面
のみとなり、このため、ヒータ10CをウエハWと略同
じ大きさの対向面積のものとすることが可能となる。
ータ10Dを示すもので、このヒータ10Dは、被加熱
物が円筒状やルツボ状を呈している場合に使用する筒状
ヒータである。
させるべく、スリット14C…により隔別された等しい
幅の互いに平行に伸びる複数の帯状発熱部15C…の端
を接続部16C…で接続して内周面側が加熱面20Cと
なる円筒状に成形し、さらに、接続部16C…を、発熱
面20Cに対して同一面とならないようにフランジ状に
外方に折曲げたものとなっている。
存在する接続部16C…を、発熱面20Cと同一面にな
らないように折曲げたから、ヒータ10Dの円筒状やル
ツボ状を呈している被加熱物Xに対向する部分は均一な
発熱面のみとなり、このため、ヒータ10Dを被加熱物
Xと略同じ高さ(長さ)のものとすることが可能とな
る。
小型化が可能となる。すなわち、ヒータ10Dの高さ
を、接続部16…の幅寸法の2倍分低くすることがで
き、これが組込まれる装置の小型化、低製造コスト化が
可能となる。また、ヒータ10Dを従来と同等の高さと
した場合には、より長いサイズの被加熱物Xを均一加熱
することが可能となり、装置の処理能力の向上が図れ
る。
(16A,16B,16C)を、直角に折曲げたものに
ついて説明したが、折曲げ角度は直角に限らず、裏側に
折返すような鈍角状態であっても良く、また、直角の手
前の鋭角状態でも十分な効果が得られるものである。そ
の他、本発明は、上記実施例に限らず、本発明の要旨を
変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
ラ領域(低温領域)が存在する接続部を、発熱面と同一
面にならないように折曲げたから、ヒータの被加熱物に
対向する部分は均一な発熱面のみとなり、これにより、
ヒータを被加熱物と略同じ大きさの対向面積のものとす
ることが可能となる。これにより、従来に比べてヒータ
の小型化が可能となり、これが組込まれる装置全体の小
型化、低製造コスト化が可能となるといった効果を奏す
る。
応室内の状態を示す概略的説明図。
概略的平面図。
図。
図。
図。
図。
図。
す説明図。
0D…ヒータ、11…加熱装置、12…左端部、13…
右端部、14,14A,14B,14C…スリット、1
5,15A,15B,15C…発熱部、16,16A,
16B,16C…接続部、17,17A,17B…端
子、18,18A,18B…端子、20,20A,20
B,20C…発熱面、21…温度ムラ領域(低温領
域)。
Claims (1)
- 【請求項1】被加熱物を、該被加熱物の被加熱面に対し
て発熱面が平行となるように配置したヒータにより加熱
する加熱装置であって、 前記ヒータが、 スリットにより隔別され面状に配設された複数の帯状発
熱部と、 これら複数の帯状発熱部によって前記発熱面を形成すべ
く前記帯状発熱部の両端部を交互に接続することにより
両端部が端子に接続する電路を形成させる接続部と、を
具備し、 前記接続部を、前記発熱面に対して同一面とならないよ
うに折曲げたことを特徴とする加熱装置。
Priority Applications (3)
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JP5253255A JP3067490B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 加熱装置 |
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1996
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