JPH07105927B2 - ビデオディスクおよびその記録装置 - Google Patents

ビデオディスクおよびその記録装置

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JPH07105927B2
JPH07105927B2 JP63291231A JP29123188A JPH07105927B2 JP H07105927 B2 JPH07105927 B2 JP H07105927B2 JP 63291231 A JP63291231 A JP 63291231A JP 29123188 A JP29123188 A JP 29123188A JP H07105927 B2 JPH07105927 B2 JP H07105927B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号を記録するビデオディスク及びその
記録装置に関し、特に映像信号を多チャンネルに分割し
て並列記録するビデオディスク及びその記録装置に関す
るものである。
従来の技術 一般に、映像信号は、輝度信号と2種類の色信号から構
成されている。この映像信号をVTRや光ディスクなどの
記録媒体に記録する場合、これらの信号を周波数分割多
重して記録する方法や時分割多重して記録する方法など
がある。記録再生特性が非線形な記録媒体に周波数分割
多重して記録した場合、再生信号にモアレが発生しやす
いなどの問題点がある。また、時分割多重して記録する
場合、信号帯域が広くなるという欠点がある。そこで、
映像信号を多チャンネルに分割して並列記録する方式を
適用することが知られている。
一方、映像信号をVTRや光ディスクなどの記録媒体に記
録する場合、高密度に記録できることが望ましい。しか
し、記録密度を高くするためにトラックピッチを狭くす
れば、隣接トラックからのクロストークが問題となる。
クロストークによる再生画質の劣化を軽減するには、隣
接トラックに記録した信号の相関が強い方がよい。映像
信号では、画面上で近傍の走査線どうしは相関が高い
が、同じ走査線上の3種類の信号間では相関が低くな
る。そのため、映像信号を多チャンネルに分割し、画面
上で近傍の走査線の同種類の信号が隣接トラックに来る
ように記録すればよい。このような記録フォーマットの
従来例を第7図に示す。
第7図において、n番目の走査線の輝度信号をYn、第1
の色信号をAn、第2の色信号をBnと表わす。同図(a)
に示した映像信号を、各色信号を時間軸圧縮し輝度信号
に時分割多重し、1ライン毎に2チャンネル(ch1,ch
2)に分割した場合のフォーマットを同図(b)に示
す。この2チャンネルの信号を隣接するトラックに記録
すれば、画面上で隣接する走査線の同じ種類の信号どう
しが記録媒体上で並ぶため、記録信号の相関が高くなり
クロストークによる再生画質の劣化が軽減される。ま
た、2つのトラック間のスペースを両側のトラックとの
スペースより狭くできるため、記録密度を向上させるこ
ともできる。
発明が解決しようとする課題 前記のように、再生画質の劣化を効果的に軽減するため
には、2つのトラックに記録した走査線の位置が一致し
ていなければならない。この位置が離れれば、再生画面
上にゴーストのような妨害が発生する。近年、テレビの
画面は大型化の傾向にあり、さらにハイビジョンテレビ
になれば画面が大型化し横幅も広くなる。しかも、ハイ
ビジョンテレビでは、画質が高精細度になり、画面に近
づいて見ることも可能なため、ゴースト状の劣化に対す
る許容値は小さくなる。例えば、40インチのハイビジョ
ンテレビの画面では、横幅が約88cmとなり、ゴースト状
の信号のずれを1mm以下とするには、クロストーク信号
の時間ずれは33ns以下にしなければならない。記録媒体
の線速度を10m/sとすれば、この時間ずれは記録媒体上
で0.33umの距離に対応する。記録媒体として光ディスク
を用いる場合、2チャンネルの記録レーザー光のトラッ
ク方向の位置を0.33um以内に揃えなければならない。こ
のような精度に2つのレーザー光の位置を調整すること
は、調整工程を複雑にする。また、光学ヘッドの環境変
化や経年変化によるレーザー光の位置の変動をこの範囲
に抑えることは困難であり、光学ヘッドも高価なものに
なる。
また、追記型/書換え型のビデオディスクとして開発が
進められている相変化型光ディスクや光磁気ディスクで
は、レーザー光をディスク上に絞り込んだときの熱エネ
ルギーを利用して記録を行っている。レーザーの絞り光
の強度分布は、概ねガウス分布になっており、中心部で
信号を記録しても、記録温度に達しない強度の部分が周
辺に存在している。そのため、前記レーザー光を前記の
範囲以内に揃えれば、2つの絞り光の周辺部分が重なり
トラック間の温度が高くなり、記録したピットの形状が
変形したり2つのピットがつながる減少が発生する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、記録レー
ザー光の位置ずれを補償して、トラック上の走査線の位
置を一致させて記録することができるビデオディスクお
よびその記録装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 本発明は、ディスク上の設定した位置にn本(nは2以
上の整数)のトラックを半径方向に直線的に横切る基準
マーク信号を予め記録したビデオディスクを用いる。
また、本発明は、映像信号の記録に先立ち予めディスク
上に記録してある基準マーク信号にn個の記録用レーザ
ー光を照射し、各トラック毎に基準マーク信号を検出す
る検出回路と、各トラック毎に検出した基準マーク信号
の時間差を計測するタイミング検出回路と、映像信号を
記録するときに各チャンネルの時間差を補正するタイミ
ング補正回路とを具備したビデオディスク記録装置を用
いて、映像信号をnチャンネルに分割し、前記ディスク
のn本のトラックに映像信号を記録する。
作用 本発明では、映像信号の記録に先立ち予めディスク上に
記録してある基準マーク信号にn個の記録用レーザー光
を照射し、その反射光から各トラック毎に基準マーク信
号を検出回路で検出し、各トラック毎に検出した基準マ
ーク信号の時間差をタイミング検出回路で計測すること
により、n個の記録用レーザー光の位置ずれを求める。
つぎに、映像信号をnチャンネルに分割し、前記ディス
クのn本のトラックに映像信号を記録するとき、各トラ
ック毎の記録レーザー光の位置ずれによる時間差をトラ
ック毎に信号を記録するタイミングをタイミング補正回
路で補償することにより、トラック上の走査線の位置を
一致させて記録することができる。
実施例 以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本実施例におけるビデオディスクの表面図で
ある。本実施例では、ビデオディスク1の内周部分にn
本のトラック2を横切るように基準マーク信号3を形成
する。基準マーク信号3の形成方法は、ビデオディスク
の種類により異なる。まず、再生専用のビデオディスク
について説明する。再生専用のビデオディスクは、ガラ
ス原盤にフォトレジストを塗布し、専用の記録装置で映
像信号を記録する。一般に、ガラス原盤の表面には溝な
どが形成されておらず、平面である。記録した信号の列
がトラックとなる。このガラス原盤に形成した基準マー
ク信号を第2図に示す。第2図は基準マーク信号を記録
した部分の拡大図である。第2図において、4,5,6は信
号を記録するトラックで、7は記録した信号のピットで
ある。これらは、実際には見えないが説明のため仮想的
に示した。基準マーク信号8は、n本のトラック4,5,6
を垂直に横切るようにして形成する。基準マーク信号8
は、図のようにガラスの表面にエッチングなどでピット
を形成することにより記録する。あるいは、ダイヤモン
ドカッターなどで傷をつけることや、アルミ箔などをガ
ラスの表面に張り付けることで記録することも可能であ
る。なお、本実施例では、ビデオディスク1の内周部分
に基準マーク信号を形成したが、例えば、外周部分に形
成することも可能である。つぎに、追記型/書換え型の
ビデオディスクについて説明する。これらのビデオディ
スクでは、トラッキング制御をかけるため、ディスクの
表面に溝が形成されている。第3図はこのようなディス
クに基準マーク信号を記録した部分の拡大図である。第
3図において、9,10はトラッキング制御をかけるために
形成された溝である。図のようにサーボ用レーザー光11
を溝9に、記録用レーザー光12,13,14,15をランド部に
照射する。サーボ用レーザー光11を溝9に沿うようにト
ラッキング制御をかけることにより、各記録用レーザー
光をランド部に沿って照射することができる。基準マー
ク信号は、ランド部を横断するように溝16を形成するこ
とにより記録する。この基準マーク信号は、トラッキン
グ制御用の溝を形成する工程で同時に形成することが可
能である。また、従来のディスクに比べてトラックピッ
チを半減することにより記録密度を向上させたものにV
溝ディスクがある(特開昭60-66332公報)。第4図にV
溝ディスクの表面図を示す。第4図において、17,18,1
9,20をV溝の谷、21,22,23をV溝の山とする。このよう
なV溝は、V型の先端を持つダイヤモンドバイトで銅の
原盤を切削加工することにより作製する。例えば、V溝
の谷をはさむ2つの斜面上に記録用レーザー光24,25を
照射して2チャンネルの信号を記録するものとする。こ
の場合、基準マーク信号26はV溝を切削加工するときに
切り込み深さを一部分深くすることにより記録する。
次に、以上のようにして基準マーク信号を記録したビデ
オディスクに映像信号を記録するビデオディスク記録装
置の実施例について説明する。本実施例では、映像信号
を2チャンネルに分割し、2つの記録用レーザー光を用
いて2本のトラックに記録するものとする。
第5図は、本実施例におけるビデオディスク記録装置の
構成を示すブロック図である。第5図において、30,31
は光検出器、34,35は検出回路、38はタイミング検出回
路、44,45は映像信号の入力端、41,42は切り換え回路、
43はタイミング補正回路、52,53はFM変調回路、54,55は
レーザードライブ回路である。本実施例では、映像信号
の記録に先立ち、前記のようにしてビデオディスク上に
記録してある基準マーク信号に2個の記録用レーザー光
を照射し、各トラック毎にディスクからの反射光を光検
出器30,31で受光し、再生した信号を前置増幅器32,33で
増幅する。各チャンネルの再生した信号から基準マーク
信号を検出回路34,35で検出する。検出した各トラック
毎の基準マーク信号a,bはタイミング検出回路36に入力
される。タイミング検出回路36は、カウンタ37、レジス
タ38,39、比較器40で構成する。カウンタ37は、クロッ
ク発生回路58からのクロックに同期してカウントを行
う。レジスタ38,39は、基準マーク信号a,bをそれぞれ入
力した時点でのカウンタ37の値を書き込む。比較回路40
は、レジスタ38とレジスタ39に書き込んだ値を比較し、
どちらの基準マーク信号がどれだけ早く再生されたかを
検出し、切り換え信号c及びタイミング補正信号dを出
力する。基準マーク信号を早く再生したチャンネルの記
録用レーザー光は、他方の記録用レーザー光よりも前方
に位置することになる。また、2つのチャンネルで再生
した基準マーク信号の時間差と線速度から2つの記録用
レーザー光の間隔を求めることができる。そのため、後
方になるチャンネルの記録信号を前記間隔に対応した時
間差だけ遅延して記録することにより、先行するチャン
ネルが記録した位置に揃えて記録することができる。
つぎに、映像信号を記録する場合について説明する。あ
らかじめ2チャンネルに分割した映像信号を入力端44,4
5から入力する。各チャンネルの映像信号を、増幅器46,
47で増幅し、切り換え回路41に入力する。切り換え回路
41は、タイミング検出回路36から入力された切り換え信
号cに基づき、後方になるチャンネルの映像信号をタイ
ミング補正回路43に送出し、前方になるチャンネルの映
像信号をそのまま第二の切り換え回路42に送出する。タ
イミング補正回路43は、A/D変換器48、メモリ49、D/A変
換器50、アドレス制御回路51で構成する。タイミング補
正回路43に入力した映像信号は、A/D変換器48でディジ
タル信号に変換し、アドレス制御回路51からの書き込み
アドレスに従い、メモリ49へ書き込む。アドレス制御回
路51は、タイミング検出回路36から入力されたタイミン
グ補正信号dに基づき、2つのチャンネル間の時間差に
対応するアドレスだけ読みだしアドレスを遅延し、書き
込んだ映像信号を読み出す。D/A変換器50は、読み出し
た映像信号をアナログ信号に変換し、第二の切り換え回
路42に送出する。第二の切り換え回路42は、タイミング
検出回路36から入力された切り換え信号cに基づき、切
り換え回路41から直接入力した映像信号およびタイミン
グ補正回路43から入力した映像信号をそれぞれ元のチャ
ンネルに切り換え、FM変調回路52,53へ送出する。各FM
変調回路52,53は、映像信号にFM変調を行う。レーザー
ドライブ回路54,55は、FM変調された映像信号に従いそ
れぞれのチャンネルの記録用レーザー光を変調するため
の記録信号を出力端56,57から送出する。
一般にディスクを駆動する方式として、常に線速度が一
定になるように回転数を制御するCLV制御方式と、常に
角速度が一定になるように回転数を固定するCAV制御方
式とがある。CLV制御方式では、2個の記録用レーザー
光の位置ずれに対応した時間差は、ディスク上で一定で
ある。本実施例をCLV制御方式の場合に適用すれば、2
個の記録用レーザー光の位置ずれに対応した時間差が一
定となるため、タイミング検出回路36の中のカウンタ37
を動作させるクロックとタイミング補正回路43の中のア
ドレス制御回路51のクロックを同一にすれば、タイミン
グ補正信号dとして2つのレジスタの値の差をそのまま
用いることができる。アドレス制御回路51は、このタイ
ミング補正信号dの値だけ読みだしアドレスを遅延させ
れば、記録用レーザー光の位置ずれを補正することがで
きる。
以上のように本実施例によれば、映像信号の記録に先立
ち予めディスク上に記録してある基準マーク信号を2個
の記録用レーザー光を用いて各トラック毎に再生し、各
トラック毎に再生した基準マーク信号の時間差をタイミ
ング検出回路で計測することにより、2個の記録用レー
ザー光の位置ずれを求めることができる。つぎに、映像
信号を2チャンネルに分割し、前記ディスクの2本のト
ラックに映像信号を記録するとき、トラック毎に信号を
記録するタイミングをタイミング補正回路で前記の時間
差だけ補償することにより、トラック上の走査線の位置
を一致させて記録することができる。
一方、CAV制御方式では線速度が変化するため、2個の
記録用レーザー光の位置ずれに対応した時間差は、ディ
スク上で一定とならない。線速度vは、半径に比例する
ため、記録用レーザー光の位置ずれによる時間差は半径
に反比例する。そのため、タイミング補正回路で補償す
る時間差も半径により変化させなければならない。この
場合のビデオディスク記録装置の実施例について説明す
る。本実施例でも前記実施例と同様に、映像信号を2チ
ャンネルに分割し、2つの記録用レーザー光を用いて2
本のトラックに記録するものとする。第6図は、本実施
例におけるビデオディスク記録装置の構成を示すブロッ
ク図である。第6図において、30,31は光検出器、34,35
は検出回路、44,45は映像信号の入力端、41,42は切り換
え回路、52,53はFM変調回路、54,55はレーザードライブ
回路で、以上は第5図の構成と同じものである。また、
59はタイミング検出回路、64はタイミング補正回路、62
は半径検出回路である。本実施例では、映像信号の記録
に先立ち、前記の実施例と同様にしてビデオディスク上
に記録してある基準マーク信号に2個の記録用レーザー
光を照射し、各トラック毎にディスクからの反射光を光
検出器30,31で受光し、再生した信号を前置増幅器32,33
で増幅する。各チャンネルの再生した信号から基準マー
ク信号を検出回路34,35で検出する。検出した各トラッ
ク毎の基準マーク信号a,bはタイミング検出回路59に入
力される。タイミング検出回路59は、順序判定回路60、
カウンタ61で構成する。順序判定回路60は、基準マーク
信号a,bのどちらが早く再生されたかを判定し、切り換
え信号cを出力する。また、最初に基準マーク信号を検
出した時点でカウンタ61にスタート信号eを送出する。
カウンタ61は、クロック発生回路58からのクロックに同
期してカウントを開始する。そして、順序判定回路60
が、つぎの基準マーク信号を検出した時点でカウンタ61
にストップ信号fを送出する。カウンタ61は、カウント
を停止する。このカウンタの値は、2つのチャンネルで
再生した基準マーク信号の時間差t0を表し、この値をタ
イミング補正信号dとして遅延時間補正回路63に出力す
る。半径検出回路62は、レーザー光を照射している点の
ディスクの半径を出力する。遅延時間補正回路63は、タ
イミング補正信号dから求めた時間差t0と基準マーク信
号を再生した半径r0の値を読み込む。
つぎに、映像信号を記録する場合について説明する。ま
ず、遅延時間補正回路63は、記録を開始する半径r1の値
を半径検出回路62から読み込む。前記のようにCAV制御
方式では、レーザー光の位置ずれによる時間差は半径に
反比例する。半径r1での時間差t1は次のようになる。
t1=(r0/r1)t0 遅延時間補正回路63は、この時間差t1に対応する遅延信
号gを出力する。あらかじめ2チャンネルに分割した映
像信号を入力端44,45から入力する。各チャンネルの映
像信号を、増幅器46,47で増幅し、切り換え回路41に入
力する。切り換え回路41は、タイミング検出回路59から
入力された切り換え信号cに基づき、後方になるチャン
ネルの映像信号をタイミング補正回路64に送出し、前方
になるチャンネルの映像信号をそのまま第二の切り換え
回路42に送出する。タイミング補正回路64は、A/D変換
器48、メモリ49、D/A変換器50、アドレス制御回路51、
遅延時間補正回路63で構成する。タイミング補正回路64
に入力した映像信号は、A/D変換器48でディジタル信号
に変換し、アドレス制御回路51からの書き込みアドレス
に従い、メモリ49へ書き込む。アドレス制御回路51は、
遅延時間補正回路63から入力された遅延信号gに基づ
き、対応するアドレスだけ読みだしアドレスを遅延し、
書き込んだ映像信号を読み出す。D/A変換器50は、読み
出した映像信号をアナログ信号に変換し、第二の切り換
え回路42に送出する。第二の切り換え回路42は、タイミ
ング検出回路59から入力された切り換え信号cに基づ
き、切り換え回路41から直接入力した映像信号およびタ
イミング補正回路64から入力した映像信号をそれぞれ元
のチャンネルに切り換え、FM変調回路52,53へ送出す
る。各FM変調回路52,53は、映像信号にFM変調を行う。
レーザードライブ回路54,55は、FM変調された映像信号
に従いそれぞれのチャンネルの記録用レーザー光を変調
するための記録信号を出力端56,57から送出する。
以上のように本実施例によれば、CAV制御方式の場合で
も、基準マーク信号を再生した半径と映像信号を記録す
る半径を半径検出回路で検出し、記録する半径に応じた
時間差を遅延時間補正回路で求め、タイミング補正回路
で補償する時間差を変化させることにより、トラック上
の走査線の位置を一致させて記録することができる。
また、本実施例で長時間の連続記録を行う場合には、記
録の途中で半径の変化による遅延時間の変更を行うこと
が望ましい。この場合、遅延時間の変更は映像信号のブ
ランキング期間に行うことができる。
なお、本実施例では映像信号としてあらかじめ2チャン
ネルに分割された信号を用いたが、ビデオディスク記録
装置内で分割するように構成することも可能である。こ
の場合、チャンネル分割による時間伸長回路のメモリを
読み出すタイミングをチャンネル毎に補正することによ
り、タイミング補正回路を兼用することが可能である。
なお、本実施例では基準マーク信号としてn本のトラッ
クを半径方向に直線的に横切る信号を用いたが、例え
ば、隣接するトラック間に両側のトラックで読み取るこ
とができる共通のピットを半径方向に並べたような基準
マーク信号を用いることもできる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ディスク上の設定した位
置にn本(nは自然数)のトラックを半径方向に直線的
に横切るようにして基準マーク信号を予め記録したビデ
オディスクを用い、映像信号の記録に先立ちこの基準マ
ーク信号にn個の記録用レーザー光を照射し、その反射
光から各トラック毎に基準マーク信号を検出回路で検出
し、各トラック毎に検出した基準マーク信号の時間差を
タイミング検出回路で計測することにより、n個の記録
用レーザー光の位置ずれを求めることができる。つぎ
に、映像信号をnチャンネルに分割し、前記ディスクの
n本のトラックに映像信号を記録するとき、各トラック
毎の記録レーザー光の位置ずれによる時間差をトラック
毎に信号を記録するタイミングをタイミング補正回路で
補償することにより、トラック上の走査線の位置を一致
させて記録することができる。そのため、トラック毎の
記録信号の相関が高くなりクロストークによる再生画質
の劣化を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における一実施例のビデオディスクの表
面図、第2図は同実施例における基準マーク信号をガラ
ス原盤に記録した部分の拡大図、第3図は同実施例にお
ける基準マーク信号を追記型/書換え型のビデオディス
クに記録した部分の拡大図、第4図は同実施例における
基準マーク信号をV溝ディスクに記録した部分の拡大
図、第5図は、本発明の一実施例におけるビデオディス
ク記録装置の構成を示すブロック図、第6図は、本発明
の他の実施例におけるビデオディスク記録装置の構成を
示すブロック図、第7図は記録フォーマットの従来例を
示す模式図である。 1;ビデオディスク、3,8,16,26;基準マーク信号、34,35;
検出回路、36,59;タイミング検出回路、43,64;タイミン
グ補正回路、58;クロック発生回路、37,61;カウンタ、4
8;A/D変換器、49;メモリ、50;D/A変換器、51;アドレス
制御回路、62;半径検出回路、63;遅延時間補正回路
フロントページの続き (72)発明者 北浦 坦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−271227(JP,A) 特開 昭62−239324(JP,A) 特開 昭58−97136(JP,A) 特開 昭60−127895(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号をn本のトラック(nは2以上の
    整数)に分割して記録するビデオディスクであって、デ
    ィスク上に形成したトラックの最内周部(あるいは最外
    周部)の設定した位置にn本のトラックを半径方向に直
    線的に横切る基準マーク信号を予め記録したことを特徴
    とするビデオディスク。
  2. 【請求項2】映像信号をnチャンネル(nは2以上の整
    数)に分割し、n本のトラックに記録するビデオディス
    クの記録装置であって、ディスク上に形成したトラック
    の最内周部(あるいは最外周部)の設定した位置にn本
    のトラックを半径方向に直線的に横切る基準マーク信号
    を予め記録したビデオディスクを用い、映像信号の記録
    に先立ち、ディスク上の基準マーク信号にn個の記録用
    レーザー光を照射し、ディスクからの反射光を各トラッ
    ク毎に検出し信号を再生する光検出器と、各トラックか
    ら再生した信号から基準マーク信号を検出する検出回路
    と、検出した基準マーク信号のトラック間の時間差を計
    測するタイミング検出回路と、映像信号を記録するとき
    に、前記トラック間の時間差に基づき、対応するチャン
    ネルの記録信号を遅延させ時間差を補正するタイミング
    補正回路を具備し、各トラック上での映像信号の記録位
    置を揃えて記録することを特徴とするビデオディスクの
    記録装置。
  3. 【請求項3】映像信号の記録に先立ち、ディスク上の基
    準マーク信号にn個の記録用レーザー光を照射し、ディ
    スクからの反射光を各トラック毎に検出し信号を再生す
    る光検出器と、各トラックから再生した信号から基準マ
    ーク信号を検出する検出回路と、映像信号に同期したク
    ロックを発生するクロック発生回路と、前記クロックで
    動作するカウンタを含み、検出した基準マーク信号で前
    記カウンタの値を比較することにより、トラック間の時
    間差を計測するタイミング検出回路と、タイミング補正
    回路を前記クロックで映像信号をディジタル信号に変換
    するA/D変換器と、ディジタル化した映像信号を記憶す
    るメモリと、メモリから読み出した映像信号をアナログ
    信号に変換するD/A変換器と、メモリへの書き込みおよ
    び読み出しを前記クロックにより制御するアドレス制御
    回路で構成し、映像信号を記録するときに、前記カウン
    タの値に基づき、後方となるチャンネルの記録信号を遅
    延させ時間差を補正することを特徴とする請求項第2項
    記載のビデオディスク記録装置。
  4. 【請求項4】映像信号の記録に先立ち、ディスク上の基
    準マーク信号にn個の記録用レーザー光を照射し、ディ
    スクからの反射光を各トラック毎に検出し信号を再生す
    る光検出器と、各トラックから再生した信号から基準マ
    ーク信号を検出する検出回路と、記録用レーザー光を照
    射するトラックの半径を検出する半径検出回路と、映像
    信号に同期したクロックを発生するクロック発生回路
    と、前記クロックで動作するカウンタを含み、検出した
    基準マーク信号で前記カウンタの値を比較することによ
    り、トラック間の時間差t0を計測するタイミング検出回
    路と、タイミング補正回路を前記クロックで映像信号を
    ディジタル信号に変換するA/D変換器と、ディジタル化
    した映像信号を記憶するメモリと、メモリから読み出し
    た映像信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、メ
    モリへの書き込みおよび読み出しを前記クロックにより
    制御するアドレス制御回路と、遅延時間補正回路で構成
    し、遅延時間補正回路は、半径検出回路から基準マーク
    信号を検出した半径r0と映像信号を記録する半径r1を読
    み込み、半径r1での時間差t1を式t1=(r0/r1)*t0か
    ら求め、前記アドレス制御回路で時間差t1に基づき、後
    方となるチャンネルの記録信号を遅延させ時間差を補正
    することを特徴とする請求項第2項記載のビデオディス
    ク記録装置。
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