JPH07102948B2 - エレベ−タの制御方法 - Google Patents

エレベ−タの制御方法

Info

Publication number
JPH07102948B2
JPH07102948B2 JP61061101A JP6110186A JPH07102948B2 JP H07102948 B2 JPH07102948 B2 JP H07102948B2 JP 61061101 A JP61061101 A JP 61061101A JP 6110186 A JP6110186 A JP 6110186A JP H07102948 B2 JPH07102948 B2 JP H07102948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
load
signal
control
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61061101A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62218378A (ja
Inventor
厚 飯島
俊夫 門倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP61061101A priority Critical patent/JPH07102948B2/ja
Publication of JPS62218378A publication Critical patent/JPS62218378A/ja
Publication of JPH07102948B2 publication Critical patent/JPH07102948B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はエレベータの制御方法に係り、特にかごの荷重
信号に基づいて制御指令に対する補正を行なうエレベー
タの制御方法に関する。
(従来の技術) 一般に産業用の電動機制御では、電動機加速時に一定加
速を行なうように電流制限が行なわれる。このような制
御では速度指令も比較的単純なものでよいが、エレベー
タの電動機制御ではより複雑な制御が要求される。即
ち、エレベータの制御では乗客の載り心地を考慮して、
加減速制御に加えて更に加々速度制御までも行ない、乗
客に不快感を与えることなく、しかも最短時間で目的地
まで到達するような制御が要求される。
一般にエレベータは、かごの定格積載量の50%程度の積
載量のとき、かごとつり合い錘との重量が平衡状態にな
るように設計される。従って、かごの満載時や未積載時
にはつり合いの均衡を失い、電動機に結合された綱車に
対して比較的大きな不平衡トルクがかかることになる。
この不平衡トルクにより、エレベータの起動時にブレー
キを解放すると同時に、このトルク方向にかごが飛び出
し、乗り心地がそこなわれることになる。このような不
平衡トルクに基づくかごの飛び出しを防ぐため、一般に
エレベータの平衡状態運転時の電動機トルク指令値に対
し、不平衡トルクに基づく補正が行なわれている。
第3図は現在最も広く行なわれている不平衡トルク補正
を伴う電流マイナループ式速度制御系の説明図である。
ここでは一例として直流電動機によりエレベータを駆動
する場合について示す。速度指令発生装置1から出力さ
れる速度指令信号1aはスイッチ2を介して速度制御増幅
器3に与えられる。この速度制御増幅器3は速度検出器
4からの速度信号4aと前記速度指令信号1aとを比較演算
し、電流指令IASRを出力する。電流制御増幅器5は前記
電流指令IASRと、電流検出器6からの電流信号6aと、不
平衡トルク指令装置7からの荷重信号WT(t)と、を入
力し、制御信号5aを出力する。交流/直流変換装置8
は、制御信号5aに基づいて直流電動機9を制御すべく、
直流電力を直流電動機9に供給する。この直流電動機9
は供給される直流電力と他励界磁巻線10(励磁用電源は
図示されていない)によって発生する磁界とによって回
転し、かご11とつり合い錘12とを結ぶ主索13を巻きつけ
た綱車14に回転を伝える。また、この綱車14にはブレー
キ15が設けられている。前記かご11には着床装置16が設
けられており、エレベータ昇降路の各階床に設けられた
着床検板17A,17B,…を検出して着床信号16aを前記スイ
ッチ2へ送る。このスイッチ2は前記着床信号16aを受
けると、前記速度指令信号1aを遮断する。また、前記か
ご11には荷重検出器17が設けられており、この荷重検出
器17からの荷重検出信号17aは前記不平衡トルク指令装
置7に与えられ、ここで荷重信号WT(t)に変換され
る。一般に、前記荷重検出信号17aと荷重信号WT(t)
との関係は、概略第4図のグラフのように信号17aに比
例した値となるが、但し通常は前記荷重検出器17は防振
ゴム、リニアホーマー等で構成され、ゴムの変圧を交流
の差電圧に変換し出力し、不平衡トルク指令装置7はそ
の電圧を単相同期整流して、荷重信号WT(t)を得る場
合が多い。従って、荷重信号WT(t)には交流電圧を単
相整流した場合のリップル分が必ず含まれている。
すなわち、電源周波数をf[Hz]とすれば、荷重信号WT
(t)には2×f[Hz]の交流リップルが含まれること
になる。なお、第4図でBLは平衡負荷時、即ち第3図の
かご11とつり合い錘12とがつり合った状態を示し、NLは
無負荷時、FLは定格負荷時を示す。
ところで、近年マイクロコンピュータの急速な発達に伴
いエレベータの制御もマイクロコンピュータによるデジ
タル制御が広く採用されつつあり、第3図の制御系でも
一般に破線部分が8ビットまたは16ビットのマイクロコ
ンピュータ18により処理されている。この場合、速度検
出器4にはパルスジェネレータまたはレゾルバ等の検出
器が用いられる。また、荷重信号WT(t)と、着床信号
16a等のアナログ信号はデジタル信号に変換して入力さ
れる。この入力回路の一例を第5図に示す。アナログ入
力信号19AはA/D変換器19によってデジタル信号19a〜19h
に変換され、バスバッファ20を介して信号20a〜20hとし
てバスラインに送り出される。なお、信号19Bはマイク
ロコンピュータより与えられる変換開始指令信号であ
る。
第6図に前記マイクロコンピュータ18の動作を説明する
ためのフローチャートである。まず、ステップS1におい
て速度制御増幅器3から与えられる電流指令値IASRが取
込まれる。続いて、ステップS2において荷重信号WT
(t)がサンプリングされ、ステップS3においてそのサ
ンプリングした荷重信号を参照荷重値WTとして取込むか
否か判断される。通常はエレベータの扉が閉じられ、前
記ブレーキ15が解除され直前に参照荷重値がホールドさ
れる。このホールド状態では、荷重信号17aの取込みは
行なわれない。
そして、エレベータの着床付近において、扉が開く瞬間
にホールド状態が解除され、順次新しい荷重信号17aの
取込みが行なわれる。つまり荷重信号17aの取込みを行
なわない場合、即ちステップS4において参照荷重値WTと
して、時間t=taのときに既に取込んでいたWT(ta)を
そのままホールド(保持)する場合は、そのまま参照荷
重値WTにWT(ta)をセットする。一方、荷重信号17aの
取込みを行う場合、即ちステップS5において参照荷重値
WTとして、現在時間t=tbにおける荷重信号WT(tb)を
取込む場合は、まず荷重信号WT(tb)を読込み、ステッ
プS6において参照荷重値WTとしてこの読込んだWT(tb)
をセットする。続いて、ステップS7において電流指令値
IASRに参照荷重値WTを加え、ステップS8においてその値
をもとにして電流制御系演算を行ない、ステップS9にお
いてトルク指令値をセットし、これを前記制御信号5aと
して出力する。通常この演算は数msec程度の一定のサン
プリング周期で繰返し行なわれる。
(発明が解決しようとする問題点) このようなマイクロコンピュータ18を用いたエレベータ
の制御方法において、前述の如く、リップル分を含んだ
荷重信号WT(t)をサンプリング(サンプリング周期=
T〔sec〕とする)して、荷重制御を行うと荷重信号取
込み時には、(1/T−2f)〔Hz〕のリップルがトルク指
令値に含まれることになり、この指令値のリップル周波
数が機械系を含めたエレベータ系の共振周波数に近い場
合などは特にエレベータの制御に悪影響を及ぼす。特に
前述の如き、着床付近において、エレベータ系の共振周
波数と指令値のリップルの周波数が一致した様な場合
は、トルク指令のリップルがエレベータの共振に対する
加振源となり、乗り心地に重大な悪影響を及ぼすことに
なる。
本発明は前記問題点を解決する為になされたもので、荷
重信号に検出回路等により特有に発生するリップル分が
含まれる場合でも、乗り心地に悪影響を与えることのな
いエレベータの制御方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、エレベータのかごに設けられた荷重検出器か
らの荷重信号を所定の時期に取りこんで参照荷重値と
し、この参照荷重値を所定の時期に更新し、この更新さ
れた参照荷重値に基づいてエレベータの駆動制御に対す
る補正を行なうエレベータの制御方法において、荷重信
号に特有のリップルがある場合でも、そのリップル周波
数と検出のサンプリングタイムにより決定される回数分
の荷重信号の平均値をとり、それを参照荷重値として用
いることを特徴としている。
(作用) このようにすることにより、リップル分が含まれる場合
でもエレベータの乗り心地に悪影響を与えない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明方法の一実施例を示すフローチャートで
あり、第6図と異なる点はA〜Bを次のようにかえた点
である。まず、ステップS1において第3図の速度制御増
幅器3から与えられる電流指令値IASRが取込まれる。続
いて、ステップS2において荷重信号WT(t)がサンプリ
ングされる。次に、ステップS10において現サンプリン
グ時のデータを含め前のN回分のデータの平均値WT
AV(t)を演算する。ここで回数Nは荷重信号のアナロ
グリップル周波数とサンプリング時間(周波数)により
決定される。
たとえば、電源周波数fを60〔Hz〕、サンプリング時間
Tを1/128〔秒〕とすれば、前述の如くアナログの荷重
信号には2×60=120〔Hz〕のリップルが含まれる。そ
れを1/128〔秒〕ごとにサンプリング検出するとデジタ
ルの荷重検出信号には前述の如く 1/T−2f=128−120=8〔Hz〕のリップルが含まれる。
従って、このリップルを除去する為には、回数Nは128
÷8=16〔回〕と決定される。この状態を第2図に示し
ている。
さらに、ステップS3においてその平均値化された荷重信
号WTAV(t)を参照荷重値WTとして取込むか否かが判断
される。荷重信号の取込みを行なわない場合、即ちステ
ップS11において参照荷重値WTとして、時間t=taのと
きの平均データをそのまま保持する場合は、参照荷重値
WTにWTAV(ta)をセットする。一方、荷重信号の取込み
を行なう場合は、ステップS12において参照荷重値WTと
して、現在時間t=tbにおける荷重平均データWTAV(t
b)を読込み、それをステップS13において参照荷重値WT
にセットする。
以上のように荷重信号の取込みが行なわれた後、更新さ
れた参照荷重値WTを用いて従来の方法と同様にエレベー
タの駆動制御に対する補正がなされる。
以上述べた本発明の実施例によれば、エレベータのかご
の荷重値を考慮するエレベータの制御方法において、ア
ナログの荷重信号に特有のリップルがある場合でも、そ
のリップル周波数とサンプリングタイムにより決定され
る回数分の荷重信号の平均値をとり、それを参照荷重値
として用いる為、トルク指令値に含まれるリップル分が
除去でき、その結果、荷重信号のリップルがエレベータ
の乗り心地に与える悪影響を完全に解除できる。
なお、前記実施例では、直流電動機のデジタル制御によ
りエレベータを駆動する例について説明したが、三相誘
導電動のデジタル制御は可変電圧可変周波数方式のベク
トル制御によって行なわれる場合にも、本発明を適用す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、エレベータのかごに設けら
れた荷重検出器からの荷重信号を所定の時期に取りこん
で参照荷重値とし、この参照荷重値を所定の時期に更新
し、この更新された参照荷重値に基づいてエレベータの
駆動制御に対する補正を行なうエレベータの制御方法に
おいて、荷重信号に特有のリップルがある場合でも、そ
のリップル周波数と検出のサンプリングタイムにより決
定される回数分の荷重信号の平均値をとり、それを参照
荷重値として用いるようにしたので、荷重信号に検出回
路等により特有に発生するリップル分が含まれる場合で
もエレベータの乗り心地に悪影響を与えることのないエ
レベータの制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるエレベータの制御方法の一実施例
を示すフローチャート、第2図は第1図の平均回数Nを
決定する為の状態を示す図、第3図は従来の不平衡トル
ク補正を伴う電流マイナループ式速度制御系の説明図、
第4図は第3図の荷重検出信号13aと荷重信号WT(t)
との関係の一例を示すグラフ、第5図はマイクロコンピ
ュータを用いたエレベータの制御装置の入力回路の一例
を示す説明図、第6図は第3図の制御系における不平衡
トルクに基づく補正動作のフローチャートである。 1……速度指令発生装置、1a……速度指令信号、2……
スイッチ、3……速度制御増幅器、4……速度検出器、
4a……速度信号、5……電流制御増幅器、5a……制御信
号、6……電流検出器、6a……電流信号、7……不平衡
トルク指令装置、8……交流/直流変換装置、9……直
流電動機、10……他励界磁巻線、11……かご、12……つ
り合い錘、13……主索、14……綱車、15……ブレーキ、
16……着床装置、16a……着床信号、17……荷重検出
器、17a……荷重検出信号、18……マイクロコンピュー
タ、WT(t)……荷重信号、WTAV(t)……平均化され
た荷重信号、WT……参照荷重値。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかごに設けられた荷重検出器
    からの荷重信号を一定のサンプリングタイムで検出し、
    この荷重信号を所定の時期に更新又は保持し、その値を
    参照荷重値として前記エレベータの駆動制御に対して補
    正を行なうエレベータの制御方法において、前記参照荷
    重として前記サンプリング荷重信号の所定回数平均値を
    用いることを特徴とするエレベータの制御方法。
  2. 【請求項2】エレベータの駆動制御は直流電動機のデジ
    タル制御によることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のエレベータの制御方法。
  3. 【請求項3】エレベータの駆動制御は三相誘導電動機の
    デジタル制御によることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のエレベータの制御方法。
  4. 【請求項4】三相誘導電動機のデジタル制御は可変電圧
    可変周波数方式のベクトル制御によることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載のエレベータの制御方法。
  5. 【請求項5】荷重信号のアナログリップル周期と、検出
    のサンプリング周期により定めることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか一つに記載のエ
    レベータの制御方法。
JP61061101A 1986-03-19 1986-03-19 エレベ−タの制御方法 Expired - Lifetime JPH07102948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61061101A JPH07102948B2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 エレベ−タの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61061101A JPH07102948B2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 エレベ−タの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62218378A JPS62218378A (ja) 1987-09-25
JPH07102948B2 true JPH07102948B2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=13161358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61061101A Expired - Lifetime JPH07102948B2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 エレベ−タの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07102948B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044479A (ja) * 1983-08-19 1985-03-09 三菱電機株式会社 エレベ−タの速度制御装置
JPS60128176A (ja) * 1983-12-09 1985-07-09 株式会社日立製作所 エレベ−タ−制御装置
JPS60183989A (ja) * 1984-02-29 1985-09-19 Mitsubishi Electric Corp エレベ−タ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62218378A (ja) 1987-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3023335B2 (ja) エレベータの非常運転制御装置及び制御方法
KR101039195B1 (ko) 엘리베이터 장치
JP2000211838A (ja) 停電時のエレベ―タ救出運転制御方法
JP2000219445A (ja) エレベ―タシステムのレベリング制御装置
JPH09188480A (ja) エレベータの振動補償用速度制御装置
JP3344087B2 (ja) エレベーターの制御装置
JPH01214596A (ja) 立坑巻上機制御装置
JPH07102948B2 (ja) エレベ−タの制御方法
JPH06321440A (ja) エレベーターの制御装置
JP2000211829A (ja) エレベ―タ制御装置
JPS6246474B2 (ja)
JPH0244755B2 (ja)
JP3255579B2 (ja) エレベータの制御装置
JP2513792B2 (ja) インバ―タエレベ―タの起動方法
JP2888670B2 (ja) エレベータの回生電力消費方式
JPH0710403A (ja) エレベータ制御装置
JP3908323B2 (ja) エレベーターの速度制御装置
JPS61155177A (ja) エレベ−タの制御方法
JPH04201957A (ja) エレベータの調整装置
JPS61248877A (ja) エレベ−タの保護装置
JP3153604B2 (ja) エレベーターの制御装置
JPH04308176A (ja) エレベータの不平衡荷重補正値調整装置
JPH07125945A (ja) エレベータの制御装置
JPH0796423B2 (ja) エレベータの制御装置
JPH0592874A (ja) エレベータの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term