JPH0710553Y2 - シールドケース - Google Patents
シールドケースInfo
- Publication number
- JPH0710553Y2 JPH0710553Y2 JP1989022888U JP2288889U JPH0710553Y2 JP H0710553 Y2 JPH0710553 Y2 JP H0710553Y2 JP 1989022888 U JP1989022888 U JP 1989022888U JP 2288889 U JP2288889 U JP 2288889U JP H0710553 Y2 JPH0710553 Y2 JP H0710553Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- frame
- shield plate
- circuit board
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は、高周波回路の形成された回路基板全体およ
び回路基板の各区画をシールドするシールドケースに関
する。
び回路基板の各区画をシールドするシールドケースに関
する。
(b)従来の技術 従来より、例えばCATVチューナなどの高周波回路は、部
品の実装された回路基板が、この回路基板の周囲および
回路基板の各区画をシールドするシールドケース内に収
納されている。
品の実装された回路基板が、この回路基板の周囲および
回路基板の各区画をシールドするシールドケース内に収
納されている。
従来のシールドケースの構造を第3図および第4図
(A),(B)に示す。第3図において1はシールドフ
レームであり、外周フレーム4とその内部を区画するシ
ールドプレート5などから構成されている。回路基板は
シールドフレーム1の底面の開口部に取付られ、外周フ
レームが回路基板の周囲を囲み、シールドプレート5が
回路基板の内部を区画する。2はシールドフレーム1の
上部の開口部を被うシールド板であり、金属板7の打ち
抜き加工および絞り加工によって形成されている。シー
ルド板2にはシールドフレームに形成された複数のタブ
6に挿入する切欠部11および貫通孔10が形成されてい
る。また、複数の凸部12が設けられている。
(A),(B)に示す。第3図において1はシールドフ
レームであり、外周フレーム4とその内部を区画するシ
ールドプレート5などから構成されている。回路基板は
シールドフレーム1の底面の開口部に取付られ、外周フ
レームが回路基板の周囲を囲み、シールドプレート5が
回路基板の内部を区画する。2はシールドフレーム1の
上部の開口部を被うシールド板であり、金属板7の打ち
抜き加工および絞り加工によって形成されている。シー
ルド板2にはシールドフレームに形成された複数のタブ
6に挿入する切欠部11および貫通孔10が形成されてい
る。また、複数の凸部12が設けられている。
第4図(A)および(B)に示すようにシールドフレー
ム1にシールドカバー2を被せ、さらにその上部からカ
バー3を被せるとともに、シールドフレームに形成され
たタブ6を嵌めることによってシールドケースが構成さ
れている。
ム1にシールドカバー2を被せ、さらにその上部からカ
バー3を被せるとともに、シールドフレームに形成され
たタブ6を嵌めることによってシールドケースが構成さ
れている。
(c)考案が解決しようとする課題 ところが、上述した従来のシールドケースにおいてはシ
ールド板の凸部はシールドフレームの各区画毎に1個し
か設けられておらず、カバーを用いてシールド板2をシ
ールドフレーム1側に押圧した場合に、押圧力が不均等
になる場合があった。また、各凸部の形状が大きいた
め、弾性強度が弱く、カバー3を締めつけた状態でシー
ルドフレーム1に対するシールド板2の密着性が完全で
はなかった。さらに、一旦カバーを取りつけたのちは、
塑性変形を生じてしまうことが多い。たとえば第5図
(A)に示すようにシールド板10が一旦カバーによって
シールドフレーム側に押圧された後は、その凸部10が同
図(B)または(C)に示すように塑性変形するため、
一度使用したシールド板は、回路基板の調整や修理など
で外した後は再使用できないという問題があった。
ールド板の凸部はシールドフレームの各区画毎に1個し
か設けられておらず、カバーを用いてシールド板2をシ
ールドフレーム1側に押圧した場合に、押圧力が不均等
になる場合があった。また、各凸部の形状が大きいた
め、弾性強度が弱く、カバー3を締めつけた状態でシー
ルドフレーム1に対するシールド板2の密着性が完全で
はなかった。さらに、一旦カバーを取りつけたのちは、
塑性変形を生じてしまうことが多い。たとえば第5図
(A)に示すようにシールド板10が一旦カバーによって
シールドフレーム側に押圧された後は、その凸部10が同
図(B)または(C)に示すように塑性変形するため、
一度使用したシールド板は、回路基板の調整や修理など
で外した後は再使用できないという問題があった。
この考案の目的は、カバーを取りつけた状態でシールド
フレームに対するシールド板の密着性を良好にするとと
もに、一旦取り外したシールド板を再使用できるように
したシールドケースを提供することにある。
フレームに対するシールド板の密着性を良好にするとと
もに、一旦取り外したシールド板を再使用できるように
したシールドケースを提供することにある。
(d)課題を解決するための手段 この考案は、回路基板の周囲を囲み回路基板の内部を区
画するシールドフレームと、このシールドフレームの開
口部にシールド板を介在させてカバーを取り付けてなる
シールドケースにおいて、前記シールド板に前記区画毎
に複数の凸部を形成するとともに、前記シールドフレー
ムに対する係合用の孔以外に、前記複数の凸部のうち所
定の隣接する凸部同士の間に応力除去用スリットを形成
したことを特徴としている。
画するシールドフレームと、このシールドフレームの開
口部にシールド板を介在させてカバーを取り付けてなる
シールドケースにおいて、前記シールド板に前記区画毎
に複数の凸部を形成するとともに、前記シールドフレー
ムに対する係合用の孔以外に、前記複数の凸部のうち所
定の隣接する凸部同士の間に応力除去用スリットを形成
したことを特徴としている。
(e)作用 この考案のシールドケースにおいては、シールド板にシ
ールドフレームの各区画毎に複数の凸部が形成されてい
るため、シールド板はカバーから多数の凸部を介して押
圧力を受け、シールドフレームに対して均一な圧力で密
着される。これによりシールド性が完全となる。また、
多数の凸部によって押圧力が分散されるため、各凸部の
塑性変形が殆どなくなり、シールド板の再使用が可能と
なる。また、1枚の金属板に細かいピッチで多数の凸部
を形成した場合絞り加工による応力が生じるが、この考
案では応力除去用スリットの作用により応力集中が緩和
される。これによりシールド板中に亀裂なども生じな
い。
ールドフレームの各区画毎に複数の凸部が形成されてい
るため、シールド板はカバーから多数の凸部を介して押
圧力を受け、シールドフレームに対して均一な圧力で密
着される。これによりシールド性が完全となる。また、
多数の凸部によって押圧力が分散されるため、各凸部の
塑性変形が殆どなくなり、シールド板の再使用が可能と
なる。また、1枚の金属板に細かいピッチで多数の凸部
を形成した場合絞り加工による応力が生じるが、この考
案では応力除去用スリットの作用により応力集中が緩和
される。これによりシールド板中に亀裂なども生じな
い。
(f)実施例 第1図はこの考案の実施例であるシールドケースの主要
部の分解斜視図である。第1図において1はシールドフ
レーム、2はシールド板である。シールドフレーム1は
外周フレーム4とその内部を区画するシールドプレート
5などからなり、1枚の金属板の打ち抜き加工および折
り曲げ加工によって形成している。また外周フレーム4
の上部およびシールドプレート5の特定部分にカバーと
嵌合させるための複数のタブ6を形成している。このシ
ールドフレーム1の底面の開口部に回路基板が取り付け
られることにより、外周フレーム4が回路基板の周囲を
囲み、シールドプレート5が回路基板内部を区画する。
部の分解斜視図である。第1図において1はシールドフ
レーム、2はシールド板である。シールドフレーム1は
外周フレーム4とその内部を区画するシールドプレート
5などからなり、1枚の金属板の打ち抜き加工および折
り曲げ加工によって形成している。また外周フレーム4
の上部およびシールドプレート5の特定部分にカバーと
嵌合させるための複数のタブ6を形成している。このシ
ールドフレーム1の底面の開口部に回路基板が取り付け
られることにより、外周フレーム4が回路基板の周囲を
囲み、シールドプレート5が回路基板内部を区画する。
シールド板2は1枚の金属板7の打ち抜き加工および絞
り加工によってなる。8はシールドフレームの各区画の
4方に対応して設けた凸部であり、比較的スペースのあ
る区画の中央部に応力除去用ストット9を形成してい
る。またシールドフレーム1に形成した複数のタブ6に
挿入するための切欠部11および係合孔10を形成してい
る。
り加工によってなる。8はシールドフレームの各区画の
4方に対応して設けた凸部であり、比較的スペースのあ
る区画の中央部に応力除去用ストット9を形成してい
る。またシールドフレーム1に形成した複数のタブ6に
挿入するための切欠部11および係合孔10を形成してい
る。
このように構成したシールド板2をシールドフレーム1
に挿入するとともに第2図に示すようにカバー3を被
せ、シールドフレームのタブ6を捩じり嵌合させること
によって組み立てる。このときにシールド板2に形成し
た多数の凸部8がカバー3の内面に当接し、シールド板
2がシールドフレーム1側に均一な圧力で押圧され、シ
ールドカバー2とシールドフレーム1間が完全に密着さ
れる。また各凸部8はその形状が小さく、塑性変形しに
くいため、回路基板の調整や修理などのためにカバー3
およびシールド板2を取り外したのちも、そのシールド
板2を再使用することができる。
に挿入するとともに第2図に示すようにカバー3を被
せ、シールドフレームのタブ6を捩じり嵌合させること
によって組み立てる。このときにシールド板2に形成し
た多数の凸部8がカバー3の内面に当接し、シールド板
2がシールドフレーム1側に均一な圧力で押圧され、シ
ールドカバー2とシールドフレーム1間が完全に密着さ
れる。また各凸部8はその形状が小さく、塑性変形しに
くいため、回路基板の調整や修理などのためにカバー3
およびシールド板2を取り外したのちも、そのシールド
板2を再使用することができる。
(g)考案の効果 以上のようにこの考案によれば、シールド板がシールド
フレームに対し、均一な押圧力で押圧され、完全に密着
されるため、シールド性が向上する。また、シールド板
の凸部が塑性変形しないため、何度でも再使用すること
ができ、トータルとしての製造コストが低下する。しか
もシールド板に複数の凸部を形成する際に、応力除去用
スリットによって加工時の応力が除去されるため、シー
ルド板の亀裂の発生を防ぐことができる。
フレームに対し、均一な押圧力で押圧され、完全に密着
されるため、シールド性が向上する。また、シールド板
の凸部が塑性変形しないため、何度でも再使用すること
ができ、トータルとしての製造コストが低下する。しか
もシールド板に複数の凸部を形成する際に、応力除去用
スリットによって加工時の応力が除去されるため、シー
ルド板の亀裂の発生を防ぐことができる。
第1図はこの考案の実施例であるシールドケースの主要
部の構造を表す分解斜視図である。第2図は同シールド
ケースの主要部の組立構造を表す図である。第3図は従
来のシールドケースの主要部の構造を表す分解斜視図で
ある。第4図(A),(B)は従来のシールドケースの
組立工程を示す図である。第5図(A)〜(C)は従来
のシールドケースにおけるシールド板の変形作用を示す
図である。 1……シールドフレーム、2……シールド板、3……カ
バー、4……外周フレーム、5……シールドプレート、
6……タブ、8……凸部、9……応力除去用スリット。
部の構造を表す分解斜視図である。第2図は同シールド
ケースの主要部の組立構造を表す図である。第3図は従
来のシールドケースの主要部の構造を表す分解斜視図で
ある。第4図(A),(B)は従来のシールドケースの
組立工程を示す図である。第5図(A)〜(C)は従来
のシールドケースにおけるシールド板の変形作用を示す
図である。 1……シールドフレーム、2……シールド板、3……カ
バー、4……外周フレーム、5……シールドプレート、
6……タブ、8……凸部、9……応力除去用スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 坪野 正則 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (56)参考文献 実開 昭61−136599(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】回路基板の周囲を囲み回路基板の内部を区
画するシールドフレームと、このシールドフレームの開
口部にシールド板を介在させてカバーを取り付けてなる
シールドケースにおいて、 前記シールド板に前記区画毎に複数の凸部を形成すると
ともに、前記シールドフレームに対する係合用の孔以外
に、前記複数の凸部のうち所定の隣接する凸部同士の間
に応力除去用スリットを形成したことを特徴とするシー
ルドケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989022888U JPH0710553Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | シールドケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989022888U JPH0710553Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | シールドケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02113394U JPH02113394U (ja) | 1990-09-11 |
JPH0710553Y2 true JPH0710553Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31241406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989022888U Expired - Lifetime JPH0710553Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | シールドケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710553Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230075009A (ko) * | 2021-11-22 | 2023-05-31 | (주)대교에이스 | 배선박스용 가이드 유닛 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6248896B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2017-12-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136599U (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-25 |
-
1989
- 1989-02-27 JP JP1989022888U patent/JPH0710553Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230075009A (ko) * | 2021-11-22 | 2023-05-31 | (주)대교에이스 | 배선박스용 가이드 유닛 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02113394U (ja) | 1990-09-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |