JPH07105050B2 - 光デイスクのアドレス再生回路 - Google Patents

光デイスクのアドレス再生回路

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JPH07105050B2
JPH07105050B2 JP61115277A JP11527786A JPH07105050B2 JP H07105050 B2 JPH07105050 B2 JP H07105050B2 JP 61115277 A JP61115277 A JP 61115277A JP 11527786 A JP11527786 A JP 11527786A JP H07105050 B2 JPH07105050 B2 JP H07105050B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ディスクにレーザーを照射して各種情報を
記録再生する光ディスク装置、特にアドレス再生回路に
関するものである。
従来の技術 近年、各種情報をディスクにレーザー光を用いて記録再
生する光ディスクメモリが多く提案されている。その中
で、記録密度および転送レートを向上させる記録再生方
法として、光ディスクの表面に、ディスク半径方向の断
面がV字形となる溝を形成し、このV溝の斜面をトラッ
クとして信号の記録再生を行なう方法を提案した。(特
開昭59−36338号公報) 第2図にV溝を持つ光ディスクの半径方向の断面の斜視
図を示す。第2図のAとB或いはCとD等の互いに隣り
合う2つの斜面に、第2図に示す様に2つのレーザービ
ーム1および2を照射する。これらのレーザーを互いに
独立に駆動することにより、2つの斜面をトラックとし
て独立な信号を記録することができる。記録薄膜3は、
例えばTeox(x1.1)を用い、レーザーパワーの変化
に従って反射率を変化させることにより信号の記録を行
なう。
以上のように記録した信号を再生する場合、記録時と同
様に隣り合う2つの斜面にレーザーを再生パワーとして
照射し、2トラックの信号を同時に再生する。この再生
方式については前記公報に詳しく示されている様に、V
溝の形状を最適化すれば、ディスクからの反射光のうち
±1次回折光を中心として受光することにより、隣接斜
面からのクロストークを十分抑制し、1つのトラックの
信号をそれぞれ再生することができる。
次に、V溝を持つ光ディスクの製作方法の一例について
簡単に説明する。第3図にカッティング時の金属原盤の
断面を示す。第3図に示す様に、V字形状を持つカッテ
ィング針6で金属原盤5をカッティングする。一般にカ
ッティング針6の幅は、V溝のピッチより大きいため、
図に示す様に、重ね切りが行なわれている。本明細書で
はカッティング針6の先端部7でカッティングされる部
分を谷,重ね切りにより形成される部分を山と呼ぶこと
にする。第3図において、8,9は谷、10,11は山である。
つぎにこの金属原盤上にニッケルなどをメッキしてスタ
ンパをとり、スタンパで基材樹脂を成形する。
一般に、光ディスク上には記録トラックを成す溝以外
に、光ディスクの各種情報を表示するため、参照信号が
光ディスク製作時に記録されている。例えば、参照信号
として、目的とするトラックを検索するためのアドレス
信号,ディスクをセクタに分割する場合のセクタ信号,
各種の識別信号を表わすコード信号などがある。
本明細書では、参照信号の一例として、アドレス信号に
ついて説明する。
アドレス信号は、各V溝を示すアドレス値のコード信
号,アドレス領域の始点を示すアドレスマーク信号,コ
ード信号の再生時に発生したエラーを検出,訂正するた
めのエラー訂正符号,クロック同期をとるプリアンブル
信号などで構成する。
アドレス信号は、第4図に示す様に、V溝の深さを変化
させたピットaPを形成することにより記録する。このピ
ットaPは、第3図に示したカッティング針6をV溝のカ
ッティング時にピットの位置に対応させて振動させるこ
とにより作成する。第4図の谷部の稜線γに沿った断面
図を第5図に示す。第5図は、ピットaPによるV溝の深
さの変化の一例を表わしている。ピットaPによるV溝の
深さの変化は、第5図に示したように、ゆるやかにな
る。第4図は、ピットaPを模式的に示したものである。
また、アドレス信号の再生は、ピットによるV溝の深さ
の変化で、ディスクから反射した回折光の強度が変化す
ることを検出して行なうことができる。
しかし、このようなアドレス記録方式では、第4図に示
す様に、1本のV溝上のトラックC,Dにピットを記録し
ても、それぞれトラックBおよびEと共有する山の稜線
αおよびβも変調され、トラックB,Eの再生信号にクロ
ストークが発生する。特に第6図に示す様に、隣接する
V溝でアドレス信号のピットが重なるような場合には、
隣接するピットの影響により、アドレス信号を読み誤る
可能性が高くなる。
そのため、アドレス信号の隣接する溝間のクロストーク
の影響をなくしたアドレスの記録再生方式について提案
した。(特願昭59−181752号)つぎにこの特願昭59−18
1752号での出願について簡単に説明する。
この出願では、V溝の深さを変調してアドレス信号を記
録する時に、このアドレス信号が隣接するV溝で重なら
ないように配置する。アドレス信号の再生に際しては、
2つのレーザービームをV溝の谷をはさむ2つのトラッ
ク(第4図の例では、トラックCおよびD)の上に、そ
れぞれ照射し、光ディスクからの反射光を光検出器でそ
れぞれ受光してV溝の2斜面上の信号を独立して再生す
るようにし、前記の光検出器から再生した2つのアドレ
ス信号が一致した場合に、該当するV溝のアドレス信号
とするものである。
発明が解決しようとする問題点 実際に、第3図で示したようなV溝のカッティングを行
なう場合、カッティング針6の先端7の角度が丸くな
り、V溝の谷の角度も丸くなる傾向がある。この例を第
7図に示す。第7図はディスクの断面を表わす。12,13,
14は谷を示し、15,16は山を示す。従来例で説明したよ
うに、レーザービーム1,2を図の矢印の方向から、トラ
ックC,Dへそれぞれ照射する場合、2つのトラックのは
さむ谷13の角が丸くなれば、ディスクから反射する回折
光の分布が変化し、隣接斜面からのクロストーク成分が
増加する。
そのため、第8図に示す様に、2つのレーザービーム1,
2をV溝の山をはさむトラック(例えば、トラックBと
C)の上に照射する方式が考えられる。第3図で示した
様に、V溝の山はカッティング針の重ね切りにより成形
するため、その角度は一定に保たれ、隣接斜面からのク
ロストーク成分が増加することはない。
しかし、このようなV溝の山を中心とするトラッキング
制御を行えば、2つのレーザービームは2本のV溝へま
たがることになり、従来のアドレス信号の再生方法で
は、正しいアドレス信号を再生することはできない。第
9図は、第8図で示したディスクの斜視図である。例え
ば、谷13を持つV溝上にピットaPが形成されているとす
る。第8図の場合、レーザービーム1および2は、トラ
ックB,C上にそれぞれスポット17,18をつくる。稜線α
は、ピットaPのため図のように変化しており、スポット
17および18の両方でピットを検出する。このとき従来の
アドレス信号再生方法では、トラック上にある正しいピ
ットと判断する。また、レーザービーム1および2がト
ラックD,Eへ照射される場合、そのトラック上のスポッ
トを17′,18′とする。稜線βも、ピットaPのため変化
し、スポット17′,18′の両方でピットを検出する。そ
のため、この場合も正しいピットと判断することにな
る。このように、V溝の山を中心としてトラッキング制
御を行なう場合は、従来のアドレス信号再生方法では、
クロストーク成分の分離ができないため、正しいアドレ
ス信号を再生することができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、V溝の山を
はさむ2つのトラックを一組として使用する場合に、ア
ドレス信号間のクロストークの影響をなくし、アドレス
信号を誤りなく再生することができるアドレス信号の再
生方法を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するため、光ディスクのV
溝の深さを変調してアドレス信号を記録し、このアドレ
ス信号が隣接するV溝で重ならないように配置した光デ
ィスクを用いる。この光ディスクのアドレス信号の再生
は、V溝の山を中心として隣接するトラックにそれぞれ
照射した2つのレーザービームの各トラックからの反射
光をそれぞれ受光する光検出器を用い、各光検出器から
の再生信号の包絡線を求める検波回路と、2つの再生信
号の包絡線の大きさを比較する比較回路を備えたアドレ
ス再生回路で行なう。
作用 本発明で使用する光ディスクは、アドレス信号が隣接す
るV溝で重ならないため、アドレス信号間の干渉は発生
しない。
この光ディスクのアドレス信号を再生する場合、クロス
トークが発生し、2つの再生信号でピットを読むことが
できる。しかし、ピットの有無による再生信号の振幅変
化の大きさは、ピットの存在するトラックの方が、他方
のトラックより大きくなる。そのため、検波回路で各再
生信号の包絡線を求め、その大きさを比較回路で比較す
ることにより、2つのトラックからアドレス信号を記録
したトラックを判別することができ、アドレス値を正し
く再生することができる。
実施例 以下本発明の実施例について説明する。
第10図は実施例の説明に用いる光ディスクのフォーマッ
トを示すものである。第10図において、20はディスクの
最外周、21はディスクの最内周、22は中心穴を表わす。
最外周20と最内周21に囲まれた部分にV溝が同心円状あ
るいはスパイラル状に形成されている。また、23はヘッ
ダー領域を表わしている。ヘッダー領域23には、アドレ
ス信号を溝の深さを変調して記録している。19はヘッダ
ー領域の開始点を示すヘッダーマークである。
次に、ヘッダー領域のフォーマット図を第11図に示す。
第11図において、A〜Jはトラック、25〜28はV溝の
山、30〜34はV溝の谷を示し、V溝の山を実線,V溝の谷
を破線で表わす。また、35で示す斜線部は谷31を有する
V溝上に記録したアドレス信号を表わす。また、トラッ
クBおよびE上の斜線部は、V溝の山の稜線が変化する
部分を示している。アドレス信号は、ディジタルデータ
として表わされ、符号の“0",“1"に、ピットの有無を
対応させて記録する。36の斜線部も同様に谷33を有する
V溝上に記録したアドレス信号を表わす。
第1の実施例では、この様に一本おきのV溝にアドレス
信号を記録した光ディスクを用いて説明する。
アドレス信号の構成の一例を第12図に示す。第12図に示
すように、再生回路のクロックの同期を容易にするため
のプリアンブル信号PAがアドレス信号の先頭にある。さ
らに、復調の同期をとるためのアドレスマーク信号AM,
アドレス値を表わすコード信号ADR,発生したエラーを検
出,訂正するためのエラー訂正符号ECCと続く。
つぎに、アドレス信号の再生方法について説明する。例
えば、2つのレーザービームが、第11図のトラックBお
よびCに入射する場合について説明する。17,18は、そ
れぞれレーザービームによるスポットを表わしている。
第1図は第1の実施例におけるアドレス再生回路のブロ
ック図を示すものである。第1図において、40,41,42は
光検出器、43,44はプリアンプ、45はゲート回路、46,47
は検波回路、48は比較回路、49は切換回路、50は制御回
路、51は復調回路、52はアドレス補正回路、53は出力端
子である。
例えば、トラックB上のスポット17からの反射光が光検
出器40に入射し、トラックC上のスポット18からの反射
光が光検出器41に入射するとする。各光検出器は入射光
を電気信号に変換して出力する。プリアンプ43,44は、
各光検出器の出力信号を増幅し再生信号P1,P2とする。
検波回路46,47はそれぞれ再生信号P1,P2を検波し、そ
の包絡線を求め、検波信号e1,e2を比較回路48へ送る。
また、他の光源(図示せず)を光ディスクの内周部に照
射し、その反射光を光検出器42に入射させる。光検出器
42はディスクの回転に対応してヘッダーマーク信号19を
検出する。ゲート回路45は検出したヘッダーマーク信号
からアドレス信号内のプリアンブル信号の期間を示すゲ
ート信号gを発生させ、比較回路48へ送る。比較回路48
はゲート信号gの示す期間で検波信号e1,e2の大きさを
比較する。この時、検波信号e1,e2は、それぞれ再生信
号P1,P2のプリアンブル信号の大きさを表わしている。
検波信号e1が大きい場合に“1"となり、検波信号e2が大
きい場合に“0"となる比較信号を切換回路49およびア
ドレス補正回路52に送出する。この場合、トラックC
は、トラック幅の全てがピットにより深さが変調されて
いるが、トラックBはトラック幅の一部が深さの変調を
受けているだけであるため、検波信号e2の方が大きくな
り、比較信号は“0"となる。切換回路49は比較信号
により、アドレス信号の振幅の大きい方に切換える。こ
の場合は、再生信号P2を接続し、制御回路50および復調
回路51に送出する。制御回路50は再生信号からアドレス
信号に同期したクロックcを再生し、復調回路51,アド
レス補正回路52へ供給する。また、再生信号からアドレ
スマーク信号を検出し、同期信号Sを復調回路51へ送出
する。復調回路51はクロックc,同期信号Sを用いて、再
生信号からコード信号およびエラー訂正信号を検出し、
コード信号のエラーを訂正して復号し、該当するトラッ
クに記録したアドレス値rを再生する。アドレス補正回
路52はアドレス値rの下位に比較信号の示す符号を付
加し、出力端子53よりアドレス値Rとして出力する。こ
の場合、比較信号の符号は“0"であり、再生したアド
レス値rの下位に“0"のビットを付加したものをトラッ
クBおよびCのアドレス値Rとする。
つぎに、トラックDとEのアドレス信号を再生する場合
について説明する。この場合、スポット17はトラックD
上に、スポット18はトラックE上に移動し、第11図でそ
れぞれ17′,18′と表わす。アドレス信号を記録したピ
ットはトラックD上に有るため、検波信号e1の方が大き
くなり、比較回路48は比較信号として“1"を出力す
る。これにより切換回路49は、再生信号P1を復調回路51
に接続する。復調回路51は再生信号P1から同様にしてア
ドレス値rを再生する。アドレス補正回路52は比較信号
の符号である“1"を再生したアドレス値rの下位に付
加し、トラックDおよびEのアドレス値R′として出力
する。
以上のように、本実施例によれば、各トラックの再生信
号から求めた検波信号の大きさを比較することによりア
ドレス信号を記録したトラックを判別することができ
る。そのため、トラックCとDのような同じV溝のトラ
ックでは同じアドレス値rしか記録できないが、2つの
レーザービームのどちらでアドレス信号を記録したトラ
ックを再生したかを判定することにより、アドレス値r
の下位に符号“0"あるいは“1"を付加し、2組のトラッ
クに別のアドレス値R,R′を割当てることができる。ま
た、本実施例のアドレス再生方法を用いれば、1本おき
のV溝にアドレス信号を記録するだけで、全てのV溝の
アドレス値を求めることができ、ディスクの製作が容易
となる。
また、本実施例では比較信号を用いて、アドレス信号の
再生振幅の大きい方の再生信号からアドレス値の復調を
行なうため、アドレス信号のエラーが少なく、正確なア
ドレス値を再生することができる。
つぎに、各V溝にアドレス信号を記録した光ディスクを
使用する場合について説明する。このような光ディスク
のヘッダー領域の拡大図を第13図に示す。第13図におい
て、第11図と同様に、A〜Jはトラック、24〜29はV溝
の山、30〜34はV溝の谷を示す。35〜39はそれぞれのV
溝上に記録したアドレス信号を表わす。各V溝にアドレ
ス信号を記録する場合には、例えばこのように、1本お
きのV溝でアドレス信号を記録する位置を交互に配置す
ることにより、アドレス信号間で発生する干渉を防止す
る。
まず、この光ディスクのアドレス再生に第1の実施例に
おけるアドレス再生回路を用いる場合について説明す
る。この場合、1本のトラックにアドレス信号が2ケ所
あるため、第1図におけるゲート回路は、ヘッダーマー
ク信号から各アドレス信号のプリアンブル信号に対応し
た期間のゲート信号g1,g2を発生する。各ゲート信号に
対する各ブロックの動作は、第1の実施例と同様であ
る。例えば、第13図に示すように、スポット17,18がそ
れぞれトラックB,C上にあり、図の上方向に移動してい
るとする。まず、アドレス信号35を再生する。第11図で
説明した場合と同様にして、アドレス値Rを得る。この
場合、比較信号の符号は=0となり、アドレス信号35
に記録したアドレス値をrとすれば、アドレス値RはR
=r+0=rとなる。つぎに、アドレス信号37を再生
し、アドレス値R′を再生したとする。この場合、比較
信号の符号は=1となり、アドレス信号37に記録した
アドレス値を(r−1)とすれば、アドレス値R′は、
R′=(r−1)+1=rとなる。以上のように、どち
らのアドレス信号を再生しても、求めるアドレス値は一
致する。このように、V溝に記録するアドレス値の増減
と比較信号の符号を合わせることにより、第1の実施例
におけるアドレス再生回路を用いて、各V溝にアドレス
信号を記録したディスクのアドレス再生を行なうことが
できる。
つぎに、本発明による第2の実施例について説明する。
第14図は第2の実施例におけるアドレス再生回路のブロ
ック図を示すものである。第14図において、40,41,42は
光検出器、43,44はプリアンプ、45はゲート回路、46,47
は検波回路、51は復調回路、53は出力端子でこれらは第
1図で説明したものと同様である。また、54は比較回
路、55は制御回路である。
本実施例では、第13図に示したように、各V溝にアドレ
ス信号を記録した光ディスクを用いる。第13図に示すよ
うにトラックB,C上にそれぞれスポット17,18が有る場合
について説明する。光検出器40,41,プリアンプ43,44,検
波回路46,47は第1の実施例と同様の動作をし、検波信
号e1,e2を求める。また、ゲート回路45は、光検出器42
で検出したヘッダーマーク信号から、各アドレス信号の
プリアンブル信号の期間を示すゲート信号g1,g2を発生
させ、比較回路54へ送る。、比較回路54は、ゲート信号
g1,g2の示す期間で検波信号e1,e2の大きさを比較す
る。そして、検波信号e1の方が大きい場合、比較信号h
を“1"とし制御回路55へ出力する。また、制御回路55,
復調回路51には再生信号P1が入力されている。制御回路
55は比較信号hが“1"になると動作を開始し、再生信号
P1からアドレスマーク信号を検出し、同期信号Sを復調
回路51へ送出する。復調回路51は同期信号Sに従って、
再生信号P1からアドレス値を再生し、トラックBおよび
Cのアドレス値として、出力端子53より出力する。
このように、トラックBおよびCを再生する場合、アド
レス信号35とアドレス信号37が再生されるが、アドレス
信号37に記録したアドレス値がトラックB,Cのアドレス
を表わす。また、トラックDおよびEを再生する場合、
アドレス信号35とアドレス信号38が再生されるが、同様
にして、アドレス信号35に記録したアドレス値がトラッ
クD,Eのアドレスとなる。
以上のように本実施例によれば、各トラックの再生信号
から求めた検波信号を比較し、予め決められた検波信号
の方が大きい場合に、アドレス値を再生することによ
り、同じトラック上に2つのアドレス信号が存在する場
合でも正しくアドレス値を再生することができる。
また、本実施例では、比較信号を用いて、復調回路に入
力するアドレス信号の再生振幅が大きい場合に復調を行
なうため、アドレス信号のエラーが少なく、正確なアド
レス値を再生することができる。
また、本実施例では、復調する再生信号の切換やアドレ
ス値の補正が不必要であるため、アドレス再生回路の構
成が簡単となる。
なお、本実施例ではプリアンブル信号で2つのアドレス
信号の再生振幅の大きさを比較しているが、再生した2
つのアドレス信号は同じ内容であるため、プリアンブル
信号に限るものではなく、アドレス信号内の他の信号を
使用することもできる。
発明の効果 以上述べてきたように本発明によれば、V溝の山を中心
として隣接するトラックにそれぞれ照射した2つのレー
ザービームの各トラックからの反射光を各光検出器で受
光し、再生信号を検波することにより各アドレス信号の
再生振幅大きさを求め、これらの大きさを比較すること
により、2つのトラックの再生信号のうち、アドレス信
号を記録したトラックの再生信号を判別することがで
き、この判別した再生信号からアドレス信号を復調する
ことにより、V溝の山を挾んだ2つのトラックを用いる
場合にアドレスを正しく再生することができ、実用的に
きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるアドレス再生回路の
ブロック図、第2図はV溝を持つ光ディスクの断面の斜
視図、第3図は金属原盤の断面図、第4図はV溝上のピ
ットを示す斜視図、第5図はV溝上のピットの断面図、
第6図はV溝上のピットの重なりを示す斜視図、第7図
および第8図はレーザービームの照射位置を示すディス
クの断面図、第9図は第8図の斜視図、第10図は光ディ
スクのフォーマット図、第11図は光ディスクのヘッダー
領域を示す第1のフォーマット図、第12図はアドレス信
号の構成を示すフォーマット図、第13図は光ディスクの
ヘッダー領域を示す第2のフォーマット図、第14図は本
発明の他の実施例におけるアドレス再生回路のブロック
図である。 A〜J……トラック、1,2……レーザービーム、40,41…
…光検出器、46,47……検波回路、48,54……比較回路、
49……切換回路、52……アドレス補正回路、51……復調
回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク半径方向の断面がV字形となるV
    溝を有し、予めアドレス信号をV溝の深さを変調して記
    録し、このアドレス信号が隣接するV溝で重らないよう
    に配置してなる光ディスクを使用し、この光ディスク上
    のV溝の斜面をトラックとして用い、V溝の山を挟み隣
    接する2つのトラックにおのおのレーザービームを照射
    し、各トラックからの反射光をそれぞれ光検出器で受光
    して再生信号を得る光ディスク装置におけるアドレス再
    生回路であって、2つの再生信号の包絡線を求める検波
    回路と、検波した包絡線の大きさを比較し、予め定めた
    チャンネルの包絡線が大きい場合に比較信号を“1"と
    し、他方のチャンネルの包絡線が大きい場合に比較信号
    を“0"とする比較回路と、比較信号に基づき2つの再生
    信号から包絡線の大きい方を選択する切換回路と、選択
    された再生信号からアドレス値を復号する復調回路と、
    復号したアドレス値に比較信号の値を付加するアドレス
    補正回路を有し、該当するトラックのアドレスとして補
    正したアドレス値を用いることを特徴とする光ディスク
    のアドレス再生回路。
  2. 【請求項2】各V溝上にあるアドレス信号を隣接するV
    溝で重ならないように配置してなる光ディスクを使用
    し、比較信号の値が予め定めた値(“0"あるいは“1")
    となる場合に、検波した包絡線が大きくなるチャンネル
    の再生信号からアドレス値を復号する復調回路と、比較
    信号が前記の値になるとアドレスの復号を開始するよう
    に復調回路を制御する制御回路を有し、比較信号に基づ
    き予め定められたチャンネルの包絡線が大きい場合に、
    再生信号からアドレス値を復号し、該当するトラックの
    アドレスとして用いることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の光ディスクのアドレス再生回路。
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