JPH07102955A - 低公害自動車 - Google Patents

低公害自動車

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JPH07102955A
JPH07102955A JP26822793A JP26822793A JPH07102955A JP H07102955 A JPH07102955 A JP H07102955A JP 26822793 A JP26822793 A JP 26822793A JP 26822793 A JP26822793 A JP 26822793A JP H07102955 A JPH07102955 A JP H07102955A
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JP
Japan
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plasma
low
exhaust gas
plasma processing
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JP26822793A
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English (en)
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Shuzo Moroto
脩三 諸戸
Kozo Yamaguchi
幸蔵 山口
Masao Ando
正夫 安藤
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Equos Research Co Ltd
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Equos Research Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動源としてモータおよびエンジンを備えた
低公害自動車において、モータ走行からエンジン走行に
切り換えられたときにおける排気ガスを効率良く浄化で
きるようにする。 【構成】 エンジン18の排気ライン18aにはプラズ
マ処理装置22が配設されている。このプラズマ処理装
置22において、流れ込んできた排気ガスは電離され、
プラズマが生成される。このプラズマ中のNOX のある
ものはN2 とO2とに分離し、CO、HCのあるものは
酸素と反応してCO2 、H2 Oとなって無害化される。
このような分離または反応によって無害ガスに変換され
なかった有害成分は、プラズマから大きなエネルギを与
えられ、励起状態で触媒式浄化装置23に流れ込み、そ
のエネルギによって触媒を活性化させる。そのため有害
ガスの酸化または還元が促進され、排気ガスの浄化処理
がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動源として燃焼エン
ジンおよび電気モータを搭載した低公害自動車に係り、
特にモータ走行からエンジン走行モードに切り換わった
ときに排気ガス中の有害成分を浄化する機能を備えた低
公害自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の自動車においては、エンジンの排
気ガス中には有害成分として、NOx(窒素酸化物)、
CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)が含まれてい
る。この浄化対策として、エンジン構造、気化器系統、
吸気系統、点火系統あるいは燃焼系統の改良によって有
害成分の生成自体を抑制するエンジン改良方式と、有害
成分を酸化や還元あるいは濾過吸着を利用して浄化する
後処理方式があるが、いずれの方式も未だ万全ではな
く、排気ガス公害の解決を目指して浄化性能の一層の向
上が要求されている。
【0003】後処理方式の触媒式浄化装置は、所定のガ
ス構成と温度条件のもとで有害ガスを触媒の媒介作用に
よって無害ガスに変換するものである。この触媒には排
気ガス中のCO、HCを残存酸素あるいは新たに供給し
た2次空気中の酸素で酸化して無害なCO2 (二酸化炭
素)、H2 0(水)に変換する酸化触媒と、NOx を排
気ガス中のCO、HC、H2 などによってN2 とO2
に分離する還元触媒があり、CO、HC、NOx を同時
に処理する三元触媒も使用されている。
【0004】これら触媒には最適の使用温度がそれぞれ
あり、効率の良い浄化処理を行うには、触媒温度と使用
雰囲気温度を適正レベルに確保する必要がある。現在、
採用されている三元触媒の使用適温は350〜450°
C以上とされているが、コールドスタートのエンジン始
動時には、浄化装置に流入する排気ガスの温度は低いた
め、高い濃度の有害成分(NOx 、HC、CO)が未処
理のまま大気中に放出されることになる。また、エンジ
ン負荷が大となる加速時には、排気ガス量が激増して触
媒式浄化装置の処理能力を越えたり、NOx 、HC、C
O濃度のバランスが異なったりして、有害成分(N
x 、CO)が未処理のまま多量に放出されてしまう。
加速時の大量排気ガスを処理するために浄化装置の容量
を大きくし、より大量の触媒金属を使用することは、設
置スペースやコスト面で問題がある。
【0005】また、エンジン始動時の排気ガス処理効率
を向上させるために、触媒を電気的に加熱することも提
案されている(特開平4−331402号公報)が、こ
の方法ではエンジン回転前に約15秒程の加熱時間を要
するという煩わしさがある。また、触媒の昇温には数K
W以上の電力を必要とするため、自動車の限られた電源
容量の配分上大きな制約要因となり、バッテリ電源の消
耗劣化を進める原因ともなる。
【0006】ところで、近年、このようなエンジン自動
車の排気ガスの問題を最小限に抑制するとともに、電気
自動車における走行距離等の限界を補うため、電気モー
タとエンジンを併用したハイブリッド型の低公害自動車
が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この低公害自動車で
は、排気ガスを出さないためにはエンジンをなるべく使
わずモータだけで走行することが望ましく、そのために
はエンジンを止めて走行しなければならない。
【0008】しかしながら、エンジンを止めてモータ走
行すると、前述の触媒(三元触媒)の温度を下げてしま
うことになる。従って、いざ、エンジンで走行すること
になると、特にパラレルタイプの場合で、モータの出力
にエンジンの動力を付加して走行するとき、あるいはモ
ータ走行からエンジン走行に切り換えるときには、三元
触媒の温度が下がっているため、従来のエンジン自動車
におけるコールドスタート時と同様の状態になってしま
い、その結果多量の排気ガスを排出してしまうという問
題があった。
【0009】このような事態は、例えば地下の駐車場か
ら地上に出た場合の走行に当てはまる。また、高速道路
におけるトンネル内の走行を考えると、トンネル内では
一般に排気ガスをできるだけ出さないようにする必要が
あるためにモータ走行し、トンネルを抜け出た直後にエ
ンジン走行を開始しようとするときには、三元触媒が冷
えた状態となっており、多量の排気ガスを排出すること
になる。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、モータ走行からエンジン走行モード
に切り換えられたときに、排気ガスを効率良く浄化処理
することができる低公害自動車を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
燃焼エンジンと電気モータとを備え、前記エンジンと電
気モータの少なくとも一方を用いて車両を駆動すること
により走行する低公害自動車において、前記エンジンの
排気ラインに配設され、排気ガスをプラズマ放電帯域に
導いて前記排気ガスを浄化処理するプラズマ処理装置
と、このプラズマ処理装置の下流側に配設され、前記プ
ラズマ処理装置により処理された前記排気ガスを浄化す
る触媒式浄化装置と、低電圧装置駆動用の低電圧バッテ
リと、前記電気モータ駆動用の高電圧バッテリとを備
え、前記プラズマ処理装置が前記高電圧バッテリを電源
とするように構成したものである。
【0012】この低公害自動車では、モータ走行からエ
ンジン走行モードに切り換わると、プラズマ処理装置が
駆動される。これによりエンジンの排気ラインから排出
された排気ガスは、プラズマ処理装置の放電帯域に導か
れて浄化処理され、その後プラズマ処理装置の下流側に
配設された触媒式浄化装置において更に浄化された後に
外部に放出される。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の低
公害自動車において、前記触媒式浄化装置の温度を検出
するための温度検出手段を更に備え、モータ走行からエ
ンジン走行に切り換えられたときの前記温度検出手段に
よる検出温度が所定の温度以下の場合に、前記プラズマ
処理装置を駆動させるよう構成したものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の低
公害自動車において、前記プラズマ処理装置が、前記エ
ンジンの負荷変動に応じてプラズマ処理するように構成
したものである。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係る低公害自動
車のシステム構成図である。この低公害自動車は、蓄電
手段として高電圧用バッテリ(例えば288V)11お
よび低電圧用バッテリ(例えば12V)27を備えてい
る。一方の高電圧用バッテリ11はモータ15の駆動
や、後述のプラズマ処理装置22およびプラズマ生成制
御装置25の駆動に使用される。他方の低電圧用バッテ
リ27は、ECU(電子制御装置)26、および図示し
ない点火プラグ、電装品、エアコンディショナ、パワー
ウインドウ等各部の駆動に使用される。
【0017】高電圧バッテリ11はモード切換装置12
によりインバータ13またはコンバータ14に切替接続
されるようになっている。インバータ13は高電圧バッ
テリ11から出力される直流電力を交流電力に変換して
モータ15へ供給し、あるいは回生制動時にはモータ1
5において発生した交流電力を直流電力に変換して高電
圧バッテリ11へ供給するものである。モータ15は交
流駆動のモータであり、歯車等の駆動機構を介して車両
(タイヤ)16と機械的に連結されている。
【0018】コンバータ14は発電機(ジェネレータ)
17において発生した交流電力を直流電力に変換し、こ
の直流電力を高電圧バッテリ11へ供給して充電するも
のである。エンジン18は、図示しない燃料タンクから
燃料の供給を受けて駆動され、クラッチ19、トランス
ミッション20およびモータ15を介して車両16に対
して所定の回転力を出力すると同時に、発電機17を駆
動するようになっている。
【0019】エンジン18の排気ライン18aには排気
ガス処理装置21が設けられている。この排気ガス処理
装置21は、プラズマ処理装置22、およびこのプラズ
マ処理装置22の下流側に接続された触媒式浄化装置2
3とにより構成されている。
【0020】プラズマ処理装置22は放電電極を内蔵
し、これら電極間に所要の電圧が印加されると、電極間
に放電が発生し、電極間に流れ込んできた排気ガスを電
離させてプラズマを生成させるものである。このプラズ
マ中のNOX のあるものはN2とO2 とに分離し、C
O、HCのあるものは酸素と反応してCO2 、H2 Oと
なって無害化される。そして、このような分離または反
応によって無害ガスに変換されなかった有害成分は、プ
ラズマから大きなエネルギを与えられて、励起状態で触
媒式浄化装置23に流れ込み、そのエネルギによって触
媒を活性化させる。そのため有害ガスの酸化または還元
が促進され、排気ガスの浄化処理がなされる。
【0021】プラズマ処理装置22の放電用電極として
は円筒型電極の中心に棒状電極を配置したもの、あるい
はガラス等の誘電体に電極格子を設けた平行板電極を一
定間隔に配置したものが適宜選択して用いられる。
【0022】触媒式浄化装置23には三元触媒が使用さ
れる。三元触媒としては、モノリス型の三元触媒(パラ
ジウム(Pd)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)主
体)が使用される。そして、この三元触媒には適正な触
媒温度(350〜450°C以上)があるため、触媒温
度を検出するための温度センサ24が内蔵されている。
【0023】ECU26は、エンジンスタート信号、温
度センサ24から出力される触媒温度信号、アクセル開
度信号および加速度信号等の運転条件を入力として、エ
ンジン18によるエンジン走行状態を判断し、それに応
じた制御信号を出力するものである。プラズマ生成制御
装置25はこのECU26から出力された制御信号を受
けて、プラズマ処理装置22の駆動制御、すなわち駆動
開始、駆動停止およびプラズマ生成量の制御を行うもの
である。なお、プラズマ処理装置22はプラズマ生成制
御装置25を介して高電圧バッテリ11から所要電力が
供給されるようになっている。
【0024】次に、本実施例の低公害自動車の具体的な
動作について図2の流れ図を参照して説明する。
【0025】この低公害自動車では、ECU26は、ま
ず、走行モードがエンジン走行かモータ走行か否かを判
断し(ステップS100)、モータ走行モードである場
合(N)には、モータ15を駆動してモータ走行を行う
(ステップS101)。このモータ走行の場合には、ク
ラッチ19をオフさせ、エンジン18とモータ15との
間を非連結状態とする。また、モード切換装置12によ
り高電圧バッテリ11をインバータ13を介してモータ
15に連結させる。
【0026】このようなモータ走行の途中において、エ
ンジン走行モードに切り換わった場合(ステップS10
0;Y)には、ECU26は、クラッチ19をオンし、
エンジン18とモータ15との間を連結状態とするとと
もに、モード切換装置12の接続状態を切り替えて、バ
ッテリ11をコンバータ14側へ接続させる。同時に、
エンジン18を効率良く運転できるように、モータ18
の回生、発電機17の発電強さを制御し、車両16の駆
動と同時に高電圧バッテリ11への充電を行う。
【0027】次に、ECU26は、温度センサ24の検
出信号により触媒温度が、三元触媒の適温(例えば45
0°C)より高いか否かを判断(ステップS103)
し、低い場合(N)にはプラズマ生成制御装置25を介
してプラズマ処理装置22にオン信号を出力しプラズマ
処理装置22をオンさせる(ステップS104)。これ
により、プラズマ処理装置22に内蔵した電極間に所要
の電圧が印加され、電極間に放電が発生し、その結果電
極間に流れ込んできた排気ガスが電離して、プラズマが
生成される。そして、このプラズマ中のNOX のあるも
のがN2 とO2 とに分離し、CO、HCのあるものが酸
素と反応してCO2 、H2 Oとなって無害化される。こ
のような分離または反応によって無害ガスに変換されな
かった有害成分は、プラズマから大きなエネルギを与え
られて、励起状態で触媒式浄化装置23に流れ込み、そ
のエネルギによって三元触媒を活性化させる。そのため
有害ガスの酸化または還元が促進され、排気ガスの浄化
処理がなされる。
【0028】このようにプラズマ処理装置22による浄
化処理を繰り返し、三元触媒の温度が450°より高く
なると(ステップS103;Y)、ECU26はプラズ
マ処理装置22をオフさせる(ステップS105)。続
いてECU26は、スロットル開度、加速度および酸素
濃度等から加速判定処理を実行(ステップS106)
し、加速開始が必要か否かを判断する(ステップS10
7)。加速開始が必要と判断したとき(ステップS10
7;Y)には、加速が終了されるまでプラズマ処理装置
22をオンさせる(ステップS108)。これにより前
述と同様に、プラズマ処理装置22による浄化処理がな
されるが、このとき三元触媒の温度が適正温度になって
いるため、プラズマ処理装置22から流れ込んだ排気ガ
スは三元触媒により効率よく浄化される。
【0029】その後、加速終了の判断がなさた場合(ス
テップS109;Y)には、ECU26はプラズマ処理
装置22をオフさせ、ステップS100へ戻る。なお、
ステップS107において、加速開始が必要でないと判
断したとき(N)には、ステップS100へ戻る。
【0030】このように本実施例の低公害自動車におい
ては、モータ走行の途中からエンジン走行に切り換え、
加速状態になると、排ガスの浄化処理はプラズマ処理装
置22および触媒式浄化装置23の両方により効率的に
なされる。
【0031】また、本実施例では、バッテリを電気モー
タ駆動用の高電圧バッテリ11と低電圧装置駆動用の低
電圧バッテリ27とに分離し、高電圧バッテリ11をプ
ラズマ処理装置22の駆動源として用いるようにしたの
で、バッテリの容量不足でプラズマの使用が随時不可能
となることがない。すなわち、プラズマ処理装置22で
処理される電力は、例えば1.5KWの電力を180秒
間使用する程度で良く、この場合270KJのエネルギ
で済む。このとき実際にエンジン18を使用しており、
同時に発電機17が作動し、高電圧用バッテリ11に充
電できるので、電力については殆ど問題にならない程度
である。一般のハイブリッド車両は200Kgのバッテ
リを搭載し、25MJのエネルギを持っているので、十
分にプラズマ処理装置22を使用することができる。
【0032】また、本実施例では、プラズマ処理装置2
2の駆動源として高電圧バッテリ11を用い、低電圧バ
ッテリ27と分離させたことから、プラズマ処理装置2
2のノイズが、低電圧バッテリ27を駆動源とするEC
U26、電装品等に悪影響を与えることがない。
【0033】上記実施例においては、エンジン走行モー
ドにおいて、加速時以外のとき、すなわち定常運転時に
は、プラズマ処理装置22をオフさせるようにしたが、
このときプラズマ処理装置22をオフさせることなく、
エンジンの回転数およびトルク数等の実際の運転条件に
応じてプラズマの生成量を変化させ、それに応じてプラ
ズマ処理装置22の動作を制御するようにしてもよい。
このようにすれば、定常運転時においても、必要最小限
の電力で、排気ガスを効率良く浄化することができる。
【0034】実験例
【0035】(N2 +NO)ガス(180ppm)を使
用してコールドスタート時に浄化処理効率を検証した。
ここで、供試ガスは流量調整器で流量を調整してポンプ
で送給した。各有害成分の測定は、供試ガスを触媒式浄
化装置のみを通過させた場合、2個の放電ユニットを縦
列に接続したプラズマ処理装置のみに通過させた場合、
プラズマ処理装置および触媒式浄化装置の双方に通過さ
せた場合についてそれぞれ行った。
【0036】プラズマ処理装置の処理流量は0.008
リットル/秒、印加電圧は20KV、放電電流は300
μAとした。また、触媒式浄化装置はモノリス型の三元
触媒(パラジウム(Pd)、白金(Pt)、ロジウム
(Rh)主体)を使用し、SV(空間速度)を1440
とした。温度は室温(約25°C)とした。
【0037】表1はその実験結果を表すものである。プ
ラズマ処理装置および触媒式浄化装置を併用した場合
は、触媒式浄化装置だけの場合に比べて、例えばNOX
の処理効率は3.25〜3.5倍向上した。この結果、
プラズマ処理装置および触媒式浄化装置を、この順序で
併用した場合の有効性が確認された。
【0038】
【表1】
【0039】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定するものではなく、その要旨
を変更しない範囲で種々変形可能である。たとえば上記
実施例においては、モータ走行からエンジン走行モード
へ切り換えたときの動作について説明したが、エンジン
およびモータを同時に駆動して走行する併用モードの場
合でも本発明は有効である。また、上記実施例において
は、いわゆるパラレルタイプの低公害車について適用し
た例について説明したが、シリーズタイプのものにも適
用できることはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の低公害自動
車によれば、エンジンの排気ラインにプラズマ処理装置
を配設し、排気ガスをプラズマ処理するとともに、この
プラズマ処理された排気ガスを触媒式浄化装置により浄
化するようにしたので、モータ走行からエンジン走行モ
ードに切り換わった際の排気ガスを著しく低減できると
いう効果がある。
【0041】また、バッテリを電気モータ駆動用の高電
圧バッテリと低電圧装置駆動用の低電圧バッテリとに分
離し、高電圧バッテリをプラズマ処理装置の駆動源とし
て用いるようにしたので、バッテリの容量不足でプラズ
マの使用が随時不可能となるようなことがなく、しか
も、プラズマ処理装置のノイズが、低電圧バッテリを駆
動源とする低電圧装置に悪影響を与えるようなこともな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る低公害自動車のシステ
ム構成を表すブロック図である。
【図2】図1の低公害自動車の動作を説明するための流
れ図である。
【符号の説明】
11 バッテリ 12 モード切換装置 13 インバータ 14 コンバータ 15 モータ 16 車輪(タイヤ) 17 発電機 21 排気ガス処理装置 22 プラズマ処理装置 23 触媒式浄化装置 24 温度センサ 25 プラズマ生成制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 61/00 D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼エンジンと電気モータとを備え、前
    記エンジンと電気モータの少なくとも一方を用いて車両
    を駆動することにより走行する低公害自動車において、 前記エンジンの排気ラインに配設され、排気ガスをプラ
    ズマ放電帯域に導いて前記排気ガスを浄化処理するプラ
    ズマ処理装置と、 このプラズマ処理装置の下流側に配設され、前記プラズ
    マ処理装置により処理された前記排気ガスを浄化する触
    媒式浄化装置と、 低電圧装置駆動用の低電圧バッテリと、 前記電気モータ駆動用の高電圧バッテリとを備え、 前記プラズマ処理装置は前記高電圧バッテリを電源とす
    ることを特徴とする低公害自動車。
  2. 【請求項2】 前記触媒式浄化装置の温度を検出するた
    めの温度検出手段を更に備え、モータ走行からエンジン
    走行に切り換えられたときの前記温度検出手段による検
    出温度が所定の温度以下の場合に、前記プラズマ処理装
    置を駆動させることを特徴とする請求項1記載の低公害
    自動車。
  3. 【請求項3】 前記プラズマ処理装置は、前記エンジン
    の負荷変動に応じてプラズマ処理することを特徴とする
    請求項1または2記載の低公害自動車。
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