JPH07104235B2 - 繊維集合体の弾力測定器 - Google Patents

繊維集合体の弾力測定器

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JPH07104235B2
JPH07104235B2 JP5060665A JP6066593A JPH07104235B2 JP H07104235 B2 JPH07104235 B2 JP H07104235B2 JP 5060665 A JP5060665 A JP 5060665A JP 6066593 A JP6066593 A JP 6066593A JP H07104235 B2 JPH07104235 B2 JP H07104235B2
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fiber assembly
elasticity
fiber
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probe
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勝昭 籠田
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株式会社丸八真綿
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば上面が外部に開
放されている毛皮や綿等の繊維集合体を、上面側から押
圧して、その弾力を測定するための弾力測定器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、羊の毛皮を切断して小片を製造
し、この小片どうしを縫い合わせて所定の模様の敷物や
布団を製造することが行なわれている。ここで用いられ
ている毛皮は、個体別、部位別によって、毛の硬さ(弾
力性)が相違する。毛の弾力性が大きく異なる毛皮片ど
うしを連結すると、使用感が悪いという問題がある。
【0003】そこで、従来では、ばねばかり(圧縮荷重
を計測するばねばかり)の測定子の先端に、これと直交
するように円板を取り付けた器具を用い、この器具の円
板を毛皮片の毛部分に押し付けることによって毛部の弾
力性を測定し、弾力性の近似した毛皮片どうしを連結す
ることが試みられている。
【0004】しかしながら、この方法では、ばねばかり
を持っている作業者の力の入れ具合によって測定値がば
らつくため、毛部分の弾力を正確に測定することができ
ないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に鑑みてなされたもので、毛皮などの繊維集合体につい
ての、弾力性の測定を正確に行なうことができる繊維集
合体の弾力測定器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る繊維集合
体の弾力測定器は、基台の下面に取り付けられてこの基
台を支持する脚と、前記基台の下面よりも下方に突設さ
れた測定子と、この測定子に連結され、前記測定子に作
用した荷重を測定する荷重計とを備えた構成とし、脚の
下端を、先細り状に形成し、かつ、繊維集合体の内部に
侵入しうる細さに形成し、測定子の下端に、水平方向に
延出された水平面を備え、この水平面を、繊維集合体の
上面に当接した状態においてこの当接部分における繊維
集合体の内部に侵入し得ないだけの十分広い面積に形成
した。
【0007】請求項2記載の繊維集合体の弾力測定器
は、請求項1記載の繊維集合体の弾力測定器において、
前記水平面を、脚の下端よりも上方に配置した。
【0008】請求項3または4記載の繊維集合体の弾力
測定器は、請求項1または2に記載 の繊維集合体の弾力
測定器において、前記繊維集合体を毛皮または綿とし
た。
【0009】
【作用】脚を、毛皮などの繊維集合体における、開放さ
れた一面に押し付ける。脚は、繊維集合体の内部に侵入
できる細さに形成されており、かつ先細り状とされてい
るので、この脚は、繊維集合体の内部に侵入する。繊維
集合体が例えば毛皮であれば、脚は、毛皮の皮部分に当
接して停止し、繊維集合体が例えば綿であれば、脚は、
綿を支持する容器下面などの支持部に当接して停止す
る。このとき、測定子に備えられた水平板は、繊維集合
体の内部に侵入しえないだけの面積に構成されているの
で、繊維集合体の一面に当接し、その弾発力を受ける。
これにより、測定子が押し戻されるので、繊維集合体の
弾力性を測定することができる
【0010】
【実施例】本発明の一実施例に係る繊維集合体の弾力測
定器を図1〜図3に基づいて説明する。この弾力測定器
は、繊維集合体の一例としての毛皮に用いられるもので
ある。本例の弾力測定器は、円板状の基台10と、この
基台10にナットによって取り付けられ、下方に突出さ
れた3本の脚20と、前記基台10の下面から下方に突
出された測定子30と、前記基台10によって支持され
るとともに前記測定子30に連結され、前記測定子30
に作用した荷重を測定する荷重計40とを主体として構
成されている。前記3本の脚20の下端21は、下端に
進むにつれて先細り状に形成されているとともに、後述
する繊維集合体としての毛皮60の毛62(図3参照)
の内部に侵入してこれを貫通し、皮61に到達しうる細
さに形成されている。
【0011】前記測定子30の下端には、円板状の測定
板31が取り付けられている。この測定板31は、水平
方向に配置されており、その下面が、水平方向に延出す
る水平面31aとなっている。水平面31aの面積は、
後述する毛62の上面に当接した状態において、この当
接部分における毛62の内部に侵入し得ないだけの十分
に広い面積に形成されている。水平面31aは、前記3
本の脚20の下端を含む平面よりも上方に配置されてい
る。
【0012】前記荷重計40としては、本例では、通常
のダイヤルゲージの本体が用いられている。本例の測定
子30は、このダイヤルゲージに組み込まれている測定
子である。荷重計40は、測定子30の移動距離に対応
して回転する指針を備えたダイヤル41を有している。
荷重計40は、測定子30を、内蔵のスプリングの弾発
力によって下方に付勢している。したがって、測定子3
0の移動量をダイヤル41から読み取ることによって、
繊維集合体から測定子30に作用した弾力を測定するこ
とができる。
【0013】ついで、本例の弾力測定器の調整方法を図
2に基づいて説明する。本例の弾力測定器は、測定板3
1の水平面31aを、脚20の下端21より上方に配置
しているので、測定の正確を期するための調整が必要と
なる。この調整には、基準器50を用いる。この基準器
50の底面から上面までの高さLは、本例では、19.
5mmに設定されている。そして、測定板31の水平面
31aを基準器50の上面に載置した状態での、荷重計
40の読みが一定となるように(本例では、指針が目盛
.5を指すように)、脚20の突出長さを調整す
る。
【0014】ついで、図3に基づいて、本例の弾力測定
器の使用方法を説明する。この図3では、羊の毛皮(繊
維集合体)60の弾力を測定する例を示している。毛皮
60は、周知のように、皮61の表面に毛62が密生し
たものである。まず、荷重計40を手で持ち、3本の脚
20を、毛皮60の上面(外部に開放されている面)に
押し付ける。本例では、脚20の下端21を、先細り状
に形成するとともに、毛62の内部に侵入してこれを貫
通し、皮61に到達しうる細さに形成したので、脚20
は、毛62を貫通し、皮61の上面に容易に到達して停
止する。これにより、脚20の下端を、弾力性測定の基
準となる位置(すなわち皮61の上面)に、容易にかつ
正確に位置させることができる。
【0015】すると、測定板31の水平面31aは、毛
62の上部に当接してこの毛62を下方に押圧する。押
圧された毛62は、それ自体の有する弾力により、水平
面31aからの押圧力に抵抗する。本例では、水平面3
1aの面積を、毛62の上面に当接した状態において、
この当接部分における毛62の内部に侵入し得ないだけ
の十分に広い面積に形成しているので、測定板31の水
平面31aは、水平面31aからの押圧力を確実に受け
ることができ、毛62の弾発力が釣り合った位置で停止
する。この位置でのダイヤル41の指針の位置を読み取
る。これにより、毛62の弾力性を容易に測定すること
ができる。
【0016】ここで、本例の測定具では、前記したよう
に、脚20の下端21を、毛62の内部に侵入しうるよ
うに、先細り状でかつ十分に細い形状としたので、脚2
0を、測定のための基準となる位置に容易かつ正確に位
置させることができる。したがって、本例の測定具によ
れば、基準位置が正確に定まっており、しかも、毛62
の弾発力を測定板31の水平面31aに確実に作用させ
ることができ、その結果、弾発力の測定を正確かつ確実
に、しかも、容易な作業によって行なうことができると
いう利点がある。
【0017】ついで、本例の測定具を持ち上げ、毛皮6
0における他の位置、あるいは、他の毛皮60の表面に
対して、前記した測定作業を行なう。こうして得られた
数値を対比することにより、弾力の差異を測定し、適切
な弾力の毛皮60を選択することができる。
【0018】なお、前記の実施例においては、繊維集合
として毛皮60を例示したが、綿などの繊維集合体
本例の器具を用いることもできる。
【0019】また、前記実施例においては、荷重計とし
て、ダイヤルゲージを用いた例を示したが、ロードセル
や、圧縮荷重を測定できるばねばかりなど、他の荷重測
定手段を用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る繊維集合体の弾力測定器
は、基台の下面に取り付けられてこの基台を支持する脚
と、前記基台の下面よりも下方に突設された測定子と、
この測定子に連結され、前記測定子に作用した荷重を測
定する荷重計とを備えた構成とし、脚の下端を、先細り
状に形成し、かつ、繊維集合体の内部に侵入しうる細さ
に形成し、測定子の下端に、水平方向に延出された水平
面を備え、この水平面を、繊維集合体の上面に当接した
状態においてこの当接部分における繊維集合体の内部に
侵入し得ないだけの十分広い面積に形成したので、脚の
下端を、測定のための基準となる位置に容易かつ正確に
位置させることができる。しかも、本発明では、繊維集
合体の弾発力を水平面に確実に作用させることができ
る。その結果、本発明によれば、繊維集合体の弾発力の
測定を正確かつ確実に、しかも、容易な作業によって行
なうことができるという効果がある。
【0021】請求項2記載の繊維集合体の弾力測定器
は、請求項1記載の繊維集合体の弾力測定器において、
前記水平面を、脚の下端よりも上方に配置したので、こ
の器具を床面上や机上に載置したときに荷重計を傷める
ことがなく、また、繊維集合体を過度にへたらせること
がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る繊維集合体の弾力測定
器の斜視図である。
【図2】図1に係る繊維集合体の弾力測定器の調整方法
を示す正面図である。
【図3】図1に係る繊維集合体の弾力測定器の使用方法
を示す正面図である。
【符号の説明】
10 基台 11 基台の下面 20 脚 21 脚の下端 30 測定子 31a 水平面 40 荷重計60 毛皮(繊維集合体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面が外部に開放されている
    毛皮や綿等の繊維集合体を、外部に開放されている一面
    側から押圧して、その弾力を測定するための弾力測定器
    であって、基台の下面に取り付けられてこの基台を支持
    する脚と、前記基台の下面よりも下方に突設された測定
    子と、この測定子に連結され、前記測定子に作用した荷
    重を測定する荷重計とを備え、前記脚の下端は、先細り
    状に形成され、かつ、前記繊維集合体の内部に侵入しう
    る細さに形成されており、前記測定子は、その下端に、
    水平方向に延出された水平面を備えており、この水平面
    は、前記繊維集合体の上面に当接した状態において、こ
    の当接部分における繊維集合体の内部に侵入し得ないだ
    けの十分広い面積に形成されていることを特徴とする
    維集合体の弾力測定器
  2. 【請求項2】 前記水平面は、前記脚の下端よりも上方
    に配置されていることを特徴とする請求項1記載の繊維
    集合体の弾力測定器
  3. 【請求項3】 前記繊維集合体は、毛皮であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の繊維集合体の弾力測
    定器
  4. 【請求項4】 前記繊維集合体は、綿であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の繊維集合体の弾力測定
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