JPH0710581Y2 - 組立家具 - Google Patents

組立家具

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JPH0710581Y2
JPH0710581Y2 JP470391U JP470391U JPH0710581Y2 JP H0710581 Y2 JPH0710581 Y2 JP H0710581Y2 JP 470391 U JP470391 U JP 470391U JP 470391 U JP470391 U JP 470391U JP H0710581 Y2 JPH0710581 Y2 JP H0710581Y2
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JP
Japan
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connecting plate
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boxes
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locking
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JP470391U
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English (en)
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JPH0495749U (ja
Inventor
田 英 政 浮
Original Assignee
株式会社くろがね工作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は組み替えが容易な組立家
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の組立家具は、使用場所で各部材を
組立てて完成品とする事により、運搬時の梱包体積を極
力小さくして、流通経費の削減を計ろうとするもであ
り、各部材の組立ての容易さを特徴とするものであっ
た。そして、使用者の好み、あるいは使用場所によっ
て、一つの完成品を違った物品の完成品に組み替えて使
用する事は出来なかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、従来の組立家具が、一つの形の完成品に組
み立てられるだけで使用者の好みに応じた物品、あるい
は形態に組み替えが出来なかった点にある。本考案は同
じ部材を組み替える事により、違った使用態様の家具が
できる組立家具を提供する事にある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】請求項1の考案は、少なく
とも複数個の同形の箱体と箱体間に位置する連結用板体
と、連結用板体と2つの箱体を同時に連結できる連結材
より構成され、連結用板体は、少なくとも箱体の巾寸法
に等しい長さのものと、箱体の巾寸法の3倍以上の長さ
を有するものから構成されている。請求項3は、少なく
とも複数個の箱体と箱体間に位置する連結用板体と、連
結用板体と2つの箱体を同時に連結できる連結材と、連
結用板体に連結される作業用天板よりなるものである。
【0005】
【実施例】本考案の実施例を図1〜図8によって説明す
る。第1実施例(図1〜図6参照)符号1は箱体を示
し、符号3は巾寸法の大なる連結用板体を示し、符号4
は巾寸法の小さな連結用板体を示している。
【0006】箱体1は図3に示す如く、上下壁11、1
2、左右壁13、14からなる前後面が開口した正方形
の箱形に形成されている。
【0007】そして、左右壁13、14と上下壁11、
12の前後端部には、外方に突出した係止突部10・・
・が形成されている。係止突部10は、各上下左右壁1
1、12、13、14の前後端部が、所定寸法外方に折
り曲げられ、さらに互いに対向する方向に折り曲げられ
た係止突片101・・・を有し、上下左右の両端部は互
いに連続して開口している。
【0008】また、上下左右壁11、12、13、14
の前後端部には、左右方向、あるいは上下方向に所定の
間隔をもって複数個の仕切杆取付孔20・・・が連続し
て形成されている。符号111、121は、上下壁1
1、12の4隅近傍部に外方に突出して形成された連結
用板体3の支持突部を示している。また、符号7は、左
右壁13、14に着脱自在にとりつけられる化粧パネル
を示し、符号8は前記仕切杆取付孔20・・・に取り外
し自在に取付けられる仕切杆を示している。
【0009】化粧パネル7は、図3、図4に示す如く、
意匠的効果の向上の為、外面にパンチング孔が形成さ
れ、前後端部に、係止突部10の上方から嵌入される嵌
入段部71、71が形成され、上下端部に折り曲げ片7
2、72が内向きに突出して形成されている。そして、
前後の係止突部10、10間に上方より取りつけられ、
外面が係止突片101、101と面一となり、係止突部
10、10間を閉塞して、箱体2の側面部を化粧する。
【0010】仕切杆8は、丸棒の一端にストッパー突部
81が形成され、上下端部が仕切杆取付孔20、20に
嵌入して、障子式に取り外しされる構成となっている。
【0011】連結用板体3、4は、箱体1との連結個所
によって、巾寸法がそれぞれ異なっているが、前後端部
の構成は同じである。すなわち、第1実施例では、巾寸
法が箱体1の5倍の寸法を持つ大きい連結用板体3が3
枚と、巾寸法が箱体1とほぼ等しい巾寸法をもつ小さい
連結用板体4が4枚と、箱体1が8個より図2、図5、
図6に示す各種形態の家具が形成されている。
【0012】連結用板体3、4は巾寸法が相違するだけ
であるから、大きい連結板体3について説明する。連結
用板体3は、前後寸法が箱体1の前後巾より短く、厚み
は箱体1の外方に突出した係止突部10の約2倍に形成
され、左右巾は箱体1の約5倍に形成され、前後端面に
合成樹脂の押し出し成形により形成された連結用エッヂ
31が取りつけられている。
【0013】連結用エッヂ31は図1等に示す如く、高
さ方向中央部に、係合突部32、32が対向して形成さ
れた嵌合溝33を有し、図1に示す如く嵌合溝33に連
結材9が嵌合係止される。
【0014】連結材9は、箱体1とぼぼ同等の長さで連
結用板体3の前後端面に形成された嵌合溝33に嵌合
し、係合突部32、32に係止する係止突起91、91
を有する係止部92、92と、係止突部32、32と反
対側の端面を開口せしめ、箱体1、1の係止突片10
1、101が嵌入する係止部92、92間の中央部に形
成された嵌入溝93より構成されている。
【0015】そして、箱体1、1と連結板3、4を連結
する場合、床面に置かれる箱体1の下側の係止突部1
0、10間に小さい連結用板体4を置き、連結用板体4
の前後端部と係止突片101、101間に側方より連結
材9を差し込み、箱体1と連結用板体4を連結する。
【0016】この状態で、連結用板体4の厚みの約半分
程度が箱体1の係止突部10、10より下方に突出し
て、下面が床面と当接するので、上方に載置される他の
箱体1等の荷重によって係止突部10、10が変形する
等の事は一切ない。
【0017】同様にして、箱体1の上面に適宜連結用板
体3、4を載置、次に箱体1を重ねて、箱体1、1間に
適宜な連結用板体3、4を介在せしめ上記と同様に連結
材9を差し込んで、箱体1、1と連結用板体3、4を適
宜連結していく。そして、箱体1の位置、大きい連結用
板体3と、小さい連結用板体4の使用個所の違いによっ
て、図2、図5、図6に示す様な各種パターンの家具が
構成される。
【0018】第2実施例(第7図〜第8図参照)第2実
施例では、第1実施例の箱体1が6個と、連結用板体3
が3枚と、箱体1より大きな大型箱体2が4個と、大型
箱体2と連結され、連結用板体4より前後左右巾が大な
る中間連結用板体30が2枚と、大型箱体2、2間に連
結される連結用板体3より前後巾が大きな大型連結用材
300が1枚と、箱体1の下面と連結される天板上連結
用板体5が2枚と、大型箱体2の上面と連結される天板
下連結用板6が2枚と、天板上連結用板5と天板下連結
用板6と連結される作業用天板50よりなる組立家具を
示している。
【0019】大型箱体2、大型連結用板体300、中間
連結用板体30は、箱体1、連結用板体3と、前後巾、
あるいは左右巾等が相違するだけで、板体の厚み前後端
面の形状は全く同じであるから、説明は省略する。
【0020】天板上連結用板体5は、小さな連結用板体
4と同寸、同形で、唯一上下方向に貫通して、上取付孔
51が所定数形成されている点で相違している。上取付
孔51は、ビス頭が沈む大型凹部52と、軸部が挿通す
る貫通部53より形成されている。
【0021】天板下連結用板体6は、天板上連結用板体
5の前後巾を大きくし、上下反転させた構造で、下取付
孔61が所定数形成されている。
【0022】作業用天板50は、前端面に連結用板体3
と同形の連結用エッヂ材501が取りつけられ、連結用
エッヂ材501の前面に化粧エッヂ502が取りつけら
れている。
【0023】作業用天板50は、箱体1から前方への突
出量によって突出縁の前端に下方に突出する支持脚50
3が取りつけられている。そして、作業用天板50は、
表裏両面に取付ビス500、600にて天板上下連結用
板体5、6が連結された状態で、大型箱板2の上面に天
板下連結用板体6が位置する様載置され、連結材9にて
大型箱体2と天板下連結用板体6が連結される。さら
に、天板上連結用板体5に箱体1を載置し、連結材9に
て天板上連結用板体5と連結材を連結する。第2実施例
において作業用天板50の形状は、種々変更可能である
し、また、取付位置、さらには箱体1、大型箱体2、連
結用板体3の取付位置等も種々変更可能である。
【0024】
【考案の効果】以上説明した様に、本考案は複数個の同
形の箱体と箱体間に位置する連結用板体と、連結用板体
と2つの箱体を同時に連結する連結材から構成されてい
るだけであるから部品点数が少ないので、組み替える時
に発生する部材の紛失等がおこりにくく、又発見も容易
であり、1枚の連結用板体で2つの箱体を同時に連結で
きるので、非常に効率的である。さらに、連結用板体を
少なくとも2種類もうけ、一方を箱体の巾寸法の3倍以
上の長さに形成する事により、箱体同士を連結する機能
と、棚板、載置台としての機能を連結用板体に持たせる
事が出来、箱体の位置、2種類の連結用板体の使用個所
を組み替える事により、簡単に種々の組立家具を得る事
が出来る。また、請求項2の組立家具によると、連結用
板体の厚みを箱体の外方に突出する係止突部の約2倍と
なし、前後端面に連結材が係合する係合溝が形成され、
連結材は箱体の係止突部の係止突片が嵌入する嵌入溝が
形成されているので、箱体間に連結用板体を位置せし
め、連結材を嵌入する作業だけで、箱体間同士を連結で
き、組み立てが非常に容易である。連結板体と1つの箱
体を連結した状態で、連結板体の上面、あるいは下面は
係止突部の表面より突出しているので、床面においた場
合でも、積み重ねた箱体の荷重によって、係止突部を変
形させる事もなく、また、係止突部が邪魔になって箱体
上に物品が載置できないという事もない。請求項3の組
立家具によると、同一の連結材で連結用板体と2つの箱
体が同時に連結され、連結用板体と作業用天板を連結す
る事により、連結用板体と箱体の取付位置の変更によっ
て天板の設置個所が異なった組立家具を得る事ができ
る。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部縦断面図
【図2】第1実施例の斜視図
【図3】箱体の斜視図
【図4】箱体と化粧パネルの横断面図
【図5】第1実施例の他の組み替え状態を示す正面略図
【図6】第1実施例の他の組み替え状態を示す正面略図
【図7】第2実施例の斜視図
【図8】第2実施例の要部縦断面図
【符号の説明】
1 箱体 10 係止突部 101 係止突片 3 連結用板体 33 嵌合溝 4 連結用板体 50 作業用天板 9 連結材 92 係止部 93 嵌入溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数個の同形の箱体と、箱体
    間に位置する連結用板体と、連結用板体と2つの箱体を
    同時に連結できる連結材より構成されている。 そし
    て、連結用板体は、少なくとも箱体の巾寸法に等しい長
    さのものと、箱体の巾寸法の3倍以上の長さを有するも
    のから構成されている事を特徴とする組立家具。
  2. 【請求項2】 箱体は外方に突出し、互いに対向する方
    向に折り曲げられ、両端部が開口する係止突部を、前後
    端部の周囲に有している。連結用板体は、前後寸法が箱
    体の前後巾より短く、厚みは外方に突出した係止突部の
    約2倍に形成され、前後端面に連結材が係合する嵌合溝
    が形成されている。連結材は連結用板体の係合溝に係合
    する係合部と、箱体の係止突部の係止突片が嵌入する嵌
    入溝が形成されている事を特徴とする請求項1の組立家
    具。
  3. 【請求項3】 少なくとも大きさの異なる複数個の箱体
    と、箱体間に位置する大きさの異なる連結用板体と、連
    結用板体と2つの箱体を同時に連結する連結材と、連結
    用板体に連結される作業用天板よりなる事を特徴とする
    組立家具。
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