JPH07104963A - 入力補助方式及び金額管理方式及び決裁処理方式 - Google Patents

入力補助方式及び金額管理方式及び決裁処理方式

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JPH07104963A
JPH07104963A JP5244690A JP24469093A JPH07104963A JP H07104963 A JPH07104963 A JP H07104963A JP 5244690 A JP5244690 A JP 5244690A JP 24469093 A JP24469093 A JP 24469093A JP H07104963 A JPH07104963 A JP H07104963A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムに習熟していない利用者には、コー
ド一覧表からコードを選択できるので親切で簡単な操作
を、システムによく習熟した利用者のようにコード一覧
表示の必要のない利用者に対しては、高速な画面表示を
得る。 【構成】 利用者からのコード一覧表示要求を受け付け
てから、コード一覧表を別画面(ウィンドウ)として表
示し、利用者からの選択をコード入力部に転送する。例
えば、コードを入力するための主画面901において、
項に対してコード一覧表示要求があった場合に、項コー
ドに対するコード一覧ウィンドウ913を表示して項コ
ードを選択させる。更に、選択された項コードに対して
目コードに対するコード一覧ウィンドウ914を自動的
に表示し、目コードを選択させる。目コードの選択確定
により項コード及び目コードが主画面901に転送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機における伝票処
理等の事務処理に関するものである。特に、伝票データ
入力処理の際の入力補助方式に関するものである。また
科目間での予算流用処理が正しく行われる金額管理方式
に関するものである。また、簡易なかつ高速な決裁処理
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.従来、コンピュータの記憶部に記憶されてい
るファイル上のデータに、登録、修正、照会、削除など
の操作を行う際、コード化された項目については画面に
コード一覧表を表示していた。図48は例えば、特開平
4−241619号公報における従来のコード入力にお
ける入力補助方式を示す画面例である。入力画面はコー
ド入力領域とコード一覧表表示領域からなる。図におい
て、901は、3個の項目の名称(款、項、目)と、そ
れに対応する3個のコードが入力できる入力領域から成
る主画面、912は、現在入力できるコード一覧を表示
するコード一覧表である。款のコード入力時には、款の
コード一覧が画面の一部に表示される。利用者はコード
一覧を見て、土木費を選ぶときはキーボードから01を
入力する。以下、項、目についても款と同様にコード一
覧を見て、キーボードからコードを入力していく。
【0003】次に、従来のコード入力における入力補助
方式の動作について図49に示した従来のコード入力方
式におけるフローチャートにより説明する。まず、95
4でコードとその説明を保持するコードマスタをオープ
ンする。次に955でコードマスタを読み込む。次に、
970で、コード一覧の画面表示位置を算出し、次に算
出した位置に957でコード一覧表を表示する。最後に
956でコードマスタをクローズする。
【0004】上記954〜956に示した入力補助方式
の動作は、各項目に対応して毎回実行されるものであ
る。例えば、款のところにカーソルがある場合、款に対
するコード一覧表が必ず表示され利用者はコード一覧表
を見て款のコードを入力しなければならない。款のコー
ド入力が終了すると、項に対するコード一覧表が必ず表
示され利用者は項の入力を行う。利用者はコード一覧表
を見て項のコードを入力しなければならない。
【0005】また、従来の入力補助方式の一例としてメ
ニュー表示方式がある。ワードプロセッサや表計算プロ
グラムにおいては、所望のオペレーションを行う場合
に、プルダウンメニューやポップアップメニューを表示
し、表示された項目を階層的に選択していくことによ
り、所望のオペレーションを特定するメニュー表示方式
が用いられている。このようなメニュー表示方式は、ワ
ードプロセッサや表計算プログラムが予め準備したオペ
レーションを特定するためのものであり、表示するメニ
ュー及び階層化された各項目は、固定的なものであり、
常にその表示内容は一定である。また、階層化されたメ
ニュー表示をアクセスする場合には、常にトップダウン
の順で行われるため、常にルートから階層化された枝を
たどらない限り、所望のオペレーションを得られないと
いう欠点がある。
【0006】従来例2.従来、予算が不足した場合に予
算の科目間流用を行う処理では、流用元と流用先の予算
残額を流用伝票起票時に同時に金額更新している(以
下、起票時更新方式という)か、流用元と流用先の予算
残額を流用伝票決裁時(流用金額の確定した時点)に同
時に金額更新していた(以下、決裁時更新方式とい
う)。
【0007】図50は決裁時更新方式の場合の従来の予
算管理方式を示す図である。図において、1は伝票起票
機能、2は伝票決裁機能、411,412,413,4
21,422,423は科目毎に現時点の各種金額を保
持する金額データの予算残額である。411,412,
413は流用元科目の予算残額であり、412,42
2,423は流用先科目の予算残額である。411,4
21は伝票起票機能1が作動する前の予算残額を表す。
412,422は伝票起票機能1が作動した後で、伝票
決裁機能2が作動する前の予算残額を表す。413,4
23は伝票決裁機能2が作動した後の予算残額を表す。
【0008】次に、動作について説明する。ここでは、
5万円を200万円の予算残額をもつ流用元科目から1
00万円の予算残額をもつ流用先科目へ流用する場合に
ついて説明する。決裁時更新方式は、流用伝票を決裁す
る時に、計算機上の予算残額の更新を行う。伝票起票機
能1は、手作業で処理される場合もあれば、端末から操
作する場合もある。どちらの場合も、伝票起票機能1
は、予算残額411,421の金額は更新しない。伝票
決裁機能2で流用元予算を412の200万円から41
3の195万円に減額し、流用先予算を422の100
万円から423の105万円に増額する。
【0009】次に、図51は起票時更新方式の従来の予
算管理方式である。図において、1は伝票起票機能、2
は伝票決裁機能、411,412,413,421,4
22,423は科目毎に現時点の各種金額を保持する金
額データの予算残額である。411,412,413は
流用元科目の予算残額であり、412,422,423
は流用先科目の予算残額である。411,421は伝票
起票機能1が作動する前の予算残額を表す。412,4
22は伝票起票機能1が作動した後で、伝票決裁処理2
が作動する前の予算残額を表す。413,423は伝票
決裁処理2が作動した後の予算残額を表す。
【0010】次に、動作について説明する。起票時更新
方式は流用伝票を起票する時に、計算機上の予算残額の
更新を行う。伝票起票機能1で流用元予算を411の2
00万円から412の195万円に減額し、流用先予算
を421の100万円から422の105万円に増額す
る。伝票決裁機能2は、予算残額412,422の金額
を更新しない。
【0011】従来例3.従来から、決裁者の決裁を経て
始めて効力を有する伝票の決裁処理方式の改善が考えら
れている。図52は例えば特開平2−281369号公
報に示された従来の決裁処理方式を示す原理構成図であ
る。図において、1は起票者の利用者コードより、利用
者関連データ8及び組織構成データ20を用いて伝票デ
ータを作る伝票起票機能、11は伝票種別を入力し入力
された伝票種別を元に決裁シナリオデータ6より決裁者
を判定して決裁者を特定した伝票データのひな型を作る
決裁権判定手段、19は利用者関連データ8より伝票を
送信すべき相手を見つけ送信する伝票送信手段である。
【0012】図53に示すように、決裁シナリオデータ
6は決裁処理を必要とする役職と決裁順番を決裁文書様
式すなわち伝票種別毎に規定しているものである。例え
ば、伝票種別D1に対しては、決裁処理を必要とする役
職として課長、部長、工場長の順に決裁が必要であるこ
とを規定している。同様に、伝票種別D2に対しては、
課長と部長の順に決裁処理が必要であることを規定して
いる。
【0013】次に、図54は組織構成データ20の一例
を示している。図54は工場長のもとにA部長、B部
長、C部長がおり、A部長のもとにX課長、Y課長がい
る、というように組織の階層構造を示している。これら
工場長、部長、課長等の1つのノードが1レコードとな
り、レコード間ポインタで上下関係を表し、階層構造
(ツリー構造)を構成している。このように、組織構成
データ20は、部と課の包含関係や指揮、命令監督権の
上下関係等、組織の階層構成を表すデータである。
【0014】次に、図53に示した従来の決裁処理方式
について説明する。利用者は、決裁が必要な伝票を作成
する場合に、まず伝票の種別を入力する。例えば、伝票
の種別としてD2が入力された場合、決裁権判定手段1
1は決裁シナリオデータを参照し、伝票の種別D2に対
応する決裁シナリオデータを検索し、伝票データのひな
型21を作成する。次に、伝票データ作成手段22は利
用者関連データ8に記憶されている利用者の職場コード
や役職等からその利用者が属する組織を判断し、その利
用者が属する組織から組織構成データ20を検索するこ
とにより、伝票データのひな型21を実際の伝票データ
3に変換する。この例においては、起票者がX課に属し
ていることを利用者関連データ8から判断し、伝票デー
タのひな型21の課長の欄をX課長に変換し、伝票デー
タのひな型の21の部長の欄をA部長に変換する。この
ようにして作成された伝票データ3は、伝票送信手段1
9によりX課長及びA部長に対して決裁を仰ぐために順
に送信される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のコード入力にお
ける入力補助方式は以上のように構成されているので、
コード一覧を画面表示するが、利用者はそれを見ながら
コードをキーボードから入力しなければならないという
問題があった。
【0016】また、利用者がコードの内容を覚えている
場合でもコード一覧が必ず表示される。このように、コ
ード一覧が必ず表示されるものは計算機の表示速度が遅
くなるという問題があった。
【0017】また、コード一覧が主画面に表示される場
合は、コード一覧を表示するための領域が主画面レイア
ウトの領域を占めるため主画面に表示することのできる
情報が少なくなっていた。
【0018】また、従来の決裁処理方式は以上のように
構成されているので、決裁時更新方式では、伝票起票か
ら伝票決裁までの間に流用元の予算残額が全て支出され
た場合、流用元科目の予算残額が流用額分だけマイナス
になるという問題があった。例えば、流用元科目の予算
残額が200万円だとして、流用額5万円で伝票起票さ
れているときに、流用元科目で200万円の支払が行わ
れると、伝票決裁時には流用元予算残額は0円であり、
伝票決裁により流用元の予算残額はマイナス5万円とな
る。マイナスの予算は許されないので、更に予算調整の
手間がかかる。
【0019】また、起票時更新方式では、伝票起票から
伝票決裁までの間に流用先科目の予算残額が全て支出さ
れた場合、決裁が認められなかったとき、流用先科目の
予算残額が流用額分だけマイナスになるという問題があ
った。例えば、流用先科目の予算残額が100万円とし
て、流用額5万円で伝票起票されると、流用先科目の予
算残額は105万円となる。このとき、流用先科目で1
05万円の支払が行われると、流用先科目の予算残額は
0円となる。流用伝票が差し戻され、流用伝票を削除す
ると、伝票分の金額を予算残に戻し、流用先科目の予算
額はマイナス5万円となる。
【0020】また、同様の問題は流用に限らず、科目の
更正処理、振替処理、年度繰越でも発生する。
【0021】また、従来の決裁処理方式は以上のように
構成されているので、伝票データを作成するために組織
構成データ等の組織を定義したデータを辿っていかなけ
ればならず、伝票を作成するためのデータ入出力回数が
多くなるため、充分な応答速度が得られなかった。
【0022】また、金額や科目によって決裁者とその順
番を規定した決裁シナリオが変わる場合、決裁シナリオ
データの定義の量が増え、決裁シナリオデータの作成に
手間がかかっていた。
【0023】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、コード一覧表から効率よくコー
ドを選択できる入力補助方式を得ることを目的としてい
る。
【0024】また、システムによく習熟した利用者のよ
うにコード一覧表表示の必要の無い利用者に対しては高
速な入力処理ができる入力補助方式を得ることを目的と
している。
【0025】また、コード一覧表を主画面とは別のウィ
ンドウで表示することにより、主画面に表示できる情報
が多い入力補助方式を得ることを目的としている。
【0026】また、この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、決裁が遅れた場合でも流
用元の流用予定額が確保され、予算残額がマイナスにな
らない金額管理方式を得ることを目的としている。
【0027】また、決裁が認められなかった場合でも流
用伝票が予算残額をマイナスにすることなく伝票削除が
できる金額管理方式を得ることを目的としている。
【0028】また、この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、組織の構造データをたど
らなくても決裁者を決定できる効率のよい決裁処理方式
を得ることを目的としている。
【0029】また、決裁シナリオの定義量を減らす決裁
処理方式を得ることを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る入力補
助方式は、以下の要素を有するものである。(a)階層
化されたデータを記憶するマスタ、(b)階層化された
データを入力する入力フィールドとその入力候補一覧の
表示を指示する一覧指示部とを有するデータ入力画面を
表示する表示手段、(c)上記一覧指示部により指示さ
れる入力候補一覧を表示する旨の指示に基づき、上記入
力フィールドに入力可能なデータを上記マスタより検索
してその一覧を一覧ウィンドウに表示し、表示した一覧
からデータを選択させることにより上記入力フィールド
へデータを入力する入力手段。
【0031】第2の発明に係る入力補助方式は、上記入
力手段が、階層化されたデータの各階層に対応した一覧
ウィンドウをそれぞれ表示する複数の階層別入力手段を
有し、上位の階層別入力手段が下位の階層別入力手段を
動作させることにより、階層化された下位データのデー
タ一覧を一覧ウィンドウに表示して選択させることを特
徴とする。
【0032】第3の発明に係る入力補助方式は、上記表
示手段が、上記一覧指示部として、上記複数の階層別入
力手段に対応した入力候補一覧の表示を指示する複数の
階層別一覧指示部を表示し、ある階層に対する階層別一
覧指示部からの指示に基づいて、対応する階層別入力手
段を動作させることを特徴とする。
【0033】第4の発明に係る入力補助方式は、上記階
層別入力手段が、上位の階層別入力手段によって動作さ
せられた場合、上位の階層別入力手段に対してデータの
選択が終了したことを伝える通知手段を備えるととも
に、下位の階層別入力手段を動作させた場合、上記通知
手段による通知により、入力フィールドへのデータ入力
確定し一覧ウィンドウを消去し入力動作を終了する終了
手段を備えたことを特徴とする。
【0034】第5の発明に係る金額管理方式は、以下の
要素を有するものである。(a)複数の科目とその科目
に対する金額を保持する金額データファイル、(b)少
なくとも金額データファイルの関連する2つの科目に対
し一方の科目の金額を増加させ他方の科目の金額を減少
させる伝票を起票するとともに、起票した伝票の金額に
基づいて上記金額データファイルの金額が減少する科目
の金額を減少させる伝票起票手段、(c)上記伝票起票
手段による起票とは異なる時期に動作し、上記伝票起票
手段により起票された金額に基づいて上記金額データフ
ァイルの金額が増加する科目の金額を増加させる伝票決
裁手段。
【0035】第6の発明に係る金額管理方式は、上記金
額データファイルが、更に、上記科目に対して留保額を
保持するとともに、上記伝票起票手段が、減少させた額
をその科目の留保額として上記金額データファイルに記
憶させ、上記伝票決裁手段が、上記金額データファイル
に記憶した留保額をクリアすることを特徴とする。
【0036】第7の発明に係る金額管理方式は、上記伝
票起票手段が、起票する伝票の上記関連する科目とし
て、予算流用処理、科目更正処理、振替処理、繰越処理
のいずれかにより対応付けされた科目を用いることを特
徴とする。
【0037】第8の発明に係る決裁処理方式は、以下の
要素を有するものである。(a)所定の種類の伝票に対
して科目、金額、起票者の組織コードを付加した伝票を
起票する伝票起票手段、(b)伝票の種類と科目と金額
に対して決裁区分を対応付けて記憶する決裁シナリオ情
報記憶部、(c)上記伝票起票手段により起票された伝
票の種類と科目と金額に基づいて上記決裁シナリオ情報
記憶部から起票された伝票の決裁区分を判断し、起票さ
れた伝票に付加する決裁権判定手段、(d)上記起票手
段及び決裁権判定手段により起票された伝票を記憶する
伝票データ記憶部、(e)決裁者の組織コードと決裁区
分を記憶する利用者関連データ記憶部、(f)決裁区分
とその決裁区分に対応する組織コードのマッチング部を
記憶する決裁権定義データ記憶部、(g)上記利用者関
連データ記憶部に記憶された決裁者の組織コードと決裁
区分を検索し、検索した決裁区分に基づいて、決裁権定
義データ記憶部に記憶した決裁区分に対応する組織コー
ドのマッチング部を得、上記利用者関連データ記憶部か
ら検索された決裁者の組織コードと、上記伝票データ記
憶部に記憶された伝票データに付加されている起票者の
組織コードとを上記決裁区分に対応する組織コードのマ
ッチング部で比較し、一致する伝票を当該決裁者の決裁
する伝票として指定する伝票決裁手段。
【0038】第9の発明に係る決裁処理方式は、以下の
要素を有するものである。(a)所定の種類の伝票に対
して科目、金額、起票者の組織コードを付加した伝票を
起票する伝票起票手段、(b)伝票の種類と科目と金額
に対して決裁区分を対応付けて記憶する決裁シナリオ情
報記憶部、(c)上記伝票起票手段により起票された伝
票の種類と科目と金額に基づいて上記決裁シナリオ情報
記憶部から起票された伝票の決裁区分を判断し、起票さ
れた伝票に付加する決裁権判定手段、(d)上記起票手
段及び決裁権判定手段により起票された伝票を記憶する
伝票データ記憶部、(e)決裁者の組織コードと決裁区
分を記憶する利用者関連データ記憶部、(f)決裁区分
とその決裁区分に対応する組織コードのマッチング部を
記憶する決裁権定義データ記憶部、(g)上記伝票デー
タ記憶部に記憶された伝票データに付加されている決裁
区分に基づいて、上記決裁権定義データ記憶部に記憶し
た決裁区分に対応する組織コードのマッチング部を得、
上記利用者関連データ記憶部に記憶した決裁者の中から
決裁区分が同一で、上記伝票データ記憶部に記憶された
伝票データに付加されている起票者の組織コードと上記
利用者関連データ記憶部に記憶した決裁者の組織コード
とが上記決裁区分に対応する組織コードのマッチング部
で同一である決裁者を検索し、検索した決裁者に対し
て、当該伝票を送信する伝票決裁手段。
【0039】第10の発明に係る上記決裁処理方式は、
上記決裁権定義データ記憶部の代わりに、上記利用者関
連データ記憶部に、決裁区分に対応する組織コードのマ
ッチング部を各決裁者毎に記憶させたことを特徴とす
る。
【0040】第11の発明に係る上記決裁処理方式は、
上記決裁シナリオ情報記憶部が、少なくとも伝票の種類
と科目と金額のいずれかが省略された場合の決裁区分を
記憶するとともに、上記決裁権判定手段は、起票された
伝票の種類と科目と金額が、上記決裁シナリオ情報記憶
部に記憶された伝票の種類と科目と金額のいずれにも合
致しない場合、少なくとも伝票の種類と科目と金額のい
ずれかを省略して決裁シナリオ情報記憶部を検索するこ
とにより決裁区分を得ることを特徴とする。
【0041】
【作用】この発明における入力補助方式は、一覧表を要
求しない利用者に対しては一覧表を表示しないので、画
面表示速度が早い。また、一覧表は表示後に項目選択待
ちとなり、表示中の一覧表から選択されたデータを主画
面に転送するので、データをキーボードから入力する必
要がない。
【0042】また、この発明における金額管理方式は、
金額が減額になる科目は、その要求のあった時点で差
引、金額が増額になる科目は、その金額が決裁された時
点で増額するので、伝票が決裁されなくても、また、決
裁が遅れても金額がマイナスになることはない。
【0043】また、この発明における決裁処理方式は、
伝票データの組織コードと決裁者の組織コードを指定さ
れたマッチング部で合致させることで組織上の関係を判
定する。そのため、決裁者の判定にツリー構造をもつ組
織構成データは不要としているので、処理速度が速い。
【0044】また、決裁シナリオデータにおいては、全
ての場合を定義しなくてもよいので、定義の量が減り、
決裁シナリオデータの作成に手間がかからない。
【0045】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本実施例による構成図である。1は伝票起
票機能、2は伝票決裁機能、3は伝票データ、4は金額
データ、5はコードマスタ、6は決裁シナリオデータ、
7は決裁権定義データ、8は利用者関連データ、9はコ
ード入力手段、10は金額更新手段、11は決裁権判定
手段、12は伝票登録手段、13は決裁伝票指定手段、
14は金額更新手段、15は伝票更新手段である。
【0046】次に、上記構成要素1〜15の関係を説明
する。伝票は伝票起票機能1で起票され、伝票決裁機能
2で決裁される。3から8は各種データである。伝票デ
ータ3及び金額データ4は本システムが登録、更新等を
行うデータである。コードマスタ5、決裁シナリオデー
タ6、決裁権定義データ7、利用者関連データ8は本シ
ステムにとっては読み込み専用データである。
【0047】伝票起票機能1では、まず、コード入力手
段9を用いて伝票を画面上で作成する。コード入力手段
9は、予め作成されているコードマスタ5を入力する。
伝票が作成されると金額更新手段10が科目毎の現時点
の各種金額を保持する金額データ4を更新する。伝票の
種別、金額、科目の情報から決裁権判定手段11は決裁
シナリオデータ6、決裁権定義データ7、利用者関連デ
ータ8から決裁者を判定する。最後に伝票登録手段12
は伝票データ3に登録する。
【0048】伝票決裁機能2では、まず、決裁伝票指定
手段13を用いて、利用者の決裁対象伝票を特定する。
決裁伝票指定手段13は決裁権定義データ7と利用者関
連データ8を用いて伝票データ3から決裁対象伝票を検
出する。利用者から決裁が指示されると次に金額更新手
段14を用いて金額データ4を更新する。最後に伝票更
新手段15が伝票データ3の中の伝票を決裁済に変え
る。
【0049】本実施例の計算機システム図を図2に示
す。16はサーバ計算機、17はパソコン等のクライア
ント計算機、18はLANケーブルである。伝票データ
3、科目毎の金額データ4、コードマスタ5、決裁シナ
リオデータ6、決裁権定義データ7、利用者関連データ
8はサーバ計算機16で保持している。伝票起票者は、
クライアント計算機17を用いて伝票を起票する。伝票
決裁者は、クライアント計算機17を用いて伝票を決裁
する。
【0050】流用伝票起票の画面レイアウト例を図3に
示す。1は伝票起票機能の主画面、17はクライアント
計算機である。主画面1は、起票者名称、起票者の所
属、流用元と流用先の科目(会計、款(かん)、項、
目)、科目の予算残額、流用額、伝票の決裁区分からな
る。
【0051】入力する科目コードの例を図4に示す。図
4全体がコードマスタ5である。会計コード01は一般
会計を表す。会計が01の場合、款01は土木費を表
す。会計が01で款が01の場合、項01は橋りょうを
表す。項が同じコードでも、その上位コード、つまり、
会計、款が変われば意味が変わる。例えば、項が01で
も、会計が01、款が02の場合、公会堂を表す。以
下、このようなコードを階層関係のあるコードとよぶ。
【0052】次に、コード入力手段9を説明するため
に、図3の画面レイアウトの流用元科目コードを入力す
る部分画面を図5に示す。画面は左上から会計、款、
項、目という4個の項目名称とそれに対応する4個の入
力領域をもつ。また、入力領域の右に会計一覧、款一
覧、項一覧、目一覧という名称をもつ4個のボタンをも
つ。ボタンをマウスによるクリック等で指定すると、指
定されたコード一覧表が表示される。
【0053】次に、コード入力手段9の機能について図
6を用いて説明する。コード入力手段9は会計一覧、款
一覧、項一覧、目一覧という4つのボタンが指定された
かどうかを監視する。会計一覧が指定された場合には、
会計コード入力手段9aを動作させる。款一覧が指定さ
れた場合には、款コード入力手段9bを動作させる。項
一覧が指定された場合には、項コード入力手段9cを動
作させる。目一覧が指定された場合には、目コード入力
手段9dを動作させる。それぞれのコード入力手段9
a,9b,9c,9dはそれぞれ対応するコード一覧ウ
ィンドウを表示し、利用者から所望の項目を選択させる
ものである。各コード入力手段9a,9b,9c,9d
は同一の動作をするものであるが、会計コード入力手段
9aは、款コード入力手段9bを下位ウィンドウのコー
ド入力手段として起動することができる。同様に、款コ
ード入力手段9bは、項コード入力手段9cを下位ウィ
ンドウのコード入力手段として起動することができる。
更に、項コード入力手段9cは、目コード入力手段9d
を下位ウィンドウのコード入力手段として起動すること
ができる。
【0054】以下、このコード入力手段9の動作を更に
詳しく説明するため、画面の展開について図7〜図11
を用いて説明する。図において、901はコードを入力
するための主画面、911は会計コードに対するコード
一覧ウィンドウ、912は款コードに対するコード一覧
ウィンドウ、913は項コードに対するコード一覧ウィ
ンドウ、914は目コードに対するコード一覧ウィンド
ウである。
【0055】図6において会計一覧を指定すると、図7
のように会計コードに対するコード一覧ウィンドウ91
1が表示される。会計コードに対するコード一覧ウィン
ドウ911は会計コードとその名称の対応を表すテーブ
ルと確定、取消、確定(款を選ばない)という名称をも
つ3個のボタンからなる。図中、斜線を施している項目
は現在選択されている項目を表す。図7では01一般会
計が選択されている。選択されている項目の変更は例え
ば、矢印キー(上、下)とかマウスクリックで変えるこ
とができる。会計は最上位コードなので常にコード一覧
表の内容は一定である。確定ボタンが指定されるとコー
ドが選ばれ、下位コードがある場合は下位コードのコー
ド一覧ウィンドウに移る。目コードのように下位コード
がない場合は処理を終了し主画面に移る。取消ボタンが
指定されるとコードが選ばれることなく、上位コード一
覧ウィンドウへ戻る。あるいは、主画面からそのコード
一覧ウィンドウが表示された場合は主画面へ移る。確定
(下位コードを選ばない)ボタンが指定されるとそのコ
ード一覧ウィンドウで選択されたコードが選ばれ、主画
面に移る。
【0056】図7において確定ボタンを指定すると、図
8のように款コードに対するコード一覧ウィンドウ91
2が表示される。図4のようにコードに階層関係がある
場合、下位コードの一覧は上位コードの値に依存して内
容が変わる。款コードに対するコード一覧ウィンドウ9
12は会計が01の場合の款の一覧である。
【0057】図8において確定ボタンを指定すると、図
9のように項コードに対するコード一覧ウィンドウ91
3が表示される。項コードに対するコード一覧ウィンド
ウ913は会計が01、款が01の場合の項の一覧であ
る。
【0058】図9において確定ボタンを指定すると、図
10のように目コードに対するコード一覧ウィンドウ9
14が表示される。目コードに対するコード一覧ウィン
ドウ914は会計が01、款が01、項が01の場合の
目の一覧である。
【0059】図10において確定ボタンを指定すると、
図11のようにコード一覧ウィンドウ911,912,
913,914が消え、コードを入力するための主画面
901だけが表示される。入力領域には選択したコード
会計が01、款が01、項が01、目が01が設定され
る。
【0060】次に各コード入力手段9a〜9dの動作に
ついて図12〜図13のフローチャートにより説明す
る。このフローチャートは各コード入力手段9a〜9d
に共通のフローチャートである。主画面で一覧のボタン
が指定されたとき、または、コード一覧ウィンドウで確
定が指定され下位コードがあるとき、対応するコード入
力手段9a〜9dのいずれかが作動する。
【0061】951では、主画面から、又は上位のコー
ド一覧ウィンドウから上位コードを読む。次に、952
で、款、項、目のように上位コードがなければならない
場合、上位コードが指定されているかどうかを判定す
る。指定されていない場合、953でエラーを表示し終
了する。上位コードが正しく設定されていた場合、95
4でコードマスタをオープンする。次に、955で必要
なコードマスタを読み込む。次に、956でコードマス
タをクローズする。そして、957でコード一覧ウィン
ドウを表示する。
【0062】コード一覧ウィンドウが表示されると95
8,960,961,962の状態になるまで制御の流
れはループする。958では確定ボタンが指定されたこ
とを検知する。960では確定(下位コードを選択しな
い)ボタンが指定されたことを検知する。961では下
方のコードに対応するコード一覧ウィンドウで確定ボタ
ンまたは確定(下位コードを選択しない)ボタンが指定
されたことの下位コード一覧ウィンドウからの連絡を検
知する。962では取消ボタンが指定されたことを検知
する。
【0063】958で確定ボタンが指定された場合、9
59で下位コードがあるかどうかを判定する。下位コー
ドがある場合は963で下位コード一覧ウィンドウのコ
ード入力手段をスタートさせる。次に964でループに
戻り、961の状態になるのを待つ。959で、下位コ
ードがない場合、960で確定ボタンまたは確定(下位
コードを選択しない)ボタンが指定された場合、及び、
961で下方のコードに対応するコード一覧ウィンドウ
で確定ボタンまたは確定(下位コードを選択しない)ボ
タンが指定されたことの下位コード一覧ウィンドウから
の連絡を検知した場合は、965で主画面へコードを転
送する。次に966で上位ウィンドウがあるかどうか判
定する。上位ウィンドウがある場合、967で上位ウィ
ンドウに「下位コードが確定した」ことを連絡し、上位
ウィンドウに961の状態を検知させる。その後、96
8に進む。966で上位ウィンドウがない場合も、96
8に進む。962で取消ボタンが指定された場合も96
8に進む。968ではウインドウを消去し、処理を終了
する。
【0064】次に、利用者がコード選択の途中で選択間
違いに気付いた場合について説明する。本実施例のコー
ド一覧ウィンドウでは下位のコード一覧から上位のコー
ド一覧に遡れる特徴をもつ。図10において、一つ前の
選択である項の選択を間違えたことに気付いた場合、取
消ボタンを指定すると図9の画面となる。そこで、選び
たい項コード、例えば、02道路を指定すると図14の
状態となる。
【0065】図14において確定ボタンを指定すると、
図15のように目コードに対するコード一覧ウィンドウ
914が表示される。目コードに対するコード一覧ウィ
ンドウ914は会計が01、款が01、項が02の場合
の目の一覧である。
【0066】次に、利用者がコード選択を終了したが後
で選択間違いに気付いた場合について説明する。本実施
例の主画面では最初に表示する一覧が最上位以外のデー
タに対するコードであってもよいという特徴をもつ。図
16において、項の選択を間違えたことに気付いた場
合、項一覧ボタンを指定すると図17の画面となる。そ
こで、選びたい項コード、例えば、01橋りょうを指定
する。
【0067】図17において確定ボタンを指定すると、
図18のように目コードに対するコード一覧ウィンドウ
914が表示される。目コードに対するコード一覧ウィ
ンドウ914は会計が01、款が01、項が01の場合
の目の一覧である。ここで、02東大橋を指定する。
【0068】図18において確定ボタンを指定すると、
図19のようにコード一覧ウィンドウ914が消え、コ
ードを入力するための主画面901だけが表示される。
入力領域には選択したコード会計が01、款が01、項
が01、目が02と設定される。
【0069】以上のように、この実施例は、データ構造
が階層化され、階層のそれぞれの項目がコード化されて
おり、このコードで登録修正、照会、削除などを行うコ
ードの入力処理において、特に、(a)コードを入力す
るための主画面、(b)コードとデータ項目内容を保持
するコードマスタ、(c)各階層のコードとデータ項目
を主画面と重ねて表示し、キーボード等の入力手段によ
りオペレータが選択したコードを主画面に反映させるコ
ード一覧ウィンドウを用いて入力処理を行うことを特徴
とする。また、コード一覧ウィンドウが表すデータがデ
ータ階層における下位のデータをもつ場合、コード一覧
ウィンドウでのコード選択が完了したとき、そのコード
一覧ウィンドウが下位のコード一覧を表示することを特
徴とする。また、下位のコード一覧ウィンドウから上位
のコード一覧ウィンドウに遡れるコード一覧ウィンドウ
をもつことを特徴とする。また、主画面から表示するコ
ード一覧ウィンドウは最初に最上位のデータに対するコ
ードであってもよいし、最上位以外のデータに対するコ
ード一覧ウィンドウであってもよいことを特徴とする。
また、少なくとも2階層以上の階層に対応できるコード
一覧ウィンドウをもつことを特徴とする。
【0070】この実施例に係わるコード入力における入
力補助方式をもつ事務処理システムは、利用者からのコ
ード一覧表表示要求を受け付けてから、コード一覧表を
別画面(ウィンドウ)として表示する点が特徴である。
従ってコード一覧を必要としない場合は、コード一覧は
表示されず、画面の表示、及び入力処理が高速に行え
る。また、コード一覧表示した場合は、利用者から選択
されたコードを入力コードとして転送するので、利用者
がコードを入力する必要はなく、単に選択という単純な
作業でコード入力が行える。また、この実施例において
は、主画面に表示すべきコードがコードマスタに登録さ
れているものである。利用者は自由にこのコードマスタ
の内容を書き換えることにより、コード一覧に表示すべ
き内容を変更することが可能になる。従来例で述べたメ
ニュー表示方式による場合には、表示される項目が予め
定められた固定のものであったが、この実施例ではコー
ドマスタの内容を書き換えることにより表示すべき項目
を自由に設定できる点が大きな特徴である。また、従来
のメニュー表示方式においては、階層的にメニュー選択
を行わなければ最終的にオペレーションを特定すること
ができなかったが、この実施例では、各階層毎にコード
一覧を行えるようなボタンが用意されているため、利用
者は階層の途中から入力すべきコードを示すコード一覧
を表示することができる。更にこの実施例においては、
コード一覧ウィンドウが階層的に表示される場合は、そ
れぞれ別画面(ウィンドウ)でオーバーラップされて表
示されるため、主画面の表示領域への影響を最小限にお
さえている。また、主画面の表示レイアウトを設計する
場合、主画面内にコード一覧の領域を確保する必要がな
い。
【0071】次に、予算残額が矛盾しない金額管理方式
について以下に説明する。上述したようにコード入力手
段で、流用元科目と流用先科目を指定したのが、図2
0、図21に示す伝票起票の画面遷移図である。科目が
決ったので、各科目の予算残額が表示される。図20の
例では流用元の予算残額は200万円であり、流用先の
予算残額は100万円である。
【0072】次に利用者は流用額を入力する。図21の
例では、流用額は5万円である。入力の結果、流用元の
流用後予算残額が、195万円に減額される。なお、流
用額決定時に伝票の種別、科目、流用額から決裁区分が
自動判定され決定される。図21の例では課長決裁が判
定されている。
【0073】科目毎の予算残額は金額データ4に保持さ
れている。図22に金額データの例を示す。流用元であ
る会計01、款01、項01、目01の予算残額は20
0万円であり、流用先である会計01、款01、項0
1、目02の予算残額は100万円である。
【0074】図23〜図25に伝票決裁の画面遷移図を
しめす。図23では利用者が決裁しなければならない決
裁待ちの伝票が表示される。ここで、伝票番号0000
1の伝票を選択すると、図24に進む。
【0075】図24は伝票決裁機能の主画面である。伝
票の科目の情報、今回の流用額、予算残額を見ることが
できる。初期状態では、流用元科目の流用後予算残額は
予算残額200万円が流用額5万円で差し引かれている
195万円であるが、流用先科目の流用後予算残額は予
算残額100万円は流用額で差し引かれていない100
万円である。利用者が決裁を指定すると図25に移る。
【0076】図25は決裁後の画面である。ここでは、
流用先の流用後予算残額が予算残額100万円に流用額
5万円を加えた105万円となる。
【0077】図26に流用時金額データの遷移図を示
す。図において、1は伝票起票機能、2は伝票決裁機
能、411,412,413,421,422,423
は科目毎に現時点の各種金額を保持する金額データの予
算残額である。411,412,413は流用元科目の
予算残額であり、412,422,423は流用先科目
の予算残額である。411,421は伝票起票機能1が
作動する前の予算残額を表す。412,422は伝票起
票機能1が作動した後で、伝票決裁処理2が作動する前
の予算残額を表す。413,423は伝票決裁処理2が
作動した後の予算残額を表す。
【0078】次に、動作について説明する。ここでは、
5万円を200万円の予算残額をもつ流用元科目から1
00万円の予算残額をもつ流用先科目へ流用しようとし
ている場合について説明する。伝票起票機能1は、流用
元予算を411の200万円から412の195万円に
減額する。伝票決裁機能2は、流用先予算を422の1
00万円から423の105万円に増額する。
【0079】図27に伝票起票機能1のフローチャート
を示す。101で流用元の予算残額が流用額より少ない
場合は102でエラー表示を行い、終了する。それ以外
は、10で流用元予算残額を流用額で減じ、12で流用
伝票を登録する。
【0080】図28に伝票決裁機能2のフローチャート
を示す。14で流用先の予算残額に流用額を加算し、1
5で流用伝票を決裁済にする。
【0081】以上のように、この実施例は、科目を跨っ
て金額の変更を行う伝票の事務処理において、特に、
(a)伝票に記載された科目、金額、起票者等の情報を
もつ伝票データ、(b)科目毎の金額を保持する金額デ
ータ、(c)金額の減る側の科目の金額データを減額す
る伝票起票機能、(d)金額の殖える側の科目の金額デ
ータを増額する伝票決裁機能を備えたことを特徴とす
る。
【0082】この実施例に係わる金額管理方式をもつ事
務処理システムは、科目を跨る伝票を処理する場合、金
額が減額になる科目は伝票起票時に、金額が増額になる
科目は伝票決裁時に金額更新を行うものである。
【0083】次に、この実施例における決裁処理方式に
ついて説明する。ここでは決裁者がパソコン操作時に該
当する伝票を取り出してくる伝票取り出し型の場合につ
いて説明する。図29に、伝票取り出し型の決裁処理の
原理構成図を示す。図において1は伝票起票機能、2は
伝票決裁機能、3は伝票データ、6は決裁シナリオデー
タ、7は決裁権定義データ、8は利用者関連データ、1
1は決裁権判定手段、13は決裁伝票指定手段である。
【0084】図30に決裁シナリオデータ6の例を示
す。決裁シナリオデータは伝票種別、科目、金額(未
満)、金額(以上)、決裁区分からなる。伝票種別、科
目、今回金額(例では流用額)をキーとして、決裁区分
を検出する。科目におけるANY科目は省略時に用いら
れる決裁区分を意味する。
【0085】利用者関連データ8の例を図31に示す。
利用者関連データは利用者コード、利用者の名称、利用
者の所属する組織コード、利用者の決裁区分からなる。
ここで組織コードとは、例えば、図32に示すようにコ
ードの文字数により意味を持たせたものである。例え
ば、ここでは組織コードの1,2文字目が工場コードで
あり、組織コードの3,4文字目が部コードであり、組
織コードの5,6文字目が課コードであるような組織コ
ードを用いるものとする。
【0086】決裁権定義データ7の例を図33に示す。
決裁権定義データは決裁区分、決裁名称、組織文字長か
らなる。
【0087】次に、構成要素の関連について説明する。
決裁権判定手段11は、伝票起票時に動作し、決裁シナ
リオデータ6から起票した伝票の決裁区分を判定して伝
票に付加する。決裁伝票指定手段13は、伝票決裁時に
動作し、利用者関連データ8、決裁権定義データ7を用
いて決裁者に対して伝票データ3から決裁対象の伝票を
検出して提供する。
【0088】次に、動作について説明する。図21の例
では伝票種別が流用、流用先科目(会計と款)が010
1、金額が¥50,000である。図34に決裁権判定
手段11のフローチャートを示す。1101では、図2
1に示す伝票種別、科目、金額を検索条件として決裁シ
ナリオデータ6を読む。すなわち、図30の決裁シナリ
オデータ6に対して、伝票種別が流用、科目が010
1、金額(未満)が5万円未満、金額(以上)が5万円
以上であるものを検索する。1102では検索に成功し
たかどうか判定する。この場合、図30のレコード60
1が検出できる。決裁コードが01であることがわか
る。検索に成功すると検索を終了する。検索に失敗した
場合、1103に進む。1103は、科目をANYにし
て再度検出する。この場合、図30のレコード602が
検出できるので、判断1104はYESとなる。科目に
依存せず、伝票種別と金額で決裁区分が決まる場合、A
NYがないと同じ決裁区分に対する定義を科目の数だけ
展開しなければならない。このANYの導入により、決
裁シナリオデータの記述量を減らすことができる。
【0089】起票された伝票は伝票登録手段12が伝票
データ3に格納する。伝票データ3の例を図35に示
す。伝票データは伝票番号、決裁区分、起票者組織など
からなる。ここで特徴となる点は、伝票データの中に決
裁区分が付加されている点である。決裁区分は01,0
2,…等の決裁コードから構成されている。
【0090】決裁伝票指定手段13のフローチャートを
図36に示す。この決裁伝票指定手段13は、伝票を決
裁しようとする決裁者により起動されるものである。決
裁伝票指定手段13は、決裁者に対して決裁すべき伝票
を伝票データ3から検出し、決裁者に対して提供するも
のである。
【0091】1301では、利用者関連データ8から決
裁伝票指定手段13を起動した決裁者の組織コードA、
決裁コードBを得る。図23〜図25に示したように、
決裁者が山田ひろしの場合、図31の利用者関連情報8
よりレコード801が検出され、組織コードA=503
000、決裁コードB=01を得る。次に、決裁コード
B=01に基づいて1302で決裁権定義データ7から
組織文字長Cを得る。図32の例では決裁コードB=0
1のレコード701が検出され、組織文字長C=4を得
る。ここで、組織コード文字長とは前述した組織コード
の先頭からの文字長を示すものであり、図33の決裁権
定義データの場合は、決裁区分の決裁コードが01の場
合に組織文字長が4であり、決裁コードが02の場合
は、組織文字長が2であり、決裁コードが03の場合
は、組織文字長が0である。このように、決裁区分に記
入された決裁コードに対応して組織文字長が異なってい
る。この組織文字長により、組織コードを検索する。例
えば、図32に示すように、組織コードに意味を持たせ
ておくことにより、「工場長が決裁できる伝票は組織コ
ードの先頭2文字が合致する伝票である。」、「部長が
決裁できる伝票は組織コードの先頭4文字が合致する伝
票である。」、「課長が決裁できる伝票は組織コードの
先頭6文字が合致する伝票である。」とすることができ
る。この例においては決裁者山田ひろしは、決裁区分0
1を有し、課長職を有している。従って、組織コードの
先頭4文字が合致する伝票を決裁することができる。こ
のようにして1303で、伝票データ3から決裁区分が
B(=01)のもので、先頭C(=4)文字がA(=5
03000)の先頭C(=4)文字とマッチするものを
検索する。その結果、図35のレコード301とレコー
ド302が検出される。
【0092】以上のようにこの実施例は、伝票の決裁処
理を計算機で行う決裁処理方式において、特に、(a)
計算機利用者の氏名、所属、決裁権限等の情報を保持す
る利用者関連データ、(b)伝票に記載された科目、金
額、起票者等の情報をもつ伝票データ、(c)起票され
た伝票の決裁区分を求めるためのデータを保持する決裁
シナリオ情報、(d)各決裁区分の名称、決裁できる伝
票かどうかを検査するために伝票の起票者組織コードと
決裁者の組織コードとのマッチングすべきコード長を保
持する決裁権定義情報、(e)決裁権判定手段をもつ伝
票起票機能、(f)決裁対象伝票を特定する決裁伝票指
定手段をもつ伝票決裁機能を備えていることを特徴とす
る。また、起票された伝票の決裁区分を求めるためのデ
ータを保持する決裁シナリオ情報が省略の定義をもつこ
とを特徴とする。
【0093】この実施例に係わる決裁処理方式をもつ事
務処理システムは、決裁に対して組織コードの先頭から
何文字合致させるかを指定しておき(組織文字長)、決
裁者の組織コードと決裁対象伝票の起案者の組織コード
をその組織文字長分合致させることと決裁区分を共用し
て決裁者を判定するものである。
【0094】また、この実施例では、決裁シナリオデー
タ中に省略時解釈の定義を含め、それを用いて、決裁権
を判定する。
【0095】実施例2.なお、上記実施例では、階層化
されたコードとして科目に関するものを示したが、階層
化された住所コード、商品コードなどに関するものでも
よく、特別のコードに限定されるものではない。図37
は住所コードあるいは商品コードが階層化された場合の
一例を示したものである。また、上記実施例ではコード
を用いてデータを入力する場合を示したが、コードを用
いず直接名前や属性を入力する場合であってもかまわな
い。例えば、国名や県名を入力する場合であって、それ
らがコード化されていないような場合には、国名を一覧
表示したり県名を一覧表示させ、選択させるようにして
もかまわない。すなわち、コードを用いる場合に限ら
ず、名称や名前を用いて階層化されたデータを入力して
いく場合であってもかまわない。
【0096】実施例3.また、上記実施例では、階層関
係を持つコードに対して複数ウィンドウのコード一覧表
を重ねて用いた例示したが、1つのウィンドウ内でコー
ド一覧表の表示内容が確定、取消等の操作に基づいて順
次変わっていくものでもよい。
【0097】実施例4.また、上記実施例では、図3
0、図34において科目をANYにするという科目の省
略を示したが、省略の対象は科目ではなく伝票種別ある
いは金額であってもよい。図38はこの実施例の決裁シ
ナリオデータの例を示す図であり、601は伝票種別を
ANYにした場合を示している。また、603は金額を
ANYにした場合を示している。また、604は伝票の
種別と科目の両方をANYにした場合を示している。こ
のように、省略の対象を伝票種別、科目、金額に用いる
ことにより、あるいはこれらを組合わせて用いることに
より、決裁シナリオデータの定義の量を更に減らすこと
が可能になる。
【0098】実施例5.また、上記実施例では、組織文
字列長を決裁権定義データ7に保持したものを示した
が、組織文字列長は利用者関連情報に保持したものでも
よい。図39はこの実施例における利用者関連データの
例を示す図である。前述した図31と異なる点は、組織
文字長がそれぞれのレコードに付加されている点であ
る。例えば801のレコードに対しては、決裁区分が0
1であるため、組織文字長として4が保持されている。
【0099】以上のようにこの実施例は、伝票の決裁処
理を計算機で行う決裁処理方式において、特に、(a)
計算機利用者の氏名、所属、決裁権限等とともに決裁で
きる伝票かどうかを検査するために伝票の起票者コード
と決裁者の組織コードとのマッチングすべきコード長の
情報を保持する利用者関連データ、(b)伝票に記載さ
れた伝票の科目、金額、起票者等の情報をもつ伝票デー
タ、(c)起票された伝票の決裁区分を求めるためのデ
ータを保持する決裁シナリオ情報、(d)各決裁区分の
名称を保持する決裁権定義情報、(e)決裁権判定手段
をもつ伝票起票機能、(f)決裁対象伝票を特定する決
裁伝票指定手段をもつ伝票決裁機能を備えていることを
特徴とする。
【0100】実施例6.また、上記実施例では、入力コ
ード領域を縦に並べて配置したが、図40に示すように
入力領域を横に並べてもよい。
【0101】実施例7.また、図41に示すように階層
構造をもつコードを1個のコードとして入力する場合で
も、本方式は有効である。この場合は、入力されている
コード長からどの項目(例えば、款なのか、項なのか)
が入力されているかがわかるので、科目一覧ボタンを図
42のようにレイアウトしても、実現することができ
る。
【0102】実施例8.上記実施例では伝票決裁処理が
予算額の更新処理を同期させない場合を説明した。この
結果、予算額の合計が本来より減ることになる。予算額
の合計が必要な場合は予算額更新を同期させないことに
より見えなくなる予算を留保額として管理してもよい。
【0103】図43に流用時金額データの遷移図(留保
額方式)を示す。図において、1は伝票起票機能、2は
伝票決裁機能、411,412,413,421,42
2,423は科目毎に現時点の各種金額を保持する金額
データの予算残額及び留保額である。411,412,
413は流用元科目の予算残額及び留保額であり、41
2,422,423は流用先科目の予算残額及び留保額
である。411,421は伝票起票機能1が作動する前
の予算残額及び留保額を、412,422は伝票起票機
能1が作動した後で、伝票決裁処理2が作動する前の予
算残額及び留保額を、413,423は伝票決裁処理2
が作動した後の予算残額及び留保額を表す。
【0104】次に、動作について説明する。ここでは、
5万円を200万円の予算残額をもつ流用元科目から1
00万円の予算残額をもつ流用先科目へ流用しようとし
ている場合について説明する。伝票起票機能1は、流用
元予算を411の200万円から412の195万円に
減額し、流用額5万円を留保額として留保する。伝票決
裁機能2は、流用先予算を422の100万円から42
3の105万円に増額する。
【0105】実施例9.なお、上記実施例では流用伝票
処理を説明したが、科目を間違えた場合に後で訂正する
ための更正伝票、支出と収入を結び付ける振替伝票、予
算を翌年度に繰り越す繰越伝票の処理でも利用できる。
【0106】図44に、更正伝票に対する原理構成図を
示す。図において、1は伝票起票機能、2は伝票決裁機
能、411,412,413,421,422,423
は科目毎に現時点の各種金額を保持する金額データの予
算残額及び累積支出額である。411,412,413
は更正先科目の予算残額及び累積支出額であり、41
2,422,423は更正元科目の予算残額及び累積支
出額である。411,421は伝票起票機能1が作動す
る前の予算残額及び累積支出額を、412,422は伝
票起票機能1が作動した後で、伝票決裁処理2が作動す
る前の予算残額及び累積支出額を、413,423は伝
票決裁処理2が作動した後の予算残額及び累積支出額を
表す。
【0107】次に、動作について説明する。ここでは、
更正額5万円を70万円の予算残額をもつ更正元科目か
ら180万円の予算残額をもつ更正先科目へ更正しよう
としている。伝票起票機能1は、更正先予算を411の
180万円から412の175万円に減額する。伝票決
裁機能2は、更正元予算を422の70万円から423
の75万円に増額する。
【0108】実施例10.なお、上記実施例では決裁者
がパソコン操作時に該当する伝票を取り出してくる伝票
取り出し型の場合を示したが、決裁ステータスから決裁
者を判定して伝票を電子メールなどで送信する場合でも
よい。図45に決裁処理の原理構成図(伝票送信型)の
原理構成図を示す。図において、1は伝票起票機能、6
は決裁シナリオデータ、7は決裁権定義データ、8は利
用者関連データ、11は決裁権判定手段、19は伝票送
信手段である。伝票は最初の決裁者から順に次の決裁者
に送信される。
【0109】次に、全体の概略動作について図46の伝
票起票の処理構成図を用いて説明する。決裁権判定手段
11は、伝票種別などを元に決裁シナリオデータ6及び
利用者関連データ8より伝票データ3を作る。次に、伝
票送信19は決裁権定義データ7及び利用者関連データ
8より伝票を送信すべき相手を見つけ送信する。
【0110】決裁権判定手段11の更に詳細な動作につ
いて図46を用いて説明する。決裁権判定手段11は伝
票起票機能1により起票された伝票種別、科目、金額を
用いて決裁シナリオデータ6を検索し、決裁区分を判定
する。この例においては、決裁シナリオデータのレコー
ド603が該当し、決裁区分の決裁コードは01と02
であるものとする。このようにして決裁権判定手段11
は、伝票データ3に対して決裁区分が01と02である
ことを付加する。
【0111】次に、伝票送信手段19の更に詳細な動作
について図47の伝票送信手段のフローチャートを用い
て説明する。1901で伝票データ3の決裁区分を元
に、決裁定義データ7より組織文字長Cを得る。今、決
裁区分の決裁コードは01と02である。01に対して
は、図33の決裁権定義データ7よりレコード701が
検出される。この組織文字長は4である(C=4)。次
に1902で利用者関連データ8より、決裁区分の決裁
コード=01を持った者で、組織コードの先頭C(=
4)文字分が起票者組織(=503010)とマッチン
グするものを検索する。その結果、図31の利用者関連
データのレコード801の組織コードが503000で
あるので、先頭4文字が503010とマッチし、利用
者関連データのレコード801が決裁者であると検出さ
れる。最後に、1903でレコード801に対する決裁
者(利用者コード=0000002)に伝票を送信す
る。
【0112】図46における伝票データ3の部長(決裁
コード=02)に対しても同様に処理する。このように
して決裁区分を用いることにより、伝票を決裁者に対し
て電子メールなどで送信することが可能になる。
【0113】この実施例の場合にも組織構成データをた
どるような処理は不要であり、単に伝票データの組織コ
ードと決裁者の組織コードを組織文字長分合致させるこ
とで組織上の判定を判定するので、高速な処理を達成す
ることができる。
【0114】以上のようにこの実施例は、伝票の決裁処
理を行う決裁処理方式において、特に、(a)計算機利
用者の氏名、所属、決裁権限等の情報を保持する利用者
関連データ、(b)伝票に記載された科目、金額、起票
者等の情報をもつ伝票データ、(c)起票された伝票の
決裁区分を求めるためのデータを保持する決裁シナリオ
情報、(d)各決裁区分の名称と決裁者を判定するため
に伝票の起票者組織コードと決裁者の組織コードとのマ
ッチングすべきコード長を保持する決裁権定義情報、
(e)決裁権情報作成手段と及び決裁ステータス情報送
受信手段をもつ伝票起票機能を備えていることを特徴と
する。
【0115】実施例11.上記実施例においては、組織
文字長を用いて組コードを先頭からマッチングさせる場
合について説明したが、この組織文字長は組織コードを
比較するためのマッチングを指定するための一例であ
る。例えば、組織コードを先頭から比べる場合に限ら
ず、組織コードを後ろから比較するような場合であって
もかまわない。あるいは組織コードを構成する文字をと
びとびに比較するような場合であってもかまわない。こ
のような場合には、各文字に対応するフラグを設けてフ
ラグがオンになっている文字をマッチングさせる。例え
ば、組織コードが8文字から構成されている場合には、
1byte(8bit)のフラグを設け、組織コードの
各文字を各ビットに対応させ、ビットが1となっている
ものを比較対象とすることにより、前述したような実施
例と同様な処理が行える。
【0116】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コー
ド内容を覚えている利用者に対しては高速な画面表示が
行われ、コード内容を知らない利用者に対しては、キー
ボードからのコード入力を不要とする効果がある。
【0117】また、この発明によれば、決裁が遅れた場
合でも、また、決裁が認められなかった場合でも、金額
がマイナスにならないという効果がある。
【0118】また、この発明によれば、決裁定義で決裁
者の組織コードと決裁ステータスまたは電子伝票の組織
コードとマッチングさせる文字列を定義したため、階層
化された組織データをアクセスすることなく高速処理が
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による構成図。
【図2】本発明による計算機システム図。
【図3】本発明による流用伝票起票の画面レイアウト
図。
【図4】本発明による科目コードの図。
【図5】本発明による科目指定の部分レイアウト図。
【図6】本発明によるコード入力手段の動作説明図。
【図7】本発明による画面展開図(その1)。
【図8】本発明による画面展開図(その2)。
【図9】本発明による画面展開図(その3)。
【図10】本発明による画面展開図(その4)。
【図11】本発明による画面展開図(その5)。
【図12】本発明によるコード入力手段のフローチャー
ト図(その1)。
【図13】本発明によるコード入力手段のフローチャー
ト図(その2)。
【図14】本発明による画面展開図(その6)。
【図15】本発明による画面展開図(その7)。
【図16】本発明による画面展開図(その8)。
【図17】本発明による画面展開図(その9)。
【図18】本発明による画面展開図(その10)。
【図19】本発明による画面展開図(その11)。
【図20】本発明による伝票起票の画面遷移図(その
1)。
【図21】本発明による伝票起票の画面遷移図(その
2)。
【図22】本発明による金額データの図。
【図23】本発明による伝票決裁の画面遷移図(その
1)。
【図24】本発明による伝票決裁の画面遷移図(その
2)。
【図25】本発明による伝票決裁の画面遷移図(その
3)。
【図26】本発明による流用自金額データの遷移図。
【図27】本発明による伝票起票機能のフローチャート
図。
【図28】本発明による伝票起票機能のフローチャート
図。
【図29】本発明による決裁処理の原理構成図(伝票取
り出し型)。
【図30】本発明による決裁シナリオデータの図。
【図31】本発明による利用者関連データの図。
【図32】本発明の組織コードを示す図。
【図33】本発明による決裁権定義データの図。
【図34】本発明による決裁権判定手段のフローチャー
ト図。
【図35】本発明による伝票データの図。
【図36】本発明による決裁伝票指定手段のフローチャ
ート図。
【図37】本発明による住所コード及び商品コードの
図。
【図38】本発明による決裁シナリオデータの図。
【図39】本発明による利用者関連データの図。
【図40】本発明による入力画面レイアウト図。
【図41】本発明による入力画面レイアウト図。
【図42】本発明による入力画面レイアウト図。
【図43】本発明による流用時金額の遷移図(留保額方
式)。
【図44】本発明による更正時金額データの遷移図。
【図45】本発明による決裁処理の原理構成図(伝票送
信型)。
【図46】本発明による伝票起票の原理構成図(伝票送
信型)。
【図47】本発明による伝票送信手段のフローチャート
図。
【図48】従来のコード入力方式における画面図。
【図49】従来のコード入力方式におけるフローチャー
ト図。
【図50】従来発明の予算管理方式(決裁時更新方式)
の図。
【図51】従来発明の予算管理方式(起票時更新方式)
の図。
【図52】従来発明の原理構成図(決裁処理)。
【図53】従来発明における決裁処理方式の図。
【図54】従来発明における決裁処理方式の組織構成デ
ータの図。
【符号の説明】
1 伝票起票機能 2 伝票決裁機能 3 伝票データ 4 金額データ 5 コードマスタ 6 決裁シナリオデータ 7 決裁権定義データ 8 利用者関連データ 9 コード入力手段 10 金額更新手段 11 決裁権判定手段 12 伝票登録手段 13 決裁伝票指定手段 14 金額更新手段 15 伝票更新手段 16 サーバ計算機 17 クライアント計算機 18 LANケーブル 19 伝票送信手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する入力補助方式 (a)階層化されたデータを記憶するマスタ、(b)階
    層化されたデータを入力する入力フィールドとその入力
    候補一覧の表示を指示する一覧指示部とを有するデータ
    入力画面を表示する表示手段、(c)上記一覧指示部に
    より指示される入力候補一覧を表示する旨の指示に基づ
    き、上記入力フィールドに入力可能なデータを上記マス
    タより検索してその一覧を一覧ウィンドウに表示し、表
    示した一覧からデータを選択させることにより上記入力
    フィールドへデータを入力する入力手段。
  2. 【請求項2】 上記入力手段は、階層化されたデータの
    各階層に対応した一覧ウィンドウをそれぞれ表示する複
    数の階層別入力手段を有し、上位の階層別入力手段が下
    位の階層別入力手段を動作させることにより、階層化さ
    れた下位データのデータ一覧を一覧ウィンドウに表示し
    て選択させることを特徴とする請求項1記載の入力補助
    方式。
  3. 【請求項3】 上記表示手段は、上記一覧指示部とし
    て、上記複数の階層別入力手段に対応した入力候補一覧
    の表示を指示する複数の階層別一覧指示部を表示し、あ
    る階層に対する階層別一覧指示部からの指示に基づい
    て、対応する階層別入力手段を動作させることを特徴と
    する請求項2記載の入力補助方式。
  4. 【請求項4】 上記階層別入力手段は、上位の階層別入
    力手段によって動作させられた場合、上位の階層別入力
    手段に対してデータの選択が終了したことを伝える通知
    手段を備えるとともに、下位の階層別入力手段を動作さ
    せた場合、上記通知手段による通知により、入力フィー
    ルドへのデータ入力を確定し一覧ウィンドウを消去し入
    力動作を終了する終了手段を備えたことを特徴とする請
    求項3記載の入力補助方式。
  5. 【請求項5】 以下の要素を有する金額管理方式 (a)複数の科目とその科目に対する金額を保持する金
    額データファイル、(b)少なくとも金額データファイ
    ルの関連する2つの科目に対し一方の科目の金額を増加
    させ他方の科目の金額を減少させる伝票を起票するとと
    もに、起票した伝票の金額に基づいて上記金額データフ
    ァイルの金額が減少する科目の金額を減少させる伝票起
    票手段、(c)上記伝票起票手段による起票とは異なる
    時期に動作し、上記伝票起票手段により起票された金額
    に基づいて上記金額データファイルの金額が増加する科
    目の金額を増加させる伝票決裁手段。
  6. 【請求項6】 上記金額データファイルは、更に、上記
    科目に対して留保額を保持するとともに、上記伝票起票
    手段は、減少させた額をその科目の留保額として上記金
    額データファイルに記憶させ、上記伝票決裁手段は、上
    記金額データファイルに記憶した留保額をクリアするこ
    とを特徴とする請求項5記載の金額管理方式。
  7. 【請求項7】 上記伝票起票手段は、起票する伝票の上
    記関連する科目として、予算流用処理、科目更正処理、
    振替処理、繰越処理のいずれかにより対応付けされた科
    目を用いることを特徴とする請求項5記載の金額管理方
    式。
  8. 【請求項8】 以下の要素を有する決裁処理方式 (a)所定の種類の伝票に対して科目、金額、起票者の
    組織コードを付加した伝票を起票する伝票起票手段、
    (b)伝票の種類と科目と金額に対して決裁区分を対応
    付けて記憶する決裁シナリオ情報記憶部、(c)上記伝
    票起票手段により起票された伝票の種類と科目と金額に
    基づいて上記決裁シナリオ情報記憶部から起票された伝
    票の決裁区分を判断し、起票された伝票に決裁区分を付
    加する決裁権判定手段、(d)上記起票手段及び決裁権
    判定手段により起票された伝票を記憶する伝票データ記
    憶部、(e)決裁者の組織コードと決裁区分を記憶する
    利用者関連データ記憶部、(f)決裁区分とその決裁区
    分に対応する組織コードのマッチング部を記憶する決裁
    権定義データ記憶部、(g)上記利用者関連データ記憶
    部に記憶された決裁者の組織コードと決裁区分を検索
    し、検索した決裁区分に基づいて、決裁権定義データ記
    憶部に記憶した決裁区分に対応する組織コードのマッチ
    ング部を得、上記利用者関連データ記憶部から検索され
    た決裁者の組織コードと、上記伝票データ記憶部に記憶
    された伝票データに付加されている起票者の組織コード
    とを上記決裁区分に対応する組織コードのマッチング部
    で比較し、一致する伝票を当該決裁者の決裁する伝票と
    して指定する伝票決裁手段。
  9. 【請求項9】 以下の要素を有する決裁処理方式 (a)所定の種類の伝票に対して科目、金額、起票者の
    組織コードを付加した伝票を起票する伝票起票手段、
    (b)伝票の種類と科目と金額に対して決裁区分を対応
    付けて記憶する決裁シナリオ情報記憶部、(c)上記伝
    票起票手段により起票された伝票の種類と科目と金額に
    基づいて上記決裁シナリオ情報記憶部から起票された伝
    票の決裁区分を判断し、起票された伝票に決裁区分を付
    加する決裁権判定手段、(d)上記起票手段及び決裁権
    判定手段により起票された伝票を記憶する伝票データ記
    憶部、(e)決裁者の組織コードと決裁区分を記憶する
    利用者関連データ記憶部、(f)決裁区分とその決裁区
    分に対応する組織コードのマッチング部を記憶する決裁
    権定義データ記憶部、(g)上記伝票データ記憶部に記
    憶された伝票データに付加されている決裁区分に基づい
    て、上記決裁権定義データ記憶部に記憶した決裁区分に
    対応する組織コードのマッチング部を得、上記利用者関
    連データ記憶部に記憶した決裁者の中から決裁区分が同
    一で、上記伝票データ記憶部に記憶された伝票データに
    付加されている起票者の組織コードと上記利用者関連デ
    ータ記憶部に記憶した決裁者の組織コードとが上記決裁
    区分に対応する組織コードのマッチング部で同一である
    決裁者を検索し、検索した決裁者に対して、当該伝票を
    送信する伝票決裁手段。
  10. 【請求項10】 上記決裁処理方式は、上記決裁権定義
    データ記憶部の代わりに、上記利用者関連データ記憶部
    に、決裁区分に対応する組織コードのマッチング部を各
    決裁者毎に記憶させたことを特徴とする請求項8又は9
    記載の決裁処理方式。
  11. 【請求項11】 上記決裁シナリオ情報記憶部は、少な
    くとも伝票の種類と科目と金額のいずれかが省略された
    場合の決裁区分を記憶するとともに、上記決裁権判定手
    段は、起票された伝票の種類と科目と金額が、上記決裁
    シナリオ情報記憶部に記憶された伝票の種類と科目と金
    額のいずれにも合致しない場合、少なくとも伝票の種類
    と科目と金額のいずれかを省略して決裁シナリオ情報記
    憶部を検索することにより決裁区分を得ることを特徴と
    する請求項8、9、又は10記載の決裁処理方式。
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