JPH0710542B2 - 射出成形機における金型移動装置 - Google Patents
射出成形機における金型移動装置Info
- Publication number
- JPH0710542B2 JPH0710542B2 JP1331026A JP33102689A JPH0710542B2 JP H0710542 B2 JPH0710542 B2 JP H0710542B2 JP 1331026 A JP1331026 A JP 1331026A JP 33102689 A JP33102689 A JP 33102689A JP H0710542 B2 JPH0710542 B2 JP H0710542B2
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- Japan
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- mold
- slide
- die plate
- moving device
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、射出成形機における金型移動装置の改良に関
する。
する。
「従来の技術」 通常、金型は固定側と可動側にわかれ、該固定側は固定
側ダイプレートに固定され、該可動側は型締装置と連動
する可動側ダイプレートに取り付けられ、そしてこの2
つの部分は4本のガイドピンにより位置決めされると共
に両者が連結される。
側ダイプレートに固定され、該可動側は型締装置と連動
する可動側ダイプレートに取り付けられ、そしてこの2
つの部分は4本のガイドピンにより位置決めされると共
に両者が連結される。
該固定側の金型に一般にキャビティ(空間)が形成さ
れ、可動側の金型にはコアが形成され、両金型が型締装
置により圧着されると共に該金型内にノズルにより溶融
材料が射出、充填された後、冷却が終わると金型が開
き、可動側の金型が後退を開始する。成形品はエジェク
タ装置により金型のコアから突出す。
れ、可動側の金型にはコアが形成され、両金型が型締装
置により圧着されると共に該金型内にノズルにより溶融
材料が射出、充填された後、冷却が終わると金型が開
き、可動側の金型が後退を開始する。成形品はエジェク
タ装置により金型のコアから突出す。
次回の射出工程に入る前に金型の内面分割面、スライド
コアとの合わせ面に付着した残留物を除去した後、金型
は再スタートせしむる。
コアとの合わせ面に付着した残留物を除去した後、金型
は再スタートせしむる。
また、成形品を他の部品との組立てを容易にするため
に、その接合箇所が1ケ乃至複数個所もあることがあ
り、接合部が金属であることを必要とする箇所には、金
属部品を金型にあらかじめ埋め込んでおき、成形のとき
に溶融樹脂に埋め込むインサート成形が通常行われてい
る。
に、その接合箇所が1ケ乃至複数個所もあることがあ
り、接合部が金属であることを必要とする箇所には、金
属部品を金型にあらかじめ埋め込んでおき、成形のとき
に溶融樹脂に埋め込むインサート成形が通常行われてい
る。
「本発明が解決しようとする課題」 ところが、金型内面に付着した残留物の取り除き作業あ
るいは金型内に金属などの部品を埋め込むインサート成
形作業は何れも両金型の開いた状態にあるときに速やか
に行うため、金型へのインサート挿入および成形品の取
り出しに要する時間すなわち成形サイクルが長くなると
作業能率を妨げる要因の1つにもなっていたが、従来技
術ではこの要因を十分に解消することはできなかった。
るいは金型内に金属などの部品を埋め込むインサート成
形作業は何れも両金型の開いた状態にあるときに速やか
に行うため、金型へのインサート挿入および成形品の取
り出しに要する時間すなわち成形サイクルが長くなると
作業能率を妨げる要因の1つにもなっていたが、従来技
術ではこの要因を十分に解消することはできなかった。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みな
さたれものであり、その目的とするところは、二つの金
型を背中合わせ状で、かつ左右スライド可能に保持し、
一方の金型をダイプレート側に位置せしめて射出成形し
ている最中に、他方の金型内の残留物を取り除く洗浄作
業、あるいはインサート作業を終了しておき、該成形終
了後の一方の金型と、洗浄作業等の済んだ他方の金型と
を置き換えることによって作業能率を高めることが可能
な射出成形機における金型移動装置を提供する事であ
る。
さたれものであり、その目的とするところは、二つの金
型を背中合わせ状で、かつ左右スライド可能に保持し、
一方の金型をダイプレート側に位置せしめて射出成形し
ている最中に、他方の金型内の残留物を取り除く洗浄作
業、あるいはインサート作業を終了しておき、該成形終
了後の一方の金型と、洗浄作業等の済んだ他方の金型と
を置き換えることによって作業能率を高めることが可能
な射出成形機における金型移動装置を提供する事であ
る。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するために本発明がなした技術的手段
は、可動側ダイプレートあるいは固定側ダイプレートの
いずれか一方の対向面上に案内部材が備えられ、該案内
部材は、上記ダイプレートの移動方向と左右方向から直
交する方向に、上記対向面の一端縁側から他端縁側を越
えて上下ガイドフレームが延設されてなり、上記上下ガ
イドフレームには夫々内面側に滑動面が設けられると共
に、該上下滑動面間には背中合わせ状にスライド部材が
夫々、独立して左右方向に滑動可能に並設され、かつ上
記各スライド部材の非背中合わせ面側には夫々A金型、
B金型が取り付けられ、そして上記ダイプレートの他端
縁側を越えて位置する上下のガイドフレームは、少なく
とも上記金型の移動方向幅以上の長さを有すると共に、
該上下ガイドフレームの夫々の内面に設けられている滑
動面は、上下ガイドフレーム間で揺動モーターと連動し
て正逆回転可能に備えられていることである。
は、可動側ダイプレートあるいは固定側ダイプレートの
いずれか一方の対向面上に案内部材が備えられ、該案内
部材は、上記ダイプレートの移動方向と左右方向から直
交する方向に、上記対向面の一端縁側から他端縁側を越
えて上下ガイドフレームが延設されてなり、上記上下ガ
イドフレームには夫々内面側に滑動面が設けられると共
に、該上下滑動面間には背中合わせ状にスライド部材が
夫々、独立して左右方向に滑動可能に並設され、かつ上
記各スライド部材の非背中合わせ面側には夫々A金型、
B金型が取り付けられ、そして上記ダイプレートの他端
縁側を越えて位置する上下のガイドフレームは、少なく
とも上記金型の移動方向幅以上の長さを有すると共に、
該上下ガイドフレームの夫々の内面に設けられている滑
動面は、上下ガイドフレーム間で揺動モーターと連動し
て正逆回転可能に備えられていることである。
「作用」 ダイプレートと共に後退したA金型付きスライド部材は
油圧シリンダの作動によって移動し、所定位置に達する
と回転用油圧揺動モータ(以下単に揺動モータとい
う。)の作動により、該A金型付きスライド部材はB金
型付きスライド部材と共に回動し、回動完了に伴い、成
形品付きA金型は裏面側に、B金型は正面側に向きを変
える。
油圧シリンダの作動によって移動し、所定位置に達する
と回転用油圧揺動モータ(以下単に揺動モータとい
う。)の作動により、該A金型付きスライド部材はB金
型付きスライド部材と共に回動し、回動完了に伴い、成
形品付きA金型は裏面側に、B金型は正面側に向きを変
える。
しかるのち、油圧シリンダの作動によりB金型付きスラ
イド部材はダイプレート側に移動し、正常位置に置かれ
ると共にダイプレートと共に前進し、型締後成形サイク
ルに入る。
イド部材はダイプレート側に移動し、正常位置に置かれ
ると共にダイプレートと共に前進し、型締後成形サイク
ルに入る。
その間に先の裏面側のA金型から成形品を取り出すと共
にクリーニング後、待機するかあるいは成形品を取り出
した後に必要な金属部品をインサートすることができ
る。
にクリーニング後、待機するかあるいは成形品を取り出
した後に必要な金属部品をインサートすることができ
る。
要するに、成形サイクル中に予備のB金型あるいはA金
型から成形品の取り出しと、クリーニングあるいはイン
サート成形の準備を行うことができる。
型から成形品の取り出しと、クリーニングあるいはイン
サート成形の準備を行うことができる。
「実施例」 以下図に基づいて本発明の一実施例を説明する。
10は射出成形機(図示せず)の例えば可動側ダイプレー
トで、該可動側ダイプレート10の一方すなわち固定側ダ
イプレート(図示せず)と相対向する内方(対向面)
に、案内部材11の前半1101側壁がヒータ板(本体側)14
16を介して固着され、後半1102の側壁はフリーの状態と
なる。
トで、該可動側ダイプレート10の一方すなわち固定側ダ
イプレート(図示せず)と相対向する内方(対向面)
に、案内部材11の前半1101側壁がヒータ板(本体側)14
16を介して固着され、後半1102の側壁はフリーの状態と
なる。
また、案内部材11は固定側ダイプレートに固着せしめる
ものとしてもよく適宜選択可能である。
ものとしてもよく適宜選択可能である。
該案内部材11は、十分な強度を有する上・下・左・右部
平坦部材1103,1104,1105,1106を有するフレームから構
成され、平坦部材1103,1104を夫々上下ガイドフレーム
とする。
平坦部材1103,1104,1105,1106を有するフレームから構
成され、平坦部材1103,1104を夫々上下ガイドフレーム
とする。
上記上ガイドフレーム(上部平坦部材)1103の後半1102
側の略中央に、揺動モータ120が設けられると共に、該
揺動モータ120のシャフト1201は前記上ガイドフレーム
(上部平坦部材)1103を貫通して駆動部材(滑動面)13
01にキー1302を介して連結されている。
側の略中央に、揺動モータ120が設けられると共に、該
揺動モータ120のシャフト1201は前記上ガイドフレーム
(上部平坦部材)1103を貫通して駆動部材(滑動面)13
01にキー1302を介して連結されている。
該駆動部材(滑動面)1301の下面には、ヒータ板140の
上端面1401が固着されると共に、該ヒータ板140を挟ん
で前後にローラベアリング1402,1403の下端面1404が支
承部材(滑動面)1405の上面に固着され、そして前記ヒ
ータ板140を挟んで、かつ前記ローラベアリング1402,14
03と相対向する箇所にローラベアリング1406,1407が固
着されている。
上端面1401が固着されると共に、該ヒータ板140を挟ん
で前後にローラベアリング1402,1403の下端面1404が支
承部材(滑動面)1405の上面に固着され、そして前記ヒ
ータ板140を挟んで、かつ前記ローラベアリング1402,14
03と相対向する箇所にローラベアリング1406,1407が固
着されている。
上記支承部材(滑動面)1405は、前記したガイドフレー
ム(下部平坦部材)1104に取り付けた受け台1408のスラ
イドベアリング1409を介して回転自在に支持されてい
る。
ム(下部平坦部材)1104に取り付けた受け台1408のスラ
イドベアリング1409を介して回転自在に支持されてい
る。
前記ヒータ板140を挟んでその前後にA金型を取り付け
たスライド部材の1つスライド板150,160(以下単にス
ライド板150,160という。)が前記上下のローラベアリ
ング1402,1406,1403,1407を介して往復動可能に配され
る。
たスライド部材の1つスライド板150,160(以下単にス
ライド板150,160という。)が前記上下のローラベアリ
ング1402,1406,1403,1407を介して往復動可能に配され
る。
1410,1410…は前記上下ローラベアリングと間隙1411を
おいて案内部材11の前半1101の上下に設けられたローラ
ベアリングである。
おいて案内部材11の前半1101の上下に設けられたローラ
ベアリングである。
前記スライド板150,160の上部端面1501の所定箇所には
位置決め用凹部1502が垂直に形成されると共に前記ベア
リング1402,1406に対応する上下端面には軌道面1503,15
03がそれぞれ長手方向に形成され、さらに、該スライド
板150,160の前後端面には凹部1504,1505がそれぞれ形成
され、該凹部1504,1505にはシリンダーロッド1403の先
端係止片1414が嵌合できるように前記揺動モータ120の
回転半径Rと同一半径Rの曲面をもって形成されてい
る。
位置決め用凹部1502が垂直に形成されると共に前記ベア
リング1402,1406に対応する上下端面には軌道面1503,15
03がそれぞれ長手方向に形成され、さらに、該スライド
板150,160の前後端面には凹部1504,1505がそれぞれ形成
され、該凹部1504,1505にはシリンダーロッド1403の先
端係止片1414が嵌合できるように前記揺動モータ120の
回転半径Rと同一半径Rの曲面をもって形成されてい
る。
170,180は案内部材11の後半1102側の上部平坦部材1103
の前後に取り付けた位置決め用シリンダーで、該位置決
め用シリンダー170,180はそれぞれピストンロッド1701,
1801を有する。
の前後に取り付けた位置決め用シリンダーで、該位置決
め用シリンダー170,180はそれぞれピストンロッド1701,
1801を有する。
1303,1304は前記駆動部材1301の所要箇所に形成された
複数の貫通孔1308に挿通される位置決めピンで、該ピン
1303,1304が回転しないように2本並列すると共に該ピ
ン1303,1304の頭部1305には係止凹部1309が形成され、
該係止凹部1309に前記位置決め用シリンダー170のピス
トンロッド1701の係止片1702が係止離脱可能に形成す
る。
複数の貫通孔1308に挿通される位置決めピンで、該ピン
1303,1304が回転しないように2本並列すると共に該ピ
ン1303,1304の頭部1305には係止凹部1309が形成され、
該係止凹部1309に前記位置決め用シリンダー170のピス
トンロッド1701の係止片1702が係止離脱可能に形成す
る。
すなわち、該係止凹部1309は前記揺動モータ120の回転
半径Rと同一半径Rの曲面が形成され、該曲面に一致す
る係止片1702がピストンロッド1701の先端に形成されて
いる。
半径Rと同一半径Rの曲面が形成され、該曲面に一致す
る係止片1702がピストンロッド1701の先端に形成されて
いる。
該ピン1303の外周に段部1306,1306が形成され、該段部1
306にコイルスプリングにより押圧されるボールを介し
て駆動部材1301に固定せしむるビス1307が側壁より螺合
されている。
306にコイルスプリングにより押圧されるボールを介し
て駆動部材1301に固定せしむるビス1307が側壁より螺合
されている。
符号1417は前記ヒータ板140に組込まれた予熱ヒータ、
A、Bは前記スライド板150,160の側壁面に固定された
金型、1412はA金型付きスライド板150に固着されたシ
リンダーロッド1413を作動せしむるスライドシリンダー
で、該スライドシリンダー1412のストロークエンドにて
スライド位置を決めると共に、該シリンダーロッド1413
の先端係止片1414が第6図に示すように形成されてい
る。
A、Bは前記スライド板150,160の側壁面に固定された
金型、1412はA金型付きスライド板150に固着されたシ
リンダーロッド1413を作動せしむるスライドシリンダー
で、該スライドシリンダー1412のストロークエンドにて
スライド位置を決めると共に、該シリンダーロッド1413
の先端係止片1414が第6図に示すように形成されてい
る。
101,101…は前記可動側ダイプレート10および固定側ダ
イプレートを支承する支柱、1415はスライドシリンダー
1412に取り付けた近接スイッチ、190は異常警報用パト
ライトである。
イプレートを支承する支柱、1415はスライドシリンダー
1412に取り付けた近接スイッチ、190は異常警報用パト
ライトである。
本発明は以上のように構成されているので、加硫終了後
型開き工程が終了し、第1図のように可動側ダイプレー
トと共にA金型が後退する。
型開き工程が終了し、第1図のように可動側ダイプレー
トと共にA金型が後退する。
次いで、スライドシリンダーの作動によりA金型付きの
スライド板は前記ローラベアリングに案内されながら滑
動し、所定の位置に達すると、位置決め用シリンダーが
作動し、位置決めピンを降下せしめて、スライド板の位
置決め用凹部に合致せしむる。
スライド板は前記ローラベアリングに案内されながら滑
動し、所定の位置に達すると、位置決め用シリンダーが
作動し、位置決めピンを降下せしめて、スライド板の位
置決め用凹部に合致せしむる。
これにより駆動部材とスライド板が一体的に結合され
る。
る。
しかるのち、揺動モータが作動し、前記ヒータ板を挟ん
で所定の位置に保持された左右のスライド板がA・B金
型と共に矢印方向に回転するさいは、第5図に示す如く
該揺動モータの回転半径と同一半径上にある位置決めピ
ンの頭部から係止片が離脱し、そして定位置に達する
と、他方側に設けられている位置決め用シリンダーの係
止片が位置決めピンの頭部に嵌合されると同時にスライ
ド板の端面に形成された凹部にシリンダーロッドの係止
片が嵌合される。
で所定の位置に保持された左右のスライド板がA・B金
型と共に矢印方向に回転するさいは、第5図に示す如く
該揺動モータの回転半径と同一半径上にある位置決めピ
ンの頭部から係止片が離脱し、そして定位置に達する
と、他方側に設けられている位置決め用シリンダーの係
止片が位置決めピンの頭部に嵌合されると同時にスライ
ド板の端面に形成された凹部にシリンダーロッドの係止
片が嵌合される。
位置決めピンは双方の位置決め用シリンダーの作動にと
もない引き抜かれる。
もない引き抜かれる。
次いで、スライドシリンダーの作動により、B金型はス
ライド板と共に可動側ダイプレート方向に滑動して通常
成形位置に戻る。
ライド板と共に可動側ダイプレート方向に滑動して通常
成形位置に戻る。
この間、前記A金型から製品取り出しの作業を行う。
上記実施例において、スライド板の左右方向滑動を案内
するベアリングとしてローラベアリングを用いている
が、スライドレールでも用いることができる。
するベアリングとしてローラベアリングを用いている
が、スライドレールでも用いることができる。
要するに、金型とスライド板との重量を支承でき、かつ
これを円滑に左右方向滑動できるものであればよい。
これを円滑に左右方向滑動できるものであればよい。
「発明の効果」 本発明は、上記構成としたため、二つの金型を背中合わ
せ状で、かつダイプレートの対向面に対して左右スライ
ド可能に保持し、一方の金型をダイプレート側に位置せ
しめて射出成形している最中に、他方の金型内の残留物
を取り除く洗浄作業、あるいはインサート作業を終了し
ておき、該成形終了後の一方の金型と、洗浄作業等の済
んだ他方の金型とを置き換えることによって作業能率を
高めることが可能な射出成形機における金型移送装置を
提供し、成形サイクル全体の時間短縮が可能になる。
せ状で、かつダイプレートの対向面に対して左右スライ
ド可能に保持し、一方の金型をダイプレート側に位置せ
しめて射出成形している最中に、他方の金型内の残留物
を取り除く洗浄作業、あるいはインサート作業を終了し
ておき、該成形終了後の一方の金型と、洗浄作業等の済
んだ他方の金型とを置き換えることによって作業能率を
高めることが可能な射出成形機における金型移送装置を
提供し、成形サイクル全体の時間短縮が可能になる。
特に、成形材料が可塑材料でもゴムの如き粘着性を有す
るものでも、取り外し時間に無駄がなく、有効に活用で
き、作業能率も一段と向上せしむることができる。
るものでも、取り外し時間に無駄がなく、有効に活用で
き、作業能率も一段と向上せしむることができる。
また、インサート成形における部分組込む作業も成形工
程中に完了することができるなど本発明特有の効果を有
する。
程中に完了することができるなど本発明特有の効果を有
する。
さらに、本発明によれば金型を背中合わせ状に保持せし
めた状態で、スライド部材と共に金型だけを回転せしめ
るものであるため回転許容スペースも狭くて済み、この
種の装置の設置制限を受けることも少なくて済み、かつ
駆動源の小形化も図れるものである。
めた状態で、スライド部材と共に金型だけを回転せしめ
るものであるため回転許容スペースも狭くて済み、この
種の装置の設置制限を受けることも少なくて済み、かつ
駆動源の小形化も図れるものである。
第1図は本発明装置の一部断面斜視図、第2図は第1図
A−A線断面図、第3図は位置決めピンとスライド板の
位置決め時の状態を示す要部断面図、第4図は位置決め
ピンとスライド板の位置決め解除の状態を示す要部断面
図、第5図は位置決め用シリンダーと位置決めピンとの
嵌合、離脱関係を示す拡大説明図、第6図はシリンダー
ロットとスライド板との嵌合状態を示す説明図、第7図
は第6図B−B線断面図である。 符号の説明 10:ダイプレート 11:案内部材 120:揺動モータ 1301:駆動部材 1303,1304:位置決めピン 140:ヒータ板 1502:位置決め用凹部 170,180:位置決め用シリンダー 1701,1801:ピストンロッド
A−A線断面図、第3図は位置決めピンとスライド板の
位置決め時の状態を示す要部断面図、第4図は位置決め
ピンとスライド板の位置決め解除の状態を示す要部断面
図、第5図は位置決め用シリンダーと位置決めピンとの
嵌合、離脱関係を示す拡大説明図、第6図はシリンダー
ロットとスライド板との嵌合状態を示す説明図、第7図
は第6図B−B線断面図である。 符号の説明 10:ダイプレート 11:案内部材 120:揺動モータ 1301:駆動部材 1303,1304:位置決めピン 140:ヒータ板 1502:位置決め用凹部 170,180:位置決め用シリンダー 1701,1801:ピストンロッド
Claims (4)
- 【請求項1】可動側ダイプレートあるいは固定側ダイプ
レートのいずれか一方の対向面上に案内部材が備えら
れ、該案内部材は、上記ダイプレートの移動方向と左右
方向から直交する方向に、上記対向面の一端縁側から他
端縁側を越えて上下ガイドフレームが延設されてなり、
上記上下ガイドフレームには夫々内面側に滑動面が設け
られると共に、該上下滑動面間には背中合わせ状にスラ
イド部材が夫々、独立して左右方向に滑動可能に並設さ
れ、かつ上記各スライド部材の非背中合わせ面側には夫
々A金型、B金型が取り付けられ、そして上記ダイプレ
ートの他端縁側を越えて位置する上下のガイドフレーム
は、少なくとも上記金型の移動方向幅以上の長さを有す
ると共に、該上下ガイドフレームの夫々の内面に設けら
れている滑動面は、上下ガイドフレーム間で揺動モータ
ーと連動して正逆回転可能に備えられていることを特徴
とする射出成形機における金型移動装置。 - 【請求項2】金型付きスライド部材は十分な強度を有す
る板材であることを特徴とする請求項1記載の射出成形
機における金型移動装置。 - 【請求項3】金型付きスライド部材が滑動し、停止した
さいに所定の箇所に位置決めするための位置決め用シリ
ンダーが案内部材に取り付けられていることを特徴とす
る請求項1記載の射出成形機における金型移動装置。 - 【請求項4】上下ガイドフレームの夫々の内面に設けら
れている滑動面は、その上端面が揺動モータのピストン
ロッドの先端と係止し、下端面がスラストベアリング部
を介して回転自在に支承されていることを特徴とする請
求項1記載の射出成形機における金型移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1331026A JPH0710542B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 射出成形機における金型移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1331026A JPH0710542B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 射出成形機における金型移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03193323A JPH03193323A (ja) | 1991-08-23 |
JPH0710542B2 true JPH0710542B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=18238994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1331026A Expired - Fee Related JPH0710542B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 射出成形機における金型移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710542B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0789591B2 (ja) * | 1984-06-26 | 1995-09-27 | 株式会社東芝 | 炭酸ガスレ−ザ装置 |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP1331026A patent/JPH0710542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03193323A (ja) | 1991-08-23 |
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