JPH07106044A - 払出し機構を備えたコネクタハウジングの保持方法及び装置 - Google Patents

払出し機構を備えたコネクタハウジングの保持方法及び装置

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JPH07106044A
JPH07106044A JP27475493A JP27475493A JPH07106044A JP H07106044 A JPH07106044 A JP H07106044A JP 27475493 A JP27475493 A JP 27475493A JP 27475493 A JP27475493 A JP 27475493A JP H07106044 A JPH07106044 A JP H07106044A
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housing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタハウジングの加工処理後にコネクタ
ハウジングを自動的に払出すことが可能なコネクタハウ
ジングの保持方法及び装置を提供する。 【構成】 コネクタハウジング20に当接して嵌挿方向
α及び払出方向βに移動可能な摺動部8をハウジングホ
ルダー1内に設け、内蔵する駆動シャフト7aをα及び
β方向に摺動させる払出しシリンダー7を基台11上に
設けた。これにより、ハウジングホルダー1が回動中及
び回動後の位置にあるときは払出しシリンダー7が駆動
シャフト7aを引き込み、ハウジングホルダー1が回動
して初期の位置にあるときは駆動シャフト7aを送り出
す。そして、駆動シャフト7aが摺動部8に当接し、更
に摺動移動することで摺動部8が払出方向に移動する。
これにより、コネクタハウジング20はハウジングホル
ダー1内から手作業を要さずに払出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電線付き端子が挿入され
るコネクタハウジングの保持方法及び装置に関し、特に
保持されたコネクタハウジングの端子挿入後にコネクタ
ハウジングを保持装置から払出す機能を有するコネクタ
ハウジングの保持方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタハウジングに電線付き端子を挿
入して装着させる従来の工程においては、先ずコネクタ
ハウジングがコネクタハウジング保持装置のハウジング
ホルダー内に嵌挿される。次に電線端末に圧着した所定
数の接続端子が端子収容室に挿入され、その後でコネク
タハウジングがハウジングホルダーから取り出される。
従来、この取り出しは作業者の手作業によって行われて
いた。
【0003】図8に示すように従来の反転式コネクタハ
ウジング保持装置Gでは、被加工物であるコネクタハウ
ジング20が嵌挿方向αから挿入され、基台131の支
柱131aに配設されたハウジングホルダー121内に
嵌挿され、上方からロックレバー126によって係止さ
れる。この係止状態で図示しない所定数の電線付き接続
端子がコネクタハウジング20の上側の端子収容室に挿
入され、次いで反転アクチュエータ122によってハウ
ジングホルダー121が180°反転させられる。次
に、再び所定数の電線付き接続端子がコネクタハウジン
グ20のまだ端子が挿入されていない端子収容室に挿入
され端子挿入が完了する。そして、再び反転アクチュエ
ータ122によってハウジングホルダー121が反転さ
せられ元の位置に復帰する。最後に、作業者が手作業で
コネクタハウジング20をハウジングホルダー121か
ら取り出すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のコ
ネクタハウジング保持装置では、作業者の手作業によっ
てコネクタハウジングの取り出しが行われていたため、
生産性の効率アップに限度があり、人的工数がかかるた
め製造コストの増加といった問題点が発生していた。更
に、コネクタハウジングの取り出し時に、作業者がコネ
クタハウジング部分をつかんで取り出すことをせず、挿
入した電線をつかんで嵌挿方向と逆方向に引っ張ると、
電線と接続端子の接続部及び接続端子とコネクタハウジ
ングの係止部分にテンションがかかり、接触不良やコネ
クタハウジングからの接続端子の抜け出し等が発生し
て、品質管理上の不都合が発生していた。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決すべく
なされたものであり、コネクタハウジングの加工処理後
にコネクタハウジングを自動的に払出すことが可能なコ
ネクタハウジングの保持方法及び装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、コ
ネクタハウジングを保持するハウジングホルダーが、前
記コネクタハウジングを載置する前垂部と、前記コネク
タハウジングの位置決めを行うハウジングガイドと、前
記コネクタハウジングの固定を行うロックレバーとから
構成されるコネクタハウジングの保持方法において、前
記ハウジングホルダーを解除して保持されていた前記コ
ネクタハウジングを払出すための払出し機構が設けられ
たことを特徴とするコネクタハウジングの保持方法によ
って達成される。
【0007】更に本発明の上記目的は、コネクタハウジ
ングを保持するハウジングホルダーが、前記コネクタハ
ウジングを載置する前垂部と、前記コネクタハウジング
の位置決めを行うハウジングガイドと、前記コネクタハ
ウジングの固定を行うロックレバーとから構成されるコ
ネクタハウジングの保持方法において、前記ハウジング
ホルダーを解除して保持されていた前記コネクタハウジ
ングを払出すための払出し機構が前記ハウジングホルダ
ー内に設けられたことを特徴とするコネクタハウジング
の保持装置によって達成される。また上記払出し機構
が、前記コネクタハウジングに当接して該コネクタハウ
ジングの嵌挿方向及びその逆方向に摺動可能な摺動部
と、前記摺動部の駆動源である払出しシリンダーから構
成されている。上記払出しシリンダーは、引き込み及び
送り出し移動する駆動シャフトを備えている。また上記
摺動部は、駆動シャフトの送り出し移動により該駆動シ
ャフトに当接するストッパーと、コネクタハウジングに
当接するハウジング払出板を前端に設け、支持板を介し
て前記ストッパーに連結された払出ロッドから構成され
ている。
【0008】
【作用】本発明に係わるコネクタハウジングの保持方法
及び装置においては、コネクタハウジングを払出すため
の払出し機構がハウジングホルダー内に設けられたこと
により、ハウジングホルダー内に保持されたコネクタハ
ウジングが嵌挿方向と反対の方向に自動的に押し出され
る。即ち、払出し機構が、引き込み及び送り出し移動す
る駆動シャフトを備えた払出しシリンダーと、コネクタ
ハウジングに当接して該コネクタハウジングの嵌挿方向
及びその逆方向に摺動可能な摺動部から構成されている
ため、払出しシリンダーの作動により駆動シャフトが送
り出されると、該駆動シャフトの先端が摺動可能な摺動
部をコネクタハウジングの嵌挿方向と反対の方向に摺動
移動させる。これにより、ハウジングホルダー内で摺動
部に当接していたコネクタハウジングが摺動部の移動方
向と同方向に押し出され、ハウジングホルダーから払い
出すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるコネクタハウ
ジングの保持装置を図1乃至図7に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明に係るコネクタハウジングの保持装
置の一実施例を示す斜視図、図2は図1の一部切欠いた
側面図、図3乃至図7は工程順序を示す作用説明図であ
る。先ず、図1及び図2に基づいて本実施例のコネクタ
ハウジングの保持装置の構成を説明する。
【0010】図1及び図2に示すようにコネクタハウジ
ング保持装置Hは、基台11に垂直に立設した支柱11
aを挟んでコネクタハウジング20を保持するハウジン
グホルダー1と該ハウジングホルダー1の駆動源である
回動アクチュエータ6から主に構成されている。この回
動アクチュエータ6は作動流体インレット12a及びア
ウトレット12bから流入及び流出する作動流体によっ
て作動し、回動軸10を回動せしめる。この回動軸10
は支柱11aを貫通して延設させられ、ハウジングホル
ダー1と連動させており、ハウジングホルダー1は回動
軸10の回動に伴って回動する。
【0011】ハウジングホルダー1は、上部にコネクタ
ハウジング20を固定するためのロックレバー2と該ロ
ックレバー2の駆動源であるロックシリンダー3を備
え、側面にコネクタハウジング20側壁の位置決めをす
るハウジングガイド4,5をそれぞれ備え、下部にコネ
クタハウジング20を載置する前垂部9を備えている。
更に、ハウジングホルダー1内にはコネクタハウジング
20を払出すための摺動部8が設けられており、支柱1
1aを隔てて該摺動部8の駆動源である払出しシリンダ
ー7が設けられている。この払出しシリンダー7は、引
き込み及び送り出し移動する駆動シャフト7aを備えて
いる。
【0012】前記摺動部8は、駆動シャフト7aの送り
出し移動により該駆動シャフト7aに当接するストッパ
ー8aと、前垂部9下部に形成された貫通孔9a中を摺
動するガイドロッド8bと、コネクタハウジング20に
当接するハウジング払出板8dを前端に設け、支持板8
eを介して前記ストッパー8aに連結された払出ロッド
8cから構成されている。
【0013】前記ロックレバー2は、一端をコネクタハ
ウジング20の固定用レバーとして下垂させ、他端をロ
ックシリンダー3を擁して支軸2aを中心に回動する。
即ち、ロックレバー2はロックシリンダー3が図示され
ていないロッド3aを引き込んだ時に先端部を上げ、ロ
ッド3aを送り出した時に先端部を下げる。先端部が下
がると、コネクタハウジング20上面部の係止突起20
cと係合して、コネクタハウジング20を固定する。
【0014】コネクタハウジング20内は、上側端子収
容室20a及び下側端子収容室20bの2段構成となっ
ている。このコネクタハウジング20が図中、矢線で示
す嵌挿方向αに進行させられると、ハウジングガイド
4,5と前垂部9とで形成する空間に嵌挿され、ロック
レバー2によって固定される。
【0015】一方、基台11上に設けた払出しシリンダ
ー7は、回動アクチュエータ6及び回動軸10とは別に
設けられたもので、内蔵する駆動シャフト7aを流体圧
によって嵌挿方向α及び払出方向βに摺動させるもので
ある。駆動シャフト7aを払出方向βに送り出すと、ス
トッパー8aと当接するように払出しシリンダー7が配
設されており、駆動シャフト7aとストッパー8aとは
一体化させず、切り離した構成となっている。
【0016】ハウジングホルダー1はコネクタハウジン
グ20を嵌挿した状態で回動可能である。このハウジン
グホルダー1が回動状態及び回動後の位置にある時は、
駆動シャフト7aが払出しシリンダー7によって引き込
まれている。また、ハウジングホルダー1が回動状態か
ら復帰した時は、駆動シャフト7aが払出しシリンダー
7を送り出してストッパー8aに当接する。そして、更
に駆動シャフト7aが送り出されることにより摺動部8
全体が摺動移動して、ハウジング払出板8dに当接して
いたコネクタハウジング20をハウジングホルダー1か
ら払い出すことができる。よって本実施例では、駆動シ
ャフト7aの送り出しによるコネクタハウジング20の
払い出しが可能となるとともに、駆動シャフト7aの存
在が障害となることなく、ハウジングホルダー1の回動
が可能となるものである。
【0017】ハウジングホルダー1の回動角度は、加工
の内容に応じて最適の角度を設定することが可能であ
る。よって回転角度は任意のものとなし得るが、通常は
反転、即ち180°の回動角が一般的である。
【0018】払出しシリンダー7は、空圧又は油圧によ
り駆動するシリンダー機構であるが、内蔵する駆動シャ
フト7aの先端がストッパー8aに当接して摺動部8全
体を軸方向に移動させるような機構であれば、例えば、
ソレノイド、回動カム、ラック及びピニヨンギヤ等を使
用することも可能である。
【0019】次に、本実施例のコネクタハウジング保持
装置の動作を図3乃至図7に基づいて順次説明する。図
3に示すようにコネクタハウジング保持装置H1は、コ
ネクタハウジング20の嵌挿前の状態である。ハウジン
グホルダー1は回動前の初期位置にあり、ハウジングホ
ルダー1上に設けられたロックシリンダー3は内蔵する
ロッド3aを引き込んで下方に降りている。したがって
支軸2aを挟んで対向位置にあるロックレバー2は上方
に移動してコネクタハウジング20の嵌挿空間を確保す
る。
【0020】この段階では回動アクチュエータ6は作動
しておらず、また払出しシリンダー7も内部に駆動シャ
フト7aを引き込んだ状態であり、駆動シャフト7aが
支柱11aから大きく突き出ることはない。また、ハウ
ジングホルダー1側に設けられた摺動部8は、支柱11
a寄りの初期位置にあり、ストッパー8aに連設された
ガイドロッド8bは前垂部9の貫通孔から最も引き出さ
れた状態にある。この時、上面部に係止突起20cを有
するコネクタハウジング20はハウジングホルダー1へ
の嵌挿方向αに挿入される。
【0021】次に、図4に示すようにコネクタハウジン
グ保持装置H2は、コネクタハウジング20の嵌挿後の
状態である。コネクタハウジング20は、ハウジングガ
イド4,5に案内されてハウジングホルダー1に嵌挿さ
れる。ここでロックシリンダー3は内蔵するロッド3a
を送り出して上方に移動し、支軸2aを挟んで対向した
位置にあるロックレバー2は下方に移動する。この移動
によってロックレバー2の先端部がコネクタハウジング
20の係止突起20cと係合することでコネクタハウジ
ング20をハウジングホルダー1中に固定する。この
時、コネクタハウジング20の前端部はハウジング払出
板8dに当接している。
【0022】このようにして固定されたコネクタハウジ
ング20は、上側の端子収容室20aに接続電線21a
が挿入される。この間、回動アクチュエータ6及び払出
しシリンダー7は作動しない。そして、コネクタハウジ
ング20の端子収容室20aへの接続電線21aの挿入
が完了すると、もう一方の端子収容室20bへの電線挿
入のためハウジングホルダー1が半回転(180°)回
動される。
【0023】次に、図5に示すようにコネクタハウジン
グ保持装置H3は、ハウジングホルダー1の回動した後
の状態である。端子収容室20aへの接続電線21aの
挿入後、回動アクチュエータ6は作動流体インレット1
2a及びアウトレット12b(図示せず)からの作動流
体の流入及び流出に基づいて回動軸10を回動させる。
この回動軸10の回動に伴って、連結されたハウジング
ホルダー1がコネクタハウジング20を保持した状態で
回動させられる。本実施例では回動角度を180°とし
ており、ハウジングホルダー1は上下反転状態となって
停止する。これによりコネクタハウジング20の下側に
位置していた端子収容室20bが反転して上方に移動す
る。この状態で接続電線21bが端子収容室20bに挿
入される。なお、上記ハウジングホルダー1の回動中及
び回動後を通して、常に払出しシリンダー7は駆動シャ
フト7aを引き込んだ状態にあるので、駆動シャフト7
aが回動するハウジングホルダー1に接触したりするこ
とはない。
【0024】接続電線21bのコネクタハウジング20
への挿入が完了すると、回動アクチュエータ6は作動流
体インレット12a及びアウトレット12b(図示せ
ず)からの作動流体の流れ方向を逆転させ、回動軸10
を逆回動させる。これによりハウジングホルダー1は初
期の位置に回動復帰する。この回動軸10の逆回動の
間、払出しシリンダー7は駆動シャフト7aを引き込ん
でいるので、回動復帰するハウジングホルダー1と駆動
シャフト7aとが接触したりすることはない。
【0025】次に、図6に示すようにコネクタハウジン
グ保持装置H4は、ハウジングホルダー1復帰後のコネ
クタハウジング20の払出し途中の状態である。ハウジ
ングホルダー1が初期の位置に復帰すると、コネクタハ
ウジング20の払出しが開始される。
【0026】先ず、ロックシリンダー3が作動してロッ
ド3aを引き込み、これによってロックレバー2は上方
に移動し、係止突起20cとの係合状態が解除される。
この状態で払出しシリンダー7が作動して駆動シャフト
7aを払出方向に送り出す。駆動シャフト7aはストッ
パー8aに当接し、更にこれを押しながら払出方向に移
動するため、摺動部8全体も払出方向に移動を開始す
る。即ち、ガイドロッド8bは前垂部9に設けられた貫
通孔9a内を摺動するとともに、払出ロッド8c及びハ
ウジング払出板8dはハウジングホルダー1内を払出方
向に移動する。その結果、ハウジング払出板8dに当接
していたコネクタハウジング20は押されて払出方向に
移動し、コネクタハウジング20は作業者の手作業を要
することなく自動的にコネクタハウジング保持装置から
払出される。
【0027】図7に示すようにコネクタハウジング保持
装置H5は、コネクタハウジング20の払出しが完了し
た状態である。払出しシリンダー7は駆動シャフト7a
を最大限まで送り出し、駆動シャフト7aはストッパー
8aをはじめとする摺動部8全体を払出方向に押し出
す。そして、コネクタハウジング20はハウジングホル
ダー1から完全に払い出され、ハウジングホルダー1内
に留まることはない。この後、払出しシリンダー7は再
び駆動シャフト7aを引き込み、次のコネクタハウジン
グが嵌挿される準備をする。
【0028】即ち、ハウジングホルダー1は、次のコネ
クタハウジングの嵌挿工程に直ちに移ることができる。
ハウジングホルダー1に嵌挿される新しいコネクタハウ
ジングは、図示しないハンドリングロボット等によって
突出位置にあるハウジング払出板8dに当接され、更に
ハウジング払出板8dを押しながらハウジングホルダー
1内に嵌挿される。これによって摺動部8は図3に示し
た初期の待機位置に復帰する。
【0029】上述したように本実施例のコネクタハウジ
ング保持装置は、払出しシリンダー7を回動アクチュエ
ータ6及び回動軸10から離れた位置に設けた。また、
回動自在のハウジングホルダー1は、ハウジング払出板
8dから離れた位置にハウジング払出板8dと一体にス
トッパー8aを設けた。更に、払出しシリンダー7に内
蔵の摺動自在の駆動シャフト7aをストッパー8aと当
接可能な位置に配設した。しかも、駆動シャフト7aと
ストッパー8aとは一体化せず、切り離した構成とした
ことによって駆動シャフト7aがハウジングホルダー1
の回動の障害となることはなく、ハウジングホルダー1
の回動を可能ならしめたものである。
【0030】なお、上記ではハウジングホルダー1がコ
ネクタハウジング20を払出した後、払出しシリンダー
7が駆動シャフト7aのみを引き込むものとして説明し
たが、駆動シャフト7aの払出方向と逆方向への引き込
み時に、例えばフック等の適当な手段で駆動シャフト7
aがストッパー8aを捕捉し、摺動部8全体を引き込み
方向に移動させ、摺動部8を初期の待機位置に復帰させ
ることも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコネ
クタハウジング保持方法および装置においては、ハウジ
ングホルダーを解除して保持されていたコネクタハウジ
ングを払出すための払出し機構が設けられている。これ
により、コネクタハウジングの払出し工程が自動化で
き、従来行っていた作業者の手作業による払出し工程を
解消することができ、作業工数の削減による製造コスト
削減を実現することができる。また、電線のコネクタハ
ウジングへの挿入方向と反対の方向にコネクタハウジン
グを自動的に払出すため、作業者による払出し作業で起
こっていた挿入した接続端子の位置ずれによる接触不良
や接続端子の抜け出し等の不都合をすべて解消すること
ができ、品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタハウジング保持装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の一部切欠いた側面図である。
【図3】コネクタハウジング嵌挿前の状態を示す説明図
である。
【図4】コネクタハウジング嵌挿後の状態を示す説明図
である。
【図5】一方の端子収容室への電線の挿入後、ハウジン
グホルダーを反転させた状態を示す説明図である。
【図6】端子収容室への電線の挿入完了後、ハウジング
ホルダーを再び反転させてコネクタハウジングを払出す
状態を示す説明図である。
【図7】コネクタハウジング払出し完了状態を示す説明
図である。
【図8】従来のコネクタハウジング保持装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
H コネクタハウジング保持装置 1 ハウジングホルダー 2 ロックレバー 2a 支軸 3 ロックシリンダー 4 ハウジングガイド 5 ハウジングガイド 6 回動アクチュエータ 7 払出しシリンダー 7a 駆動シャフト 8 摺動部 8a ストッパー 8b ガイドロッド 8c 払出ロッド 8d ハウジング払出板 8e 支持板 9 前垂部 9a 貫通孔 10 回動軸 11 基台 11a 支柱 12a 作動流体インレット 12b 作動流体アウトレット 20 コネクタハウジング 20a 端子収容室 20b 端子収容室 20c 係止突起 α コネクタハウジング嵌挿方向 β コネクタハウジング払出方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングを保持するハウジン
    グホルダーが、前記コネクタハウジングを載置する前垂
    部と、前記コネクタハウジングの位置決めを行うハウジ
    ングガイドと、前記コネクタハウジングの固定を行うロ
    ックレバーとから構成されるコネクタハウジングの保持
    方法において、 前記ハウジングホルダーを解除して保持されていた前記
    コネクタハウジングを払出すための払出し機構が設けら
    れたことを特徴とするコネクタハウジングの保持方法。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングが前記払出し機
    構によって該コネクタハウジングの嵌挿方向に対して反
    対方向に押し出される請求項1記載のコネクタハウジン
    グの保持方法。
  3. 【請求項3】 コネクタハウジングを保持するハウジン
    グホルダーが、前記コネクタハウジングを載置する前垂
    部と、前記コネクタハウジングの位置決めを行うハウジ
    ングガイドと、前記コネクタハウジングの固定を行うロ
    ックレバーとから構成されるコネクタハウジングの保持
    方法において、 前記ハウジングホルダーを解除して保持されていた前記
    コネクタハウジングを払出すための払出し機構が前記ハ
    ウジングホルダー内に設けられたことを特徴とするコネ
    クタハウジングの保持装置。
  4. 【請求項4】 前記払出し機構が、前記コネクタハウジ
    ングに当接して該コネクタハウジングの嵌挿方向及びそ
    の逆方向に摺動可能な摺動部と、前記摺動部の駆動源で
    ある払出しシリンダーから構成されている請求項3記載
    のコネクタハウジングの保持装置。
  5. 【請求項5】 前記払出しシリンダーが、引き込み及び
    送り出し移動する駆動シャフトを備えている請求項4記
    載のコネクタハウジングの保持装置。
  6. 【請求項6】 前記摺動部が、前記駆動シャフトの送り
    出し移動により該駆動シャフトに当接するストッパー
    と、前記コネクタハウジングに当接するハウジング払出
    板を前端に設け、支持板を介して前記ストッパーに連結
    された払出ロッドから構成されている請求項4記載のコ
    ネクタハウジングの保持装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215209B1 (en) 1998-05-14 2001-04-10 Mabuchi Motor Co., Ltd. Small-sized motor equipped with worm gear reducer and method of manufacturing the same
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